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ケンゾー   イクエ


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EMSを救出せよ!!

2015.03.10 06:28|ボツワナ☞EDIT
いきおいでイースター島行きの航空券をネットで買ってしまったイクエです。
行くつもりはなかったんだけど、たまたま航空会社のホームページを見ていて空席があったので「買っちゃおう!」ということに。
チケットはサンチアゴから往復でふたりで10万円くらい。
久しぶりに高い買物をしてしまった・・・。

日本から一眼レフカメラや食材をEMSでボツワナに送ってもらっているわたしたち。
1週間から10日で着くと言われていたのに、20日近くたってもまだ到着していない。
追跡サービスがあるので調べるも、日本を離れてからの荷物の所在がわからない。

一体どうなってるの!?

わたしたちはレタカネの郵便局に行った。

「日本からEMSを送ってもらってるんです。
 届いてませんか?」

「さあ、知りません。
 明日ぐらいに届くんじゃないですか?」


調べもせずに窓口の女性は言った。
女性の後ろには小包の保管庫が見える。
小さな箱や大きな箱、封筒・・・。
その中に紛れているかもしれない。

「この住所宛てに届けてもらったんですよ。」

マルちゃんたちの職場はレタカネの役場で、役場の私書箱に送ってもらっていた。
信用できる住所だし、これまでマルちゃんも何度か日本から荷物を受け取っている。

「後ろの保管庫に届いてませんか?
 ちょっとそこを調べてみてください。」


女性は面倒くさそうに席を立って、保管庫を見渡した。

「ありませんね。
 インターネットから追跡してみたらいいですよ。」

「やってるんです。
 でも日本を出発してからの行方が更新されないんです。」

「またあした、来てください。」

結局、届いてなさそうだということしかわからない。
郵便局に来たけれど、不安が解消されるどころか不安はますます大きくなった。

高かった一眼レフがなくなるなんて、相当ダメージが大きい。
どこかでスタッフが抜き取った可能性もある。

それにこの荷物を送るために、イクエのおかあは奔走した。
何度も郵便局に足を運び、どんな箱に入れたらいいのか、どう梱包してどんな風に宛先を書けばいいのか局員の人に相談していた。
局員の人からは「なるべく目立たない箱がいいですよ。表面に日本語があったら目立つので。」と言われていた。
カメラが壊れないように、丈夫な梨の箱を解体し無地になるように裏返して使ったのだそう。

わたしたちとしては一眼レフさえ届けば良かったんだけど、おかあとしてはいろんなものを送りたかったようで、街まで買い出しに行ったり、梱包しなおしたりと半月ほどかけて準備したのだった。

スーパーや生協でいろんな食材をそろえていたようだった。
生味噌汁、あご出し、生姜せんべい、かりん糖、乾燥空豆、生姜チップス、ホタテ貝ご飯のもと、アサリ炊き合わせご飯のもと、干しイモ・・・・。

おかあからは荷物を送るために何度も相談のメールが来ていた。
そのたびにわたしは「重いと輸送費がかかるので、カメラと必要なものだけでいいです」と返信していたのだけど、姉に言わせるとおかあの暴走は止まらなかったらしい。

輸送費は重さによって変わってくる。
おかあが買ったものを全部箱に詰めると、とんでもない輸送費になってしまった。
そこで何度も詰めたり出したり、取捨選択したり、郵便局に行ってパッキングした状態で重さを量ったり・・・というのを繰り返していた。
梱包するときに使うガムテープの重さに悩まされたりもしていた。

最終的には買ったもののほとんどを泣く泣く箱から取り出して、カメラを含めて6キロ以内にし郵送費を2万円に収めて発送してくれた。

もしその荷物が届かなければこの半月のおかあの努力がムダになってしまう。
だからなんとしても届いてほしい。

わたしたちはまた午後に出戻ることにし、らちがあかない郵便局をあとにした。

荷物のことが気がかりだけど、せっかくレタカネに来ているのだからマルちゃんたちの活動場所を見学させてもらうことにした。

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マルちゃんたちの活動は、貧しい集落に住む人たちの手助け。
ここから車で1時間以上離れた集落に行く日もあれば、レタカネの中心地にある役所で書類を作ったりリサーチしたりとデスクワークをすることもある。

