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訪れた国は78カ国
旅した期間は1257日
2016年2月14日に帰国!
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ケンゾー   イクエ


2007年10月 結婚
2012年09月 世界旅行に出発

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「またね」のあとは、きったなーい首都

2014.10.28 06:12|スーダン☞EDIT
ふと、日本の匂いが恋しくなるイクエです。
この前は突然、檜風呂の匂いが嗅ぎたくなりました。
檜と硫黄のまざったあの香りです。
きのうは屋台のイカ焼きの匂いが嗅ぎたくなりました。

エジプトで出会い、再会を果たし、そしてホームステイまでさせてくれているオマール。
そもそもなぜオマールはエジプトなんかに行ったのか。
それは、旅行したかったから!
オマールはわざわざ1日以上かけてフェリーで国境を渡り、陸路でカイロまで北上し、ギザのピラミッドを観光して、ふたたび南下してわたしたちと同じフェリーに乗ってスーダンに帰ってきたのだった。

「でも、ひとりだと旅行はさびしいねえ。」

「カイロでは5日間も何してたの?」
「ピラミッド見た以外は、エアコンの効いた部屋でテレビ見たりしてぼーっと過ごした。」

「えー?もったいない。」
「だってひとりなんだもん。
でもホテルは快適だったから、楽しめたよ。」


「どんなホテル泊まったの?」
「いいホテルだったよ。
1泊300ポンド(約4300円)ぐらい。」

「300ポンド!?
たっかーい!! エクスペンシブ!」


「エクスペンシブ?
そう?
ふたりのカイロのホテルはいくらだった?」

「ふたりで50とか60ポンドだよ。」

「え!? ふたりで?」
「うん、エアコンもWi-Fiもついてて、50。」

オマールは驚いたように言った。
「エクスペンシブ!」
「ノット エクスペンシブ。
だって、ふたりで50ポンドなんだよ。」


オマールは顔を曇らせてまたつぶやいた。
「エクスペンシブ!」
「ノット エクスペンシブ。」

「ちがう。
ふたりじゃなくて俺のホテルがエクスペンシブ!」

「そうだよ!エクスペンシブだよ!!」

気を取り直してオマールは言った。
「でも、すごいよかったんだ。
ボーイがドアを開けてエスコートしてくれるし、1階に行くたびにスタッフが『ミスター』と言って挨拶してくれる。
胸をはってのけぞって『やあ、君たち』って言いながら、いつも堂々とホテルを歩いていたからね。
気持ちよかったよ~。」

「アハハ。
じゃあ、300ポンドの価値はあったね。」


「でも、それだけじゃすまなかったよ。
洗濯しないといけないから、服とか下着とかメイドさんに洗ってもらってたらさ、ランドリーサービスで1着10ポンドも請求された。」


「1着で?パンツも?
高すぎるよ。」


「でもね、だからメイドさんたちは俺が金持ちのやり手のビジネスマンって勘違いしてたみたいでさ。
『ミスター、おはようございます』『ミスター、きょうはいかがです?』って尊敬の眼差しでにこにこして言ってくるんだよね。
『ふむ、じゃあきょうもこれよろしく』って渡すと『はい、かしこまりました』ってね。」


自分で桶で洗った服にせっせとアイロンをかけながらオマールは楽しそうに話す。

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オマールは、なぜか服をあらかじめきれいにたたんで折りジワをわざとつけるようにアイロンをかけている。

「どうしてたたんだあとにかけてるの?
シワがついちゃうよ。」


オマールの手が止まった。

「・・・わからない。
サウジアラビアでお母さんがこうしてたから。」


17歳で国外追放になり、両親と別れたオマール。
家事なんて習わないまま、1人で生きていくことを突然強いられた。

ってことを考えるとオマールの人生は悲劇でとてもけなげに生きているようにも思えるけど、なぜか喜劇に思えてくるんだよね。
そしてオマールの人生を3人で笑い飛ばす。

「ジーンズだって、こうやってたたんでアイロンをかけてわざと線をつけるんだ。」
「なんでだろうね。
新品に見せたいのかな。」


17歳から、住んだこともない母親の故郷チャドでひとりで生活し、そしていま父の故郷のスーダンの田舎でこうやって暮らしている。
国外追放になりながらも、その後は道を踏み外すことなくまっとうな人間として生きてきた。
こんなにユーモアたっぷりで優しくて気配りができるオマール。
こんなにまっすぐな人間になったのは不思議だ。

