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訪れた国は78カ国
旅した期間は1257日
2016年2月14日に帰国!
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ケンゾー   イクエ


2007年10月 結婚
2012年09月 世界旅行に出発

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ヒッチハイクなんていいことばかりじゃない!

2015.04.24 06:01|アルゼンチン☞EDIT
働いていたときはゴールデンウィークの休みはなかったイクエです。
ゴールデンウィークの初日には「ゴールデンウィーク帰省ラッシュはじまる」、2日後くらいに「帰省ラッシュピークを迎える」そしてそのあとには「Uターンラッシュはじまる」そして2日後くらいに「Uターンラッシュピークを迎える」ということで、新幹線の駅や空港に取材に行ってインタビューをしたりしていました。
お盆やお正月も同じ。
ケンゾーといっしょに取材で博多駅に何度も行っていたのが懐かしいです。

フィッツロイの勇姿を見たイクエとケンゾー。
おおよそこれでパタゴニア北部の主要な観光地は行ったことになる。
これからはちょっと寄り道しながらチリの首都サンティアゴをめざすことにした。
できるだけヒッチハイクで。
ここからサンティアゴまでは直線で2000キロはあるかな。

途中どこかの街で泊まりながらになるだろうけど、やってみるしかない。

この時期はアルゼンチンやチリの学生たちの長期休暇中。
彼らもわたしたちと同じようにバックパックを背負って旅行をしている。
そしてヒッチハイクも。
ここエル・チャルテンはヒッチハイクの激戦地。

いつもより早めに、朝8時にヒッチハイク開始。
幸運にもまだライバルは出現していない。

a_DSC_5475.jpg

1時間ぐらいしてライバルのカップルが出現。
でもわたしたちに遠慮したのか、わたしたちよりも200メートルほど離れたところに進み、路上に座り込んだ。
きっとわたしたちが成功するまで待機しようということなのだろう。

ここは田舎の街。
車も少ないし、なかなか止まってくれない。

ここでヒッチハイクを経験していた友だちのジュンちゃんは、初日は5時間待ってダメだったから諦めて次の日に再挑戦したと言っていた。

だからそれなりの覚悟をしていたけれど、予想以上かもしれない。
時間が経つにつれてライバルのヒッチハイカーたちが増えていく。

1時間半が経ち、ようやく1台の車がわたしたちの前で止まってくれた。

ドライバーの男性は英語が少し話せる人で「途中までなら乗っけてあげてもいいよ」ってことだった。
でもその「途中まで」って言うのがどこなのかよくわからない。
男性は地名を言ってるんだけど、わたしたちが知らないところ。
でも、とにかく乗せてもらってよかった。

それから10分後。

a_DSC_5481.jpg

あまりにも車が通らないので道路の上でストレッチをするケンゾー。

わたしたちは何もない場所で降ろされ、再びヒッチハイクを始めることになった。
移動できたのは7キロほど。

さっき乗せてくれたドライバーの男性はペルー人で、水道管の技術者としてここに働きに来ていた。
だから男性もここの土地勘があまりなくて、わたしたちを乗せたはいいものの、実は向かう方向が違っていたのだった。
それでも「もう少しだけ乗せてあげるよ」「次の分岐点まで連れて行ってあげるよ」って言ってくれたんだけど次の分岐点が100キロ以上も先。
「いやいや、ここで大丈夫です!」と言ってわたしたちは何もない場所で降りたのだった。

それにしても何もなさすぎる。
向こうに雲に隠れたフィッツロイが見えるだけ。

a_DSC_5476.jpg

一番乗りしてヒッチハイクを始めたわたしたちだけど、結果的にいちばん不利になってしまった。
きっとさっきの街にはたくさんのヒッチハイカーたちがいて、順番に乗せてもらっているのだろう。
そしてきっとそんなヒッチハイカーたちを乗せた車が、いまわたしたちの前を通り過ぎているのだろう。

およそ50分後。

a_DSC_5488.jpg

わたしたちは温かい車の中で、冷えた体をマテ茶で体を温めていた。

わたしたちを拾ってくれたのは車で旅していたアルゼンチン人の男性二人組。

ああ〜、うれしい!

