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ケンゾー   イクエ


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心から笑える日は来るのだろうか

2014.03.19 06:30|パレスチナ自治区☞EDIT
顔も手もしわくちゃで「おじいちゃん化」が著しいケンゾーです。
体全体に潤いが足りない。
あ~、温泉に浸かりたい!

ナブルスの旧市街にひきつづき、報道カメラマンでもあるエハブにイスラエルの入植地を案内してもらう。
入植地とはパレスチナ自治区内に勝手にイスラエルが住宅地をつくり、イスラエル人たちを住まわせて事実上イスラエルの支配下になってしまったところ。
だからパレスチナ人のエハブは入植地に近づくことさえできないので距離を置いて眺めるだけ。

「パスポートは持ってる?」
エハブに聞かれた。

「持ってるけど、チェックポイントがあるの?」
「たまにイスラエル軍がチェックしてるんだ。
 みんな(外国人)はノープロブレムだけど、僕にはプロブレムだ。」


そう笑いながら言うエハブ。
自分たちの街なのに、イスラエルから不当な扱いを受ける日常。
彼らはいったいいつまでこんな理不尽な状況に甘んじていないといけないんだろう。

タクシーで山の上をめざす。
きょうはイスラエル軍はいないようだ。
無意識にフーッと息が漏れる。

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見晴らしのいい山の上に出た。
500mほど離れた向かいの山の上に真新しい建物が見える。
これがイスラエルのバラケ入植地だ。

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マンションのような4階建ての建物。
1棟に30~40世帯は住めるだろうか。

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この建物はユニット式になっていて工場で作ったものをここに運び、現地で組み上げるだけなので、みるみるうちにでき上がるんだそう。
この10日間のうちに10棟建ったそうだ。

入植地はどんどん増殖していっている。
茶色く段々畑のように整地されているところは建設予定地。

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じわじわと、しかし着実にパレスチナ人の土地を侵食しているイスラエル。
やがて土地だけでなく、パレスチナ人が住んでいる家さえも飲み込んでいく。

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右側の奥にぽつぽつと見えているのはパレスチナ人の住居。
もちろん今現在もパレスチナ人が生活を営んでいる。

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入植予定地は彼らの家のもう目前まで迫っている。
日に日にイスラエルの住居が増えていき、どんどん自分たちの家に近づいてくる。
そして、目の前まで迫ってきたあとは・・・

「ある日突然壊されるんだ。」

こんな酷いことがまかり通っていいの?
軍事力で勝ってたら何をしてもいいってこと?
そもそもパレスチナ自治区内にイスラエルが入植すること自体違法行為なんだよ。
いくら真っ当に聞こえる理由をつけたって、ぜったいにおかしいよ!
ここに住む人たちの心境を思うと胸が苦しくなる。

この入植地に近い山の上には少数派のサマリア教徒のコミュニティがある。
サマリア教はユダヤ教と似通った宗教だそうだけど、古来よりユダヤ人からは異端視され嫌われていたそうだ。

今もサマリア教徒はイスラエルの徴兵制に反対していて、イスラエルからは嫌われている。
むしろサマリア教徒はアラブ語を喋るし学校も同じだし、パレスチナのイスラム教徒たちとうまく共存している。
現在サマリア教徒は800人ほどいるそうで、ここには500人くらいが住んでいる。

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ユダヤ教の聖地はエルサレムだけど、サマリア教の聖地はここナブルスのゲリジム山。
聖地の山は彼らのコミュニティとは目と鼻の先だけれど、イスラエルの管理下に置かれ自由に出入りすることはできない。

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サマリア人の人口は年々減っていて深刻な状況になっているそうだ。

帰りは歩いて市街地へと戻ることに。
ナブルスの街がよく見える。

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パレスチナ自治区では道を歩いていると必ず声をかけられる。
「ハロー!!」
「ウェルカム!!」
「ワッチュアネーム!!」

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暗くなった気持ちがぱっと明るくなる。
パレスチナの人々が、なにより子どもたちが明るいことに救われる。

