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2016年2月14日に帰国!
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ケンゾー   イクエ


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「七色の海」と絶賛される海はいかほど?

2015.11.30 05:48|コロンビア☞EDIT
きのうに引き続き、たぬきにまつわる論争でまた夫と対立したイクエです。
今回は居酒屋や小料理屋にある、頭に傘をかぶり首に豆絞りを巻き、手にトックリをもったたぬきが剥製かどうかという話。
わたしが「あれ、剥製だよね」と言ったら夫は「そんなわけないやん。本物のたぬきはあんな腹が出てないし、タマもぶらぶらしてない」と言うんですよ。
でも小学生のとき仲のいい同級生の家が鰻屋で、宴会場にたぬきの置物があって、それがかなりリアルだったんです。
で、そのたぬきのキン◯をみんなでさわって「オスだ!でっけー。」とかいつもふざけあってたんです。
もちろん、そのときも例の歌を得意げに歌ってたと思うんですけどね。
剥製だと思うんだけど、もし剥製だとしたらあれを外国人が見たらどう思うでしょうね。
後ろ足だけで立たせて、擬人化してトックリを持たせるって・・・。
欧米人なんかは「日本人、趣味悪い!」って真面目な顔して批判するでしょうね。
「日本人、クジラ食べるの!? 信じられない!」みたいな感じで。
ちなみに熊本出身のわたしは馬刺が大好きですが、欧米人に言うと「かわいそう!信じられない」って言われます。

また前置きが長くなりました。

本題はたぬきとは何の関係もない、カリブ海の穴場リゾート、サン・アンドレス島の話。
「七色の海」をもつ島、と言われているコロンビア領のサン・アンドレス島。

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島は車で一周しても1時間もかからないほど小さい。
でも見どころや観光地は点在していて、ツアーに参加するかレンタカーやバイクを借りるのが一般的。
いちばん人気なのはゴルフカートやバギーを借りること。
アップダウンも少ないし、交通量も多くない。
島の道はのんびりゆったり。
ゴルフカートくらいがふさわしい。

さて、イクエとケンゾーはどうやって島巡りをする?
レンタカーって高そうだもんね。
だから、やっぱりいつものように・・・。

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炎天下の中、歩く!
歩くの、わたし全然嫌いじゃないの。
小学校から大学まで徒歩通学だったので、たいした距離じゃないなら歩くのは苦にならない。

放し飼いにされた馬と目が合ったり、南国の花々に見とれたり。
地元の人とすれ違ったり。

この島を体で感じる。

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まずめざしたのは、West Viewと呼ばれるところ。
わたしたちが泊まっている宿から4キロ弱のところ。
シュノーケリングの人気スポット。

入口で入場料4000ペソ(約160円)を払うと、食パンのかけらを渡された。
「お釣り代わりと思ってビックリした!」と言うケンゾー。
外国では買物をしてお釣りの小銭がないときに、代わりにレジの近くにあるキャンディーや箱入りマッチを渡されることがある。
さすがに、むき出しの食パンはないよね。
この食パンの正体は、魚の餌。
食パンを持ってシュノーケリングすると、魚に囲まれる。

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ここは砂浜ではなく、ちょっとだけ断崖絶壁みたいになっている。
海に入るには、プールについているようなはしごを使うか、飛び込み台からジャンプするか、ウォータースライダーで勢いよく海にダイブするか。

残念ながらウォータースライダーはペンキの塗り替え中で使えず。
飛び込み台でジャンプ!する勇気はない。
澄みきった海に、はしごを使って恐る恐る入る。
深さがけっこうあって足は全然つかない。
5メートル以上はある。
でも、わたしには秘密兵器がある。

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ガラパゴスに行く時に買った浮き輪!

もちろんガラパゴスのときと同様、浮き輪を使ってる人なんて子どもを含め誰もいないけど。

深いとは言え、流れもないし、透明度は抜群。
だから海面でリラックス。
みんなぽわーんぽわーんと浮いたり、食パンをちぎって魚と戯れたり。

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魚の数がすごい!
ツンツン突かれて痛いことも。
入口でもらった食パンはあっという間になくなるけど、泳がずに上から魚を見るだけの人もいるからその人たちがわたしたちの泳ぐ海に向かって食パンを投げてくる。

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いけすの中に入った気分。
おしそうな子たちもいるし♡

水はまったく濁ってないので、遠くまで見える。
飽きもせずに海中を見ていて、水面から顔を出して近くを見たら変なの発見!
なにあれ!?

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ジェットスキーに掃除機のノズルみたいなのがついていて、その先にはスノーボードみたいなものが。
そして、その上に人間!
足元から勢いよく水が吹き出していて、その力で鉄腕アトムみたいに浮いたり、イルカみたいに水中にダイブしたり。

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イクエとケンゾーはここで初めて見たけれど、最近日本でも沖縄なんかでこれができるらしいよ。
友だちが言ってた。

コツをつかむまで少し時間がかかりそうだけど、慣れたらほんとうに楽しそう。
空を飛んでるような感覚だと思う。

ひとしきり泳いで、1.5キロほど南に歩いて次のポイントへ。
ここも同じように入場料を払って食パンをもらって中に入る仕組み。

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でもねー、ここが宿に引き続き失敗だった。
楽しみにして中に入ると、さっきみたいに海に飛び込んで遊べるようになってたんだけど・・・。

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湾みたいになっていてさっきよりも泳ぐ場所は狭い。
半径10メートルくらい。
何より汚かったの。
水自体はきれいだったんだけど藻がたくさん押し寄せていて、お菓子のパッケージみたいなのが浮いていて、ゲンナリ。
お金を取るんなら、そういうとこ気にしてほしい。

上からパッと見て泳ぐ気が失せたイクエとケンゾーは、入って30秒も経たないうちに退散することに。
「ゴミが落ちて汚いので」と言うと逆ギレされて、さっき払ったお金も返してくれず「中国人は、出ていけ」と言われるしまつ。
そこの管理人の子どもたちも「やーい、チャイナチャイナ〜。」とチャイナコール。

サン・アンドレス島では、宿とここで嫌な思い出ができてしまった。
サン・アンドレス島には陽気で優しい人たちがたくさんいると思うんだけど、こんな思いをするとどうしても悪い印象をもってしまう。

いかん、いかん。
きっと、いい島だよ、ここは。

次に向かったのは島のいちばん南に位置するBlow Hole(Hoyo Soplador)
ここから5キロくらいあるので、今度はバスに乗ることに。

サン・アンドレス島で嬉しいのは、路線バスを観光客も安く利用できること。
料金は一律で、どこまで乗っても1800ペソ(約70円)。
この路線バスで島を周遊することができる。
ただし、難点は本数が少ないこと。
1時間近く待って、ようやくバスに乗れてBlow Holeへ。

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海岸には岩盤。
割れ目を覗くと、こんなきれいなエメラルドグリーンの水。

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うわー。
なんでこんな色してるだろう。
不思議〜。
すくったら無色透明の水なのに。

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ここの見どころは、この水の色ではない。
この岩盤の下にあるこの空洞が、水路のように陸地のほうに続いていて、その先には穴。
満潮で大きな波が打ち寄せるときに、その水路を伝って海水がやってきて穴から噴水のように水を吹き上げる。
というのが、ここの見どころなんだけど・・・。

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残念ながらこの日は見られず。
ここ6日間くらい、その現象は見られていないんだって。
風の強さとか大潮のタイミングとかで見られたり見られなかったりするらしい。
残念!!

波が強いときは10メートルくらいの高さまで水が吹き上げて、近くにいると全身びしょぬれになるんだって。

残念ながら水が吹き上げるところは見られなかったので、近場で泳ぐことに。
向こうの方で、地元の若い男性二人組が銛で魚を捕ってる以外、誰もいない。

うわーい、泳ぐぞ、泳ぐぞ〜。

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みんなが好むような砂浜のビーチじゃないけれど、岩場が多いからこそ魚も多い。
そして、水が透明!
なんだー、全然有料のところにひけをとらないよ。
サン・アンドレス島ってどこでもきれいなんだねえ。

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食パンがなくても、たくさんの魚たちと遊べる。
ガラパゴスみたいに水は冷たくないから、いつまでだって海中で泳げる。

水の中で使えるGoProを持っていたにもかかわらず、海中の写真がほとんどないの。
ケンゾーが写真じゃなくて動画を撮ることに夢中だったから。

この日の海の様子を、ぜび動画でご覧ください。



そうそう。
サン・アンドレス島にはもうひとつ観光スポットがある。
それが「モーガンの洞窟(Cueva de Morgan)」

ヘンリー・モーガンというイギリスの大海賊が財宝を隠したという伝説の洞窟。
いまはそこがちょっとしたミュージアムのようになっているんだけど、かなりクオリティーが低く、ミュージアムと呼べるほどのものではなく、洞窟も水が入っていて奥まで入れないし、入場料もそこそこするのでイクエとケンゾーは行かないことにした。
興味のある方は行ってもいいかも。
サン・アンドレス島を訪れるツーリストの9割は行くんじゃないかな。

その洞窟のミュージアム自体はたいしたことないんだけど、ヘンリー・モーガンはおもしろい人物。
カリブの海賊たちを描いたハリウッド映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』でジョニー・デップ扮するジャック・スパロウのモデルとなったと言われている。

17世紀の大海賊、ヘンリー・モーガン。
海賊を引退したあとはどうしたと思う?
なんとジャマイカ島の代理総督などを務めて、海賊を取り締まる立場になったというんだからただ者ではない。

そんな島の観光地は、地図で示すとここ。

サン・アンドレス島

でもサン・アンドレス島、島の外にも魅力がいっぱい。
いくつか小さな離島があって、ボートで遊びに行くことができる。
あしたはそんな小さな島々で、シュノーケリングして、レゲエを聴いて、ヤシの実に入ったお酒を飲んだ話。
これぞカリブの島!

お楽しみに ♪

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カリブ海の穴場 サン・アンドレス島へ!!

2015.11.29 09:09|コロンビア☞EDIT
「♫ たんたん たぬきの ◯◯タマは〜 ♫」と夫が歌ったので、「♫ 車にひかれてハンバーグ!」と続けたら、夫に「なんそれ!?」とバカにされたイクエです。
35年間正しいと思っていた歌詞が間違っていたなんて!
保育園のときからこの歌詞で歌ってたんだけどなあ。
ただしくは「♫ 風もないのに ぶ〜らぶら」だそうでうす。
ご当地で違うのかと思ってネットで調べても、わたしが信じていた歌詞は存在せず。
姉も「♫ 車にひかれてハンバーグ!」で歌ってるし、もしかしたら姉の子どもたちもそれで覚えてるかもしれない。

お下品な話で始まりましたが、きょうからはカリブ海の隠れリゾートに行った話です。
その名は「サン・アンドレス島」
知ってますか?
わたしたち、知らなかったんです。
その名を知ったのはエクアドルのキトの安宿。
韓国人バックパッカーと話していたとき「僕はコロンビアではサン・アンドレス島に行こうと思う。すっごく海がきれいらしいよ。」と言われてから。

「え?どこそれ?どうやっていくの?」
「飛行機で。」
「飛行機かあ。
 高そうだなあ。」

「飛行機代は安いらしいよ。
 宿もそこまで高くないからバックパッカーでも旅できると思う。」

「どんなとこ?」
「コロンビアからはとても離れていて、ニカラグアに近い。
 とにかく海がきれいなんだって。」


旅をしていて、外国人のバックパッカーから聞く情報のほうが本当の意味で参考になることがある。
日本人から聞く情報はインターネットで調べたらけっこう出てくるし、日本人が勧める場所はだいたい決まっている。
外国人のバックパッカーは、いままで聞いたこともないような場所を勧めてくることがある。
日本人に人気の場所、韓国人に人気の場所、ヨーロッパ人に人気の場所は違うことが多い。
韓国人はお得な情報を持っていることも多いし、ヨーロッパ人はトレッキングやビーチリゾートなどアウトドア系の情報を教えてくれる。

韓国人の彼から聞かなかったら行こうとも思わなかったサン・アンドレス島。

さて、そのサン・アンドレス島、どこにあるのかと言うと、ここ!!

サン・アンドレス

コロンビア本土からは1000キロも離れた場所。
この島を巡っては、過去にニカラグアとコロンビアで統治権を争っていたんだって。
1991年にコロンビア領と認められたんだけど、その周辺の海域の管轄については国際司法裁判所がニカラグアの主張を認めていて、いまも問題がすっきりと解決しているわけではない。
それもあってリゾート開発が遅れていて、まだ外国人には知られていないカリブ海の穴場。

そして何より、飛行機代が安い!!
コロンビアでは、航空会社の価格競争が激しく国内線が安い。
本土からは1000キロも離れたサン・アンドレス島もしかり。
今回は往復でひとり70ドル。
出発を数日ずらせば50ドルだったんだけど、ベネズエラでのんびりしすぎたし、このあとキューバ行きのフライトもすでに予約済みなので、都合がいい日にちが70ドルだった。
日にちを選べばもっと安く行けるよ!

