Now,we are HERE!
訪れた国は78カ国
旅した期間は1257日
2016年2月14日に帰国!
プロフィール

ケンゾー   イクエ


2007年10月 結婚
2012年09月 世界旅行に出発

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いい年の夫婦が何やってんだろ!?

2013.10.09 06:10|カザフスタン☞EDIT
靴を洗いたいけどブラシがないので1年間洗っていないイクエです。
靴がすぐ臭くなるケンゾーはたまに手で洗ってるんだけど、長期旅行者のみなさんはどうしてるのかな。

山の中の湖のコテージ(正しくは山小屋)に泊まることにしたイクエとケンゾー。
2階建てで、ベッドは10台あるからオンシーズンのときはここにトレッキング客を詰め込むんだろうけど、冬が近づき登山客は少ないのでイクエとケンゾーで占領する。

ロケーションはいいんだけど、部屋にトイレや水道はない。
食料は下の街で買い込んできた。
晩ご飯は、カップラーメン!

電熱コイルが役に立つ!
電気があればどこでもお湯湧かせるからねえ ♪

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標高1800メートル。
夜は寒いので中国で買ったユニクロダウンを着て、インドで買ったニット帽をかぶる。
カップラーメンをすする、イクエとケンゾー。
わびしい食事。

こんなとき、ちょっとむなしくなる。
そして、なんだかおかしく感じる。

「いい年して、夫婦でカップラーメンをすするなんて・・・。
 わたしたち何やってんだろうな。」

ケンゾーなんて来年40歳になってしまう。
自分が子どものころ40なんて、もうかなりのおっさんだった。
おっさんとおばさん、夫婦でカップラーメンをすすっている。
小さいころのわたしに「あなたがおばさんになったら、家族みんなで温かい食卓を囲むでもなく、だんなさんとおしゃれなレストランで大人なディナーをしているわけでもなく、寒がりながらだんなとカップラーメンすすってるよ」ってもし伝えたとしたら。
きっと小さいわたしは幻滅するだろうな。
「ええ〜!? やだあ〜!! そんな大人になるのー!」って。

逆に、旅に出る前のわたしの状況を伝えたらどうだろう。
「あなたは大人になったら、好きな人と結婚して、休みもなく夜も関係なくバリバリ働いて。たまに息抜きにだんなさんと美味しいレストランに行ってお酒を飲んだり、ときどきは短期旅行にも行って。」って。
小さいわたしは「わ〜♡ そうなんだ♡」って喜ぶかな。

自分で選んだ道。
自分がよかれと思って、ここでカップラーメンを食べているんだけど「ああ〜。ほかの人は美味しい食事を食べられていいなあ。なんかみんなと住む世界が違うなあ。」と矛盾したことを思ってしまう。

でも、その思いを打ち消すようにこう思う。
「でも、これはこれで楽しいでしょ。
あと2年旅して、日本に帰ったらいつでも外食できるし、たまに贅沢しておいしいものを食べられるよ。」

でも、またそれを打ち消すようにこう思った。
「ん? またそんな時が本当に来るのかな?
旅で貯金も使ってしまって、働き口も見つからなくて。
夫婦で6畳のワンルームアパートで寒がりながらカップラーメンすすってるんじゃない!?」

「夫婦でなーにやってるんだろうな。ばかだなあ。」って思うけど、「夫婦で好きなことやって、わがままな人生送ってていいな」っても思う。

朝起きて美しい自然に身を委ねれば、贅沢で幸せな気持ちに満たされる。

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ここにはコルサイ1、コルサイ2、コルサイ3と3つの湖がある。
このうち、コルサイ2がもっとも美しく、大きいのだそう。
きょうはこの、コルサイ2まで歩くことにした。

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一番下の湖、コルサイ1に水を送り届けている川。
その川がコルサイ2へと続いているので、この川沿いを登っていく。

3つの湖は川でつながっている。

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森の中をずんずん歩いて行く。
コルサイ2は標高2550メートル。
2時間半ほどの山登り。
道のりは5キロ以上。

