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訪れた国は78カ国
旅した期間は1257日
2016年2月14日に帰国!
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ケンゾー   イクエ


2007年10月 結婚
2012年09月 世界旅行に出発

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帰国前夜はチェジュ島で

2017.06.24 17:14|韓国☞EDIT
日常生活での「段取り力」を養おうとしているイクエです。
「今のうちに料理の下準備をしておこう」とか「後回しにできることだけど今時間があるからやっておこう」などと前もってできる家事をやること、そして何か作業をやりながら「これ終わったら次にこれやってあれやって正味15分」などと計算しながら次にやることを考えて効率よく過ごしていくことです。
一日が終わるのがとても早く感じるこの頃。
旅してるときは、マイペースで過ごせたのにね。

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トイレの中にベッドが置いてあるような上海のホテルでニ晩過ごしたイクエとケンゾー。
まだ夜も明けぬ午前5時にホテルから空港まで送迎してくれるマイクロバスに乗り込む。
1人10元(約177円)かかるけれど、電車も動いてないし、タクシーで行くよりは安上がり。
このサービスがあるから、この変なホテルにしたのだった。

ここからは飛行機で韓国のチェジュ島(済州島)経由で釜山を目指す。
チェジュ島には1泊。
ただ単にチェジュ島を挟んだ方が上海から釜山までの移動が安かったから。
上海 ー チェジュ島 ー 釜山で、飛行機代は1人1万6264円。

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機内には中国人向けの日本観光のパンフレットが。

GO日本。
いよいよ日本に帰るのだという実感が湧いてくる。

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中国人旅行者におすすめのお土産や人気商品が紹介してある。
抹茶味のお菓子や正露丸。
漢方の本場中国では、正露丸に値するようなものがたくさんあってわざわざ買う必要がない気がするけど、やっぱり日本製がいいんだろうか。

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チェジュ島と言えば、青い海に浮かぶ深い緑の自然豊かな島というイメージ。
でも、残念ながらこの日は雨模様。
チェジュ島の空港に着いても、リゾートに来たという感覚がわかない。

DSC_0631.jpg

空港から街まではバスが出ている。
運賃は1人1300ウォン(約125円)。

チェジュ島の街の中のホテルはインターネットで予約済み。

1階にはクラブがある。
外観はお城みたいな形をしていて、なんだか地方のラブホテルのような・・・。

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でも中に入ると普通のフロントがあって、おじさんが対応してくれてビジネスホテルといった感じだった。

広めのベッドが2台。
マットレスもしっかりしている。
一泊一室4037円。

いよいよここで、3年5か月の旅の最後の1泊になると思うと感慨深い。

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でも、どうせならすっごいボロい安宿の方が旅の締めくくりにはふさわしかったかもなあ。
なんかこざっぱりしているホテルで、ちょっと物足りないな。

実はチェジュ島に来たら、泊まってみたい宿があった。
旅に出てから1年半の2014年3月、ペトラ遺跡の観光のためにヨルダンに滞在していたとき、わたしたちより少し若い韓国人バックパッカー夫婦といっしょのドミトリーだった。
二人の馴れ初めと将来の夢を聞いた。
二人が出会ったのは、フィリピン。
旦那さんがフィリピンでダイビングのインストラクターをしていて、旅行で訪れた奥さんと知り合い、恋に落ち、結婚したのだという。
二人の夢は、チェジュ島でダイビングショップをしながらゲストハウスを営むこと。
お金を貯めるためだけにオーストラリアへワーキングホリデーに行った。
二人でオーストラリアの果樹園で朝から晩まで休みなく働き、生活費を切り詰め、お金を貯め、チェジュ島に土地を買った。
ヨルダン旅行の後はチェジュ島に行ってゲストハウスを作るから、チェジュ島に来たときはぜひ泊まりに来てねと言われていた。

だけど、その二人から連絡先を教えてもらうのを忘れていたのだった。

あ〜悔やまれる!
奥さんの方は少し日本語ができたので、そのうち日本人の旅人にも人気が出てくる宿になるんじゃないかなあ。
いつか、二人の宿に泊まれたらなあ。

ダイビングも楽しめる、美しい海に浮かぶチェジュ島は火山の島。
島には標高1950メートルの漢拏山(ハルラサン・ハンラサン)があり、2007年にチェジュの火山島と溶岩洞窟群が世界遺産になっている。

韓国ではチェジュ島は「韓国のハワイ」と呼ばれていて、マリンスポーツやハイキングを楽しむにはもってこいの島。

そんなチェジュ島を楽しみたかったけど雨も降ってきたし、明日の朝にはこの島を発つので、今回はチェジュ島の観光はお預け。
イクエとケンゾーは、食を堪能するしかない。

とりあえず、昼ごはんを食べよう!
中国料理も好きだけど、韓国料理も大好きだ。
特にチェジュ島では、おいしい海鮮料理にありつけるんじゃないかな。

ホテルの近場で食堂探し。
こじんまりしたお店に入ると、愛想のいい高齢の女性が出迎えてくれた。

どれもおいしそうで迷う。

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2種類のチゲを注文。
白ご飯に、キムチやナムルもついて全部で16000ウォン(約1536円)。

わたしが頼んだのが、この海鮮テンジャンチゲ

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大きめのエビやカニ。
魚介エキスが十分に出ていて、ピリッと辛く体が火照ってくる。
白ご飯が進む。

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白ご飯が進むから太りやすそうだけど、韓国人はスタイルのいい人が多い。
年配の女性もそこまで太った人はいないような気がする。
やっぱり唐辛子効果で食べても汗をかいて新陳代謝がよく、エネルギーを消費するからだろうか。

