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ケンゾー   イクエ


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タラスコ族の街パツクアロ 教会の飾りが意外なアレ

2017.04.14 07:20|メキシコ☞EDIT
大学芋が子どものころから大好きだけど、なかなか食べる機会のないイクエです。
揚げたて胡麻団子も大好きです。
杏仁豆腐もね!
和菓子もおいしいけれど、中華のスイーツも素材を活かした味でおいしいですよねー。

パツクアロのステキなホテルに泊まっているイクエとケンゾー。
特に何があるってわけではないけれど、ホテルはとても落ち着くし、ここから見える景色に心奪われるし、このままだと何もせずにホテルにこもってしまいそう。

でも、せっかくここまで来たのだから。
重い腰を上げ、パツクアロの旧市街に繰り出すことにした。

このホテルはパツクアロの旧市街からは少し離れている。
でも、歩けない距離ではない。
丘を下って、てくてく、てくてく。
きょうは晴天。
パツクアロ湖を横目で見ながら、下界へ。

DSC_9893.jpg

味わいのある街並みになってきた。
素朴な建物の壁は、白と赤茶色のツートンカラー。
でこぼこの石畳。

ぐにゃりと波打っている瓦屋根。
軒下に組まれた木。
白壁を飾るお揃いの黒い街灯。

DSC_9902.jpg

石造りで背の高い堂々とした建物が並ぶコロニアルな街並みも魅力的ではあるけれど、こんな素朴な「古き良き時代」を閉じ込めたような飾らない街並みも、心をときめかせてくれる。

「古き良き時代」の街並みではあるけれど、確かにここで現代の人々が生活している。

間口の狭い床屋さん。
古いけれどよく磨かれた椅子といい、奥のステンドグラスのアーチ型の窓といい、レトロでかわいい。

DSC_9901.jpg

パツクアロの標高は2175メートル。

空気が澄んでいて、豊かな緑が広がり、穏やかなパツクアロ湖も美しいこの街には、およそ9万人が暮らしている。

DSC_9929.jpg

風光明媚なこの場所は、かつては先住民であるタラスコ族の首長の保養地だったそう。
スペイン人たちがやってきたのは、1530年代のこと。
そして、今のような街並みがつくられた。

DSC_9907.jpg

スペイン人たちが侵略してくると、タラスコ族たちは虐げられ、蔑視された。
そんななか、スペイン人のバスコ・デ・キロガ神父が、タラスコ族の人権保護を訴えたという。
街では、そんなキロガ神父がいまも讃えられている。
そして現代も、多くのタラスコ族たちがパツクアロや周辺の村々で生活している。

DSC_9922.jpg

街にある、いくつもの教会。
メキシコで最古の教会の一つバシリカ
1554年に建設された、白壁とレンガの塔が特徴的な建物。

DSC_9949.jpg

素朴な外観のイメージとは違い、内部は荘厳で気品がある。
香りの強い花々が祭壇にも壁にも飾り付けられ、この教会が地元の人たちから大切にされていることを物語っている。

DSC_9956.jpg

祭壇の聖母像。
トウモロコシの穂で作られているらしいけれど、ぱっと見るだけではわからない。
足元の銀の装飾品は、牛の角のように見えるけれど何だろう。

DSC_9957.jpg

もうひとつ、興味深い教会を見つけた。
こちらの教会は、先ほどのバシリコと比べてかなり素朴で質素な雰囲気。
金を随所に使った教会が多いなか、ここは装飾品がほとんどなくてシンプル。

DSC_9934.jpg

それでも、この教会だって地元の人に愛されている。
この土地に根付いた教会だというのがわかる。

祭られている聖者たちは、タラスコの民族衣装に身を包んでいる。
お供えされているものも、ご当地のもの。

DSC_9936.jpg

聖母像も民族衣装。
足首まであるコットンのワンピースには、花柄の刺繍。
頭からは大きなショールをまとっている。

自分たちの民族衣装に身を包んだ聖母像のほうが、きっと愛着がもてる。

DSC_9937.jpg

正面の祭壇に、磔にされたキリスト像があるのはほかと同じ。
しかし、キリストだって、腰に巻いているのはこの土地の布。
祭壇を飾るテーブルクロスも特徴的。

DSC_9943.jpg

そして驚いたのは、キリスト像の頭上に飾られている網!
網には、りんごやパプリカ(ハバネロ?)のようなものが。
この網、どう見たって漁業用の網。
ウキと思われるものもくっついている。

DSC_9944.jpg

さらには、煮干のようなものがたくさん!!

ここパツクアロは、昔から湖での漁業が盛ん。
松の木をくり貫いた小さなか丸木舟に乗って、網漁をしている。

この飾りつけは、大漁を願っているのかもしれない。

DSC_9945.jpg

続いては、パツクアロの観光名所のひとつ11の中庭の館
その名の通り、中庭がたくさんあるかつての修道院。
1742年に建てられたもの。

DSC_9910.jpg

大きな中庭や、こじんまりした中庭。
回廊に囲まれ、中央に噴水のある華やかな中庭。

それぞれの中庭には特徴があり、時間によってそれぞれ陽の光の入り方が違う。

DSC_9926.jpg

これだけいろんな場所に中庭があると、日中は常にどこかに日差しが入る。
高地で涼しいから、時間帯ごとに日差しを求めて暖かい庭に移動すればずっと日向ぼっこできる。

DSC_9913.jpg

かつては修道院として使われていたこの場所は、いまでは民芸品店や工房がいくつも入っている場所。

ある部屋を覗き込むと、大きな織り機と格闘している男性が。
見学させてもらえるようになっている。
それにしても、この大きさ!

DSC_9923.jpg

ロープ状になった糸を同時に3本操る。
両手と口を使って。
重労働でありながら、繊細な技術が求められる。
立ったまま作る織物。
一日中やると、ヘトヘトになりそう。

この巨大織り機を使えば、大きなカーペットのようなものだって作ることができる。

真剣な眼差しの職人さん。

DSC_9924.jpg

タラスコ族の工芸品はとても有名で、海外にも輸出されているのだそう。
これからもそんな伝統技術を守り抜いてほしいな。

DSC_9962.jpg

帰りに市場と商店に立ち寄った。
今晩のディナーの調達。

おもしろいものを見つけた。
ラベルには小さくVINO BLANCO(白ワイン)と表記されている。

DSC_9969.jpg

でっぷりとした、でも小ぶりな牛乳瓶のような形。
蓋もコルクではない。
明らかに、まずそうではある。
でも、こういう酒を試したくなっちゃうんだよね。

「きっとハズレだよね」と言いながら飲んだけど、意外にもそれなりにおいしかった。

評判のいい、ホテル併設のレストランは休業中。
今夜のディナーは、特製パスタ。
ここでも、携帯電熱コンロが活躍。
パナマで8ドルで買ったコンロは、いい仕事してくれています。

DSC_9971.jpg

テラスがキッチンに早変わり。

あー、でもやっぱりワンランク上のキッチン付きの部屋を予約すればよかったぁ。
そしたらもう一品、つまみが作れたね。
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