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訪れた国は78カ国
旅した期間は1257日
2016年2月14日に帰国!
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ケンゾー   イクエ


2007年10月 結婚
2012年09月 世界旅行に出発

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予想外の景色 ロライマの頂上へ

2016.01.13 09:45|ベネズエラ☞EDIT
帰国日が近づいてきて、最近よくふとした時に「帰って最初に何食べよう?」と考えているケンゾーです。
たぶん降り立つのは地元の福岡。
豚骨ラーメンに惹かれまくるけど、いきなりラーメンは衝撃が強すぎる。
時間にもよるからなあ。
昼間だと天ぷらの「ひらお」かなあ。
チェーン店だけど安くて旨いんだよねえ。
塩辛食べ放題っていうのがたまらない。
ああ悩ましい。

ロライマトレッキング3日目。
きょうはいよいよ立ちはだかる巨大な壁の上に降り立つ日。
ロライマは白い雲を全身に纏い、ふもとから山の上を窺い知ることはできない。
そこにはいったいどんな世界が広がっているのか。

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切り立つ壁の高さは1000m。
この垂直にそそり立つ断崖絶壁をどうやって登るのか?
岩肌に目を凝らすと、緑色の筋が斜めに繋がっているのが見える。

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来る者を拒むかのようにそびえるロライマ山。
この巨大な壁を攻略するのは一筋縄ではいかず、探検家たちが長い期間をかけて探し出したルートがこの木々で覆われた緑色のライン。

標高2800mまで一気に1000m登っていく。
8日間で間違いなくいちばんハードな一日。
虹色に輝く滝の興奮覚めやらぬまま、8時にキャンプ場を出発。

出発してすぐに急な上り道が待ち受ける。
さっそく両手も使って壁をよじ登る。
荷物を運ぶポーターにとっても3日目がいちばんの正念場。
はるかに重い荷物を背負っているのに、自分たちと同じペースで登っていくのはさすが。
ヘウリーなんか足元はクロックスだからね。
靴をもっていないのか、それともあえてクロックスなのかは分からない。

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いままでのところ天気に恵まれているロライマツアー。
雨が降ると足元がぬかるんだり滑ったりでかなり難易度が上がると思う。
こればかりは運次第。
最後までこの調子でいけるといいんだけど。

ひと時たりとも同じ表情を見せてはくれないロライマ山。
ついさっきまで分厚い雲に覆われていたけれど、ずいぶん雲が薄くなってきた。
まるでロライマが「ようこそ」と招き入れてくれてるかのようで嬉しくなる。

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頂上へと繋がる緑の斜面もくっきりと姿を現した。
よく見ると、今まさに頂をめざし登っている豆粒のような人影が。
ロライマ、でかいなあ。

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グラン・サバナがずいぶん下に見えてきた。
けっこう登ってきたようにも思えるけど、まだ壁にさえたどり着いてはいない。
まだまだ序の口。
荷物が少ないとはいえ、軽々と登っていく50歳のシモン。
さすがベテランは違うなあと思いきや、ガイド歴はまだ8年。
以前の仕事を尋ねたけれど、スペイン語が理解できず。
この地に生きてきたペモン族は、ここで生きる最適な体のつくりになってるんだろうね。

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ロライマのふもとは頭上から大量の水が降り注いでくるので、シダ植物などが生い茂るジャングル状態になっている。
可憐な花に混じって、白くて綿のようなへんてこりんな植物も。
苔のように地面にびっしり生えている。

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歩きはじめて1時間。
ようやくロライマまでたどり着いた。
そそり立つ巨大な壁はもう目の前。
その高さと大きさに圧倒される。

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ロライマがあるギアナ高地は地球上で最古、およそ20億年前の地質。
かつての地球は、大きなひとつの大陸だった。
およそ2億年前に大陸が分裂をはじめたとき、ここギアナ高地が中心軸となったんだそう。
分裂していったほかの大陸は移動とともに気候が変化していったけれど、移動することなく留まったギアナ高地は大きな気候変化を受けなかった。
この地は2億年以上前の姿を現在に残している世界でも類を見ない「秘境」なんだそう。

