妻の渾身のモノマネ不発! 残念だ
「年末から食べて飲んでふっくらしてきた」って書いたけれど、体重を計ったらじつは痩せていたケンゾーです。
もっと酒も飲んで大丈夫だな。
今回のチュニジア旅のテーマのひとつ。
それは「北アフリカの先住民族ベルベル人の村巡り」。
1000年前のクサールを訪れたタタウィンからすこし北上し、マトマタという村へ移動することに。
まずはルアージュに乗ってガベスという町まで行く。
およそ1時間、7.90ディナール(約500円)。
ガベスでマトマタ行きのバスかルアージュ(乗合いワゴン)に乗り換える。
マトマタには新・旧2つの村があり、今回目指しているのは旧マトマタ村。
ガベスから旧マトマタまで行くバスもたまにあるようだけれど、ほとんどが新マトマタ止まり。
新マトマタまで約1時間、1.30ディナール(約82円)。
目的地まで行くのは少し面倒だけど、マトマタに行きたい理由があったんだよねえ。
新マトマタでバスを降りると旧マトマタ行きのルアージュが待ち構えている。
旧マトマタまでは15分くらいかな、0.90ディナール(約57円)。
ケンゾーたちはここでツアーの客引きに話しかけられた。
ルアージュの中まで入ってきたから面倒くさかったけど、「お金がない」と言うと諦めて帰っていった。
陽が沈みはじめた頃、旧マトマタに到着。
車から降りるとそこは、アラビアンナイトの世界だった。
赤土の小高い丘が連なり、背の高いナツメヤシが誇らしげに生えている。
地面と同化している土壁の家。
ところどころある真っ白な家がアクセントになっている。
きょうのホテルはここ。
というより、マトマタにはこのホテルに泊まるためだけに来たようなもの。
なんかヘンじゃない?
洞窟みたいだけど、これがホテル?
それじゃあ、全体の写真をどうぞ!
地面にでっかい穴が!!
穴の中にホテル?!
じつはこれ、ベルベル人が古くから使ってきた穴居住宅。
もともと北アフリカに古くから住んでいたベルベル人だけど、移り住んできたアラブ人に追われるようになってしまった。
そして12〜13世紀頃から身を守るためにこんなクレーターのような穴を掘りはじめたそうだ。
最初は緊急避難用の隠れ場だったんだけど、時が経つにつれて内部が複雑になっていき、家になりさらには村にまで発展したそう。
このホテルはそんな穴居住宅を利用してるんだよね。
旧マトマタに穴居ホテルは4つあるんだけど、ケンゾーが泊まりたかったのはこの「シディ・ドリス」。
なぜかというと・・・。
じつはここも「スター・ウォーズ」の撮影場所のひとつ!
ルーク スカイウォーカーが住んでいたラーズ家の住宅がここで撮影されたんだよ。
エピソード4でルークが青いミルクシェイクのようなものを飲むシーン覚えてない?
映画に登場したBarもそのまま残されていて、「スターウォーズバー」として今も実際に営業している。
中には撮影当時の写真などが飾られていてファンにはたまらない空間。
といってもイクエは「スター・ウォーズ」は観たことはない。
観たことないくせに、喉を叩いて声を震わせながら「ワ・レ・ワ・レ・ハ ウチュ〜ジン ダ」と得意げ。
きっと主人公になりきってるんだろうけど、残念だ。
たぶんそれバルタン星人だよ。
このスターウォーズホテル、昼間は見学に訪れる観光客で騒々しい。
バスで乗り付けて、大騒ぎしながらパシャパシャ写真を撮って帰っていく。
半分以上は中国人のグループなんじゃないかな。
だけどシーズンオフだからか、宿泊客はケンゾーとイクエだけ。
部屋も5つベッドがあるドミトリーをふたり占め。
ひとり14ディナール(約880円)、朝食つき、Wi-Fiなし。
部屋にはベッドがあるだけで、トイレや洗面台は共同。
ケンゾーたちだけだからか、シャワーは水だった。
何度かクレームを言ったけれど、けっきょくお湯は出ず。
「スター・ウォーズ」の舞台というだけで、部屋の設備やスタッフのサービス、朝食の質はただの安宿だね。
まあ、実際旧マトマタで最安だしね。
ほかにも村の中にはクレーターのような穴がボコボコ空いている。
地面に地下3階分くらいの円形の穴が空いていて、さらに横穴が蟻の巣のように掘られている。
大雨が降ることがないからこんな家が成り立つんだろうね。
空き家になっているところもあれば、とてもきれいに保たれてるところもある。
穴を見て回っているとかわいい兄妹がくっついてきた。
カールした髪とクリクリおめめの妹がかわいい!