利用したのはVIVA COLOMBIA。
わたしたちはカルタヘナ発着にしたけれど、首都のボゴタや第2の都市メデジンからも同じ値段くらいで発着している。

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航空券は安いんだけれど、空港で入島料を支払わないといけない。
これがけっこう高くてひとり45000ペソ(約1800円)。
ガラパゴスの100ドルと比べたらかわいいもんではあるけど・・・。
予定外の出費だけれど、これでカリブ海の島を満喫できるのならよしとしよう。

安いフライトだったので、出発は夜。
帰りも夜。
できれば上空から、美しい青い海と島の様子を眺めてみたかったなあ。

サン・アンドレス島は小さな島で、面積はおよそ26平方キロメートル。
車で島を一周しても1時間もかからないらしい。
だから島を観光して、海で泳いでってことをするのには3日もあればじゅうぶんかな。
でも気がかりだったのは天気。
このときは10月上旬。
雨期ど真ん中。
10月がいちばん雨が降るんだって・・・。
せっかくのカリブ海の隠れリゾートなのに、天気が悪ければ海の美しさも発揮されないし、泳ぐには寒い。
きっと毎日晴れるってことはないだろうし、雨期真っただ中なら1週間で晴れるのは1日くらいかなあ。
だから1週間は滞在したいなあ。
なんて思ってたんだけど、自分たちの旅の予定とフライト料金の兼ね合いで3泊4日の滞在に。
1日目の夜に到着して4日目の夜に島を発つので、遊べるのは丸3日。
どうか、1日でも晴れて青い海を拝めますように!!

カルタヘナを離陸しておよそ1時間半。
午後9時にサン・アンドレス島に到着〜。

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写真で見てもわかるように、わたしかなり身軽。
この格安フライト、荷物の重量制限が厳しいの!
預け荷物は有料、機内持込みもひとり1個で6キロ以下、超えると罰金を取られる。
なので普段のバックパックはカルタヘナの宿に預けてきた。
3泊4日だし寒くもないので洋服もそんなにいらない。
でも、貧乏バックパッカーのわたしたちには食材が必要!
サン・アンドレス島は離れ小島なので、島の外から運ばれてくる食品は高いらしい。
だから、米とかパスタとか野菜とかお酒とかもってきた。
わたしは身軽だけど、ケンゾーがもってくれてる。
(でも、実際は島で売っているものもそんなに高くなかった。
 スーパーもいっぱいあるし、島で調達してもいいと思う。)

そして外食費とホテル代も本土より高い。
一応、リゾート地だから。
それでもバックパッカーでも泊まれるような宿はある。
事前に予約サイトで予約済み。
ホームページの地図では、繁華街にあって空港からも近かったので歩いて探すんだけど・・・。

ない!
地元の人に聞いても、ない!
宿の写真を見せてもみんな「知らない」って言う。

もう午後10時近く。
あんまりウロウロしたくないけど、ウロウロするはめに。
住所を見せると「それってこの辺じゃないよ。ここから遠いよ。」という返事。
そんなはずない。
ほかの人に聞いても「タクシーに乗るしかない」って言われる。
ええ〜!?
ほんと!?

探しても全然見つからないので、バイクタクシーに乗ることに。
空港からここまででも、レゲエミュージックがいたるところから聞こえていた。

「カリブ海の島って感じやね。」
「ジャマイカもこんな感じなのかな。」
とケンゾーと話してきた。

このバイクタクシーのおにいちゃんも、ドレッドヘアーでレゲエが似合う。
そのドレッドのおにいちゃんが「任せとけ!」とわたしたちをバイクに乗せてくれたはいいけれど。

遠い!
街からどんどん離れていく。

どこに行くの?
たどり着くの?
と不安になっていたのはわたしたちだけではなかった。

お兄ちゃんも不安になっていたらしく、通行人に住所を見せて場所を聞く。
でも誰も知らない。
「あっちじゃない?」
と言われてそっちにいってまた違う人に聞くと「違う、あっちじゃない?」
といま来た方を指される。

わたしたちのためにお兄ちゃん、Uターンしたり右折したり左折したり。
10人以上に聞いたかな。
そして、ようやくたどり着いた。

「ありがとう!」
こんな夜につきあわせて悪かったので、最初に約束した金額よりも大目に払った。
10000ペソ(約400円)。
いい人でよかったー。
あきらめて変なところで放置されなくてよかったー。
こんな夜に一生懸命探してくれてありがとー。

宿にたどり着いたのはいいんだけど、この宿、大ハズレだった。

宿の女性オーナーに「地図が全然ちがって迷いました」と言ったら「地図を信じるから悪いのよ。地図は間違うことがあるわ。住所を信じて来るべきでしょ。」となぜか説教される。
いや、住所だって通り名も番地も書いてなくて「〇〇教会の裏」ってしかなかったんだけど・・・。
きっとね、このやりとり宿泊客と何回も繰り返してると思うんだよね。
地図が間違ってたのに絶対に謝らないの。
これ、確信犯かも。
だって、本当の場所の地図を表示したら絶対みんな泊まらないから。

そしてね、なんとホームページに「共用キッチンあり」って書いてあったのにキッチンがない。
「キッチンがあるって書いてありましたよ。」と言うと「それも違うわ。わたしは普通の部屋のほかに、アパートも貸し出してるの。アパートにはキッチンはついてるわよ。値段はとても高いけどね。あなたたちその情報とこんがらがったんじゃないの?」とまた説教される。
それなら「共用」キッチンって書いちゃダメでしょ。

こういうときは、言えば言うだけ反論されて嫌な思いをする。
いつもならすぐに宿を変えるんだけど、すでにインターネットで3泊予約済みなので泊まるしかない。
自信家のこの女性はとっても話好きなんだけど、わたしたちはあまりつかまらないように避けることにした。

食材をたくさんもってきたけど、キッチンが使えない。
でも、わたしたちには電熱コイルがある!
がんばって電熱コイルでパスタやインスタントラーメンを作ろうっと。
でも、ほんとうは街の中に泊まって、新鮮な魚を仕入れてお刺身でも作りたかったんだけどなあ。

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ダブルルームで1泊70000ペソ(約2800円)。
バスルームは共用。
エアコンなし。
網戸なし。

蚊も来るから窓は開けられないし、熱帯夜で熟睡もできず。

あー、しょっぱなから大失敗。
いい宿に泊まりたかったぁ。

(繁華街にはドミトリーもあるバックパッカー向けのゲストハウスがいくつかあるので、みなさんはそこを利用したほうが絶対いいですよ。)

この大失敗のホテルはPosada Misscenta。
看板などはいっさいなし。

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ホテル運はなかったんだけど、わたしたちにも運がいいことが。
それは天気がいいこと!
次の日は快晴♡
結局滞在中、ずーっと天気が良かった。
いちばん雨が降る季節にもかかわらず。
ありがとう神様〜。

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わたしたちの宿の近くはこんなところ。
のどかで、沖縄の離島を彷彿とさせる。

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キッチンも使えないので、次の日の朝食は外で。
周りにはレストランもほとんどなくて、あっても閉まっている。
唯一、ここだけ開いてた。

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これで一皿8000ペソ(約320円)。
コロンビアの物価からすると高い。

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スクランブルエッグの隣のパイナップルみたいなやつは「パンのフルーツ」と呼ばれているものらしい。
サツマイモを揚げたような感じだけど、もっとしっとりしていてたしかにケーキみたい。

もう一皿は、コロッケみたいなもの。
魚のすり身を揚げたものだった。
おいしい!

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サン・アンドレス島では、なかなか安い食堂を見つけるのが難しい。
観光客用に高い値段を設定してあるし、地元の人のローカル料金でもコロンビア本土よりは高い。

昼食に食べたチキンとごはんのセットはこれで8000ペソ(約320円)。
本土ならこの値段だともっとボリュームがあるし、スープもついている。

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ようやく街の中で見つけた安食堂。
これにスープとジュースがついて10000ペソ(約400円)。
これでもやはり本土よりは割高。

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わたしたちの泊まっていたところは、繁華街からおよそ7キロ南。
のどかな田舎の雰囲気だけど、繁華街は車や人が行き交いかなり活気がある。
地方都市といった感じ。
スーパーも多いし、大型ホテルもこのエリアに集まっている。

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近代的な建物がいくつか並び、服や化粧品、香水を売っているお店がたくさん。
実はここサン・アンドレス島は、タックスフリーの島なんだって。
免税店がいくつかある。
(だからお酒を本土から買って来る必要なし。)
コロンビア本土から週末を利用して、ビーチとショッピングを楽しみにコロンビア人がやってくるんだろうね。

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そんなコロンビアンツーリストの家族と道で会ってちょっと立ち話。
だって、生後間もない赤ちゃんがあまりにもかわいかったから♡

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この赤ちゃんと若い夫婦と夫婦の両親で旅行していた。

おじいちゃんとケンゾーと赤ちゃん。
すっかり日焼けして日本人離れしたケンゾー。
家族の一員みたいだよ。

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サン・アンドレス島に住む人たちは、ほとんどの人が黒人。
1600年代前半にイギリスの清教徒たちがこの島を見つけ、その後はスペインが占領。
そこにフランス、オランダも加わり、4か国で島の領有権を巡って争っていたのだそう。
1806年に黒人の奴隷が島に送られて、島のいまの住民たちの多くがその奴隷の子孫なんだって。
現在、島に住んでいる人たちはおよそ4万人。
コロンビア本土の公用語はスペイン語だけど、ここでは英語も話される。
コロンビア本土とは、違う歴史を歩んできた。

女の子もコーンヘアーがよく似合う。

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このサン・アンドレス島。
別名の島と言われている。
濃い青、透き通るような青、水色、エメラルドグリーン・・・。
珊瑚礁の広がるサン・アンドレス島は、七色の海をもつ世界でも珍しい島。

前置きが長くなったけど、みんなが見たいのは、サン・アンドレスの宿でも、食事でも、街並みでもない。
「海」ですよね!

わたしたちも真っ暗なうちに島に到着したので、翌日ようやく海を見ることに。

「おぉ〜!!
 いやぁ〜、きれー!!」


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沖の方は濃い青で、手前はエメラルドグリーン。
そして、岩ひとつない砂浜。

さらにすごいのは、この透明度。

「七色の海」の名にふさわしい!

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すごいのは、色、透明度、砂浜だけじゃなくて魚も。
パーフェクトな海。

あしたはシュノーケルの様子も交えながら、島の観光地をご紹介します。
きれいな海を見に、あしたもブログに遊びに来てね!

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コロンビア「カルタヘナ旧市街」☆☆ 暑さに負けずに

2015.11.28 06:04|世界遺産 星いくつ?☞EDIT
バックパッカーを卒業したケンゾーです。
旅をスタートして3年と2か月。
この間にいろいろな物がボロボロになりその都度買い替えてきたんだけど、とうとうバックパックもオンボロになってしまった。
背中部分に入っている金具がむき出しになって、背負う動作のたびに足に当たってスネから流血する始末。
残すところあと3か月くらいなんだけど買い替えることに。
本当はバックパックがいいんだけどお金がないのでちょっと厳しい。
悩んだ末にチョイスしたのは、まさかのスポーツバッグタイプ。
20ドルで安かったんだよねえ。
コロコロも付いててスーツケースみたいにガラガラ引っ張ることもできる優れもの!のはずだったんだけど、これが大失敗。
コロコロを使うと構造上ほぼ全ての重量が引っ張る手にのしかかって重くて仕方がない。
バックパックと比べると持ち運ぶ労力が雲泥の差。
あ〜あ、安いバックパックを見つけて買い直そう。

スペインの植民地時代の貿易港として大いに栄えた世界遺産の街カルタヘナ
インカ帝国の金など南米各地から奪い取ってきた金銀宝石類、タバコやカカオをスペイン本国へと輸送する拠点となったのがこの街。
富が集積し繁栄を極めたカルタヘナがカリブの海賊たちのターゲットになるのは当然のことだった。

度重なる海賊たちの襲撃に対抗するため、16世紀後半に造られたのが旧市街をぐるりと取り囲む城塞。
4kmに渡って街を囲んでいる頑丈な城塞は、海賊たちの攻撃にもしっかり耐えたんだそう。

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城塞の門をくぐると、スペイン統治時代の面影を色濃く残すコロニアルな街並みが出迎えてくれる。
一瞬にして植民地時代にタイムスリップ。

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ぽっかりと広い空間が開いている馬車広場。
優雅な響きとは裏腹に、ここでは奴隷が売買されていたんだそう。

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どの脇道に入っても、絵になる景色が広がっている。
あてもなくふらふらさまよい歩くことがカルタヘナ観光の醍醐味。

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通りにぼこぼことはみ出したバルコニーがスペイン建築の証し。
一年中最高気温が30℃を越えるカルタヘナ。
むかしは夕方になるとバルコニーに出て涼んでたんだろうね。

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花と緑に覆われたゴージャスなバルコニーも。
こんなところでお酒を飲みながら読書でもしたら、優雅だねえ。
(イクエに「紅茶やろ」と突っ込まれたけど・・・)

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広場に鎮座しているコロンビアを代表する作家ボテロの作品。
女の子がふくよかなおっぱいをずっと触ったり舐めたりしてたのがかわいい。
この子のお母さんは痩せてたけど、ふくよかな女性につい甘えたくなるのかなあ。

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北側の城塞の一部は上を歩くことができる。
高さ12m、厚さ17m。
何度も海賊に襲撃されてきたにも関わらず、現在でもいい保存状態を保っている。
この強固な城塞の建築にも多くの黒人奴隷が動員されたんだそう。

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さて、堅牢な城塞で守られてきた「カルタヘナ旧市街」。
「星いくつ?」

「星、2つ!

