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ケンゾー   イクエ


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エクアドルの、ちょっとこわ〜い話

2015.08.26 09:27|エクアドル☞EDIT
子ども用のTシャツを自分用に2枚買ったイクエです。
大人用のが大きすぎて、子ども用のコーナーを冷やかしがてらに見たらピッタリサイズがあったので・・・。
パンツも買いたかったけど、シャツだけにとどめておきました。
物が増えるので古いシャツを捨てなきゃ。

きのう「世界遺産編」でお伝えしたクエンカの旧市街。
きょうはクエンカで出会ったちょっとこわ〜いものをご紹介します。

クエンカの旧市街を散策したイクエとケンゾー。
ほかにどこか観光できないかなあと思っていて、行ったのは無料の博物館。
中央銀行博物館。

a_DSC_6543.jpg

実はペルーのリマでも中央銀行博物館があって入場無料だったので行った。
昔の土器やプレ・インカ、インカ時代の日用品や祭具などが展示されていてなかなか見応えがあった。
南米ではそういう歴史的な遺産を銀行が所有していて、無料で公開しているケースが多いのかも。

a_DSC_6550.jpg

クエンカの中央銀行博物館には時代ごと、地域や民族ごとに衣装や装飾品、手工芸品が展示されている。

南米の先住民族の美意識って、とってもおもしろい。
人間や動物をかたどった土器は、かわいくてほっこりする。
スペインから侵略されていなかったら、とってもユニークな文化がもっと花開いていたと思う。

a_DSC_6544.jpg

この博物館の目玉の展示物。
それはちょっとこわ〜いもの。
そのコーナーは照明も薄暗くて、怖さに拍車をかける。
さあ、こころの準備を。

a_DSC_6559.jpg

人間の頭のようだけど、かなり小ぶり。
直径は15センチもない。
大きめの梨くらい。

「頭?
 この大きさはないよ。 
 ちがうやろ〜。」

「でも頭だよ!」

これ、ほんものの人間の頭。
エクアドルのアマゾンのジャングルに住む首狩り族。
彼らの風習で、自分たちの仲間を殺した者を敵討ちしてその人の首を切ってこんな風に保存していたらしい。
どうやったらこんなに頭が小さくなるのか不思議。
髪の毛や鼻毛は残ったまま。
口は紐で締められている。

干し首の横には、ご丁寧にイラストつきの説明パネルが。

a_DSC_6556.jpg

まず首を切って。
吊るして持って帰って。

a_DSC_6557.jpg

土鍋で煮込んで。
乾燥させる。
頭蓋骨は取り除き、中になにか詰めるみたい。

a_DSC_6558.jpg

首狩りの文化って、この民族だけじゃなくてフィリピンやインドネシア、台湾などの民族にもあったみたい。
日本も、武士たちが敵の首をとったりしていたし。

こんなことするなんて野蛮って思うかもしれないけど、この民族たちにはこの民族の考えがあったわけで。

アマゾンのこの民族たちは、首狩りを因果応報的な思想でやっていたらしい。
ただ単に個人的な復讐心によるものではなく、神のような存在が正義と罰を求めていて、それに基づいて行なっていたという主張。
それによって秩序を保っていた。
また、殺人者の首を狩ることにより、犠牲者の冥福につながるともされていた。

この博物館には干し首がいくつも展示されていた。

a_DSC_6552.jpg

目的や思想のもとに作られていた干し首。
でも1850年くらいからヨーロッパからの観光客や物好きな人たちが干し首をほしがり、干し首の商取引が盛んになった。
首狩り族たちは金のために干し首を集め始めた。
そしてそれは部族間の戦争に発展。
武器は白人が提供したらしい。

2009年にはエクアドルで首のない数体の遺体が見つかったのだそう。
干し首にされて、インターネットで販売されていたのだとか。

恐ろしい話。

まさか本物の干し首が博物館にこんなに展示されているとは思わなかったな。

日が暮れてお腹が空いてきた。
ガスつきのリヤカーで何やら焼いているおばさんを発見。
まわりには立ち食いしている人たち。

a_DSC_6530_2015082409342272b.jpg

煙が出ていて、おいしそうな匂い。
ソーセージやレバー、チキン。
好きなものを注文して、その場で温めてくれる仕組み。

a_DSC_6531_201508240934236ff.jpg

どれもおいしそう!
ひとつを除いてね。
唯一、食欲を誘われないものを、注文してしまった。
なんか怖いけど、好奇心が勝ったので。

a_DSC_6533.jpg

鶏の脚だけを串に刺したもの。
1本1ドルくらいだったかな。

口をあんぐり開けて、かぶりつこうと思うんだけどなかなかできない。
やっぱり、怖いんだよ。
ETの手がいっぱい、同時に顔に向かってくるの。
圧倒されて顔を背けたくなる。
食べるのを躊躇して、苦笑い。
そして再挑戦。
い、い、いただきます。

a_DSC_6535.jpg

えーと、味なんですが・・・。

「もう1回でいいや」という味。
食べるところがない。
軟骨みたいに、この脚をボリボリするのがいいんだろうか。
でも硬すぎて食べられない。
脚にわずかな肉がついているとはいえ、それは皮というか脂というか。

