世界中のいろんな生き方に出会う旅
きのう旅行で初めて体重計に乗ったら1.5キロ太っていたイクエです。
現地NGOでのワークキャンプ。
作業の合間に小腹がすいて、宿泊先の料理人のおじさんから
韓国風蒸しパンの作り方を教えてもらった。
ホットケーキミックスみたいに小麦粉や砂糖、ベイキングパウダーなどが
すでに混ざっている蒸しパン用の粉を使うので用意する材料はそんなにいらない。
はずなんだけど・・・。

とってもカラフルな具材が用意された。
左上から緑の豆、オレンジのチーズ、黒豆。
左下は玉ねぎ、隣がにんじん、カレー粉、右下がよもぎの粉末。
蒸しパンの粉に水と隠し味のマッコリを加えて好きな具材を入れたら
あとは蒸すだけ。
具材をよもぎや豆にしたら和菓子みたいな味になるし
カレー粉、玉ねぎ、にんじんを選んだらまさしくカレーのような
おかず系蒸しパンになる。蒸しパンの世界は広い!

ワークキャンプも後半。
宿泊場所は山村から漁村のゴチャンに移動。
最後の思い出作りにと、ゴチャンの海で潮干狩りを体験した。
ただ貝を探して採るだけだけど
宝探しみたいで子どもも大人もけっこうハマるものだ。
韓国の潮干狩りでは、まずこんな乗り物が登場する。

トラクターに荷台をつけた乗りもの
この車は荷台部分に屋根がついて観光客用のしっかりした造りだけど
地元の漁師さんたちもトラクターに荷台をつけたもので海へと繰り出す。
日本では干潟を歩いて沖まで移動しないといけないけど
これなら足下が悪い干潟でも楽に移動できる。

貝の採り方は日本と同じ。熊手で掘っては探し、掘っては探し。
イクエの地元の有明海の干潟よりも砂がきめ細かくて
ザラザラではなくてねっとりしているので掘るのに少し苦労した。

それでも1時間あまりで1人40個くらいは採れた。
焼いても貝汁にしても、ゴマの葉と韓国のチリソースであえてもおいしかった。

まるでファームステイのようだった6泊7日のワークキャンプ。
このキャンプを主催している現地NGOの団体長は50代の韓国人女性。
日本語も話せないし、英語も話せない。
NGOの本部はソウルだけど女性はそこから車で5時間くらいの
田舎の村に住んでいる。
国際的なNGOのリーダーというよりも、優しい田舎のおばちゃんだ。
どうしてこの女性がNGOを立ち上げたんだろうと最初は不思議だった。
女性がNGOを始めたきっかけは、ある不幸な出来事だった。
私たちが4泊した「長水」という山村でリンゴ農家をやっていたこの女性。
リンゴの収穫を目前にしたある日、火事が起こりリンゴ畑も家も失った。
命だけは助かったものの絶望的な状況のなか、力をくれたのは
まわりの人たちからのあたたかい励ましや支援。
「人の支援が一番大切なんだ。今度は私も。」
それから女性は恩返ししようと人手不足の農家の手伝いをしたり
老人ホームで高齢者のお世話をしたりと地道に1人でボランティアを始めたのだそう。
女性にはイクエと同じくらいの年の息子さんがいる。

息子さんは日本語が上手で日韓の交流活動などにも参加した経験がある。
そして母親に提案した。
「日本の若者と韓国の大学生にボランティアに参加してもらうのはどうだろう。
文化交流もできるし、都会の若者が体験したことのない田舎暮らしをやって
楽しみながら農家のお手伝いや高齢者のお世話ができる。」
母親が団長、息子が事務局長。
二人三脚で少しずつ活動の幅を広げて、今では8人のスタッフがいるNGOに成長した。
同じ方向を向いている親子。
見ているととてもステキな親子だなあとつくづく思う。
人はささいなことがきっかけとなり、生き方が大きく変わることがある。
人生の岐路に立ち、どんな生き方を選ぶかはその人しだい。
この旅行では世界各国の
「ああー、そんな生き方いいなあ」と思う人たちに出会えることがとても楽しみ。
そんな人たちに出会えると背中を押される気分になるし
こころがほっこりする。
そして、活動最終日に見た夕焼けはとてもきれいでした。
現地NGOでのワークキャンプ。
作業の合間に小腹がすいて、宿泊先の料理人のおじさんから
韓国風蒸しパンの作り方を教えてもらった。
ホットケーキミックスみたいに小麦粉や砂糖、ベイキングパウダーなどが
すでに混ざっている蒸しパン用の粉を使うので用意する材料はそんなにいらない。
はずなんだけど・・・。