役所の入口でインパクトの強いファッションをした女性がいた。

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この女性はヘレロ族の人。
胸下でくびれたドレスに、大きな肩パッド。
頭には角のような布を巻いている。

このドレスは特別な格好ではなく、彼女たちにとっては普段着。

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昔は上半身ほとんど裸のような格好をしていたらしいけど、アフリカに侵略してきたヨーロッパ人に影響を受けて、そのときのヨーロッパ女性のドレスをまねてこんな服が生まれたのだとか。

ちなみに角のような頭の部分には、布が入っているのか長い髪の毛が入っているのか。
気になっていた。
聞いたところ、新聞紙を入れているらしい。

ヘレロの女性は大柄な人が多い。
ボリュームのあるスカートに大きな肩パッド、頭は角のようになっているから、より巨大な人たちに感じる。

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ボツワナにはたくさんの民族が共存している。
そのなかでもブッシュマンと言われる人たちが有名。
サン族、コイ族の人たち。
狩猟採集民族だった彼らは、以前は自由に好きなところで狩りや採集をし移動しながら暮らしていた。
しかし政府が彼らの活動場所を国立公園に指定したり、鉱物資源の開発のために立ち入り禁止にしたりしたことで、彼らは定住を余儀なくされ、狩りも採集もできなくなってどんどん貧しくなっていった。

そんな人たちが、収入を得られるようにとお手伝いするのがマルちゃんたちの役目。

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工芸品の制作や販売。
彼女たちの持つ伝統的な技と、現代でも受け入れられるデザインを融合させたものを作り、販売することで、生計を立てられるようにするのが任務。

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仕事ができるというのは、生きがいができることでもある。
彼女たちと話し合いながら商品開発をし、もの作りをしていく。

アフリカの伝統的な布を用いたピアスやアクセサリーは、あたたかみがあってかわいい。

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作った商品を置いてもらえる場所を探すのも仕事。
えっちゃんは、ツーリストの利用するホテルで商品を販売してもらおうと、数日後にホテルに商談に行くことにしていた。

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彼女たちの伝統を大切にしながら、彼女たちの人生が鮮やかになり、なおかつそこに収入が生まれればとてもすてきなことだなあって思う。

午後、わたしたちはふたたび郵便局に行った。

「荷物はまだ届いてないですか?
 どこにあるか調べてもらうことはできませんか?」

「日本の郵便局に聞いてください。
 そのほうが早いですから。」

すでにおかあに頼んで郵便局に聞きに行ってもらっていた。
でも日本の郵便局では、日本を無事に出発したということしかわからない。

「おねがいします。
 追跡できるのがEMSの良さでしょう。
 わたしたちもネットで調べたけど日本を出てからの所在がわからないし、
 日本の家族も日本の郵便局に問い合わせたんです。
 調べてください。」


女性は目の前のパソコンをパパパッといじって調べてくれた。

「ええと、ハボロネには到着してるようですね。
 明日にでも、ハボロネから届くでしょう。」

「ほんとですか!」

わたしたちは嬉しくなった。
荷物はボツワナにすでに到着している。
首都のハボロネに届いたという履歴があるのだという。

おかあを安心させるためにさっそくメールした。
おかあも日本の郵便局にもう一度問い合わせしてくれていた。
日本の郵便局の情報では「荷物はボツワナに着いたことは確認できたけど、それ以降のことがわからない。ボツワナの税関で止まっているか、ボツワナの郵便局まで運ばれたけど入力がきちんとされていないかのどちらかです」ということだった。

わたしたちは胸をなでおろした。
とりあえず、無事にボツワナには到着している。
でも、まだ荷物を手にするまでは不安はぬぐえない。
だってここはアフリカだもの。

次の日、期待して郵便局に行った。

けれど・・・。

きょうの分のハボロネからの荷物は郵便局に運ばれてきたけど、そのなかにわたしたちの荷物はなかった。

「ハボロネにあるはずなのに、届いていないんですか?
 ハボロネの郵便局に問い合わせてもらえませんか?」

すると、想像していなかった答えが返ってきた。

「調べたけれど、まだボツワナに入ってなさそうですよ。
ボツワナへの荷物は南アフリカを経由するんですが、きっとそこで止まっているんでしょうね。
南アフリカでは3か月前から郵便局の労働者たちがストライキを起こしてるんです。
だからずっと荷物が運ばれずに南アフリカにたまっている。
実は先週ようやくストライキが解除されたばかりで、少しずつ荷物が動き始めたところです。
でもほんとうに少しずつ。
南アフリカには相当な荷物がたまっているでしょうから、いつくるかわかりませんよ。」

