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訪れた国は78カ国
旅した期間は1257日
2016年2月14日に帰国!
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ケンゾー   イクエ


2007年10月 結婚
2012年09月 世界旅行に出発

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崖の中腹にどうやって造ったの?

2013.07.09 05:57|トルコ☞EDIT
飲むヨーグルトが安いので最近飲み始めたら体の調子が良くなっているイクエです。
旅中はカルシウム不足になりやすいので、これからも積極的に取るようにしようっと。

トルコの旅もフィナーレ。
翌日には次の国、グルジアへと行かなくてはいけない。
カッパドキアでかなりトルコの旅に満足したんだけど、せっかくトラブゾンに来たのでどこか観光したい。

トラブゾンから少し離れた森の中にスメラ修道院というのがあるらしい。
地元の人が夢の地と言うほどの人里離れた自然豊かな場所に建つ修道院。
崖の中腹にへばりつくように建っているらしい。

トルコ最後の観光地に決定 ♪
スメラ修道院の場所は「夢の地」と呼ばれるだけあって、路線バスでは行けない。

そのかわり、民間のバス会社や旅行会社が独自でワゴンを出して1日ツアーを開催している。
まあ、ツアーっていってもガイドさんがいるわけじゃなくて、ただ単に修道院までの送り迎えをしてくれるってだけなんだけど。

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ワゴンには10人くらいのお客さんが乗り込んだ。
欧米人やアジア人はいない。
たぶんトルコの他の街や隣国のイランから来た観光客なのかな。
トラブゾンは隣国の玄関口になっているので、近隣諸国からやってくる人たちが多いみたい。

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ワゴンは黒海に面した街を抜け出し、田舎の集落を通って、緑あざやかな森へ森へと入っていく。

緑がまぶしい!
まぶしい緑というのは、人をリラックスさせるいっぽう、自然の息吹を感じさせてワクワクさせる。

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途中、小川の流れる場所で休憩タイム。
他の人たちはお土産屋さんを見たり、お茶を注文したり。
イクエとケンゾーはおいしい空気に身を委ねて何をするでもなくうろうろしていたら、ドライバーのおじさんに手招きされた。

チャイをごちそうしてくれた。
トルコではこんなふうにさらりとお茶をおごってくれる。
トルコのチャイを飲むのも、これで最後かなあ。

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車はくねくね道を進み、どんどん山へと上っていく。

ごおおおおっという音。

勢いよく水が流れている。
この川が山からの雪解け水をふもとの村へと運んでいる。

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途中、車が写真スポットらしきところで止まった。
ドライバーがトルコ語で何か説明している。
なんだろう?

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あ!
左側の崖の中腹、へばりつくようにして白い何かがある。
あれだー!!
スメラ寺院。

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よくあんな所に修道院をつくろうと思ったね。
どうやって建てたんだろう。

イスラム勢力からの弾圧を逃れてきたキリスト教徒たちが人目につかないこの場所に修道院を建てて、ここにこもって自分たちの宗教を守ったのだそう。

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ここに修道院ができたのは6世紀で、現在残っているのは14世紀の建物。
ビルのような建物を逆側から見るとこんなに薄っぺら。
崖と一体化していて、基礎の部分はどうなっているんだろう。



車は途中までしか入っていけない。
ここからは断崖絶壁の修道院を目指して歩いて行く。

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20分くらい歩くと修道院に到着 ♪
離れた所から見ると奥行きがなさそうで太陽の光なんてあまり当たらないような感じがしたけれど、外から見えた建物の奥には中庭があってけっこう開放的なつくりになってるんだねー。

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崖に突き出したような場所には見張り小屋がある。
ここから修道士たちが交代で、敵が攻めて来るのを監視していたんだろうね。

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ここには修道士たちが暮らしていた寮や食堂、図書館、パンを焼く窯があるベーカリーまである。

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そして岩肌に面して建っているのは洞窟教会。
イエスの一生などを描いたフレスコ画が壁一面を覆っている。

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よく見ると、壁には無数の落書き!
世界遺産には認定されていないけれど、世界遺産になってもおかしくない素晴らしいこの修道院に落書きをするなんて、不届き者め!

