Now,we are HERE!
訪れた国は78カ国
旅した期間は1257日
2016年2月14日に帰国!
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ケンゾー   イクエ


2007年10月 結婚
2012年09月 世界旅行に出発

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ついにカザフに入国! でもそのまま出国だ〜

2013.08.07 06:21|カザフスタン☞EDIT
合流した母に持ってきてもらったパンツが大活躍しているイクエです。

入院生活のようだった4泊5日のカスピ海の船旅。
やっと船から脱出
いよいよ、待ちに待ったカザフスタンの入国手続き。

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入国手続きといっても、貨物船に乗っていた客はアメリカ人のチャリダーとアゼルバイジャン人のおっちゃんとイクエとケンゾーの計4人。

電話で呼び出してようやくやってきた係官のチェックを受けて、軟禁生活からやっと解放だ~。

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晴れて自由の身になったのはいいんだけど、困った。
貨物専用の港なのでタクシーもとまってなければ、バスもないし、店だってない。
こんなところで解放されても・・・ねえ。

街までは7キロくらいある。

「とりあえず、歩くか」

歩いたら何か見つけられるかなってわずかな期待をもってたんだけど、歩くほどにそんな期待は無駄だってことがわかってくる。

「なーんもないねえ。」
「もう、やるしかないね。
 アレを。」

道路脇にバックパックを降ろして、やってくる車に親指を立てる。
でもここは貨物船の港。
通る車がどでかいトラックばっかり。

ようやく乗用車が止まった。
もちろん英語は通じないけど、とにかく街までは乗せてもらえそう。

後部座席にはお母さんと娘。
運転席の男の人はちょっと若そうだけどお父さんかな。

お母さんに「ファミリー?」って聞いたら、とんでもないという感じで「ネェート(違う)!」って返事が。
そして、そのお母さんが財布からお札を取り始めた。

優しい人に乗せてもらえてラッキーだった。
ヒッチハイクが成功して幸先いいな。

車に乗っている人たちに笑顔を振りまいていたけれど、これって・・・。

繁華街に着いてお母さんと娘が車から降りて、男性にお札を渡す。
イクエとケンゾーも降りると、男性が指を5本立てた。

そうですよねえ。

やっぱり、白タクですよねえ。

さっきまではとびっきりの笑顔と「サンキュー」を連発してさしあげましたけど、いいですよ、運賃500テンゲ(約300円)も差し上げます!

白タクが横行している国で、ヒッチハイクって難しい!

カザフスタンの西の端に位置するカスピ海の玄関口アクタウ。
大きな街ではないけれどコンパクトで整理された街。
観光地もなくホテルも多くないので、バックパッカーが泊まれるような宿はない。

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あと4日後にはイクエの母とウズベキスタンで落ち合う約束なので、ここは一気にカザフスタンからウズベキスタンに南下しちゃいましょう。
カザフスタンの観光地は東側にあるから、ウズベキスタンと後に再入国してじっくり満喫すればいいもんね。

コングラード

きょうの夜の列車でウズベキスタンの国境に近い、ベイナウまで進みたい。
列車のチケットは仲介手数料を取られるから駅で直接購入することにしているけど、今回は手っ取り早く旅行会社にお願いしちゃおう。
街から駅まではけっこう離れているし、英語はほとんど通じないから自分たちでチケット買うのは難しそうだし。

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看板も現地の言葉でまったくわからないけど、列車や飛行機の絵が描いてあるからきっとここが旅行会社だ。

1人だけ英語が話せるスタッフがいたのでお願いするとあいにく列車は満席。
だけどキャンセル待ちの望みはあるとのこと。

近くのレストランで5時間時間を潰して、ようやくチケットをGET!
切符1枚につき、数百円の仲介手数料を取られたけど、無駄にここで足止めをくらわないで済むと思うと安いもの。
アクタウ 〜 ベイナウ、ベイナウ 〜 コングラードのチケットふたり分で手数料込みで9665テンゲ(約5800円)。

列車の発車時間は午後9時半。
急いで駅に行かなくちゃ。
重いバックパックを担いで2キロくらい歩いてバス停へ。

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駅行きのバスは途中で乗り換えないといけない。
言葉はまったく通じないけれど、バスのなかの人たちがとっても優しい。