失望した。
3か月以上もストライキがあったのなら、きっと現地の保管庫には大量の荷物がたまりにたまっている。
わたしたちの荷物なんてそのどこかに紛れ込んでいて、いつ到着するかもわからない。
到着するならいいけど、到着しないってこともありえる。

トボトボと家に帰った。

これまでマルちゃんたちは日本からの荷物を無事に受け取ってきたけれど、よくよく話を聞けばそれはEMSじゃなかった。
もっと少量のものを輸送してもらっていたので、別の送り方をしてもらっていた。
だからEMSが無事にここに届くのか、わからない。

いつまでわたしたちはここのレタカネで荷物を待ち続けることになるのだろう。
すでに南アフリカからの飛行機のチケットを取っている。
1週間、2週間くらいならなんとか待てるかな。
でも待ったところで荷物は届くんだろうか。
じゃあ、いつあきらめればいいんだろう。
どこまでねばるか、ねばる価値があるのか・・・。
どうすればいいかわからないままその日を過ごした。

そして、また次の日。
わたしたちはふたたび郵便局に行った。

郵便局にはいつも多くの人が並んでいる。
ほとんどの人が送金やお金の受取りをしている。
ダイヤモンドの採れるオラパ鉱山で働いている人が家族に送金したり、逆に首都や海外で働いている家族からお金を受け取ったり。

そして、コイ族などの少数民族の人たちが生活保護のようなお金を政府から受け取っている。
昔ながらの生活ができなくなったコイ族の人たち。
狩猟を禁止され定住を余儀なくされ、生活がなりたたなくなった穴埋めに、政府は彼らに生活保護を支給している。
そのお金を頼りに、彼らは生活しているのだそう。
お金はもらえるけど、仕事がない。
彼らの集落に行けば、一日中何もすることがなくヒマそうにぼんやりしている男たちがたくさんいるのだそう。

行列に並んでわたしたちはまた聞いた。

「荷物、届きましたか?」
「まだです。
 もうすぐ届くでしょう。」

「どこにあるか調べてもらえませんか?」

パソコンをカチャカチャして女性が調べた。

「まだボツワナには届いていないようです。
 きっと南アフリカでしょう。」

「ハボロネにも届いていないんですか?」
「まだボツワナに届いたという履歴がありませんね。」

この前調べてもらったときは、「ハボロネに着いた履歴がある」って言ってたのに!

わたしたちは首都のハボロネの郵便局に直接問い合わせることにした。
郵便局の外で、マルちゃんがかけてくれた。

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教えた電話番号にかけたあと、たらい回しにされて、また別の番号にかける。
「調べるので待って」と言われて待ち続け、帰ってきた答えは・・・。

「こちらには届いていません。
 きっと南アフリカでしょう。
 ストライキが起きていましたから。」


深いため息をついた。

わたしたちはいつまでここにいるんだろう。

その夜は、いっしょにここで活動している通称「ボビー」も加わって夕食。
ボビーはサン族の子どもたちに空手を教えている。

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サン族の子たちはなかなか学校にこないのだという。
田舎に住んでいる子どもたちは親元を離れて寮生活をしながら学んでいるけど、つまらなくて学校から脱走することもあるのだそう。
無事に家に帰り着いたらまだいいけれど、途中でゾウなどの野生動物に襲われる子もめずらしくない。
少しでも「学校が楽しい」って思ってもらえるようにと、空手を教えはじめたボビー。
空手は子どもたちに大好評で、とくに男子よりも女子のほうが空手好きで男子を怖がらせるらしい。

そんなボビーが言った。
「今までここから日本に荷物を送ってるんだけど、無事に着いたのは50パーセント。
 半分の確立で紛失してるんですよ。」

「ええ!? 半分しか届かないの!?」
「そうなんです。
 日本の家族や友人にせっかくこちらで買ったものを送っても届かない。
 頭にきますよね。
 何度も抗議しても『わからない』と言われるだけ。
 だからおふたりの今の気持ち、ほんとうにわかります。」