でもね、よーく見ると落書きがどれも古いの。
1800年代のがいっぱいある。

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ここまで古いと、「まあ、この落書きも歴史の一部ってことで」って許したくなる。

「あ、これは@@年だ!」
「こっちのほうが古いよ」って落書き探しにしばし夢中。

さあて、洞窟教会の中はどうなっているのか。
足を踏み入れると・・・。

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360度、ぐるっと宗教画で埋め尽くされている。
そして天井にも。
電気もなくひんやりした洞窟の中だけど、暗くてジメジメした雰囲気はない。
それはたぶん、鮮やかな色のフレスコ画、そしてどこか愛着がもてる表情をしたイエスやマリアの絵で飾られているからかもしれない。

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教会は「非日常の空間」「天国に近い場所」なんて言うけれど、人里離れた崖の中腹、しかも洞窟を掘ってつくったこの教会はまさしく「非日常」な独特の雰囲気を持っている。
ここにいると、ぽわわわわ〜んって「心ここにあらず」みたいな心境になる。
天井も壁も波打っていて平衡感覚もなくなる。
異次元空間に来たみたいだ。

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いつも厳かな教会や寺院の内部でこころ静まったあと、外に出ると「ああー、いっきに俗世間に引き戻されたなあ」って思ってしまう。
だけどここは違った。

吸い込まれそうなほど真っ青な空。
心奪われる鮮やかな緑。
暗い所からいっきに外に出たからすべてがよけいにまぶしく映る。
光あふれる場所にワープしたみたい。
この外の景色もなんだか天国みたいだなあ。

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たしかに人里離れたこの場所は不便だし、きっと冬は雪に覆われてものすごく寒いだろうけど、修道士たちが誰にもじゃまされずここで暮らすのを選んだことがなんとなく分かる気がする。

トルコってほんとうに自然が豊かだ。
カッパドキアみたいな奇妙な岩がニョキニョキ生えている場所もあれば、ここみたいに深い緑で覆われた山もある。
黒海、地中海、エーゲ海と3つの海に囲まれて、地域によって風景もさまざま。

豊かな自然。
そしてアジア、中東、ヨーロッパの間に位置するトルコは、文化も豊かだ。

修道院からの帰り道、民俗楽器を奏でているおじさん2人がいた。
行きもこのおじさんたちはいて、通り過ぎる人たちがコインを置いていたけれど、行きよりも観客が増えている。

おじさんたちの隣には若者2人。
ここを通った観光客の若者がおじさんたちの音楽に合わせて即興でダンスをしている。

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息がピッタリ。
演奏が終わると、若者たちはおじさんと握手をして修道院へと続く道を歩き始めた。


修道院だけではなくハイキングも楽しもうということで、帰りの集合場所は送ってもらったとこよりもさらに下った山のふもとになった。
1時間くらい山の車道を歩いて下りていく。
歩いていると、車がとまる。

「下まで送っていくよ。
 乗らない?」

ヒッチハイクしなくても止まってくれる車。

山の中を歩くのがすがすがしく楽しかったのでお断りした。

やっぱりトルコ人は気前が良くて優しい。

自然も文化も豊かで、気さくな人が多いトルコ。
トルコの旅はとても心地よかったなあ。


【旅 info.】
  スメラ修道院a_DSC_0095_20130706024020.jpg
トラブゾンの街から南に55キロ。
車で1時間あまり。
途中まで路線バスはあるがその先はタクシーなのでツアーに参加した方がいい。
ツアーは各社同じ内容で1人25リラ。
10時集合15時半解散。
冬は道が閉鎖されることもある。
スメラ修道院の入場料は1人8リラ。(ツアー代金には含まれていない)

Comment

さらに

 御返答どうもありがとうございます。さらに聞いてみたくなりました。架空の作り話Sheltering Sky の中で、こんなセリフがありました。

A tourist is someone who think about going home,whereas, travellers might not come back at all.

あなたがたはtourist ですか、それとも travellerですか?

90s traveller さま

なるほどー!
自称「90s traveller」さんは「トラベラー」と名乗っておられるのでもしかして今日本にいらっしゃらない?
海外でブログをご覧いただいているのかな。

さて、わたしたちが「ツーリスト」か「トラベラー」かは今のところまだわかりません。
日本食恋しいー!日本の家族や友人に会いたいー!っというのは日々思いますよ。
でももしかしたらこれから先「うわあー。ここに住みたい!ここで働きたい!」って思える第2の故郷ができて、永住なんて可能性も否定できません。

そして「home」をどう訳すかで変わりますね。
「日本」なのか「生まれ故郷」なのか「住んでた我が家」なのか。
わたしたちは日本に帰る可能性は高いですが、借りてた家もひきはらって家財道具もほぼ処分して、住民票も抜いてきた身。
もう「我が家」に帰ることはできません。
ふるさとにこだわらず、もし日本に戻ったら今度はどこに住むのかなあって感じです。

でも、とにかく「ツーリスト」より「トラベラー」のほうが響きがかっこいいので「トラベラー」ってことにしときましょう♪