アルゼンチンやパラグアイで愛されているマテ茶。
彼らのマテ茶へ注ぐ愛情は並々ならぬもので、マテの葉と水筒に入れたお湯、コップ、ストローを持ち歩いては飲み続ける。
たとえ運転中であっても。
コップにたっぷりの茶葉を入れてお湯を注ぎ、先端に茶こしのついた銀製のストローで飲む。

a_DSC_9449_2.jpg

回し飲みをするのが普通で、他人と同じストローを使うのはわたしたちにとっては抵抗があるけれど、こっちの人にとっては別に気になることではないらしい。
むしろ、同じコップとストローを使ってまわし飲みするというのは友情や親愛の証しでもある。
お湯の割合よりも茶葉の割合のほうが多いのですぐに飲み干してしまい、ホスト役の人はこまめにお湯を注ぎ足さないといけないけど、それも苦ではないらしい。

a_DSC_5485.jpg

ケンゾーとイクエにとってははじめての体験。
飲み終わり、コップを渡すとふたたびお湯が注がれてまわってくる。
飲み終わるたびに「グラシアス(ありがとう)」と言ってコップを戻していたら「マテ茶を飲むときだけはそんなふうにグラシアスって言わないんだよ」と教えられた。
まわし飲み中に「グラシアス」と言うのは、「わたしはもうマテ茶はけっこうです」という断りの意味になるんだって。
英語で言う「ノーサンキュー」のような意味。

そろそろマテ茶に飽きてきたころ、わたしたちは「グラシアス!」と言った。

マテ茶のたしなみを教えてくれた彼ら。
実は大の日本好き。
というか日本の「アニメ」好き。
わたしたちよりも詳しい。

『キャプテン翼』ぐらいならついていけるけど『鉄人28号』なんて古すぎて見たことないよ。
彼がどんなに日本のアニメを愛しているかと言うと・・・。

a_DSC_5491.jpg

背中に大きく、『マジンガーZ』のタトゥーまでいれている!
こんなパタゴニアの辺境の地で日本のキャラクターのタトゥーなんて見るとは思わなかったからびっくりしすぎて大笑いした。

彼らとはおよそ40分、楽しいドライブを楽しんだ。
ありがとう!!

a_DSC_5495.jpg

ヒッチハイクをしていてときどき思うことがある。

「あんなに寒いなか待ったのは、この人たちに拾われるためだったのかもしれない」。

「車を待ちつづけた無駄とも思える時間は、この人たちに出会うために必要な時間だったのかもしれない」。

今回も思った。
もしわたしたちがあの時間に宿を出て、最初の車に拾われなかったらー。
あの場所で降ろされなかったらー。
スムーズに最初から長距離の車に乗せてもらえていたらー。

彼らとは出会えなかった。

ヒッチハイクの出会いというのはほんとうに一期一会で、大げさかもしれないけれど運命のようなものを感じることも。

「彼らと出会えたからよかった」。

そう思いながらふたたび、分岐点でヒッチハイク開始!

a_DSC_5498.jpg

ぽつーん。
「ぽつーん」の状態で3時間が経った。

これほど「ぽつーん」という言葉が似合う場所はないって思っていたら、恐れていたことが。
ライバル登場。
しかも女子1人!

やっぱり普通のドライバーなら男子よりも女子を乗せたいわけで、2人よりも1人のほうが乗れる確立は高い。

ケンゾーと肩を落とす。

しかもその女子、あろうことかわたしたちよりも手前でヒッチハイクをやりはじめた。
分岐点の目の前。
普通は遠慮してわたしたちを通り越して不利な場所でやるんだけど。

こっちは3時間待っている。
ここで遠慮するわけにはいかない。
わたしたちは女子のところまで移動し、同じ場所でヒッチハイクをすることにした。

「ハロー。
 わたしたちもヒッチハイクをしてるんですよ。」

彼女の出方をうかがった。

すると彼女は自慢げに言った。

「わたし、ここに来るまでが大変でエル・チャルテンの街で3時間も車を待ってたの。」
「ふーん。
 わたしたちは朝8時にエル・チャルテンでヒッチハイクをはじめたんだけどね。」
「8時!?」

