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訪れた国は78カ国
旅した期間は1257日
2016年2月14日に帰国!
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ケンゾー   イクエ


2007年10月 結婚
2012年09月 世界旅行に出発

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幻の鳥を求めていたら、出会ったのはゴキブリだった話

2016.06.30 13:20|グアテマラ☞EDIT
最近やりはじめたラジオ体操で、筋肉痛になっているイクエです。
とくにふくらはぎ。
続けていけば、体が今より柔らかくなるかなあ。

a_DSC_8091_201606290846316f0.jpg

「ここですよ。
 早く降りて。」

突然バスの車掌が言った。
わたしたちは、鬱蒼と木々が茂る何もない路上に放り出された。

あるものを追い求めて、ビオトポ・デル・ケツァールに到着したイクエとケンゾー。

ケツァール。
グアテマラのお金の単位であり、国鳥の名前でもある。

幻の鳥を求めて、わたしたちはここに来たのだった。

ケツァールとは、アステカ文化の言葉で「大きく輝いた羽」という意味。
その名の通り、オスはとても長い飾り羽を尾に持っている。
体長は35センチくらいなのに、尾羽を含めると全長は1メートルを超す。
全体的には鮮やかなエメラルドブルーで、腹部は美しい赤い色をしている。

手塚治虫の漫画『火の鳥』のモデルとなった鳥と言われている。

a_DSC_8093_20160629084632136.jpg

中米の限られた場所に生息しているケツァール。
実はコスタリカでもケツァールの出没スポットがあった。
でもケツァールは自力で探すのは至難の業。
ガイドを雇わないといけない。
ガイドを雇ったとしても見られる保証はない。

コスタリカにいたとき、ケツァールを探しに行くか迷ったけど、わたしたちはグアテマラにかけることにした。

『地球の歩き方』に、このグアテマラのビオトポ・デル・ケツァールの宿の庭が「より確実な穴場」として紹介されていたのだった。

だからわたしたちはここにやってきた。

この宿に泊まって、庭で待っていれば運が良ければ野生のケツァールがやってきて木に止まり、その姿を観察することができる。

a_DSC_8094_20160629084634ce0.jpg


「こんにちは。
 すみません。
 ホテルに泊まりたいんですが、部屋はあいてますか?」

「ええ、おふたりですね。
 空いてますよ。」

「お値段はいくらですか?」

スタッフが答えた金額は、わたしたちが予想していたものをはるかに越えていた。
事前に調べたものよりも値上がりしている。

「ちょっと、高すぎるやろ。」
「どうする?
 でも、ここまで来たし。」

「絶対に見られるならそのくらい払ってもいいけど。
 もし見られんなら・・・。」


時間はもう夕方。
1泊したとしてもチャンスはそんなにない。

「どのくらいの確率で見られますかねえ。」

スタッフに尋ねると、ノートを見せてくれた。
それはカレンダーになっていて、ケツァールが庭に現れた時間、どのくらいの間いたか、何羽いたかが書き記されていた。

「・・・やめようか。」
「うん。」

ケツァールは毎日は来ていなかった。
2、3日連続で来ることもあれば、5日間くらい全然来ないこともあった。
しかも、来たとしても1日に1回か2回。
木に止まってる時間は5分くらい。
いまは霧雨のようなのも降っている。
今からチェックインして、あしたのチェックアウトまで見られるような気にはならなかった。
時期が悪かったのかもしれない。

「幻の鳥は、幻の鳥のままがいいかもしれんね。」
自分たちに言い聞かせる。

さよなら、ケツァール。
会ったことないけど。
これからもわたしたちの幻の鳥のままで、どうかお元気で。

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去りがたい気持ちもあったけど、案外あきらめもついた。
ということは、それほどわたしたちに「会いたい」という気持ちがなかったのかもしれない。

さて、ここからどうしよう。

わたしたちは、ケツァールに会いに行ったらグアテマラを出国しベリーズに入国するつもりでいた。
だからここからベリーズを目指すのみ。

もちろん一日では移動できないから、きょうは近くの街に泊まってあしたは国境の近くまで進んでグアテマラにもう一泊、あさってあたりベリーズに入国できたらいいなあ。

時間はもう午後6時前。
まもなく日が暮れてしまう。
とりあえずきょうはコバンに一泊することにした。

ビオトポ

道ばたでバスを待つ。
バス停なんてない。
ただバスが通るのを待ち、コバン行きのバスが通りかかれば大きく手をあげて止めないといけない。

10分待っても20分待ってもこない。
このまま夜になってもこなければどうしよう。
そしたら、さっきあきらめて出てきたホテルに舞い戻るしかないかもしれない。

不安になっていたとき、ワゴンがやってきた。
コバン行きだ。

なんとか乗ることができてひと安心。
運賃は15ケツ(約240円)。

すぐに着くかと思っていたら、1時間くらいかかってしまった。
もうすっかり夜。

a_DSC_8098_20160629174250813.jpg

コバンは思ったよりも都会。
マクドナルドやきれいなガソリンスタンドがあって、わたしたちが知っているグアテマラらしくない。

コバンには泊まるつもりがなかったから、宿のリサーチはしていない。
でも、これだけの街の規模だと泊まるところは見つかるだろう。

「ここは?
 ホテルって書いてるよ。
 ラブホテルみたいだけど。」

「値段だけ聞いてみる?」

看板はあるものの表から見えるのは壁だけで、中の様子はさっぱりわからない。
中に入ると奥行きのある広いガレージのようになっていて、それを取り囲むようにホテルの部屋があった。

a_DSC_8099_20160629174252f56.jpg

客はほとんどいない。
レセプションやフロントのような気のきいたものは、ない。

スタッフはいないかわりに、大きなバックパックを背負った白人の女の子が立っていた。
どうやらその子もホテルを探していて、たまたまここに入り込んでしまったらしかった。

