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訪れた国は78カ国
旅した期間は1257日
2016年2月14日に帰国!
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ケンゾー   イクエ


2007年10月 結婚
2012年09月 世界旅行に出発

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じいちゃんはかわいいのが一番

2013.10.17 06:28|トルコ☞EDIT
丸投げのケンゾーと違ってようやくカウチサーフィンの使い方をマスターしてきたイクエです。
イランでのホームステイ先を探してるんだけど、こっちからお願いせずともどんどんご招待が来ています!
イラン編でお楽しみに♡

さて、いよいよトルコ最後の場所であり、イランとの国境の街ドウバヤズットを目指すイクエとケンゾー。

ドウバヤズット

あまり「沈没」(同じ宿に長期滞在すること)をしないイクエとケンゾーだけど、このクルドの街に居心地の良さを感じて、一週間くらいいたい気分になっている。

チェックアウトのとき「あ~あ、まだほんとうはいたかったのに・・・」とケンゾーにつぶやくと「ええっー!! いまさら!? そんなこと言われたら・・・。じゃあ、きょう行くのやめる?」とあきれて言われるも、後ろ髪引かれる思いで宿を後にした。

だって、イランが待ってるもんね。
それにきょう行くドウバヤズットの街だってクルドの街だからきっと気に入るはず。

歩いてドルムシュ(ミニバス)乗り場へ。
ワンからドウバヤズットまではおよそ2時間半。

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ワン湖を囲むように、舗装された道路が続く。
ワンに来るときもワン湖のほとりをバスで通ったけど、そのときは自分の体の限界に挑戦していたので、風景を楽しむ余裕がなかった。
心に余裕があると、見える風景もずいぶん雄大に見える。

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ドウバヤズットに近づいてくると、存在感のある山が見えてきた。
標高5137メートルのアララト山(アール山)。
この山を見るのは2回目。

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聖書ではノアの方舟がこのアララト山にたどり着いたとされている。
ドウバヤズットからアルメニアまではわずか50キロほど。
そのアルメニアはキリスト教徒の国で、3か月前にアルメニアのエレバンを訪れたときもアララト山がよく見えた。
アララト山があるのは今ではトルコ領だけれど、アルメニアの国章にもアララト山はデザインされていてアルメニア人の心の拠り所になっている。
複雑な事情をもつ山。

そんな車窓を見ながら、ドウバヤズットの街に到着。
ここにも、あの山がそびえる。

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安いホテルを求めて、街をさまようイクエとケンゾー。

見て!この巨大キャベツ。
なぜかこの街ではこの巨大キャベツが出回っている。
日本のキャベツの10倍くらいはありそうな大きさ。

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値段を聞きながら歩き回るも、なかなか安い宿が見つからず気分が滅入りそうになったとき、隣に欧米人の若い女の子を連れた(いかがわしい)現地のおじさんに英語で話しかけられた。
「安宿を探してるんです」っと言うと、「そこまっすぐいって右に曲がるとヤーラってホテルがあるから」と勧められた。
(このおじさんは、ツアー会社を経営している。
気持ち悪いくらいフレンドリーに話しかけて、晩ご飯やお酒をおごると誘ってくる。
そして「わたしのオフィスでお茶を飲みながらお話ししよう」と言う。
たぶん高額のツアーを組まされるはず。
イクエとケンゾーはご飯の誘いに乗ろうとしたけど、ツアー会社の経営者とわかってから関わらないようにした。)

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おじさんはいかがわしかったけれど、このホテルはスタッフのおっちゃんたちも優しいし、Wi-Fi付きで35リラとオススメ。

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そして、このホテルにはもうひとつのメリットがある。
それは、チャイを飲めるということ♡

このホテルにはフロントがない。
チャイ屋兼ホテル。
ホテルに入るときも出るときも1階のチャイ屋を通らないといけない。
かならず客やスタッフのおっちゃんたちから「チャイ飲んでけ~」と言われてごちそうになる。

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チャイ屋の椅子に座っているオーナーらしきおじいちゃん。
何時間も、大きめの砂糖を専用のカッターで切って角砂糖を作り続けている。
このおじいちゃんが一番「チャイ飲んでけ~。おかわりもしなさい。」と言う。

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ワンの街と同じく、この街もなんかいい ♪
ほどよく都会で活気があって、でも下町みたいに人情味であふれていて。

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かわいくて明るい子どもたちがたくさんいる街も好きだけど、わたしは「じいちゃんがダンディーでかわいい街」というのがどうも好きなようだ。

