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ケンゾー   イクエ


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聖なるガンジス そして一日が始まる

2013.03.06 05:42|インド☞EDIT
毎日気さくで穏やかなインド人に囲まれて、インド人のイメージが覆されているイクエです。

ヒンドゥー教徒にとっては聖なる川、ガンジス川。
彼らは「ガンガー」と呼び、信仰の対象としている。

「ガンガーで沐浴すれば、すべての罪は清められる」

一日の始まりは、このガンガーでの祈りから始まる。

活気あるインドの一日を予感するかのような、真っ赤な朝焼け。
そして、そこに祈りを捧げる人々。
インドの姿がここにある。

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朝日を浴びて、桃色に輝く川。
その聖なる川に向かって毎朝行われる祈りの儀式「プージャ」。
お香が焚かれ、甘い香りと煙が朝靄と交わる。

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川には中州がある。
乾期には水で覆われ川底となる、幻の中州。
岸辺から見ると、まるで砂浜が広がる無人島のようだ。

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そこから見る、ガンガーの夜明けはどんなものなのか。
翌日は、あちら側へと渡ってみよう。

次の日、まだ暗いうちにホテルを出た。
旅行者にとってはボートを1時間チャーターするのが一般的だけど、わたしたちのスタンスは「できるだけ安く、現地人と同じように」。
巡礼に来たヒンドゥー教徒たちが乗る船に相乗りし、ひとり15ルピーの運賃を払って夜明け前に中州へと向かう。

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まだ闇の中なのに、岸辺には多くの信者たち。
夜から朝へと変わっていくのを全身で感じたいかのように、服を脱いで夜の空気と聖なる水に体をあずける。

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闇を切り裂いていく手漕ぎボート。
ゆっくりと川を渡っていく。
10分足らずで何もない中州へと着いた。

川にそっと足を入れて、岸辺へと降り立つ。
水はひんやりとしていて、そしてぬめりとする。

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ここは静寂に包まれている。

闇の中、さっきまでいた向こう岸を見つめる。
こうこうとした街灯が眩しく、こことはまったく異なる世界のように感じる。

船の同乗者たちは、さっそく静かな川で身を清め始める。

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この静寂の岸辺に、信者を乗せたボートが集まってくる。
新たにやってきたボートの横を見ると、川に立ちすくむ上半身裸の1人の男がいた。
懐中電灯で経典のようなものを照らしながら、ぶつぶつと何かを唱えている。
ガンガーに向かってただ一人祈り続ける姿は、まるで修行をしているよう。

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刻々と変わる色。
漆黒の闇から藍色へ、藍から白へ。

世界が姿を現していく。

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日の出とともに、光がすべてを照らしはじめる。
張りつめていた空気が緩んでいき、静寂は喧噪へと変わっていく。
そして、一日が動き始める。

けれど、あの男の周りだけは時間が止まったかのようだ。
陽で温められていない冷たい水に足を浸したまま、男は唱えるのをやめようとしない。
何時間、立ち続けるのだろうか。

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女性たちの歌声のようなものが聞こえてきた。
手をつなぎ輪になって回っては、体をさっと水に浸す。
いっしょに声を合わせながら、この動作を繰り返している。

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活気で満ちあふれていた対岸に背を向け、中州のなだらかな斜面を歩く。

静かで、何もなく、広大な砂漠にポツンといるような錯覚になる。

そんな砂漠に、不思議な影が浮かんだ。

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人影はじっと動かないかと思えば、しばらくして形を変え、そしてまた静止する。

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年老いた男がガンガーに向かってヨガをやっているのだった。
毎朝ここでヨガをしながら瞑想し、一日の始まりを迎えているのだろう。

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陽が昇り、闇は完全に消え去った。

わたしたちの一日も始まる。
ボートで対岸へと戻っていく。
対岸に近づくほど、人々の熱気が伝わってくる。

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灯をともした蝋燭と花を川に浮かべて祈る人たちも多い。

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生も死も、きれいなものも汚れたものも、すべてを包み込んでくれるガンガー。

日の出直後の水温はまだ冷たい。
けれどこの川に身を委ねれば、すべてが解放され不思議と温かくなっていくのだろう。

朝焼けの川でプカプカと浮かぶ信者。
とても心地良さそうだ。

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瞑想しながら聖地を放浪する「サドゥー」と呼ばれる修行僧も、この地に集まる。
髪は伸ばし放題で、全裸の者もいて、まるで世を捨てた仙人のよう。
衣服をまとう代わりに、体に灰を塗るサドゥー。

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ガンガーの朝。
祈りの朝。
活気と静寂の朝。

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聖なるこの場所で迎えるそれぞれの朝。

そして、それぞれの一日が始まる。

Comment

No title

写真で見てもはっきりわかるように
インドはどこの国とも違う「色」を持っていますね。
鮮やかなのにどこかかすんでいるような。

カメラは首にかけっぱなしで散策されましたか?