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ケンゾー   イクエ


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伝説の日本人宿と片腕の男

2013.03.01 06:55|インド☞EDIT
バレンタインデーの翌日、夫に1ルピー(1.7円)の小さいチョコを買ったイクエです。

世界中のバックパッカーが集まるコルカタの安宿街・サダルストリート。
イクエにとっては11年ぶり。
久しぶりのサダルはどんなふうに変わっているだろう。
そう思いながら再び足を踏み入れた。

結果は・・・何も変わっていなかった。
あいかわらず汚いし、物乞いする人は多いし、歩いていればあやしいインド人が「マリファナ? ハッパ?」と声をかける。
汚い旅人、そしてその旅人から金を巻き上げようとするインド人の巣窟のままだ。

このサダルに『地球の歩き方』で「伝説の日本人宿」と紹介されている安宿がある。
その名は、ホテル・パラゴン。
なんで「伝説」なのかはわからない。
そしてイクエもケンゾーもそんな言葉に惹かれたわけではなく、ただ単にダブルで300ルピーというほかの宿より安いというだけでそこに泊まることにした。

中に入ろうとしたら、ちょうど日本人のバックパッカーが出てきた。
「このホテル、安いのはいいですけどスタッフがクソですよ!
きのうチェックインしたけど、あまりに対応が悪くて夜中出て行こうと思ったくらいです。」

クソなスタッフとは極力顔を合わせないようにすることに決めて、チェックインした。

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伝説の宿はかなり老朽化している。
部屋を継ぎ足しているのか、ベランダに部屋が並んでいる。
イクエとケンゾーはベランダの角部屋を割り当てられた。
カーテンはないので、ベランダの人たちからは丸見えでプライバシーなんてまったく守られないけれど、窓が2つもあって、日光も入るし風通しもいい。

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それより100ルピー高い、トイレ付きの部屋も見せてもらったけれど、窓がなくて監獄みたいだった。
この伝説の宿は、部屋のアタリ・ハズレが大きい。

バックパックを背負って部屋の入口まで行くのも一苦労しそうなところの部屋は、窓もないし日も当たらないし、ハズレだ。

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そしてこの伝説の宿、どの部屋も落書きでいっぱい。

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しょうもない子どもじみた落書きもあれば

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こんなありがたい情報まで書いてある。
実際は、いなかったけどね。

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夜寝る時は、枕元でじーっと見つめられ

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朝、目を覚ましたとたん問いかけられる。
こんな高い天井にどうやって書いた?

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イクエはこの汚らしい落書きが嫌いではない。
旅人の足跡のように思える。
何百、何千の旅人たちが、ここでどんな夢を見たのか。

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中には、哲学的なメッセージや人生のヒントのようなものもある。

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「いつも太陽の方を向いていれば、陰はあなたの後ろにできる」

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「死は、生の対極ではなく、生の一部にある」

そして、こんな根本的で究極の問いも。

「わたしとは何者か?」

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そんなに頭を悩ませなくても、別の旅人が答えを書き足してくれている。
その答えは・・・

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「ばか」

伝説の宿、ホテル・パラゴン。
スタッフはクソみたいかもしれない。
チェックアウト後に荷物を預けると、ひとつにつき50ルピーも取られる。
インドで習ったであろう小さな太鼓を気持ちよくベランダで叩いている若者に、ヒッピーあがりの禿げた白人バックパッカーおやじが「うるせええええ!やめんかあ〜!! ファックユー!!」と怒鳴り散らしにくる。

ただ、安さだけが取り柄のパラゴン。
もはや伝説の宿ではなくなっている。

だけどきっとこんな宿は、朽ち果てるまでずっと、旅人の巣窟としてここに存在していくんだろう。

そんなサダルストリートに、いつも旅人の胃袋を掴んで離さない屋台がある。
「TIRUPATI」

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インド料理だけでなく、日本や韓国、スペインの大衆料理も出してくれる。
メニューの品数は数十種類。
一皿50〜60ルピーくらい。
100円以下で舌もお腹も満たされる。

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キッチンは歩道の上のコンロ。
渋いおやじが中華鍋を勢いよく操っていく。

この男、両手を使うことはない。

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なぜなら・・・
男には左腕がない。

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それでも、オーダーしてから数分でうまい料理を出してくれる。

カレーに飽きた日本人が頼む定番メニュー・オムライス。
ひとくち食べるだけで、ほっとする。

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野菜たっぷりの甘酸っぱい熱々スープにはごはんを混ぜて。
屋台には、こんなあったまる料理が似合う。

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キムチと茄子を炒めてごはんにぶっかける。
上に載せた目玉焼きはサービス。
白身はしっかり焼けていて黄身は半熟でちょうどいい。

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路上で野菜を切るのは若い青年だけど、料理を炒めるのも味付けするのも食器を洗うのも片腕シェフ。
もう一人、足を引きずって歩く男性も働いていてオーダーを聞いたり料理を運んだり。
3人で役割分担をしているようだ。

日本とは比べ物にならないほど福祉の制度が整っていないインド。
路上では、手や足に障害がある人が物乞いをしている。
そうしないと生きていけない社会なのだ。

だけど、この片腕のシェフは障害をものともしていない。

こんな男にこそ「ダンディー」という言葉が似合う。

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Comment

はじめまして!

こんにちは。

しばらく前から拝読しておりましたが、今日はコメントせずには居られませんでした。

「素晴らしい臨場感」です!

ホテルの壁の落書きの妙。・・・
片腕の男が腕をふるう食堂の、艶っぽい夜の輝き。
ケロシンガスのニオイが漂よう空気の先に、ぬめりと光るアンバサダー。

まるで一緒にその場にいるようです。・・・

写真も文章も素晴らしいです。
お元気で旅をお続けください。

No title

すごーい。どうやって他の国の料理覚えたんでしょうね!
きっと、このおじちゃんに会いにコルカタに行きたい。って
思う人もいるかもしれないですね!!
写真見ただけですが「怪しくない雰囲気」がおじちゃんから感じられますね。

私もそう思う

そうなんですよね
写真上手すぎ プロみたいです
文章もグーだよね 
私も同感・・・

じゃこさま

コメント、ありがとうございます!
写真に関してはド素人なんですが、きっと被写体が素晴らしいのだと思います。
旅をしていると「画になる風景」「画になる人」によく遭遇します。

片腕のシェフは多くを語らず、渋いながらも時おり客に見せる笑顔、料理人としての自負をただよわせ、とてもセクシーでした。

何かを狙って撮ったわけではないのですが、シェフの料理中の写真を見るとまるでストリートやコンロ、レンガの壁、すべてが彼のために用意された舞台装置のよう感じます。

す〜ちゃんさま

写真ではうまく伝えられないんですが、ほんとにどの料理もおいしくて、旅人にとってインドでコストパフォーマンスの高い料理店、ナンバーワンかもしれません。

他のところで食べたキムチチャーハンはどれもなんちゃってキムチだったんですが、ここのはちゃんとしたキムチたっぷりで、安くても妥協しないシェフのスタンスを感じます。

tomokopapaさま

いつも褒めていただいてありがとうございます。
すこしでもその場の「匂い」が伝わるような記事を書いていきます。
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