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ケンゾー   イクエ


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闘牛の美学

2014.07.17 08:35|スペイン☞EDIT
宿で会う年下の欧米人たちに「ハ〜イ!ガーイズ♡」とか「ガーイズはどこから来たの?」とか「ガーイズ、きょう何をしたの?」とケンゾーとともに呼ばれているイクエです。
「ガーイズ」は何歳まで通用するんでしょうか。
60歳過ぎて海外旅行をしても「ガーイズ」って呼ばれるのかな。

フェリア(春祭り)まっ盛りのセビージャ。
澄み渡った空。
道路沿いに咲く満開の紫の花ジャカランダ。
そして街を行き交う馬車。

とにかく華やかな街。

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中世の映画に出てくるような人たちが、街を闊歩している。

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そんなスペインらしいお祭りでは、これまたスペインを代表するものも開かれる。
それは、闘牛

スペインにいる間に闘牛はぜひ見たいと思っていたところ。
でも、闘牛は日程があわないとなかなか見られない。
冬はやっていないし、シーズン中も日曜日だけ。

でも、はやくもチャンス到来。
フェリア期間中は毎日闘牛が開かれるんだって!
闘牛の本場と言われるセビージャで、あのオペラ『カルメン』の舞台になった闘牛場で観るなんてかなりオツなもの。

ということで歴史あるセビージャのマエストランサ闘牛場へ。

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白壁に黄色い縁取りの闘牛場。
この眩しい白壁が弧を描いて一周している。

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壁は見上げるほど高いわけじゃないけれど、外から中の様子は見えないようになっている。
チケットの窓口が並んでいてお客さんが列を作っている。
明日のチケット、手に入るかなあ。

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観覧料は席によって異なる。
より近くで観られる1階席か。
それとも2階席か3階席か。

そしておもしろいのは日陰席と日向席で値段の差があること。
闘牛は夕方から始まり、日没直前に終わるようにスケジュールが決められている。
東側の席だとちょうど西陽が差し込み、暑いうえに眩しくて見づらい。

さて、どこにするか。
イクエとケンゾーはもちろんいちばん安い席の3階日向席のチケットをゲット。

安いと言ってもフェリア期間中の闘牛はお祭り価格。
通常なら10ユーロ以下で観られるらしいけど、27ユーロもした。
でも、お祭りだから出すほうもそのくらい太っ腹にならなきゃね。

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スペインはこの時期、日没は夜の9時くらい。
だから開始時間は午後6時半。
ちょっと早めに闘牛場に行くと、すでに賑やかな雰囲気。

夕方とはいえ、まだ太陽はぎらぎらと照りつけていて暑い。
露店では闘牛観戦に欠かせない帽子や扇子が売り出されている。

いちばん売れる闘牛グッズは、積み重ねられたこれ。

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座席に敷いて使うクッション
なかには、マイクッションを持参している観客もいた。

時間にはまだ早い。
闘牛場のまわりをウロウロしていると、警察官が配置されている一画が。
誰かが来るのにそなえている感じ。
どんどん観客も集まってきた。

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これはもしかしたら闘牛士たちが会場入りするのをファンたちが待ち受けているのかも!
ぜったいそうだ。

あたりがざわめく。

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華やかな青い衣装に身を包んだベテラン闘牛士、Enrique Ponce氏。
牛に果敢に挑む闘牛士を生で見るのは初めて。
闘牛士の年齢なんて想像したこともなかったけど、けっこう貫禄がある人だ。

赤いマントをひるがえし、最後に牛を剣で仕留める闘牛士の花形はマタドールと呼ばれる。
ひとつの公演で3人のマタドールが登場する。

Enrique Ponce氏が会場入りしてもファンはその場から離れない。
すると、もうひとりのマタドールが現れた。

「今度は若い! うわっ、さわやか!」
「めっちゃイケメンやん。岡田准一くんみたい。」

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Sebastian Castella氏。

スペインの伝統を受け継ぎ、毎回命がけで牛に挑むマタドールがこんなに顔が小さくて細身でモデルみたいなさわやかなイケメンだとは!
きっとファンも多いんだろうなあ。

マタドールたちが会場入りしたのは開始直前。
わたしたちも急がないと。

階段を上って3階へ。
すると、観客たちが吹き抜けのようなところを囲んで下をのぞき込んでいる。

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駆け寄って、下を見てみると・・・。

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なんか、カウボーイみたいな人たちがいる!!
じつは闘牛では何人もの闘牛士たちが登場する。
そしてそれぞれ役回りがある。
このカウボーイみたいな人たちはピカドールと呼ばれる人たち。
闘牛の中盤で馬に乗って牛に近づき、牛の首根を槍で突く役回りをする。

