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2016年2月14日に帰国!
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ケンゾー   イクエ


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2012年09月 世界旅行に出発

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軍に守られる世界遺産

2014.09.13 05:37|コソボ☞EDIT
妻は毎夜ノミやダニの被害に遭っているのに、一刺しもされないケンゾーです。
ベッドが違うならまだしも、ひとつのベッドに並んで寝てるのになんでだろう。
体からノミやダニが嫌いな匂いを発しているのか、はたまた血がマズいのか?

セルビアからの独立を求めた紛争後、2008年に独立宣言を採択したコソボ。
アメリカやイギリス、そして日本など106か国から独立の承認を受けているけれど、国連の安保理で拒否権を持つロシアや中国は非承認。
「他の国の支配下にはないけれど、独立国ではない」という宙ぶらりんな状態にあるのが現状。

そんなコソボには世界遺産が1件ある。
それはペヤ(ペーチ)、デチャニ、プリシュティナ、プリズレンにある教会・修道院群。

人口の90%以上をイスラム教徒のアルバニア人が占め、イスラム教国と言っていいコソボ唯一の世界遺産がセルビア正教の建造物。
しかも申請したのはコソボではなくセルビア。
コソボ成立の複雑さを象徴するような世界遺産。
今回は4か所のうち2か所を紹介します。

まずはペヤにあるペーチ総主教修道院
ちなみにペヤペーチはアルバニア語とセルビア語の違いで同じ地名のこと。
アルバニア人はペヤと呼び、セルビア人はペーチと呼ぶ。
セルビア正教の修道院なのでペヤにあるペーチ総主教修道院・・・ややこしい。

修道院があるのはペヤの街からおよそ4km離れた郊外。
地図を頼りにぼちぼち歩いていくことに。

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コソボはアルバニア人が独立を求めてでき上がった国。
街のいたるところに隣接するアルバニアの、赤地に黒い双頭の鷲が描かれた国旗がはためいている。
コソボは独自の国旗を持ってはいるけれど、圧倒的にアルバニアの国旗を目にすることのほうが多い。

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そして、アルバニアの国旗と同じくらいよく目にする国旗がある。
どこの国かというと・・・

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アメリカ合衆国。
コソボ紛争の際にはアメリカ主導のNATOがセルビアを空爆。
これをきっかけにセルビアはコソボから撤退。
さらには真っ先にコソボの独立を承認したのもアメリカ。
コソボはそんな自分たちを救ってくれたアメリカが大好き。

歩くことおよそ30分、修道院がある敷地の入口に到着。
緑豊かな自然に囲まれた修道院。
けれど入口にはちょっと不釣り合いな監視小屋のような建物。

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じつはこれ、ほんとに監視小屋。
アルバニア人とセルビア人の争いの末にでき上がったコソボ。
紛争後もそれぞれが信仰するイスラム教とセルビア正教の争いは無くならず、今現在も火種を抱えたまま。
アルバニア人によるセルビア人に対する暴力や殺害が行なわれたり、セルビア正教の教会が破壊されたりしているんだそう。
世界遺産になっているペーチ総主教修道院は、NATO主体の国際部隊に参加しているイタリア軍によって守られている。

修道院の敷地内に入るには監視小屋にパスポートを預ける必要がある。

自然たっぷりの敷地内。
川のせせらぎと鳥のさえずりを聞きながら修道院をめざす。
のどかな景色に癒やされるけれど、修道院の周囲に巡らされているのは高い塀とフェンス。

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なんだろうねえ、ため息が出てくる。
そんなにも他の宗教が憎くなるもんかなあ。
宗教って自分自身の内面が大切で、自分と神との関係が大事なんじゃないのかなあ。

修道院の入口に尼僧の姿が。
コソボ内にあるセルビア正教の関係者は、アルバニア人による攻撃のターゲットにされることもある。
修道院士が外出する時には、防弾仕様の車を使うんだそう。

