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訪れた国は78カ国
旅した期間は1257日
2016年2月14日に帰国!
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ケンゾー   イクエ


2007年10月 結婚
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そしてわたしたちは捕まった 不法入国第二話

2016.01.03 09:52|ベネズエラ☞EDIT
小学校のころから年賀状を送っているイクエです。
働いていたときはケンゾーと連名で200枚以上は送っていた。
でも、いまはFacebookで新年のあいさつをしている人も多いから、そのうち年賀状文化は失われるかもしれないね。

コロンビアからベネズエラに入国しようとしたイクエとケンゾー。
コロンビアの出国スタンプはもらえたもののベネズエラ側の入国スタンプはもらえませんでした。
国境の道は閉ざされていて入国することはできません。

するとまわりにいた両替商やバイクタクシーの客引きたちが声をかけてきます。

「ここからは入国できないけれど、あっちからまわればいいよ。」
「バイクでベネズエラまで連れていってあげるよ。」

国境は閉鎖されているのに、彼らは簡単にベネズエラに入国できると言います。
わたしたちは彼らの言っている意味がわかっていました。

つまり、裏ルートで不法入国するということです。
1か月前、わたしたちがベネズネラからコロンビアへと抜けたルートのことです。

1か月前に比べると、裏ルートでの不法入国は定着していて、もはや周知の事実のようになっていました。
裏ルートを行き来する乗合いの車は頻繁に出ているし、その車の運賃もかなり安くなっています。
賄賂をまき散らしながらジャングルを行く車の運賃は1か月前は10000ボリでしたが、今回は2500ボリ。
利用者も増えています。

精神的にも物理的にも、前回よりも裏ルートで不法入国しやすくなっていました。

それにー。
わたしたちにはこんな考えがあったのです。

ベネズエラの入国スタンプをもらわずにベネズエラに入るほうがスムーズになんじゃないか。
わたしたちは1か月前、事実上ベネズエラを出国したにもかかわらず出国スタンプをもらっていない。
入国スタンプだけが押され、まだベネズエラに滞在したままになっている。
ベネズエラにビザなしで滞在できるのは3か月。
ということは、今回このままスタンプをもらわずに入国し、前回の入国スタンプの日付から3か月以内にベネズエラを出国したほうが問題が生じないのではないかと。

厳密に言えば、前回ベネズエラをスタンプなしで出国したあと、コロンビアやキューバに行ってスタンプをもらっているので、整合性があいません。
どのみち、矛盾が生じます。

でも、この前裏ルートで出国でき、コロンビアからもベネズエラからも咎められることがなかったので、今回もうまくいく気がしました。

正式な国境からコロンビア側に少し戻り未舗装の道へ続く分岐点に行くと、案の定、裏ルートを行く車が待っていました。
前回と同じ、トラックの荷台に詰め込まれます。

a_DSC_2886.jpg

乗客やドライバーたちは和気あいあいとしていました。
前回よりもかなりオープンな感じです。
外国人であるわたしたちもにこやかに迎え入れられ、バックパックを屋根に載せられ、わたしたちは荷台に乗り込みました。

この前と同じルートなので「どこに連れていかれるのか」「わたしたちは大丈夫なのか」という不安はありません。

a_4465.jpg

しかし、この一帯はとても危険なエリアなのです。
大げさに言っているのではありません。
南米を旅したことがある人なら、知っていると思います。
南米でもベネズエラはとても危ない地域で、首都のカラカスは殺人発生件数が世界でトップクラス。
共産主義国で閉ざされていて、警察や軍隊は腐敗しきっています。
絡まれたら、お金を没収されたり、丸裸にされたり。
警察や軍隊から嫌がらせを受けた旅行者は数知れず。