観光地の村なんだけどぜんぜん擦れてない。
「こっちにもあるよ!」って感じで兄妹が穴を案内してくれた。
この穴は中央に井戸が掘られている。
穴居住宅は夏は強い日差しを避けるのに都合がよく、冬は暖かい。
この土地、気候にとてもマッチした住居だったんだね。
この穴はほとんど崩れかけ、ヤギ小屋代わりになっている。
旧マトマタはこの穴居住宅以外には見どころはない。
完全にシーズンオフでほとんどのホテルも閉まっている。
夏場には観光客で溢れかえるこの村も、今はただの田舎の村。
本当は日帰りするつもりだったんだけど、映画の舞台になった場所に安く泊まれると言うことで1泊だけすることにしていた。
だけど、ゴミで汚い国暫定1位のチュニジアでイクエの咳がとまらなくなり、高熱も出てきていた。
ほかに宿泊客もいないし、療養するにはちょうどいい。
な〜んにもないこの村で2泊することにした。
「スター・ウォーズ」の主人公の家から一歩も出ずに、ベッドの上で食事をし、ただ寝続けるというある意味贅沢な3日間を過ごしたケンゾーとイクエだった。
もっと酒も飲んで大丈夫だな。
今回のチュニジア旅のテーマのひとつ。
それは「北アフリカの先住民族ベルベル人の村巡り」。
1000年前のクサールを訪れたタタウィンからすこし北上し、マトマタという村へ移動することに。
まずはルアージュに乗ってガベスという町まで行く。
およそ1時間、7.90ディナール(約500円)。
ガベスでマトマタ行きのバスかルアージュ(乗合いワゴン)に乗り換える。
マトマタには新・旧2つの村があり、今回目指しているのは旧マトマタ村。
ガベスから旧マトマタまで行くバスもたまにあるようだけれど、ほとんどが新マトマタ止まり。
新マトマタまで約1時間、1.30ディナール(約82円)。
目的地まで行くのは少し面倒だけど、マトマタに行きたい理由があったんだよねえ。
新マトマタでバスを降りると旧マトマタ行きのルアージュが待ち構えている。
旧マトマタまでは15分くらいかな、0.90ディナール(約57円)。
ケンゾーたちはここでツアーの客引きに話しかけられた。
ルアージュの中まで入ってきたから面倒くさかったけど、「お金がない」と言うと諦めて帰っていった。
陽が沈みはじめた頃、旧マトマタに到着。
車から降りるとそこは、アラビアンナイトの世界だった。
赤土の小高い丘が連なり、背の高いナツメヤシが誇らしげに生えている。
地面と同化している土壁の家。
ところどころある真っ白な家がアクセントになっている。
きょうのホテルはここ。
というより、マトマタにはこのホテルに泊まるためだけに来たようなもの。
なんかヘンじゃない?
洞窟みたいだけど、これがホテル?
それじゃあ、全体の写真をどうぞ!
地面にでっかい穴が!!
穴の中にホテル?!
じつはこれ、ベルベル人が古くから使ってきた穴居住宅。
もともと北アフリカに古くから住んでいたベルベル人だけど、移り住んできたアラブ人に追われるようになってしまった。
そして12〜13世紀頃から身を守るためにこんなクレーターのような穴を掘りはじめたそうだ。
最初は緊急避難用の隠れ場だったんだけど、時が経つにつれて内部が複雑になっていき、家になりさらには村にまで発展したそう。
このホテルはそんな穴居住宅を利用してるんだよね。
旧マトマタに穴居ホテルは4つあるんだけど、ケンゾーが泊まりたかったのはこの「シディ・ドリス」。
なぜかというと・・・。
じつはここも「スター・ウォーズ」の撮影場所のひとつ!
ルーク スカイウォーカーが住んでいたラーズ家の住宅がここで撮影されたんだよ。
エピソード4でルークが青いミルクシェイクのようなものを飲むシーン覚えてない?
映画に登場したBarもそのまま残されていて、「スターウォーズバー」として今も実際に営業している。
中には撮影当時の写真などが飾られていてファンにはたまらない空間。
といってもイクエは「スター・ウォーズ」は観たことはない。
観たことないくせに、喉を叩いて声を震わせながら「ワ・レ・ワ・レ・ハ ウチュ〜ジン ダ」と得意げ。
きっと主人公になりきってるんだろうけど、残念だ。
たぶんそれバルタン星人だよ。
このスターウォーズホテル、昼間は見学に訪れる観光客で騒々しい。
バスで乗り付けて、大騒ぎしながらパシャパシャ写真を撮って帰っていく。
半分以上は中国人のグループなんじゃないかな。
だけどシーズンオフだからか、宿泊客はケンゾーとイクエだけ。
部屋も5つベッドがあるドミトリーをふたり占め。
ひとり14ディナール(約880円)、朝食つき、Wi-Fiなし。
部屋にはベッドがあるだけで、トイレや洗面台は共同。
ケンゾーたちだけだからか、シャワーは水だった。
何度かクレームを言ったけれど、けっきょくお湯は出ず。
「スター・ウォーズ」の舞台というだけで、部屋の設備やスタッフのサービス、朝食の質はただの安宿だね。
まあ、実際旧マトマタで最安だしね。
ほかにも村の中にはクレーターのような穴がボコボコ空いている。
地面に地下3階分くらいの円形の穴が空いていて、さらに横穴が蟻の巣のように掘られている。
大雨が降ることがないからこんな家が成り立つんだろうね。
空き家になっているところもあれば、とてもきれいに保たれてるところもある。
穴を見て回っているとかわいい兄妹がくっついてきた。
カールした髪とクリクリおめめの妹がかわいい!
観光地の村なんだけどぜんぜん擦れてない。
「こっちにもあるよ!」って感じで兄妹が穴を案内してくれた。
この穴は中央に井戸が掘られている。
穴居住宅は夏は強い日差しを避けるのに都合がよく、冬は暖かい。
この土地、気候にとてもマッチした住居だったんだね。
この穴はほとんど崩れかけ、ヤギ小屋代わりになっている。
旧マトマタはこの穴居住宅以外には見どころはない。
完全にシーズンオフでほとんどのホテルも閉まっている。
夏場には観光客で溢れかえるこの村も、今はただの田舎の村。
本当は日帰りするつもりだったんだけど、映画の舞台になった場所に安く泊まれると言うことで1泊だけすることにしていた。
だけど、ゴミで汚い国暫定1位のチュニジアでイクエの咳がとまらなくなり、高熱も出てきていた。
ほかに宿泊客もいないし、療養するにはちょうどいい。
な〜んにもないこの村で2泊することにした。
「スター・ウォーズ」の主人公の家から一歩も出ずに、ベッドの上で食事をし、ただ寝続けるというある意味贅沢な3日間を過ごしたケンゾーとイクエだった。