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色鮮やかな花が咲き、手入れの行き届いた庭。
いつの時代かは分からないけれど、古い修道院の跡がわずかに残っている。

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そしてこれがペーチ総主教修道院。
意外とこじんまりとしている。
虹色の装飾がかわいらしい。

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1233年から30年かけて建てられた聖十二使徒教会がベースとになっている修道院。
13世紀から14世紀にかけて描かれた内部の壁画が見どころ。
なんだけど、残念ながら内部の撮影は禁止。

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600年から700年前に描かれたとは思えないほど色鮮やかで素晴らしい。
セルビア正教の総主教座が置かれているこの修道院は、コソボにありながらセルビア人にとって大事な場所となっている。

最後に入場料1人2ユーロを払うと、尼僧からプラムでつくった地酒をふるまわれた。

つづきましては、ペヤから12km南のデチャニという街にあるデチャニ修道院
ペヤのバスターミナルからデカン行きのバスに乗ってデチャニで途中下車。

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デチャニの街でもそこかしこではためくアルバニアの国旗。
これはコソボ紛争で亡くなった人たちの墓だろうか。

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ここまでくるともうアルバニアの一部みたいなもんだ。

そしてここにも星条旗。
世界にはアメリカが嫌いな国はたくさんあるけど、ここまでアメリカが好きって国も珍しい。

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修道院はデチャニ市街地からおよそ2km離れている。
日本でもそうだけど、修道院ってちょっと人里離れたところにあるよね。
やっぱり俗世間から少しでも距離を置かないといけないってことなのかな。

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しばらく歩いて前方に見えてきたのは・・・

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バリケードと迷彩が施された見張り小屋。
ここもイタリア軍が守っている。
すぐ裏に基地があり、装甲車も行き来していた。
修道院を守るためにここまでしないといけないって、違和感を隠せない。

途中にあった建物は、よく見るとガラスが粉々に割れている。
アルバニア人の襲撃にあったんだろうか。
警察ではなく、他国の軍隊に頼らないといけないほどアルバニア人とセルビア人の確執は深刻なんだろう。
ここでも入口でパスポートの提示が必要。

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こちらが14世紀に建てられたデチャニ修道院。
ペーチ総主教修道院よりもモダンな造り。
入口上部のレリーフがちょっとコミカルな表情で微笑ましい。

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地元の男性が案内してくれた。
ここも内部の壁画が見どころなんだけど・・・今回は撮影OK!
お待たせしました、およそ600年前に描かれた美しい壁画をどうぞ。

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鮮やかなブルーを基調とした絵柄で埋め尽くされた壁面と天井。
迫力に圧倒されて言葉が出ない。
1000人の聖人が描かれているんだそう。

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昔は大量の金で装飾されていたそうだけど、ほとんど奪い去られてしまったんだそう。

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修道院に脅迫状が送られてきたり、実際にロケット砲が撃ち込まれることもあった。
襲撃に備え軍が守りを固める世界遺産。
その美しさとは裏腹に、コソボが抱える問題を浮き彫りにしている遺産でもある。

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はたして、軍がここを去り、守りを固めなくてもいい時はやってくるのか。
美しい壁画に銃は似合わない。
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Comment

こんにちは

幼いころから、他宗教や他民族への恨み、偏見、差別の中で育ってきた人たちは年を重ねてもそれを拭い去ることは難しいと思います。
何かのきっかけでそれらが吹き出し、殺し合いや暴力に発展するのでしょう。
宗教的指導者や親の責任は大きいと思います。

今後も気をつけて旅を続けてください。

そらさま

コメントありがとうございます。

おっしゃる通り、生まれ育った環境は人格形成に大きな影響を与えますよね。でもどこかで、憎しみ合う負の連鎖を断ち切らないといけないと思います。
子供たちが戦争を知らずに生きていける世の中になってほしいです。
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