城塞の内側はまさに旧市街そのもの。
すべてがスペイン統治時代の建物のままで、これぞコロニアルという雰囲気。
どこを歩いても、どこを切り取っても絵になる街並みが広がっている。

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綺麗なカフェやレストラン、ブティックや貴金属店が多く、ショッピングも楽しそう。
ただし、値段はかなり高そうだけど。
アメリカなんかからの大型クルーズ船が寄港するのか、お金持ちそうなマダムや紳士がグループツアーでまわっていた。
でもお金がないバックパッカーだって、コロンビアらしくオシャレで、ひと味スパイスの利いたコロニアルな街並みを歩き回るだけで十分楽しい。

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ただし、うだるような暑さを覚悟のうえで。
カルタヘナはとにかく暑い。
湿気も多いのでちょっと歩いただけで汗まみれ、あっという間に観光する気が失せてしまう。
カルタヘナは日焼け&熱中症対策を忘れずに。

夜の散策も楽しいカルタヘナ。
日が暮れると暑さが和らぐのですこしホッとする。
オレンジ色の街灯に照らされた旧市街も味わい深い。

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カルタヘナ滞在中に結婚記念日を迎えたケンゾーとイクエ。
この日ばかりはちょっと奮発しておしゃれなレストランでディナーを楽しむことに。
この旅では4回目、結婚してから8回目の記念日に乾杯 ♬

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店構えからして高いだろうなあと覚悟してたんだけど、食べ物は意外とリーズナブル。
その分飲み物が高かった。
「セビッチェの盛り合わせ」と「タコの照り焼き」が美味しかった。
とくにタコはイクエ大絶賛。

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結婚9年目に突入したケンゾーとイクエ。
旅が終わり、新たな生活がはじまるこの一年。
これからもよろしく!

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コーヒー売りと帽子売りが行き交う街

2015.11.27 06:03|コロンビア☞EDIT
最近夜に電気を付けっぱなしにして寝てしまうイクエです。
5日連続くらいそうしてる。
ブログを書いたりインターネットで調べものをしたりしているうちに、ケンゾーとともに寝てしまって・・・。
寝る気はないんだけど寝てしまう。
ちゃんと電気消したほうが安眠できるのにね。
そういえば日本ではしょっちゅうそんなことをしてたなあ。

ベネズエラからの国境越えにヘトヘトになり、コロンビアのカリブ海沿いの街、カルタヘナに到着したイクエとケンゾー。
遅ればせながら、地図でカルタヘナはここ。

カルタヘナ

海に突き出した半島は、要塞に囲まれていて古い街並みが残っている。
それが世界遺産になっている旧市街。

南米の安い宿は旧市街に固まっていることが多い。
だから、要塞の中へ入り宿を探すことにした。

時計台の真下の石造りの門が、旧市街への入口。

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この門をくぐればタイムスリップ。
要塞の中は、別世界。
そして、カラフル。

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鮮やかな建物に挟まれた路地。
とりあえず、『地球の歩き方』に紹介されていた安宿へ。

部屋は空いていたんだけど、宿代がかなり値上がりしていた。
そうだよね、こんなすてきな場所なんだもん。
世界遺産の街並みだし。

でも宿のおばさんはとてもいい人で、安そうなホテルを教えてくれた。
それはドミトリーのあるゲストハウスだった。
バックパッカーが集まる宿なので、おばさんは安いだろうと思って紹介してくれたんだろうけど、訪ねてみてびっくり。
ドミトリーの値段が信じられない高さだった。
さっきのホテルのほうが断然安い。

ダメだ。
この要塞の中で探すのは無理だ。
わたしたちが泊まれる宿がない。

ふたたび石造りの門を通って、ビルが建ち並ぶ現代社会へと舞い戻る。
「ただいまー。
 21世紀。」

もうひとつ安宿を調べていたのでそっちに向かう。
要塞からそう離れていない、「Tripita y Media」とそれに続く「San Andres」通り。
こちらも古い街なので「旧市街」と言えば「旧市街」。

こっちもこっちで雰囲気いいやん!
最初からこっちに来とけばよかった〜。

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まわりにはビルが建ち並ぶし車が行き交うのに、その一画だけ異空間。
さっきの要塞の中の街並みみたい。
安宿やツアー会社、レストランが軒を並べていて、バックパッカーがウロウロするストリート。

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いくつか宿に入り、値段の安かったここに決めた。
「HOSPEDAJE SIBONEY」。
フロントや部屋を案内するのはおじいちゃんたち。
スタッフがおじいちゃんばかりという安宿。

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ないだろうと思われたWi-Fiがちゃんとあった。

「うんうん、Wi-Fiのパスワードはね・・・。」
ちゃんとおじいちゃんがノートを見ながらパスワードを紙に書いてくれた。
解読がかなり難しい字体ではあるけれど。

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部屋にはエアコンもついて、バスルームもある。
ダブルで50000ペソ(約2000円)。
この時期のカルタヘナはものすごーく暑い!!
エアコンがないと寝られない。

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部屋にエアコンはあるんだけど、日中は暑すぎてもはやエアコンが効かない。
「あっちぃ〜、あっちぃ〜」と言ってたらおじいちゃんが扇風機をもってきてくれた。
それでも、あっちぃ〜。

宿の前に、こんなオフィスを発見。
入口には「Boats to Panama」の文字。

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コロンビアとパナマは陸続き。
けれどここを陸路で行き来するのは事実上不可能。
ジャングルで道がないうえ、ゲリラが潜伏する危険地帯でもあるとか。
だからコロンビアからお隣のパナマに行くには、飛行機か船を使うしかない。

数日かけてカリブ海をボートやヨットで渡り、パナマに移動するのが旅人の間で人気。
海も綺麗だし、途中で小さな島にも立ち寄るし、食事も出るし、シュノーケルもできるし、楽しいらしい。
ロマンもある。
でもお値段高め。
飛行機よりもかなり高い。
だからイクエとケンゾーはパス。

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ちなみにその逆ルートもある。
その後行ったパナマシティのゲストハウスにたくさんチラシが置いてあった。
船の所有者たちが旅行者を募っているから、ゲストハウスに相談すれば簡単に参加できるみたい。
値段ははるけど、「カリブ海クルーズ」と思えば高くないかも。
パナマで人気の場所、クナ族の住む「サン・ブラス諸島」にも立ち寄ることができてすごく楽しそうだよ。
『地球の歩き方』によると、島には電気も水道もなく、宿もかなり簡素らしい。
行ってみたかったなあ。

宿のあるこのあたりはバックパッカーの集う場所でもあるんだけど、地元の人たちの生活空間でもある。
「下町」という言葉がぴったり。

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そしてこの界隈には、安食堂がたくさんある!
昼食時には、地元の人たちでいっぱいで席が空くのを待たないといけないほど。
たまに相席にもなるよ。

そんななかでもいちばん繁盛しているのがここ。

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「RESTAURANTE EL CORONCORO」。
どんな意味なのか分からないけど「コロンコロ」って響きがかわいいね。

店内はゴチャゴチャしている。
骨董品や古い絵が飾られていて、天井からはいろんなものがぶら下がっている。

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ほかの南米と同じように、コロンビアでも食堂の定食と言えば、スープとワンプレートのコース料理。
メインは牛肉、鶏肉、豚肉、魚などから選べる。
スープだけで満腹になるほどボリューム満点。

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カルタヘナはカリブ海に面しているので、魚がおいしい!
ご飯に添えられたバナナは、ここでも健在。

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セットでひとり7000ペソ(約280円)くらい。

そうそう、カルタヘナではね、ようやくコロンビアのコーヒー文化を感じたよ。
ポットにコーヒーをいれて路上で販売している「コーヒー売り」がいたるところで出没。

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コーヒー豆の一大生産地、コロンビア。
地元の人にもコーヒー文化が根付いてるんだね。

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ブラック、砂糖入り、ミルク入り。
ポットによって分けられているみたい。

ライバル多し!
でも需要も多いから、やっていけてるんだと思う。

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いままで立ち寄ったコロンビアの街で、いちばんカルタヘナがコーヒー売りやコーヒーを飲んでいる人を見かけたなあ。
すっごく暑いのにね。

そして、カルタヘナでよく見たのはこれを売っている人たち。

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帽子屋さん。
売っているのはパナマ帽。
パナマ帽と言えばお隣の国パナマでしょと思うんだけど、そもそも中南米に生える「パナマソウ」の葉で作られている帽子。
パナマ帽の一大生産地はパナマではなく、エクアドル。

そしてここカルタヘナでもパナマ帽が名物になっている。
日射しが強いから帽子が必要だし、通気性も良さそうだし。
自らも商品の帽子を被り、歩きながら売り歩く帽子屋さん。

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コーヒー売りと同じく、売り子が多すぎる。
でも、これもコーヒーと同じく飛ぶように売れている。

コーヒー売りと帽子売りが行き交うカルタヘナ。
あしたはこの世界遺産の街の様子を、たっぷりお伝えしますね♡
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旅人が求めるのは冒険でなく冒険ごっこ 不法出国した話

2015.11.26 10:01|ベネズエラ☞EDIT
このごろつづきをひっぱって、もったいぶって記事を書いているなあと思われているかもしれないけれど、単にブログを書くのがちょっとおっくうで、一日の文章が短くなっているだけのイクエです。
ごめんなさい!
書かないで更新しないよりも短くても更新したほうが、毎日読んでくださっている方がいるからいいかなあと思って。
といいつつ、最近は更新しない日々も増えてきましたが。
トレッキングしたり移動が続いたりで疲れていたけれど、ようやく涼しくて過ごしやすい場所でまったりしています。
英気を養ってこれから、またがんばるよ。
どうぞ今後ともよろしくお願いしますね。

旅人とは「冒険ごっこ」が好きな人間である。
ワクワクドキドキしたり、ちょっとハラハラしたり。
人が行かないところに行ったり、人がやらないことをやったり。
それでちょっと優越感を感じるっていうのもあるのかもしれない。
単なる遊びではあるんだけど、「こんなことやったんだ!」って武勇伝にしたくなることもある。
旅人は、そんな冒険ごっこを追い求める。

旅人ならではのその「癖」は、とくに移動の場面において顕著に出てくる。
乗り心地の悪い過酷な乗り物、ほかの外国人が使わない交通手段で現地の人に混じっての移動。
「ああ、いま冒険してるんだ」という高揚感。
これから未知の場所に行くというワクワク感も、それに拍車をかける。

でもそれは、あくまで冒険「ごっこ」。
ほんとうの冒険というのは大きなリスクを背負っているもので、それをやっている最中はドキドキはするけどワクワクはしない。
いま置かれている状況を楽しめる余裕なんてない。
そのときは、それをこなすことが精一杯で、終わったあとに振り返ってはじめて、刺激的なことをやったんだとじわじわと実感してくる。
そして、それは武勇伝にもならない。
人に話したところで、批判はされても「すごいね!」なんて言われないから。

これから話すことは、これまでの旅でいちばん「冒険」だった移動の話。
自分たちにとって楽しいことでもなかったし、人にすすんで話したいことでもないし、家族や知人に心配をかけるようなことなので、淡々と書いていこうと思います。

では、おとといの記事の続きから。

わたしたちは、たった数十キロの距離を渋滞に巻き込まれながら数時間かけて進んできた。

ただでさえ、ベネズエラとコロンビアの仲は悪かったのに、国境付近でコロンビアの密売人によるベネズエラ兵士への銃撃事件が起きてから、ベネズエラのマドゥーロ大統領が激怒。
ベネズエラの最近の経済状況の悪化から目をそらすためか、12月の大統領選を見据えてのことなのか、マドゥーロ大統領は一方的に国境を閉鎖するという政策に出てしまった。

