ふと♪ジ〜グザグザグ ジグザグジグザグ とスニーカーブルースを口ずさんだら、イクエに大爆笑されたケンゾーです。
「なんそれー?キャンプファイヤーの曲?」だって。
そっちのほうが分からんわ!
ジャブリン城のエアコンの効いたトイレをあとにしたケンゾーとイクエ。
次の目的地はニズワ。
きょうしか観光できる時間がないから、のんびりしてるヒマはない。
問題は、ここから約40km離れたニズワまでどうやって行くか。
観光客もチラホラいるけれど、みなガイド付きで車をチャーターしているかレンタカーで来ている。
タクシーもぜんぜん通りがからない。
しかたない。
とうとうこれをする時がきたか。
バックパッカーといえばやっぱこれでしょう!
伝家の宝刀ヒッチハイク!
旅を始めて8か月。
はじめてのヒッチハイクだ。
ちょっとドキドキしながら路肩に立つ。
自然な笑顔を心がけ、腕をはりきって伸ばし、親指を青空に向かって突き上げる!
・・・・止まんなーい!
ぜんぜん車止まってくれな〜い
クラクション鳴らしたり笑顔で手を振ってくれたりするけど、車はむなしく素通り。
やっぱりそう簡単にはヒッチハイクなんかできないのか。
ジャブリン城から出てきた車が目の前を通り過ぎる。
「あー、またダメかあ」と目で追っていたら・・・Uターンして戻ってくるやん!
これはひょっとして・・・
はじめてのヒッチハイク成功!
乗せてくれたのは、観光で来ていたオランダ人家族。
UAEのアブダビに泊まっていて今日はレンタカーを借りてオマーンまで来たそうだ。
ありがとうございました!

オマーン第2の都市ニズワ。
昔はここにオマーンの都もあったそうだ。
でもこれで第2の都市?
ぜんぜん高い建物がなくて、周囲を囲む岩山が丸見えなんですけど。

街の中心にあるニズワフォート(城塞)へ。
入場料0.5リアル(約136円)。


中に入ると中世のアラビアンな世界が広がっている。
案内表示なんかはないのでちょっとした探検気分で見て回る。




そして最上階へ。
周囲をぐるりと壁が取り囲んでいる。
壁に開けられた穴からは大砲が睨みを利かせている。
映画の世界そのままだ。



ここからどんな景色が見えるかな。
穴から顔を出してのぞいてみる。
おおー、すごーい!
岩山に囲まれたニズワの街が一望できる。


ゴツゴツとして荒々しくワイルドな岩山。
青々と生い茂るヤシの木。
砂色の四角い家。
ここだけ時間が止まったまんま、そんな感じだ。
きっと1500年前とあんまり変わらない景色なんじゃないかな。
かろうじて家の屋上についているパラボラアンテナだけが「現代」であることを思い起こさせる。


このあたりのヤシの木はナツメヤシという種類。
アラビア半島では紀元前4000年にはすでにナツメヤシの栽培が行われていたそう。
果実はデーツ(Date)といって長期保存ができて、砂漠のような乾燥地帯でも育つので昔からとても大事な食物だったそう。


観光で訪れたツーリストにとっては映画の世界に迷い込んだような、まさに別世界のニズワの街。
だけどあたり前だけど、ここで暮らす人たちにとっては日々の生活の場。
彼らの目には世界中から訪れる観光客はどんなふうに映ってるんだろう?
「な〜んでこんなとこにわざわざ来るんだろう?」って思ってる人もきっといるだろうなあ。



ニズワからマスカットのルイまではバスで戻る。
バスは朝と夕方の1日たった2本。
これを逃すわけにはいかない。
出発する前にバスターミナルの窓口で最後のバスの時間を確認したし、時刻表までもらった。
バスが来る時間は17時50分。
念には念を入れて、バス停に貼ってある時刻表を確認。
やっぱり17:50。
まだ2時間弱時間があるので、レストランで時間をつぶすことに。
イクエは奮発して0.8リアル(約210円)のアボカドジュースを注文。
生ジュースのなかでも、アボガドジュースが一番人気のようだ。
となりのおっちゃんも1人で飲んでいる。
アボカドだけあってとってもクリーミー。
味は・・・甘みゼロ。
アボカドそのまんまの味。

