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訪れた国は78カ国
旅した期間は1257日
2016年2月14日に帰国!
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ケンゾー   イクエ


2007年10月 結婚
2012年09月 世界旅行に出発

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1日で歩く距離30キロ! 過酷・・・

2013.09.24 06:06|キルギス☞EDIT
最近かかとのカサカサが治ってきたイクエです。
新しいサンダルにしたからなのか、気候が変わったからなのか。
この状態をキープしないとね!

「旅をしていて良かった!」
こころからそう思う瞬間。

こころが満たされていくのがわかる瞬間。

たとえば、こんな朝。

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「ああ、そうか。
 こんな大自然のなかで寝ていたんだ。
 なんて贅沢なんだろう。」

輝く朝。
まぶしい朝。

その言葉がぴったり。

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きのう14キロの道のりを歩いて、キルギスの奥地に来たイクエとケンゾー。
これだけでじゅうぶん!
ここの景色だけで満足!

1日ずっとこの大地に座って、ぼーっと眺めているだけで飽きない光景。
360度どこを見ても、見とれるほど美しい。

でも、この先に、ここよりももっと絶景があるとしたらー。

そしてそれが、1日で30キロ歩かないといけないとしたらー。

ここにとどまるか、そこを目指すか。

その場所というのが、さらにここから奥へと進んだ山を越えたところにあるアラコルと呼ばれる湖。
日本のガイドブックや旅のブログにはほとんど情報がない。
そんな湖があるなんて、まったく知らなかった。

この隠された湖の存在を教えてくれたのは、オシュで出会いいっしょにアスランバブを旅したユミちゃん♡
そう、イクエの双子(っぽい)ユミちゃん♡
(この写真見返して思ったんだけど、ユミちゃんはわたしが148センチだってことを知って「ちっちゃいねー!わたしは150あるよ」って言ってたけど絶対詐称してると思う!)

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ユミちゃんが「きれいだったよお。でも、15キロ歩かないといけないけどね。」とさらりと言っていた。

旅をしていて「グッとくる絶景」っていうのは、穴場なところが多い。
ガイドブックにも載ってないし、メディアでも紹介されないし、ブログで取り上げている人も少ない。
理由はアクセスしにくかったり、本当の絶景だからみんな教えたくないっていうことからかもしれない。

だから本当の絶景に巡り会うためには、現地で情報収集したり、実際にそこに行った人に運良く出会って教えてもらわないといけない。

アラコルなんて湖、聞いたことなかったけど、双子と運命の出会いをしたわけだしここは行かなきゃいけないかも。

この1年、旅をしていてイクエとケンゾーが「間違いなく絶景」だと感じたグルジア・メスティアの丘からの風景。
この場所もたまたまグルジアで出会ったKさんに教えてもらったのだった。

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メスティアに行く旅人は多いけれど、この丘の存在は知られていなくて登らない人がほとんど。
丘からの景色を見て、Kさんとの出会いに感謝したのだった。

だから、今回も・・・。
朝6時前に起きて、宿の人が作ってくれたお弁当をもって出発!!

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小学校から大学まで徒歩通学だったイクエ。
登山が好きってわけではないけれど、歩くことは苦ではない。

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いっぽう、乗り物派のケンゾー。
トレッキングをしているとだいたいいつも不機嫌になる。
でも、ケンゾーは動物好きでもある。
だから、歩いていて動物に出会うと機嫌がなおる。

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そして、こんなかわいらしいものに遭遇。
「え!なにあれ!」
「ユルタ(遊牧民のテント)?
 煙突もあるよ。」

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苔むした岩に、木が生えている。
絵本に出てきそうな家でしょ。
ほんとうに誰かがわざと造ったみたい。

登山には2種類あると思う。
ひとつは、とくに景色がかわるというでもなくただ過酷な道のりをひたすら歩き、山頂に立つことを目指すストイックなもの。(たとえば富士登山みたいな)
もうひとつは、山頂よりもむしろそこまでの道のりが景色に富んでいて歩くことそれ自体を楽しめるもの。

もちろん、ヤワなイクエとケンゾーは後者の登山のほうが好き。
ここ、アルティンアラシャンはどこに目をやっても素晴らしい景色が待ち構えている。
なだらかな丘を登れば、また違う風景が広がるし、先に進んでいくことが楽しい。

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丘に登ったら、急に馬とご対面なんてことも。

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でも、さすがにね。
15キロの山登りってきつい。
登山道が整備されているわけでもないから「ほんとうにこっちであってるのかな」と不安になる。
湖へと続いているであろう川に沿って歩いていく。

