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訪れた国は78カ国
旅した期間は1257日
2016年2月14日に帰国!
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ケンゾー   イクエ


2007年10月 結婚
2012年09月 世界旅行に出発

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日本


死んだ街 ヘブロン

2014.04.11 05:43|パレスチナ自治区☞EDIT
寝袋がかさばって仕方がないので買い替えたケンゾーです。
イランで買った寝袋を持ち運び続けてきたけど、重いしかさばるしもう限界。
大奮発して軽くて暖かい6000円の寝袋を2つ買った。
これまでの寝袋は充分元は取ったからいいかな。

パレスチナ自治区の中でも特殊な街ヘブロン。
いったいなにが特殊なのか。

他の街と変わらず賑やかなマーケットを歩いていると、だんだん人の姿がまばらになり活気が無くなってきた。

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営業している店もまばら、通りはがらんとしている。
ふと上を見上げると、不自然な小さな小屋。
屋根の上にはイスラエルの国旗がはためいている。
イスラエル兵の監視小屋だ。

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よく見ると、スーク(商店街)の屋上部分に監視小屋がいくつも設置されている。
そして銃を持ったイスラエル兵が上からスークを監視している。

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ヘブロンは街の一部がイスラエルに占領され、分断されてしまった街。
強制的に追い出され、排除させられた区画はゴーストタウンと化している。

ガザ地区以外のパレスチナ自治区(ヨルダン川西岸地区)はエリアA、エリアB、エリアCと3つのエリアに分けられている。

エリアA:行政権・警察権共にパレスチナ自治政府が実権を持っている
エリアB:行政権はパレスチナ自治政府が、警察権はイスラエル軍が持っている
エリアC:行政権・警察権共にイスラエル軍が持っている


自治区とは言ってもパレスチナが実権を握っているエリアAは7都市のみで、大部分はイスラエルが実行支配しているのが現実。

ここヘブロンは完全な自治権があるエリアAのはずなのに、さらに街がH1とH2という2つの地区に分割されている特殊な街。
ヘブロン市の80%がパレスチナに自治権があるH1、20%がイスラエルが支配しているH2。
H2エリアにはイスラエル軍が常駐している。

ヘブロン市街地

ヘブロンに住むパレスチナ人にとって深刻なのは、旧市街を含む街の中心部分がH2エリアになっていること。
街を歩いていると、いたるところがバリケードで封鎖されている。
街のメインストリートがイスラエルに占拠されていて自由に行き来することができなくなっている。

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バリケードの隙間から見える街一番のメインストリートは廃墟にしか見えない。
いったいどうなっているのか。

ぐるっと迂回するとチェックポイントがあった。
ヘブロンの街の中心を貫くシュハダー・ストリートを通るにはイスラエル軍のチェックポイントを通過しないといけない。

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パレスチナ人は毎回身分証を提示しチェックを受けなければいけない。
この煩わしさ以上に厄介なのは、このチェックポイントが嫌がらせを受ける場所でもあること。
ただ通過するだけなのに数時間も待たされることがあるそう。
待たされる理由は、イスラエル兵のただの気まぐれ。
H2エリアには20か所以上のチェックポイントがある。

チェックポイントを抜けて街の目抜き通りへ。
ケンゾーとイクエが目にしたのは、異様な光景だった。

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不気味なほど静まり返ったメインストリート。
それもそのはず、通りに面した建物はすべて扉が閉じられている。

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イスラエルがシュハダー・ストリートに面している家や店舗のドアを閉鎖し開けられないように溶接しているのだ。

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パレスチナ人はこのシュハダー・ストリートに車を乗り入れることはできない。
力づくで占拠した通りを我が物顔で車を走らせるユダヤ人。
のんきに「ハロー」と手を振りながらケンゾーたちの前を走り去っていった。
なぜ笑顔なのか、まったく理解できない。

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シュハダー・ストリートを200mほど歩くと、そこから先パレスチナ人は歩くことさえできなくなる。
迂回路を使って遠回りしないといけない。
写真の下に見えるシュハダー・ストリートに足を踏み入れると、無条件で撃たれるそうだ。

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H2エリアには2万人のパレスチナ人が住んでいる。
シュハダー・ストリート周辺にすむユダヤ人入植者はおよそ500人。
彼らを守るために2000人のイスラエル兵が常駐している。

パレスチナ人は歩くことさえ許されないシュハダー・ストリート。
歩いているのはイスラエル兵とユダヤ人入植者のみ。
ゴーストタウンとはこの場所のことだ。

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ゴーストタウンと化したこの通りにも、まだ住み続けている人はいる。
けれど通りに面した入口は使えないので、壁に穴を開けたり、屋根伝いに出入りしたりしているそう。

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ゴーストストリートをランニングする人たちがいた。
一瞬目を疑った。
マシンガンを手にしていたから。

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「イァッホー!」と叫び、空に向けて撃つ振りをしながら走り去っていった。
彼らがイスラエル兵なのかユダヤ人入植者なのかはわからない。
パレスチナ人は認められていないけれど、ユダヤ人入植者には銃の所持が認められている。

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100か所以上あるバリケード。
街はバラバラに分断されている。
バリケードにはユダヤ人入植者が描いたユダヤ教にちなんだ絵。

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武装した兵士と軍用車が行き交うヘブロンの街。
ところどころ家が崩壊している。
戦場に足を踏み入れてしまったんじゃないかと錯覚してしまう。

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放置された子ども用の自転車やベビーカー。
この10年で閉鎖させられた店舗は500軒以上、1万人以上のパレスチナ人が追い出されたそう。

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新しく使用感のある自転車を発見。
住んでる人がいるのかな、と思って奥へと行ってみると・・・。

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新しくきれいな住宅、ユダヤ人入植者の家だった。

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旧市街周辺には4つの小さな入植地がある。
パレスチナ人を追い出し、あえてゴーストタウンに住むことを選んだユダヤ人。
なにがそうさせるのか、使命感?