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このじいちゃんなんて、バイクにたくさんの造花をつけて颯爽と走っていたよ。
ちなみにサイドカーには孫と思われる男の子。
ダンディズムとかわいさの同居。

イスタンブールやパムッカレ、カッパドキア・・・。
トルコはたくさんの見所があって誰でも楽しめる観光大国だと思うし、みんなにお勧めできる国だけど、今までなんかしっくりこなかった。
だけど、東部を旅してトルコがしっくりくるようになった。
最後の最後に、トルコに愛着をもつなんて。

でも、もうすぐここともおさらば。

トルコ料理も食べ納め。

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特大ミートボールがご飯に載っているアブディギョル・キョフテ。
ロカンタ(トルコのレストラン)ではおなじみのパン食べ放題ともおさらばだ。

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トルコのスウィーツやフルーツも買って、部屋で食べ納め。
いちじく、ざくろ、メロン(と言われたけど甘さゼロのキュウリ)。
静物画みたい。

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ただこの街にいて、歩いて、出会う人にあいさつして、チャイ飲んで、おいしいものを食べて。
それだけでじゅうぶん心が満たされる。
だけど「観光地」にも行ってみることにした。

街から少し離れた山の中腹に建つイサク・パシャ宮殿。

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当時の知事イサク・パシャが1685年から造りはじめ、99年後にできたんだって。
完成したのはイサク・パシャの孫の時代の1784年。

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宮殿の近くに、崖と溶け込むように存在している要塞。
そして、土台を崖の斜面に埋め込まれたようなモスク。

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このモスクは青や緑の鮮やかなタイルで飾られてはいない。
ベージュや茶色を基調とした、不規則な石の組み合わせ。
ここから近いアルメニアの教会の造りとそっくり。

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イサク・パシャの宮殿にも、モスクがある。
そのほかハーレムやお風呂場、調理場、牢獄、レセプションホール・・・。

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淡い色の石。
豪華な装飾はないけれど、気品がある。
差し込む太陽を受けた石は、なめらかな光沢を放つ。

あのポーズをしたら「なんそれ?」とケンゾーに言われた。

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宮沢りえの『サンタフェ』のポーズを真似したんだけどね。
アラフォーのケンゾーはわかってくれると思ったんだけどね。

今思うと宮沢りえすごいよね。
あの写真集が出版されたとき、まだ18歳だったんだよ。
今で言うAKBで上位の子が、ヘアヌード出すみたいなもんだね。
それを許した社会もすごいね。

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崖の上に立つ宮殿。
大きなテラスがあって、風を受けて外を眺めているだけで気持ちがいい。

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かつての壮麗な宮殿のテラスからは、昔とほとんど変わらない人々のつつましい生活が垣間見える。

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なんで景色がいいところでいつもケンゾーはストレッチをしたがるのかな。

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イクエも真似してみた。
ケンゾーに「えぇぇ! かったい!」って笑われた。

そうかな。
自分ではかなりがんばって限界まで体を曲げてるように感じてたんだけど・・・

写真で見ると、ひどいね。

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こんなんじゃダメ。
だって、もうすぐあのイランに行くんだから。
さあ、あすからいよいよイラン偏。

待ってろよ!イラン。
待っててね!読者のみなさま。


【旅 info.】
  ドウバヤズット イサク・パシャ宮殿a_DSC_0561_2013101420313764c.jpg
ドウバヤズットまではワンからドルムシュで2時間半。
運賃1人20リラ。
街にはホテルやネットカフェ、レストラン多数。
イサク・パシャ宮殿は市街地からおよそ5km。
山の中腹に建つので行きはドルムシュ(1人3リラ)に乗ったほうが楽。
入場料5リラ。


Comment

No title

はじめまして、トルコ東部という文字につられ、拝見しました。
トルコ東部、いいですよね。
何度かトルコへ足を運んでいるのですが、いつも足が南東部へ向いてしまいます。
イスタンブルで、東部へ行くと言うと、必ず『何しに??』って不思議そうにされますが・・・
深く掘り下げてしまうと、難しい問題もあると思いますが、とにかく居心地がいいですね。
同じ事を感じられてるのがとてもうれしかったです。

この先もがんばってください(^-^)

kinuさま

わたしたちも断然西部よりも東部のほうが好きです

そんなに観光地化されてないので素のトルコの人びとの生活を垣間見ることができますし、素朴で人当たりがいいですよね。物価も安いですし(笑)
おっしゃる通り、民族問題などいろいろと複雑な事情もありますが、とても大好きな地域です。