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訪れた国は78カ国
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2016年2月14日に帰国!
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ケンゾー   イクエ


2007年10月 結婚
2012年09月 世界旅行に出発

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ケンゾーの夢が叶った日

2014.08.14 06:12|ハンガリー☞EDIT
下痢になったのを食事や水のせいにしていた夫に対し「いつもクーラーをつけてお腹をだして寝てるから、きょうはパンツの中にシャツを入れて寝なさい」と指摘したイクエです。
パンツの中にシャツを入れて寝たらケンゾーは下痢がとまりました。
甥っ子が履いてるような、ズボンと腹巻きが一体化した赤ちゃん用のパジャマをケンゾーは着た方がいいね。

オーストリアからハンガリーへと戻ってきたイクエとケンゾー。
前回もブダペストに長く滞在したので、今回はちょっと離れたセンテンドレというところに滞在することにした。
童話に出てくるようなかわいらしい町並みがあるんだって。
ブダペストからは北へおよそ20キロ。

センテンドレ

ブダペストから近郊列車で移動。
近郊列車に乗るときは市内の地下鉄やバスで使う1回券のほかに、近郊列車用のチケットを買わないといけなくて切符はあわせて2枚必要。

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カウチサーフィンでホームステイ先を確保済み。
20代と10代後半の子どもが3人いる家族。

お母さんは社会人に心理学を教えていて、夜の授業を受け持っている。
仕事が終わって午後8時過ぎ、センテンドレの駅まで迎えに来てくれた。

いっぽう、お父さんは材木を切断する機械を販売している。
この日は、海外出張から帰ってくる日。
1100キロ以上あるリトアニアから丸一日かけて、同僚と交代で車を運転して帰宅してきた。
忙しいなか、招いてくれてありがとうございます!

共働きで忙しく、帰ってきたばかり。
なのにお母さんはわざわざレモンを搾って蜂蜜と混ぜてレモネードを作ってくれた。
庭で採れたミントを浮かべて。

お父さんはリトアニアから、チーズや魚の酢漬け、サラミ、パンを夕食用に買ってきてくれていた。

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ヨーロッパはどこの国でもいろんな種類のチーズやパンが食べられるけど、お母さんはお土産のリトアニアのチーズやパンを食べて「これ、おいしいわね」って言ってたから、お国によって味も違うんだろうね。

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テーブルにはお店で買ったばかりのバターが置いてあった。
日本のスーパーで売っているようなバター。
それをお父さんがわざわざナイフですくって、変な容器に移し替えはじめた。
変な容器って言うのは、この素焼きの壷みたいなもの。

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そのままでいいのに、なんでわざわざ移し替えたりするんだろう。

そしたらお母さんが教えてくれた。
「これは、伝統的なバターの保存容器なの。
 とってのついたコップみたいな形のほうには水を入れておくのよ。」

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「水の入った容器に逆さまにこうやって入れて保存すると、
 つねに冷たくて冷蔵庫に入れる必要がないの。」


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バターに水が入り込まないのかなあ、バターが下に落っこちないのかなあって心配になるけど大丈夫みたい。

ただ水を入れているだけなのに、つねに冷たさがキープされて外に出していてもバターが溶けない。
この容器、ちょっとほしくなった。

話は変わるけど、ハンガリーでは玄関で靴を脱ぐ家庭が多い。
ヨーロッパは靴のまま家にあがるっていうイメージが強かったけれど、そうじゃないんだよね。
ヨーロッパの東側の国や中東なんかでは日本と同じように靴を脱ぐから、地球上で考えると靴を脱ぐ文化の方が多いんじゃないかな。
「日本では家で靴を脱ぎます」なんて日本文化を紹介してたけど、じつはそれってそんなに特徴的なことじゃないのかも。

