一つ屋根の下の3人組 この国の未来
ブログの読者数が増えていたり、応援クリックがきょうは多いなって日はやっぱり嬉しいイクエです。
みなさん、いつも読んでくださってクリックしてくださって、ありがとうございます!
ブログを書くモチベーションがあがります ♪
ケンゾーはあいかわらずお腹が痛くなることがあるけれど、だいぶ症状も緩和したし、なんていったってスリーパーダに登れたし、ここデルハウスを発つことにした。
次の目的地はセイロンティーの一大産地ヌワラエリヤ。


きょうもバスを乗り継いで向かう。

島国スリランカは海沿いは暑いけれど、内陸に行けば標高が高い地域が多い。
道はぐねぐねなので、バスは時速30キロ以下でゆっくりと進む。
車窓から見る景色はやっぱり緑が眩しくって、さわやかで、そして穏やか。
スリランカではこんな美しい場所がさりげなくいたるところにある。
やっぱり、いい国だ〜。

ヌワラエリヤ。
シンハラ語でヌワラは「街」を意味し、エリヤは「日差し」を表すのだそう。
「光あふれる街」というとてもすてきなネーミングだ。

イギリス植民地時代には避暑地として栄えていたところ。
その名残で街には乗馬クラブやゴルフ場もある。

いまも街のあちこちに洋館が建ち並んでいる。
スリランカの軽井沢みたいな感じかな。


この街で一番古い建物がこちら。
イギリス植民地時代の1828年に建てられたのもの。
いまでも、ある施設として現役で使われています。
さて、なーんでしょ?


答えは郵便局!
ピンクのれんが造りの建物に、赤いポストがよくお似合い♡

ここに住む人たちはどことなく穏やかで気さく。
散歩していると話しかけられる。
「こんにちは!
どこから来たの?」
「日本からです」
「いっしょにそこまで歩こうか」


そんなヌワラエリヤ。
ホテルはいっぱいあるんだけど、どのホテルもペンション風でおしゃれで2000ルピーをきる安宿が見つからない。
3000ルピーって言われて「1500なら泊まるんだけどな」って言ったらあっさり1500ルピー(約1200円)にしてくれたのが、ホテル・エバーグリーン。
最近できたばかり、というよりまだ上の階を建設中?
宿泊客はイクエとケンゾーだけ。


オーナーはスイス人。
スリランカには住んでいなくて、スリランカ人の若い青年3人組に運営を任せている。
採算度外視っぽくて、道楽のひとつとしてホテルを建ててるのかな。
年に数回、自分が別荘のように使えればいいやって思ってるのかも。
完全にホテルの運営を任されていて、まるで合宿するかのように楽しそうに働きながら暮らす3人。
みんな優しい好青年。

じつはこの3人。
全員宗教が違う。
仏教・ヒンドゥー教・キリスト教。
フロントの横には仏陀とヒンドゥーの神とイエスの絵が仲良く並べて飾ってあった。
スリランカは仏教の国ではあるけれど、仏教徒はおよそ7割。
ヒンドゥー教徒は12パーセントいて、キリスト教徒も8パーセントくらいいる。
穏やかで平和にみえるスリランカ。
だけど、この国ではついこの間まで内戦が起きていた。
仏教徒が多いシンハラ人とヒンドゥー教徒であるタミル人との対立。
独立を求めたタミル人たちが中心となり反政府組織LTTE(タミール・イーラム解放の虎)を立ち上げて活動し、これに対し政府軍がテロ組織として反撃した。
この内戦で6万人以上の人が命を落としている。
そのほとんどが一般市民。
国連の報告書によると政府軍、LTTEの両者も違反行為をしていて、病院への攻撃、拘束中の女性への強姦や子どもの徴兵などたくさんの戦争犯罪を犯している。
4年前に終結したとはいえ今も小競り合いは続くし、スリランカでこの話はタブーだ。
だけど、このホテルの青年3人は言う。
「僕たちは3人とも宗教はバラバラ。
だけどそんなこと問題ない。
お互いの宗教を尊重している。
すごく仲がいいんだよ。」
そんな3人がわたしたちだけのために2時間以上かけてつくってくれた夕食。

ちなみにこれは「スリランカカレー」1人分。
225ルピー(約200円)。
たいていどこのホテルでも「スリランカカレー」を頼むとカレー以外のおかずがたくさんつく。
一番コストパフォーマンスの良いメニュー。
ふたりにはもったいないほどゴージャスなダイニングルームでいただく。

次の日の夕食も「スリランカカレー」、それに焼きビーフンを注文。
また2時間かけて一生懸命作ってくれた。
ありがとう♡

部屋で洗った洗濯物を屋上に干して外出していたイクエとケンゾー。
途中で雨が降ってきた。
「まさか洗濯物、取り込んでくれてないよね」
「でも、あの子たちならそこまで気を回してやってくれてるかも」
ホテルに帰って感動!

