Now,we are HERE!
訪れた国は78カ国
旅した期間は1257日
2016年2月14日に帰国!
プロフィール

ケンゾー   イクエ


2007年10月 結婚
2012年09月 世界旅行に出発

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こんなところに世界一高い〇〇が!

2015.09.27 06:13|コロンビア☞EDIT
たった今バイカーの旅人を送り出したケンゾーです。
バイク旅憧れるなあ。
イランで自転車旅に挑戦したけど、あと10歳若かったらバイク旅にもチャレンジしたかった。
体力勝負の自転車と違って歳を取ってもできるからいつか夫婦ふたりでやりたい。

宿は居心地がいいし、町はかわいくて散策するのが楽しいし、期待以上に過ごしやすいサレント。
町自体は小さいけれど、周囲には見どころが多い。
きょうはその中でもハイライトと言っていいココラ渓谷へ行くことに。

「ココラ渓谷へ行くには、サレントの中央広場から出ている乗合いワゴンに乗ったらいいから。」
宿のお姉さんに教えてもらったとおり中央広場に行ってみると、待機していたのはかわいい乗合いジープたち。

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けっこう古い年式のジープだけど、ピカピカに磨き上げられていてカッコいい。
だいたいこういう場面ではハイエースが定番なんだけど、おしゃれなコロンビアはひと味違う。
ただの移動が記憶に残る旅のイベントのひとつになる。
これを狙ってわざわざレトロな車を使ってるとしたらかなり憎い演出だと思うよ。
まあ、どんなにかっこよくても、きっちり10人乗せられてぎゅうぎゅう詰めなんだけど。

ココラ渓谷の登山口まで3400ペソ(約136円)。

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しばらくジープに揺られていると、山に囲まれた谷間が見えてきた。
緑豊かな木々に覆われたピースフルな景色が美しい。
標高2000m前後の山間に広がるココラ渓谷。

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ぬけるような青空と白い雲。
山裾に広がる青々とした牧草地。
悠然と草を食む牛たち。
のどかで美しい牧歌的な世界。

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およそ30分くらいジープに揺られて到着。
自然豊かなココラ渓谷にはトレッキングルートが整備されている。
一日のんびり歩きながらマイナスイオンをたっぷり吸収しようというのが今日のテーマ。
あとはお目当てのものが2つ・・・。

さいしょの目的地は約5km先にあるAcaimeという休憩所。
はりきってトレッキングスタート!
ちなみに、おなじトレッキングルートを馬に乗って歩くホースバックライディングを楽しむこともできる。

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歩きはじめてすぐにひとつ目のお目当てがはやくも登場。
山の斜面にニョキニョキと生えている細長〜い物体。
ここが高原であることと、あまりにもノッポなその姿にビックリ。
なんでこんなところにヤシの木が?
そして長すぎだよ!

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このヒョロ〜〜と細長い木はワックス・パームというヤシの木の一種。
50m〜60mくらいの高さがあり、なかには70mを越えるものもあるんだそう。
数あるヤシの木の中で世界一の高さを誇るヤシの種類なんだって。

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その名の通り、幹の表面が蝋で覆われていて昔はロウソクや石けんの原料として使われていたというワックス・パーム。
なんと世界一のこの木を見ることができるのは、世界広しと言えどこのココラ渓谷だけなんだって。
ヤシの木というと南国やビーチをイメージするけれど、ここは山に囲まれた標高2000mの高地。
牧草地で放牧されている牛とヤシの木という不思議なツーショットが見られるのは世界中でここだけ?

