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2016年2月14日に帰国!
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ケンゾー   イクエ


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絶滅した理由「服」 なんじゃそりゃ?

2015.04.08 05:54|アルゼンチン☞EDIT
味噌汁の具では揚げがいちばん好きなケンゾーです。
汁を吸ってジュワッとなった揚げがたまらない。
子供のころは豆腐屋のおじちゃんが自転車で豆腐を売り歩いていて、毎日豆腐と揚げを買っていた。
プ〜、プ〜というラッパの音が豆腐のおじちゃんが来た知らせ。
「あ、おじちゃんが来た!」と弟と外に走っていって豆腐2丁と揚げを買うのが楽しかった。

いよいよ始まったケンゾーとイクエの南米の旅。
南米をどう回るのか?具体的なルートはまったくの未定。
あいもかわらず、ふらりな南米旅になることは間違いない。

とりあえず決まっていることは、ここウシュアイアを皮切りにパタゴニアを周遊、チリの首都サンティアゴまで北上するってことだけ。
サンティアゴで会いたい人がいるんだよね。
その後のことはサンティアゴにたどり着いて考えればいいか。

南米大陸の南緯40度あたりを流れているコロラド川以南の地域が「パタゴニア」と呼ばれている。

パタゴニア

歴史上初めて世界一周を成し遂げたことで有名なポルトガル人のマゼラン(実際にはマゼラン自身は途中フィリピンで戦死したので世界一周していない)がこの地を訪れたときに、先住民族を見て “パタゴン” と言ったことからパタゴニアと呼ばれるようになったそう。
パタpataは “足”、ゴンgonは “大きい”という意味らしいんだけど、どうも先住民族たちはグアナコ(アルパカみたいな動物)の毛皮で作ったブーツのようなものを履いていたんだって。
それをみて “大きな足の人々”って言ったんだろうね。

パタゴニアはおよそ110万㎢、日本のおよそ3倍という途方もない広さ。
チリとアルゼンチンにまたがっているけれど、チリ側とアルゼンチン側では地形や自然環境がぜんぜん違うらしい。
アルゼンチン側の北部はパンパと呼ばれる草原地帯、南部は乾燥した砂漠地帯、チリ側は氷河によって削られたフィヨルドが広がり、山と湖が多く変化に富んだ地形なんだそう。

パタゴニアの最南端に位置しているウシュアイア。
ここは南極ツアーの出発地点。
ここから南極までおよそ1000km、首都のブエノスアイレスまでおよそ3200kmだから南極の方が断然近い。
「世界の果て」という形容はけっして大げさじゃない。

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美しい山と青い空、ふわふわと漂う白い雲。
港には小山のような豪華客船やヨットが停泊し、画に描いたようなリゾート地そのもののウシュアイアの街。
天気がいいとくに夏場は「世界の果て」なんて雰囲気はぜんぜんない。

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観光客で賑わうメインストリートのサン・マルティン通り。
豪華客船が寄港するくらいだから、こ汚いバックパッカーよりも身なりがきれいで年齢層が高い観光客の方が多い。

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世界21位のGDPを誇るけれど、実状は経済が破綻してしまっているアルゼンチン。
自国通貨アルゼンチンペソの信用度はがた落ち、国民がペソよりもドルを欲しがっているのでドルの両替には闇レートが存在している。
闇レートと言っても新聞に公定レートと闇レートが併記されてるくらいだから政府も暗黙の了解状態。
闇両替をしたからといって警察に捕まるなんてことはない。

この記事を書いている4月6日の公定レートは1ドル8.83ペソ、闇レートだと1ドル12.54ペソ。
1ドル119円で計算すると公定レートは1ペソ13.47円だけど、闇レートだと1ペソ9.48円になる。
公定と闇では1ペソで4円も違う。
100ペソの物を買うと約1350円と約950円、かなりの差だよ。

ATMでペソを降ろしたり、クレジットカードで買物をすると公定レートで計算されるので損をすることになる。
なので、アルゼンチンを旅するときにはドルを持参して闇両替することが旅人の掟。

闇両替のレートは都市によって違う。
ブエノスアイレスがいちばんいいけれど、ケンゾーとイクエはスルーしてウシュアイアに直接やって来たのでレートが悪くてもここで替えないといけない。
ダメ元でブエノスアイレスの空港周辺を歩き回ったけど両替屋はいなかったんだよね。

ということで、ウシュアイアで闇両替屋を探すことに。
カジノで両替ができると聞いたので行ってみたけどレートがあまりよくない。

たまたま宿で韓国人と話をしていたら「あそこのレストラン兼ホテルがレートがいいよ」という有力情報を教えてくれた。
たまに外国人旅行者と話をしていると、思いもよらない有力情報を入手できることがある。
インターネットで調べても出てこなかった情報。
日本語で検索してるからあたり前だ。

教えてもらったレストランに行くと1ドル13ペソ。
ほかの店では1ドル12ペソ、よくても12.5ペソだった。
この時期、首都のブエノスアイレスでは1ドル13.45で替えられたそうなので(2015.1.21)、田舎にしてはそう悪くはないレート。
ANTARTIDA ARGENTINAというホテルで、表のガラスにもレートが貼り出されている。

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さらに、南アフリカのケープタウンでいっしょだったジュンちゃんが遅れてウシュアイアに来ると言うので、レートのいいブエノスアイレスでケンゾーたちの分まで両替してもらうように頼んでいた。
ジュンちゃんはあいにくドルをあまりもっていなかったようなので、ジュンちゃんの友だちの大和田ちゃんがケンゾーたちの分まで両替してくれていて、ウシュアイアで受け取ることができた。

大和田ちゃん、わざわざ両替してくれて届けてくれてありがとう!!
とても助かりました!!

