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2016年2月14日に帰国!
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ケンゾー   イクエ


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ベネズエラの秘湯 アンデス山脈北端へ

2015.10.23 05:59|ベネズエラ☞EDIT
重いバックパックを背負って歩きまわり、ぎゅうぎゅう詰めの蒸し暑いバスに乗って移動して疲れる日々もあと数か月で終わるかと思えば、少しほっとするような寂しいようなイクエです。
湯船にちゃぽんと浸かりたいなあ。

850ボリバル(約170円)の激安一日バスツアーに参加しているイクエとケンゾー。
バスは見晴しのいい高台に着いた。
温泉まではここから1時間近く歩かないといけないらしい。

上り坂を前に溜め息をつくベネズエラ人たち。
ツアーの参加者はほとんどが20代前半の若者たち。
太い腕のいかにも屈強な人たちも足取りが重い。

a_DSC_9367.jpg

10歩進んでは立ち止まり、なかなか近づかない頂上を見上げる。
そして大きく溜め息。
ふたたび歩き出すも、すぐに息を切らす。

ベネズエラ人は坂を上るのが苦手な国民のようだ。
ちょっとした坂道なのに、まるで本格的な山登りをしているかのように疲れている。
まだ5分も経ってないのに。

ハアハアと息を切らし、腰に手を当ててゆっくりと歩いている黒人の若い女性に英語で話しかけられた。
「すごくハードね。
 あー、疲れた。」

「うん、そうだね。
 どこから来たの?
 わたしたちは日本人なの。」

「わたしはアフリカからの留学生。
 メリダで医学を勉強しているの。
 メリダに住んでいるけど、ここには来たことがなくていつか来てみたかったんだ。」

「へえ~、アフリカから?
 アフリカのどこの国?」


「ザンビアよ」と彼女は答えたように聞こえた。

「ザンビア!!
 わたしたち行ったことがあるよ。」

声をうわずらせてそう言うと、彼女は冷静に答えた。

「ザンビアじゃなくて、ガンビア。
 ガンビアよ。
 知ってる?」


ケンゾーと顔を見合わせた。
「ガンビアってどこだっけ?」
「アフリカの西のほうかな。」

取り繕うように言った。
「ガンビアって・・・たしか西のほうよね。
 えーっと、ガーナとかの近くだっけ?」

「そうそう。
 あのあたり。」

「あと、コートジボワールとか。」
「うんうん、だいたいそんなとこよ。」

彼女はそう答えてくれたけど、あとで地図で確認したら全然ちがった。
ガンビアはセネガルに囲まれた横に細長い国だった。

アフリカからわざわざベネズエラに留学?って驚いたけど、それはわたしたちの感覚。
日本を中心にした世界地図で見ると、端と端でものすごく離れているように思えるけど実は大西洋を挟んで、意外と近くに存在している。

ガンビア

「ガンビアって海に面しているでしょ。
 山はある?」

「うん、海に面した国。
 山なんてないの。
 だから山に登るのなんて慣れてないもん。」


山登りが苦手なのはベネズエラ人だけじゃなかった。

「日本は?」
「日本は島国で、海もあって山も多いよ。」
「そうなんだあ。
 ガンビアは平地ばっかり。
 ずーっと平地。」


彼女は、振り返って山々を眺めた。
そして何度もつぶやいた。
「ほんとうに、美しい。」

a_DSC_9368.jpg

海も山も、川も滝もある日本。
温泉だっていっぱいある。
四季もあって、春は桜も咲くし夏は暑く、秋には紅葉で山々が染まり、冬は雪景色。
海外を旅していて、つくづく日本はバリエーションに富んだ自然をもつ国だと思う。
さまざまな表情を見せてくれる国って、世界でそんなに多いものではない。