そんな国のなかで、さらに危険な場所をわたしたちはトラックに乗って走っています。
ゲリラや密輸業者のアジトになっている場所。
何かあっても警察は助けに来てくれません。
無法地帯。

a_4466.jpg

それなのにわたしもケンゾーも、もつべきはずの危機感をもっていませんでした。
前回無事にこのルートを越えられたから。
それに、旅人の多くはベネズエラ滞在中に危ない目や警察からの嫌がらせを受けていますが、わたしたちは幸運にも前回一度もそんな経験をしませんでした。
とても楽しくて安心して旅行できていました。
だから、楽観的でした。
危機感をもたないということは、とても怖いことだしいけないことなのですが。

前回のように、道なき道をトラックはかき分けていきます。
ジャングルだったり、人の家の敷地だったり。

a_DSC_2888_201601020253257d2.jpg

前回よりもこの裏ルートの交通量は多くなっていました。
何度か対向車とすれ違います。

金をばらまくシステムは前回と同じです。

50メートル、ひどいときは10メートル間隔でロープや大きな棒で住民たちが通せんぼしています。
住民と言っても、政府が入ってこないような無法地帯なので不法占拠してこっそり住んでいるような人たちです。

そのたびに車は止まりお金を支払うと、ロープや棒が解除されます。

a_4467.jpg

これが何十回と繰り返されます。
なかなかトラックは進みません。
見張りをして通せんぼして金を回収するのは、子どものときもあります。
7歳くらいの男の子たちがこれをやっているんです。

通行料は、回収するのが女や子どもの場合、ドライバーは言い値よりも低い額を支払っていました。
女、子どもが支払われた額に文句を言っても、「それでじゅうぶんだろ!」と強く言えるからです。
回収係が男だと、ドライバーは言われた額を支払っていました。

はっきりいって無法地帯なので、どこが私有地でどこがそうでないのかわかりません。
わたしたちにとっては、その辺に住んでいる人が適当に好きな場所にロープを張っているとしか思えませんでした。
15歳くらいの2人組の女の子たちがロープをもって、おしゃべりしながらウロウロしています。
車が来たら、好きなところにロープを張って小遣い稼ぎをするのでしょう。

進んでは、通せんぼされ、金を払い、また進んでは、止まる。
これを何十回と繰り返し、ようやくトラックは幹線道路に出ました。
そこはもうベネズエラ。
不法入国完了です。
後戻りはできません。

これで、マラカイボまで検問をくぐり抜けて到着すればあとはこっちのものです。
どうかこのままスムーズにマラカイボに到着しますように。

太陽はもう傾きかけています。
明るいうちにマラカイボに到着したかったけど、どうやらそれは無理そうです。

ベネズエラでは悪徳警官や軍の検問が嫌というほど多くあります。
検問で国民や旅行者に難癖をつけてお金や物品を巻き上げることができるので、警官や軍は検問をするのが大好きです。

トラックがスピードを落とします。
こころがざわつきます。
外を見ると、兵士がいます。

目立たないように、体を縮めて目を合わさないようにします。

兵士が、ドライバーに向かって「行け」と命じます。
ほっと胸をなで下ろします。

これを何度か繰り返しました。
何事もなく通過するごとにわたしたちの不安は薄れていき、きっと大丈夫、という思いが強くなっていきます。

そして、なぜか安らかで楽しい気持ちになってきました。
現地人に囲まれていることで生まれる安心感。
外国人が乗る高いバスよりも、現地人だらけの乗り物のほうが強盗に襲われる可能性も低い。
トラックの荷台に肩を寄せ合い座っていて、みんなの顔が見える。
目が合えば微笑みかけてくれる。
何かあれば、きっと助けてくれる。
この人たちについていけばいい。
そんな気持ちに不思議となっていました。

トラックはなかなか目的地に着きません。
もう何時間トラックに乗っているでしょうか。
もう夜になってしまいました。

気づいたら、トラックは大きな検問所の前に来ていました。
前回、わたしたちがベネズエラから出国するときに止められた場所です。
本当はマラカイボからタクシーでそのままコロンビアの国境に着くはずだったのに、わたしたちの乗ったタクシーはこの検問所で止められ、わたしたちは降ろされ、荷物チェックを受け、そしてトラックに乗り換えるはめになった場所です。

トラックに乗って数時間も過ぎていたので、もうとっくにこの検問の場所を通過していると思い込んでいたけど、まだ通過していなかったことに愕然としました。

ここがいちばんの関門。
どうか、見つかりませんように。

鼓動が早くなります。
汗が出ます。

このままスピードを上げて通過して!!

