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訪れた国は78カ国
旅した期間は1257日
2016年2月14日に帰国!
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ケンゾー   イクエ


2007年10月 結婚
2012年09月 世界旅行に出発

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世界中から嫌われた街

2014.08.27 06:11|セルビア☞EDIT
小学校の時は、夏休みの宿題は溜めるタイプだったケンゾーです。
毎年始業式の2、3日前に泣きそうになりながら「夏休みの友」をやっつけていました。
追いつめられないとやらない性格は生まれつき、「計画的」な人生を送ることを夢見ています。

世界遺産のプリトヴィッツェを堪能したケンゾーとイクエ。
クロアチアには入ったばっかりなんだけど、待ちに待ったレンズの修理が完了したのでいったんハンガリーのブダペストに戻ることに。

落下させてしまって使用不能になったズームレンズの修理代は8万フォリント(約36500円)。
後日保険請求して全額補償してもらった。
海外旅行保険に関しては対応の悪さなどトラブルになった話もよく耳にする。
でもケンゾーとイクエは病気・ケガで3回、カメラの修理で3回保険のお世話になっているけど、毎回とてもいい対応で助かっている。

けっきょく、1か月前にスペインから移ってきたブダペストにまた舞い戻ってきてしまった。
なんだかんだでブダペストには縁があるのかも。
スタート地点に戻ってきたので、今後のルートをふたりで話し合う。

あーだこーだ話し合った結果、旧ユーゴ圏のルートを決定!
セルビア→ボスニア・ヘルツェゴビナ→クロアチア→モンテネグロ→コソボ→マケドニア→アルバニアとSの字を描くようにバルカン半島を南下。
アルバニアからギリシャに入って最後にアテネからエジプトへ。

バルカン半島

およそ1か月弱しかないのでちょっと駆け足になってしまうけど、旧ユーゴの国々を回りながら(来月40歳になるケンゾーは)学校では習わなかったユーゴスラビア紛争についていろいろと知ることができたらいいな。

まずは旧ユーゴスラビア社会主義連邦共和国の首都が置かれていたセルビアのベオグラードへ。
ブダペストからベオグラードまでは列車で移動。
この列車代がおかしなもんで、片道よりも往復の方が安いんだよね。
窓口の人も「変なんだけど、往復はキャンペーンで安いのよ。帰りの分は捨てても往復で買う方が15ユーロくらいお得なの。」と言う。
片道分しか必要ないけど往復で1人26ユーロ。

ベオグラード

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座席はコンパートメントタイプでとても快適。
イクエが慣れないあひる口にトライしてみるくらい快適。

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・・・中途半端だね。
そんなキャラクターじゃないしね。

車内は快適なんだけど列車のスピードはのろのろ。
車窓の外に広がるのはこんな景色だから癒やされるんだけどね。

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セルビアは非EU加盟国。
車内でスタンプを押してもらってセルビア入国。
セルビア語はキリル文字を使っている。
キリル文字はキルギス以来だ。

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予定よりもかなり遅れ、8時間以上かかってベオグラードに到着。
外はもうすっかり真っ暗。

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駅の構内にあるATMでセルビアディナールを降ろして駅舎の外へ。
思わず「うわ、しょぼ!」って叫んでしまった。

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これが一国の首都のメイン駅前?
観光地としてもじゅうぶん通用する活気ある町づくりがされているスロベニアやクロアチアとは大違いだ。
時間が30年くらい止まったままみたい。

トラムに乗って予約してあるゲストハウスへ。
このトラムも社会主義時代の名残をそのままとどめている。

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今回泊まったのは「Crib Hostel」
6ベッドドミトリーで1ベッド6ユーロ。

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Wi-Fi、キッチンあり。
共有スペースも広くてなかなか快適。

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宿自体はとても快適なんだけど、同じ部屋にかなり変わった客がいたんだよね。
その男はどう見ても旅行客ではない。
だってドミトリーに自前のプリンターを持ち込んで、ガタガタゴソゴソなにか作業してるんだよ。

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しかも、カタカタカタカタってゲストハウスではまず耳にしない音が聞こえてきたからビックリ。
ドミトリーでタイプライターってどういうこと?!

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「なにしてんの?」って聞いたら、ふつうに「仕事」って返された。
なんの仕事か知らないけど、夜中もカタカタうるさくて仕方ない。
どの国でも首都の安宿は家代わりに住み着いてる人がいることがあるから要注意。

ヨーロッパで最古の都市のひとつと言われているベオグラード。
重厚な歴史ある建物も多いけれど、旧社会主義国らしい古臭い建物も多く残っている。

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セルビアの宗教は東方正教系のセルビア正教。
まだら模様の石造りの教会は聖ペトカ教会

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内部の壁画はとても色鮮やか。
「聖水」が有名な教会のようで、ほとんどの人がペットボトルに入った水を持ち帰っていた。

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すぐ横には建物全体がつたに覆われてしまっている聖ルジツァ教会も。
かろうじて屋根だけ見えている。
絵本に出てきそうだね。

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訪れたときにちょうど結婚式が行われていた。
たくさんの緑と花に囲まれて、生演奏をBGMに祝福される新郎新婦。

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とてもシンプルだけど、微笑ましい結婚式。
キリスト教徒でもないのに教会で式を挙げ、衣装チェンジまである日本の披露宴を見たらどう思うだろうね。

このずんぐりむっくりな建物がセルビア正教の中心的な聖サヴァ教会

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中に入ってちょっとびっくり、まだ建設途中だった。
床も壁も天井もコンクリートがむき出しでガラーンとしている。

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イクエが10年前に来たときも工事中で、そのときとほとんど変わってないらしい。
変わったのは教会前の公園のような庭が整備されていることだって。

完成すると東方正教系としては世界最大の教会になるんだそう。
1935年から造られはじめたそうだけど、完成するのにあと何年かかるだろうね。

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バルカン半島における交通の要衝であったために、古来より数々の戦争の舞台となってきたベオグラード。
第一次、第二次世界大戦のときも戦場となり、街は荒廃してしまった。
サヴァ川とドナウ川が合流する丘の上にあるカレメグダン公園にはパネルが設置されていて、当時の被害の様子を見ることができる。
ナチスドイツに侵攻され、それを撃退するためにさらに連合軍が大規模な空爆を行ない、街は破壊されてしまった。

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ベオグラードの中心部、官公庁の建物が軒を連ねるクネズ・ミロシュ通り
この通りは別名「空爆通り」とも呼ばれている・・・その理由は、これ。

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生々しい爆撃のあとがそのまま残る建物。
1998年に旧ユーゴスラビアからの独立を求めコソボ紛争が発生。
翌年、紛争に介入したアメリカ主導のNATO軍が当時ユーゴスラビアの首都だったベオグラードを空爆。
いくつかの建物は破壊されたままの姿で今も残っている。

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アメリカによって空爆された建物の目の前にアメリカのマクドナルドの広告があるっていうのがなんとも皮肉。
よくできたブラックジョークみたいだ。

第二次大戦時にはドイツによってベオグラードの一般市民が大量に殺戮され、第二次大戦後に起きた一連のユーゴスラビア紛争では一貫して世界中から悪者扱いされたセルビア。

ユーゴスラビア紛争が終わって10年あまり。
ようやく国が落ち着き、人々は平和な社会を手に入れようと努力している。
やっと訪れた平穏な日々がいつまでも続くといいな。

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