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訪れた国は78カ国
旅した期間は1257日
2016年2月14日に帰国!
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ケンゾー   イクエ


2007年10月 結婚
2012年09月 世界旅行に出発

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過酷なレンタカー旅のはじまり、というか車がない!

2015.03.17 05:39|ナミビア☞EDIT
花粉症の症状がひどいけれど、この3年海外逃亡のために花粉症で悩まされずにすんでいるイクエです。
日本のあの花粉の量は異常だよ。
花粉症の時期になると憂鬱になるし仕事もはかどらないし、苦痛だし。
そんな労働者はいっぱいいて、生産能力も落ちてると思うんですよ。
全国的に見てもけっこうな損失だと思うんですよ。
日本でも花粉の量を減らすことができると思うんだけど、マスクメーカーや製薬会社が儲からなくなるからそうしないのかなあ。

ナミビアで公共事業の土木の監督をしている班長と、ここでお別れ。
これまでアフリカのいろんな国で海外協力隊の人たちにお世話になったけど、班長が最後の人。
これからは残されたナミビアとケープタウンの観光。
わたしたちのアフリカ旅も終わりに近づいている。

協力隊のみなさん、お世話になりました!
今度は日本で会いましょう!!

これから目指すのはナミビアの首都、ウィントフック

ウィントフック

けっこう都会といううわさは聞いている。
どんなところだろう。
ルンドゥからはワゴンタイプのミニバスでおよそ8時間。
運賃はひとり220ナミビアドル(約2300円)。

途中、給油のために何度かガソリンスタンドに。

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これはナミビアのガソリンスタンドで見られるヘンな光景。
スタッフが給油をしている横で、大男たちがユッサユッサと車を揺らしまくる。
わたしたちのバスだけじゃなくてほかのバスも。
降りずに乗ったままだと、遊園地の遊具なみに体が揺れて気持ち悪くなる。
そりゃあ、子どもは泣くよ。

なんのためにこんなことをしてるかというと、ガソリンタンクに空きスペースを増やして、ギリギリいっぱいまで給油できるように。

でも、これって意味あるのかな。
車関係の仕事のかた、どう思いますか?

8時間近く経ってウィントフックに到着。
っていっても、ここはバスターミナルでもないし街っぽい雰囲気はない。
街の外れのガソリンスタンド!

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ゲゲ〜!!
なんでこんなところで降ろすの!?

でもこのガソリンスタンドにほかのバスもやってきて客を降ろしている。

ナミビアではガソリンスタンドがバスターミナル代わりになっている。
たしかに今朝、ルンドゥでバスに乗った場所もガソリンスタンドだったし。

繁華街まではまだ数キロはある。
とても歩いていけない。
ほかの乗客たちはとっととタクシーをつかまえている。

でも相場もわからないし、相乗りなのかチャーターなのかタクシーの利用法がわからない。
キョロキョロしていたらお姉さんが近づいてきた。

「どこに行きたいの?
 ここから中心街までなら10ナミビアドルか20ナミビアドル。
 タクシーは相乗り制で、乗客ひとりずつお金を払うシステムだよ。」

おねえさんはわたしたちの行き先を知ると、タクシーを止めてドライバーに伝えてくれた。

「ありがとう!」

こちらから求めているわけでもないのに、わたしたちの困った様子に気づいてくれて声をかけてくれた優しいおねえさん。
ナミビア人の印象アップ!

「ナミビアは観光地はすばらしいけど、人が悪い!」と聞いていたけど、そんなふうにはまだ感じない。
こころに余裕がある人が多いような気がするなあ。

タクシーに乗って繁華街へと向かう。
ポツポツと近代的な建物が見えてきた。
道路は整備されているし建物も近代的だけど、高層ビルが乱立って感じではない。

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わたしたちがたどり着いた宿は、CARDBOARD BOX BACKPACKERS
プールやバーもあるし、もちろんキッチンやWi-Fiもあって朝食つき。
バックパッカーにはとても居心地のいいゲストハウスと評判。

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ダブルルームやドミトリーもあるけれど、ここにもキャンプサイトがある。
キャンプサイトといっても空いているスペースにテントをはっていいよ、って方式。
ひとり80ナミビアドル(約840円)。(1週間後に値上げされて85ドルに)

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このゲストハウスに来たのは、居心地がよさそうだという理由だけではない。
わたしたちには、ここでやらないといけないことがあった。

それは・・・。

レンタカー旅をいっしょにやってくれる仲間を探すこと!