そんなことを最初に知っていれば、わたしたちは荷物を送らなかった。
いままでアフリカでお世話になってきた隊員たちはよく日本から荷物を送ってもらったりしていたけど1週間くらいで届いていた。
トラブルの話はほとんど聞いていない。

ボビーは続けた。

「僕は何度も郵便局に通って抗議したので局員とも仲良くなったんです。
 あしたいっしょに郵便局に行きましょう。
 できることをぜんぶやりましょう!
 なんとしてでも荷物を受け取らないと!!」

ボビーの話を聞いて、不安と期待がないまぜになった。

翌朝、ボビーといっしょに郵便局へ。

局長が対応してくれた。

「南アフリカでストライキが起きたから、到着が遅れてるんだ。
 そろそろ着くんじゃない?」

「いつ着くんですか?
EMSはほかの郵便よりも輸送費が高いし、優先して輸送され、追跡調査できることがウリでしょう。
調べてくださいよ。」

ボビーが食い下がる。
「せめて、ハボロネの郵便局に電話をかけてください!
 局長から直接。」

そして局長が電話をかけてくれた。
局長が言った。

「荷物は、ハボロネにあるかもしれない。
 もう一度、ここに電話して問い合わせてみたら?」

局長から渡された電話番号にボビーが電話をかける。
番号はきのうマルちゃんがかけてくれた番号と同じだった。
でも、対応した人が違った。
電話の相手はかなりしっかりと調べてくれた。
そして、こう言った。

「荷物、ハボロネに到着したっていう履歴が残ってますよ。」

わたしたちは興奮した。

きのうまでマイペースで物静かな印象のボビーだったのに、きょうのボビーは行動的で頼もしい存在に思える。
ボビーの本当の顔を見た気がした。
ボビーは、かなり「仕事のできる」男だった。

ボビーが電話の相手に言う。
「履歴だけじゃ不十分です。
 いつ、ハボロネのどこに届いたのかまで調べてください。
 どの郵便局にあるんでしょう?
 その場所の連絡先を教えてください!」

教えられた電話番号にふたたび電話するボビー。
「そこに荷物があるはずです。
 ちゃんとあるか、データだけじゃなくて実物を探して確認してください。」

電話の相手は保管庫に探しに行ってくれた。
そしてー。

「ええ。
 たしかにその箱はここにありますよ。」

ボビーがわたしたち言った。
「これはもう、いまから直接ハボロネに行って荷物を救出したほうがいいかもしれません!
またここで待ってるといつ紛失するかわかりませんから。
そうしましょう!
ちょっと待ってください。」

ボビーはふたたび電話をかけた。
「これから直接取りにいきます。
 今日中に渡してください!」

だけどここからハボロネまではバスで8時間くらいかかる。
わたしたちが今からバスで出て到着するころには、そこの受付はしまってしまう。

ここからのボビーのスピード感ある行動力は、すさまじかった。

「わかりました。
 とりあえず、バスはあるのでおふたりは今日中にはハボロネに着きます。
 でも、受付は閉まってしまう。
 よし、なんとかしましょう。」

ボビーは首都のハボロネにちょうどいるという隊員に電話して、わたしたちの代わりに荷物を受け取りにいってくれるように手配した。

「いますぐ、お願いします!
 タクシーで行ってください。」

その隊員の人は大混雑の中、1時間くらいかけてタクシーで行ってくれた。
だけど身分証を持ってなかったので荷物は受け渡せないと言われ、ふたたびタクシーで戻り身分証をもって出直すことになった。

「なんか、その人も忙しいのに何度も悪いねえ。
 会ったこともないわたしたちのために。
 ボビーの後輩なの?」

「いや、先輩です。」

「え? 先輩隊員にそんなこと頼んで大丈夫?」
「大丈夫ですよ。」

ボビーは笑って答えた。

「よし、いまからハボロネ行きのバスがあるか調べにいきましょう。」

3人でバスターミナルに行くと、これから1時間以内に発車するバスがあることがわかった。

「時間もないからタクシーで往復しましょう!」

そう言うと、ボビーはタクシーを捕まえてドライバーと交渉し、わたしたちは家までタクシーで戻り、そのタクシーを待たせたまま荷物のパッキングをしてふたたびタクシーに乗り込んだ。