茶色い砂の美しいアレーナ。
無駄なものはいっさいない。
だからこそ、人間と牛の闘いを引き立てる。

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会場はほぼ満席。
いちばん安いわたしたちの席は日向席だけど、屋根がついているので日陰になっている。
ただ柱があるのが難点。
でも、意外に闘牛場は狭いのでけっこう近くに観える。

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座席の一画に楽団がいる。
彼らが高らかにファンファーレを鳴らす。
それぞれの衣装に身を包んだ闘牛士たちが登場。

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1日の公演で、3つのグループが演技を行なう。
1グループにつき2回演技を行なうので、観客は6回の闘牛を観ることになる。
つまり、6頭の牛が死ぬことになる。

闘牛のルールの基本。
それは人間と牛が闘ってどちらが勝つかを競うのではない。
必ず人間が勝たなければならない。

闘牛士たちがいかにうまく牛に立ち向かい華麗に牛を殺すか、その技を観客たちは楽しまなければならない。
登場する牛は、必ず殺される運命にあるということ。
これが闘牛のおきて。

これから待ち受ける自分の運命を知らない血気盛んな牛が、アレーナに飛び出してきた。

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カポーテと言われるピンクのマントで待ち構える助手。
助手は何人かいる。

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1人の助手が右側でマントをひらひらさせて牛をおびき寄せたかと思うと、つぎは左側で別の助手がマントで牛を挑発、立て続けに手前側でもう一人の助手がマントをひるがえす。

四面楚歌の牛はゆっくりと首を動かし、ギロッギロッと闘牛士たちを交互ににらみつける。
右に突進したかと思えば、向きを変えて今度は左に突進する。

人間よりも牛の方が強いのは一目瞭然。
牛一頭を相手に、何人の人間が協力しあって挑んでいるだろう。

さらに闘牛士たちには逃げ場がある。
アレーナと客席を隔てる塀の間に、闘牛士たちが駆け込んで身を隠す場所がいくつか設けられている。

牛を挑発して、いざ牛が突進してくると、闘牛士たちは近くのつい立てに全力で逃げて身を隠す。
その様子はちょっとマヌケですらある。

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でもそうでもしないとひとたまりもない。

開始早々悟った。
闘牛の主役は誰なのかということを。
いちばんかっこいいのは誰なのかということを。

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それは、

闘牛士たちに囲まれ、観客たちからの視線を受けながら、広いアレーナを孤独に駆ける。
牛にとっては全員が敵であるけれど、ひるむことなく果敢に立ち向かう。

何回もの挑発を受けながら、牛のイライラは募っていく。
ますます闘争心が高まっていくのがわかる。

観客たちはむやみに声をあげたり、声援を送ったり、拍手をしたりはしない。
ちょっとでも騒いだりすると、闘牛ファンのおじさんやおばさんが「シーッ!」と諭す。
「シーッ」「シーッ」とあちこちでささやかれ、会場は静かになる。

牛と闘牛士の闘いを、邪魔することなく目撃させてもらおう。
みんなが息をのんで、駆け回るたった一頭の牛に視線を注ぐ。

会場が盛り上がり、牛が暴れ、エキサイティングに事が進めばいいというわけではない。
闘牛士たちは牛の闘争心を最後まで奪うことなく、牛を邪険に扱うのではなく、真剣に向きあわないといけない。

ピンクのマント、カポーテで牛を挑発しながら牛の闘争心が高まったところで登場するのが、さきほどのカウボーイみたいなピカドールたち。

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血気盛んな牛が馬に突進してくる瞬間をねらって、槍で牛を突く。

ピカドールたちの馬には目隠しがされていて、胴体には防具がつけてある。
昔は馬に防具をつけずにやっていたらしいけど、馬が牛の角で突かれて死ぬことも多かったので最近では防具をつけているのだそう。

槍を刺された牛は血を流すものの、死なない。
ここで殺してはだめ。
このあと出てくる闘牛士たちが、牛を仕留めやすくするためにここでは適度に牛を弱らせる。
「適度に」弱らせることが必要で、突きどころが悪いと牛が弱り過ぎて戦闘能力を失い、この後の演技が成立しなくなる。

