Now,we are HERE!
訪れた国は78カ国
旅した期間は1257日
2016年2月14日に帰国!
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ケンゾー   イクエ


2007年10月 結婚
2012年09月 世界旅行に出発

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この旅一番のヘコみ 負のスパイラル断ち切れるか?

2016.01.07 05:31|ベネズエラ☞EDIT
あと1か月ちょっとで帰国することに実感がもてないイクエです。
きっと日本に帰ったら、旅をしていたことなんてつかのまの夢みたいなもので、日本の生活が日常になるんだろうなって思います。
それがちょっと切ないな。

ようやくサンタ・エレナに到着し、一晩過ごしたイクエとケンゾー。
リアルタイムでベネズエラにいるときのブログにもちょっと書いていたけど、このときのわたしたちの気持ちは最悪だった。

旅をしていると、いいときばかりじゃない。
そんなことはわかっているけど、なかなか気持ちを持ち直せないでいる。
気持ちが落ち込むと、旅のやる気もなくなり、負のスパイラル。
だからこれを断ち切らないといけないんだけどね。

なぜヘコんでいるのか。
まずは裏ルートで国境を越えて、捕まったこと。
捕まるなんて思っていなかったので、あのときは頭が真っ白だった。
それで、強制退去。

ベネズエラにもう一度行くかどうか迷ったけれど、結局行くことにした。
でも、その選択がよかったのかどうか。
正直いまは疑ってしまう。
「やっぱりベネズエラに来て良かったー」って気持ちが全然湧かないから。

ベネズエラに飛行機で行くかどうか迷ったとき、飛行機のチケット代がふたりで5万6000円で、これはわたしたちにとってギリギリの値段だった。
5万6000円あれば、カリブの島にも行けるし、いろんなアクティビティーができる。
でも、5万6000円なら、高いけどもう一回ベネズエラに行こうか、と思えた。
チケットを取ったはいいけど、結局空港で「空港税」とか「管理費」とかで1万4000円払わされた。
もしこれが最初から分かっていたら、たぶんベネズエラ行きは諦めたと思う。

ベネズエラの空港に着いて、タクシー代がいままでの相場と比べてかなり高くて、タクシーに乗らずに夜の町をさまよった。
結局、どうしようもなくなって空港に戻って、タクシーに乗った。
4キロくらい歩いた。
それまでの移動続きで、身も心も疲れていて、これはダメージが大きかった。
わたしたちはベネズエラで豪遊するはずだったから。
いつもできないような贅沢をして楽をしてって思ってたのに、自分たちがやってることが全然違って、なんかみじめだった。

さらに、聞き間違いによる乗合いタクシーの痛い出費。
ふたりで4000円オーバー。
ベネズエラのバスはけっこう快適なので、時間をずらしてタダ同然のバスに乗ればよかった。
4000円もあれば、ベネズエラなら5つ星のホテルにふたりで泊まれる。

キューバを発ってから、ここまで7日。
バスターミナルやバスで寝たり拘束されたりしたので、7日のうちホテルのベッドで寝たのはたったの2日。
かなり無理をしている。
気分が落ち込んでいるのは、体に負担をかけていることも原因かもしれない。

そして、やっどベネズエラに入っていいホテルに泊まれる。
そう思っていたのにサンタ・エレナで空いていたホテルはひとつだけ。
それは、アフリカでさえほとんどお目にかからなかったほどの、ボロボロのホテルだった。

a_DSC_2960.jpg

ベネズエラに来ないほうがよかったんじゃないか。
わたしはずっとそう思っていた。
でも、それを口にしたら余計に悲しくなってくる。
せっかく苦労してここまで来たんだから、楽しまないと。

でもなあ・・・。

とりあえず、仕切り直し。
連れ込み宿のようなホテルを変えることにした。

移ったのは『地球の歩き方』にも紹介されている「ポサダ・ミッシェル」。

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この外観を見てもわかるように、けっしてきれいなホテルではない。
コストパフォーマンスもよくない。
室内はエアコンもなく簡素。
ツインで3000ボリ(約510円)。

a_DSC_2963_20160106163412eca.jpg

前回長期滞在したメリダは、もっとクオリティーが高くてこの半額以下だった。
メリダに比べて、このサンタ・エレナは物価が高いし、宿やレストランのクオリティーは低いし、暑いし、街の散策もおもしろくない。
ああ〜、メリダが恋しい!

ベネズエラの観光地と言えば、ロライマ山とエンジェル・フォール。
ロライマ山の拠点がここサンタ・エレナ。
エンジェル・フォールの拠点がシウダー・ボリーバルかプエルト・オルダス。
残念ながらサンタ・エレナもシウダー・ボリーバルも暑いし、埃っぽいし、街自体もおもしろみがない。
さらに、品不足だし物価が高く、いまのベネズエラ旅行の醍醐味(安く楽しめるということ)が味わえない。

たぶんわたしたちもメリダに行かずに、シウダー・ボリーバルとサンタ・エレナだけだったら、すぐにベネズエラ旅行を終わらせていたと思う。

サンタ・エレナもシウダー・ボリーバルもとてもじゃないけど長居したいと思えない街。
ここだけだったら、わたしたちのベネズエラの印象はだいぶ違っていたものになっていたと思う。

メリダでもよくお世話になっていた中華料理。
ここにもいくつか中華料理店がある。

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メリダではだいたい一皿500ボリ以下だったのに、ここでは1000ボリ。
日本円に換算するとたいしたことないけど、2倍も違う。

そして極めつけはビール。

a_DSC_2968_20160106163415d72.jpg

中華料理店で頼んだら1本600ボリ!!
メリダでは50ボリだったのに・・・。
どんなに高いレストランでも150ボリ以下だった。

現在経済が破綻していて、さらに品不足のベネズエラ。
物価や品揃えは地域によって全然違う。
これほど地域差がある国も珍しい。

メリダにはあんなに品物が豊富にあったのに、ここやシウダー・ボリーバルのお店は見ていて悲しくなる。
どうしてこんなに違うのか。
輸送しにくいからなのか。
その自治体を治める行政のシステムが悪いのか。
どなたか詳しい方、教えてくださーい!!