ナミビアでいちばん有名な観光地はナミブ砂漠。
ナミブ砂漠への公共交通機関はないので、ツアーに参加するかレンタカーを借りるしかない。
ツアーは2泊ぐらいで3万〜4万円くらいと高額。
だから、ほとんどのバックパッカーはレンタカーでナミブ砂漠に行く。

レンタカーは人数が集まったほうがみんなでレンタカー代やガソリン代をシェアできるので安くなる。
だから誰かとシェアしたい。

というか、そもそもケンゾーもイクエも運転免許の有効期限が切れているので車を借りられない。

だいたいこのゲストハウスに来ればシェア仲間は見つかるよって聞いていたんだけど、ちょうどレンタカーの旅を終えて戻ってきた人やツアーに参加する予定の人ばかり。
これからレンタカーを借りる予定の人がまったくいない。

日本人とシェアできればベストなんだけど、そうは言っていられない。
こうなったら外国人ツーリストでもかまわない。

わたしたちは英語で「レンタカー仲間 募る!」という張り紙をゲストハウスの掲示板に貼った。
さらには、もうひとつの人気ゲストハウス「カメレオンゲストハウス」にも足を運び、人探し。
そこにも張り紙をした。

ここで何日間、足止めになるのかなあ。

ゲストハウスの前で、偶然フランス人のマシューに会った。
マシューはボツワナの激安ツアー「オカバンゴツアー」をいっしょにした仲。

「マシュー!
 また会えたね!!
 わたしたちいまレンタカー相手を探してるんだけど。」

「そっか。
 俺はもう見つけたんだよね。
 でも出発は1週間後。」

「何日くらいかけてまわる予定?」
「2週間くらい。」

「そんなに!?
 すごく長いね。
 わたしたちは来月南アフリカから南米に飛ぶから時間がないんだあ。
 早く探さないと・・・。」

「そっかあ。
 幸運を祈るよ。
 僕も誰か見つけられたら、君たちに連絡するから。」

この前、書き忘れたけれどフランス人のマシューはわたしたちよりも長く旅をしている。
もう3年ぐらいずっと旅行している。
かなり自由人だけど、癖はないし人当たりが良くてみんなから受け入れられる性格。

マシューの趣味はスカイダイビング。
これまでの人生でやったスカイダイビングはなんと750回!

スカイダイビングは通常インストラクターと飛べば1回で何万円とするけど、ヨーロッパで自分ひとりで飛べば30ユーロくらいで飛べるんだって。
だから休みの日にはしょっちゅう、さらに1日に3回くらい飛んでいたんだそう。
ヨーロッパだとヘリコプターや小型飛行機を所有している人も多いし、そんな人がスカイダイバーを乗せてくれるらしい。

「何も特別な趣味じゃないよ。
 スキューバダイビングと同じだよ。
 あれだって一日に3本とか潜るでしょ。
 スカイダイビングもスキューバと同じで、ライセンスを取れるんだよ。
 ライセンスを取れば、インストラクター抜きで自由に飛べる。
 ライセンスもそんなに高くないんだよ。
 取ったほうがかなりお得。」


なるほどねー。
日本でもそういうシステムあるのかなあ。

これまでスカイダイビングをした人に話を聞くと「あれは最高!」「人生でいちばん興奮した!」と口をそろえる。
人生で一度はやってみたいなあ。

マシューみたいに、わたしたちも自分たちのスケジュールと合うシェア仲間を早く探したいところ。
ウィントフックは大型スーパーもあるし利便性はいいし、宿も居心地がいいけれどあまり長居はしたくない。
というのも、予想以上に治安が悪そうだから。