闘牛には流れがあって、適切に段階を踏んでフィナーレへともっていく。
段階を踏むにしたがって牛を弱らせてはいくけれど、最後の見せ場まで牛の闘争心を損なわないようにしないといけない。

次に登場するのがバンデリーリョと呼ばれる闘牛士。
牛と向き合い、向かってくるところで首から背中にかけて銛を突き刺す。
銛は2本ずつ突き差し、3回繰り返すのであわせて6本の銛を刺すことになるけど、うまく命中しなかったり、牛が暴れた弾みに外れることもある。
マントもなく、馬にも乗らず、ただ銛だけをもって牛が間際にくるところを突き刺すので、逃げ遅れたら牛にやられてしまう。
闘牛士の中でバンデリーリョの役がいちばん怖いんじゃないかと個人的には思う。

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牛の流血はますます激しくなるものの、その分余計に牛は闘争心をむき出しにしていく。
牛の腹部が大きく膨らんだりしぼんだりしている。
息を乱しているようにも、息を整えているようにも見える。
怒りながらも冷静に敵を見つめ、相手がどう出るかうかがっているのがわかる。

そしてフィナーレを飾るマタドールの登場。
ムレータと呼ばれる赤い布で牛を威嚇し、牛が来ると翻す。
両者ゆずれない闘いの舞台ではあるけれど、息を合わせていっしょに舞っているようにも見える。

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近くに座っている現地のおじさんたちの反応を見ていると、どんな技がいいのかわかってくる。
闘牛士がやみくもにマントをひらひらさせ、動きを派手にすると観客のおじさんたちは容赦なくブーイングをする。
マタドールが片足を軸にその場から離れずくるくると牛とともにゆっくり回転するような動きをすると、「ビエーン!(いいぞ!)」「オレ〜!」と褒め言葉が飛ぶ。

大きく動いて牛に無駄な動きをさせるのは、牛に失礼にあたる。
無駄なく、麗しく、牛とともに舞うように。

闘牛には静と動がある。

静と動を使い分けることを牛も、闘牛士も、観客も求められている。

闘牛士が華麗な技を見せ、牛がその挑発にのるように舞うと、会場からは拍手がわき上がる。

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いっぽう、闘牛士と牛が面と向かって相手の出方を見極め、次の動きに出ようとするとき、観客も息を止めて両者を見守る。

張りつめた空気が流れる瞬間。

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血を流しながらも闘争心を失わずマタドールの挑発に応じながらくるくるとまわっていくうちに、牛はフラフラになって力つきそうになる。
牛がその場にひざまづいてしまって立てなくなるとき、闘牛のクライマックスが訪れる。
マタドールによる「真実の瞬間」、仕留め。
マタドールが牛の頭のうしろにある急所に剣を突き刺すと牛が息絶える。

ひと突きで殺すことが重要で、牛が苦しみながらもだえたり、なかなか死なないと会場はブーイングとなる。

牛を尊重すること。
無駄な苦痛を与えてしまってはいけない。
それが闘牛の美学。

最後まで牛の闘争心を削がず、牛の勇姿を損なわずに牛を仕留めた闘牛士を、観客たちはスタンディングオベーションや白いハンカチをふって讃える。

素晴らしい技を披露したマタドールには、仕留めた牛の耳が送られる。
耳を持ちながら一周するJoselito Adame氏。

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息絶えた牛はすばやく馬にくくりつけられ、アレーナを一周して引きずり出される。
これはちょっと残酷だけど、これが闘牛の文化。

牛の健闘をたたえて観客に見えるように引きずられていく。

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フェリア期間中の闘牛は、観覧料がお祭り価格。
でもただお祭りだから高いというわけではない。
お祭り期間中の闘牛は特別で、闘牛士もそして牛たちも一流なのだそう。

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初めて観る闘牛は、想像以上にかっこよかったけどそれは一流の舞台だったからかもしれない。
もし中途半端な闘牛だったら、「牛がかわいそう」という感想しかもたなかったかもしれない。

勢い余って牛がでんぐり返し。
迫力ある華麗な技だったから拍手も起きたけど、牛を不必要に転ばせてしまったという理由からかブーイングをする人もいた。
闘牛の美学は難しい。