1か月前、わたしたちが入国するとき、すでに国境は閉鎖されていた。
けれど国境はいくつかあって、開いているところもあった。
わたしたちは一足先にベネズエラに入国していた日本人の旅人たちからその情報を聞いて、スムーズに入国することができた。

いま向かっているのはその国境。
あのとき大丈夫だったからといって、いまも大丈夫とは限らない。
でも「開いているよ」「外国人なら出国する分には問題ないよ」と言う現地人が多かったから、わたしたちは国境越えに挑戦することにしたのだった。

途中、検問がいくつもあって車は大渋滞。

体にまとわりつく熱気。
汗でべっとりする。
いますぐにでもシャワーを浴びたいくらい。

尿意をもよおす。
道路脇の茂みに入ったら辺り一面湿原で、靴もぐちょぐちょ。
イライラが募る。

一刻も早く国境越えをして、冷房の効いた大型バスに乗って、コロンビアの世界遺産の街カルタヘナにたどり着きたい。
そんなわたしたちに相乗りタクシーのドライバーは無情にもこう言った。

「ここから先は、車は入れない。
 降りてくれ。」

そこは、大きなチェックポイントで兵士たちがウロウロしている場所だった。

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テントの下にテーブルが置いてあって、そこに人が集まっている。
ここで荷物検査をしないといけないらしい。

人々がテーブルの上にトランクや大きなバッグを置く。
すると、兵士が雑に荷物を開けて中をぐちゃぐちゃにする。

「ベネズエラの軍や警察は腐っている」
それは、旅人の間では有名な話。
荷物検査と称して、旅人のバッグから金目のものを見つけて没収する。
金目のもの、というよりも金そのもの。
難癖をつけてドルを奪う。
文句を言っても無駄。
むこうには権力があるから。

だからベネズエラではできるだけ兵士や警察を見かけたら、目を合わせないように。
もし道ばたに立っていたら、彼らを避けるために回り道するように。
それがベネズエラを旅する上での鉄則。

けれどここで軍の荷物検査から逃れることなんてできない。
緊張しつつも、それを表に出さないように何気ない顔で列に並ぶ。

兵士の脇には、みんなから没収したものが置いてある。
もちろんそれは麻薬でもなければ武器でもない。
ただのジュースのペットボトル1ダースや食品など。
「コロンビアに密輸するつもりなんだろう」と難癖をつけて没収し、自分たちで飲んだり食べたりするのに違いない。

目の前では、赤ちゃんを連れた現地の女性が、若い兵士から荷物検査を受けている。
兵士の目にとまったのは、2キロほどのお米二袋。
パック詰めされたもので、家族で食べようとスーパーか市場で買ってきたものだろう。
それを兵士は取り上げようとしている。
きっと「国境までこれをもっていく気だな」とか「売るつもりだな」とか難癖をつけて。
こんなお米2キロをコロンビアに密輸したところで稼げる訳がない。
そんな馬鹿げたことを言っている兵士に、女性は大声で反発している。

「そんなものどうして取り上げるの!!
 家で食べるに決まってるじゃない!」

この辺りの人たちは少数民族で、肌は浅黒くワンピースの民族衣装を着ている。
ワンピースを着たその女性は若く、まだ20代前半くらい。
女性は、兵士の馬鹿げた没収をやめさせようと兵士にひるむことなく反発している。
わたしはこころのなかで、女性を応援していた。

でも腐っているベネズエラ軍。
兵士が没収するのをやめるわけがない。
もしかしたらノルマみたいなのが決まっているのかもしれない。
戦利品が少ないと、上司から怒られるのかもしれない。

鋭い目つきで女性は兵士に挑む。
「没収される理由なんてない。
 あんたたちがこの米をほしいだけでしょ!」

「ちがう。
 これは違法だから没収するのだ。」


引き下がらない兵士。
そして女性は強い口調で言い放った。
「こんな米、あんたたちにあげてやる!」

米の袋を兵士の目の前で切り裂く女性。
そして、米を地面にまき散らした。
兵士たちが食べられないように。

赤ちゃんを抱きかかえたまま女性は兵士たちを睨み、立ち去っていった。

兵士の負けだ。

負けた姿を見られたからか、兵士たちの士気が下がり、わたしたちの荷物検査は一瞬で終わった。

とりあえず第一の関門は乗り越えられた。
でもここからどうやって国境まで移動するかが問題。

さっき相乗りタクシーでいっしょだった女性たちのあとをついていくしかない。
見失わないようにしないと。

タクシーのドライバーは「赤いバスに乗り換えろ」と言っていた。
20人以上の人たちがバスを待っている。
けれどなかなかバスはやってこない。
日射しがジリジリと照りつける。
木陰に移動すると今度は蚊の大群。
見通しも立たず、不快感が増していく。

バスが来る気配はない。
だいたい、タクシーもここを突破できないのにバスが来るってどういうことなんだろう?
政府に特別に認められたバスなんだろうか。

このチェックポイントではほとんどの車が通行を拒まれUターンしているけれど、わずかにゲートを突破し通過してくる車もある。
バスがなかなかやってこないため、ほかの人たちはそんな車に乗せてもらおうと必死だ。
言わば、有料ヒッチハイク。
わたしたちもそれをしたいけれど、車がどこを目ざしているのかもわからないし、車に乗せてもらいたい人が多すぎて、車の争奪戦に勝てるとは思えない。
来るかどうかもわからないバスを、ただひたすらここで待つしかないのだろうか。

すると、荷台が空っぽの小さなトラックが目の前を通り過ぎた。
トラックに乗った男が何か叫んでいる。
そして50メートルほど先で止まった。

数人がトラックに駆け寄る。

これを逃したら、もうわたしたちは身動きが取れなくなるんじゃないか。
わたしとケンゾーもすがるような気持ちで、荷物を抱えてトラックを目ざして走る。

トラックの男が言った。
「コロンビア!」

国境へ直行してくれるトラックのようだった。

「うわあ~、よかった!」
「いくらするんだろう?
 でもみんな乗るし、そんな高いわけないよね。
 とりあえず乗ってしまおう!」

ケンゾーがいつものように、乗る前にトラックの写真を撮ろうとしていた。
そんなケンゾーに、先にトラックに飛び乗ったわたしが叫んだ。
「ケンゾー!
 そんな暇ないよ!
 席がなくなる!」


ケンゾーも慌ててトラックの荷台に飛び乗った。

写真はその後の客の乗降の際に撮ったもの。

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荷台は薄暗く、客はぎゅうぎゅう詰め。
わたしたちのバックパックはルーフの上に載せられた。
ほかの人たちに「コロンビア? フロンテーラ(国境)?」と聞くと、みんながそうだと言う。
これでなんとか国境に行けることに、ほっとした。

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わたしたちとさっきまでいっしょのタクシーに乗っていた女性たちもけっきょくこのトラックに乗った。
トラックは一本道を進んでいく。
このまま何もなく、コロンビアまで連れていってくれるといいけど。

しばらくして運賃の回収が始まる。

「いくら?」
「1万。」

10000ボリバルか。
ん?1万?
千じゃなくて?!

ケンゾーと目を合わせた。

「1万?!」
「めちゃくちゃ高いよ!」
「なんでそんな高いと?
 でもほかの人も払いよるよね。」


1万ボリバルは日本円にすると約2000円。
これはベネズエラではとんでもなく高い。
わたしたちはマラカイボから国境まで連れていってくれるというタクシーにひとり2000ボリバル(約400円)払った。
このトラックはタクシーでもないし、距離だってそんなにない。
それなのに1万ボリバルって。
ベネズエラでは長距離の2階建ての快適な大型夜行バスに1000ボリバルくらいで乗れる。
このぎゅうぎゅう詰めのトラックでわずか数十キロの距離でその10倍の値段なんて。
それに1万ボリバル払えば、ベネズエラ国内の飛行機に乗ってもおつりがくる。
だいたい1路線6000ボリバルくらいなんだから。

ふたりで2万ボリバルなんて大金を、わたしたちは持っていなかった。
もうベネズエラから出国するので、そんな大金を使う機会なんてないと思っていたから持ちあわせていない。

ベネズエラでいちばん高い100ボリバル札を100枚。
他の乗客たちは、大量の紙幣を数えて渡している。

「どうしよう・・・。」
「もう、降りるしかないよね。」

「わたしたちはそんな大金を払えないのでここで降ります。」

でも、こんな何もないところで降りてどうすればいいのか。
国境行きの車を見つけるのに、またどのくらいかかるのか。
今日中にたどり着けるのか。
不安でいっぱいだけど、お金がない以上降りるしかない。

するとほかの乗客たちが何やら男に言ってくれている。
「この子たち外国人だから」とか「お金ないならしょうがないよ」とか「ここで降ろしたらかわいそうじゃない」とかそんなことだったと思う。

「いくらなら払えるの?」
タクシーがいっしょだった女性が聞いてきた。

「ふたりで6000ボリバル(約1200円)です。」

「6000ボリバルだって。」
女性が男に言った。

「じゃあ6000ボリバルでいいよ。」

わたしたちはふたりで2万ボリバルのところを6000ボリバルにまけてもらった。
特別に下げてもらったとはいえ、ベネズエラの物価では6000ボリバルだって高すぎる。
なんでこんなトラックが飛行機代よりも高いのか。
そしてそんな大金を、なんで文句も言わずに現地人が支払っているのか。
その理由は、あとでわかることになる。

いっしょに乗っている乗客は、車内に持ち込んでいる洗剤を足元に隠したり、石けんひとつを胸元に隠したりしている。
検問での没収を免れられるように。

どうか検問にあわずに、このままスムーズに国境に着きますように。

わたしたちの願いははかなく散った。

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何度も検問にひっかかる。
そのたびに全員トラックから降ろされる。
わたしたちもパスポートを提出。
「日本から来ました」、「ツーリストです」と落ちついた感じで言って、その場を切り抜ける。

たまに面倒くさい兵士もいる。
トラックの乗客や荷物、運転手に言いがかりをつけようとする。
そんなときは車掌役の男が、慣れた様子で柔和な顔で「まあまあ」と取り繕う。

「はいはい、じゃあ、これ持っていってください。
 どうぞどうぞ。」


男が車内に置いていた5ℓほどの洗剤か消毒剤のような新品のボトルを2本手渡す。
するとボトルを受け取った兵士は引き下がり、乗客がトラックに乗り込んで再出発。

「この検問、意味ないやん。」
「なんのためにやってんのか。」
「兵士たちが私腹を肥やすチャンスなだけ。
軍のご機嫌取りのために、大統領は国境を閉鎖して検問の機会を与えてんのかも。」


その後も何度も検問があり、兵士にお菓子をあげたりして、トラックは進んでいった。
検問は茶番に過ぎない。

わたしもケンゾーもアホらしい検問に嫌気がさしていた。

ふたたび検問で車がストップ。
いったん乗客全員が車から降ろされたあと、若い兵士がわたしたちふたりだけを残し、ほかの乗客を解放した。
若い兵士がパスポートをペラペラとめくり、「荷物を検査する」と言い出した。
胸がざわつく。
残ったドルは隠しているから見つからないはず。
でも、どんな難癖をつけられるか。

兵士がわたしに言った。
「あんたは、もうトラックに乗っていいよ。
 お前だけ残れ。」

ケンゾーをひとりにしようとした。
これはヤバいパターン。
ひとりにさせようとするときは、何かをたくらんでいる証拠。
相手の人数を減らし立場を弱くする。
監視の目をなくす。

わたしたちはスペイン語がまったくわからないふりをした。

「スペイン語、わかりません。
 わたしたち、日本人。
 ツーリスト。」


わたしたちはスペイン語がスラスラしゃべれるわけではないけど、いつにもまして下手くそにしゃべる。

「あんたは向こうに行けって。
 トラックに乗ってていいよ。」

「スペイン語、ノー。
 わたし、ツーリスト。
 コロンビア行く。 
 パスポート、これ。」


兵士はあきれた顔をした。
「だから、あんたは向こうに行けばいいんだよ。」
「わたし、マラカイボから。」

兵士はケンゾーのバッグの中身をチェックしはじめた。
ルーフの上に載せたバックパックではなく、いつもパソコンなどの貴重品を入れているサブバッグを。
そして、中からiPhoneを見つけた。
手にして言った。

「これ、日本で買ったのか?」

ケンゾーが言う。
「スペイン語、わかりません。」
わたしがかぶせる。
「電話、いまは、ノー。」

兵士はボソボソと小さな声で話すけれど、わたしたちは道行く人やほかの乗客に聞こえるように大声で話す。
みんなの注目を集めたかった。

「これ、いくらなんだ?」
「スペイン語、ノー。」
「電話、日本、できない。」

「いくらで買ったんだ?
 マニーのことだよ、マニー、マニー!」

兵士はいらつきながら、親指と人差し指を擦り合わせてお金のジェスチャーをする。

「お金、トラック?」

ちんぷんかんぷんのふりをする。
兵士はiPhoneがほしいのだと思う。
きっと「500ドルで買った」とか言えば「そんな高額なものはベネズエラ国内に持ち込めない。没収する。」とか適当なことを言って取り上げるのだろう。