アフリカでは治安が悪い都市は多い。
南アのヨハネスブルグ、タンザニアのダルエスサラーム、ケニアのナイロビ。
でも、ウィントフックが治安が悪いとは聞いていなかった。

きょう宿で出会った日本人のユリちゃんが言った。
「わたし、さっき強盗にあって・・・。
 ナイフ突きつけられて、iPodとられた!」


ユリちゃんが強盗にあったのは、ここからすぐの大通り。
あんな大通りで、しかも真っ昼間に強盗なんて信じられない。

さらにタクシーでここまでやってきたバックパッカーが、車を降りた途端にタクシーに逃げられてトランクのバックパックごと盗まれるという被害も起きたばかりらしい。
(同様の被害は、数日後に別の旅行者も遭っていた)

だから、わたしは声を大にして言いたい!

『ウィントフックは今、急激に治安が悪くなっています。
 昼間でもひとりで歩くのは避けて。
 少しの距離でもケチらずにタクシーを。
 白タクはダメ!』

これから行く人、注意してくださいね!!

あんまり長居したくないこのウィントフックに,わたしたちはあと何日いなければいけないんだろう。
あと数日以内に、レンタカーを借りる人が見つかればいいんだけど・・・。

その日の夜、わたしたちにチャンスが訪れた。

夜遅くにチェックインしてきたひとりの男性。

「あれ、日本人やない?」
「ケンゾー、男同士やろ。
 ちょっと聞いてきてよ。」

その人の名前はマコトさん。
年齢は30代半ば。
職業、弁護士。
ナミブ砂漠を見たいがために、年末年始を利用してはるばる日本からやってきていた。

わたしたちと違って、お金に余裕はあるけど時間に限りがある社会人の短期旅行者。
すでに日本でインターネットからレンタカーを予約済み。
車も安い車種じゃなくて、大きな4WDの車。

マコトさんは驚きもせずに言った。
「ええ、いいですよ。
 明日から3泊で借りてるんで。
 ひとりで行くつもりでしたが、いっしょに行きましょう。
 わたしはかまいませんから。」

ありがた〜い!!
ウィントフック初日に、シェア仲間を見つけられたなんて。

翌日、マコトさんは空港内にあるレンタカー会社にタクシーで車を取りに行った。
わたしたちは荷物をパッキングし、チェックアウトしてマコトさんを宿で待つ。

・・・遅い。
遅すぎる。
なんかトラブルでもあったんだろうか・・・。

しばらくするとマコトさんが動揺した様子で戻ってきた。
レンタカーではなく、タクシーで。

「どうしたんですか!?」
「いや、ちょっと問題が・・・。
 レンタカー、借りられませんでした。」

マコトさんはインターネットで申し込んでクレジット番号も打ち込んで予約をしたはずだったのに、レンタカー会社に「予約が完了されてないので貸せない。いまは年末年始でお客さんが多くてもう貸せるようなレンタカーはない!」と言われたらしい。

そんなああああ〜。

悪い予感はしていた。
ナミビアのレンタカー会社はかなりずさんで、ネット予約システムがあるのにきちんと対応できていないところがあるというのを聞いていた。
同じようなトラブルは、これまでの日本の旅人もあってきていた。

マコトさんは英語が苦手だ。
苦手というか、英語の知識はわたしたちよりもずっとあると思うけど、コミニュケーションをとるのに慣れていない。
でも、日本にいたら英語を使う機会がないので、これはあたり前のことだと思う。
だから、なぜ借りるのを拒否されたのか、どういう不備があったのか、クレジットカード決済はされているのかなどはわからない。

「で、どうしますか?」
「ほかにもレンタカー会社があるみたいなんですよ。
 このタクシーのドライバーが一緒に回ってくれるって言ってるみたいです。」

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わたしたちはウィントフックのレンタカー会社をはしごした。
でもどこも貸してくれない。
年末年始なので、1か月先まで予約でいっぱいなのだそう。

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望みをかけて一軒ずつまわるけど、車はすべて出払っている。
もう何軒まわっただろうか・・・。