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川はどんどん小さく細くなっていく。
勾配が急なところを流れるところもある。

「道がない。でも、沢登りするしかない。」
川に沿って山を越えていると、下から呼ぶ声が聞こえた。

「そっちじゃないよー。
 川を渡って、こっちのほうを歩きなさーい。」

馬に乗った遊牧民の人が教えてくれた。

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川を渡って歩いていると、山を下りてくる欧米人グループとすれ違った。
大きなザック・寝袋・テントをかつぎ、両手にストック。
本格的な山登りの重装備だ。

「あとどのくらいで湖まで着きますか?」
「まだ3時間くらい歩かないといけないよ。
 しかも、最後に越えないといけない山はかなり急ですごく滑りやすい!」

欧米人グループは、イクエとケンゾーの軽装な格好を見て言った。

「もしかして、登って日帰りするつもり!?」
「・・・はい。」
「ウワーオ!!
 まだまだここからかかるし、登れる?
 しかも、山頂は風がびゅうびゅう吹いてて寒いんだよ。
 とにかく、この先きついから。
 グッドラック!」

「このふたり無理なんじゃないの?」という目をし、彼らは去っていった。

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往復30キロのトレッキングに、こんな軽装備はない。
自分たちもそのことに気づきはじめていた。
イクエはペットボトル以外何ももっておらず、ケンゾーは街歩き用のサブバッグ。
バッグには、レインコート、長袖、手袋、お菓子、お弁当。
こんな山をなめたような格好でトレッキングをしているのが恥ずかしい。
これで遭難でもしたら絶対に「自己責任!無知すぎる!」なんてたたかれる。

というか、そもそもトレッキングって1日30キロも歩く?
ふつう、1日に歩くのは10キロ弱くらいでテント泊して何日かにわけてトレッキングするものじゃないのかな。
案の定、途中テントを張っている人を見かけた。

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登山基地であるアルティンアラシャンのゲストハウスで出会った夫婦からは「湖で1泊したほうがいいよ。このゲストハウスでテントを借りればいいじゃない。」と言われていた。
だから登山ガイドもしているゲストハウスのスタッフに聞いた。
するとー。

「いま、貸せるテントがないんだけど大丈夫!
 朝出発すれば、夕方に戻ってこられるから!
 けっこう日帰りで登る人多いんだよ。」

スタッフは明るく答えたけど、山道を往復30キロ。

「わたしたちでも大丈夫かなあ。」
「大丈夫だって!! 
たしかに最後の山道は急で大変だけど、『うわあ、ここは大変だからあきらめよう』って人はいないんだから。
みんな登ってるんだから。
あしたお弁当つくってあげるからそれさえ持っていけば大丈夫!」

スタッフはとても簡単そうに言っていた。

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でもー。
なかなかたどり着かない湖。
休憩もしたいけど、日が落ちる前に宿に戻りたいから時間との勝負でもある。
休憩もほとんどせず、とにかくひたすら足を進める。

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イクエとケンゾーにとっては厳しい状況なんだけど、周りの景色はとてものどか。
だから焦る気持ちも和らぐし、来たことを後悔もしない。
馬はごろんと横になって気持ち良さそうに寝ている。

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気づいたら、だいぶ登ってきている。
すでに3000メートルを越えている。

湖が見える頂上の標高は3900メートル。
富士山よりも高い。

頭は痛くならないけど、酸素が薄いからかちょっとの上り坂がとてもしんどい。
息があがるし足取りが重い。

登山地図はもってないけれど、iPhoneのGPS機能で自分たちがどの辺りにいるのか地図で確認することはできる。
湖の方角は、あの山の向こう!?

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「そんなわけないやろー。」
「そうよね。だってあそこ雪あるもんね。」
「しかも、道っぽいのないしね。
 傾斜が急やし、あそこ人のぼれんやろ。」
「あの、道みたいなやつは道じゃなくて、滝かね。」

でも、湖の方角はその山の方角。
でも、まさかこの急な山を越えるなんてありえない。
でも・・・。

認めたくないけど、ここなの!?

