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訪れた国は78カ国
旅した期間は1257日
2016年2月14日に帰国!
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ケンゾー   イクエ


2007年10月 結婚
2012年09月 世界旅行に出発

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絶望から復活した街

2014.02.28 06:14|ポーランド☞EDIT
今後のルートで悩んでいるケンゾーです。
リアルタイムではイスラエル。
このあとヨルダン→エジプト→スーダンとアフリカ旅をスタートさせる予定だったんだけど、ただ今エジプトは緊急事態発生中。
ダハブでダイビングしたかったのに、どうしよう。

きょうはクラクフから首都ワルシャワへ移動。
うっすらとまだ雪化粧が残る旧市街を歩いてバスステーションへ。

ワルシャワ

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クラクフのバスステーションはクラクフ本駅の裏手にある。
クラクフ ~ ワルシャワは53ズオティ(約1825円)。
今回もWi-Fiつきでラッキー!と思ったらだまされた。
トルコとおんなじでたまに外れがあるみたい。

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およそ5時間半でワルシャワに到着。
こっちも雪が積もってて寒い!
寒さに震えながら路線バスに乗って市街地へ。

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第二次世界大戦で壊滅的な被害を受けたワルシャワ。
戦後再建された街並みは、旧社会主義の雰囲気をどことなく感じさせる造り。

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ネットで事前予約してあるホテルにたどり着いてびっくり。
アンティークな建物でとてもおしゃれ ♫

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戦渦を免れたこの建物は築100年。
こんな歴史ある建物が安宿として使われるんだから贅沢だよね。

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室内にはクリムトの絵が飾ってあったりしてなかなか趣味がいい。
スタッフの感じもよくていい宿だった。

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「Mermaid Hostel」
ドミトリー1ベッド20ズオティ(約690円)
フリーWi-Fi キッチンあり 朝食なし

次の国へのフライトのために来たのでワルシャワには1泊だけ。
駆け足でワルシャワの街を見て回ることに。

まずはワルシャワ旧市街の中心、旧市街市場広場
雪と寒さでがらんとしているけれど、普段は露天の土産物屋やストリートパフォーマー、そして観光客で賑わっているそう。

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広場の中央にはなぜか人魚の像。
じつは人魚はワルシャワのシンボル。

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ワルシャワにはこんな伝説が伝えられている。

ある貧しい漁師の夫婦が街を流れるヴィスワ川で網にかかった人魚を生け捕りにした。
夫婦は人魚を連れて帰るも、助けてほしいと懇願され望みどおり川に帰してやった。
それからというもの、魚がよく売れるようになり漁師夫婦は裕福になったとさ。


この夫婦の名前がワルスとサワで、これがワルシャワの名前の由来なんだそう。

だからホテルの名前も「マーメイド」なんだ。
でもこの人魚はなんで剣を振り回してるのかな?
助けてもらったんじゃないの?

ワルシャワの旧市街と新市街(中世の人々にとっての「新」市街)は第二次大戦時に徹底的に破壊されてしまった。
もちろんこの旧市街市場広場もそう。
なんとか生き残った人々も絶望感に打ちひしがれたことだろう。

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でも戦後、瓦礫の山と化していたワルシャワは見事な復活を遂げる。
その復活劇の立役者はワルシャワ市民。
生き残った市民の記憶を頼りに可能な限り瓦礫を再利用し「壁の割れ目にいたるまで」、「レンガのひび1本にいたるまで」忠実に復元していったんだそう。

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17世紀から18世紀にかけての歴史的な街並みなんだけど、建物自体は新しい。
この時代にタイムスリップしたようでなんだか不思議な感じ。

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これはクラクフにもあった円形の砦バルバカン
もともとは15〜16世紀に造られたものだけど、これも破壊された。
1954年に復元された。

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こちらは旧王宮国立オペラ劇場
どちらも第二次大戦で破壊されるも、見事に復元されている。
ワルシャワの人々の街の復活にかける情熱と執念には頭が下がる。

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ワルシャワの街でひときわ異彩を放っているこのビルは文化科学宮殿
スターリンからの贈り物として1952年に建てられたんだって。
プレゼントに37階建ての高層ビルって、そんなのあり?

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でもなんだかアンバランスで格好は良くない。
案の定、評判はあまり良くなくて「ソビエトが建てたワルシャワの墓石」なんて呼ばれてるそうだ。

旧王宮がある王宮広場から延びている新世界通り。
美しくライトアップされるこの建物たちも戦後に再建されたもの。

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この派手なイルミネーションで照らされているのはポーランド科学アカデミー。
建物の前にはコペルニクスの像がある。

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天文学史上最も重要な発見といわれている「地動説」を唱えたコペルニクス。
当時は天動説が主流で、自分の考えを生前に公にすることは頑に拒んでいたそう。
きっと公にしていたら宗教裁判にかけられて火あぶりの刑になってただろうね。

2つの尖塔が特徴のこちらは聖十字架教会
これも戦時中、ダイナマイトで爆破されおよそ1/3が破壊されたそう。

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この教会にはポーランドが生んだ偉大なピアニスト、フレデリック・ショパンの心臓が納められている。
1810年にワルシャワ郊外で生まれたショパンは、パリで39年という短い人生を終えた。
望郷の念にかられながらも叶わなかった祖国への帰還。
本人の願いで死後、心臓がこの教会へと運ばれた。

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じつはここワルシャワの歴史地区は世界遺産に登録されている。
ただ「歴史地区」とはいっても、オリジナルの歴史的な街並みは戦争によって一度失われている。
今現在ある街並みは戦後に復元されたものだ。

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世界遺産に登録されるときに「復元されたもの」が登録に値するか疑問視する意見もあったそう。
けれど「復元されたからこそ登録に値する」ということで世界遺産に登録。
市民の気の遠くなるような努力と情熱で復活したワルシャワの街は、「破壊からの復元および維持への人々の営み」が評価された最初の世界遺産となった。

血を流し、街を破壊し、人々を絶望に追い込む。
これまで幾度となく繰り返されてきた悲しい歴史。
人間は残虐な生き物だ。

でも絶望に打ち勝つことができる強い生き物でもある。
古くて新しいワルシャワの街は、人間の無限の可能性を教えてくれている。

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No title

雪がつもった町並み、きれいですねー。
とはいえ、寒いし、足元がぐちゃぐちゃでタイヘン、でしょうか?

ねのひさま

ポーランドは寒かったです!
雪景色はきれいですが、実際に住んでる人たちは大変ですよね。
ときに大きな被害が出ることもありますし。
リアルタイムでは、半袖で過ごせるところにいます。