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訪れた国は78カ国
旅した期間は1257日
2016年2月14日に帰国!
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ケンゾー   イクエ


2007年10月 結婚
2012年09月 世界旅行に出発

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新大陸へ!50時間オーバーの大移動

2015.04.07 06:27|アルゼンチン☞EDIT
ひさしぶりに納豆を食べたケンゾーです。
なんちゃってじゃなくてほぼ完璧な納豆を食べたのは旅に出てはじめて。
食べる前からニヤニヤしっぱなし。
あの匂い、あの粘り、そしてあの味・・・。
日本人に生まれてよかった。
納豆万歳、ありがとう。

アフリカ縦断を終えケープタウンの空港にやって来たケンゾーとイクエ。
次の旅の舞台は南米大陸。
まず目指すのは、南米大陸の南端アルゼンチンのウシュアイア。
世界で最も南にある都市ウシュアイアからパタゴニア地方を北上するつもり。

けれど、ウシュアイアまでの道のりは気が遠くなるほど長い。
まずはケープタウンから中東のカタールの首都ドーハまで9時間
ドーハで9時間の乗り継ぎのあとブラジルのサンパウロまで15時間
サンパウロに立ち寄ったあとアルゼンチンの首都ブエノスアイレスまで3時間
ブエノスアイレスで9時間の乗り継ぎのあとエル カラファテまで3時間
エル カラファテに立ち寄ったあとウシュアイアまで1時間
ケープタウンを飛び立ってから丸2日間、51時間の大移動だ。

南米

まずはドーハまで最初のフライト。
「機内食はどんなものがでるかな?」
「酒をいっぱい飲むぞ!」
普段利用するのは格安航空だけど、今回は違う。
フライトを前にワクワクするふたり。

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ブエノスアイレスまではエミレーツとともに評判のいいカタール航空。
当然エコノミークラスだけど、ゆとりのある座席に大型モニター。
日本の映画も観ることができて暇を持て余すことはなさそう。

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テーブルマウンテンとライオンズヘッドが小さくなっていく。
アフリカ大陸に別れを告げ新しい地へ。
南米はどんな旅になるだろう?
期待に胸が膨らむ。

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さあそして、待ってました機内サービス!
豊富なドリンクメニューに心の中でガッツポーズ。
ビールはもちろん、ワイン、ウイスキー、ちゃんとミントが入ったモヒートなどバー顔負け。
食事もおいしかった。

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快適なのはいいんだけど、南米を目指しているのに中東に向かっていることがなんだか変な感じ。
半年間かけて縦断してきたアフリカをまた逆戻り。
ザンビア、タンザニア、ケニア、エチオピア上空を通過していくのはなんとも言えない複雑な心境。

モニターで映画やドラマなど豊富なプログラムが見られるので時間を潰せる。
福岡のローカル局が制作する、地元では人気のドラマ『福岡恋愛白書』まであって、驚いた。
視聴者から寄せられた実話をもとにしたドラマで、舞台は博多だし、セリフも博多弁。
もう2年以上帰っていない博多の雰囲気に、イクエは浸っていた。

ドーハまでの9時間のフライトはあっという間。
ここで1回目の空港泊の予定なんだけど、じつはケンゾーとイクエが密かに期待していることがある。
ドーハで乗り継ぎが8時間以上あるとカタール航空がホテルを無料で用意してくれるサービスがあるんだよね。
1泊だけのためにビザも用意してくれてカタールに入国、市街地にある高級ホテルに泊まることができるという魅力的なサービス。
けれどけっこう条件が厳しくて、喜び勇んで行ったけれど断られたっていう話もよく聞く。

高級ホテルか、それとも空港泊か?
預け荷物を受け取ってカタール航空の宿泊サービス専門のカウンターへ。

結果は・・・ホテルの空きがなくて泊まれなかった!
条件はクリアしてたみたいだから前もって予約しとけばよかった!
残念だけどホテルの代わりに食事券をもらった。

もらった食事券は2人で6000円分くらい。
ふだんは貧乏バックパッカーに縁のない空港レストランで腹ごしらえすることに。
食事券をもらったときは「え?!6000円も使えると?!めっちゃ豪遊やん!」ってテンション上がったんだけど、レストランを物色するとすぐに意気消沈。
どのメニューもめっちゃ高い。
限られた予算で何を食べるのか?なかなか決められずレストランコーナーを行ったり来たり。
どうせタダでもらったものなんだからパーッと使っちゃえばいいのに、貧乏人根性が染み付いてるからダメだね。

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夜食を食べて、アルゼンチンようにATMでドルを降ろしていたら時刻はもう3時前。
カタール航空には、なんと「サイレンスルーム」という広い仮眠室があった。
足を伸ばせる椅子がずらりと並んでいて、みんな静かに眠っている。

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短い睡眠をとったあと、残りの食事券を使い切るべくがんばって朝食を食べる。
ついさっき食べたばかりだからあんまりお腹は空いてないんだけど、使わないともったいないので無理矢理押し込める。
貧乏人根性の見せ所だ。

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朝7時半、2回目の搭乗。
ドーハからサンパウロまで15時間、今回の移動でいちばん長いフライトだ。

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昨夜着いたときには暗くてあまり見えなかったドーハの街。
ドバイと並んで中東有数の大都市で同じように超高層ビルが林立している。

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ドバイと似たような人工島が沖合に造られリゾート開発の真っ最中。
2022年にはワールドカップ開催が決まったし、景気がいいんだろうね。

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ドーハを飛び立ちふたたびアフリカ上空。
こんどはスーダンを横切っていく。
あのクソ暑かったスーダンが遠い昔のよう。