クレジットカードをもっていただけで「クレジットカードの持ち込み禁止、罰金」と言われお金を払わされた日本人もいると聞いた。

思い通りに事が運ばない兵士は、いらつきながらわたしたちのパスポートを没収した。
そして向こうにいる年上の兵士のところに行った。
たぶん上司から「外国人がいたらなにか戦利品を」と言われているのだろう。
上司がパスポートをめくり、遠くからわたしたちのほうを見ている。

若い兵士がパスポートをもってこっちに戻ってきた。
個室に連れていかれるんだろうか。
そうなったらこっちに不利。

鼓動が激しくなる。

兵士がパスポートを雑に突き返して言った。
「もういい、行け。」

ほっとした。
緊張が解きほぐれたことを顔に出さないようにし、わたしたちはそそくさとトラックに飛び乗った。

その後も何度か検問があり、パスポートを執拗にチェックされたけれどほかのお客さんが「この人たちツーリストよ」と横から言ってくれて、変なことをされずにすんだ。

どんどん国境に近づいていっている。
この調子、この調子。

でも気になっていることがある。
「どうしてこんなにこの運賃が高いの?」と聞いたとき「回り道するからよ」とか「そのままコロンビアに入国できるからよ」とほかの乗客たちが言っていた。
まさか、トラックごと不法入国する気じゃ・・・。
簡単なスペイン語しかわからないので、乗客たちの言っていることがじゅうぶんには理解できない。

「国境に行くんですよね?
わたしたち国境に行って、ベネズエラの出国のスタンプとコロンビアの入国のスタンプを押してもらわないといけないんです。」

「ああ、そうね。
 でも大丈夫、大丈夫。」

「国境で降ろしてもらえるんですよね?」
「あなたたちは国境の手前で降ろすから。」

ここからコロンビアに抜ける道は、この幹線道路一本しかない。
ほかに道はない。
だから、必ず国境を通過するはずだ。

携帯のGPSで地図を見ていたケンゾーが言った。
「ヤバい、これ、幹線道路から逸れとる!」

気づいたら、トラックは国境の手前7キロの地点から脇道に入っていた。

「これ、どこ行きよると?」
「もしかして、南の国境に行きよるんかな?
 でもここから何百キロかあるよね。」

「ククタの国境?
 それはないやろ。」

「じゃあ、どこ行くんやろ?」
「検問を逃れるために回り道してまたさっきの幹線道路にでるんかな。」
「でも、そこに通じる道ないよね。」

わたしたちはどこに向かっているのか。
乗客たちに「国境のイミグレーションに行きたい」と言うとふたたび「大丈夫、イミグレーションのところであなたたちだけ降りればいい」と答える。

車は細い道路をグイーンと右折し、ジャングルのようなところに入っていく。

どこ、ここ?
大丈夫なん?
GPSが示す現在地には道もなにもない。

a_IMG_4360.jpg

ベネズエラとコロンビアの国境付近は不法地帯と言われている。
麻薬密売組織やゲリラの活動地帯で足を踏み入れてはいけないところ。
そんなところをわたしたちは今走っている。

一刻も早くここを抜け出したかったけれど、こんな地図にも載っていない場所でこのトラックから降りたほうが危険。
トラックを降りた途端身ぐるみ剥がされるか、最悪殺されて遺体を埋められても警察は探してくれないだろう。
行方不明者扱いになるだけ。

「あー、ヤバいヤバい。
 どうしよう、どうしよう!?」

「でも、どうすればいい?
 乗っとくしかない。
 どこに行くかわからんけど。」


幸いにも、トラックの乗客たちはわたしたちに好感をもってくれている。
彼らといっしょにトラックに乗っていたほうが安心なんじゃないか。

GPSでは、わたしたちは本来の国境から南下し、どんどん離れていっている。
ここを進んでも幹線道路に戻るとは考えられない。

ジャングルの中、ところどころに草や葉で作ったような小屋や、コンクリートを固めただけの簡素な家はある。
水も電気もないような集落。

a_IMG_4370.jpg

険しい顔でこちらをうかがう住民たち。

そして車は止まった。
車の前にはロープが張られている。
ロープの横には男がいて、ロープで通せんぼしている。

a_IMG_4365.jpg

ドライバーが窓越しに金を渡す。
するとロープが解かれる。

100メートルもしないうちに、ふたたび車が止まる。
ドライバーが金を渡す。
ロープが緩められる。

止まり、金を渡し、走り出す。

それが繰り返される。
間隔は短くなっていく。
ついに10メートルほどに。

わたしたちは悟った。
自分たちが完全に「アウト」な場所を走っていることを。
ベネズエラとコロンビアを繋げる、裏ルートを走っていることを。

そして、なぜこのトラックの運賃が異常に高かったのかということを。

すし詰めのトラックは、金をまき散らしながら進んでいく。

a_IMG_4361.jpg

こんなジャングルのなかにも、住んでいる人たちはいる。
不法に居住している人たちかもしれない。
そして彼らの生活空間を、このトラックは突っ切って走っている。
金はいわば「通行料」、そして不法入国の「口止め料」。
不法に占拠している土地かもしれないけれど、「おれの敷地を通るなら100ボリバル渡せ」ということなのだろう。

はっきりいって、どこが誰の土地なのかわからない。
木しかないようなところなのに、木と木の間にロープが張られ、金を徴収する人間がいる。
10メートルおきに。

a_IMG_4367.jpg

土煙をあげ、道なき道を走るトラック。
ジャングルに張られたロープ。
金をばらまきながら通過して行くわたしたち。

自分のいま置かれている状況を把握できず、客観視できない。
映画のような、漫画のような世界。
自分が体験しているという実感がない。

地図を見ていたケンゾーが言った。

「いま、コロンビア入国。」

Map.png


幹線道路から1キロほど南下したところにわたしたちはいる。
地図では何もない場所。
ただ国境を表す線だけがある。

「不法入国・・・。」
「やってしまった。」
「どうする?」
「とにかく幹線道路まで連れていってくれたらいいけど、どこで降ろされるんやろ?」

しばらくそのままトラックは走り、道に出た。
そこは見たことのある場所だった。

「あんたたちふたりは、ここで降りなさい。」

わたしたちはトラックから吐き出されるように、外に出た。
久しぶりにシャバに出たような気分だった。

無事に国境を突破したからか、清々しい顔で乗客や車掌たちが言う。
「アディオス!(さよなら)
 ブエン・ビアへ!(よい旅を)」

「グラシアス!(ありがとう)」

a_DSC_0440_20151122230715230.jpg

そこは国境をまたぐ幹線道路。
右を見ると、100メートルほど先にコロンビアのイミグレーションが見えた。

a_DSC_0441_20151122230745844.jpg

不法出国、不法入国してしまったわたしたちにできること。
それは歩いて国境まで戻り、スタンプをもらうことだった。

わたしたちはここを1か月前に、乗合いタクシーで通過した。
両国のスタンプをもらうときは、外でタクシーが待っていてくれて列にも並ばずスムーズに入国できた。
でも、その国境の雰囲気は1か月前とだいぶ変わっていた。

難民支援団体の車が止まり、救急車が待機している。
赤十字のスタッフが行ったり来たりしている。

a_IMG_4379.jpg

国境が閉鎖され、ベネズエラに住むコロンビア人は国外退去を命じられたり、迫害を恐れて逃れたりしているらしいので、逃げてくる人たちを保護する態勢を取っているのかもしれない。

わたしたちはまずコロンビアのイミグレーションを素通りし、ベネズエラ側に向かった。
でも、ベネズエラ側には立ち入りできないようになっていて、テントの中に行列ができている。
IDカードがチェックされて、ベネズエラ人だけそのまま待機している赤いバスに乗って入国できる仕組みのようだった。
ベネズエラ人はパスポートもスタンプも必要ない。

a_IMG_4378.jpg

わたしたちはその列に並べない。
イミグレーションの建物にも近づけない状況だ。
赤十字のスタッフに頼んで、ベネズエラのイミグレーションスタッフを呼んでもらう。

男性のスタッフが笑顔で近づいてきた。
「こんにちは。
 どうしました?」
「すみません、イミグレーションのオフィスに入れてもらえませんか?」
「それはできないよ。 
 だっていま閉鎖されてるんだから。」

「わたしたち、ベネズエラの出国スタンプがほしいんです。」
「出国?
 どうやって出てきたの?」

「え、いや、地元の人といっしょに。」
「ああ〜、そういうことね。」
男性はニヤリとした。
わたしたちが不法出国をしてしまったことを悟ったようだったけど、とがめることはしない。

「スタンプは押せないよ。
 いま、閉まってるんだから。
 入国できるのはベネズエラ人でスタンプがいらない人たち。」

「そこをなんとかお願いします!」

賄賂社会のベネズエラ。
いくらかのお金を払えばやってくれるかもしれないとも思ったけど、そんな雰囲気ではなかった。
「無理だよ。
 まあ、スタンプがなくてもいいんじゃない?
 もう出国してるわけだし。」

「そんなあ。
 スタンプは必要です。」

「ノープロブレムだよ。
 そのままコロンビアに行けばいいよ。」

「プロブレムです。
 わたしたち、このあとベネズエラに再入国しないといけないんです。」

「ノープロブレムだよ。」

いくら頼んでもダメだった。
わたしたちは出国スタンプをもらえないまま、コロンビアのイミグレーションのオフィスに行った。
「すみません、ベネズエラから出てきたんですがベネズエラの出国スタンプがないんです。
コロンビアの入国スタンプを押してもらえますか?」

「もちろん。
わたしたちとしては押すのはかまわない。
でも君たちはベネズエラの出国スタンプがなくてもいいの?」

「いや、ほしいんです。
でも無理でした。」


ベネズエラ側が一方的に国境を閉鎖している事態を、コロンビア側は悠々と受け止めている。
「またベネズエラ側が勝手なことをやって。バカだな。」という感じなんだろう。

係官がパスポートを戻し、さわやかに言った。
「ようこそ、コロンビアへ。
 良い旅を!」


わたしたちのパスポートには、ベネズエラの出国スタンプがないままコロンビアの入国スタンプが押された。

とても長い移動だった。
わずか100キロ足らずなのに8時間もかかった。
砂ぼこりと汗で体はベタベタ。
冷たいものが飲みたくて、瓶ビールを買って一気に飲み干した。

a_DSC_0443_2.jpg

相乗りタクシーでマイカオのバスターミナルに移動した。
ベネズエラからやっと解放された気分だった。
でも、わたしたちはこのあとコロンビアとキューバを旅し、またベネズエラに戻ってくる予定だ。
そのとき、問題なく入国することができるんだろうか。

a_DSC_0444_20151122230749102.jpg

バスターミナルに着いた途端、客引きの女性に声をかけられた。
「どこに行きたいの?
 カルタヘナ?」

「はい。」
「今すぐ、バスが出るわよ。」

時間は午後4時。
カルタヘナには、夜になる前に到着するように午前中のバスに乗る予定だった。
それができない今、朝早く着くように夜行バスに乗るのが賢明だ。
こんな中途半端な時間のバスに乗ってしまえば、カルタヘナには深夜に着いてしまい身動きできなくなってしまう。

でも、わたしたちはバスに乗った。

a_DSC_0445_2.jpg

一刻も早く、エアコンの効いた安全な場所に腰をおろしたかったから。
危ない思いをしながらベネズエラを抜け出した今、その緊張をほぐすため落ちつきたかった。

朝ごはんも昼ごはんも食べずにここまで来た。
バスに乗って夕食も食べなかった。
午前2時半、バスはカルタヘナのターミナルに到着した。

ここから街の中に移動するのも危険だし、こんな時間にホテルを探したくない。
ほとんど人がいないターミナルのベンチに体を横たえた。

a_DSC_0448_20151122230810a98.jpg

暑くて、蚊も多くて全然眠れない。
でも眠れない理由はそれだけじゃない。
今ごろになって恐怖心が襲ってきたから。
こういうとき、恐怖心というのはあとになってじわじわと押し寄せるものなのかもしれない。
そのときはうまく状況を客観視できず、ただその場を切り抜けることで精一杯。
あとになって冷静になると、自分たちがどんな状況でどんなことをやっていたのかがわかってくる。

あんなところで警察や軍に捕まらなくてよかった。
もし捕まったら何をされたかわからない。
ベネズエラ軍と密売組織やゲリラとの銃撃戦に巻き込まれる恐れだってあったのだ。

日が昇り、空が白み始めて繁華街へと向かった。

朝日を浴びながら空に向かってすっくと建っているビル群を見ていると、きのうのできごとがまったく別の世界で起こったように思えてくる。

a_DSC_0451_201511222308110a0.jpg

コロニアルな建物が残るカルタヘナの旧市街は、世界遺産になっている。
心躍るシチュエーションのはずなのに、疲労感でいっぱい。
このときのわたしの顔が、それを物語っている。

a_DSC_0453_2015112607543513b.jpg

「あ、見て!
 すごい鮮やかな鳥!!」


頭上に2羽のオウムが大きな羽を広げて飛んで来た。
緑色で、翼は鮮やかな赤。
当たり前のように自然に飛んでいるので驚いた。

a_DSC_0454_20151122230814fbd.jpg

ちょっとだけ心が上向きになった。

もうあんな冒険は嫌だ。

これにてわたしたちの過酷な国境越えの話はおしまい・・・
のはずだったけど。

まさかふたたび同じ過ちを繰り返すとは・・・。
それはまた1か月後のお話。
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ご報告 帰国のフライトチケット購入しました!