しかし、車は止まりました。
トラックの後ろに乗った車掌が外にいる人間と何やら言葉を交わし「ハポネス(日本人)」と言っているのがわかりました。

あーーー、これはダメかもしれない。
どうなるんだろう。

動揺しないようにしようとしても、こころは落ちつきません。

「全員、出ろ。」

わたしたち全員がトラックから降ろされました。

「パスポートを出せ!」

そう言ったのは、悪徳警官でも頭の悪い兵士でもありませんでした。
そこには「SAIME」と書かれたユニフォームを着た50歳くらいの男がいました。
「SAIME」とは入国管理局のことを示しています。

悪徳警官や頭の悪い兵士であれば、前回の入国スタンプを見せたり、適当なことを言えばごまかすこともできるでしょう。
でも、いまわたしたちのパスポートを不審な目で見ているのは入管のスタッフです。

スタンプを確認するまでもなく、男は言いました。

「どうして外国人がここにいるんだ。
 国境は閉まってるはずだ。
 通れるわけがない。
 いつ入国したんだ。」


男は高圧的な態度で、たたみかけます。

「入国スタンプは?」

「・・・あ。
 ここです。」


男がもったままのパスポートをいったん返してもらおうと手をかけると、男は手を払いのけてわたしたちを厳しい目で見つめます。

震える手で、男の横からページをめくり、前回のスタンプの場所を開きました。

「日付が先月だろ。」

男はもう、わたしたちを疑いの目でしか見ていません。

「とりあえず、あっちで荷物検査を受けろ。」

トラックにいっしょに乗っていた人たちは、みんな荷物を抱えて列を作っています。
そっちを見ると、空港にあるような荷物検査のX線の機械がありました。

わたしたちがそっちに移動すると、いっしょのトラックに乗っていた人たちがからかうようにこっちを見ます。
「おー、日本人。
 なにやってるんだ。」


彼らは、わたしたちが何事もなく解放されたと思い込んでいたのです。

荷物を機械に通すと、車掌や乗客が笑いながら言いました。

「さあ、日本人。
 行くぞ。」

「でも、パスポートが。」

「パスポート?
 どこにあるんだ。」

「返してもらっていない。」

車掌たちの顔が一瞬で曇りました。

わたしたちは荷物を持って、さっきの入管スタッフのところに行きました。
男が言います。
「コロンビア出国のスタンプの日付はきょう。
 ベネズエラのがないじゃないか。
 お前らは、不法入国したんだな。
 違法にな!」


わたしたちは何も言い返せません。
ただ「スタンプがあります」と言って前回の入国スタンプを見せることしかできません。

さっきまで笑っていた車掌が、哀願するような顔で男に言い寄ります。
男と車掌が一言、二言、交わしています。
車掌は男に何か頼み込んでいるようですが、男の態度は変わらず、毅然とした態度で突っぱねています。

「もう、お金渡そう。」

ケンゾーがわたしに言いました。
最初にトラックから降ろされてパスポートをチェックされた時点で、ケンゾーは賄賂を渡したほうがいいんじゃないかとつぶやいていました。

賄賂社会の国は、世界にたくさんあります。
そんな国では賄賂を渡すことが日常で、公務員は賄賂で生計を立てているようなものです。

トラブルに巻き込まれた旅行者に対し「あのときちょっと賄賂を払っとけばよかったのに」「馬鹿正直に賄賂を渡さなかったからあんな目にあった」なんてことが語り継がれています。
「だから何かあったら賄賂を渡したほうがいいよ」そんな助言をベテラン旅人にもらったこともあります。