でも、日本の玄関みたいに靴を脱ぐところと室内に段差があるのは珍しい。
日本ではどんなに小さなワンルームマンションでもちゃんと段差がある。
外国では靴を脱ぐ場所と室内が明確に分かれてるわけではない。
だから、靴の置き場にも困るし、靴についた砂が室内に入りやすい。
どうして靴を脱ぐ文化なのに、日本みたいに段差のある玄関が発明されなかったんだろうっていつも不思議に思うんだよね。

この家ももちろん室内では裸足。
するとお母さんが、裸足のまま庭に案内してくれた。
(玄関に段差がないので、外に出るときもこんなふうに裸足でそのまま行っちゃうのかも。)

「ほら、さくらんぼの木。
 こうやって好きなときに好きなだけ食べていいからね。」

そう言いながら、もぎ取って口に運ぶ。

これは!
室内にいるケンゾーに教えなくては!!

部屋に戻ってケンゾーに教えると、目を輝かせて「うそ!どこ?」って聞いてきた。

日本でアメリカンチェリーを食べる機会はほとんどないけど、ケンゾーは確か大好きだったはず。
本人はすっかり忘れていたけど、こんなことがあったのをわたしは覚えている。

それはまだわたしたちがつき合って間もないころ。
たぶんつき合って1か月も経ってなかったと思う。
ケンゾーはそのときお腹を壊していた。
正確な表現で言うと「下痢」だった。
でもわたしたちはそのとき、「下痢」という言葉を自然に発するにはまだ早いフレッシュなカップルだった。

お腹をさすりながら、憂鬱そうな顔で何度もトイレに行くケンゾー。
「どうしたと?」
「ちょっとゆるくて・・・。」

「あ、下痢かあ」と心で思い、ケンゾーをかわいそうに思った。
なんか変なもの食べたかなあ、どうしたんだろ。

「なんでお腹壊したんだろうね。」
心配して聞いてみたら、思いもよらない答えが返ってきた。

「きのうサニー(福岡市の大手スーパー)でアメリカンチェリーを買って、ひとケース全部食べたけど、それが腐れとったのかもしれん。」

ぷ、ぷぷぷぷぷ・・・・。

心で笑ってしまった。

ちぇ、ちぇり〜って・・・。
ふつう30歳過ぎの独身男が自分用にわざわざチェリーなんて買う?
30過ぎの独身男が大好きだからってひとケース一気に食べる?

子どもか。

しかも、腐れとったんなら食べ終わる前に気づくやろ。
どんだけチェリー好きなん?

って思ったけど、そんなふうにバカにして言うにはまだ早いフレッシュなカップルだったから「大丈夫?」と心配するふりをしておいた。
そのことを突っ込むタイミングを逃し、そのときから10年経った今もわたしはしっかりそのことを覚えていて、アメリカンチェリーを見るたびに心の中でニヤニヤしてきたのだった。

今回それをケンゾーに話したら「そうやったっけ? 俺、かわいいなあ。」だって。

自分のことを「かわいい」と言うアラフォーのケンゾーは歯磨き前にちゃっかりきょうのチェリーの食べ納めをし、「あしたいっぱいチェリー食べよう」と嬉しそうに言ってベッドに入った。

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わたしたちが泊まったのは2階のソファベッド。

泊まらせてもらっている家は外から見ると、こんな感じ。
シンプルでかわいい。

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ブダペストからおよそ20キロのセンテンドレは、田舎町だけど今ではベッドタウンになってるんだって。
確かにまわりには森や山が広がって、朝は近所のニワトリの鳴き声で目覚め、庭にはリンゴやプラムやチェリーが。

そう!
チェリー!!