彼女は言葉に詰まった。
彼女は3時間待っていたけど、わたしたちは通算5時間半待っている。

「ここで3人で待ってもなかなか車は止まらないだろうから、わたし向こうに移動するね。
グッドラック!」


彼女はそう笑顔で言ってくれて、わたしたちから100メートルほど離れたところに移動してくれた。

これで彼女よりもわたしたちの方が有利な場所を確保できたことになる。
そして10分後ー。

わたしたちの目の前を通り過ぎた車が、彼女の前で止まり、彼女を乗せて走り去っていった・・・。

「うっわあ〜。
 なんで!?」

「これ、ダメージ大きすぎる・・・。」

東洋人中年夫婦は、20代女子ひとりに完敗し、精神的にもかなりのダメージを受けてしまった。

ダメージを受けていると、さらなるライバルが。
今度のライバルは男子。

ひとりという点では彼の方が有利だけど、女子ではない。
それに彼はヒッチハイクの暗黙のルールを守り、わたしたちの前を通り過ぎ200メートルほど進んだところの道路脇に座った。
わたしたちが成功するまでは、彼は本格的にヒッチハイクをしないのだろう。
わたしたちが誰かに拾ってもらわないと、彼も前へは進めない。

この場所でヒッチハイクを始めて4時間。
ようやくわたしたちは車に乗せてもらえることができた。
地元のおじさん3人組。
おじさんたちはここから30キロ先のトレス・ラゴスという街に住んでいた。

トレス・ラゴスはメインストリートが300メートルくらいしかない小さな街だった。
街の真ん中でわたしたちは降ろしてもらった。

a_DSC_5501.jpg

わたしたちはいつも携帯のアプリの地図を使っている。
GPS機能で自分たちの場所も確認できる。
先に進むには、ここから2キロほど戻った分岐点で車をつかまえないといけない。

実はさっき車に乗っていたとき「わたしたちは次の街に行くのでこの分岐点で降ろしてください」っておじさんたちにお願いしたんだけどうまく伝わらなかったのか、止まってくれずに街まで来てしまったのだった。

街から分岐点に戻っている途中、2キロだけでもヒッチハイクできないかなと思って車を止めた。
すると車に乗っていたおばさんが「あなたたちが行きたい街は、逆方向よ」というようなことを言って去って行った。

どういうことだろう。
わたしたちの携帯の地図とおばさんの発言、どっちを信用したらいいのか。
スペイン語がわからないので、おばさんが何て言っていたのかは正確にはわからない。
なんとなくニュアンスしかわからない。
しかもおばさんとの会話は窓越しに一瞬で終わってしまった。
わたしたちは地図を見ながら、分岐点まで歩いた。

でもそこでちょっと不安になった。
携帯の地図に載っている道は、ほとんど車が通らないような砂利道。
幹線道路とは言えない。

おまけに「工事中」とか「行き止まり」とか「立ち入り禁止」とかそんな感じの標識が立っている。
スペイン語が読めないので、どういう意味の標識なのか正確にはわからない。

そんな標識があるいっぽう、わたしたちがめざしている街名とここからの距離と矢印を記した標識も立っている。
ってことは、この道で合ってる?

ヒッチハイクをしようにも不安が募る。

すると一台の車が通った。

「乗せてください!」

車の行き先はわたしたちがめざす街だった。
けれど、席に余裕がないので断られてしまった。

強風が吹きつける。
陽も、だいぶ傾いてきた。
ダウンジャケットの上にゴアテックスのレインジャケットを羽織っても寒い。
風にあおられるだけで、体力が消耗する。
風に負けないようにふんばって立っていたけど、身をかがめ、風を避けることにした。

a_DSC_5502.jpg

あれから車は一台も通らない。
3時間が経とうとしている。

すると足元に小石が積まれて文字が書いてあることに気づいた。

その文字は「S O S」

ふっ、っと口元が緩んだ。
わたしたちと同じヒッチハイカーが、わたしたちと同じようにここで車を待ちつづけ、手持ち無沙汰で「S O S」と書いたのに違いない。

「どうする?」
「そこにガソリンスタンドの看板があったよね。
とりあえず午後8時になって無理だったら、きょうはガソリンスタンドで野宿しよう。」

そして8時になった。

足取り重く、ガソリンスタンドに移動した。

a_DSC_5504.jpg

結局きょう道路で車を待ちつづけた時間は合計11時間。
車に乗せてもらった時間はおよそ1時間。
1日かけて移動した距離はおよそ130キロ。

今まででもっとも苦戦した1日となった。

ガソリンスタンドのスタッフにテントを張らせてもらえるか頼むと「好きなところにどうぞ」と言ってくれた。
わたしたちの訪問に驚きもしなかったから、しょっちゅうヒッチハイカーやサイクリストがテントを張らせてもらっているのだと思う。