わたしたちは大丈夫だけど、ヨーロッパの女の子ひとりでここは厳しいんじゃないかなあ、と内心で思っていた。

「はじめまして。
 スタッフはいないんですか?」

「わたしもいま来たばかりで。
 誰もいないですねー。」

「すみませーん!
 こんばんはー!!」


3人で叫ぶ。

すると、若い男性が階段から下りてきた。

「こんばんは。
 2人部屋、空いてますか。
 ふたつのベッドか、ひとつの大きなベッドの部屋。」


わたしたちと女の子は別々に部屋を要望したつもりだったけど、男性に案内されたのは3人部屋だった。
わたしたちが3人グループだと勘違いしたのは無理のないこと。
バックパッカーなんて立ち寄らないような宿に、突然3人の外国人バックパッカーが同時に現れたのだから。

値段を聞くと、わたしたちにとって悪くない値段だった。
グアテマラでは宿の相場は地域によって違うので、わたしはそれを心配していた。

知らない人と3人部屋はあまり気が進まないけど、この宿には泊まってもいいかな。

そう思っていたら、彼女が「どうしますか?」と聞いてきた。
きっとシングルの部屋というのはここにはない。
1人だけで泊まると割高になるから、彼女としてはわたしたちと部屋をシェアしたいと思っているようだった。

でも、わたしとケンゾーは朝からアンティグアを出発し、グアテマラシティを歩き、バスを数時間も待って、ケツァールが出没する場所に立ち寄って、ようやくここまでたどり着いた。
誰にも気兼ねせず、夜はゆっくりしたかった。

それに・・・。
わたしたちは、例のやつを使って部屋の中でディナーを用意しないといけない。
例のやつというのは、電熱コンロ。
パスタでも作ろうかと思っている。
知らない街をこんな夜に出歩いて外食はしたくない。

彼女がいる部屋でいきなりふたりで調理を始めるわけにはいかない。

彼女には申し訳ないけど、わたしたちは彼女の内に秘めた望みに気づかないふりをして男性に聞いた。
「わたしたち、ふたりとひとりなんです。
 安いふたり部屋はありますか?」


男性は理解したという顔をして、ダブルルームの部屋に案内してくれた。

a_DSC_8100.jpg

「いくらですか?」
「ここだと1室85ケツ(約1360円)。」

一人当たりの値段は三人部屋のときとそれほど変わらない。
イクエとケンゾーに三人部屋に泊まる理由はもうなかった。

「わたしたちはここに泊まります。」

気がかりなのは彼女。
ここに一人で泊まるのはためらっている様子。
わたしは思い出した。
タカハウスで出会ったケントくんが「もしコバンに泊まることがあれば」と自分が泊まった宿の名刺を渡してくれていたのだった。
それは、バックパッカーが好みそうなゲストハウスでドミトリーもあるようだし、Wi-Fiやキッチンもついている。
名刺を探し出し彼女に渡した。

「ここどうやっていけばいいの?」
「住所はそこに載ってるけどわたしたちもわからない。
でも街の中心地だと思うから、通りをまっすぐ歩いていけば着くはず。」

「ありがとう。」

イクエとケンゾーはチェックインした。
そして例のやつでパスタを茹でる。

「うわ!ゴキブリがおる!」
「こっちもいっぱい!」

さっきは気づかなかったけど、この部屋はゴキブリの巣窟だった。
親指の爪くらいの大きさのゴキブリがウジャウジャ。
壁や床、天井。
たぶんこの部屋だけで百匹は住んでるんじゃないか。

「これ、さっきの彼女、ここに泊まらなくてよかったよ。」
「無理やったやろー。」

これまで三年半旅をしてきて、汚い宿、ゴキブリが大量発生する宿にも泊まってきたけれど、これだけ多いのは初めて。
大げさじゃない。
部屋を見渡し、一度に視界に捉えるだけで50匹はいる。
サイズが小さいのがせめてもの救い。
これが日本サイズのゴキブリだったら、気持ち悪くて身体中にじんましんができたと思う。

手の届くところは一つ一つ潰していく。
でも、キリがない。
疲れ果てていたわたしたちは小さなゴキブリを潰していく体力はあったけど、今さら宿を変える気力はなかった。

「共存するしかないね。」
「一泊だけやしね。」
「夜遅いし、寝るだけやしね。」
「寝てるとき顔に落ちてきそうだけどね。」
「あ〜。
 電気点けたまま寝よう。」

わたしたちは天井を這うゴキブリたちを恨めしく睨んだ。

わたしたちはきょう、幻の鳥と言われる、エメラルドグリーンの羽をつけたケツァールに会う予定だったはず。
でも、現実にいるのは、赤黒く光る羽をばたつかせている、無数のゴキブリたちだった。
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