わたしたちにはチェリーをお腹いっぱい食べるという任務が朝から待ち受けていたのだった。

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「真っ赤」という表現を超して「赤黒い」食べごろのチェリーがたわわになっている。
チェリーだらけ。
このままもぎとって、いっぺんに5、6個口に入れられるくらい。

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お父さんも朝起きて裸足で庭に出て、無言で食べ続ける。
朝ごはんがわり。

手を伸ばす。
チェリーをもぎ取る。
口に入れて噛んでジュワ〜。
おいしい!
種を飛ばす。

手を伸ばす。
チェリーをもぎ取る。
口に入れて噛んでジュワ〜。
おいしい!
種を飛ばす。

この繰り返し。

はしごに座ってコーヒー片手に贅沢な朝ごはん。

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手を伸ばす。
チェリーをもぎ取る。
口に入れて噛んでジュワ〜。
おいしい!

って感動しながら食べるのをやめられない。
何十個食べたかなあ。
100個くらい食べたかなあ。

手を伸ばす。
チェリーをもぎ取る。
口に入れて噛んでジュワ〜。
おいしい!
種を飛ばす。

この反復がだんだん惰性になってきて腕が疲れて感動が薄れてきたら、やめどき。

「ケンゾー、もういいやろ。」

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「とりあえず、いまはこのくらいにしといてやるか。」

チェリーを好きなだけ食べられるというだけで、ここセンテンドレに来たかいがあった。
でも、ホームステイをさせてもらっている手前、この街の見どころに行っとかないと。

お父さんとお母さんが観光地として「シカンゼン」という場所を勧めてくれた。
街の外れの広大な敷地に、ハンガリーの昔ながらの家が建てられている野外民家園。
日本でいうと、「忍者村」とか「江戸村」とか「明治村」とかそんな感じかな。
お父さんが出勤途中にそこまで車で乗せていってくれた。

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敷地内にはこんなちょっと昔の列車が走っていたり、伝統的な家屋の中に入れば昔の人たちの生活雑貨が展示されていたり、昔の伝統工芸の実演を見たりできるらしい。

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あんまり惹かれなかったけど、わざわざ送ってくれたし入ってみようかって思ったら、ちょっとのぞくには高すぎる入場料。
わたしたちは入らないことにした。

カウチサーフィンでは受け入れ側とホームステイする側でこころのすれ違いが起きることがある。
それは、受け入れ側が「せっかく来てくれてるんだから自分の街の観光地のすべてを紹介しなきゃ」って思ういっぽう、ホームステイする側は「毎日いろんな観光地を見ているし、そんなにたいした観光地じゃないなら行かなくてもいいなあ。入場料もきりがないし、厳選しないと。」って思ってしまうこと。

実際、歓待を受けるイランなんかではそうで、出会ったカウチサーファーたちも「泊めさせてもらって宿代は浮いてるんだけど、それ以上に観光地での入場料がかさんでほとんどお金が残っていない。」と嘆いていた。

相手の気持ちがわかるし、とてもありがたいからこそ、「行きたくないです」ときっぱり断れない。
スマートに断れればいいんだけど・・・。

イクエとケンゾーは中に入ったことにして、駐車場の木陰で時間をつぶした。

「チェリーが食べたいよー。
 あのまま家にいればチェリーが食べられたのに・・・。」
とチェリーのことしか考えられなくなったケンゾー。

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チェリーを夢見て、1時間半くらい時間を潰した。

「どうする?
 旧市街にバスで移動して街を観光する?
 それとも歩いて家に戻ってみる?」


「家に戻れば、チェリーが食べられるねえ。」

「でも、家に誰もおらんかもしれん。
 玄関に鍵がかかっとるかもよ。」


「家に入れんでも庭でチェリー食べとけばいい。」

「でも、表の門に鍵がかかっとったら庭にも入れんし、
 チェリーも食べられんよ。」


わたしたちはバスで旧市街へと移動した。

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旧市街は半径400メートルほどでこぢんまりしている。
でもそんな狭い範囲に7つの教会があり、美術館やギャラリーがたくさんあって街歩きが楽しい。

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ブダペストから日帰りで遊びに来るハンガリー人も多いんだって。
カフェ巡りやギャラリー巡り。
関東で言う鎌倉みたいな感じで、たしかにデートコースにはちょうどいいかも。
鎌倉と比べたら規模は小さすぎるけど。