トレッキング中のイクエとケンゾーはいつも無言。
ただもくもくと歩く。

もくもく、ずんずん。

でも、途中から

はあはあ、とぼとぼ。

「あ〜、もう、きつい・・・」

歩きはじめて2時間半。
弱音を吐きはじめたとき、向こう側がひらけているような気がした。

「ねえ、あのへん湖やない?」
「おお! でたあ!」

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森の中の湖を見ていつも感じること。
それはー。

「なんてピースフルな場所なんだ!!」

誰もいなくて、静かで、雄大で。
ただただ、美しい。

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人里離れた場所に、こんなに美しい場所がひっそりとあることがもったいないというか、恐れ多いというか。

透明度は高いのに、見る角度によってエメラルドグリーンや深緑、薄い水色、落ち着いた青に見えたり。

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この湖の水は飲めるらしい。
現に、この湖から流れる川の水を宿でも飲んでいたのだから。

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ときどき、小さな小さな魚たちがピチャピチャと跳ねている。
水鳥が群れをなして、旋回したり、着水したり。

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湖を取り囲むように生える天山トウヒ。
そして、紅葉も。

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きのうはコルサイ1の湖畔でイクエがごろんと横になって昼寝をしたけれど、きょうはケンゾーがお昼寝。
ほんとうにそんな環境の中で、草の上に寝転がってお昼寝って幸せなんだよね。

セルフタイマーで記念写真。

誰かといっしょにいて「ふたりの写真撮ってあげようか」って言われることもあるけど、断ることが多い。
まもなく結婚7年目に突入する夫婦。
2ショット写真に興味はない。
自分たちの写真よりも、その時出会った人たちを撮るほうが価値があるしおもしろい。
でも「ああ、ここ、絶景だ。」ってときにはどちらからともなく「ふたりで写真撮っとこうか」となる。

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いつも肩なんか組まないのに、写真のときはなぜかケンゾーは腕をまわしたり、肩に手を置いたりするんだよね。
「なんでいつも肩組むと?」と突っ込んだけど、ケンゾーもわからんみたい。
ラブラブ夫婦を演じたいのだろうか。

2ショット写真も撮ったことだし、帰りましょう。
帰るのは寝泊まりした山小屋じゃなくて、その先のサティ村。
もう一泊山小屋に泊まってもいいんだけど、食料が尽きた。
20キロ先のサティ村まで歩いて行こう。

もくもく、ずんずん。

さきは長い。

もくもく、ずんずん。

10キロ以上歩いたとき、イクエとケンゾーはある決断をしてしまった。

「道を外れて、あの山を越えて、斜めにつっきって村を目指そう」

その決断をしたのには2つの理由がある。

ひとつは、車道沿いに国立公園のエントランスがあってきのうそこで入場料を払ったはいいけれど、そのとき係のおばちゃんに「1日で帰る?」と言われて(※英語じゃないのでよくわからない。推測。)無事にたどり着けるか、湖畔で泊まることができるのか確証がなかったし、説明もできず面倒くさいので「うん。」と言ったこと。
なんでおばちゃんがそう聞いたのかはわからないけど、もしかしたら2日券とかあったのかな。
おばちゃんはちょっと高圧的で、イクエとケンゾーのなかでは印象があまり良くなくて、おばちゃんに会ったら「あんたたち、きのう1日で帰るって言わなかった!?」って怒られてなんか面倒くさいことになるかも・・・という不安があったので、できるだけおばちゃんと顔を合わせたくない。
車道から外れて山を突っ切れば、エントランスを通らずにすむ。

そしてもうひとつの理由は、地図上では山を突っ切って斜めに村を目指したほうが近道だから。

車道に沿って小高い丘が連なっている。
どの丘もなだらかそうには見えないし、草が生い茂っている。
それでもできるだけ登りやすそうなところを見つけないと。

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「よし、あの辺から登ろう!」
「は? あっちのほうが良くない?」

夫婦の意見が分かれたけれど、イクエは(珍しく)ケンゾーの提案に従うことにした。

もくもく、ずんずん。

丘は見た目よりも急勾配。

はあはあ、とぼとぼ。

下に見える川。
その川沿いに車道がある。
そこを外れて、ずいぶん登ってきた。

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トゲトゲの植物が生えている中を、身をかがめて通り抜けないといけない場所もある。
トゲトゲが服にひっかかったり、トゲトゲが行く手を防いで回り道しないといけなかったり。
これは完全にルート選びをミスしたのでは?