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「マコトさん、わたしたちはまだ時間があるからだいじょうぶです。
 でもマコトさんにはもう時間がないですよね。
 わたしたちのことは気にせずツアーに参加されたらどうでしょう?
 わたしたちのホテルではツアーもあっ旋しているんですよ。」

「あ、そうなんですかあ。
 へえ〜。」


「きょうのツアーはもうダメでもあしたは間に合うかもしれません。
 1泊か2泊のツアーだと思います。
 ひとり数万円で着実に砂漠に行けますし・・・。」

「いや、僕はレンタカーで行きたいんです。
 自分が行きたいところをすべてまわりたい。」

レンタカーがダメなら、タクシーをチャーターするしかないかも。
いま乗っているタクシードライバーは「俺が乗せて行く!」とやる気を見せている。
しかも金額もそんなに高くない。
そもそもマコトさんはひとりで3泊で7万円以上する車を借りることにしていた。

わたしたちはそのドライバーといっしょにタクシー会社に行った。
だけど、ボスが提示した金額は3泊で15万円くらい。
しかも、運転手はこのドライバーじゃない別の人だし、運転手分のホテル代や食事代もわたしたちが出さないといけない。
完全に足元を見られている。

高すぎだよ!!

高すぎ〜
高杉建設だよ!!
(一部の人しかわからないギャグでごめんなさい。
 高すぎのときは夫婦で「♫ たかすぎ〜、たかすぎ〜い・・♫」と歌ってるんです。)

だけどマコトさんはもうそれでもいいと言っている。
わたしたちとしてはとても納得のいく条件じゃないけれど、日本から丸2日くらいかけてここまでやってきたマコトさん。
年末年始のいちばん高い時期に、数十万円の航空券を買ってやってきた。
年に一度の海外旅行。
せっかくここまで来たのに、ナミブ砂漠に行かずに何もせずに帰るほうがもったいない。

でも・・・。

わたしたちが乗っていたタクシーのドライバーは優しくて、会社に内緒で別の個人ドライバーを紹介してくれたり、電話でいろいろ聞きまくったりしてくれた。
けれどうまくいかず、わたしたちは宿に戻った。

まあ、そのあとちゃっかりドライバーはお高めの乗車運賃を請求してきたけど。
わたしたちは「それは高すぎる」と言ったけど、マコトさんは「ありがとう」と言ってわたしたちの常識を超える運賃を払っていた。

ドライバーは調子にのったのか、「もうちょっと」とさらにお金を要求してマコトさんは追加で払った。

「マコトさん、それは払い過ぎです。
 日本の相場よりも高いです。
 もうそのへんで。」

わたしたちはマコトさんを止めた。

バックパッカーと日本の短期旅行者の違いを見せつけられた。

「なんか、悪いことしちゃったなあ、ドライバーに。」
「え?
 なんでですか?」

「いやあ、もっとお金をほしがってたでしょう。
 お世話になったし。
 もっと払ってあげれば・・・。」

「いやいや、こちらの物価からすると高すぎ建設ですよ。
 払いすぎです。」


「でも、けんか別れみたいになったような気がして。
 彼はすごく優しかったのに。
 最後、あんなふうに別れちゃって。
 怒ってませんでした?」

「いやいや、ぜんぜん怒ってないでしょう。
 たくさんお金をもらえて、逆に喜んでるんじゃないですか?」

日本人はほかの国の旅行者に比べて優しい。
でも、バックパッカーのわたしたちはすっかりその優しさを失っている。

だけど実際はドライバーは怒っていなかった。
その証拠に、ドライバーは10分後にわたしたちの宿に戻ってきた。
「車を貸してくれるところがあるかもしれない!」

わたしたちは正直、もうその言葉に期待はしなかった。
ダメもとで、とりあえずまたその車に乗ってドライバーが言うレンタカー会社に行くことにした。
 
たどり着いたのはレンタカー会社大手のHertz。
ここのレンタカーもすべて出払っている。
店にはスタッフがひとり。
そのスタッフが小声で言った。

「知り合いに車をたくさんもっている人がいるんです。
 その人から借りることができますよ。
 たまに、ここの車が出払ったとき、わたしがあっ旋してるんです。
 いま、連絡しましょう。」

