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訪れた国は78カ国
旅した期間は1257日
2016年2月14日に帰国!
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ケンゾー   イクエ


2007年10月 結婚
2012年09月 世界旅行に出発

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雑貨屋じゃない「チチカカ」はコパカバーナにあった

2015.07.09 06:05|ボリビア☞EDIT
ワイナ・ポトシ登頂記にたくさんの反響をいただき、うれしいイクエです。
みなさん感動して喜んでくれたけど、母はそうはいかなかったみたい。
どの親もあんな山に娘が登ると前もって知っていたら止めるでしょうね。
残り半年、気を引き締めて旅を楽しんで無事に日本に帰ります。

ルレナバケでアマゾン探検を楽しんだイクエとケンゾー。
ラ・パスにバスで戻ったんだけど、その移動がわたしにとってはこの3年近くの旅でいちばん過酷な移動だった。

バスに乗る直前、体が熱っぽくなってダルい。
体の節々が痛くて、風邪のような症状。
バスに乗ったら今度はお腹がキリキリする痛さ。
そして下痢。
でもバスにはトイレがついていないし、トイレ休憩は数時間に一度しかない。
客を乗り降りさせるため車が停車するたびに、わたしは車掌にお願いして外に出た。
トイレがないから草むらや車の陰で。
出てくるのは下痢というよりほぼ水だけ。

道はデスロードと呼ばれるほど、くねくねででこぼこ。
車が揺れるたびに頭も揺れて、ガンガンする。
体温はたぶん38度超えてる。

バスは夕方出発して16時間の移動で次の日の昼にラ・パスに到着する予定。
一睡もできずに、狭い座席でのたうちまわり、早く時間が経ってくれることだけを願った。

幸運にもバスは予定の16時間を大幅に短縮し、12時間くらいでラ・パスに到着。
バスターミナルからホテルに向かう途中、今度は悪寒。
身震いする。
ふらふらの足で、なんとか宿にたどり着く。
熱を測ったら35度くらい。
低すぎる。
おかしいからもう一度計っても同じ。
こんなに低いことははじめて。
血糖値が下がってるのか。

服を着込んでブランケットにくるまって、お茶を飲んでチョコレートを食べる。
2時間くらいしてもう一度熱を測ると37.5度くらい。

結局、下痢は5日間くらい微熱は1週間以上つづいた。

たぶんかなり疲れていたんだと思う。
6000メートルのワイナ・ポトシに登ってたった1日休憩して、今度は長時間バスで移動して熱帯へ。
そしてジャングルの中に泊まって、ふたたび長時間の移動。

ほんとうは登頂して2日くらいは体を休めて、ジャングルツアーが終わって3日くらいはルレナバケでゆっくりしたかったんだけどね。
それをしなかったから、体が悲鳴をあげてしまった。

だからこのあと1週間くらいラ・パスで療養。
イクラが食べられるぐらいに下痢の症状も治まり、ようやく次の街へ移動することに。
次の街はペルーとの国境。
ボリビア最後の街になる。

本当はね、ボリビアはウユニ塩湖見てラ・パスに立ち寄ってさっさと抜けようと思ってたの。
でも、ポトシ銀山を探検したり、日系人の上間さんちにホームステイしたり、本物のヒッピーひわちゃんに会ったり、6000メートルの雪山に登ったかと思えばアマゾンに行ったり。
それでビザの期限30日を軽くオーバーすることに。

だからわたしたちはビザの延長手続きをラ・パスでやった。
それはとっても簡単。

場所は中心地のここ。
安宿から歩いていける距離。

ビザ延長

カマチョ通り沿い、ビルが建ち並ぶ一画に「GENERAL DE MIGRACION」がある。

a_DSC_0705_201507081207017de.jpg

存在感がないので素通りしてしまいそうだけど、中は地元の人でいっぱい。
複数の窓口があって混雑してるけど、ツーリストのビザ延長窓口はガラガラ。
パスポートの顔写真部分のページとボリビアの入国スタンプが押されたページのコピーが必要。
それを窓口に持っていくと、3秒で入国スタンプの横に延長スタンプが押されて終了!
あっという間。
職員のおじさんはパスポートの顔写真のページを確認することもなく、パスポートを受け取ったらポン!。
これでビザ失効期限からさらに30日延長されたことになる。
なんのチェックもなしに無条件で延長してくれるんなら、最初からビザの日数を60日にしてくれるといいのに。

ビザの延長手続きは無料。
ラ・パス以外の地方都市でもできるみたい。
ボリビアはウユニ塩湖以外に見どころが多いし物価も安いので、長期旅行者のみなさんはぜひ♡

さて、長くいたラ・パスから次に向かうのはコパカバーナという街。
チチカカ湖のほとり。

コパカバーナ

ちゃんとしたバスターミナルからちゃんとしたバスも出ているけど、セメンテリオの近くの路上からローカル向けの小型バスが頻発。
運賃もこっちのほうが安い。

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運賃25ボリ(約440円)でチケットを買ったんだけど、ほかの乗客たちは20ボリで買っていることが判明。