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ほら、だって向こうの雪山と同じくらいの山の高さじゃない?
もっと、低くて越えやすそうな丘があったと思うけど。

「ねえねえ、これ本当に行けると?
この山を越えたら、平原が広がっとるって確証ないし、山越えたらまた山があるっちゃない?」

「わからん。
でも尾根を歩いて行けばいいけん。」


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「ねえ! ここ頂上じゃないやん。
まだ上まであるやん!」

「うん・・。
おとなしく、車道を歩いて行ったほうが良かったかね・・・。
こんな無謀なことする人、おらんよね。
たかが、あのおばちゃんのために。」


なあに、やってるんだろうな、わたしたち。
いい年して。

それが悲しくもあり、おかしくもあり。

山を越えたら、丘、丘、丘だった。

「あ〜あ・・・。」

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ケンゾーが嬉しそうに言った。

「でも、ここ、意外に絶景やない!?
向こうに雪山が続いとって、めっちゃきれいやん!
ああ、きれーい!」


確かに、きれい。
人なんて来ないし、かなり穴場の絶景ポイント。
でも、ケンゾーへのいら立ちと疲労と、無事たどり着けるかの不安がこの絶景で解消されるわけではない。

「うん、きれいやけど、疲れとらんかったらね。
ここだけが目的でハイキングするならいいけど。
とにかく、日が暮れる前に帰らんとえらいことになる。」


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でも、やっぱりキレイ。
疲れが和らぐほど。
草原が広がり「ああ、これがカザフスタン」って感じのロケーションだ。

夫婦で何してるんだろうね。
ハハハ。やっぱりおかしいね。

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「めっちゃきれい。
 おおお〜!」


連呼しながらシャッターを切るケンゾー。

わたしたち以外誰もいない、どこまでも続くなだらかな草原。
太陽が沈むに従って、空の色と草原の色が刻々と変わっていく。

「時間ないけん、はよ行こうー。」

いくつもの山と丘を越え、トゲトゲにひっかかり、草が靴に入ってきては靴を脱いで草を取り出し、牛や馬やヤギの糞を避けて通る元気もなく何度も踏みながら、ようやく丘の向こうにサティ村が見えてきた。

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「疲れたねえ」
「お腹空いたねえ」

こんなときは、おいしい食事とお酒で疲れを癒したい。
でも、泊まる家の夕食はじゃがいもとパンとお菓子の簡単なものだった。

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でも、それだけでも幸せになれるから不思議よね。
いい年の夫婦がなにやってんだろうね。

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つぎの日、アルマティまで戻るミニバスが朝出発と聞いていたけど、客が集まらないためなのか昼出発に変更になった。
でも、別にイライラはしない。
そんなの、もう慣れっこ。
別に急いでいる旅じゃない。

「まあ、しょうがないたい。
この家、3食付きやけん、昼ごはん食べられるっちゃない。」

「うん、朝早く出発だったら朝ごはんも食べられんかったかもしれんけんね。
朝と昼、2食分浮くね。」


期待していた通り、昼ごはんが出てきた。

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「これ、きのうの夕ご飯の残りに麺を入れただけやんね!?
しかもどこまで湯がいたらこんななると?ってくらい麺がヤワヤワやね。」

「でも、昼ごはん出てきただけでもありがたいね。
味も悪くないたい。」

「うん、味は悪くないね。」

ふと、冷静になったときいつも思う。

いい年した夫婦が何やってるんだろうね。
でも、なんかおもしろいね。

自分たちでも笑いが出てくる。

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よか〜♪

毎日おふたりの旅を読みながら、めっちゃよか夫婦〜って勝手に友だちになった気分になっとります(笑)
いい歳して何やってるんだろうって生き方してる人間、わたしは大好きですよ(≧∇≦)
よか夫婦♡

初めまして

素敵な旅されてますねー!
てか、あんな美しい風景があるなんて…実際に行ってみたくなっちゃいました…(・・;)

いつかはあんな美しいとこを旅するぞって思わせて頂きました(^^)

また次の更新も楽しみにしてます!

すまいるばっかーず さま

いつもコメントありがとうございます!
ほかんひとがどう思おうが、自分たちのスタイルば貫きとおさなんねえ。

お互いよかたびば、しましょうね。

私たちもあたたち夫婦にお会いしたかあ。

オキャマのヒロさま

初コメントありがとうございます!

自分たちが好き勝手にやっている旅を「素敵な旅」なんて言ってもらえるととても嬉しいです。
これからもよろしくお願いします!