つまりはこういうこと。

わたしたちは車をレンタカー会社から借りるのではなく、個人から有料で借りるということ。
おそらく、このスタッフが小遣い稼ぎにあっ旋しているものと思われる。
わたしたちが車の持ち主にお金を払い、その一部をこのスタッフが紹介料として受け取るのだと思う。
きっとHertzには内緒で小遣い稼ぎでやってるんだと思う。

よくわからないシステムだし、事故が起きたとき保険はどうなるのかわからないし、リスクはあるけれど借りるしかない。

わたしたちは、その車の持ち主のところに行った。

そこは、美容室だった。

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車のオーナーは手広く事業をやっている人のようで、この美容室も経営しているっぽい。
美容室で車が来るのを待つ。

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闇でやっているわりには、ちゃんと免許証を確認してパスポートとともにコピーした。
慣れている感じだ。
レンタカー会社が使うような契約書のようなものまで用意していてわたしたちはそれにサインした。
保険のことを聞いたら「保険には入ってるし、だいたいの事故だったらカバーできる」ということだった。
不安はあったけれど、もう借りるしかない。

やってきた車は、車体はすでに汚れていて、車内にはゴミやお菓子のかすやペンや髪留めが落ちていて、一般の人の車だった。

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値段は高くない。
3泊4日で3万円台。
しかも「ガソリンは満タンで返さないといけないよね?」って聞いたら「別にそんなことしなくていいよ」だって。
こちらも金持ちの小遣い稼ぎのようでかなりアバウト。

年の瀬に、土壇場で車を借りられたのは奇跡に近い。
マコトさんはなかば諦めていて「もういいです。ウィントフックで過ごすしかない」なんて投げやりになっていた。

あー、とりあえずよかった♡

朝9時に出発する予定だったのに、時刻は午後2時半。
マコトさんはきょうはさっそくナミブ砂漠に行く予定にしていた。

「マコトさん、予定を変えませんか?
 このままだとナミブ砂漠に到着するのは夜になります。
 砂漠の夕陽は見られませんよ。」

シェアさせてもらっている身としては、マコトさんの予定にあわせたい。
わたしたちの意志は二の次。
それでも、夕陽でまっ赤に燃えるナミブ砂漠が見られないなんて意味がない。

わたしたちは次の日に行く予定だったスワコップムントに先に行くことにした。

スワコップムント

スワコップムントは大西洋に面した街。
ここには大きな砂丘もある。
鳥取砂丘を何十倍も大きくしたようなところなのかな。

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西に向けて舗装された道路を突き進む。
短い草が茂り、ところどころに緑の木々が生えている。

いろいろあったけど、何はともあれ出発できてよかった。

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マコトさんはマイペースでおちゃめで、ちょっと可愛げがある人だ。

「これまで旅してどこの国がよかったですか?」
マコトさんが聞いた。

「人々がいいのは中東ですかね。
 自然が美しいのはモンゴルやキルギス、モロッコもいいですよ。」

「へ〜え。
 新婚旅行どこ行こうかなあ、なんて考えるとワクワクするんですよ。
 僕はどこにしようかなあ。」

「彼女がいるんですか♡」
「いや、まだいません。」

「弁護士は出会いってあまりないんですか?」
「ないんですよ。
 たまに弁護士同士で結婚する人もいますけどね。
 わたしが出会うのは事件の被疑者ばかりですよ。
 この前のクリスマスも、覚せい剤で捕まった女性から長電話があって大変でした。」

弁護士の仕事もいろいろとストレスがたまるようで、マコトさんはこの旅行を楽しみにしていた。

「TSUTAYAでCDを借りてきたんですよ。
 ナミビアでのドライブ用に。」

マコトさんは7枚くらいCDをもってきていた。
槇原敬之や尾崎豊。

♫ ぬ〜すんだぁバ〜イクで はーしりだすぅ〜 ♫

尾崎の震える声とナミビアの晴れ渡る空は、なんとも不思議な組み合わせだった。

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車窓の景色からどんどん緑が少なくなっていく。
遠くに荒々しい山が見え始めた。
どんどん最果てに近づいているような、そんな感覚。