とってもカラフルな具材が用意された。
左上から緑の豆、オレンジのチーズ、黒豆。
左下は玉ねぎ、隣がにんじん、カレー粉、右下がよもぎの粉末。
蒸しパンの粉に水と隠し味のマッコリを加えて好きな具材を入れたら
あとは蒸すだけ。
具材をよもぎや豆にしたら和菓子みたいな味になるし
カレー粉、玉ねぎ、にんじんを選んだらまさしくカレーのような
おかず系蒸しパンになる。蒸しパンの世界は広い!

ワークキャンプも後半。
宿泊場所は山村から漁村のゴチャンに移動。
最後の思い出作りにと、ゴチャンの海で潮干狩りを体験した。
ただ貝を探して採るだけだけど
宝探しみたいで子どもも大人もけっこうハマるものだ。
韓国の潮干狩りでは、まずこんな乗り物が登場する。

トラクターに荷台をつけた乗りもの

この車は荷台部分に屋根がついて観光客用のしっかりした造りだけど
地元の漁師さんたちもトラクターに荷台をつけたもので海へと繰り出す。
日本では干潟を歩いて沖まで移動しないといけないけど
これなら足下が悪い干潟でも楽に移動できる。

貝の採り方は日本と同じ。熊手で掘っては探し、掘っては探し。
イクエの地元の有明海の干潟よりも砂がきめ細かくて
ザラザラではなくてねっとりしているので掘るのに少し苦労した。

それでも1時間あまりで1人40個くらいは採れた。
焼いても貝汁にしても、ゴマの葉と韓国のチリソースであえてもおいしかった。

まるでファームステイのようだった6泊7日のワークキャンプ。
このキャンプを主催している現地NGOの団体長は50代の韓国人女性。
日本語も話せないし、英語も話せない。
NGOの本部はソウルだけど女性はそこから車で5時間くらいの
田舎の村に住んでいる。
国際的なNGOのリーダーというよりも、優しい田舎のおばちゃんだ。
どうしてこの女性がNGOを立ち上げたんだろうと最初は不思議だった。
女性がNGOを始めたきっかけは、ある不幸な出来事だった。
私たちが4泊した「長水」という山村でリンゴ農家をやっていたこの女性。
リンゴの収穫を目前にしたある日、火事が起こりリンゴ畑も家も失った。
命だけは助かったものの絶望的な状況のなか、力をくれたのは
まわりの人たちからのあたたかい励ましや支援。
「人の支援が一番大切なんだ。今度は私も。」
それから女性は恩返ししようと人手不足の農家の手伝いをしたり
老人ホームで高齢者のお世話をしたりと地道に1人でボランティアを始めたのだそう。
女性にはイクエと同じくらいの年の息子さんがいる。

息子さんは日本語が上手で日韓の交流活動などにも参加した経験がある。
そして母親に提案した。
「日本の若者と韓国の大学生にボランティアに参加してもらうのはどうだろう。
文化交流もできるし、都会の若者が体験したことのない田舎暮らしをやって
楽しみながら農家のお手伝いや高齢者のお世話ができる。」
母親が団長、息子が事務局長。
二人三脚で少しずつ活動の幅を広げて、今では8人のスタッフがいるNGOに成長した。
同じ方向を向いている親子。
見ているととてもステキな親子だなあとつくづく思う。
人はささいなことがきっかけとなり、生き方が大きく変わることがある。
人生の岐路に立ち、どんな生き方を選ぶかはその人しだい。
この旅行では世界各国の
「ああー、そんな生き方いいなあ」と思う人たちに出会えることがとても楽しみ。
そんな人たちに出会えると背中を押される気分になるし
こころがほっこりする。
そして、活動最終日に見た夕焼けはとてもきれいでした。