わたしたちがカザフ語もロシア語もわからないからと、ゆっくりと何度も同じ言葉を繰り返したり、身振り手振りで丁寧に教えてくれる。

「ここで降りるんだよ」
「あっちでバスに乗り換えるんだよ」
「わたしについて来なさい」

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間に合うかどうかハラハラしたけど、無事に駅に到着。
きのうまでカスピ海のフェリーの上で4連泊。
そしてきょうは夜行列車だ。

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キャンセル待ちで手にした切符。
ふたりいっしょの席は取れなくて、イクエとケンゾーはそれぞれ別の車両に乗り込む。

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両サイドにベンチ式のベッド。
インドの列車と同じ作りだけど、シーツとタオルが配られる。
中央アジアの人たちは顔つきがアジア系だから、インドよりも中国のときの列車の旅を思い出すなあ。

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朝、目が覚めて車窓から見えるのはずーと続く平原。
たまに小さな集落を通るけど、ほとんど景色が変わらない。
まるでモンゴルみたい。

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ウズベキスタンとの国境の街、ベイナウに午前7時に到着。
ここで9時半発のウズベキスタン・コングラード行きの列車に乗り換える。
あと2時間半、この何もない駅で待たなきゃ。

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「ホーム」というより「線路脇の空き地」には露店がずらり。
売ってるものは、洗剤やシャンプー、小麦粉、食用油、パスタ麺・・・。
そして乗客はこれを大量に買い込んでいる。
キロ単位で。

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日用品はウズベキスタンよりもカザフスタンのほうが安いからかもしれない。
カザフスタンはロシアや中国に面しているから輸入品も入りやすいのかも。
シャンプーなんかも10本くらい買い込んでいる。

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ウズベキスタン行きの列車に乗り込む。
この列車も満席で賑やか。
地元の人たちばかりで、遠い国からの旅行者はイクエとケンゾーだけ。

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あいかわらず、車窓からの眺めは同じ景色。
そんななか、列車と並行して馬たちが土煙をあげて颯爽と走っている。
なんだか競馬みたい。

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列車の窓はほとんど開かなくて暑い。
汗がじっとり。
低温サウナにいるみたい。
地元の人たちはうちわ代わりにタオルを振り回して風を起こしているけど熱風しか生まれない。
そしたら、こんな格好になるよね。

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男性陣の8割は上のシャツを脱いで、この姿だったよ。

列車が途中の駅にとまると、棒を持っているおばさんたちが大きな声で何か言いながら、列車の横をうろちょろしている。

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棒にはペットボトルの上半分を切ったものを逆さまにしてくっつけている。
窓越しに乗客から何か言われると、肩に下げている袋から凍ったミネラルウォーターを取り出す。

なるほど~!!

列車の窓が高い位置にあるから、この手作り棒に商品のミネラルウォーターを入れて、棒を掲げて乗客に渡してるのね。
買った人は差し出された棒にお金を入れて、おばちゃんが受け取る仕組み。

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喉が渇いてしかたないから、カチカチに凍ったミネラルウォーターは飛ぶように売れている。

おばちゃんたちは列車の外で商売してるけど、車内に乗り込んで商売する人も多い。
ほかの国でも車内に物売りがやってくることは多いけど、この列車は世界一じゃないかと思うほどひっきりなしに狭い通路を物売りたちが歩く。

ほんとうに「ひっきりなし」。

だからもう落ち着かない。
バザールのどまんなかに座ってる気分になる。

パン、肉まん、串焼き、飲み物、衣服、CD、ラジオデッキ、携帯電話、貴金属、懐中電灯、電気シェーバー、オモチャ、香水・・・。

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車内で服なんて買う人います?

それがいるんです。
子ども用の服から婦人用のワンピースまで。
おばちゃんたちなんて、その場で試着大会。
服を着ては「これはだめ」って別の服を着て騒々しい。
まるでバーゲン会場。

香水なんて買う人います?

