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訪れた国は78カ国
旅した期間は1257日
2016年2月14日に帰国!
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ケンゾー   イクエ


2007年10月 結婚
2012年09月 世界旅行に出発

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ダイビングを上回るシュノーケリング これをするためにこの島へ行け!

2015.12.02 07:41|コロンビア☞EDIT
コーヒー豆、買いたい衝動を抑えきれないイクエです。
いま未開封のコーヒー豆を4袋持ち歩いていて、使用中のが1袋。
合計2キロくらいあるんだけど、きのうスーパーで安くて香りがいいのを見つけたから飲んでみたくなったの。
でもケンゾーに止められた。

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「七色の海」と絶賛されるサン・アンドレス島の海。
4日目のきょうは最終日。
フライトは午後6時だから、最後まで海を遊びつくすぞ。

きのうお伝えしたように、サン・アンドレス島には座礁した船が多い。
島から見ると、遠浅の海がつづいていきなり深くなる。
逆に島へやって来る船は、深いところを走行してきて突然浅くなって乗り上げてしまうのかもしれない。

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「あんなところで泳ぐの楽しそうやね。」
「ダイビングだと近くで潜れそうだけど。」

ケンゾーと座礁船を見ながらそんなことを話していた。

「レックダイブ」というのがある。
「Wreck」とは難破、破損のこと。
難破して沈んだ船や飛行機のまわりでダイビングをするのがものすごくおもしろい。
探検気分を味わえるし、何より魚礁となっていて魚がウヨウヨいる。

これまでわたしたちは何度かレックダイブを楽しんできた。
パプアニューギニアでは、太平洋戦争のときに沈んだ日本船などを見てきた。

ここ、七色の海でレックダイブをしたら透明度も高いし、魚も多いし、すっごくワクワクするだろうなあ。

サン・アンドレス島でもダイビングはできるようだけど、外国人ツーリストにはこの島はまだ無名で、観光客のほとんどがコロンビア人。
ダイビングショップも多くないし、ダイビングはまだまだ開発途上。

だから今回はダイビングはパス。
でも透明度の高い海でシュノーケリングが楽しめるから、じゅうぶん満足。

きょうはどこでシュノーケリングを楽しもうかなあ。
どこか近場に良さそうなビーチはないかなあ。

地図を見ていると「Rocky Cay」という離島を見つけた。
離島といっても、サン・アンドレス島のビーチからわずか400メートルくらい。
しかもビーチから島まで点線がある。
道の印?
これって、歩いて渡れるってこと?

宿からもそう遠くないので、とりあえず水着を着てシュノーケルを持って歩いて行ってみることにした。

a_DSC_0721_20151201215256336.jpg

ビーチの前にはリゾートホテルがいくつか建っている。
プライベートビーチになっていて部外者は立ち入れないかも、とちょっと不安だったけど大丈夫だった。

そして視線を海の方に移すと、椰子の木が数本立つ小さな小さな島。
小さすぎて人なんて住めない島。

そしてその島を目指して海を歩いている人たち!
ここから島までが浅瀬になってるんだ。

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深いところでも胸くらいまで。
これならタオルやカメラも持っていけるね。
濡れないように頭に載せて。

透明な海の中をゆっくり、ゆっくり。

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場所によっては水が膝下くらいしかないところも。
海底は砂地。
足が岩にあたるかもしれない、という恐怖はない。
砂のじゅうたんはふわっとしていて、足の裏に伝わる感覚は心地いい。

ほんとうにプールみたい。
まるでプールでそうするかのように、海の中で座ってくつろぎながらおしゃべりしている人たちもいる。

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島に到着。
ここからサン・アンドレス島を見る。
サン・アンドレス島の最高地点は海抜わずか100メートル。
珊瑚礁の低い島には緑が生い茂っていて、まさにカリブ海の楽園。

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シュノーケルをつけてさっそく潜ってみると、魚の群れがいるいる。
やっぱりここはパーフェクトな海だなあ。

世界を旅してきたわたしたちは、たまにこんな質問を受ける。

「いままでの国でどこがいちばん良かった?」
「いちばんきれいだった星空はどこ?」

そんな質問をされると、ちょっと戸惑う。

「いちばん良かった国」と言われても、人が良かった国、風景が美しかった国、食事がおいしかった国、見どころが多い国、過ごしやすかった国、刺激的だった国・・・。
それぞれに良さがある。