それと自国の貨幣価値が下落しっぱなしのベネズエラ。
その分、頻繁に物価が上がる。
旅人にとっては、どのタイミングでベネズエラに行くかによって旅の予算も大きく変わってくる。

ベネズエラの通貨、ボリバールはずっと下がっている。
わたしたちが前回1か月前に行ったとき、ネットで確認できる闇両替の参考レートが1ドル700ボリ。
それが今回は1ドルが900ボリ。
毎日のようにボリの価値は下がっている。
でも貨幣価値の下落に物価の上昇が追いついていない。
それがたまに物価が改められて、どーんと物の値段が高くなる。

言ってること、うまく伝わるかなあ・・・。
グラフを思い浮かべてください。
ボリの貨幣価値は、直線で右肩下がり。
物価は逆に上がっているけど、直線ではなく、ガクンガクンと階段のような線。

うーん、伝わってるかなあ。
つまり、物価上昇の直前にベネズエラを旅すると何でも安いけど、上昇した直後だと高いということ。
上昇率もいきなり2倍とかになっちゃうから。
ホテル代だって、先月まで2000ボリだったのに今月から4000ボリとか。
そんな感じ。

それと外国人のわたしたちにとっては、いかにドルを高く買い取ってもらうかが、ベネズエラを安く楽しく旅する秘訣となる。
でもねぇ・・・。
これがサンタ・エレナだとレートがものすごく悪いの。
首都のカラカスで両替すれば1ドルで900ボリもらえるはずなのに、ここだと1ドル630ボリとか。
もちろん闇両替の話。
でも闇両替って言っても、全然「闇」じゃなくてオープンなの。
しかもサンタ・エレナには公式の闇両替商がいるの。
闇で公式って意味がわからない。
公式の闇両替商は、決められた赤いユニフォームを着ていて、決められた場所(交通量の多い交差点)に椅子を出して電卓片手に座っている。
その決められた場所には15人くらいいる。
「カンビオ、カンビオ(両替 両替)」とか「ドラー、ドラー」って堂々と客引きをしている。
ちなみに公式のレートと闇のレートは100倍以上違うんだよ。
ATMでお金を下ろしたり、クレジットカードで買物すると闇両替したときよりも100倍損することになる。
意味がわからん。
どなたか詳しい方、ベネズエラの闇両替の謎、教えてくださーい!!

わたしたちは結局、道に待機している両替商ではなく、近所のホテルや中華料理店で両替してもらった。
路上だと大量の紙幣を数えることが難しいから。
それにレートも悪い。
ベネズエラではその辺の人に「両替したい」って言えば、両替してくれる人を紹介してくれる。
わたしたちは結局1ドル650ボリでしてもらった。
すごく悪いレートだけど、これ以上のところを探せなかったからどうしようもない。
この時期650ボリってすごく低いから、かなり損したことになる。

2回目のベネズエラ、お得に豪遊するつもりだったのに損してばっかりだ。
それにこの街には豪遊するようなホテルやレストランがほとんどない。

こんなサンタ・エレナでも、お得なものがこれだった。

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オリーブ1キロ!
ずっしり重い。
わたしの顔の大きさと変わらないほどのボリューム。
これで100円ちょっとだったと思う。

でも、大好きなオリーブを格安で買ったところで、気分は上がらない。

こんなはずじゃなかったのに、って思いがずーっとある。
ベネズエラを楽しめないでいる。

これまで3年以上旅してきたなかで、いちばん調子が悪い。

それに・・・。
わたしたちがここに来たのは、ロライマ山に登ること。
ロライマ山のトレッキングは通常6日間で、ガイドやポーターがつくツアーに参加する。
先にベネズエラを旅してきた友人たちは、サンタ・エレナに到着した翌日からツアーに参加している。
わたしたちもそのつもりだったんだけど、ツアー会社をはしごしても明日から催行してくれるところなんてない。
人が集まらないんだって。
明日どころか明後日も、しあさってもない!
ただでさえ国境が閉鎖されていて予定よりも4日間遅れてベネズエラにやってきた。
わたしたちにはベネズエラの滞在期間が限られている。
ロライマとマルガリータ島を楽しむためにやってきたのに。

やっぱりわたしたちはベネズエラに呼ばれていなかったんだ。
投げやりな気分になってしまう。
でも、そんなんじゃ旅を続けられない。
気分を上向きにしていかないと!
でも、歯車が噛み合わない。
やってることがすべて裏目に出る。
だったら、何もしないほうがいいの?

そんなわたしたちに救世主が現れた。
アントニオと言う名のベネズエラ人。
彼と、そして彼の兄シモン。

これで、ベネズエラの2回目の旅も楽しめるかもしれない。
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