2015.11.25 07:23|世界一周裏話☞EDIT
久しぶりに、涼しくて、静かで、まったりできて、Wi-Fiが調子よく使える宿で、のんびりとくつろいだ1日を過ごしているイクエとケンゾーです。

これまで移動が続いていたし、インターネットも自由にジャンジャン使えるわけではなかったので、ほんとうに久々にダラダラしています。

そこで、わたしたちが重い腰をあげてやったこと。

それは、この旅を終わらせ帰国をするための航空券を買ったことです。

「近々、帰国する」「旅も残りわずか」と言いながら、全然帰国する日も決めず、飛行機のチケットを予約しようともしていなかったわたしたち。
きょう、ようやく買いました。

現在、わたしたちはパナマにいます。
これから中米を北上し、メキシコを経由してアメリカへ。

アメリカから中国に飛んで、フェリーに乗り換えて日本に帰ります。

きょう買ったのは、アメリカ・ロサンゼルス発、中国・上海行きのフライト。

日にちは・・・・。


2016年2月9日。

ひとり390ドル。

上海に着いたらそのまま上海から日本行きのフェリーに乗るか、青島まで移動して下関行きのフェリーに乗る予定です。

アメリカからそのまま飛行機を乗り継いで帰国するのがいちばん楽ですが、飛行機に乗って気づいたら日本、というのはなんだか味気ないので海路で帰国することに。

実は、日本を出国したのもフェリーでした。
下関からフェリーに乗って、一か国目の韓国に渡ったのです。

a_P1000322.jpg

あれから3年以上が経過。

当初は自分たちの旅がどのくらい続くのか分からず、もしかしたらすぐに戻ってくるかもしれないなあという思いも片隅にあり、とりあえず2年、長くても3年かなあなんて漠然と思っていました。
でも、ふたりの旅は楽しくて、気づいたらすでに3年が経っていました。
その間、一度も帰国せず。

旅をずっと続けたい思いはありますが、お金もないし、日本で待っている家族もいるし、日本食や日本の生活も恋しいし・・・。

日本に帰りま〜す!!

2月に帰国するとなると、旅の期間は3年5か月になります。
3年5か月ぶりに日本に帰るという実感は全然ありません。
そんなにも日本を離れていただなんて。
でも、その間に首相は変わっているし、消費税率も上がったし、知らない芸人が人気になっているし。
わたしたちの目に、久しぶりの日本はどんなふうに映るのかなあ。

このブログを始めた当初は、家族に旅の様子を伝えることができたらなあ、自分たちの思い出を記録するための日記代わりになればいいなあ、という軽い気持ちでした。
でも、いまではこんなにも多くの人たちに読んでいただいて、応援していただいて、おこがましくもブログランキングでトップになり、3年前のイクエとケンゾーがそれを知ったらびっくりして鼻血を出すことでしょう。

ほんとうに、いつも読んでくださってありがとうございます。

帰国のフライトチケットを買ったとはいえ、まだ2か月半ほどふたりの旅は続きます。
どうぞ、最後までわたしたちといっしょに旅を楽しんでいただければ幸いです。

日本、待っててね〜♡♡
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世界一ポンコツ車が多い国

2015.11.24 06:05|ベネズエラ☞EDIT
このまえバックパックのファスナーが壊れていると書いたけれど、そのすぐあとにホテルのレセプションに荷物を預けたら見事に中から4000円分くらいの現金を盗まれたイクエです。
ファスナーは壊れていたけれど一応閉まるし鍵もかかるから大丈夫だと思ってたけど、甘かった。
向こうは何回もやってるプロだから。
貴重品を絶対に入れないようにしなきゃ。
4000円で済んだことを不幸中の幸いとして、気を取り直して楽しんでいこうっと。

ベネズエラを出国しコロンビアに入国するため、国境をめざすイクエとケンゾー。
乗合いタクシーは順調に進んでいるかに見えた。

でも・・・。

a_DSC_0434_201511222307094da.jpg

車が進まない!
この大渋滞に便乗して、お菓子や飲み物、アイスクリームの売り子までいる。

きっとこの先で警察か軍が検問をやっている。

国境に向かっているのは、多くが乗合いタクシー。
マイカーが日本のようには普及していないから。
タクシーもマイカーも、古くてボロいベネズエラ。
暑すぎるので、みんなドアを開けている。

よくこんなんで走れるよねー。

a_DSC_0435_20151122230710c3b.jpg

って前に止まっている車を見て思っていたけれど、わたしたちが乗っているこの車だってなかなかのもの。
ポンコツ車としては負けてはいない。

だって、ドライバーはしょっちゅうドライバーを手にしている。
あ、最初の「ドライバー」が運転手のことで、2番目の「ドライバー」がねじ回しのことね。
べつにこれ、シャレでもなんでもないから。

ドライバーがなぜドライバーを手にしながら運転しているのか。
全然進まない車の大行列に並んで、エンジンを切るでしょ。
で、前の車がじわ〜っと進みはじめるとエンジンを掛ける。
このときに、ドライバーが必要なの。
エンジンをかけるときにハンドルの下にドライバーを差し込んで、ガチャガチャっとする。
そしたらエンジンがかかる。
なにやってるのか意味わからないんだけど、ケンゾーが言うには「スターターが壊れているから、直結させてエンジンをかけてる」んだそう。
よくわからないんだけど、ドライバーをハンドルの下に差し込んでガチャガチャすると、すぐにかかるんだよね。

じわーっと進みはじめると、今度は検問。

なぜいまコロンビア間との国境が閉鎖されているかと言うと、きのうも少しお話したように、ベネズエラでガソリンや生活必需品などを安く買ってコロンビアに密輸している人がいるから。
ベネズエラ政府が言うには、コロンビアの密輸業者がベネズエラの品物を海外に持ち出すからベネズエラ国内が物不足になっているらしい。
ベネズエラで物不足が起きているのは、そんな理由よりも政府のやり方がまちがってるからだとわたしは思うけどね。
「12月に大統領選があるので、そのためにやってるんじゃない?」と言うベネズエラ人もいる。
いまの社会情勢の悪さを、自分たちの政策のせいじゃなくてコロンビアのせいにする。

ベネズエラでは、歯磨き粉などが品切れでお店に並んでいない。
赤ちゃん用の紙おむつや小麦粉だって配給制。
なんでこんなものが不足してるの?って不思議なんだけど、その理由がコロンビアの密輸業者の存在だけなんて思えない。

実は、ベネズエラ政府が店頭での歯磨き粉の販売をわざと止めて、配給していた小麦粉を2つから1つに減らし、その残りをどこかの倉庫にストックしてるんじゃないか。
それで、時期がきたら「コロンビアのせいで物不足が生じていましたが、国境を閉鎖したことで解決しました」といって、ストックしていた品物を市場に出したり配給したりして、政策の成功をアピールするんじゃないか、なんてことも考えてしまう。
社会主義国のベネズエラならありえる話。

ベネズエラの品物をコロンビアに持ち出そうとしていないか。
検問では、乗客のパスポートや荷物を軍や警察が検査する。
警察が、わたしたちのドライバーにトランクを開けるように指示する。
すると、ドライバーはまたドライバーを手にして外に出る。
なんで?
ドライバーを、閉まったままのトランクに挟んでガチャガチャ。
すると、あ〜ら不思議。
トランクが見事に開きました!
こんな使い方もドライバーにあったのねー。

うちの車は開け閉めが自由にできなくて、いちど閉めたらドライバーでしか開けられない。
でも、逆に前の車はトランクが閉まらないみたい。
トランクが開いたままだと、走行中にトランクのふたがぶわんぶわんと上下に揺れてしまう。
だから、ふたにロープででっかい重りをくくりつけている。
検問のときは、ドライバーが外に出てトランクのふたを手で押さえて開けたままにし、そのすきに警察が中をチェックをする。
そうしないと、重りでふたがすぐに落ちちゃうから。

ベネズエラは世界一ポンコツ車が多い国だとつくづく思う。

a_DSC_0436_20151123183039721.jpg

その後もわたしたちは何度も検問を受けた。
別にあやしいことをしていないので、執拗にチェックされることはなく、チラッと確認されてまた走り出す。
やっと検問の行列を抜けられて、走りはじめたとホッとしたら、2キロもしないうちにまた渋滞で足止め。
その先には検問。
一本道なのに、そんなに頻繁に検問をやるなんて無意味。

本来ならもうコロンビア側に着いてもいい時間なのに、まだ4分の1も来ていない。
一度列に並んでしまうと、30分は抜け出せない。
さっきなんて1時間も待たされた。

国境を越えて午前11時くらいまでに次の目的地のカルタヘナ行きのバスに乗るつもりだったのに、もう間に合わない。
イライラが募る。

たった100キロちょっとの道のりなのに、何時間かければ着くんだろう。

そしてまた車が止まった。
待って、待って、待ち続けて。
車が少しずつ動き、検問のポイントへ。
ほとんどの車がUターンしている。
いやな予感がする。

わたしたちのドライバーと兵士が窓越しになにやらやりとりした。
そしてドライバーが言った。
「もう、ここから先は車が入れない。
 ここで車を降りてくれ。」

「え?
 どうして?
 どうすればいいの?
 タクシー代ももう払ってるのに。」

「向こうにバスがくるはずだからそれに乗ればいい。
 そのときバス代は払わなくていいから。」


そんなこと言われても、どうすればいいかわからない。
不安しかない。

a_DSC_0437_20151122230712993.jpg

わたしたちは、荷物といっしょにタクシーから降ろされた。
むこうのほうにはテーブルがあって、兵士たちが通行人の荷物をすべて開けてこまかく調べている。

ここまで来て、先に進めないなんて嫌だ。
コロンビアに抜けられないなら、サン・アンドレス島へのフライトチケットもキューバへのチケットも無駄になってしまう。

重いバックパックと募るイライラと不安を抱え、現地人のあとをついていき検問の列に並んだ。
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痩せた人お断りの服屋さんと大人気の和食店 

2015.11.23 06:56|ベネズエラ☞EDIT
そろそろ帰国のチケットを取らなきゃなあと思いながらも、なかなか取らないイクエです。
早めに取らないと高くなるのにねえ。
これから先の旅がどのくらいの日程になるのか予測できないし、帰国するという実感もなく。
こんなことを書くと「いいから早く帰りなさい!」と母に怒られそうですが。
でも今月中には取ろうっと。

危険な国だと言われているベネズエラ。
でも危険な目にあうこともなく、行く予定もなかったメリダで少額豪遊生活を楽しみ、大沈没。
当初の予定では、1か月間でエンジェル・フォール、ロライマ山、マルガリータ島と観光する予定だったけれど、メリダとエンジェル・フォールだけで1か月かけてしまった。
まだまだ滞在したいところだけれど、実はコロンビアからキューバへのフライトチケットを購入済み。
いったんベネズエラ旅行を切り上げてキューバをめざし、そのあとまたベネズエラに戻ってくることにした。

これ、とてもアホな選択。
時間的にも金銭的にも無駄が多いんだけど、ベネズエラが楽しくてこのままベネズエラとおさらばするのは名残惜しくて・・・。

コロンビアからキューバへの往復チケットはおよそ270ドル。
途中パナマでトランジットなので、帰りはパナマーコロンビアのチケットを捨ててパナマで降りちゃえばそのまま中米を北上して旅行できるという妙案を思いついていたんだけどねえ・・・。
コロンビアとパナマは陸続きだけど道路がなくて陸路では行けないので、旅人は飛行機か船を使うことになる。
フライト代や船代はけっこう高いので、コロンビアとパナマの間にカリブ海のキューバ旅行を入れちゃえば費用も時間も節約できる、いいアイデア!って思ってたんだけど・・・。

結局、キューバからの帰りはパナマで降りずにそのままコロンビアに戻り、ふたたびベネズエラに入国。
そしてベネズエラからパナマに飛行機で飛ぶことにした。
ベネズエラからパナマへの飛行機は、メリダのツアー会社で手配済み。
ひとり1万4000円くらいだった。

さて、この決断が吉と出るか凶と出るか。
もうすでに無駄な出費でバカな決断だとわかりきってるんだけどね・・・。
ベネズエラの物価が安い安いと大喜びしながら、結局無駄に飛行機代をかけるという結末。
目先の利益に目がいき、全体の損失を考えていない。

でもわたしたちはメリダでの豪遊生活やたくさんのアクティビティーを楽しんだから、これでいいの!