まだバスが来るまで時間があるけど、念のため早めにバス停へ。
だけど待てども待てどもバスは来ない。
17時50分も過ぎてしまった。
まあ、でもこういう場所だから遅れることもある。
でも、もう夕日が沈みそう。
不安に襲われてくる。
バス停脇の靴の修理屋のおっちゃんに聞いてみた。
そしたら・・・
「今日はもうバス終わったよ」
(英語が通じないから正確には分からないけど、1時間以上前に行ったっぽい。)
がーん!
んなアホな。
もらった時刻表はなんなんだ。
ここから200km近くあるのにどうやって帰ればいいんだよお。
おっちゃんたちが寄ってきて「タクシーで帰るしかないよ」って言う。
タ、タクシー・・・。
バスで2時間半の距離。
いったいいくらかかるんだよー!!
タクシーのドライバーに聞いてまわるけど、やっぱり高い。
そしたら靴修理のおっちゃんがタクシーを止めて交渉してくれた。
6リアル(約1600円)。
悪くない。
むしろ、バス代が1人2リアルくらいだからそれを考えれば安いのかもしれない。
しかもホテルの近くまで送ってくれることを考えれば、わざわざ終点のバスターミナルから乗合いタクシーに乗らなくてもいい。

タクシーお得だね〜!って思ってたら、まるでバスみたいに途中でいろんな人を乗せては降ろしながら進んでいった。
結局、乗合いタクシーだったんだ。
(オマーンではバス代に比べてタクシー代は高くないので、いろいろまわりたい人はチャーターするのもいいかも。
ただし、なかなか現地人価格にならないので地元の人に頼んで交渉してもらう必要あり。)
さあ、今日はまだまだ終わんないよ。
夕食を食べたあとはホテル近くのマトラスーク観光。
マトラで会う人みんなが「オマーンでNo.1のスークだ!」と自慢していたスークだ。
オマーンで一番のスークはどんなもんかね。


う〜ん、ほかのオマーンのスークは行ったことないけんよー分からんけど、普通やな。
とくに特別なとこはないと思うけどなあ。
ただやたらとキラッキラ
した物が多い。
キラキラ系の小物が好きな人はとても楽しいんじゃないかな。
まったく買う気のないケンゾーとイクエは見向きもせずスルーしたけど。



これにてオマーン編は終了!
かなり弾丸で駆け足になってしまった。
ほとんど予備知識がなかったオマーン。
ドバイのおまけのつもりで訪れたけれど、1日2日では収まりきれないほどの魅力にあふれている。
旅のハードルは少し高いけど、それは言い替えると観光地化されていないということ。
オマーンを旅するなら今がチャンス!
もうちょっとオマーンに日数をさいてもよかったなあ。
あしたはドバイとオマーンの旅を振り返りま〜す!
「なんそれー?キャンプファイヤーの曲?」だって。
そっちのほうが分からんわ!
ジャブリン城のエアコンの効いたトイレをあとにしたケンゾーとイクエ。
次の目的地はニズワ。
きょうしか観光できる時間がないから、のんびりしてるヒマはない。
問題は、ここから約40km離れたニズワまでどうやって行くか。
観光客もチラホラいるけれど、みなガイド付きで車をチャーターしているかレンタカーで来ている。
タクシーもぜんぜん通りがからない。
しかたない。
とうとうこれをする時がきたか。
バックパッカーといえばやっぱこれでしょう!
伝家の宝刀ヒッチハイク!
旅を始めて8か月。
はじめてのヒッチハイクだ。
ちょっとドキドキしながら路肩に立つ。
自然な笑顔を心がけ、腕をはりきって伸ばし、親指を青空に向かって突き上げる!
・・・・止まんなーい!
ぜんぜん車止まってくれな〜い

クラクション鳴らしたり笑顔で手を振ってくれたりするけど、車はむなしく素通り。
やっぱりそう簡単にはヒッチハイクなんかできないのか。
ジャブリン城から出てきた車が目の前を通り過ぎる。
「あー、またダメかあ」と目で追っていたら・・・Uターンして戻ってくるやん!
これはひょっとして・・・
はじめてのヒッチハイク成功!
乗せてくれたのは、観光で来ていたオランダ人家族。
UAEのアブダビに泊まっていて今日はレンタカーを借りてオマーンまで来たそうだ。
ありがとうございました!

