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ケンゾー   イクエ


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「ゆるす」ということ

2015.01.25 08:33|ルワンダ☞EDIT
面倒くさがりやでマメじゃないし、追われないと何もできないタイプのイクエです。
夏休みの宿題や試験勉強も一夜漬け、さらにFacebookはここ2か月以上チェックしてないなあ。
Facebookでこれまで自分が書き込みしたのはあわせて10回もいかないかも。
そんなわたしなのにブログが続いてるのが、ふしぎ。
できるだけ毎日更新したいので、疲れてるときも短くでいいから更新していく所存です。

ルワンダ大虐殺の加害者と被害者がどうやって和解し、ともに生きているのか。
加害者が被害者のために建てた家「償いの家」に住んでいるおじさんと話を続ける。

「頭や胸を力いっぱい叩かれ続け、殺されかけたときのことを今も思い出しませんか。」
「もちろん、思い出すよ。」

「今も悪夢を見ると思います。」
「襲われているときの夢を見るよ。」

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「虐殺が終わり、大統領がかわってルワンダが落ちついてから、加害者はどうなったんでしょう?」
「仕返しをされると思って周辺国に逃げた人たちもいる。
だけどほとんどの人はこの村に残った。」


「殺した人たちと顔を合わせながら生活するのはとても難しいことだと思うんですが。」
「彼らがいると怖くて、目も合わせないようにしていた。」

「また殺されるかもしれないと思いませんでしたか?」
「そうだね。
でも、彼らのほうもわたしたちからの仕返しを恐れてびくびくしていたと思う。」


「どうやってお互い共存できるようになったんでしょう?」
「わたしが彼らを受け入れようと思いはじめたのは、ガチャチャで彼らの話を聞くようになってからかなあ。」

ガチャチャとは、戦争の加害者を裁くルワンダ式の裁判のこと。
ガチャチャはルワンダで昔から慣習的にあったもので、家族や近所のもめ事を解決するために集落の住民たちが集まって話し合い、どうすればいいのか答えを出していた。

ルワンダ虐殺の加害者は数十万人とも言われ、この人たちすべてを通常の司法手続きで裁くのは時間がかかりすぎるし不可能に近い。
そこでルワンダでは、虐殺の首謀者や中心人物を国際法廷で裁き、残りの一般の加害者をその集落の人たちに託しガチャチャで裁かせることにした。

集落の人たちが集まり、加害者から話を聞き、集落の代表者が加害者を裁くというユニークなもの。
ガチャチャでは罪を認めれば罰が軽減される。
そして加害者は刑務所に入る代わりに労働奉仕刑を務める。
つまり加害者たちは国民のための道路や橋などを建設する。

ガチャチャに対しては批判もある。
弁護士がつかないことや専門家が裁かないことなど問題点もある。
しかしガチャチャの良さを認める意見も多い。

大切なのは、加害者にどんな重い罰が下されるかということではない。
被害者が容疑者から聞きたいのは、家族がどんなふうに殺されたのか、家族の遺体はどこに埋められたのか、加害者はどんなことを思ってあんなひどいことをしたのか、いまどんなふうに反省しているのか・・・。

おじさんも言うように加害者の生の声を聞くことで、加害者を批判するだけではなく受け入れようとする気持ちが芽生えてくるのかもしれない。

ガチャチャは、辛い過去をみんなで共有し、乗り越え、これまでの共同体を今後も維持しようという住民たちの意識で支えられているように思える。

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おじさんの参加するNGO、REACHの和解のプロジェクト。
プロジェクトでは、加害者と被害者がそれぞれの思いを告白するセミナーも行われていて、おじさんはそのセミナーに参加するたびに少しずつトラウマを乗り越えていったのだそう。

「いまも当時のことを思い出したり、悪夢を見ることもあるんですよね?」
「ああ。」

「それに足の痛みも続いていると思うんです。」
「治らないし、たまに心臓も痛くなるときがある。
胸を何度も何度も叩かれたから。」


「それなのに、相手を恨むことはないのですか?
フツ族のことが嫌いにならないのですか?」

「恨んでも何もいいことはない。
もうあんなことは繰り返したらだめだ。
ルワンダが平和になるためにみんなでともに生きていかないと。」


ルワンダでは毎年4月、虐殺の追悼月間となっている。
全国民が喪に服す特別な期間。
各地の虐殺の跡地で記念式典があるほか、テレビでは虐殺関係の特別番組ばかり放送される。

普段ルワンダ国内では虐殺の話をすることはタブーで、触れないようにみんな静かに穏やかに生活している。
そんなルワンダだから、追悼週間といっても踏み込んだ話はされないんじゃないか。
歴史を振り返ってどこに問題があったとか、どうしてあんなことが起きたのか振り返らず、ただ生存者の証言を毎年繰り返すだけで意味があるのだろうか。
わたしとケンゾーはそんなことを思っていた。