わたしたちの滞在中、体調が悪くて寝込んでいたえっちゃんもきょうはだいぶ回復したようで、笑顔で見送ってくれた。

「えっちゃん、バタバタしてごめんね。
 ありがとう!」

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ボビーといっしょにバスターミナルへと舞い戻った。
こんなに仕事のできる男ってほかにいない。
さらにボビーは、わたしたちのハボロネでの宿泊先も確保してくれた。

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「ハボロネの中心地に住んでいるカジさんという隊員がいますから、きょうは遅くなるしそこに泊まるといいでしょう。」

ボビーはカジさんに電話をし、見ず知らずのわたしたちふたりを泊めてもらえるようにお願いした。

当日いきなりボビーから電話をもらい見ず知らずの夫婦を泊めるようにお願いされるなんて、カジさんもびっくりしたと思う。
だけどカジさんは、快く引き受けてくれた。

「ありがたいよ。
 で、カジさんってどんな人?」

「男性隊員です。
 シニアですよ。」

「シニア!?
 え? 何歳?」

60歳くらいでしょう。
 警視庁の元刑事です。」

「60歳?
 けいしちょう〜!?
 そんな大御所に、突然泊まらせてなんて大丈夫なの!?」

「とても優しい人ですから。
 大丈夫です!」


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ボビーのこの行動力と積極性はなに!?
すごいよ、ボビー!?
そんな力があるなんて想像もしてなかったよ。

ボビーがものすごく男前に見える。
男前のボビーは、バスが離れるまで笑顔でわたしたちに手を振ってくれた。

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バスに乗っている途中、男前ボビーから携帯にSMSが届いた。

「荷物、無事確保!」

いや〜、ほんとうによかった。
ほんとうにありがとう、ボビー。

わたしたちは夜9時すぎにハボロネに到着した。
カジさんが出迎えてくれた。

カジさんはやっぱりどう見ても大先輩で、しかもなんとわたしたちと同じ福岡の人だった。
警視庁で働いていたけど、退職してからは福岡に奥様と戻り、介護施設で働いて入所者にちゃんぼんを作ったりしていたというからとてもおもしろい人だ。
警察官でなかなかそういう人はいない。
カジさんはボツワナの警察庁で現地の警察官にアドバイスをしたり、警察制度の改善を手伝うのが任務。

ちょうどこの日は用事があってマルちゃんも首都のハボロネを訪れていた。
9時過ぎに到着したわたしたちのために、マルちゃんは夕食を作ってカジさんに託してくれていた。

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隊員の人たちのチームプレーで救出できたわたしたちの荷物。
会いたかったよ〜♡

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懸念していたニコンのカメラも盗まれることもなく無事。

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カメラのほかに段ボール箱には、姪っ子甥っ子の七五三の記念写真とおかあからの愛情が入っていた。

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箱には日本の空気が詰まっていた。
段ボールに描かれた何気ない落書き。
保育園児の甥っ子が描いているところを想像する。
後日、姉からメールが送られてきて、新幹線ごっこをしていたんだと知った。

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カジさんは翌朝日本人会でのゴルフで早起きしなければならなかったのに、嫌な顔せず夜着いた突然の訪問客を受け入れてくれた。

カジさんの家は狭くてベッドが一台しかないのに、カジさんはわたしたちにそのベッドを譲り、自分は床にシーツを敷いて寝る準備をしていた。
あまりにも恐れ多いので、お断りした。
カジさんは、どこまでもいい人だった。

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なぜEMSがなかなか届かなかったのか。
それは南アフリカのストライキのせいではなかった。

ただ、ハボロネの保管倉庫に2週間も放置されていたから。

なんで!?
わたしたちがしつこく問い合わせなかったら、あとどのくらい放置されてたんだろう。

恐るべしアフリカ。

落ち込んだり、ハラハラしたり、ドキドキしたり、いらついたり。
でもこのEMS救出劇は今となってはいい思い出。

それに、ボビーリーダーのもとボツワナ隊員のチームプレーはすばらしかった!

みなさん、お手数とご心配をおかけしました!!
ありがとうございました!!
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あんしん

いつも、前からずっと読んでます!!!今日の展開、本当に本当にどきどきしました。読み終わってにっこり!安心しました。でも、この周りのみなさんに助けられるのもお二人が素晴らしいお人柄と行いをなさってるからなんでしょうね^^これからも無事に楽しく旅を続けてくださいませ。楽しみにしています!!!!!