オマールが言うには、サウジアラビアは各国からの移民を受け入れてくれるけれど、そのぶん生っ粋のサウジアラビア人と移民の扱いに差があるらしい。
罪を犯したときの罰も違うので、オマールは国外追放という厳しい処分になってしまった。

また、サウジアラビア人は給料の高い仕事に就けるけれど、移民が裕福になるのは難しいのだとか。
オマールの父親はサウジアラビアで運転手をしている。
月7万くらいの給料で、けっしてたくさんもらっているわけではない。
それでもオマールが必要なときには送金してくれるようで、オマール自身もこっちで建設の仕事などをやって稼いでいる。
それに、婚約者から愛されているオマールは彼女に「オマールと暮らすためなら全然知らないスーダンに行って一生暮らしてもいいわ」と言われている。
そんな彼女が出資して、この近くにすでに別の家まで建てている。
今はその家を貸し出していて、その賃貸料もオマールに入っているのだそう。

国外追放を受け家族と離ればなれになっているわりには、うまくやっている。

「でも、俺の友だちはここにはたったひとりしかいないんだ。
その彼とはとても仲がいいんだけど。
やっぱり俺はよそ者で、田舎でイチから人間関係を作るのは難しいんだよね。
近所付き合いもあまりうまくできていないし。」


オマールはときどき寂しそうな表情をする。

「この近くに住んでいる男がいてね、俺のところに時々遊びに来てたんだ。
友だちのようにふるまってはくれるけど、いつも金貸してって言われてた。
だからちょっと貸してあげてた。
でも、急に姿をあらわさなくなったんだ。」

「どうして!?」

「そいつ、一攫千金の夢を持ってチャドに行ったんだ。
そしたら見事、でっかい金の塊を掘り当てちゃって金持ちになってここに帰ってきた。
もう俺に金を借りる必要はないし今まで借りてきた金も返したくもないから、俺の前には二度と姿を表さなくなったんだ。」


オマールの話は衝撃的でおもしろくて、そしてちょっと切ない。

オマールは自分が孤独であることをさびしそうに話すけれど、いっしょに街を歩いていればオマールに声をかけてくる人も多いし、それなりに友だちはいるのだと思う。

だってオマールは「愛されキャラ」なんだもん。

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このシェンディの街には何もないけど、オマールがいるからずっとでもここにいたかった。
オマールも引き止めてくれたけど、わたしたちは次の目的地に進むことにした。

ここに来て、本当によかった。
オマールと出会えて、とてもラッキーだった。

わたしたちは後ろ髪を引かれる思いで、バス乗り場を目指した。

3日前、オマールが迎えに来てくれて再会を果たした交差点に差し掛かった。
「ここで会ったのは、3日前かあ・・・。」

わたしがつぶやいた。
このシェンディでの日々は、とくに何をしたって訳でもないけれどとても楽しくて充実していた。
オマールとは旧知の仲のようで、出会ってまだわずかしか経ってないのがうそのようだった。

オマールが言った。
「え!? そうかあ。
3日前かあ。
なんか一週間前くらいのように感じるなあ。」


3人とも同じ気持ちだった。

オマールがケンゾーのバックパックを担ぎ、バス乗り場へと歩いた。

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オマールには、ほんとうに日本に旅行しに来てほしいな。
日本のおもしろい場所にたくさん連れて行きたいし、おいしいものを食べさせてあげたい。

温泉に連れて行ったらどんな反応をするだろう。
回転寿しではどんな寿司を気に入るだろう。
日本のお城に行ったらきっと決めポーズで自分の写真を撮りまくるだろうなあ。

バスターミナルにはこれから向かうハルツーム行きのバスがすでに待機していた。

これでもうお別れかあ。

また必ず会いたいし会えると信じているけど、スーダンは遠い。
それにオマールはここにずっと住み続けるのか、どんな人生を歩むのかもわからない。
なにより、オマールは英語で会話できるけど読み書きができないのでメールやFacebookでのやりとりが難しい。

ここで最後なのかなあ。
とてもとても寂しい気持ちが押し寄せた。

バスにもう乗り込めるけど、オマールが言った。

「まだ、時間はある。
そこでお茶を飲もう。」


「バイバイ」という言葉を先延ばしにしたいのは、オマールもいっしょだったみたい。

でもお茶が運ばれてくるやいなや「バスが出発するよ。早く乗って!」と車掌にせかされて、紅茶を紙コップに入れ替えて、バスに飛び乗った。

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「バイバイ」としっかり言い合える時間もなかった。
バスに乗って外を見ると、オマールはさびしい笑顔で手を振っていた。

ありがとう、オマール。
また、会おう!