でも、よく考えてみると日本だってそう。
原爆投下の日や終戦の日に、生存者が自分の体験を伝える番組や、戦争によって翻弄された人たちを主人公にしたドラマが放送される。
たんたんと戦争の悲しみを後世に伝える。
戦争のどこに問題があったとか、誰が悪かったとかそんなことにはほとんど触れられない。
でもけっしてそれは意味のないことではない。

イランを旅したときにイラン人にこんなことを質問された。

「日本はアメリカに原爆を投下されたのに、なぜアメリカ人を恨まないのか。
悔しくないのか。」

そんなこと考えてもみなかった。

彼にとってはアメリカに敗れ、原爆まで落とされたのに、日本人がアメリカのことを批判しないことが理解できないのだった。

もちろんそれにはGHQの戦略が成功したことや日米安保のこと、日本がアジアの国では加害者という立場だったことによる後ろめたさなども深く影響しているとは思う。
それでも日本人が敵国を恨まずに戦争を恨むという姿勢を貫いていることは、とても誇りに思えた。

ルワンダでもなぜ虐殺が起きてしまったのか、どこに問題があったのか、なぜ防げなかったのか考察する必要はあるのかもしれない。
けれどそれ以前に、虐殺の悲しみを国民全員で共有してこれからはいっしょにみんなでともに生きていこうと決意することはとても大切なことなんだとおじさんの話を聞きながら思い直した。

「いまも自分が殺されかけたときのことを思い出し、怖くて泣くこともあると思います。
だから、相手を受け入れてともに生きていくという決意は普通ならできることじゃないと思うのですが・・・。」

「徐々にそうできるようになったんだ。
やっぱり、時間って言うのは悲しみを癒やすのには必要だった。」


「いちばんはね。
子どもたちがいてくれたおかげかな。
わたしはやっぱり、家族を殺した人たちと話もしたくなかったし、近所に住んでいてもあいさつもしないし目も合わせないようにしていた。
でもね、自分の子どもたちは被害者とか加害者とか民族とか関係なくいっしょに遊ぶんだ。
そのうち、フツ族の子が我が家にも遊びに来るようになって、フツ族の子と話すようになった。
そしたらその両親ともあいさつするようになった。
そしてほかの加害者のことも少しずつ受け入れることができるようになったんだ。
子どもたちの影響がいちばん大きいよ。」


おじさんには殺された奥さんとの間に子どもがいるし、虐殺のあとべつの女性と再婚し子どもをもうけた。

「この子たちが生きる未来は、平和な社会であってほしい。」

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「この子たちは、みんなおじさんのお子さんですか?」
「ははは、違うよ。
近所の子も混ざっている。」


おじさんの家には、いろんな子どもたちが寄ってくる。

わたしたちがおじさんと話しているとき、いっしょに養豚をやっている別の男性が姿をあらわした。
わたしたちがおじさんと話していることを気遣ってか、じゃましないように軽く挨拶して離れていった。

やすこちゃんからあとで聞いたところ、その男性は虐殺の加害者なのだった。
加害者の彼自身もこうやって外の人に話をすることもあるのだそう。
時間がゆるせばその男性にも話を聞きたかったけど、今回はそれができなかった。
やすこちゃんによると、加害者の人たちは当時自分がどんなことをしたかということよりも、虐殺後のことを話したがる人が多いらしい。
自分たちはいま和解のためにどんな活動をしているのか、どういうことを感じて学んでいったか、将来がどうあってほしいのか。

虐殺から20年。
その20年はルワンダの人たちにとっては試練の日々だったと思う。
わたしとケンゾーはルワンダの人たちが虐殺のことをどう思っているのか、まったくわからなかった。
過去に目を向けず、臭いものに蓋をするようにしていて、いつかまた同じようなことが起こるんじゃないかと疑っていた。

だけどルワンダの人たちは日々静かに闘っている。
加害者の人たちは罪と向き合い、相手に受け入れられるように努力しながら。
被害者の人たちは相手を拒絶するのではなく、ゆるす努力をしながら。

お互いともに願っていることは「二度と悲しい出来事を繰り返さず、ルワンダがこれから平和であるように」ということ。

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ルワンダで和解のプロジェクトを進めている佐々木和之先生がこんなことを執筆されている。

わたしは「加害者を赦しました」と言うのを度々聞いてきました。
しかし、被害者の人たちが「赦した」と言うとき、それでその人たちの心から憎しみが消えてなくなっているわけではないのです。
「赦した」という言葉は、多くの被害者たちにとって「赦しの完結」を意味する言葉ではなく、むしろ、「私は、これから赦しの道を歩んでいくのだ」という「決意」の言葉なのです。



