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訪れた国は78カ国
旅した期間は1257日
2016年2月14日に帰国!
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ケンゾー   イクエ


2007年10月 結婚
2012年09月 世界旅行に出発

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「だいぼうけんしとるみたいや~!」(40歳男)

2015.04.15 06:14|チリ☞EDIT
いま泊まっている宿のオーナー夫妻のかわいい娘が「おねえちゃん!」と呼んでくれるたびにニヤけてしまうイクエです。
ちなみにオーナー夫妻は日本人。
よく教育されてますね。
でも調子にのって自分のことを「おねえちゃんねえ・・・」と言わないようにしようと思います。
「おばさん」ですから。

パイネトレッキング4日目。
とうとう終盤戦。
きょうは最後の見どころの「グレイ氷河」を目指す。

これまでのルートでも山の上にある氷河は見てきたけれど、それとはまた別なのかなあ。
泊まるところはグレイ氷河のすぐそばのGreyキャンプ場。
地図によるとおよそ6時間のトレッキング。

4日目

着実に食材を減らしていき、荷物が軽くなっているわたしたち。
トレッキングの日数に反比例して荷物が軽くなり、足取りも軽くなっている。

背負っているバックパックはだいぶスマートになってきているとはいえ、かなりダサい。
いちばんダサくしているのが、段ボール。
段ボールは、銀マットの代わりに下に敷いて寝るためのもの。
さらにケンゾーのズボンの穴がどんどん拡がっていっている。

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かなりダサい登山者ではあるけれど、山登り初心者もたくさんいるパイネ。
リュックサックにいろんなものをぶらさげたり、手でテントやでかい寝袋を抱えたまま登っている人も多い。
だから、このくらいはまだマシかな。

この3日間、晴天に恵まれてきた。
だけどきょうはスッキリしないお天気。
それに風が強い。

パイネの絶景は天気にかかっている。
少しでも晴れてくれればいいなあ。

わたしが好きな山「クエルノス・デル・パイネ」が湖越しに見えた。

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切り立った崖。
尖った山頂。
山肌の曲線美。
そして、白と黒の岩の色。

バースデーケーキにも見える。

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これで見納めかな。
でも、標高2600メートルのこの山は周りの山よりも高いから、またあとで見えるかもしれないな。

後ろ髪を引かれながら、進んでいく。

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トレッキング4日目の後半戦。

わたしが思っていたのは「あと一踏ん張り」でも「ゴールに近づいてきてうれしい」でも「早く街に戻っておいしいご飯が食べたい」でもなかった。

「あー、もうすぐで終わっちゃうなあ。寂しいなあ。」だった。

これは自分でも意外。
わたしはすっかりパイネの魅力にはまってしまっていた。

それはわたしだけではなく、ケンゾーも同じだった。

「荷物さえなければ、あと一週間くらいは歩けるなあ。」
ケンゾーは言った。

歩くほどに、さまざまな絶景に出会える場所。
それがパイネだった。

あっと息をのむ光景。
引き込まれる景色。

ほら、向こうに信じられないほど鮮やかな湖が見えてきた。

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想像もしなかった景色が、わたしたちを迎えてくれる。
今回わたしたちは、4泊5日のWコースを歩くことにしたけれど、10日間のサーキットコースにしたらもっといろんな景色が見られるんだと思うと、惜しい気もする。

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あの山の向こうには、どんな絶景が待っているのか。
それは、そこまで行ける人にしかわからない。

あの山を越えれば、あの湖の向こうには、あの森を歩いていけば・・・。

目に入ってくるすべての風景の向こう側に、また違った美しい景色が広がっているはず。
5日間歩くわたしたちは、パイネのほんの一部しか見ることができない。

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鮮やかな湖に近づいていく。

「きれいだねえ。」

もう何度この言葉をつぶやいただろうか。

湖から目をそらし、足元を見ながら歩いていく。
そしてまたふっと、視線を上げる。
さきほどの湖が視界に飛び込んでくる。
また、息をのむ。

さっきから何度も湖を見ているのに、不思議なことに感動が薄れない。
湖から目をそらし、そこに湖があることを知っていて、ふたたび湖を見る。
その色は、想像以上に鮮やかで驚いてしまう。

なんでこんな色の湖がこの世にあるんだろう。

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2時間あまり歩き、わたしたちはPaine Grandeキャンプ場に着いた。
でも、きょう泊まるのはここからもっと歩いた別のキャンプ場。
このキャンプ場では、お昼をとるだけ。

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パイネのキャンプ場は、場所によって利用料や設備に差がある。
ここは共用キッチンが室内にあり、とても広くて使いやすい。
さらにコンセントもあって充電ができる。
わたしたちは5日間は充電ができないと思っていたから、カメラのバッテリーが無くなることを恐れて撮り過ぎないようにしていた。

充電ができるのを知っていたら、もっと写真を撮っていたかも。

さらにここには、食材のフリーコーナーがあった。

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トレッキングの最後の宿泊地としてここに泊まる人が多いので、使わなかった食材やガスを置いていってくれるのだった。

わたしたちはパスタ麺や米、インスタントスープ、そしてパックワインをいただいた。
これできょうもワインが飲めるね!