星空もしかり。
星の数が多い空、ひとつひとつの星がクリアに輝いて見える空、星を近くに感じられる空、流れ星が多い空・・・。

海だって。
色が美しい海、魚が多い海、ビーチが白い砂浜できれいな海、遠浅で波が少なく泳ぎやすい海・・・。

サン・アンドレス島の海は、パーフェクト。
総合評価で1位。
海の色も七色で美しいし、魚だってたくさんいてシュノーケリングが楽しい。
ビーチは白い砂浜で眩しいくらい。
浅くて波が少なく、いつもは浮き輪頼りのわたしもここでなら安心して泳げる。

歩いて渡ってきたRocky Cayの島。
その向こうに沈船が見える。
あそこまで行けるのだろうか。

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海では距離感をつかむのが難しい。
比較対象物がないから。
ここから見ると、近いような気もするし遠いような気もする。

あんな大きな船が沈んでいるくらいだから、深いのかもしれない。
行きたいけど危ないかなあ。

ためらっていると、船のところでシュノーケリングを楽しんでいる人たちの姿が見えた。

行けるの?

泳いでいくと少し深くなり足が届かなくなったけど、透明度は高いし波はないので怖くはない。
場所によっては足が着くほど浅いところもあるので、休憩したければすぐにそこに移動すればいい。

魚の数がどんどん増えてくる。
鮮やかな色の魚が群れで泳いでいる。

こんなにもリラックスしてシュノーケリングを楽しめるのは初めてかも。

ダイビングをやったことない人は、ダイビングって怖いイメージをもっているかもしれない。
でも、わたしはシュノーケリングよりもダイビングのほうがリラックスできる。
だって泳がなくていいから。
ウェットスーツやタンクがあるから勝手に浮くし、息継ぎだってしなくていい。

でもシュノーケリングは自分で泳いだり、波に飲まれてシュノーケルやマスクに水が入ったらなんとか海面で体勢を立て直して対処しないといけない。
わたしだって泳げるけれど、万が一にそなえて浮き輪がないと怖い。

でも、この海は違う。
透明度が高いのでずっと向こうまで見える。
どこが深いか、どこが浅いか把握できるし、波もほとんどない。

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顔を上げると、沈船がだいぶ近くに見えてきた。
あの下はどうなっているのだろう。

近づいていくと、あちこちに錆びた船の部品や残骸が沈んでいる。
そしてそこを住処としている魚たち。
心躍る。

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そして、わたしたちは船の中に入った。
怪しい光が海中を照らす。

探検している気分。

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沈んだ船の柱や甲板などに足をつけて立つことができる。
体を海上に出した。

「うわ〜!
 こんなふうになってるんだ!」


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世の中には廃墟マニア、廃墟フェチの人がいる。
古びた建物、崩れかけた屋根、割れた窓、錆びた柱・・・。
そこに哀愁や儚さを感じ、惹かれる人たち。
今は忘れ去られたように放置されているけど、かつてはそこに人がいて活気があった。
想像力豊かに、そのときのことに想いを馳せ、ロマンを感じる。

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わたしはその人たちの気持ちがわからないでもない。
ずいぶん前、まだ世界遺産になっていなかった長崎の軍艦島にわざわざボートをチャーターしてケンゾーと行ったことがある。
上陸はできなかったけど、近くで見て心がざわざわした。

この沈船もそれに通じるものがある。

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「すごいね!!」
「これまでやってきたレックダイビングを凌ぐほどやね。
シュノーケリングでこんなことできるんなら、ダイビングとかせんでいいよね。」

「ぐるっと一周泳いでみる?」

わたしたちはこの世界一周旅行に、日本からわざわざダイビング用の防水懐中電灯をもってきている。
けれどきょうは持ってきていない。
だってシュノーケリングでライトなんて必要ないと思ってたから。
あーあ、持ってくればよかった。

光が届かない場所を、少し緊張しながら進んでいく。

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静寂の海の中。
ふと闇から何かが出てきそうな雰囲気もある。

でも闇から出てくるのは魚の大群。

光が当たると魚がキラキラと光る。
とても幻想的。

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サン・アンドレス島自体が穴場な場所だけど、そのサン・アンドレス島の中でもいちばんの穴場はここに間違いない。
最後の日、何も知らずにここにやってきたわたしたちは、まるで偶然宝島でも見つけたかのように興奮していた。

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ダイビングのライセンスを持っていない人も、ここに来ればダイビング以上の体験ができる。
これを楽しむためだけでも、日本からわざわざ来る価値があるんじゃないかと思う。
ぜひ、この動画を見てみて。



いつまでもここで探検していたい気分だったけど、そろそろ時間。
もっと早くこの場所を発見していれば、連日来られたのに。
でも、最終日のきょう、偶然発見できただけでもラッキーだ。