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ハンガリーって首都のブダペストと地方の街では全然おもむきが違う。
どちらも古い建物があって歴史を感じさせるんだけど、地方の街の方が断然かわいい。
ブダペストにはない素朴さがあって、あたたかみがある。

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波打った屋根に薄い瓦、半円の窓。
絵本の家のモデルになりそう。

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この建物もかわいい。
壁も屋根の色も温かいし、四角や三角を多用した造り。

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単なる観光地じゃなくて、ちゃんと旧市街では地元の人も暮らしている。
生活に不可欠な銀行は、いちばん賑わう広場に面している。
こじんまりとして、小さくて、でも美しい建物。

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かなり老朽化している、この黄色い建物は郵便局。
ラッパのマークが目印。

ハンガリーだけじゃなくて、ヨーロッパでは郵便局のマークとしてラッパがよく使われている。
その昔、郵便を乗せた馬車が町の広場に着いたときに、ラッパを吹き鳴らして人々に到着を知らせたことからラッパが郵便のシンボルになったんだって。

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シンプルだけど緑の縁取りがかわいいポスト。

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外食は高いから、ランチはいつもスーパーでパンやチーズ、ピクルスを買って外に腰かけて食べるイクエとケンゾー。
でも、たまにはちゃんとレストランで食べよう。
とくにこんなカフェ巡りやギャラリー巡りを楽しむ街では。

注文したランチセット。

ケンゾーはハンガリー料理を代表するグヤーシュ

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牛肉と野菜を、たっぷりのパプリカとともに煮込んだスープ。

イクエが頼んだのはパラチンタ
パラチンタとはクレープのようなもの。
クリームやジャムが入ったデザート系もあるけれど、こんなふうにお肉や魚が入ったおかず系パラチンタもポピュラー。

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イクエの後ろに座っている女性は、日本人グループのひとり。
ブダペストから車で30分ぐらいの距離にあるセンテンドレは、ツアー客も立ち寄る観光地。
日本からのツアーでここを訪れたおばさまたち5人ぐらいがここでの自由時間にこのレストランでアイスコーヒーを注文。
20分くらいここでゆっくりして出て行ったんだけど、その間の会話がずっと「お会計をどうするべきか」だった。
グループのうちの1人が会計係を担当しているようで、封筒2つにお札と小銭をわけて入れて持ち歩いている。
そこからみんなのお金を一括して支払うようにしているみたい。

テーブルにつくなりまずは「チップを払うかどうか」についてみんなで議論。

「さっき添乗員さんは必ずしも払わなくていいって言ってたわよ。」
「でもちょっとぐらいは払わないといけないんじゃない。」

意見が分かれていたけどとりあえず払うことに決定。
そのあとはいくらチップを払うかについての話し合い。

「アイスコーヒ5杯でXXフォリントだから、
 このお札で支払えばおつりはXXフォリント。
 そのおつり全部を渡した方がいいのかしら。」

「いや、それはちょっと多過ぎじゃない?
 チップを含めてキッチリ出した方がいいかもよ。」


会計係にまだお金を渡していないおばさまもいて、アイスコーヒー1杯分XXフォリントをユーロか日本円で会計係に支払うならいくら渡せばいいのか、みんなで一生懸命計算していた。

肝心のアイスコーヒーを優雅に味わうでもなく、最初から最後までずっとアイスコーヒー代の話で盛り上がっていた。
これじゃあ、アイスコーヒー代について話し合うためにアイスコーヒーを飲みにきたようなもん。
でもケンゾーはおばさまたちの会話を盗み聞きしながら「かわいいねえ。いかにも日本人っぽい。」って言って笑っている。
たしかに。