がんばってふたりでようやく1本を食べきれた。

ちょっと恐怖を感じる食べ物じゃなくて、普通においしいものを食べたい。
ということで、市場へ。
南米の市場にはフードコートがあって、ご当地メニューを安く味わえる。

a_DSC_6581_20150824093738b24.jpg

たくさんお店が並んではいるんだけど、よく見るとどの店も同じものを置いている。
巨大なものが巨大な鉄板に横たわっている。
でかい顔があちこちに。
いろんなところから視線を感じる。

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ブタの丸焼き〜!!
お店のおばちゃんに聞いたら、ブタ一頭で350食分くらいあるらしい。

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もうひとつ市場があってそっちにも行ったんだけど、そこのフードコートもブタの丸焼き屋だらけだった。
クエンカの大人気メニューみたい。
豪快!

ツウのお客さんは「この部位を切って!」とリクエスト。
好みの部位があるんだろうね。

ブタはなぜか笑っているようにも見える・・・。

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一皿3ドル。
付け合わせは、ジャガイモを潰して丸めて鉄板で焼いたものや生野菜。

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これはね、鶏の脚の串刺しと違って、おいしい!
お肉はとてもやわらかくて、適度な脂身。
皮はパリッとしている。

「こんなブタの丸焼きの店を日本でやったら、ユニークだしお客さんもいっぱい集まるよねえ。」
「でもあんな大きなブタを、中まで火が通るくらい焼けるオーブンがないとねえ。」

ちょっと怖いものがいっぱいあるクエンカだけど、街自体はとても綺麗で洗練されていて心地よくて、暮らしやすそう。

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おしゃれなカフェやショッピングモールもあるし、ジョギングできるような広い平地の公園があったり。
街路樹のある川沿いの道を朝から散歩して、公園を抜けて、カフェに入ってクロワッサンとスクランブルエッグ、フルーツジュース、コーヒーのセットメニューの朝食。
こんなにゆったりとリラックスした気分で朝食を食べることに幸せを感じる。

それにクエンカにはなぜかパン屋さんが多い。
すごく多い。
どこもおいしそうなパンを焼いている。
こんなにパン屋さんが多い街は、ほかにあまりないんじゃないかな。
ヨーロッパの街より多いかも。

そんなクエンカの街には、最近たくさんのアメリカ人が移住してるんだって。
物価も税金も安いし、標高2500メートルで涼しくて気候もいいし、エクアドルの中でも比較的治安がいいし、何でもそろっているし。
アメリカ人の高齢者が、クエンカに移住して優雅な老後を送っている。
4000人以上いるらしい。
エクアドルの貨幣は米ドルだから、それも違和感なく生活できるポイントかも。

a_DSC_6571.jpg

ちょっとこわ〜い思いをしたクエンカだけど、安心してゆったりとした時間を過ごすことができた。

クエンカの次に向かうのは、グアヤキル。

エクアドルいち治安が悪いと言われている。
本当の意味で、怖い・・・。
怖い目に遭わないようにこころを引き締めなきゃ!
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Comment

No title

クエンカの印象を楽しく読ませて頂きました。
お二人のチャレンジ精神には折々感心させられていますが、今回も例にもれず(笑

私は青い屋根のカテドラルからほんの1ブロックの所に住んでいるので
お二人はほんとに近くに滞在されていたんですね。会えなくて本当に残念でした。

クエンカはとても住み易く、そしてかなり安全な街で、医療も優れていて
それもあり、イクエさんが書かれているように、アメリカ人、カナダ人、オーストラリア人や英国人、
ドイツ人など多国籍の引退者たちが移住してきてます。

今はコロンビアを満喫されていますように!

RCさま

こんにちは。

あんな町の真ん中にお住まいなんですね。
世界遺産が日常風景なんてうらやましい!
ほんとうにお会いしたかったです。
すごく残念です。

移住はアメリカ人だけじゃないんですね。
ヨーロッパからも多いんですね。
素敵な街だから、納得できます。
医療もいいのであれば、なおさら高齢者にも安心ですね。

マナーの良さや街のきれいさも、心地よい滞在となった理由かもしれません。
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