外は強風。
わたしたちは廃車のトラックを風除けにしてテントを張った。

a_DSC_5506.jpg

ガソリンスタンドには小さなお店が併設されていた。
マテ茶用のポットやコップは売ってるくせにパンや缶詰が置いてない。
かろうじて手作りのエンパナーダとサンドウィッチを売っていたので、ひとつずつ買った。
ガソリンスタンドのお店の商品は通常よりも高く、これだけで62ペソ(約620円)。
もっと食べたいけど、我慢。

a_DSC_5507.jpg

昼ごはんも食べずにずっと外で車を待ちつづけた。
せめて冷えた体を温めるものが食べたい。
お湯さえ湧かせれば。
わたしたちはインスタントコーヒーやスープのもと、電気コイルをもっている。

トイレの洗面台のところにコンセントがあった。
まず最初にわたしが女子トイレに行ってコーヒー用のお湯を沸かした。

ひとくちコーヒーをすするだけで、疲れた体がじわじわと癒やされていくのがわかる。

「ケンゾー、スープ用のお湯湧かしてきて。」

ケンゾーがトイレへと向かった。

テントで待っていると、大型バスがガソリンスタンドにやってきた。
深夜の長距離バスで、ぞくぞくと乗客たちが降りてくる。

「シマッタ」と思った。

乗客のほとんどがわたしたちと同じように旅行者ではあるけれど、彼らはわたしたちと違って1回の移動で1万円ものお金を払ってバスに乗っている。
なんだか格差を見せつけられているような気分になった。
こんなところにテントを張ってることが惨めにすらなってきた。

どうか気づかれませんように。
テントの中に身を潜めるようにした。

乗客たちはガソリンスタンドのお店で、ジュースやお菓子をたくさん買っているようだった。

そして、ケンゾーのことが心配だった。
ケンゾーはトイレでお湯をわかしているけど、乗客たちはトイレに向かっている。

「お湯なんていいから、こっちに戻っておいで」。
祈るような気分だった。

湯気を立てるマグカップを手にしてケンゾーがテントに戻ってきた。
ふてくされている。

「どうだった?
 大丈夫だった?」

「お湯湧かしよったら、バスが来て人がいっぱい来たっちゃん。」
「うん。
 知っとる。」

「トイレに来た人たちがみんな変なものを見るようにジロジロこっちを見ると。」
「うん。」

「そして男がでっかい声で『What's are you doing!?』って大げさに言って・・・。」
「どんな人?」
「20代後半くらい。
 たぶんアメリカ人かな。
『お湯湧かしてスープ作ってる』って答えたら『トイレで!? こいつトイレでスープ作ってるんだって!』って大声で言われた。」

ケンゾーがどんな気持ちになったのかは痛いほどわかった。

きょうはわたしたちにとってとても疲れた日で落胆した一日だった。
それでもヒッチハイクをしていい出会いもあったし、バスでぴゅーっと移動するよりも旅のおもしろさは高まると信じてやってきた。

体も心も疲れている。
でも「おもしろい」と言い聞かせて疲れた自分たちをねぎらい、空腹で強風のなかのテント泊という今の状況を乗り越えようとしていた。

だけど大型バスの乗客の登場が、わたしたちをみじめにさせた。

バスが出発し、ふたたび静けさが戻った。

テントから出ると、星がわたしたちをいたわるように輝いていた。

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「おー!
 きれいやねえ。」

「あした晴れるね。
 ヒッチハイク、成功するといいね。」

これまででいちばんつらかったヒッチハイクの日。
あしたもどうなるかわからない。

でも、わたしたちには逆転満塁ホームランが待ち受けていた。
一台の車でずーっと旅行!?
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