室内に移動してくれていた。
ありがとう♡
たくさんの人たちが憎しみあい、悲しみ、命を落としたスリランカ。
その傷は、まだ深くこの国に残っている。
だけど、この国の人たちの優しさと穏やかさに触れて、宗教関係なくこうやって仲良く暮らしていっしょに仕事をしている青年たちをみると、スリランカのこれからはきっと大丈夫って思わずにはいられない。
ずっとずっと、この国が平和でありますように。
みなさん、いつも読んでくださってクリックしてくださって、ありがとうございます!
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ケンゾーはあいかわらずお腹が痛くなることがあるけれど、だいぶ症状も緩和したし、なんていったってスリーパーダに登れたし、ここデルハウスを発つことにした。
次の目的地はセイロンティーの一大産地ヌワラエリヤ。


きょうもバスを乗り継いで向かう。

島国スリランカは海沿いは暑いけれど、内陸に行けば標高が高い地域が多い。
道はぐねぐねなので、バスは時速30キロ以下でゆっくりと進む。
車窓から見る景色はやっぱり緑が眩しくって、さわやかで、そして穏やか。
スリランカではこんな美しい場所がさりげなくいたるところにある。
やっぱり、いい国だ〜。

ヌワラエリヤ。
シンハラ語でヌワラは「街」を意味し、エリヤは「日差し」を表すのだそう。
「光あふれる街」というとてもすてきなネーミングだ。

イギリス植民地時代には避暑地として栄えていたところ。
その名残で街には乗馬クラブやゴルフ場もある。

いまも街のあちこちに洋館が建ち並んでいる。
スリランカの軽井沢みたいな感じかな。


この街で一番古い建物がこちら。
イギリス植民地時代の1828年に建てられたのもの。
いまでも、ある施設として現役で使われています。
さて、なーんでしょ?


答えは郵便局!
ピンクのれんが造りの建物に、赤いポストがよくお似合い♡

ここに住む人たちはどことなく穏やかで気さく。
散歩していると話しかけられる。
「こんにちは!
どこから来たの?」
「日本からです」
「いっしょにそこまで歩こうか」


そんなヌワラエリヤ。
ホテルはいっぱいあるんだけど、どのホテルもペンション風でおしゃれで2000ルピーをきる安宿が見つからない。
3000ルピーって言われて「1500なら泊まるんだけどな」って言ったらあっさり1500ルピー(約1200円)にしてくれたのが、ホテル・エバーグリーン。
最近できたばかり、というよりまだ上の階を建設中?
宿泊客はイクエとケンゾーだけ。


オーナーはスイス人。
スリランカには住んでいなくて、スリランカ人の若い青年3人組に運営を任せている。
採算度外視っぽくて、道楽のひとつとしてホテルを建ててるのかな。
年に数回、自分が別荘のように使えればいいやって思ってるのかも。
完全にホテルの運営を任されていて、まるで合宿するかのように楽しそうに働きながら暮らす3人。
みんな優しい好青年。

じつはこの3人。
全員宗教が違う。
仏教・ヒンドゥー教・キリスト教。
フロントの横には仏陀とヒンドゥーの神とイエスの絵が仲良く並べて飾ってあった。
スリランカは仏教の国ではあるけれど、仏教徒はおよそ7割。
ヒンドゥー教徒は12パーセントいて、キリスト教徒も8パーセントくらいいる。
穏やかで平和にみえるスリランカ。
だけど、この国ではついこの間まで内戦が起きていた。
仏教徒が多いシンハラ人とヒンドゥー教徒であるタミル人との対立。
独立を求めたタミル人たちが中心となり反政府組織LTTE(タミール・イーラム解放の虎)を立ち上げて活動し、これに対し政府軍がテロ組織として反撃した。
この内戦で6万人以上の人が命を落としている。
そのほとんどが一般市民。
国連の報告書によると政府軍、LTTEの両者も違反行為をしていて、病院への攻撃、拘束中の女性への強姦や子どもの徴兵などたくさんの戦争犯罪を犯している。
4年前に終結したとはいえ今も小競り合いは続くし、スリランカでこの話はタブーだ。
だけど、このホテルの青年3人は言う。
「僕たちは3人とも宗教はバラバラ。
だけどそんなこと問題ない。
お互いの宗教を尊重している。
すごく仲がいいんだよ。」
そんな3人がわたしたちだけのために2時間以上かけてつくってくれた夕食。

ちなみにこれは「スリランカカレー」1人分。
225ルピー(約200円)。
たいていどこのホテルでも「スリランカカレー」を頼むとカレー以外のおかずがたくさんつく。
一番コストパフォーマンスの良いメニュー。
ふたりにはもったいないほどゴージャスなダイニングルームでいただく。

次の日の夕食も「スリランカカレー」、それに焼きビーフンを注文。
また2時間かけて一生懸命作ってくれた。
ありがとう♡

部屋で洗った洗濯物を屋上に干して外出していたイクエとケンゾー。
途中で雨が降ってきた。
「まさか洗濯物、取り込んでくれてないよね」
「でも、あの子たちならそこまで気を回してやってくれてるかも」
ホテルに帰って感動!

室内に移動してくれていた。
ありがとう♡
たくさんの人たちが憎しみあい、悲しみ、命を落としたスリランカ。
その傷は、まだ深くこの国に残っている。
だけど、この国の人たちの優しさと穏やかさに触れて、宗教関係なくこうやって仲良く暮らしていっしょに仕事をしている青年たちをみると、スリランカのこれからはきっと大丈夫って思わずにはいられない。
ずっとずっと、この国が平和でありますように。