「え~?
 ほかの人20ボリで買ってるじゃん。
 ポルファボール(お願い!)」

その結果、差額の半分、ふたりで5ボリを返してくれた。
損はしたけど、一度払ったのに戻ってきたから良しとしよう。
こういうときは相手を問いつめるんじゃなくて、肩をたたきながら困った笑顔をして「ポルファボール」って言うのがいいね。

ここでバスに乗る人へ。
路上のドライバーや車掌から買うよりもオフィスで買ったほうが正規運賃で買えると思いますよ。
バス会社のオフィスはバスが停車している目の前に並んでいます。

ごちゃごちゃしているけど、気に入ったラ・パスの街ともこれでお別れ。

a_DSC_2409.jpg

世界一標高の高い大都市。
さようなら、ユニークな街。
車窓から見るラ・パスの景色もこれで見納め。
斜面にへばりつく家々が、流れていく。

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そして道の真ん中に銅像が!
金具を組み合わせて創った現代アート。

「誰これ?」

a_DSC_2413.jpg

怖い顔をしている。
毛だけがリアル。
きっと、あなたも知っている人。

このヘアスタイル。
ひげ。
帽子。

a_DSC_2415.jpg

チェ・ゲバラ
ちゃんと地図に「ゲバラの銅像」って載ってた。
キューバだけじゃなくてボリビアでも人気なんだね。

ゲバラはボリビアも“解放”しようとして、キューバ革命を成功させたあとにやってきたんだけど、ボリビア軍に捕らえられて殺されてしまった。
だから、ゲバラファンや旅人のなかにはボリビアにやって来てゲバラ最期の場所を巡る人もいる。

ボリビアはウユニ塩湖だけが取り上げられるけどいっぱい見所がある。

ラ・パスの街を抜けると、すぐにのどかな田舎の風景に。
すると草原の中に、あの集団!

くぅ~!!
いまいましいあの記憶が。

a_DSC_2418.jpg

虹色の旗はインディヘナの旗。
政府に抗議する集会を開いているんだと思う。

道路封鎖のデモのおかげで、全荷物を背負って富士山より高い場所を15キロも歩かされた思い出が蘇る。
いま思うと、あれがワイナ・ポトシ登山のいい練習になったのかもしれない。

楽しかった思い出、きつかった思い出に浸りながら窓の外の景色を見つめる。

「あっ!」

深い青が姿を現した。

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チチカカ湖

アンデス山脈のほぼ中央に位置し、標高はおよそ3800メートル。
水深はいちばん深いところで281メートル。
面積はおよそ8300平方キロメートルで琵琶湖のおよそ12倍にも及ぶ。

「世界最高所にある汽船(エンジン等の機関で動く船)が航行可能な湖」と言われている湖。

a_DSC_2435.jpg

わたしがイメージしていたものとだいぶ違っていた。
標高が高いところにある湖だから、イメージしていたのはもっと寒々としていて風が強くて、ちょっと神秘的で、秘境にそっと存在するかのような湖・・・。

だけど実際は、まわりには緑の草が生い茂る草原があり、放牧された牛たちがのどかに草を食べ、集落があり、人が暮らし、まわりの段々畑で人々が農作業に勤しんでいた。
豊かな大地を育む湖。

湖の向こうには、雪を被った山脈が何十キロも続いている。
その山脈の存在で、ここが標高3800メートルもあるんだと実感できる。

a_DSC_2441.jpg

チチカカ湖。
世界史や地理で習ったかもしれないけど、その記憶がない。
でも、わたしとケンゾーは旅を始める前から「チチカカ」という名前を知っていた。

それは、日本に「チチカカ」っていう雑貨屋さんがあるから!
海外の民芸品、おもに南米の雑貨を販売しているお店。
チェーン店で福岡にも何店舗かあって、結婚する前からケンゾーとデートのときには立ち寄ってたんだよね。
アクセサリーやバッグ、お財布、洋服、食器・・・。
どれもかわいくて安くて。
そんな雑貨を見るのが好きだったし、ときどき買っていた。

なのに、なぜ!?
なぜ、本場南米に来て何も買わない!?
かわいくておもしろい雑貨に心躍らない!?
「チチカカ」の店より安いのに衝動買いしない!?

これはすごく不思議。
この旅行でわたしとケンゾーの購買意欲は、すとーんと落ちてしまっている。

それまでの旅では、楽しみのひとつにお土産を買うことが上位にきていた。
でも、今回の旅ではその楽しみを放棄している。
全然興味がわかないの。
なんで~!?