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ノッポなヤシの木にいったん別れを告げて森の中へ。
日陰はひんやりと涼しくて気持ちがいい。
木漏れ日が影を落とす緩やかな上り道。
トレッキングというよりはハイキングっていう感じかな。

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途中からは川に沿ってウォーキング。
緑豊かな森と爽やかな清流から放たれるマイナスイオンをたっぷり浴びながら歩いていく。
この日はベストコンディションだったけど、雨が降った日の翌日などは足元がぬかるむので入口で長靴をレンタルしたほうがいいかも。

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ゆらゆら揺れる吊り橋をいくつも渡って。
丸太の橋を恐る恐る歩いて。

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歩きはじめて2時間、目的地の休憩所Acaimeに到着。
1ドリンク込みの入場料が5000ペソ(約200円)必要。

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ケンゾーはコーヒー、イクエはAgua Panela con Quesoというローカルドリンクをオーダー。
見た目は紅茶みたいなこの飲み物。
中身は黒砂糖を溶かしたお湯で、チーズを浸して溶かしながら食べるんだそう。

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ちょうどいい時間なのでここでランチタイムにすることに。
宿で作ってきたサンドウィッチを食べはじめると、わらわらと集まってくるヤツらが!

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イグアスの滝でも厄介者だったハナグマだ。
滝周辺のハナグマたちは食べ物を奪うために飛びかかってくるほどアグレッシブだったけど、ここのハナグマはちょっと控えめ。
なぜかというと、あんまりしつこく客に寄っていくと店のおばちゃんがムチを振り回して追い返すから。
じっと見つめて目で訴えるハナグマも珍しい。

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わざわざこの休憩所にやって来たのは、控えめなハナグマなんかを見るためじゃない。
ここで見ることができるのはもっと可憐でかわいいやつ。
コロンビアのミンドで一目で虜になったハチドリ ♫

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店先に餌台が設置されていて、ハチドリたちが蜜を吸いにやってくるんだよね。
ここではミンドとは違う種類のハチドリたちを見ることができる。
ハチドリにしては体が太めで、人間みたいな目をした不思議なハチドリも。

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玉虫色の美しく長い羽を持つ優雅なハチドリ。

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見る角度によってハッと目が覚めるような鮮やかなピンク色の首元を見せてくれるハチドリ。

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そしてここでは、ミンド以来念願だったシーンを目撃。
自然に咲いている花の蜜を飲むハチドリとようやくご対面。
花から花へ、ホバリングしながら蜜を吸うハチドリの姿は感動的ですらあった。
ただ、写真に撮るのは難しい!
かろうじて撮れたのはこの2枚だけ。

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ブンブン楽しそうに飛び回るハチドリたちを堪能したあとは、標高2860mにあるLa Montañaをめざす。
ここは午前中に歩いてきたココラ渓谷を一望できる展望スポット。

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嬉しいことに、ここでも自然の花の蜜を吸うハチドリを発見。
やっぱり断然花から蜜を吸う姿のほうが躍動感があって美しい。

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ここからの戻りはひたすら下るだけ。
森を抜けると世界一背の高いヤシの木と再会。
針治療で背中一面に針を刺された様子をイメージするんだけど、変かな?

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傾いた太陽の光を受けて、地面に長い影を落とすヤシ。
いくつもの線が交錯する。

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空を突き刺すかのようにまっすぐ天に向かい一直線に延びるワックス・パーム。
この木のように真っすぐと突き抜けるように生きていけたらいいなあ。

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Comment

うわー、写真撮れたんですね。野生の花とハチドリの組み合わせ。シャッターのために止まってくれるわけじゃないので撮るの大変だったでしょう。
次は中米で野生のケツァールの写真をお願いします!

ところで、日本でも地方の漁港都市に行って寿司など食べると、「これなら東京のほうが絶対おいしいけどな」と思うことがしょっちゅうです。本当に上質な魚は東京に行っちゃうようだし(高く売れますしね)。昆布締めなどの仕込みの技も東京ほど追求しないでしょう。

コーヒー産地でおいしいコーヒーが飲めないのも似たような話しなんですかね。やはり食文化の差はあると?

炭 さま

そうなんです、なんとか撮れました。
ほんとうにたくさんのハチドリが飛び交っていたからできたことです。
1匹、2匹だったら不可能でした。
ケツァール、撮りたいです。
でもその前に見られるかどうか。
時期も重要みたいですね。

そうですね、魚もいちばん築地にうまいもんが集まるといいますもんね。
美味しいコーヒーは、イタリアで飲めるそうです(笑)。
イタリアでパスタやピザばかり食べていましたが、コーヒーをちゃんと飲んでおけばよかった。
盲点でした。