まわりの人からすると「せっかくレストランでくつろいでいるんだから」って思うかもしれないけど、日本人ってまったりするのが苦手で先のことを計画立てて安心したいんだよね。
その気持ちわかる。
封筒にきっちりお金を入れて、みんなでちゃんと割り勘する。
そして今後の計画を、あれこれ考えてみんなで納得できる答えを出す。
まじめというか律儀というか。

外国人だったら、それぞれ好きな飲み物を頼んで「とりあえずここはわたしが払っとくね」って適当に誰かがお金を払う。
仮にそのあと自分の飲んだ分の額を、払った人に返すことになったとしてもチップのことまで考慮されない。
適当が許される。

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「日本人はせせこましいよ。」って思われるかもしれないけど、でもそれでいいのだ。
というか、そういう行為やプロセスを楽しんでいる。

おばさまたちもレストランにいる間、アイスコーヒー代の話しかしていなかったけど、その話はとても盛り上がっていたし、楽しそうだった。

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「そろそろ戻ろうか。
 チェリー食べんと。」

ケンゾーにとってはチェリーを好きなだけ食べられるという夢のような環境。
わたしもチェリーが特別好きってわけではないけれど、ここのチェリーはほんとうにおいしい。

でも、じつは問題が発生していた。
それは、わたしがチェリーの食べ過ぎで、お腹がゆるくなっているということ!
はっきり言えば、「下痢」

チェリーの食べ過ぎで下痢になったケンゾーのことを10年来こころの中で笑ってきたけど、まさか自分がそうなるとは。

でも、多少下痢になったとしても、おいしいチェリーを好きなだけ食べられるというチャンスはもうこの先ないんじゃないか。

下痢を治すのを選ぶか。
チェリーを選ぶか。

もちろん、チェリー!

こうしてこの家に滞在した3日間で、ふたりで500個以上はチェリーを食べた。

ケンゾーにとっては夢が叶ったひとときだった。
そしてわたしにとってはチェリーが原因で自分も下痢になり、10年来ずっと笑い者にしていたケンゾーのことを笑えなくなってしまった歴史的な日であった。

あれから2か月経つけれど、ケンゾーはいまでも思い出したようにつぶやく。

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「あ〜、またあの家でチェリー食べたいなあ。」
「冷凍保存してもってきとけば良かった。」
「15センチくらいの小さな鉢植えのチェリーの木があって、
 持ち運べたらいいのになあ。
 毎日10個ずつくらいでいいけん実をつけてくれれば・・・。」

もうその夢は叶わない。

でも、下痢になることさえ気にしないなら無限にチェリーを食べられるという夢のようなひとときを、人生で一回でも味わえた幸せをかみしめ、これからも生きていこう。
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Comment

あなた方には無い

世界一周カテゴリーに参加している書き手の方の精神状態は、普通ではない様に感じられます。
しかし、あなた方はノーマルです。よく言えば、落ち着いている。悪く言えば、感動が無い。
それで日常生活をしている人たちと同じように、生体維持=生活が旅の主たる目的となっています。
主婦が日常生活を綴ったような感じがするのは、そのためです。

私はあなた方のブログを肯定も否定もしていません。しかし、旅ブログではなく、生活ブログのように感じられます。

無いものがある?でもそれ以上のものがある!

「旅は自分の内面をみつめるべき」とか、
「旅ブログは感動を伝えるべき」 とか、
いろいろルールがあって大変そうですね。 

きっとこれまでたくさん苦労されたのでは・・とお察しします。

もっと自由に生きると楽しいですよ~♪
人にも優しくなれますよ~♪

No title

チェリーの木から直接食べれるってなかなか無いですよね。いいな~。。。

ケンゾーさんの台詞に笑いました。^^

ゴゴゴゴゴ

名前をゴゴゴゴゴに変えていただいてありがとうございます。

生活ブログでもなんでもいいと思っています。
わたしたちにとっては楽しんで読んでいただける人がいることがうれしいです。

じつはブログを始めたときは、これほどたくさんの人に読んでいただけることになるとは思ってもいませんでした。
ブログを始めようと思ったいちばんの理由は「家族知り合いにわたしたちが無事で旅していることを日々伝えること。大切な人たちにわたしたちの様子を手に取るようにわかってもらうこと。」そして「自分たちの記録を残すための日記がわり」という、とてもプライベートな理由からでした。
そのふたつが果たせていること、さらに思いがけず会ったこともない多くの人に読んで楽しんでいただけていることをうれしく思います。

