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訪れた国は78カ国
旅した期間は1257日
2016年2月14日に帰国!
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ケンゾー   イクエ


2007年10月 結婚
2012年09月 世界旅行に出発

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国境で抱擁、そして男泣き

2013.02.23 16:44|バングラデシュ☞EDIT
きのう久しぶりに缶ビールを飲んだらあっという間に睡魔に襲われたケンゾーです。
バングラデシュに入って以来、アルコールから遠ざかっているので弱くなってるな。

きのうの夜、ノルシャヒンやお父さんにお土産を渡して多少強引にさよならモードにもっていったケンゾーとイクエ。
みんな残念がっているけれどビザの期限が迫っているからしかたない。
今朝も目覚めると素晴らしい景色が広がっていた。

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時間が許すのであれば、まだまだここにいたい。
景色を眺めて優しい家族に囲まれて、ただぼーっとするだけで幸せな時間を過ごすことができる。

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9時には出発したいと伝えたけれど、ノルシャヒンの妻のムンニーは「ノー!1ウィーク!」って言ってるし、お父さんはこの話題を避けてるし、みんな納得してくれてないようだ。
心の中で「ごめんね」って言いながらパッキングする。
精一杯のアピールだ。

最後の手段を使うことにした。
それは「みんな揃って外で記念撮影をしたい」と言うこと。
写真を撮ってそのままバイバイするしかない。

セルフタイマーで撮れるようにカメラをスタンバイ。
でもなかなかみんなが集まらない。
「写真撮るよう!」って声をかける。
みんな「OK、OK」って言うけれど集まってくれない。
この3日間充電できなかったので、一眼レフのバッテリーが無くなってしまった。

目標の9時はとうに過ぎてしまった。
いかん、このままだと家族みんなのズルズル作戦に負けてしまう。
心を鬼にして、今日インドに行かないといけないことをもう一度説明する。
ごめんね、みんな。
ケンゾーとイクエも早くみんなとお別れしたい訳じゃないんだよ。

今度の今度こそ最終手段。
ワックパックを家からだして、外においた。
やっとみんな分かってくれたみたい。
でもみんなにとって記念撮影は一大イベント。
普段着なんてありえない。
みんながドレスアップするのを待つケンゾーとイクエ。

じつは一番悲しんでるんじゃないかと思われるお父さんもやっと準備を始めてくれた。
じっくり30分以上かけて髭を剃る。

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つづいて水浴び。
なにもそこまでしなくてもと思うけれど、それだけ大事なことだと思ってくれてるんだよね。

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素敵なサリー姿のお母さんとビシッとスーツで決めたお父さん。
お父さんの手にはなぜか昔写真館で撮った夫婦2人の写真と、ダッカにいるもう一人の息子さんの写真が。
フリーダム・ファイターのバッチもちゃんと胸元で輝いている。

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別れを惜しみつつ、湿っぽくならないように明るく明るく写真を撮っていく。
最初から最後までうんとやさしかった家族と。

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明るくて笑顔の絶えない親戚、仲間たちと。

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突然やって来た日本人を温かく迎えてくれてありがとう!

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オートリキシャに乗る道まで見送りに来てくれる人たちも。
今ここで出会ったぜんぜん関係ない人たちもいっしょに見送ってくれた。
ありがとう!バングラに来ることができたら、また必ず会いにくるから!

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ノルシャヒンと警察官のシュージョンがとなりの国境の街まで見送ってくれることに。
けれどここからがまた長かった!
出会った日の夜の再来だ。

「オンリー5ミニッツ!」って言いながら親戚の家をはしごしていく。
そしてなんと自分が通った小学校に行くって言い出した。
いやいやいや。きょうは平日で子どもたちがいるから、そんなことしたら収拾がつかなくなるよ!

恐る恐る中に入っていくと・・・

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ほーら、教室から生徒が飛び出してくる。
とんでもない事になってきた。
先生たちはチャを飲んでいけって言ってるけど、そんな事したら出発できなくなるのは目に見えている。
みんなで集合写真を撮って退散することに。
ほんとはゆっくりしていきたいんだよ。

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そのあとも何度か寄り道をしながら、国境の街ブリマリへ。
ほんとうは3日前にここにケンゾーとイクエだけで来ているはずだったのに、3日遅れで、しかもノルシャヒンとシュージョンが隣にいる。
なんだか不思議な感じだ。

なぜかノルシャヒンの親戚が待っていていっしょにイミグレーションへ。

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出国手続きは問題なくすんだ。
インドとの国境へ歩いていく。

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このゲートの先はもうバングラデシュじゃない。
とうとうお別れだ。

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シュージョンと別れの握手。
はやく彼女ができるといいね。
ノルシャヒンを見ると、目をまっ赤にして今にも涙がこぼれそうだ。
ダメだケンゾーの涙腺も決壊寸前だ。
抱き合ったら、ノルシャヒンは声を上げて泣き出した。

なにも言葉にならない。
泣きながら「サンキュー」としか言えない。
ノルシャヒンの気持ちが心に染みわたる。

インド側からさっきまでいたバングラデシュを振り返る。
ノルシャヒンたちは涙目でずっとこちらを見てくれている。

ありがとう。
過ごした時間はわずかだったけれど、ケンゾーにとってかけがえのない友になった。
偶然の出会いは運命の出会いだった。
大好きになったバングラデシュの旅の終わりは、最高のフィナーレだった。


【旅 info.】
  ブリマリ国境a_P1010816.jpg
バングラデシュ側・ブリマリ ー インド側・チャングラバンドラ
2つの街とも田舎でツーリスト向けの宿はなさそう。
出国税300Tk必要。
バングラデシュに入国した場所と出国する場所が異なっていても問題なかった。
国際バス、鉄道はないのでローカル線を乗り継ぐ必要がある。


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Comment

No title

素敵な出会い見せて貰えて嬉しいです!
きっとネット環境なんかも充実していないんでしょうね。
なかなか連絡取り合うこともできないと思ったらなんだか尚更遠くに離れてしまう気持ちになってしまいそうですが、本来はそういうものなんでしょうね。
なんだか、また必ず会える気がしてなりません!!
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