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これまで天気に恵まれていたけれど、きょうは雲が多い。
そして風も強い。
追い風ならともかく、向かい風なので進むのに2倍くらいの体力を使う。
風はいっこうにやみそうにない。

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そのとき、異様なものが目に飛び込んできた。

「見て!
 なんか変なのがある!!」

「え!?
 なんじゃありゃ!?」


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「なんか変なのがある」と言っておきながら、わたしはこの物体の正体を知っていた。
というより、これを見るためにきょうは歩いているのだった。

それでも、あまりにも違和感のある色に驚いて、「変なのがある」と言わずにはいられなかった。

湖に浮かんでいるのは、氷河

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プカプカと浮かんでいる。
氷河って、こんなにも青い色なんだ。

ケンゾーが言った。
「トイレの洗浄剤の『ブルーレット置くだけ』みたいや!」

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わからなくもないけれど、例えかたが庶民的すぎる。
せっかく大自然の神秘を見ているのに「トイレの洗浄剤」はない。

でもたしかに洗浄剤みたいだ。
なかなかうまいことを言う。
いや、ぜんぜんうまくない。

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湖から逸れて林に入り、山道を登っていく。

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途中、逆回りをしている日本人の登山者とすれ違った。
30歳くらいの男性。
ひとりで10日間のサーキットコースをしているのだと言う。
わたしたちよりもつらいはずなのに、まったくつらさが顔に出ていない。
楽しそうにしている。
彼はきっとわたしたちよりもたくさんの絶景を見てきたのだ。

「けっこうこのあともきつい道が続きますか?」と彼に聞いた。
「そうでもないですよ。」

「きょうわたしたちはグレイキャンプ場に泊まる予定なんです。
そこから少し歩くと氷河の絶景が見られると聞いたんで明日がんばりたいんですが、キャンプ場からどのくらい歩けばいいですかね?」

「1時間から1時間半くらいですかね。」

「そこまでの道はどうですか?」
「大丈夫ですよ。
今と同じようなこんな風な登山道が続きます。
だけどもっと先に行ったら、がれ場や雪があり、ハシゴがあったりして大変になりますね。
まあ、日本アルプスみたいな道ですね。」

「そうなんですね。
ありがとうございます!」

彼は軽快にわたしたちが登って来た道を下って行った。

「日本アルプスって言われてもわからんね。」
「登ったことないけんね・・・。」

きっと登山愛好家同士の会話なら「なるほどー!日本アルプスレベルですね!」となるんだろうけど、わたしたちにはまったく予想ができない。
とにかく「日本アルプス」のレベルに達していないわたしたちは、「日本アルプス」の領域になる手前で引き返さないといけない。

峠を越えて、また湖畔に出てきた。

トイレの洗浄剤が浮かんでいる湖沿いを風にあおられながら歩いていく。

すると、湖の果てが見えてきた。

湖に押し寄せているもの。
青みを帯びた何か。

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それこそが、わたしたちが目指していたグレイ氷河。
はるか地平線まで氷河が続いている。
大きな白波のようにも見える。

「うおー!!
 すっごー!!」

「へぇーー!!」

グレイ氷河に近づくにつれて、風はますます強くなっていく。
台風並みの向かい風。
立っていられないほど。

帽子は風に飛ばされそうだし、着ているウィンドブレーカーやバックパックにかぶせているザックカバーがバタバタバタバタと大きな音を立て続ける。
目を開けることさえ難しい。

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風が吹いてくる方角には一面の氷河。
風と闘いながら、わざわざ自分たちがそっちに向かって歩いているのがおかしくて、笑いが出てくる。
わたしたちは何をしてるんだろう。
この先に、なにかとんでもない世界が待ち受けているような、そんな雰囲気がする。

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すると、羽織っているウィンドブレーカーとフードに風をいっぱい溜め込んで体が膨れ上がり、ドラえもんのようになっているケンゾーがいきいきとした顔でこっちを見た。

そして40歳のドラえもんが叫んだ。

「なんか、
 おれら、
 だいぼうけんしとるみたいや~!!」

わたしはこころのなかで吹き出した。

これは、小学1年生のセリフではない。
まぎれもなく、40歳の寅年の男の発言だ。

「だいぼうけん」って・・・。

『ドラえもんとのび太のだいぼうけん』ならわからなくもないが、『40歳のおじさんと34歳のおばさんのだいぼうけん』なんて変にきまっている。

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でも、ケンゾーが言わんとすることはわかる。

台風並みの強風のなか、飛ばされないようになんとかふんばって、一歩一歩進んでいく。
まともに目も開けられないけど、風の来ている方角をなんとか見やれば、こちらに迫っている氷河が目に飛び込んでくる。
こんな強風に立ち向かい、いい大人がなにを目指しているのだろうか。

たしかにだいぼうけんみたいだ。

40歳で「だいぼうけん」という言葉を使う人が、いったいこの地球に何人いるだろうか。
40歳にして「だいぼうけんしとるみたいや~!!」といきいきとするケンゾーは、かなりの幸せ者だ。