まずは、行きと同じように陸路で国境を越えてコロンビアに再入国することに。
行きもそうだったけど、ベネズエラとコロンビアの仲が現在悪くて、一部の国境が閉鎖中。
わたしたちが入国したときは、マイカオ~マラカイボ間の国境は開いていて、その南のククタ~サン・クリストバルの国境が閉鎖されていた。
でも、今度はマイカオ~マラカイボの国境が閉鎖されて、ククタ~サン・クリストバル間の国境が開いたという噂も。

国境

こればかりは日々情勢が変化するので行ってみないとわからない。
ベネズエラ人も把握していないけど、わたしたちが尋ねると「外国人がベネズエラを出国する分には、問題ないよ」との答えが多い。
ツアー会社やホテルのスタッフもそう言うので、とりあえずマラカイボをめざすことにした。

シウダー・ボリーバルでお世話になったコネクションツアーのおばちゃんたちに別れを告げる。
コネクションツアーのスタッフ(といっても家族経営なので家族たち)を「態度が悪い」と酷評しているブログをいくつか見ていたけれど、家族は優しかった。
結局、毎食作ってくれて、きのうの夜なんて中華を外に食べに行ったのに、おばちゃんがわたしたちの晩ご飯を準備してくれていて申し訳なかった。

「グラシアス!
 アディオス。(ありがとう、さよなら)」

でも、また1か月後に再会することになるとはね・・・。

自国の通貨が紙切れ同然になりつつあるベネズエラ。
いま、飛行機の国内線の運賃もわたしたちにとっては激安。
いつもはできるだけ安い交通手段を選ぶイクエとケンゾーだけど、マラカイボまでは飛行機で飛ぶことにした。

プエルト・オルダスから首都のカラカスで乗り換えて、マラカイボへ。
1000キロくらいある距離。
フライトのお値段は、荷物預けや手配してもらった旅行会社へのマージンなど全て込みでひとり7700ボリバル(約1540円)。
やっすぅ〜。

飛行機

ここシウダー・ボリーバルからプエルト・オルダスまでバスで移動しようと思っていたけど、混んでいたし時間がかかりそうだったので乗合いタクシーを使うことに。
100キロくらいの距離、エアコンのきいた4人乗りの相乗りタクシーでひとり500ボリバル(約100円)。

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快適な移動で、プエルト・オルダスに到着。
保険会社に書類を送らないといけなかったので、街の中の郵便局へ。
EMSでアメリカとブラジル、ふたつ送って220ボリバル(約44円)

ひとつ仕事を終えてフライトまでまだ時間があったので、お楽しみのあの場所へ行かなきゃ♡

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プエルト・オルダスにある巨大ショッピングモール「オリノキア」。
シウダー・ボリーバルの品薄が嘘だったかのように、充実した品揃え。

社会主義国家で配給制のあるベネズエラ。
それでも地域によって物価も、販売されている品物の種類もかなりの差がある。
奇妙な国だとつくづく思う。

オリノキアにはブティック、スポーツ用品店、電化製品のお店、家具屋さん、ジュエリーショップ、シネマコンプレックスなどありとあらゆるお店が入っている。
そしてこんなブティックを発見。

マネキンの大きさと、店内に飾ってある絵画に注目!

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ふくよかなレディーのためのブティック。

こんなマネキンみたいな体格の人、ベネズエラにはすっごく多い。
多数のミス・ユニバースを輩出しているお国なのに、肥満率が高い!
しかも裕福な人ほど太っている人が多いような。
わたしとケンゾーの感覚では、2人に1人くらい太っている。
体を動かすことをせず、たくさんおいしいものを食べられるからかなあ。
でもお金持っていると、美容やファッションにもお金かけられるのにねー。
ベネズエラの肥満率が高いことで、ミス・ユニバース候補者の数は少なくなっているかも。
痩せれば周囲をあっと言わせる、隠れミス・ユニバースがたくさんいるんじゃないかな。

太めのレディー専用のお店は、痩せた人の入店お断り。

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わたしたちがこのショッピングモールにやってきたのは、買物をしたかったからではない。
お目当ては、これ。
これですよ!
日本が誇る・・・

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SUSHI!!!

日本料理店のBONSAI SUSHI。
ベネズエラの大きな街のショッピングモールに入っている、有名チェーン店。
店内はとても広くて、奥のほうにもお客さんがいっぱい。
ベネズエラ人がじょうずにお箸を使って食べている。

握りや巻物の盛り合わせで1730ボリバル(約350円)。

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メニューは充実していて、天ぷらやまぐろのたたき、枝豆、唐揚げ・・・。
メニューには酢の物や味噌汁もあったけど、人気がないのか置いてなかった。
残念。

ラフティングでいっしょだったカラカスに住むベネズエラ人のマリアたちが言っていたのを思い出した。
「ベネズエラではいま和食が大人気。
 日本料理屋さんがいっぱいあって、とくに焼き鳥が人気だよ!」

カラカスにも行ってみたかったなあ。
カラカス、凶悪犯罪都市っていうことだけが表に出てしまうけど、行ってみたら印象も違うんだろうなあ。

安いしおいしいしもっとほかのも注文したかったけど、お寿司盛り合わせでおなかいっぱいに。
海鮮焼きそばと餃子やシュウマイ、コロッケの盛り合わせを持ち帰り用に注文。
海外の日本料理店でバックパッカーがお持ち帰りを注文するなんて贅沢なことも、いまのベネズエラだから可能。

ショッピングセンターから空港までは1キロちょっと。
普段なら歩く距離だけど、タクシーでも30円くらいだからまた贅沢してタクシー。

こじんまりしたプエルト・オルダスの空港に到着。

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乗る飛行機はベネズエラの航空会社。
CONVIASA。
ベネズエラの航空会社って意外に多い。
海外ではあまり活躍していないけど。

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安すぎるから心配していたけど、スムーズにチェックンして搭乗。
飛行機もいたって普通。

カラカス乗り換え。
カラカスの空港はカリブ海に近い。
海側にはリゾートホテルやマンション。
内陸側には団地みたいな建物がびっしり。
変な光景。

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飛行機を乗り換えてマラカイボに着いたときは、日が暮れていた。
空港から街まではけっこう離れている。
20キロくらい。
タクシー乗り場に行って料金を聞くと、固定料金で1100ボリバル(約220円)。
ベネズエラではよくタクシーに乗っていたけど、いつも50円以内。
「1100ボリバルは高いよねー。」
「どうしようか。」

でも、よく考えれば夜間、長い距離を移動して220円は安い。
わたしたちの金銭感覚がおかしなことになってきている。
ふたたびタクシーで快適移動。

あしたは朝早く、国境へと向かう。
もう寝るだけなので、今夜は中級ホテル「CARIBE」に。
部屋にバスルームとエアコンがついていて、ダブルルームで1200ボリバル(約240円)。

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長距離バスと同じく、エアコンの温度設定が低くて寒すぎる。
しかもリモコンがなくて、一括管理。
吹き出し口をビニール袋で覆う。

夕食はBONSAI SUSHIでお持ち帰りした、焼きそばと餃子やコロッケ。

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「あした、だいじょうぶだよね。」
「出国する分には大丈夫やろ。」

国境を越えられるかどうかの不安は尽きない。

今回のベネズエラ・コロンビア間の国境閉鎖は、ベネズエラ側だけが一方的に行なっているもの。
もともとベネズエラからガソリンや小麦粉などを安く手に入れ、コロンビアに密輸する人間が多いことにベネズエラ政府は怒っていた。
そんなとき、密輸を取り締まっていたベネズエラ軍の兵士がコロンビアの密輸組織と見られるグループから銃撃されたことに、マドゥーロ大統領が激怒。
無期限で国境を閉鎖してしまった。

いつもなら、事態が落ちつくまで様子を見るわたしたちだけど、わたしたちには早くコロンビアに行かなければいけない理由がある。
3日後にコロンビアのカルタヘナからサンアンドレス島に行く飛行機のチケットを取っていること。
そして、1週間後にキューバに行く飛行機のチケットも取っていること。

さっきマラカイボの空港に着いたとき、コロンビア出身の空港職員のお兄さんが「大丈夫、いまは国境は開いているよ」と言っていた。

多くの人が「大丈夫」って言うから、大丈夫だとは思うんだけど・・・。
でも国境まで行く途中には、検問がたくさんあって時間がかかるし渋滞すると聞いていた。
あしたは早起きして、国境をめざさないと。

次の日、わたしたちは早起きして日が昇ってすぐにバスターミナルへと向かった。
ターミナルに着いたのは6時半ごろ。

国境行きの相乗りタクシーやワゴン車がすでに客引きをしている。
ドライバーたちは「大丈夫、国境は開いている」と言うんだけど、それでも行ってみないことにはわからない。

なかなかお客さんが集まらない。

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国境がどうなっているのか、一刻も早くこの目で確かめたい。
1時間近く待って、ようやくほかの2人のお客さんが集まって、出発!
ほかのお客さんが来たってことは、大丈夫ってことだよね?

客引きのおじさんと笑顔で記念撮影。

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だってね、このときはわからなかったんだもん。
わたしたちにこのあと待ち受けているできごとを。

これまで旅してきたなかで、ある意味いちばんの冒険となるできごとがふたりにふりかかるということを。
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エンジェル・フォールの結末は・・・

2015.11.21 21:35|ベネズエラ☞EDIT
久しぶりにちゃんとしたチリワインを楽しんだケンゾーです。
南米はアルゼンチンとチリから離れれば離れるほどワインと縁遠くなる。
店で見つけてもとんでもなく高いので、もう旅が終わるまで美味しいワインは飲めないなあと諦めてたんだけど、島全体が免税になっているベネズエラのマルガリータ島では現地とほぼ同じ値段でワインが買える。
久しぶりに飲んだ本格ワインの味は格別だったなあ。

エンジェル・フォールツアー3日目。
ツアーで人気のオプションにセスナでの遊覧飛行がある。
下から仰ぎ見るだけじゃなく、上空から世界一の滝を眺めるという贅沢なオプション。
ひとり30ドルくらいで飛べるという話を聞いてたんだけど、コネクションツアーだと40ドルくらいと言われた。

もうひとつ、原住民の集落を訪れるカバックツアーというものもある。
セスナでテーブルマウンテンの奥地へと移動、洞窟を探検したり原住民の生活を垣間見ることができるという内容。
セスナはエンジェル・フォールの上空を飛ぶので、行き帰り2度眺めるチャンスがある。
カバックツアーは1人70ドルなので遊覧飛行よりもお得感がある。

このカバックツアーに参加したかったんだけど最少人数が4人。
残念ながらほかの参加者がいなくて一旦は諦めたんだけど、ひょっとしたら現地でシェア仲間を見つけることができるかも、というかすかな期待を持っていた。
ほかに参加希望者がいないかガイドのホセに尋ねたり、空港で聞いたりしたんだけど不発。
カバックツアーは諦めることに。

それならば遊覧飛行で我慢するかなあと思ったんだけど、現地で遊覧飛行をオーダーするとビックリするくらい高い。
最終的には70ドルまでは下がったんだけど、とてもじゃないけど払えないので遊覧飛行もパス。
けっきょく上空からエンジェル・フォールを見下ろすことはできなかった。
時間に余裕があるなら、歩いてアウヤンテプイを登りエンジェル・フォールを上から眺めるツアーもあるんだそう。
最低8日間、欧米人にはけっこう人気なんだって。

カバックツアーも遊覧飛行もなくなったので丸1日することがなくなったケンゾーとイクエ。
インターネットもないのでカナイマの村をブラブラするしかない。
カナイマは人口およそ2000人の小さな村。
先住民のペモン族が暮らす村はのどかそのもの。
村の周囲には昔ながらの狩猟生活を営んでいるペモン族も多く住んでいるんだそう。

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延長した3日目は夕食が付いていないのでレストランの視察も兼ねて村を散策。
カナイマでいちばん高級なワク・ロッジをめざし歩いていると色鮮やかな鳥を発見。
こんなにカラフルなオウムが自然な状態で空を飛んでいるのが不思議。

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自分たちのホテルと比べるのがおこがましいくらい豪華なワク・ロッジ。
遠慮がちに敷地内に足を踏み入れると、ついさっき見かけたド派手なオウムが空から舞い降りてきてビックリ。
目の前にするとレインボーカラーがいっそう目に映える。
なんでこんなにカラフルなんだろうね。

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ご対面したのはオウムだけじゃなかった。
不思議さでは負けてないトゥカンも発見。
まさかホテルの敷地内でこんなに間近にトゥカンを見られるとは思ってもみなかった。

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たぶん野生のトゥカンでホテルで飼われてる訳ではないと思う。
飼ってる訳ではないけど餌付けをしてるんじゃないかな。
近づいてもぜんぜん動じない。
なんでくちばしがこんなに大きいんだろう。
重くて飛びづらくはないのかな?