消えない苦しみと多くの葛藤を抱えながら、前に進んでいこうとしているルワンダの人たち。

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ここで生きる人たちが幸せに暮らしていけますように。

ルワンダはいま世界でいちばん、優しさと人々の願いで満ちている国かもしれない。
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Comment

戦場ジャーナリスト

今なにかと話題の、戦場ジャーナリストになりたかったと以前どこかで書いておられたように記憶しています。そこでお尋ねしたいことがあります。

スポーツ観戦をすると実際にやったような気になり、やくざ映画を見るとやくざになったような気がするようですが、戦場ジャーナリストが戦場に赴いた場合、実際に戦った様な気になり、戦いたいという欲求が間接的に満たされるのでしょうか。

あなたの中に戦い殺し合いたいという欲求がありますか。

はじめまして!ケンゾーさんとイクエさんのブログをみて、日本にいながら世界を旅してる気持ちになります。
そして現地の人と関わり、学びながら旅をする姿勢がとても素敵だなと思います。お身体に気をつけて、楽しんでください。また更新楽しみにしています!

佐々木

ルワンダのフィエ在住の佐々木和之と申します。記事とても興味深く読ませていただきました。キレヘの養豚の活動についてご紹介くださりありがとうございます。写真も素敵ですね。ホームページやFBで紹介さえていただいていもよいでしょうか。

ツツイ さま

「殺し合いたい欲求があります」って答えればあなたのこころは満たされるのでしょうか。

わたしたちはただ趣味でブログを書いてるだけなのでいいですが、その発言は命をかけて取材しているプロのジャーナリストのかたたちに失礼だと思います。
よく、ペンと剣が対比されますが、ジャーナリストはペンで闘っているのです。
戦争を食い止めたい、みんなに事実を知ってもらい平和になるために考えてほしい、という思いで闘っているのではないですか。
そんなことに疑問をもっているのなら、広河隆一さんなど一流の戦場ジャーナリストのかたの講演を聞きに行かれてはいかがでしょう。

あーす さま

いっしょに世界を旅する気持ちになっていただけるなんて嬉しいです。
これからもわたしたちといっしょに旅を楽しみましょう!
アフリカのつぎは南米が待ってます。
これからもよろしくおつきあいください♥︎

佐々木さま

こんにちは。
このたびは貴重な体験をさせていただきました。
ほんとうにありがとうございました。
知識のないわたしたちのつたない文章ですが、ご紹介いただければ光栄です。
ぜひいつか先生とお会いしたいです。
お体に気をつけて、ご活躍ください。

考えさせられました

 今回の記事、感動しました。優良なドキュメンタリー作品のようです。読み終えて、深く考えさせられました。
 こんな風に思いました。
・家族を殺した加害者がすぐ近くに住んでいるなら、自分ならとっくに復讐している。共存なんてとてもできそうにない。
・でも、このおじさん(平凡な一般の人)のような方でさえも、「家族を殺した加害者を赦す」という、とてつもない勇気と忍耐が要求される試練に耐えることができている。それなら、もしかして自分にも、みんなにも、すべて人間にその能力が備わっていて、恨みの連鎖を断ち切ることができるのかも知れない。
 ルワンダの人々がこの試練を乗り越えて、これから幸せな人生を築いていくことを願っています。

No title

ヨメのさちこがお世話になっていますw
すごく考えさせられます。ありがとうございます。
そして読みやすく、考えるきかっけをあたえるブログ本当に素晴らしいと思います。

子供がきっかけで少しづつ変われた。

大人同士の問題を自分が赦すことで断ち切る。
大人同士の問題は子供には関係がないし、
子供が生きる時代がそんな世の中になってほしくないと僕も思います。
なんか他にもいろいろあてはまりそうな、すごく大事なことの気がします。

もちろん大事な人が殺されたことを「赦す」ってことは
僕なんかでは想像もできない辛いことなんだと思いますし、自分同じ立場でできるかわかりません。。
おじさんすごいです。

ぱぱすけ さま

そうですね。
相手を許すなんて、並大抵のことじゃなくて自分にはできないんじゃないかとも思います。
だけどルワンダの人たちが試練に耐えて乗り越えようとしているのを見ると人間の可能性を感じます。
世界で紛争が止まないのを考えれば、人間って争いが好きな残酷な生き物なのかなあとも思いますが、ルワンダの人たちを見ると人間の強さや優しさを感じます。
自分もそうありたいです。

けんじ さま

奥さんと一緒に読んでいただいてありがとうございます。
お子さんがいらっしゃるとなおさらいろんなことを想像し考えられることでしょう。
日本もいまは平和だけど、子どもたちの時代に戦争が起きないとも限りません。
未来も平和にすることは大人のわたしたちの責任ですね。
平和は何もしないと手に入れられなくて、努力して平和な社会をつくっていかなければならないのかもしれません。
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