オマーン第2の都市ニズワ。
昔はここにオマーンの都もあったそうだ。
でもこれで第2の都市?
ぜんぜん高い建物がなくて、周囲を囲む岩山が丸見えなんですけど。

街の中心にあるニズワフォート(城塞)へ。
入場料0.5リアル(約136円)。


中に入ると中世のアラビアンな世界が広がっている。
案内表示なんかはないのでちょっとした探検気分で見て回る。




そして最上階へ。
周囲をぐるりと壁が取り囲んでいる。
壁に開けられた穴からは大砲が睨みを利かせている。
映画の世界そのままだ。



ここからどんな景色が見えるかな。
穴から顔を出してのぞいてみる。
おおー、すごーい!
岩山に囲まれたニズワの街が一望できる。


ゴツゴツとして荒々しくワイルドな岩山。
青々と生い茂るヤシの木。
砂色の四角い家。
ここだけ時間が止まったまんま、そんな感じだ。
きっと1500年前とあんまり変わらない景色なんじゃないかな。
かろうじて家の屋上についているパラボラアンテナだけが「現代」であることを思い起こさせる。


このあたりのヤシの木はナツメヤシという種類。
アラビア半島では紀元前4000年にはすでにナツメヤシの栽培が行われていたそう。
果実はデーツ(Date)といって長期保存ができて、砂漠のような乾燥地帯でも育つので昔からとても大事な食物だったそう。


観光で訪れたツーリストにとっては映画の世界に迷い込んだような、まさに別世界のニズワの街。
だけどあたり前だけど、ここで暮らす人たちにとっては日々の生活の場。
彼らの目には世界中から訪れる観光客はどんなふうに映ってるんだろう?
「な〜んでこんなとこにわざわざ来るんだろう?」って思ってる人もきっといるだろうなあ。



ニズワからマスカットのルイまではバスで戻る。
バスは朝と夕方の1日たった2本。
これを逃すわけにはいかない。
出発する前にバスターミナルの窓口で最後のバスの時間を確認したし、時刻表までもらった。
バスが来る時間は17時50分。
念には念を入れて、バス停に貼ってある時刻表を確認。
やっぱり17:50。
まだ2時間弱時間があるので、レストランで時間をつぶすことに。
イクエは奮発して0.8リアル(約210円)のアボカドジュースを注文。
生ジュースのなかでも、アボガドジュースが一番人気のようだ。
となりのおっちゃんも1人で飲んでいる。
アボカドだけあってとってもクリーミー。
味は・・・甘みゼロ。
アボカドそのまんまの味。

まだバスが来るまで時間があるけど、念のため早めにバス停へ。
だけど待てども待てどもバスは来ない。
17時50分も過ぎてしまった。
まあ、でもこういう場所だから遅れることもある。
でも、もう夕日が沈みそう。
不安に襲われてくる。
バス停脇の靴の修理屋のおっちゃんに聞いてみた。
そしたら・・・
「今日はもうバス終わったよ」
(英語が通じないから正確には分からないけど、1時間以上前に行ったっぽい。)
がーん!
んなアホな。
もらった時刻表はなんなんだ。
ここから200km近くあるのにどうやって帰ればいいんだよお。
おっちゃんたちが寄ってきて「タクシーで帰るしかないよ」って言う。
タ、タクシー・・・。
バスで2時間半の距離。
いったいいくらかかるんだよー!!
タクシーのドライバーに聞いてまわるけど、やっぱり高い。
そしたら靴修理のおっちゃんがタクシーを止めて交渉してくれた。
6リアル(約1600円)。
悪くない。
むしろ、バス代が1人2リアルくらいだからそれを考えれば安いのかもしれない。
しかもホテルの近くまで送ってくれることを考えれば、わざわざ終点のバスターミナルから乗合いタクシーに乗らなくてもいい。

タクシーお得だね〜!って思ってたら、まるでバスみたいに途中でいろんな人を乗せては降ろしながら進んでいった。
結局、乗合いタクシーだったんだ。
(オマーンではバス代に比べてタクシー代は高くないので、いろいろまわりたい人はチャーターするのもいいかも。
ただし、なかなか現地人価格にならないので地元の人に頼んで交渉してもらう必要あり。)
さあ、今日はまだまだ終わんないよ。
夕食を食べたあとはホテル近くのマトラスーク観光。
マトラで会う人みんなが「オマーンでNo.1のスークだ!」と自慢していたスークだ。
オマーンで一番のスークはどんなもんかね。


う〜ん、ほかのオマーンのスークは行ったことないけんよー分からんけど、普通やな。
とくに特別なとこはないと思うけどなあ。
ただやたらとキラッキラ

キラキラ系の小物が好きな人はとても楽しいんじゃないかな。
まったく買う気のないケンゾーとイクエは見向きもせずスルーしたけど。



これにてオマーン編は終了!
かなり弾丸で駆け足になってしまった。
ほとんど予備知識がなかったオマーン。
ドバイのおまけのつもりで訪れたけれど、1日2日では収まりきれないほどの魅力にあふれている。
旅のハードルは少し高いけど、それは言い替えると観光地化されていないということ。
オマーンを旅するなら今がチャンス!
もうちょっとオマーンに日数をさいてもよかったなあ。
あしたはドバイとオマーンの旅を振り返りま〜す!
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