ケンゾーが40年生きてきて、これまでに「だいぼうけん」という言葉を使ったことがあるのか知らないけれど、きっときょうのこの瞬間はケンゾーの5本の指に入る、いやひょっとしたら人生でいちばんの「だいぼうけん」かもしれない。

よかったね!ケンゾー。
胸をはってお友だちに「おれ、だいぼうけんしてきた!」って言えるね。

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わたしたちの最後の宿となる、Greyキャンプ場に着いた。
心配なのは風。
テントが吹き飛ばされなようにしないといけない。
せめて今夜までもってほしい。

草原ではなく、森のなかの木々の間にわたしたちはテントを張った。
ほかの人のテントを風除けにして。

みんな考えていることは同じで、風が強いところほど肩を寄せあうようにテントを張る。
人のテントの横に立てる。
すると、今度は自分のテントの横に、ほかの人がテントを立てる。

テントを立てたわたしたちは、氷河の近くまで行ってみることにした。

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どのくらいの高さがあるんだろう。
近くまで来たけど、はじめて見るから現実感が湧かない。

「数メートルはあるかな?」と言ったら、ケンゾーは「10メートルくらいあるやろう」と言った。

氷河は滑らかな曲線を描いていて、それでいてシャープで尖っている。

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向こうの氷河が崩れ落ちて、岸辺に流れ着いてきたものもある。
大小さまざま。

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ここにペンギンやシロクマがいたら、思い描く北極や南極のイメージ。

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さっきは「トイレに浮かべる洗浄剤」と氷河のことを例えていたケンゾーが、またべつの言葉を放った。

「でっかいガリガリ君みたいや~!」

またしても庶民的な比喩。
だけど、まさにその通り。

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「トイレの洗浄剤」「ガリガリ君」、そして「だいぼうけん」。

こんな子どもっぽい夫を、バカでかわいいと思い、こころで笑う妻。
それが、ケンゾーを調子にのらせているのかもしれない。
80歳になってもケンゾーは「ガリガリ君」とか「だいぼうけん」とか言うんだろうか。

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だいぼうけんを楽しんだ腹ぺこのケンゾー君は、パスタをラーメンのようにズズズっとすすってたいらげた。

あしたはわたしたちの5日間のトレッキングの最終日。
だいぼうけんのフィナーレには、ふさわしいものが待っていた。
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Comment

マナちゃん!!

可愛かったなぁ。
横できっこが「らぱちょ戻りたい…」って嘆いてる。from モーリタニア。
本文とは関係なかったけど思わず…。笑

•トイレの洗浄剤
•ガリガリくん
•だいぼうけん
•寅年

笑った〜!!
イクエさん、ありがとう。

ドキドキしながら書き込みしてます!

只今、私初体験中(笑)
こうやってコメントするの初めてなんですよ(・∀・)

一種の告白みたいで照れますが…
ケンゾー イクエさんの言葉の選び方好きだなって思いました。

素直な言葉って印象でストレートに言葉が溶けこんで来るというか☆
単純にすごいなとも思いました(;≧∇≦)

私…もうずっと良い事なくて。。
自暴自棄までは行ってないんですけどほぼ近い状態で(汗)

だから思い切って連絡しました\(^○^)/
迷惑であればコメント即消してくださいね。

緊張しながらも楽しみにケンゾー イクエさんからの連絡待ってますσ(^○^)

No title

ケンゾーさん、イクエさん

こんにちは!面白すぎてチリの記事全部一気に読んじゃいました。二人の旅のスタイルだとか、二人だからこそ見える世界が文章からすごく生き生き伝わってきて、読んでるこっちも少しだけ旅を共有させてもらってるような気分です。いや〜それにしても本当に素敵な旅をされていますね!!!!!!!!これからも気をつけて素敵な旅を続けてください。サンティアゴのスケスケマンションからマウと共に応援してます。Besitoooo!!!

だいごろ くん

わたしたちイグアス居住区で沈没しかけたよ。
結局一週間いて、毎食和食。
二人がおいしいと褒めるボリビア料理は期待してないから!

タロちゃん さま

ケンゾーが、イクエさんありがとうじゃなくて、ネタを提供した俺がありがとうって言われなん、とボヤいております。
でも私がそれを拾ってあげたんだから、やっぱり私がありがとうって言われないとね♥︎

blancheさま

はじめまして!
思い切ってコメントくださってありがとうございます♥︎
すごく嬉しいです。

きついときってありますよね。
でもずっとそうじゃないので、深く考えすぎずにいきましょうね。

わたしたちのブログを楽しんで見てもらえたらとても幸せです。

これからもお付き合いくださいね。
そして、気が向いたらまたコメントください。
お待ちしています。

マリエちゃんへ

サンティアゴではお世話になりました!
美味しい食事と楽しい時間をありがとう!

チリ編はまだまだたっぷりあるから楽しみにしててね。すこしでもリアルタイムに追いつけるように更新がんばるよ。笑

元気な赤ちゃんを産んでね。また会える日を楽しみにしてるよ!
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