こんな、緑の少ない荒々しい海外の山もかっこよくて好きだけどね。

a_DSC_9369.jpg

歩くのが好きじゃないベネズエラ人。
そんな彼らをどんどん追い越していき、すたすたと山の尾根を歩いていく。
すると少し平地になっているところに出た。
そこにはいくつかのテント。

a_DSC_9370_201510070122124a7.jpg

ここでキャンプをしながら温泉に浸かるという乙なことをしているベネズエラ人がいるとは。
鍋を持って川に水汲みに行ったり、テントの中で寝っ転がったりして楽しそうにしている。
こんなアウトドア好きなベネズエラ人もいるなんて、なんだか親しみがわく。

テントが立っているところから温泉まではすぐかなと思ったけど、まだ見えない。
温泉までこんなに歩くなんて予想外だったし、歩くのが遅いベネズエラ人たちは温泉までたどり着けるんだろうか。
そんなことを思いながら歩いていると、にぎやかな声が。

谷間に池のようなもの。
あれが温泉だ!
秘湯感が出ていて、なかなかいい。

a_DSC_9371.jpg

更衣室もなければ、椅子やベンチもない。
ちょっと離れた薮の中で急いで着替えて、温泉の淵の岩の上に荷物を置く。

a_DSC_9377.jpg

日曜日ということもあって、秘湯なのにカップルや家族連れで大賑わい。
奇妙な顔になっている人たちも。
泥をぬりぬり。

a_DSC_9372.jpg

滝があってそこから熱いお湯が流れ込み、温泉の池となっている。
滝のそばは熱くて、離れるほどにお湯はぬるくなる。

海外の温泉はぬるいところが多くて、日本のように熱いお湯を好む国民はあまりいない。
でもベネズエラ人は日本人みたいに熱いお湯が好きみたい。
熱々のお湯が流れる滝のところに座り込んで打たせ湯のようにしている人もいる。
滝からお湯が流れ込む場所がいちばん人気で、場所の取り合い。
ちょうどいい湯加減。
外国人であるわたしたちを見て「ほら、こっちにおいで。ここはあったかいよ。」と場所を譲ってくれる人も。

それにベネズエラの地酒を瓶で持ってきていて、湯船の中で回し飲みしているグループもいくつか。
温泉で酒だなんて、粋なことをベネズエラ人もするんだね。

この雄大な景色を眺めながら、顔に泥を塗って、まったりと過ごす時間。
このバスツアー、なかなかいいかも。

a_DSC_9378.jpg

この温泉に1時間半くらいはいたかな。
さすがにツアーの参加者も全員時間内に温泉にたどり着けたみたい。

ガイドが呼びにきたので温泉を出て、バスの待つところまで下山。
下山もベネズエラ人のペースは遅く、わたしたちはどんどん追い越していく。

こんなに体力ないなんて、ベネズエラ人のオリンピック選手の実力ってどうなんだろう。
ベネズエラ軍の兵士も体力がなくて、実は軍隊はすごく弱いのかな。

バスの待つ駐車場まで行って、まだ帰ってこないベネズエラ人たちを待つ。
近くの売店に行くと「俺の好きなやつ」があった。
「俺の好きなやつ」とは、豆をカラメルで固めたお菓子で世界各地にある。
もちろん日本にも。
日本にいるときからケンゾーがこのお菓子を見るたびに「これ、俺の好きなやつだ」「これ俺の好きなやつとは少し違う」なんて言うから、わたしがこのお菓子を『俺の好きなやつ』と命名し、わたしたち夫婦の間では「『俺の好きなやつ』売ってるね」「あ!これ『俺の好きなやつ』じゃない?」などと会話している。

「『俺の好きなやつ』いっぱいあるやん。
 安いし、買い占めたら?」


『俺の好きなやつ』はひとつ30ボリバル(約6円)。
安いのでケンゾーは大人買い。
お店の人に「10個ください」と言うと「えっ!10? 10!?」と驚かれてしまった。