限られた平地にびっしりと建ち並ぶ家々。
そして山の斜面にどんどん新しいビルが増えている。

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人口も増え続け、発展していっているナブルス。
けれどこの山の向こう側にはイスラエル軍の基地があり、ロケットミサイルがずらりと並んでいるんだそう。

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イラク戦争の際にイスラエル・アメリカ・イギリスがここに駐留し、そのままなし崩し的にイスラエルの基地となり居座っているんだそう。

このあとエハブに難民キャンプも案内してもらうことに。
市街地から5km離れたところにあるアスカル難民キャンプ。

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さっそくかわいい子どもたちが出迎えてくれる。
ほんとにみんな明るいんだよね。

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そんな笑顔があふれるこのキャンプも常に死と隣り合わせの生活を強いられている。
見るたびに胸が締めつけられる亡くなった若者の写真。
いったいいつまでこの悲劇は続くんだろう。

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キャンプで暮らす青年がエハブとともに案内してくれる。
一軒の商店に入った。
「この男性の話を聞いてあげて。」

商店を経営する目の見えない高齢の男性。
うながされて男性の前の椅子に座った。

男性がたんたんと語ったのは、自分の息子が殺された話。
ある夜、イスラエル兵は息子さんを屋上で殺し、その後ほかの人を建物に近づかせないようにした。
息子さんがどういう状態にあるのか分からず、救急隊も建物のなかに入ることができず、息子さんのもとに駆けつけることができたのは次の日の昼。
命を救うにはあまりにも遅すぎだった。

外周わずか1.2kmという狭いスペースに1万4千人が暮らしている。
キャンプの中は迷路のよう。
細い路地が縦横無尽に入り組んでいる。

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この幅30cmくらいの隙間を指差してエハブが言った。
「これは隙間じゃなくて道なんだよ。
 この先に家の入口があるんだ。」


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一瞬冗談かと思った。
火事のときは助け出すことも難しく、深刻な事態になるそうだ。

増え続ける人口、建て増しに建て増しを続けてきたキャンプはもう限界にきている。

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陽の当たらない狭い路地で遊ぶ子どもたち。
ここで生まれ育ったこの子たちにとって、この環境はあたり前のことで異常ではないのかもしれない。

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でも声を大にして言いたい。
パレスチナの日常は異常だ。
いつまで世界はほったらかしにするんだ。

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この子たちから笑顔を奪う権利はイスラエルにはない。
祈ることしかできないことがもどかしい。

今回いっしょにナブルスの街や難民キャンプを見てまわったのは同じ宿に泊まっていた旅行者のカップル。
彼らはスペイン人のカップル。
いや、厳密に言えば彼らはスペイン人ではない。
「どこの国から来たの?」と質問されるたびに彼らは「バスク・カントリー」と答え、みんなに不思議な顔をされていた。

バスク地方はスペインの北東、フランスとの国境にまたがっていて独自の言葉や文化をもち、スペインからの独立を求めている。
バスクの独立を求めて過激派がテロを起こすこともあり、スペイン人から疎まれることも多い。
そんな彼らはパレスチナ人の現状に共感する部分も多いようだった。
カップルの男性のほうは、バスクの新聞記者で帰国したらパレスチナのことを執筆すると話していた。

2人はパレスチナでたくさんの写真を撮っていた。
だけど・・・・・。

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事務所に戻ってパソコンを前に渋い顔。
あさってテルアビブの空港からスペインへと帰る彼女たち。
イスラエルは入国も面倒くさいけれど、それ以上に出国が大変なのだ。

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イスラエルが恐れていること。
それはパレスチナの実情が世界に、そしてイスラエル国民に知れること。
空港からの出国の際、パレスチナを撮影した写真や映像などを持ち出そうとしていないか厳しくチェックされる。
もしも見つかったら写真は消去、場合によってはパソコンを壊されることもある。
パレスチナの写真などはインターネット上のサーバーに避難させるなどの工作が必要。