酒を飲んで映画を観てちょっと寝て、15時間のフライトの末に到着したサンパウロ。
人口1100万人以上の大都市だ。

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着陸はしたけれど、ブエノスアイレス行きの乗客は機内で待機。
簡単な掃除が行われ、あらたな乗客が乗り込んでくる。
止まってる飛行機内を客がウロチョロしている光景はなんだか変な感じ。

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三度飛び立ち、3時間のフライトで到着したのはアルゼンチンの首都ブエノスアイレス。
首都とは言え人口300万人でサンパウロに比べるとかなり少ない。
ブラジルが南米ではずば抜けてるんだろうね。

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ここでも9時間の乗り継ぎ。
もちろんホテルサービスなんてないから2回目の空港泊。
仮眠室もないので通路脇に寝袋を敷いておっさんと並んで寝ることに。
硬い床での睡眠はテント泊で慣れたもの。
それでも荷物が気になって熟睡はできないけどね。

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ここからはアルゼンチン航空でウシュアイアをめざす。
空が白み始めた早朝5時半、4度目のフライト。
さすがに疲れが溜まってきたなあ。

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エル カラファテまで3時間、もう機内食は出ないしアルコールのサービスもない。
お菓子とジュースだけ出てきた。

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アルゼンチンを縦断していく飛行機。
眼下に広がるのは茶色い大地。
生命感がまったく感じられない荒涼とした土地がどこまでも続いている。
これがパタゴニア地方の景色なんだろうか。

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しばらくすると青い湖と雪を被った山々が見えてきた。
イメージしてたパタゴニアの景色だ。
食い入るように眺めていると、尖ったシェイプが特徴的なかっこいい岩山を発見。

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これ、フィッツロイじゃない?
アウトドアブランド「パタゴニア」のロゴマークになってるやつだよね。
おおー、パタゴニアに来たんだという実感が湧いてきた。
フィッツロイにも登る予定なんだけど、ふたたび目にするのはいつになるかなあ?

エル カラファテでも機内で待機。
コックピットは開けっ放しだし、なんだかゆる〜い雰囲気。

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そしてこの移動で5回目、最後のフライト。
目的地はアルゼンチン最南端の街ウシュアイア。
ウシュアイアはアルゼンチン内だけでなく「世界最南端にある都市」と言われている。

ウシュアイア

実際にはビーグル水道を隔てた対岸にチリ領のプエルト・ウィリアムスという人口2000人の町があるので、苦肉の策で最南端の「都市」と呼んでるんだろうね。
とにもかくにも、ここウシュアイアからケンゾーとイクエの南米旅がはじまる。

美しく雪化粧を施された山々。
ずいぶん南に下がってきたんだと実感する。
すごくかっこいい岩山があるなと、何気なく撮影した一枚の写真。

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このときは分からなかったけれど、パタゴニアでいちばん気に入ることになる「トーレス・デル・パイネ」だった。
このときからすでに惹かれてたのかな。

最後のフライトは1時間。
飛び立ったと思ったら、あっという間に高度が下がってきた。
みるみるうちに近づいてくる山肌。
ぶつかるんじゃないかと思うほど山をかすめて飛んでいく。

風が強すぎて、揺れる。
下がったり上がったり、「チンさむ」だ!
(イクエが言うには、女子はヘソのあたりが寒くなるらしい。
一日遅れでウシュアイア入りした旅友のじゅんちゃんも「チンさむでしたねー」と言ってたから、この航路はチンさむになりやすいのかもしれない。)

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ブエノスアイレスからウシュアイアまでのフライトは、絶対に右側の席がいい。
左側の座席だと海しか見ることができない。

やがて飛行機は太平洋と大西洋をつなぐビーグル水道に到達。
海に迫る勢いのアンデス山脈、そのふもとに広がるのがウシュアイアの街。

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ほぼ海抜0mなんだけど、すぐそこに雪山が見えることがとても不思議。
まるでアルプスの山奥にやって来たみたい。
アルプスは行ったことないけど・・・。

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ケープタウンを飛び立ってじつに50時間超。
丸2日かけてようやくたどり着いたウシュアイア。
長かったあ。
違う大陸に来たという実感がありあり。

空港からセントロと呼ばれている街の中心まではおよそ7km。
バスはないので移動はタクシーのみ。
イスラエル人の女の子2人組とシェアしてセントロへ。

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タクシーは4人でシェアしてたしか1人分20ペソ(約180円)。
ケンゾーたちはまだアルゼンチンペソを持っていなかったのでドルでの支払いで割高になった。

街の中心へ近づいていくと背後の山も目前に迫ってくる。
なんてロケーションの街なんだろう。
街自体がつまらなくても、この景色を見られるだけで十分だ。

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目星をつけておいた「イルダの家」に行くも、宿代が値上がりしていたのでほかを探すことに。
ここから宿の確保が大変だった。

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最南端のウシュアイアは夏が短い、観光シーズンは3月くらいまで。
ケンゾーたちが訪れたのは1月後半。
シーズン終盤だからなのか手頃な宿はどこも満室。
街中を歩くと、バックパックを背負って宿探しに奔走するツーリストをたくさん見かけた。
ケンゾーとイクエも散々歩き回ってなんとかドミトリーを確保。

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「Hostel YAKUSH」
ドミトリー1ベッド185ペソ(約1690円)
Wi-Fi、キッチンあり 朝食つき
この宿はスタッフの感じも良くて居心地がよかった。

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ちょっと焦ったけれど無事に寝床を確保することができて一安心。
さあ、ここウシュアイアから南米旅がはじまる。
はたしてどんな旅になるのか・・・。
パタゴニア編のスタートです!

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