※このあと数回各地で両替をした。
 平均するとケンゾーとイクエにとっての1ペソは約9.14円。
 今後1アルゼンチンペソは9.14円で計算。



ウシュアイアの街を歩いていると「◯◯まで何km」という最◯端地点には必ずある標識をよく見かける。

「JAPON 17,127km」

世界中のどの国よりも遠いところにある日本。
旅に出て2年と4か月、やっと日本の裏側までたどり着いた。
(実際の日本の真裏はブラジルのサンパウロあたり。まあ、ほとんど真裏ということで・・・)

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今までしたことはないけれど、せっかくなので最果ての地から日本の家族へポストカードを送ることに。
週末で郵便局が閉まっていたので、民間のDHLを利用。
ちゃんと “Fin del Mundo” =「世界の果て」と書いてある切手を貼ってくれた。

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世界中どこでも送料一律で23ペソ(約210円)。
日本がいちばん遠くて、ちょっと得した気分。
(早く着くと思っていたDHL。なんと日本に着いたのは1か月半後だった。)

記念のものと言えば、街のツーリストインフォメーションに行くとウシュアイアのスタンプを押してもらえる。
パスポートに押してもらうのが人気らしい。
ケンゾーとイクエも押してもらった。

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ヨーロッパ人によって “発見” された南米大陸。
けれど、当然そこには昔から先住民族たちがすでに住んでいた。
ウシュアイアがあるフエゴ島にも先住民族はいた。

それがこのヤマナ族
いや、別にふざけてる訳じゃないよ。

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セルクナム族やオナ族とも呼ばれることもあるヤマナ族。
信じられないけれど、彼らはふだんほぼ裸で生活していたんだそう。
真冬には氷点下、場合によってはマイナス20℃になるような最果ての地だよ、信じられないけどほんとの話。

それだけでもかなりパンチが効いてるんだけど、彼らのすごさはまだまだそんなもんじゃない。
お祭りや成人の儀式など特別なときに、よりパワーアップするのだ。
全身にペイントを施して。

ヤマナ1


ヤマナ2


これ、お遊びでもおふざけでもなくて彼らの正装だからね。
大真面目でやってるっていうのが余計おもしろさを倍増させている。
特撮映画の敵キャラクターそのものだよね。

でもこのヤマナ族には悲しいストーリーが。
マゼラン以降この地にもヨーロッパから続々と人が押し寄せてきた。
裸同然で暮らしていたけれど、やがて服を着るようになったヤマナの人々。
けれど服を洗濯するという習慣がなかったので、汚れた服に付いた細菌やウイルスによって病気にかかり次々と死亡。
とうとうヤマナ族はいなくなってしまったんだとか。
にわかには信じられない、嘘のような本当の話。

ウシュアイアにはヤマナに関する博物館もあったんだけど、時間がなくて行けなかった。
街のいたることろで売っているヤマナグッズもかなり惹かれた。

パタゴニアと言えば季節にかかわらず吹きつける強風で有名。
南緯55度のウシュアイアはときに風速60mを超える暴風が吹き荒れるんだそう。
そんなウシュアイアで見ることができるのが「FLAG TREE」
訳すと「はためく木」。
ここウシュアイアには強風にさらされ過ぎて斜めになっちゃった木が生えている。

有名な斜めの木はツアーに参加したり車でないと見ることができないそうなんだけど、自力で行けるところにも生えているんだそう。
ツーリストインフォメーションで場所を教えてもらったので行ってみることに。

バスで近くまで行って海沿いの道を歩いていくと、あった!
すごい斜めってる!

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ムンクの「叫び」みたいに木がヒィィィーってなってるよ。
ここまで強い風もすごいけど、こんな吹き飛ばされそうになりながらも必死に生えてる木がすごい。
自然の逞しさに感心させられる。

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なんとなく「物価が高い」というイメージがあったウシュアイア。
たしかに宿はちょっと高いけれど、スーパーで売られている物の値段はそんなに高くはない。
だけどパンや卵、ハムなんかは日本よりも高い。

街に1軒魚屋があったのでよく海鮮料理を作って食べていた。
イカが安くてお勧め。
けっこう食べ応えがあって23ペソ(約210円)。

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海鮮も食べたし、もうウシュアイアには用はない。
これからパタゴニア内の移動をスタートさせないといけない。
だけどここでケンゾーとイクエは大きな問題に直面。
思っていたよりもアルゼンチンのバス代が高い、とんでもなく高い!
こんなんじゃ破産しちゃうよ。
前途多難な南米旅のスタートだ。

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