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そして、マタドールが牛に倒されてヒヤリとする場面も。
一瞬会場が静まり、その後どよめき、そしてマタドールが立ち上がると緊迫が溶けて拍手に変わった。
このときのマタドールはJoselito Adame。
倒れたとき身をかわしたからいいものの、ちょっとでもずれれば命があぶなかった。
闘牛士は命がけで挑んでいるのだと改めて実感した。



闘牛士になるのは狭き門。
生活していけるほどの給料はもらえず、一握りのスター闘牛士だけが高収入。
今回のようなお祭り期間中の公演だと、数千万円もらえるといううわさも。

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闘牛士たちを、そして勇敢な牛たちを讃えながら闘牛は終わった。
太陽はもう沈みかけようとし、あんなに暑かったこの会場の気温も下がってきた。

近くに座っていたおじさんが言った。
「うしろの窓から下をみてごらん。
 あした闘う控えの牛たちがいるよ。」


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この牛たちはこれから最後の夜を迎えようとしている。

牛の生き様に感動しながら、この場を離れがたい気持ちになっている。
清掃のスタッフが掃除をしはじめ、闘牛場からは客が出て行った。
もう少し余韻に浸りたいところだったけど、外に出て闘牛場のまわりを最後にまわっていたそのときー。

何かを察知した。
これはもしかして・・・。

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さっきまで勇姿を見せてくれた牛。
闘牛場で観たときはとても大きく力強く感じたのに、なんだかとても小さく見えた。
切なさがこみ上げる。
申し訳ない気持ちになってくる。

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最後まで闘い抜いた牛たちは、普通の食肉のように出荷される。
うわさによれば、おいしくはないのだそう。
死んだあとは特別な闘牛だったからといって別にプレミアがつくわけではない。
あんな凛々しい闘牛だったことなんて忘れ去られる。

「人間の娯楽のために牛を殺すなんてかわいそうだ」
「闘牛なんて野蛮なことはやめるべきだ」

そんな抗議の声も多いのだという。
2007年にスペインのテレビ局が闘牛の生放送を中止してからは、闘牛は著しく衰退しているのだそう。
スペインの州によっては「闘牛禁止法」が成立したところもあって、スペイン全土でも闘牛の公演回数は減っている。

でもそれに反論するスペイン人も多い。
「闘牛の牛よりもよっぽど食肉用の牛のほうが哀れで、牛のしあわせを無視してる」
「食肉用の牛は、ただ機械的に効率的にに育てられて屠殺される」

闘牛の牛を飼育している人はこう主張する。
「闘牛は殺されるまでは幸せに生きている。
狭い牛舎に閉じ込めて決まった量のエサだけを与えられる食肉用の牛とはちがう。
広々とした牧草地で放し飼いにされて大事に育てられる。
のびのびと自由に生き、最後には持っている闘争心を十分に発揮し、賞賛を受けながら息絶える。」

その言い分もあながち間違っていないと思う。

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闘牛を観戦する前は、エキサイティングなエンターテインメントだろうなってくらいにしか思っていなかった。
でも、闘牛には美学があった。
牛たちはとてもかっこよく力強くて、うんと凛々しくて、牛の生き様に感動した。
牛の生き様に感動するなんてへんな話だけど・・・。

四面楚歌になりながらも、ひるむことなく最後まで闘い抜く。
必ず死ぬ運命にあるのに、最後の最後まで力を振り絞って生き抜く。

「勝手に人間が娯楽にしてるだけでしょ。牛は利用されてかわいそう。」っていう批判もあると思う。
わたし自身「侍魂」なんてばからしいしどうでもいいと思ってたんだけど、なんか牛に「侍の美」を感じてしまった。

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よくわからないけど、初めて観る闘牛はわたしにとっては単なる娯楽ではなかった。
それはとても美しくて、尊く見えて、自分の生き方までも考えてしまうものだった。

この気持ちをうまく表現できないんだけど・・・。
とにかく牛がとんでもなくかっこよかった。
動物をこんなにかっこいいと思ったことははじめて。
インドでゴミをあさってる牛と同じ生き物とは思えなかったよ・・・。

またいつか、今度はケチったりせずに、より近い高い席で闘牛を観戦したいな。
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No title

闘牛は嫌いです。
殺生を娯楽にしてはいけません。

Crew さま

いつも読んでいただいてありがとうございます。
闘牛について賛否両論あるのは存じてますし、闘牛が廃止されるのは時間の問題だと思います。

ただ、初めて闘牛を見て、単なる面白おかしいものではなくていろいろと考えさせられ、感動したのは事実です。
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