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訪れた国は78カ国
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2016年2月14日に帰国!
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ケンゾー   イクエ


2007年10月 結婚
2012年09月 世界旅行に出発

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大自然の造形美 氷河を歩く

2015.04.19 06:08|アルゼンチン☞EDIT
ここ最近やることなすことすべてが裏目に出ているケンゾーです。
妻も昨日書いていたけど、夫婦揃ってことごとくツイてない。
ビール瓶のデポジット代(約100円)を返してもらえなかったのは大したことじゃないけど、両替を失敗したりしてけっこうな金額を損したりしている。
やろうとすることが裏目になるなら、裏の裏をやってみればいいのかもと思うけど、もはや何が表で何が裏なのか訳分かんなくなってしまう。
けっきょくはジタバタせず流れに身を委ねて風向きが良くなることを待つしかないのかな。

たくさんの日本の旅人と出会ったエル カラファテの街自体にはとくに見どころはない。
観光客がここを訪れる目的は、この街からおよそ80km離れたところにあるペリト・モレノ氷河を見るため。
ペリト・モレノ氷河はアクセスのしやすさとその規模からパタゴニアを代表する氷河として人気が高い。

ただ見るだけじゃなく、実際に氷河の上を歩く「氷河トレッキング」がハイライト。
氷河を眺めるだけだったらバスで行って国立公園の入場料を払うだけでいいんだけど、氷河トレッキングをするならツアーに参加しないといけない。

カラファテのメインストリートにはいくつもの旅行代理店が軒を連ねている。
だけど、実際に氷河ツアーを催行しているのはHiero&Aventuraという一社のみ。
どこで申し込んでもツアー内容はまったく同じ。

氷河トレッキングには「ビッグアイス」と「ミニトレッキング」の2種類がある。
ミニトレッキングは実際に氷河の上を歩くトレッキングが約1時間半。
ビッグアイスは約3時間半、ミニトレッキングよりも氷河の奥地へ行くのでよりきれいでダイナミックな景色を楽しむことができる。

値段は1680ペソ(約15400円)とかなりお高いけれど、せっかくならビッグアイスをやりたかったケンゾーとイクエ。
だけどビッグアイスは1日限定30人くらいで2週間先まで予約がいっぱい。
ミニトレッキングに申し込むことに。
「ミニでじゅうぶんだよ」「ミニのほうが展望デッキで氷河を眺める時間が長くとってあるからいいよ」っていう旅人もけっこういたので、自分たちを納得させることにした。

ミニトレッキングは1人1100ペソ(約1万円)。
ツアー代とは別に国立公園の入場料が別途215ペソ(約1970円)必要。
ツアーは朝8時、9時、10時と1時間ごとに出発。
ホテルまで迎えに来てくれるので朝ごはんを食べて待っていればいい。

客をピックアップして回るので氷河にたどり着くまでけっこう時間がかかる。
ホテルを出発して2時間後、さんざん焦らされてやっと氷河が見えてきた。
まだ遠目だからよく分からないけど、パイネのグレイ氷河と比べるとかなり大きいと思う。

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まずは1時間半の自由行動。
遊歩道を歩きながら展望デッキから氷河を眺める。
でっかいかき氷の塊が目の前に迫ってきて迫力満点。

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先端部の幅はおよそ5km。
あまりにも大きくて全体を見渡すことはできない。

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ガリガリ君ソーダ味のようなおいしそうな色をしている氷河。
長い年月をかけて圧縮された氷河の氷は気泡が少なく、透明度がとても高い。
そのため青い光だけ反射し、ほかの色は吸収してしまうのでこんなに青く見えるんだって。

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氷河の全長はおよそ30km。
いちばん高いところで700mも氷の厚さがあるんだそう。
これだけの氷が動いているんだから不思議でならない。

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デッキの最前列まで行ってみる。
山のようにそびえる巨大な氷河。
冷気が襲ってきて一気に寒くなる。
これだけの氷があるんだから当然か。

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先端部の高さはおよそ60m。
けれど水面の下には110mの深さまで氷があるんだそう。

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ときおり、ドーーンという雷が落ちたような轟音が周囲に響き渡る。
ペリト・モレノ氷河名物の氷の崩落。

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ペリト・モレノ氷河は動きが活発なことで有名。
1日平均2mも氷が押し出され、そのたびに豪快な崩落を引き起こす。

「あそこが崩れそうやない?」
「いや、あそこやろ。」
崩落の瞬間を逃すまいと目を凝らす。
そう都合良く崩れ落ちることはなく、視線を逸らすとドーーーン!
大地を揺るがすほどの地響きとともに崩落する氷河。
音は実際の崩落よりも遅れて届く。
気づいたときには遅い。
なかなかその瞬間を目にすることができない、もどかしい!