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丸3日間のサン・アンドレス島での滞在。
いちばん雨が多い月にやってきたのに、毎日お天気に恵まれてそれもラッキーだった。

さようなら、カリブ海の隠れリゾート。
さようなら、七色の海をもつ島。

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往復70ドルの格安航空券なので、帰りも陽が沈んでから離陸。
あと1時間早ければ、七色の海の美しさを上から楽しめたのになあ。
なんて飛行機の中で思っていたんだけど、時間になってもなかなか離陸しない。
しかもエアコンがつかない。
機内は蒸し風呂状態で、乗客みんなが席にある「安全のしおり」をうちわ代わりにして扇いでいる。

ちょっとーどうなってるの?!
いつ出発するの?
せめてエアコンつけてー!!

乗客たちから大ブーイング。

機長がアナウンスで「機体の様子を調べているのでしばらくお待ちを」と言っている。

でも、こんな蒸し風呂状態の機体に閉じ込められたわたしたち、そのうち熱中症になっちゃうよ。

すると今度は、照明が突然消えた。

なにこれ!?
どうなってんの!?

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早くここから出してくれー。
格安だから、ケチってエアコンも照明もつけないってこと?

あつーい。
喉がカラカラ。

南米一優しいと言われているコロンビア人も、これには怒り爆発。
ついにはコールが。

「水を!」
「わたしたちに水を!」
「冷たい水を!」

今か今かとエアコンがつくのを待ちわびる乗客たち。
しばらくして照明は付いたけれど、エアコンの吹き出し口に手を当ててもいっこうに冷気はやってこない。

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40分以上待ち続け、ようやくエアコンが。
しかもドライアイスのように。
もくもくと煙を上げるような勢いで冷気が吹き出してきた。
ギャップが激しすぎるよ。

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エアコンもついたことだし、いいかげん離陸してよ。
飛行機に乗り込んでもう1時間近くになる。

そしてこのオチは。

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「機体を調べ直しますので、いったん降りて待合室でお待ちください。」
だって。

汗をダラダラかきながら、喉がカラカラになるまで待った1時間を返してー。
もっと早くに避難させとけばよかったのに。

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「これ何時になるかわからんよ。
 夜遅くに向こうの空港に着くね。
 もうバスもないだろうし、タクシー捕まえんと。」

「いっそのことキャンセルになってあしたの朝の便にならんかな?
もちろんホテルも食事も航空会社が無料で手配してくれて。
五つ星のリゾートホテルがいいなあ。」


そんなことを願っていたら、意外とすぐにアナウンスが聞こえてきて、ふたたび飛行機に乗り込む。
そしてまた、アレの繰り返し。
エアコンのない蒸し風呂状態の機体に閉じ込められ、照明が消える。
乗客たちからは「水」コール。
さんざん待った末に、すごい勢いで冷気が吹き出し。

今度はちゃんと離陸したけどね。

格安航空会社のViva Colombia。
機内サービスはなし。
飲み物は有料。

イクエとケンゾーは、さっき乗客たちが「水くれ」コールをし、それに対して機長が怒り気味の口調で「水、あげますよ!」とアナウンスしてたので、ジュースぐらい出てくることを期待していたけど、結局水すら出てこなかった。

それに対して何も文句を言わないコロンビア人は、やっぱり優しい人たちなのかもしれない。

最後に疲れたけれど、サン・アンドレス島の滞在は美しい日々だった。
カリブ海の楽園を大満喫。

でも、この後も再びカリブ海の島なんだけどね。
ついに、キューバ編ですよ。
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Comment

No title

イクエさん、ケンゾーさん、いつも楽しくブログ拝見しています。

サン・アンドレス島、海がきれいですね~
発展途上のダイビングショップだと、やっぱり機材とかのメンテナンスとかが危ないのでしょうか?

カリブ海、メキシコのコスメルしか行ったことがありませんが、透明度がすごくて30m潜っていても海面に手が届きそうでした。

南の島で、ゆっくりダイビングするの大好きです。

キューバもめっちゃ行ってみたい国なので、ブログ楽しみにしています。

では、残りの旅健康に留意して満喫してください。

ケイコ さま

コスメルのダイビング、憧れます!!
すっごくきれいなんでしょうね。

サンアンドレスは、ダイビングの需要がまだあんまりないのでダイビングショップが少ないんです。
だから潜れるポイントも少ないんだと思います。
これから、レックダイブとか海底洞窟とか魚がウヨウヨいるポイントとかが発見されていくかもしれません。

いくつかダイビングショップがありましたが機材とかはちゃんとしてそうでしたよ。
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