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ケンゾー   イクエ


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小さなビリン村の抵抗運動

2014.03.27 06:17|パレスチナ自治区☞EDIT
日本から持ってきていたくつ下がとうとうボロボロになってきたケンゾーです。
ということで3足で約210円のくつ下を急きょ調達。
生地がテロンテロンなんだけど、いつまで持つかなあ。

ここラマラから16km西に行ったところに「イスラエルに対する抵抗運動のシンボル」と呼ばれている村がある。
人口およそ1800人の小さな農村ビリン。

ビリン

イスラエルとのボーダーまで4kmほどしか離れていないビリン村。
ある日突然イスラエルに村の土地を奪われ、入植地が造られはじめた。
やがて「パレスチナの自爆テロからイスラエル人を守る」ための分離壁が建設され、村のオリーブ畑の半分が壁の向こう側へと奪われた。

そして2005年、ビリン村の非暴力の抗議運動がはじまった。

抗議運動は毎週金曜日の午後に行なわれている。
あまり近づかなければ危険ではないそう。
外国人ツーリストもよく参加しているそうだ。

イスラム圏では金曜が休日。
セルビス(乗合いタクシー)が見つからなかったのでタクシーで行くことに。

しばらく走っていると、真新しいマンション群が見えてきた。
イスラエルの入植地だ。

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およそ30分でビリン村に到着。
ほんとに小さくて静かな村だ。

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モスクの周りに村の人々が集まっている。
毎週金曜日、昼の礼拝を終えたあとに抗議運動を行なっている。

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集まった人々がぞろぞろと移動しはじめた。
1人の男性に「車でいっしょに行こう」と言われたので乗せてもらうことに。
この男性、カメラマンだった。
彼も毎週取材をしているそう。

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山肌に延びる1本の道。
遮音壁のようなものが道路に沿って設置されている。

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でもよく見ると片側にしか壁はない。
遮音のためじゃなくイスラエルとパレスチナを分離するための壁だ。

入植地が見えてきた。
ビリン村の土地を奪って建てられたマンションたち。
村の人たちが住んでる家とは比べ物にならないくらい近代的な建物。

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車を降りたカメラマンがベストのようなものを羽織った。
防弾チョッキだ。
ヘルメットとガスマスクも持っている。
一気に緊張感が高まる。

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ぞくぞくと抗議に参加する人たちが集まってくる。
みんなパレスチナの国旗を手にしている。
若者の姿も多い。

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パレスチナ人に混じって外国人ツーリストの姿も。
この抗議運動には、パレスチナを支援するイスラエル人が参加することもあるそう。

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まだあどけない表情をした少年がガスマスクを装着している。
目立つ黄色のベストを着ているんだけど、ひょっとしてこの子もプレスなのか?

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やっぱりそうだった。
ビデオカメラを片手にイスラエル兵が待ち受ける分離壁へと進んでいく少年。
ビリン村に住んでるんだろうか?
年齢を聞いたら14歳だった。
でも大人と変わらない使命感を持っている。

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分離壁へ向かってオリーブ畑を歩いていく。
やがてのどかな風景に似つかわしくない、無機質なコンクリートの壁が見えてきた。

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壁の奥には入植地のマンションが建ち並ぶ。
10年前まではオリーブ畑が広がっていた場所。
今でも本当はパレスチナ人の土地。
イスラエルが不法占拠している土地だ。

イスラエルが今現在も着々と建設を進めている分離壁。
総延長703km、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区を完全に囲ってしまう計画だ。
いちばんの問題は、この壁が1949年に決められたボーダーではなく、パレスチナ側にどんどん入り込んできていること。

分離壁

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イスラエルはパレスチナの土地をどんどん奪い、入植地を建設し、パレスチナ領土に食い込む入植地を囲むように分離壁を建設していっている。
分離壁の建設は国連総会でも非難決議がなされているし、国際司法裁判所も国際法に反していると勧告している。
けれどイスラエルはこれらを無視、現在も入植地は拡大する一方だし、分離壁建設も止める気配はない。

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けれど過去に、イスラエルの最高裁がビリンの分離壁のルート変更を命じる判決を下し、ビリン村側へ食い込んでいた分離壁が一度壊されイスラエル側に戻されたことがある。
分離壁自体が無くなったわけでもないし、ほんの数百mの違いかもしれないけれど、それはとても画期的なことだった。
ビリンがパレスチナ抵抗運動のシンボルと呼ばれるようになったのはそれからのこと。

壁の向こうからこちらをうかがうイスラエル兵。
そして入植地に住む、黒い服と白いシャツを着た正統派ユダヤ人たちの姿も。
パレスチナ人の抗議運動を高みの見物するつもりなんだろう。

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壁が目前に迫ってきた。
ふと地面に視線を落とすと、なにか黒い物体が大量に落ちている。
なんだこれ?
まさか手榴弾・・・じゃないよね?

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壁の前で止まる集団。
一部分だけ壁の色が黒くなっている。

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黒く焦げたゲートだった。
いつ、なにがあったんだろう?

