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ケンゾー   イクエ


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桃源郷の村 残忍な過去

2016.05.19 13:28|グアテマラ☞EDIT
タンポポコーヒーを飲んでいるイクエです。
タンポポコーヒーってタンポポの根っこから作るカフェインゼロの体にいい飲み物。
コーヒーの味に近いけど、おいしいのはやっぱりコーヒー。
朝の1杯は本物のコーヒーにして、午後の1杯はタンポポコーヒーにしようかなって思っています。

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男性陣が日がな一日、公園のテラスから通りを観察している村、トドス・サントス・クチュマタン。

お昼ご飯は、地元の人に大人気のレストランに行ってみた。
鉄板で鶏肉やソーセージをジュウジュウと焼いている。
煙と匂いが外にまで漂い、食欲がそそられる。

出てきた料理はボリュームたっぷり。

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いろんなお肉のミックスプレート。
一皿20ケツァール(約320円)。
量は多いけど、地元の女性もペロリと平らげる。

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この村にこれといった見どころはないけれど、中心地から歩いて10分、丘を登ったところにテクマントゥン遺跡というのがあるらしい。
マヤ文明の遺跡で、小さなピラミッドのようなものがあるそうだけど、大抵こういうところの遺跡と言うのはほとんど無名。
そして、朽ち果てている。
遺跡には期待しないけれど、眺めは良さそうなので散策をかねて行ってみることに。

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街から外れ、坂を上っていくほどに素朴な造りの建物が目立ちはじめる。

泥を固めた壁に、素焼きの瓦屋根。
素朴ではあるけれど、きれいに色が塗られている。
白壁に赤い軒桁、そして青い柱。
極めつけは、緑色のドア。
ドアにはまるで民族衣装の刺繍のように、デザインが描かれている。

a_DSC_6996_2016051811123669b.jpg

庭先で織物に励んでいる女性がいた。
軒下の柱にくくりつけて糸の束を吊るし、そこに何本もの棒を横に差している。

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世界のあちこちに、民族衣装に身を包んでいる女性たちはたくさんいる。
けれど、今ではその多くは既製品。
ほかの人が作ったものを市場で買ったり、工場で大量生産されていたり。
民族衣装を着ていても、その人がその衣装を作る技術をもっているかといえば、そうではない。

けれど、この村の女性たちはその技術をもっている。
すばらしいなあ。

どうやって織っているのか見せてもらった。
方眼紙に、◯やXの記号をつけている。
これを見ながら、織っているのだそう。

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方眼紙の記号はとてもシンプルなもの。
どうやって、これでさまざまな色の糸を使いわけているのか不思議。

女性に別れを告げて、再び丘を登りはじめる。

真っ黄色のトウモロコシが日干しされているお宅の前にさしかかった。
洗濯物は、お決まりのストライプのボタンシャツに赤いパンツ。

あいさつし、中におじゃまさせてもらうことに。

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奥では女の子が、樽に入れた水を使って髪を洗っている最中だった。
黒くて艶やかで、長いストレートヘアー。
髪質はアジア人に似ている。

中南米の先住民の人たちの先祖もモンゴロイドだと言われている。

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この家庭でも、子どもたちに囲まれてお母さんが織物に勤しんでいた。
さっきの女性は椅子に座ってやっていたけど、このお母さんは正座している。
織物につけた帯をお尻にまわし、ブランコに乗っているような格好で座っている。

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織り込んでいるのは、カーネーションのような花たち。
とても鮮やかだけれど、嫌みがない色使いはさすが。

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織り上げるのに2週間くらいはかかるのだそう。

子どもたちやおばあちゃんが笑顔でわたしたちに寄ってくる。
ここの村の人たちは、みんな笑顔で穏やかで気さく。
グアテマラのほかの村の人たちよりも、人当たりはとてもソフト。
わたしたちにとっては、居心地のいい村。

a_DSC_7023.jpg

それなのにー。
この村で、観光客の日本人が集団リンチで殺害されたという事実。
信じられない。
でも、その悲惨な事件はたしかに起こっている。

2000年4月29日。
日本の旅行会社主催のツアーで20人あまりの日本人がこの村を訪れていた。
当時、このあたりでは「子どもをさらうカルト集団が活動中」という噂が流れていた。
ツアー客たちが市場を歩いていたら、このカルト集団と勘違いされて、数十人で取り囲まれ殴られ切りつけられ、39歳の男性が殺されたという。
ほかのツアー客たちはバスに逃げたものの投石され、さらにはバスの運転手が引きずり出されて火をつけられて殺害された。

なぜカルト集団と勘違いされたのか、詳しいことはわからない。
ただ、市場にいた地元の女性が突然叫び、それを聞いた男たちがそばにいた日本人男性とガイドを取り囲みリンチが始まったという。

穏やかな村の人たちを見ていると、そんなヒステリックで残忍な事件が起こったことが想像できない。

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丘の上の遺跡に到着した。
テクマントゥン遺跡は、想像していたように草生して朽ち果てていた。
かろうじて盛り土のようになっているところに、ボロボロになった石が見えて、ここが遺跡だとわかる程度。

その脇には、十字架の慰霊碑が建っていた。

1982年、内戦が激しかったとき、反政府組織との関与を疑われた村人たち200人あまりが、軍隊によって惨殺された。
その犠牲者たちを悼んで建てられたもの。

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こんな桃源郷のよう村で、そんなむごたらしい事件があったとは。

ある日突然軍隊がやってきて、村人たちを引きずり出し、いきなり殺し始めたら。

時が流れても、その恐怖の記憶は消えることはない。

もしかしたらー。

日本人が悪魔のような存在に間違えられ、ヒステリックに殺されたのは、1982年の虐殺の記憶が思い起こされたからではないか。
よそ者が村に入ってきて、村人たちを突然恐怖の底に突き落とす。
そんな記憶が、20年近く経っても、村人たちから消えることがなかったからではないか。
何も悪くない自分たちが、突然いつやられるかもしれない、と。

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十字架の丘からは、山間の小さな村を見渡せた。
美しい村。
むごたらしい出来事が似合わない村。

悲惨な出来事の記憶は消えず、次へと続いていくのなら。
それはほんとうに罪深い。
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Comment

初めまして。

この記事を読んで、思い出した話があります。
インド人のドライバーに、ある少数民族の村につれて行ってもらったことあります。
質素な家と素朴な笑顔の村人でした。
でも、ドライバーに言わせると、もし、この村で人をひいたら、すぐ逃げると言いました。
村人に車から引きづり出されて、リンチをされて殺されてしまうからだろうです。

現実に、インドの少数民族の村ではあるそうです。
ボクには、見えない難しい事情があるんだなあ、と思いました。


ここんとうざい さま

はじめまして!

インドでもそういう村があるんですね。
アフリカやアマゾンにはもっともっとありそうですよね。

わたしたちにはわからないものがあるのでしょうね。
価値観も違うし文化も違う。
そういう村におじゃまするときは覚悟と謙虚さが必要かもしれません。
気をつけたいと思います。
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