バスはまたいつもの退屈な、でも目が離せないスーダン独特の番組を流していた。
バスの車掌はいつものように、安っぽくてまずいジュースを配りはじめた。

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オマールと出会ってから、スーダンに前よりも愛着をもつようになった。

バスは陽が沈むころ、スーダンの首都ハルツームに到着した。

街から離れたところで降ろされたけど、タクシーなのか乗合いバスなのかわからないワゴンに飛び乗った。
この街にもナイル川が流れている。

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繁華街に到着したときには、すっかり日が暮れていた。

オマールと別れがたくて、シェンディを出るのが遅くなったからしょうがない。
見知らぬ街で暗くなって宿探しをするのは不安。

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首都とは言えツーリストが思い描くような、いい感じのゲストハウスはない。
地元の人が利用するような安宿を片っ端からあたっていく。

ケンゾーが泊まれるか聞くと「空いている」と答えても、イクエを見るなり「やっぱりダメ」と言う宿もある。
たとえ夫婦でも。
女性が旅行するなんて考えられないイスラムの国では、女性バックパッカーが宿泊拒否されることがたまにある。

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イラっとするけどしょうがない。
街の人に教えられた宿に行くととてもいい対応をしてくれたけれど、やっぱりわたしがいるからか「満室」と言われてしまった。
「でも、紹介できるホテルがあるから」と近くの別のホテルにスタッフが連れて行ってくれた。

この建物と建物の間の、暗い道を入っていく。

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ふたりだけだと不安になるような場所。

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だけど小さな看板が出ていた。
Al Nakheel Hotel。

ここ、ガイドブック『ロンリープラネット』に載ってたホテルだ!
きょうはここにしよう。

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ホテルは改装中で、改装済みの部屋は比較的きれい。
効きが悪いエアコンもついてふたりで120ポンド(約1300円)。

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欠点はトイレが壊れていること。
洋式だけど水を流すと水漏れして汚い水が湧いてくる。
これはダメ!

それと・・・。
部屋の窓から見える外の風景がめちゃくちゃ汚い!!

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建設中のビルや、低い建物の屋根はゴミ捨て場のようになっている。
ゴミは処分せずに空いているスペースにとりあえず放り投げとけばいいやという感覚なのかもしれない。
そんなゴミに囲まれて、椅子に座ってお茶を飲んだりしている。

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次の日は別の宿を探すことにした。
荷物を置いたまま周辺のホテルの調査へ乗り出す。

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それにしても、この街はゴミだらけ。
スーダン人はこんな街を汚いと思わないのかなあ。

いくつかの宿を見て、エアコンがあって80ポンド(約880円)の比較的安いホテルに泊まることにした。

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日本製のエアコンの効きはいいけれど、バスルームは電気がないので夜は懐中電灯で照らしながらシャワーを浴びる必要がある。

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そして、汚い。
でもこの汚さは許容範囲。

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でも南京虫が発生して体中刺されて熟睡できないので結局ここには2泊してまたさっきのホテルに戻ったけど。

そしてこのホテルの窓から見える景色も・・・。
ここもか!

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なぜか隣の建物の屋根にはたくさんの扇風機。
この国の首都は、そのうちゴミ山になってしまうのかもしれない。

インフラが整っておらず経済的に貧しいスーダンに国際支援やNGOの活動も必要だけど、誰か「ゴミを捨てない」ということを教えてあげて!

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ケンゾーには「そんなことないよ」って言われたけど、こんな結論に至った。

スーダン人はゴミが汚いものと思ってないんじゃないか。
壊れた扇風機自体は、異臭を放つわけでもないし排泄物のように汚いわけではない。
だからこんなゴミが散乱していたところで、生理的な不快感を感じないんじゃないか。

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田舎の街や道路にもゴミ袋やお菓子の包み紙、紙切れなどが散乱しているけど、それも汚いとは思ってないんじゃないか。
色とりどりの散乱したゴミは、もしかしたら咲いている花のように、街を彩ることに一役買っているとでも感じているのかもしれない。

たぶん、そんなことはないんだろうけど。
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Comment

No title

旅行中に他国の方とこんな素敵な良い出会いが出来る事がすごいなーと思ってしまいます。
自分なら警戒しすぎて、距離を空けてしまう為こういう出会いにはならないのでうらやましく思います。

Re: No title

難しいですよね。
信用して騙されることもあるかもしれませんし、警戒は必要だと思います。
わたしたちはけっこう直感を大事にしてます。
「この人なら!」という人と出会うと、とことん信用しますし嫌な思いはしたことありません。
でも、事件にまきこまれないようにしなきゃ・・・。
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