「荷物が重くなるから」とか「いつでも買えるから」とかそんな理由もあるかもしれないけど、いちばんは今回の旅にそれを求めていないからなんだと思う。
お土産よりも魅力的なものがまわりにあふれているから。

お土産を選ぶよりも、現地の人たちが身につけている衣装を見ているほうが楽しい。
普段使いしている帽子や織物、カゴ。
そこには、その人たちの暮らしが刻まれている。

伝統的な生活スタイルや、脈々と受け継ぎ大切にしている文化。
毎日それに触れているだけでこころが満たされ、購買意欲はどこかに消えている。

でも帰国したらまた「チチカカ」に物を買いに行くのかも。

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わたしたちはチチカカ湖のほとりで、バスから降ろされた。
これから行くコパカバーナ、島ではなく半島なんだけど、ボリビア側とは陸続きになっていない。
ペルー側と陸続きになっている。

地図を見ると、「こんな地形ならコパカバーナはペルーにしちゃえばよかったのに」なんて無責任なことを思う。
(地図上のティキナのところがわずかに陸続きになっていなくて、船で渡る)

チチカカ

いまでこそ海に面していないボリビア。
でも昔は、国土が今の倍くらいで大西洋沿岸まで続いていた。
だけど戦争に負けてペルーに領土をとられてしまった。

がんばって死守したのがコパカバーナだったのかも。

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バスを降ろされたわたしたちは船に乗る。
そして、バスもまた船に乗る。

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今にも沈みそうなんだけど大丈夫かな。
このイカダみたいな頼りない船で、バスや車がひっきりなしに運ばれている。
年に何回かは転覆してそうだよね。

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先に向こう岸に上陸したわたしたち。
ハラハラしながら15分くらいバスを待つ。
なんとか転覆せずにすんだバス。
ふたたび眼下にチチカカ湖を見ながらコパカバーナへ。

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コパカパーナはとても小さい街だけど、ボリビアのリゾート地。
メインストリートにはツーリスト向けのレストランやバー、ゲストハウスが建ち並んでいた。

そんななかわたしたちが向かったのは、カテドラルの真裏の通りにある「HOSTAL FLORENCIA」。
いっしょにアマゾンを楽しんだ、トオルくん絶賛の宿。

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ホテルの中はとても広い。
中庭を取り囲むように部屋が並んでいる。
白い壁も水色の壁も黄色い壁も、全部このホテル。
部屋がたくさんある。

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でも、宿泊客はわたしたちだけ。
このホテル、やっていけているのか心配になる。

さらに、宿泊費が驚くほど安い。
ふたりで40ボリ(約700円)。
オーナーがとても優しくて、日本人や韓国人の旅人を好きでいてくれている。

しかも部屋数がいっぱいあるのにわたしたちだけしか泊まっていないから特別ルームを使わせてくれた。

その名も「ミラドール(展望室)」。

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屋上に建てられた2階建ての2階部分。
4面ガラス張り。

街も見えるし、もちろんチチカカ湖も!

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湖に沈む夕日もばっちり見える。

さらに、カテドラルまで。
コパカバーナの観光地を部屋にいながらにして眺められるホテル。

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屋根の緑のタイルが美しいこのカテドラル。
16世紀にやってきたスペイン人が、このチチカカ湖畔を聖地にしようと建てたもの。
細かいタイルで飾られた屋根部分に対して、白亜の壁はすっきりとしてスタイリッシュ。

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海のないボリビアでは、チチカカ湖が海のようなもの。
海水浴ならぬ湖水浴を楽しめる。
海水浴場みたいになってるのかな、と思って湖畔に行ってみると、アヒルがいっぱい。
本物のアヒルと偽物のアヒルがいっしょにプカプカ。
偽物のアヒルっていうか、偽物のドナルドダックか。

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そしてこんなかわいいヤツも。
モコモコの体。
ボテッとした足。
目はどこにあるの?

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かわいいアルパカちゃん!!
このアルパカ、写真撮影用。
地元のおばちゃんが引き連れていて、お金を払えば間近でアルパカとツーショットで写真を撮れるという特典が。
でも、お金を払って撮影するというのに抵抗があるわたしたち。
アルパカの頭だけを撫でて退散。

でも大後悔。
いくらかわかんなかったけど、あんなにかわいいアルパカなんてそうそうお目にかかれないから、撮っておけばよかった〜。

次の日撮ろうとしてもいなかったの〜。
その次の日もいなかったの〜。

みんなにも、あのアルパカのふわふわの毛に隠れたつぶらな瞳を見せたかったよ・・・。

海のないボリビア。
でも、このチチカカ湖の近くなら新鮮な魚が食べられる!
湖畔沿いには魚料理を出す食堂が並んでいる。
でも、値段はちょっとお高め。
わたしたちはメインストリートから脇道に入ったところにある、地元の人御用達の食堂で。

トルーチャ(マス)が人気なんだけど、わたしとケンゾーが好きなのは、この小魚イスピ。
一皿12ボリ(約210円)。

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カリッと揚がった小魚がうまい!
しかもアツアツ。
どんだけ食べても飽きない。
バケツ一杯でも食べられる。
ビールと食べればなおよい!

でもコパカバーナに来た目的は、魚を食べることでも、ホテルの展望室で寝転がることでも、アルパカを盗み見することでもない。

湖畔に浮かぶたくさんのボート。
漁船じゃなくて、観光客をある場所に連れていくためのクルーズ用。

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チチカカ湖に浮かぶ特別な島。
インカ時代から崇められている神聖な場所。

「太陽の島」「月の島」という何ともロマンチックな名前の2つの島。
インカ帝国のはじまりはこの島にあった!?

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あしたはこの2つの島に上陸します ♪
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