それがいるんです。
後ろのお父さんと青年が10種類くらいの香水をお試ししながら2つも買ってた。
シュ、シュ、シュって続けざまにふりかけるの。
いろんな香水が混ざって、授業参観日の教室の匂いを思い出した。

電車で携帯電話買う人います?

それがいるんです。
斜め前のおじさん、ちょっと見てすぐに買ってた。
高いだろうに、勢いで買っていいの?
むき出しの携帯。
説明書や付属品なんてないよ。

物売りのせいで指定席なのに車内が混雑していて通路をスムーズに歩けない。
なのに、列車のスタッフは何の注意もしない。
なぜならー。
車掌が物売りたちからお金を徴収してるから。
場所代みたいなもんだろうけど、きっとポケットマネーになってる。
車掌に「少ない。もっと払え。」と脅されてしぶしぶ出してる人もいる。

物を売る人、買う人、金を巻き上げる車掌。
それを冷ややかな目で見ていたイクエとケンゾー。

だけど、そんなふたりも利用した。

眉間にシワを寄せて真剣にお金を数えるイクエ。
何を利用したかというとー。

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両替商までいたんだよ、列車に。
巾着袋や集金袋みたいなのを手にもって、「カネ、カネ」って車内を回ってるの。
しかもおおげさじゃなくて30人くらい両替商がいた。
カザフスタンからウズベキスタンに向かう列車だから、けっこうたくさんの人がカザフスタンの「テンゲ」からウズベキスタンの「スム」に替えていた。

USドルを替えたら、これだけのスムの札束がきた。

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これでドルいくら分と思う?

これで50ドル分!
たった1枚だったのに、100枚以上になっちゃった。
財布に入らん。
ウズベキスタンではインフレが進んでいて高額紙幣の1000スムでもたったの40円くらいの価値しかない。

で、スムなんて近い将来紙切れ同然になるかもしれないから、外貨で貯蓄したいって人が多いみたいで闇両替では外貨はかなりいいレートでスムと替えることができる。

たとえばこの列車での両替。
市場なんかで替えるよりは少しだけレートは下がるんだけどそれでも50ドルが133000スムになった。
これが公定レートだと105000スム。
5000円分替えると1000円以上の差が出ることになる。

いつもはその国のATMでお金を引き出しているイクエたちだけど、ウズベキスタンに限ってはUSドルを両替したほうがかなりお得なので、そうすることにした。
ちなみにクレジットカード払いも公定レートだから損することになる。

カザフスタンとウズベキスタンの出国と入国はスムーズにいった。
国境の手前でカザフスタンの兵士や警察が車内に乗り込んできて、パスポートと顔を照合しながらパスポートをそのまま没収される。
列車はホームに30分くらい止まったままで、乗客も座席で待っておく。
すると出国スタンプが押されたパスポートが車掌からひとりひとり手渡しで戻される。

列車はふたたび走り出して、いつのまにか国境を越え、今度はウズベキスタン側の一番最初の駅に止まる。
ウズベキスタンの兵士や警察が乗り込んで、同じようにパスポートを回収されて座席で待ってるとしばらくして入国スタンプが押されたものが戻ってくる。
それとはべつに荷物検査の担当の兵士が乗り込んできて、車内でバックパックを開けられて念入りにチェックされた。

イクエとケンゾーは何ごともなく終わったけど、前に座ってた青年が抜き打ちで財布の中身チェックを受けて、税関申告書に記入していた所持金の額よりも多かったから、1人だけ列車の連結部に連れていかれた。
で、そこで賄賂を払うはめになったらしい。
ウズベキスタンの警察は何かにつけ、賄賂を請求するみたいでタチが悪い。
うなだれて戻ってきた青年に、ほかの乗客が同情して肩を優しくたたいたりしていた。

そんなこんなで終点のコングラードにまもなく到着。
コングラードの情報なんてガイドブックには載ってない。
時間はもう午後10時を過ぎている。
なんのあてもないなか、夜に着いてどこか泊まれる場所を探すことができるのかなあ。

警察も腐れているし、英語が通じないし、情報もない田舎の街。
旅で久しぶりに緊張してるよ。

とうとう駅に着いちゃった。
どうしよ〜!!

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