それと世界一周中のブログをかいてる旅人と何人も友だちになっていますが「精神状態がふつうでない」と感じたことはありません。
感動する、しないとか、内面を見つめる、見つめないとかよりも、実際はブログの書き方によるところが多いのかもしれませんね。
わたしたちはもういい年だし、くさいことを書くには恥ずかしいし、これは前職に影響しているのかもしれませんが「ひとりよがりの書き方にならないようにしよう」「この書き方で読者はちゃんとついてきてくれるかな」と思って配慮することもあります。
それに物足りなさを感じる人もいらっしゃるかと思いますが、これがわたしたちのブログのスタイルです。

ごうしろみ さま

読者数が多い旅ブログのコメント欄はいろんな人の書き込みがありますが、わたしたちのコメント欄はコメント数も少ないうえ比較的「応援・共感」コメントが多いんですね。
それで全部公開制にしています。
でも、ほかの人たちはコメントを「承認制」にしていて非公開にしているコメントも多いし、現在ランキング1位のブロガーさんはあまりにコメントが大変になったのでコメント欄をはずされました。
とても残念だけど、当然の結果のような気もします。

コメントをくださる方のほとんどは、ちゃんとコメントに自分の名前(ニックネーム)をつけられるし、最初に送られるときは「わたしは〇〇に住んでるアラフォーの主婦です。」とか「〇〇がきっかけで2か月ほど前から読むようになりました。わたしもヨーロッパを◯月に旅行して・・・」など簡単な自己紹介をつけてくださることが多いのですが、批判のコメントには名前がなく一方的なものが多いです。
どうしてでしょうね。

コメントのことで嫌な思いを抱きながら旅するブロガーもけっこういたり、ブログをやめちゃった人もいて。
ブログって本人の自由にできないものなのかなあ・・・。

あきぴ さま

そうなんです。
しかも日本のさくらんぼじゃなくてアメリカンチェリーを直接食べるってなかなかないですよね。

でもじつはわたしたちはチェリー以上に白桃が好きで、白桃をもぎ取って食べ放題できる機会にめぐりあうことを期待しています。
でも、白桃の味は日本がいちばんですよね。

No title

はじめまして
二人のじっくり旅して、いった気分になるくらい丁寧で地に足がついた文章が好きでよく読ませていただいてます

いつか二人みたいに世界を旅して歩きたいなぁと思いながらも時間をつくって短期の旅行しかできないですが、よく参考にもさせてもらってます笑
これからも体に気を付けて旅してください^^

いつも楽しませてもらってます

はじめまして、中学三年生のものです

毎朝このブログをチェックしてます。沢山写真があって、こっちが体験したような感覚になったり、いつも楽しませて貰ってます

今私は学校に通っている身なので、沢山旅行はできませんが、将来は色々なところへ旅をして、様々な世界の景色、魅力、またはその地域が抱える問題だとかを皆に伝えたいと思います。

このブログではそういう記事もあってとてもためになります。
なんとなく、感謝を伝えたくて、コメントさせていただきました。笑


これからもお身体に気をつけてください。楽しい旅を✈️

No title

こんにちは
1ヶ月くらい前にこちらのブログを知り今過去の分も3分の2くらい読み終えたところです
元なんちゃってバックパッカーの私ですが日常から離れることが主目的でしか旅のできなくなった今、旅が日々の生活となっているお二人の様子をブログで拝見しとても素敵だと思いますし、そのような時間の使い方ができる&しようと思った勇気を心から尊敬します(うまく表現できなくてすみません)
この先もお気をつけて楽しい旅を続けてください
いっしょに旅した気になって引き続き楽しませていただきます