そもそもこんな検閲行為をすること自体、自分たちに罪の意識があって後ろめたいってことだよね。

2日間ナブルスの街を案内してくれたエハブ。
打ち解けてオフィスで楽しく話していたときのこと。

「エハブは兄弟何人いるの?」
「お兄ちゃんが3人。」
「へえ~、3人もいるんだー。」
「でも、ずっと会ってないんだけどね。」
ごまかすように笑いながら言った。

「なんで?」
「だって、全員イスラエル軍に逮捕されたから。
 今もイスラエルの刑務所で監禁されたままなんだ。」


え?!3人とも刑務所の中?!
とっさにどう返していいか分らなかった。

エハブにしても代表のワディジにしても、優しい笑顔の裏には悲しい過去・現実を抱えている。
いや、彼らだけじゃない。
きっとパレスチナに住むパレスチナ人たちはみな同じような悲しい過去と現実を背負って生きている。

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彼らが心の底から笑える時はいつか来るのだろうか。
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Comment

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こんなにパレスチナ人が迫害されてるとは知りませんでした。
なんでもっと報道されないのか不思議です。
国連も見て見ぬふりをしてるのでしょうか。
多くのイスラエル人はパレスチナ自治区で起きてることを本当に知っているのでしょうか。
みんなが知ればイスラエル人であることが恥ずかしくなるような行為だと思うのですが。

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No title

このブログを通して状況が少しでも変われば良いですね。
このブログを発信することも危険を伴い勇気のいることだと思います。
次の国では、またゆるりとしたブログをお願いします。

イクエさんはもちろんのことですが、ケンゾーさんも文章の構成がとてもうまくなりましたね。
これからも仕事前の世界旅行を楽しませてください。

お体に気をつけて。

心から笑える日は来るのだろうか

自分自身の人生に対する問いかけでもあるのでしょうか?

未来


フロイトの精神分析の冒頭は言い間違いについて書かれています。熟慮の末に発した言葉よりも言い間違いのように何気なく発した一言にこそ、本心があると説かれています。イスタンブールで綴られたものには 偽りの無いあなたの本心が吐露されていると思います。
イラン(過去)とパレスチナ(現在)のブログを比べてみれば、あなたの求めているものは近づいているようです。中東だけでなくその周辺にまで闘争が拡大しそうですが、戦場ジャーナリストを志しておられた あなたはどのように感じておられますか。
明日この世界が消滅するとしても何ら動じない澄んだ精神状態が求められているのではないでしょうか。

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そよ風さま

国連ではアメリカやイギリスなどが必ず拒否権を発動するので、イスラエルが行なっていることを非難する決議や声明などが採択されることはありません。パレスチナの人々の運命は大国のエゴに振り回されています。

大多数のイスラエル人は自分たちの国で何が行われているのか知らないか、見ないように聞かないようにしてるのではないでしょうか?
パレスチナ人を迫害していた元イスラエル兵たちが、自分たちが何をしてきたのか明らかにしようと活動している団体もありますが、様々な圧力や妨害があって身の危険と隣り合わせの活動のようです。

イクエファンさま

お褒めの言葉ありがとうございます。
もっと読みごたえのある記事が書けるように努力します。
もうしばらく重たい内容にお付き合いください。

匿名さま

いえいえ、わたしは単純な人間なので楽しい時は心から笑ってます。

ありがとです!!!

先日、団体ツアーでヨルダンに行き、「ヨルダン料理」を検索していてたまたまここにたどり着きました。
日本のマスコミからは知れないようなパレスチナ自治区の貴重な体験の情報に驚きました。
いろいろな国を訪問して得た体験をベースに、客観的に見た情報。そして、お二人の視点にとても共感しました。
5年前に行った中国チベット自治区を思い出しましたが、状況はもっと深刻なような気がします。
最初からじっくり読む予定です。良い機会を与えてくださりありがとうございます。

なか さま

うれしいコメント、ありがとうございます。
パレスチナのことは、たくさんの人に知っていただきたいなあと思っています。
ひょんなことがきっかけで、このブログにたどり着いてくれた奇跡にも感謝です。
昔の記事まで読むのは大変だとは思いますが、お時間のあるときに時間つぶしに楽しんでもらえたらうれしいです。
これからもよろしくお願いします!
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