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さらにロライマの上は別世界。
地上に浮かぶ「孤島」と表現されることもあるロライマ山。
1000mの断崖絶壁が他の動植物を寄せつけてこなかったので、原始時代の姿を残しながら独自の進化を遂げた植物が生き残っているんだそう。
はたして、この切り立った崖の上にはどんな景色が待っているのか。

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登ることさらに1時間。
グラン・サバナがどんどん遠くへ離れていく。
見上げていたクケナン山も同じくらいの高さに。

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壁の半分くらいまで登ってきただろうか。
登るにしたがって、ずっと奥のほうまで見渡せるようになってきた。
ロライマは想像以上に、途方もなく大きい。

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これからいよいよ最終アタック。
頂上へと続く最後の斜面が待ち受けている。
さあ、もう一踏んばり。

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大きな岩がゴロゴロと転がる岩場を登っていく。
きょうは天気がいいから問題ないけど、雨が降ってたらツルツル滑って危なそう。

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なんて思ってたら、頭上からザバッと水が降ってきた。
ロライマの頂上から降り注ぐ天然シャワー。
太陽に照らせれキラキラと光り輝いて神々しい。

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細かく休憩を挟みながら頂上をめざす。
いつの間にか雲と同じ高さに。
8合目くらいまで登ってきたかな。

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重い荷物を背負ったポーターも小休憩。
ポーター専門の人たちは少なくて、ほとんどのポーターたちは別の仕事を持っているんだそう。
繁盛期にはバイトとしてポーターをする若者たちも多い。
さあ、あともうちょっと、がんばろう!

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スタートから3時間。
もうこの先上に登る道は見えない。
いよいよ、ロライマの頂上に足を踏み入れるときがやってきた。

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地球最後の秘境、大地に浮かぶ孤島、“偉大な”ロライマのてっぺんは、黒々とした岩だらけだった。
見渡す限りゴツゴツとした大きな岩、岩、岩。
漠然と、それこそ「テーブルのように、だだっ広い平原が広がっている」のかなあと思っていたんだけど、まったく予想外の景色。
なるほどー、ロライマの頂上ってこうなってるんだ。

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2800mの高さから下界を見下ろす。
2日間歩いてきたグラン・サバナを一望。
素晴らしい眺望に自然と笑みがこぼれる。
こんないい天気に恵まれるなんて、自分たちはついている。

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シモンが笑いながら何かを差し出してきた。
手の平の上には黒い小石のようなもの。
よく見るとなんだか動いている。
あっ、もしかして!

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それは体長1.5cmくらいの小さなカエルだった。
なんだただのカエルか、と心の中で突っ込んだあなた!
このカエル、ただのカエルじゃないんだな。
オリオフリネラという名のこのカエル。
カエルのくせに水かきがなく、泳ぐことはもちろん飛び跳ねることさえできないという珍しいカエルなんだよ。
手の平にのっけても飛ばないでクネクネとぎこちなく動き回るだけ。
さらに、卵からオタマジャクシになるんじゃなくて、カエルの姿でふ化するというから変わってる。

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この不思議なカエルが生息しているのは、地球上でロライマ山と隣のクケナン山だけ。
だからその昔、この2つの山は1つの同じ山だったんじゃないかと言われている。

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不思議なカエルに別れを告げて今夜のキャンプ地へ。
雲が生まれる天空の地を歩いていく。
土はほとんどなく、岩場の上にいくつもの水溜りができている。
ウユニ塩湖でも感じたような、浮遊感にも似たフワフワとした感覚が頭を包む。

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「あれがホテルスクレだよ。」
笑顔でシモンがそう言った。

ホテル?
ただの岩山にしか見えないけど。

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よく見ると、岩のくぼ地や軒下にテントが張られている。
キャンプ場はこうした岩山のくぼみにあって、それぞれホテル◯◯と名前が付けられているんだそう。

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20分ほど歩いて今夜のキャンプ場、ホテル・・・名前忘れちゃった、岩山に到着。
大きく岩が張り出しているので雨に濡れる心配はなさそう。
テントを張って寝床を無事に確保。

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ロライマの上で過ごすのは4日間。
どんな素晴らしい景色に巡り会えるだろう。
これから過ごす4日間が楽しみ過ぎる!
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