ゆーた さま

コメントありがとうございます!
きっとお忙しいのでしょうが、そんななかわたしたちのブログを読んでいただいてありがたいです。

忙しいなかの短期旅行もとても楽しいですよね!
わたしたちも以前はそうでしたが短期は短期の良さがあります。
旅行ってほんとうにリフレッシュできますもんね。

参考にできるところがあるかわかりませんが、どうぞこれからもおつきあいください。

MI.さま

こんにちは!
きっとわたしたちはお父さんお母さん世代なのに、中学生からコメントをいただくなんてとてもうれしいです。
しかもとても丁寧な文章で感心しています。

中学生のあなたの前で、このコメント欄で大の大人のわたしたちが価値観の押しつけをしていることにとても恥ずかしくなりました。反省・・・。
そして、このタイミングでコメントをくれたこと、きっとこちらの思いとかいろんなことを察してくれてのことなのかなあと思うと、あなたの思慮深さや優しさが身にしみます。
そんな配慮を中学生にさせてしまって、また反省・・・。

これからあなたの人生には、旅行に行くことやもっと楽しいことがたくさん待ち受けています。
今のうちに英語を勉強したり、友だちといろんなことを感じたり、将来について考えたり、たくさんのことを体験したりしてくださいね!
それが、あなたのこれからの人生をすばらしいものにすることに役立ちますよ。

ほんとうにありがとう!!



さくら さま

わざわざ過去の分も読んでいただいてるなんて、とても嬉しいです。
きっとお忙しいでしょうに。
ありがとうございます。

さくらさんがバックパックをかついで行かれていた場所や宿に、わたしたちもこれから行くかもしれませんね。
わたしたちの飾らない旅をブログを通して少しでも楽しんでいただければ、ブログの書き甲斐があります。
これからもお付き合いくださればうれしいです。

種と水の関係

いっつも楽しく読ませていただいてます。
ヨーロッパでは、サクランボ、アンズや桃などの石系の種の果物と水を摂取すると下痢になる人がいるといいます。
ほんとかどうか疑問ですが、でもきっと、人間の長年の知恵のようなもので当たっているのでしょう。

私たち夫婦も南半球でヒッチハイクをしました。
イクエさんとケンゾーさんのブログを読んでいると、懐かしく当時のことを思い出します。
今、私たちは夫婦は平凡な会社員。
なので、せめてエキサイなブログを読んで旅行した気になっています。
お元気で旅行を続けてくださいね。


エーデルワイスさま

コメントありがとうございます。

種と水の関係、そうかもしれません!
ウズベキスタンを旅したときに地元の人から「スイカを食べた後は水を我慢しないとお腹を壊します」と言われたのを思い出しました。
サクランボも美味しいけど、水とはダメかもしれませんね。

今度から注意しないと!

南米をヒッチハイクなんて刺激的ですね。
わたしたちにもできるかな。

いまはとてもお忙しいでしょうが、当時の思い出をご夫婦で大切にしながら生活されているというのは素敵です。

こんにちは!カエルです!!

ケンゾーさんさくらんぼが大好きって・・・

すみません。ちょっとかわいいです。

僕らもカウチサーフィンやってみようかなと思いました。
でも英語なんですよね・・・

頑張ろ!!

つばさ さま

カウチサーフィン、ぜひ!
むしろ、カウチサーフィンをやる度にコミュニケーション力はついてくる感じです。
最初は、何言ってるかわからず、わわわわ、、、となってたけど、いまはなんとかなってます。
しかもふたりいるから、それなりに間(マ)も取り繕えるし。
絶好の英語の勉強の機会と思って、チャレンジしてみてね!
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