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さっきすれ違った欧米人グループの言葉を思い出す。
「最後に越えないといけない山はかなり急ですごく滑りやすいよ。」

双子のユミちゃんが言っていたことを思い出す。
「最後の山が大変なんだよね。
 えー!? ここ登るの?って感じのところ。
 ロッククライミングみたい。
 杖があったほうがいい。」

この、目の前の急な山がその山なの?
そのとき。

「あれ、人やない?
 あの、滑り落ちてるようなの!」


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急斜面だし、砂利だし、歩みを止めれば滑り落ちる。
過酷なトレッキングのうえ酸素も少ないから、走った後のように心臓がドキドキして息があがる。

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休みたい。でも休めない。休む場所がない!
腰を下ろす場所さえないし、急な坂のじゃり道に立つことさえままならない。
ずずずずずーーーと滑ってしまう。
だから身を屈めて四つん這いで30歩進み、一瞬歩みを止めて息を整える。
そしてまた気合いで30歩。

見下ろせば同じように四つん這いで登っている人がいる。

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イクエはあの時の光景を思い出していた。
この目の前の状況があの時と重なってしまう。

するとケンゾーが言った。
「これ、ゴビ砂漠のときみたいやん。」

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そう、ゴビ砂漠で高くそびえる砂丘を登った時も、斜面は急だし、足は砂に吸い込まれるから休憩したくても歩みを止めることもできなかった。

「もうこのへんでやめよう。」
夕陽が沈もうとしていた。
登る斜面は日陰になっていて砂は冷たいし、きれいでもなんでもない。
だけど、あきらめずに登った砂丘。
登りきったあと夕陽に照らされた砂丘は美しく、そこには息をのむ絶景があった。

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この目の前の山を越えたら、あのときほどの絶景が待っているのかはわからない。
でも、状況はとても似ている。
頂上まで行かないと、そこにどんな景色があるのかまったく予想できないというのもいっしょ。

果たして、イクエとケンゾーはこの山を越えることができるのか!?
そして、もし越えたとしたらそこに本当に絶景はあるのか!?

もし登頂できて絶景に巡り会えたとしたらー。
あす「世界の絶景編」できるかな?

Comment

えー!つづきがきになるー!
応援したくなっちゃうよ。
たしかに私たちこの写真だと同じくらいの背に見える。
おかしいねv-14

ゆみちゃん

あのトレッキングがあんなにきついとは。でも、励みになったのは、あのゆみちゃんが登ったんだから私たちにもできないはずはない!ってこと。
ビシュケクで買ったスニーカーで登ったんだから、私たちの装備で登れないわけない!
あんなにチンタラのろのろ歩くゆみちゃんがたどり着いたんだから、私たちがたどり着けないことはない!
登りながら何度、ロングスカートで巻き巻き姿のゆみちゃんを思い浮かべたことか。

たぶん、身長縮んでるよ!あの巻き巻きのせいかもよ!

イギリスって、インチ、フィートだっけ?
センチで測りなおしたほうがいいよ(笑)

No title

キルギスにこんなところがあったとは。。。
でも...4時間とか30キロとか。
僕には真似できませーーーん\(^o^)/

すごか!

No pain, No gain
ですね*\(^o^)/*
続きが楽しみ♪

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No title

いろいろ心配…。
シューズはトレッキングシューズ履いてるかなぁ、よく見えない…。
最後(?)の坂、落石危ないなぁ。
日の出には出発したのかなぁ。
山道は日没前には帰っとくべきかなぁ。
帰り急いで足(つま先)傷めないかなぁ。

9月初め(おそらく)だし、雨具、長袖持っているようだし、なんとか…でも3000mだからなぁ。
30kは平地だったら問題ないと思いますが、山道は全く違いますからね。

No title

中央アジア未体験なもんでお二人のコース、グーグルマップで後追いマークしてたんです。
今日は少し時間が取れたりで、グーグルマップとグーグルアースを使って少し立体的にチェックしてみました。
ブログの写真の山の形状を見ながら、最後のアタック斜面を特定してみました。
南西方向からの登りですか。
登りきったところがエッジになっているみたい。
北西方向からだったら湖面近くに上るみたいですね。
この方向は、なんかの拍子に決壊したらすごく危なそうですね、下の方。アラクル湖の鉄砲水で大被害になりそう。

OGGYへ

もうキツイとか面倒くさいとかはなし!
とことん中央アジアを満喫するたい!!

すまいるぱっかーずさま

すごかよ〜。
よかったよー。
やっぱ、きれいか景色は歩かんとなかなか見られんたいね。

crew さま

用意不足ですよね。
宿の登山ガイドに言われたように、朝7時に出ました。
シューズは二人ともゴアテックスのトレッキング用です。
無事に暗くなる前に帰れて良かったです。

湖へは二箇所入り口があって、私たちは川沿いにずっと進んでいき、湖の東側の山に登って見ました。
逆側から入り、湖畔にたどり着くコースもありましたがこれは七日間くらいのコースらしいです。

山をなめてはいけませんね。
気をつけないと。