それに韓国人女性は、おばさんでもお肌プリプリツルツル。
これも韓国の食材の影響からなのか、それとも日本人にも人気の韓国の化粧水やクリーム、パックの効果なのだろうか。

チェジュ島の街の中は、特に自然も感じず、普通の地方都市と変わらない。
人口はおよそ55万人。
島だから人口も少なくのどかなイメージがあるけれど、住民も思いのほか多いし、殺人や強盗、強姦や窃盗などの犯罪率は韓国でもっとも高い地域なのだそう。

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リゾート地でもあるのでゴルフ場やカジノもあって、最近では中国人観光客が押し寄せているらしい。
中国は広いけれど、経済的な発展とともに環境破壊も進んでいて、空や海が汚染されている。
だから、青い海、青い空に憧れる人が多いのだ。

チェジュ島だけでなく、いま沖縄にもたくさんの中国人がやって来ていると沖縄の友人が言っていた。
日本人がハワイやグアムで結婚式を挙げるように、沖縄で結婚式を挙げることが中国人に人気なんだとか。

帰国後、どうやって生計を立てていくか未定のイクエとケンゾー。
沖縄だったら仕事にありつけるよ、そう勧められて沖縄への移住を真剣に考えていた。

旅行に出かけるときは、帰国後のことは何も決めてなかったけれど、旅行中に何か見つかるだろうと思っていた。
でも、1年経っても2年経っても見つからず、というか真剣に見つけようともせずに、焦り、でもなんとかなるかなという楽観的な思いもあった。

そしてとうとう、帰国前日を迎えてしまった。
この場に及んで、ノープランなイクエとケンゾー。
ああ、まったくわたしたちって。

とりあえずイクエの実家に身を寄せることにしている。
こんなときのために、帰国後1年ぐらいのふたりの生活費ぐらいの貯金には手を出していない。
その貯金に手を出せばまだ旅を続けられたけど、そこまでリスクを負おうとは思わなかった。

帰国しても先の見えない予測不能の人生なんて、まるでこれまでのふたりの旅みたい。
帰国後の仕事がまったく見えないなか旅を終えるなんて、不安で仕方ないだろうと思っていたけれど、そうでもない。
予定の立たない旅の延長戦に突入する感覚かもしれない。

旅最後の食事は、現地のお客さんでごった返しているお店を見つけたのでそこへ。

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満席で待たないといけないけれど、最後のディナーだしおいしそうなので空きが出るまで店の外で待つことに。

韓国といえばサムギョプサル(豚バラの焼肉)が有名だけど、ここはチェジュ島産の黒豚の焼肉店らしい。

ほかのお客さんを見ると、当たり前だけど全員が焼肉を食べている。
そして、不思議な形をしたものも。

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チゲで使われる鍋よりもひと回り小さい鍋に、ぷっくらと黄色がかった熱々のものが盛られて湯気を出している。

イクエとケンゾーも注文して食べてみる。
韓国料理には珍しく、辛くもないし薄味。
卵豆腐のような、茶碗蒸しのような味。
箸休めにはちょうどいい一品。

そして、イクエとケンゾーの大好物、ケジャン
ケジャンとは、ワタリガニを生のまま殻ごとタレに漬け込んで熟成させたもの。

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この3年5か月に及ぶふたりの世界旅で、一番最初に訪問した国が韓国だった。
イクエが以前勤めていた会社の先輩が、そのときソウル支局の特派員をしていてわたしたちにおいしい韓国料理をご馳走してくれた。
その中で食べたもので忘れられないおいしさだったのが、ケジャン。
その時は生のカニを醤油味のタレに漬け込んだカンジャンケジャンだった。
今回は唐辛子風味のタレに漬け込んだヤンニョムケジャン

やー、どっちもおいしいね。

和食はどこの国の料理にも負けないって思うけど、このケジャンは「やられたー!」って思う。
生で魚を食する刺身や寿司、それに塩辛の文化がある日本なのに、なぜケジャンが日本で発明されず、さらにその食文化が輸入されなかったのだろう。
朝鮮発祥の辛子明太子は日本に定着したのに。
ワタリガニが手に入りづらいから?

タレに漬け込まれて柔らかくなったカニを殻ごとしゃぶるのが、たまらなくおいしい。

そしてそんなピリ辛のケジャンに合うのが、まろやかでコクと酸味があるマッコリ!
このマッコリはチェジュ島のご当地マッコリ。

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この銀色の小さな洗面器みたいな器でグビグビ飲むのが韓流。

マッコリは本当においしい。
日本に帰っても、たまに飲もう。

さて、メインの焼肉は?

分厚いステーキぐらいのボリュームのある豚肉が運ばれてきた。

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すごい厚さ。
外は、いい具合に焼き目がついてきている。
でも、中まで火が通るんだろうか。

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そう思っていたら、店員さんがやってきて、ジョキンジョキンとハサミで切っていく。
まだ中は赤い。

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分厚いステーキが、厚切りベーコンのようになった。
あとは表面がこんがり焼き上がれば、食べごろ。

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青唐辛子とニンニクが入った魚介の辛味ソースも、鉄板の真ん中に置かれてグツグツ煮られていく。

食べるときは、このソースに柔らか黒豚肉をちょんっとつけて。

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チェジュ島での食べ物のリサーチはしていなかったけど、こんなおいしいチェジュ島産黒豚の焼肉にありつけてよかった。

旅最後のディナーは、しめて54000ウォン(約5148円)。
二人にしては贅沢だけど、最後だからね。

明日の今ごろは、日本で和食かぁ。
なんか不思議な感じだなあ。
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