奥に進むと小さな公園が。
近くに幼稚園があるんだろう、ユダヤ人の子どもたちが楽しそうに遊んでいる。

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こうして見ているとごく普通の子どもたち。
だけど近づいて行っても全員無反応。
「ハロー」と声を掛けても目を合わせてもくれない。
パレスチナだったら向こうから笑顔で寄ってくるのに。

なんなんだろう、この違いは。
武装した兵士に守られているという異常な環境のせいなのか。
どうしても違和感を感じずにはいられない。

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旧市街(スーク)も完全に死んでしまっている。
がんばって営業を続けている店もあるけれど、ほとんど閉鎖。

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ところどころ天井にネットが張られている。
ネットには大量のゴミが散乱。

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スークの2階や3階部分にユダヤ人入植者が住み着いているのだ。
パレスチナ人がいなくなった家や、ときには強引に追い出して住み着く彼ら。
嫌がらせで下を通るパレスチナ人めがけて上から石やゴミ、生卵や糞尿を投げつけるそう。

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2000人のイスラエル軍に守られた彼らはやりたい放題。
パレスチナ人だと子どもでもイスラエル兵に石を投げるだけで逮捕されるけれど、ユダヤ人入植者は嫌がらせや脅迫、暴力行為もとがめられない。

「パレスチナ問題」とよく言われるけれど、そうじゃない。
個人的には「イスラエル問題」だと言い替えないといけないと思う。
あまりにも理不尽なことがヘブロンの街では日常になっている。

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パレスチナ人とユダヤ人入植者が顔を突き合わせて生活している街ヘブロン。
次回もヘブロンに住むパレスチナ人の現状をお伝えします。

Comment

へブロンはイスラエルによるパレスチナイジメの象徴みたいなところのようですね。 どうしても日本そして同盟国のアメリカがパレスチナを国家として見ていないので、一般的なニュースがイスラエル寄りになっているのがすごくわかります。ニュースと現実の違いをまた思い知らされて考えさせられます。貴重な日記、ありがとうございます!

No title

ブログ拝見しております。
だいぶ、イスラエルを訪問し、ナチス・ドイツに迫害された筈のユダヤ人が同じ行為をパレスチナで行っていることに困惑されていると思います。しかしながら、それには理由があります。
1つ目にイスラエルの超正統派の方々は、そもそもシオニズムはユダヤ教の規律に規律に反するとして、イスラエル政府を避難しています。また、今のイスラエルに居住する大半の方は、ステファラデーユダヤ人の出自は、なんと現在のイスラエルではなく、現在のウクライナがあるハザール王国の出身者です。詳細は、
http://www.amazon.co.jp/%E3%83%A6%E3%83%80%E3%83%A4%E4%BA%BA%E3%81%A8%E3%81%AF%E8%AA%B0%E3%81%8B%E2%80%95%E7%AC%AC%E5%8D%81%E4%B8%89%E6%94%AF%E6%97%8F%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%AB%E7%8E%8B%E5%9B%BD%E3%81%AE%E8%AC%8E-%E5%AE%87%E9%87%8E-%E6%AD%A3%E7%BE%8E/dp/4879191027/ref=sr_1_2?s=books&ie=UTF8&qid=1397308527&sr=1-2&keywords=%E3%83%8F%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%ABを参照願います。
私が旧約聖書を読んだ限りでは、ヤコブの信仰深い祖先が救済される筈なのですが、現在はとりあえずユダヤ教徒であれば救済されるなどという教義に変貌しています。
つまり、現ウクライナの方々がユダヤ教徒に改修して救われる事はないのです。
2つ目にユダヤ人で最も有名な資本家、つまりナチスから一番目の敵とされていたロスチャイルド家の方々は、何故かナチスに殺されていません。
詳細は、http://inri.client.jp/hexagon/floorA6F_hc/a6fhc621.html
3つ目に、ヒトラー自身ががロスチャイルド家の血を引いていると言われているからです。
まあ、それはともかく、なぜユダヤ人全員虐殺の指令文書が未だに見つからないのでしょうかね。
ナチスドイツの将兵を口頭だけでユダヤ人虐殺を命令させらてたのでしょうか?
4つ目に3.11人工地震、福島原発事故を起こしたのは誰でしょうか。
イスラエルのマグナBSP社。ロスチャイルド、ロックフィラー、モルガン、全ては彼らが知っています。

タカタカさま

日本ではパレスチナのテロ行為ばかりがクローズアップされてイスラエル寄りの報道ばかりが目立ちます。ユダヤ人が強い影響力を持っているアメリカに遠慮しているんでしょうかね。わたしたちが与えられている情報が常に真実かどうか、きちんと見極めることが必要ですね。

陰謀論者と思われてもさま

読んでいただきありがとうございます。
貴重な情報ありがとうございました。