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尾崎の震える声がそうさせたかのように、空の青さがどんどん薄くなっていき、いまにも雨が降りそうに。
遠くでは稲妻が走る。

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わたしたちはどこへ向かってるんだろう。
この先に何があるのだろう。

見えるのは世紀末のようなさびしい景色と、果てまで続く道路だけ。

すると建物が見えてきた。
こんな何もない砂漠のようなところにスワコップムントはあるらしい。
砂漠に走る舗装された道路。
等間隔に立つ電柱。
砂に埋もれたような家々。

不自然で、なんだか作られた街みたい。

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人口は3万人弱。
これでもナミビア第2の都市。
砂漠に突然あわらわた街は、更地に作られたテーマパークのようにも感じる。

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第2の都市といっても街は小さくて、繁華街に入ったと思ったらすぐに街が終わった。
目前に現れた砂丘。

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いまのナミビアはかつてドイツの植民地だった。
スワコップムントは19世紀の終わりにドイツ領南西アフリカの港として開発された街。
よくこんなところに街をつくろうと思ったなあ。

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スワコップムントはナミビアいちのビーチリゾート。
海も砂漠も楽しめるところ。

ここで夕陽を見たかったけど、あいにくの曇り空。
太陽がさんさんと照る昼間は、青と茶色のコントラストが美しいのだそう。
きょうは出発が遅れたので、もう夕方。
日中の美しい景色は持ち越し。

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短期旅行のマコトさん。
貧乏旅行のイクエとケンゾー。
当然、泊まるホテルは違う。

わたしたちは安いキャンプサイトに泊まりたかったけど、どこもいっぱいで泊まれず。
というか、おそらくほとんどのキャンプサイトや安宿は年末年始ということもあり、オーナーやスタッフが夜になると帰ってしまうようで警備員しかいない。
警備員から「きょうはいっぱいだから明日にして」と断られた。

いっぽうのマコトさんはというと、じつはスワコップムントのホテルもすでに日本から予約済み。
でもそれは明日の予約、予定が変わって日にちがずれてしまった。
一応予約をしているホテルに行って日にちをずらせるか聞いてみたけど、今夜は満室。
ほかの手頃できれいなホテルはどこもすでに宿泊客でいっぱい。

さんざん3人でゲストハウスやホテルを訪ねまわったあげく、暗くなったのでお互い妥協して同じホテルへ。

villa wieseというゲストハウス。
ドミトリーをお願いしたら、ドミトリーの値段でトリプルルームに通してくれた。
ひとり185ナミビアドル(約1930円)。

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旅のスタイルが違うわたしたちとマコトさん。
宿も別の予定だったので、夕食も別にするつもりだった。
マコトさんはガイドブックにも載っている海沿いのおしゃれなレストランでシーフードを食べることを楽しみにしていた。
わたしたちはというと、いつものように自炊する気で満々。

だけどすでに夜10時近く。
朝からいろんなことがありすぎて、長時間のドライブでみんな疲労困憊。
レストランも閉まっている。
スーパーも閉まっている。

さて、どうしよう。

「マコトさん、わたしたちいつも食いっぱぐれないように最低限の食材を持ち歩いてるんです。
パスタとほんのちょっとの野菜しかないけど、それでもいいですか?」

ヘトヘトでお腹ペコペコのわたしたちの今夜のディナーは、シンプルパスタ。

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せっかく日本から来ているのに、こんな質素な食事でなんだかマコトさんがかわいそうになってくる。
マコトさんの今回の旅行は1週間にも満たない。

せめて、冷たいビールでドライブの疲れをとってもらわないと。
ここのゲストハウスで飲み物だけは買うことができた。

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「マコトさん、あしたこそおいしいディナーが食べられたらいいですね。」

だけど、そうはいかなかった・・・。
ナミビアレンタカーの旅ってこんなに過酷だったっけ?
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