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降雪量が多く、気温が比較的高いので動きがとても速いペリト・モレノ氷河。
30km離れた最奥部からおよそ20年で湖まで到達。
日々豪快に崩落する氷河を眺めることができる。

氷河を眺めながら持ってきたランチを食べたあとは、いよいよ氷河トレッキング。
対岸の氷河のもとへと船に乗っていく。

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船と比べると氷河の大きさがひときわ際立つ。
あの有名なタイタニック号は氷河とぶつかって沈没したと言われているけど、実際に氷河を目にするとそれも納得。
人間は自然には太刀打ちできない。

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青白い山脈の上に豆粒のような人影を発見。
一足先にトレッキングを楽しんでいる人たちだ。
いまから自分たちが同じように氷河の上を歩くと思うとワクワクする。

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氷河のふもとに到着。
雲が晴れ太陽が降り注ぐ。
より一層青みを増した氷河。
自然の色であることが不思議でしようがない。

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氷河をめざし歩いていく。
自然の産物なのに異質な存在感。
異星に降り立ったような神秘的な感覚。

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そのとき、ひときわ大きな地響きが周囲を振るわす。
ビルほどの氷の塊が湖に崩落、大きな水のうねりが目の前まで押し寄せてきた。
「We are so lucky!」
そうガイドが言うほど大規模な崩落だった。

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一人ずつ靴にアイゼンを装着。
氷上の歩き方をレクチャーしてもらう。
生まれて初めてのアイゼンは、スケート靴で地面を歩くようなぎこちない感じ。

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いよいよ氷河の上へ。
頭ではツルツルと滑る雪をイメージしてしまうので恐る恐る足を運ぶんだけど、アイゼンの爪ががっちりと氷に食い込むので上り坂もひょいひょい登れる。
脳と体が一致しないヘンな感覚。

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氷河ってひとつの大きな氷の塊なのかなと思ってたんだけど、よく見るとクラッシュアイスが敷き詰められてる感じ。
ツルツルというよりはガリガリって感じかな。
青く見える氷も手に取ってみるとただの白い透明の氷。

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氷の山脈を縫うように歩いていく。
ところどころクレバスが口を開いている。
足を踏み外さないよう慎重に歩を進める。

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水が溜まり、奥のほうほど青く輝いているクレバス。
美しくてつい引き込まれそうになる。

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ガイドに「深さはどのくらい?」って聞くと「さあ、誰にも分からないよ。ひょっとしたら日本まで行っちゃうかも。」だって。

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砂漠は幾何学的で規則的な美しさが魅力だけど、氷河はまったく正反対。
奔放で豪快でワイルド。
それでいて滑らかな曲線美が優美な雰囲気を醸し出す。
自然の造形美がすばらしい。

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こうして踏みしめている巨大な氷が、今この瞬間にもじわじわと動いていることが信じられない。
自然は、地球は、計り知れないほどにスケールが大きい。
地球上にはまだまだ知らない世界がたくさんある。

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氷上を歩きはじめて1時間。
ガイドがピッケルで氷を砕きだした。
お待ちかねのウイスキータイム ♫

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トレッキングツアーの最後は、氷河の氷でウイスキーのオン ザ ロック!
トレッキングとおなじくらい楽しみにしてたんだよね。
どんだけ酒好きなんだ!って言われそうだけど、氷河の氷で飲む機会なんてそうそうないよ。

ただちょっと期待はずれだったんだよねえ。
こぶし大の透明の氷をガリガリと切り出して、カランカランとグラスを傾ける予定だったんだけど、実際の氷河はクラッシュ状態。
イメージしてたのとぜんぜん違う!

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まあそれでも、氷河の上で飲むオン ザ 氷河の味は格別。
つまみとして用意されているチョコレートとチョコパイのお菓子もウイスキーに負けず劣らずおいしかった。

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じつは、このウイスキーは1人1杯だけ、お菓子も1個ずつって聞いてたんだけど、ケンゾーとイクエのときは飲み放題で食べ放題だった。
10時出発でこの日最後のツアーだったから太っ腹だったのかな。
いっぱい飲めるように密かにMyウイスキーを買って持ってきてたんだけど必要なかったよ。

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氷河ミニトレッキングツアーは大満足で終了。
入場料を含めると約1万2千円、ちょっと高い気がしないことはない。
だけど巨大な氷河を自分の足で歩くという経験は興奮もの。

ビッグアイスを諦めてミニトレッキングにしたんだけど、結果的にはミニでよかった。
1時間半のトレッキングでちょうどいい。
慣れないアイゼンで4、5時間歩くのは大変だと思うな。
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Comment

氷河でウイスキー!

いつも楽しくブログを拝見しています。
ビールに加えてウイスキーも大好きなので、氷河の氷でウイスキーを飲むことにも憧れています。
氷は氷河から削りだすというよりは、そもそもクラッシュタイプなんですね。
そうなると、グラスいっぱいのクラッシュアイスにバーボンにミントを入れて、
ミントジュレップが作りたくなってきました♪
でも、カラファテでミントは手に入るでしょうか...。
お二人のこれからの旅の幸運をお祈りしています。

ビールさま

いつも、お酒のときは必ずコメントしていただいてありがとうございます!!
ウィスキー、いいですよね!
日本にいるときはほとんど飲まなかったんですが、海外で好きになりました。
水割りよりもロックがいいですね。

ミントを入れる発想はありませんでした。
もっていけばよかった。

氷を持ち帰って、宿で宴の続きをするべきでした。
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