これが『俺の好きなやつ』。
激安だけど味も食感もほぼパーフェクトな『俺の好きなやつ』だったみたいでケンゾーは大満足。

a_DSC_9383.jpg

全員そろってバスは出発。
高級そうなレストランへ。
やっぱり、この手か。

安いツアーにはわけがある。
昼食を高いレストランでとらせて、その利益をまわす。

一品800ボリバルはする。
これに飲み物をつけると、きょうのツアー代を上回る。

といっても、200円もいかないからわたしたちにとっては別にたいしたことじゃない。
でも、ベネズエラ人にとってはとても高い昼食。

だってベネズエラ人の月給の平均は2000円くらいだから。

ケンゾーとわたしは、トルーチャ(鱒)料理と肉料理を注文。
豚肉のステーキの上にはハムがのせられ、タルタルソースもかかった一品。
味はなかなかだった。

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レストラン前の景色。
山に囲まれて畑が広がり、のどかでさわやかな場所。
ベネズエラにもこんな場所があるんだよ。

a_DSC_9388.jpg

バスはさらに標高を上げて、ベネズエラ人大人気の一大スポットへ。
駐車場には車がたくさんとまっている。
ボロッボロの車が街を走るベネズエラだけど、きれいな車で旅行を楽しむベネズエラ人たちも多い。
社会主義の国だけど、貧富の差は大きい。
だから首都のカラカスは凶悪犯罪都市になっているんだろう。

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ベネズエラ人に人気のここはLaguna Mucubajiという湖。
標高は3000メートルオーバー。

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針葉樹林の森があり、山々がそびえる。
アンデス山脈の北端をなしている。
南米の旅を、南米大陸最南端のアルゼンチン・ウシュアイアから始めたわたしたち。
いくつもの山を越えながら、ついにアンデス山脈の北端まで来たことになる。

アンデス山脈の北端のこのあたり一帯はPARAMOと呼ばれている。
ベネズエラでも標高の高いこの場所をまわるきょうの一日ツアーを「PARAMOツアー」といい、各旅行会社が独自の「PARAMOツアー」を組んでいて、ベネズエラ人がこぞって参加する。

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数日かけて周遊するトレッキングツアーや、ベネズエラの最高峰ボリバール山(標高5007メートル)の登山ツアーもある。
もちろん、これはベネズエラ人には不人気だけど。

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湖の周りには、黄色い花が咲き誇っている。
茎も葉も花も、白い生毛のようなもので覆われてスポンジのような感触。
南米の赤道付近の標高3000メートル以上のところにしか生息しない珍しい花なのだそう。

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湖のまわりを歩いたあとは、さらにバスで山を登って行く。
ツアーでは標高4100メートルの地点まで行くことがウリ。
長袖を着ていても、震えるくらい寒い。
富士山より高いから当然か。

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ベネズエラ人たちは、わたしたちよりも寒さが苦手。
でも持ってきている軍手や、買ったばかりのマフラーやニット帽が大活躍。

いろんな場所で、ポーズをきめて写真撮影。

ベネズエラ人が海外旅行をするのは金銭的にとても大変で、一回の海外旅行のために自分の土地を売らないといけないくらいだと、現地の女性から聞いた。
海外を旅行するのは一般のベネズエラ人にとって不可能に近い。
だから、国内旅行を海外旅行のように楽しむ。
彼らにとってこの国内旅行が、わたしたちの海外旅行と同じくらい大きなイベントなんだと思う。

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そのあともバスは展望台や、お土産屋さんをまわり、すっかり日が暮れてしまった。
宿に着いたのは夜8時過ぎ。
「170円で丸一日なんてほんと?」って思っていたけど、ほんとうにみっちり1日ツアーだった。

ツアー自体は温泉以外、わたしたちにとってはたいしたものではなかったけれど、ずっとほほえんでいて、すごく楽しそうなベネズエラ人に囲まれて、こっちまでワクワクした。

自然も豊かで、経済は破綻しているけど、人は穏やかで。
ベネズエラっていい国だな、と思った一日だった。
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