イスラエル軍の攻撃でけが人がでることもあり、救急車も待機している。
緊張がはしる。

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抗議運動がはじまった。
といっても、思っていたよりもとても穏やかな抗議。
国旗を振り上げ一斉にシュプレヒコールをあげたり、イスラエル兵に向かって語りかけたり。

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言葉は悪いけど、ちょっと拍子抜けだなあと思ったその時。
イスラエル兵が何かをこちら側に投げ込んだ。

ヒューー、と鳴りながら投げ込まれたそれはモクモクと白い煙を吹き上げる。
あっという間に異臭が周囲に漂い出した。
催涙弾だ!

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ケンゾーとイクエも慌てて風上に逃げる。
けれど次から次へと投げ込まれる催涙弾。

あっ、ヤバい!と思ったときにはもう遅かった。
猛烈な目と喉の痛みに襲われる。
ゴホゴホ咳き込んで涙が止まらない。
人生はじめての催涙弾、これはかなりきつい。

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この催涙弾攻撃のさなか、ガスマスクもせず顔に布切れを巻いただけの少年たちが反撃を試みる。
反撃と言っても彼らにできるのは投石と投げ込まれた催涙弾を拾って投げ返すこと。
あまりにも些細な反撃だ。

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そしてその様子を見物するユダヤ人たち。
催涙弾が打ち込まれるたびに口笛を鳴らし大声ではやし立てる。
「神に選ばれた民」にしてはモラルが低すぎる。

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それまで手で投げ込まれていた催涙弾。
とうとうドンッドンッドンッドンッと一斉に撃ち込んできた。

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辺り一帯催涙ガスで満たされる。
こうなってはもう壁に近寄ることもできない。
抗議運動はこれで終了。



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高くそびえる壁とその奥に見える近代的なマンションを眺めながらビリンの少年たちはなにを思っているんだろう。
この週に一度の抗議運動に対して、イスラエル兵が相手をするのは暇つぶしのようなものなのかもしれない。
イスラエルに対してパレスチナが持っている力はあまりにも小さすぎる。
過去には催涙弾が直撃したり、呼吸不全になって死亡してしまった村人もいる。

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でも、抵抗にさえなっていないかもしれないけど、ヤメるわけにはいかない。
ヤメたらイスラエルの思うつぼ、全面的に屈することになる。
ビリン村の人々はそのことを知っている。

目と喉の痛みに耐えながらビリン村へと歩いて戻る。
途中でかわいい子どもたちと遭遇。

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天真爛漫な笑顔に痛みも吹き飛ぶ。
この子たちの笑顔を守るために、パレスチナに平和を取り戻すために、ぼくらにできることはなんだろう?
もうこれ以上、世界がパレスチナを放っておくことは許されない。
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きょうも

きょうも涙が出ますね。お二人の文章を読むだけでそう感じるので、お二人はどれだけ
心を震わせているんだろうと思います。
こういったぶろぐがブログ村にあって本当によかったです。
悲しい現実も世界、まずは知ること。
いつも本当にありがとうございます。これからも頑張ってください。
でもくれぐれも気を付けて!!!

きょうこさま

いつもコメントありがとうございます。
旅をしていると世の中には理不尽なことがたくさん起きていて、弱い立場の人々が日々涙を流している事実に気づかされます。知らないままだと自分も気づかないうちに誰かを傷つける側に立っているかもしれない。おっしゃる通り、まずはなにが起きているのか知ることが大事だと痛感しています。

こんにちは

以前、虐待を受けて育った子供は、自分の子供に虐待をしてしまう確率が非常に高い、と言う事を聞いたことがあります。

パレスチナの問題を聞くたびに、この言葉を思い出してしまいます。

教育はとても大事だなと改めて実感させられます。

ブログを通して実情をレポートして頂きありがとうございます。


風邪など引かないように ご自愛ください。

知らないことがいっぱい

いつも楽しく見ています。ですが、最近の内容は考えさせられる内容ばかりです。
命がけで訴えることの大変さ、その苦労がすぐには報われないことを思うともどかしい気持ちになります。
私も、イクエさんとケンゾーさんと一緒にこれからの世界を見届けていきたいと思います。
といってもPC上ですが・・・
頑張ってください!!応援しています。

そらさま

たしかにユダヤ人の歴史を知ると、ユダヤ人たちの国を失うことに対する恐怖や強迫観念的な考え方も分からなくはないですよね。だからと言って、パレスチナ人に対する迫害はまた違う次元の話だと思うんですけど。悲しい負の連鎖がこれ以上続かないことを願います。

kazuさま

いつも読んでいただいてありがとうございます。

ほんとうに世の中には知らないことがまだまだたくさんありますね。知らないままでも問題なく暮らしていけるんでしょうけど、ちゃんと知って、答えはでないことのほうが多いけれど考えることで心が豊かになるのかもしれません。
これからもよろしくお願いします!
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