現地の人は自然に「スマートに」賄賂を渡すけれど、わたしたちはそんなのに慣れていません。
どんな風に、誰に、どんなタイミングで、どのくらい渡せばいいのか。
逆に賄賂を渡したら「バカにするな」と怒られるんじゃないか。

警察や兵士だったらあからさまに金を要求してくるけど、目の前にいるのはイミグレの職員。
金目的ではなく、ちゃんと職務を全うしようとしている真面目な職員にも見えます。

どうすればいいのかわからず、動揺しているわたしたちの前で車掌が男に哀願していますが、結局車掌は追い払われました。
わたしたちのところから立ち去っていきます。
そして、わたしたちが乗ってきたトラックは行ってしまったのです。

わたしたちふたりでなんとかするしかありません。

「ツーリストです。
 お願いします!
 入国のスタンプはもっています。
 パスポートを返してください。
 お願いします。」

同情を誘うように訴えます。

でも、男は態度を変えません。

「こっちに来なさい!」

男はわたしたちをそばの小屋に誘導しました。
真っ暗で何も見えません。

椅子とテーブルがありました。

「この椅子に座れ。」
男は2つの椅子を指しました。

でも、椅子になんて座る気はありません。
一刻も早くパスポートを返してもらい、この場から立ち去りたい。

わたしたちは椅子に座らず「お願いします! 返してください!」と繰り返します。

「いいから、座りなさい!」
男は繰り返します。

男はいったん小屋から出ました。

そしてー。
柵状になっているドアを閉めました。

「え?」
「うそ!?
 ヤバい!」


a_DSC_2890_201601020253248c4.jpg

ガチャ!

鍵を閉められたのです。

暗くてよくわからなかった小屋。
この小屋の意味を悟りました。

牢屋。

閉め切られた柵を両手でつかみ、ガチャガチャと揺らしながら叫びます。

「お願い!
 出して!!」

わたしたちは今ごろになって、自分たちのとった行動がヤバいことであることを実感しました。
後悔しました。
でも、もう遅いのです。

つづく。
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Comment

スリル満点過ぎです~

こ、怖いです。
一体どうなっちゃうの~?
ブログを書かれてるってことはすぐに無事解放されたと分かっていても、もうドキドキです!
早く続きをお願いします。泣

捕まったーーー!!!
ワクワクからハラハラへ一直線です。
ゲリラのハラハラじゃなくて良かったけど…。
本来普通に考えたらイミグレが不審者を通すわけがなく、賄賂で何とかなるのがおかしいんですよね…。この後どう切り抜けたんだろう!

No title

ケンゾーさん、イクエさん。こんばんわ。

遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。

旅行から帰って久々にブログを開けると、逮捕!されてる!

とにかく続きをお願いします!ほんとに無事なんでしょうね?うわぁぁあああ(@_@;)

No title

ケンゾーさん、イクエさん。こんばんわ。

怖すぎますよ。
お二人の旅が本や映画になっても全然おかしくない気がします。

無茶しすぎですって。

ミンピさま

ひっぱってごめんなさい!
分けて書いているのはべつに狙っているわけではなく、お正月であまり読む人も少ないだろうし、こちらもお正月モードでのんびりしていて一日に長く書けなかったからです。
ハラハラさせてすみません!
わたしたちは、だいじょうぶでしたよー。

ゆっきーさま

そうなんですー。
ぜんぜんワクワクじゃなかったんです。

お金で解決出来ることじゃありませんでした。
ある意味、入管職員はしっかりしていました。
わたしたちが、不届き者です、、、。

べるお さま

あけましておめでとうごさいます。

ご旅行はいかがでしたか?
リフレッシュできたことだろうとおもいます。

私たちはといえば、、、。
捕まってしまいましたー!

ほんとに馬鹿なことをやってしまいました。

Arakawaさま

おっしゃるとおり、無茶しすぎました。
そのときはそんなに大それたことだと思ってなかったんです。
問題なく簡単にできそうな気がして。
冷静になって考えるとよくもあんなことができたとおもいます。
浅はかでした。
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