おめでとう!!

わわー!!おめでとう!
ほんとものすごい大変だったね!
私だったら諦めてしまいそうな状況…。二人の人望と縁のお陰で無事受け取れたんだなぁと思ったよー。
これからもいい写真をたくさん見られるのを楽しみにしてます!

良かったですね!

はじめまして。
ずっと楽しみにブログ読んでいます。今日は私もまったく同じ体験をしたことがあるのでコメントさせていただきました。

私もドイツに留学中、日本から送った荷物(SAL便)が行方不明で、フランクフルト空港に着いた所までは追跡できるのに、その後が分からなくて、「紛失したのでは」「日本に送り返されたのでは」「きっと税関でひっかかったんだ」などと、真面目に取り合ってくれないドイツの郵便局職員にたらい回しにされた経験があります。しつこく足を運んで、半年以上経ってから、箱の特徴やどのように住所を書いたかを説明した所、実は最寄りの郵便局の倉庫に放置されていたということが分かりました。その後はすぐ受け取れましたが、今までの苦情を言っても「宛先は確かに書いてあるけど、人名だと思わなかった(アルファベットでしたが、日本名なので・・・)」と開き直られる始末。

さらに、中国に駐在していた時は、受け取ったEMSの段ボール箱がぼろぼろに破壊され、箱ひとつは外形がないくらいぼろぼろで郵便局のプラスチック袋に入れられて来ていて、荷物の中身は一部紛失・破壊・足跡がついているものさえありました。

SALやEMSは、相手国では郵便局の取り扱いになるので、国によっては扱いが良くないですよね。

今回は旅行中の受け取り&大切な物ということで、ブログを読みながら、こちらまでハラハラ・イライラし、最後で本当にほっとしました。本当に良かったですね。

これからも記事楽しみにしています。安全な旅を!


きょうこさま

コメントありがとうございます!

何度も諦めかけたんですが、隊員のみなさんに助けていただいて無事にゲットできました。結果的にはアフリカのいい思い出になってよかったです。

アフリカ編のあとは南米編もありますので、まだまだお付き合いよろしくお願いします!

きっこちゃん

こちらこそ、パタゴニアのヒッチハイク編をハラハラほっこりしながら読んでるよ。

けっこうな人数の人たちを巻き添えにしてしまって、申し訳ないのと有難いので複雑な心境だった。国籍を問わずたくさんの人に助けられながら旅をしてるんだなあと改めて思ったよ。

またアフリカアゲインだよね?体調に気をつけて楽しんでね!

なほこ さま

ありがとうございます。

ドイツでもそんなことがあるんですね!
ヨーロッパは大丈夫だと思っていたのに。
だれも確認しなかったんですかね。
放置されてたら誰かが気づきそうなものなのに。

どうして放置されてるのか理解に苦しみますよね。
どんなシステムになってるんでしょう。
せっかく高い輸送費を払ってるのに、船便のほうが早く到着することもありえますよね。

わたしたちは今回中身は無事だったから良かったものの、中身がなくなってたらかなり落ち込みます。
弁償してもらえばいいという問題じゃないし。

どの方法が海外に確実にとどくんでしょうね。

No title

私もヨーロッパで、しかも几帳面で真面目だと言われるドイツで荷物放置されたので驚きました。
でも住んでいるうちに、その「真面目」は、他のヨーロッパ(特に南・東の方)と比べれば真面目だ、という相対的評価だと思い至りました(笑)。

お二人のお荷物、ほんとに無事で良かったですね。

私のドイツ・中国に住んだ経験では、郵便局が扱うEMSなどより
民間の運送会社(DHLやFedEx)の方が早く確実に届く感じがします。
日本の郵便局は信頼できますが、海外の郵便局はお役所仕事的だったり、サービスという概念がなかったりする気がします。

これからも安全で楽しい旅をされますよう、日本から応援しています♪

なほこさま

ご心配おかけしました!
たしかに民間の会社のほうが確実だとも聞きました。
今度はそうしようかと思います。
宅急便が届かないのは自分たちも嫌だし、送ってもらった人にも申し訳ないですもんね。
大事なものを送るのがこわいですね。
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