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こんなに至近距離でトゥカンを見たのははじめて。
目がまん丸、くりくりしててめっちゃかわいい。

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レストランのメニューを見せてもらうも、やっぱり高い。
思ったよりも良心的な値段設定だけど、ちょっとパスかなあ。
ほかのホテルのレストランも覗いてみたけど、なんだかなあ。

人口が少ないとはいえ、地元の人も外で食事をすることくらいあるだろう。
地元の人が利用するローカルなレストランがないものか、人に訊ねて探しまわったところ食堂を発見。
チキンのロースト1600ボリバル(約320円)なり。

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この日はちょうど皆既月食が見られる日。
蚊と格闘しながらしばしの間天体ショーを楽しむことに。

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そして最終日。
シウダー・ボリーバルに帰るフライトは午後1時。
カナイマ湖のほとりにあるバーで時間をつぶすことに。
林の中にあるロッジ風の屋外バーはなかなかいい雰囲気。
でも、雰囲気はいいんだけど冷蔵庫の中はガラガラ。
ビールが1本もないバーも珍しい。

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かろうじてラムとコーラがあったのでキューバリブレをオーダー。
飛行機、しかも小型機でしかアクセスできないから物が不足しがちなんだろう。
車なんかはどうやって運んでくるのかな。
爆音を轟かせながら流れ落ちる滝を眺めながらエンジェル・フォールの余韻に浸る。

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帰りのセスナは行きよりも小さな6人乗り。
おもちゃのような頼り無さげなエンジン音を響かせながらふわりと離陸。
水しぶきをあげるいくつもの滝と背後にそびえるテーブルマウンテン。
こうして見ると、カナイマの村ってとんでもないロケーションだね。

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深い緑に覆われたジャングルといくつもの川を飛び越えてシウダー・ボリーバルへ。
赤、白、緑・・・色が混ざり合ったパレットのような不思議な地形。
見てて飽きないんだけど睡魔には勝てなかった。
乗り物に乗ったらすぐに眠くなるケンゾーはいつものことだけど、まさかのパイロットまで寝てたのにはビックリ。
たぶん自動運転だから大丈夫なんだとは思うけど、緊張感なさ過ぎ!

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シウダー・ボリーバルに着いたらふたたびコネクションツアーのホテルへ。
ツアーが終わったあとも無料で泊めてもらえるのはありがたい。
今夜は無事にエンジェル・フォールツアーを終えたことを祝して中華にしよう。
焼きそばにチャーハンに野菜炒め。
やっぱり中華はテンションが上がる!

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中華、めっちゃ美味しかったんだけどねえ、まさかこのあとふたりともお腹を壊して一晩中下痢に襲われるとはねえ。
たぶん油も思うように手に入らないから何度も使い回してたんだろう。
お尻の痛みとの戦いの次は下痢との戦いが待っていたとは。
お尻にとっては受難続きのエンジェル・フォールツアーだった。
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エンジェル・フォールのおまけも侮れない!

2015.11.20 07:28|ベネズエラ☞EDIT
人生初のオールインクルーシブホテルを満喫しているケンゾーです。
食事付き&アルコール飲み放題という酒好きにはたまらないオールインクルーシブ。
24時間いつでも飲み食い自由って訳ではないしアルコールの種類も限られてるんだけど、好きなだけ飲んでいいっていうのはかなり嬉しい。
これでワインや焼酎があったら最高なんだけどなあ。

やっと、やっとのことで世界一の滝エンジェル・フォールを目前に拝むことができたケンゾーとイクエ。
「時間との戦い」でエンジェル・フォールを満足に楽しむことができるのか、出発前から不安だったこのツアー。
ふたを開けてみると、ゆっくり滝を眺めることができたし、滝壺のプールで泳ぐこともできたし、充分に満足することができた。
びしょ濡れになったボートでの移動も、秘境感を演出してくれたという点では結果オーライ。

でも、これで滝も短時間しか見られず、滝壺で泳ぐことができなかったとしたらかなり不満が募るツアーになったと思う。
現にかなり残念な思いをした参加者も多い。
もちろん天候にも左右されるとは思うけど、いちばん大事なのはガイドのやる気と力量。
今回はホセが担当ガイドでラッキーだった。
これからツアーに参加する人はカナイマに着いて現地ガイドと落ち合った時にスケジュールやツアー内容をきちんと確認したほうがいい。
とくに滝壺で泳ぐオプションは口を酸っぱくして何度も要求しないと省かれる可能性大。

ということで、無事に世界一のエンジェル・フォールを満喫した一行はカナイマへの帰路につくことに。
午後2時40分、ふたたび木製のボートに乗り込み川下りスタート。
さらばエンジェル・フォール。
優美な姿を見せてくれてありがとう。

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エンジェル・フォールの余韻に浸っていたいところだけど、お尻の痛みとの戦いアゲイン。
行きはエンジェル・フォールへの期待感で多少気を紛らわすことができたけど、メインイベントが終わったあとはただひたすら耐えるしかない。

「帰りは下りだから早く着くよ」
そう聞いていたのでちょっと楽観視してたんだけど、出発して10分でボートが座礁。
プロペラが破損したのか交換をすることに。
淡い期待はエンジェル・フォールのようにはかなく雲散霧消。
はたしてカナイマには何時に到着するのやら。

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しょっぱなで座礁して以降は順調に川を下るボート。
雨が降るなど天気がイマイチだった昨日と違い、今日はいい天気。
どっしりと大地にそびえるテーブルマウンテンがいくつも流れ去っていく。
秘境に足を踏み入れたんだとあらためて思い知らされる。

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行きと同じく、流れが激しく転覆の危険があるエリアは途中でボートを降りて中州を歩かないといけない。
また歩みの遅いベネズエラ人のおじいちゃんコンビを待たないといけないなあ。
しかも、この2人を歩かせるのは酷。
流れの速いエリアに客を乗せたまま突入するのは危険とはいえ、また遅くなって真っ暗な中ボートに乗るほうが逆に危険とホセが判断。
今回は荷物といっしょに2人だけボートに残ることに。

「おじいちゃんたち、無事でね!」

20分後、多少濡れてはいるけれど笑顔のおじいちゃんたちと無事に再会。
よかったよかった。

行きは6時間かかった道のりも帰りは4時間。
たしかに2時間も早かったけれど、カナイマに着くころはすっかり真っ暗。
ホタルが舞う幻想的なシチュエーションも演出のうち?
まあ雨に降られなかっただけでもいいとしよう。

カナイマの宿は、おそらく最安の「WAY TUPU」。
部屋はごくシンプルなダブルルーム。
バス・トイレ付きだけど水シャワー。

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夕食もシンプル。
でも温かい食事を食べられるだけでホッとする。
コーヒーはいつでも飲み放題。

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「時間との戦い」には見事に勝利したケンゾーとイクエだけど、「お尻の痛みとの戦い」には惨敗。
10時間のボートトリップはケンゾーのお尻を無残な状態にするには十分だった。
お尻の両サイドに熟れた桃のような赤いアザがくっきり。
ベッドのマットはとくに硬いものではないんだけど仰向けで寝るのはかなり辛い。
まさか絶景の代償がおしりの痛みとは、まったくの予想外。

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とはいえ、大満足で終わったエンジェル・フォールツアー。
秘境感満載のボート移動、予想に反して優美だったエンジェル・フォール。
ダイジェストの動画もぜひ。



楽しかったエンジェル・フォールツアーだったけど、じつはまだ終わりじゃない。
順番が前後したけれどもうひとつの滝巡りがまだ残っている。
エンジェル・フォールから戻ってきた翌日、ツアー3日目の午前にカナイマ湖で滝巡り。

真っ茶色なカラオ川がいくつもの滝となって豪快に流れ込んでいるカナイマ湖。
いちばん奥にあるエル・サポの滝とアチャの滝は滝の裏側に入ることができる。
ずぶ濡れ必至でかなり楽しいらしい。

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お尻の痛みを押し殺して三度ボートに乗り込む。
轟音を立て水しぶきを巻き上げている滝をめざし出発。
まずはエル・サポの滝へ。
ボートで島に渡ったあとしばらくジャングルの中を歩いていく。

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これがエル・サポの滝。
流れ落ちる滝の裏側に道があり、滝をくぐって中に入ることができる。
豪快に流れ落ちる大量の水。
爆音にかき消され大声を張り上げないと会話ができない。
滝を裏側から眺めるというのはかなり斬新な体験。

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つづいてアチャの滝へ。
こっちのほうが規模が大きくて迫力満点。
そばにいるだけで水しぶきで全身ずぶ濡れ。

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滝のカーテンをくぐると、ぽっかりと予想以上に広い空間が滝の裏に広がっている。
流れ落ちる水越しに眺める外の景色はなかなか乙なもの。
水の音で聴覚を失っているのも相まって、世界を裏側からのぞいているような不思議な感覚。

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アチャの滝幅はおよそ90m。
降り注ぐ水しぶきに叫び声をあげながら滝の裏側を歩いていく。
これ、予想以上に楽しい!

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いちばん奥までたどり着くと、滝を真横から眺めることができる。
滝の表と裏を交互に眺める。
この迫力はイグアスの滝にも負けてはいない。
エンジェル・フォールツアーのおまけにしてはかなり満足度の高いアトラクション。

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本来なら2泊3日のエンジェル・フォールツアーはここで終了。
このあとセスナに乗ってシウダー・ボリーバルに帰るのが通常のスケジュールなんだけど、ケンゾーとイクエは3泊4日のプランにしてもらった。
エンジェル・フォールよりもさらに奥地へと行くカバックツアーのシェア仲間を見つけることができないかなあと期待して1日延ばしてもらったんだけど、はたして・・・。
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滝壺がないのに滝壺で泳ぐってどういうこと?

2015.11.19 05:55|ベネズエラ☞EDIT
バックパックのファスナーが壊れてしまっているけど、そのまま使っているイクエです。
ときどき気づいたらファスナーが開いていて、鍵をかけているけど意味がない。
買い替えようかなと思うけど、売っているバックパックの種類も多くないし、旅ももうちょっとで終わるし。
ザックカバーをかぶせ、バスに乗るときはトランクに預けずに車内に持ち込み、なんとか今のバックパックでがんばっています。

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午前8時、エンジェル・フォールの真下をめざし、ようやく出発。
シウダー・ボリーバルの町を出発し、エンジェル・フォールをめざす旅はきのうからはじまったばかりなのに、もっと長く感じる。

ボートで川を渡って、トレッキング開始。
1時間以上山道を歩いていくらしい。

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このツアーは総勢12人。
わたしたちをのぞいて全員がベネズエラ人。
そのうち2人がおじいちゃんで、きのうはおじいちゃんたちの歩くスピードが遅いので陽が沈んでキャンプ地に到着した。

フラットな道でもあんなに時間がかかったのに、これからおじいちゃんたちは山に登れるのかなあ、わたしたちは滝の真下にたどり着くのかなあと心配していたら、杖をついたおじいちゃんはさすがに断念。
キャンプ地でお留守番。

もうひとりのおじいちゃんは必死についてきていたんだけど何度も立ち止まり、苦しそう。
わたしたちからあっという間に距離が離れ・・・。
気づいたら、あきらめて引き返していた。

でも2人とも、ここまで来れて滝を見られたことに満足していた。

エンジェル・フォールは、お年寄りには過酷な場所。
木々が生い茂るジャングル。
足元には大きな石や滑りやすい泥。
そこを登っていく。

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ベネズエラ人はハイキングや山登りがとても苦手。
それはこれまでにも実感している。
わたしたちのグループは滝の真下まで行けないかもしれない。
そんな心配もあったけれど、グループの中にサクサクと登っていくベネズエラ人カップルが一組。
彼らが先頭に立っているので、みんなも息を切らしながらもなんとかがんばってついていってくれる。

20代のガイドのホセも「早く早く」とみんなを励ます。
と言いながら途中、ホセが得意げにこんな遊びを始めた。

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ア~、ア、ア~~。

木の蔓でターザン。
しなかやかで細いのに、大人が飛び乗っても切れない。

助走をつけて「ア~、ア、ア~~」とやると5メートルくらいの振り幅で、3回くらい行ったり来たり。

これがスリリングでおもしろい。
見て!このケンゾーの顔。

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こんな遊びをしている場合じゃなかった。
わたしたちには先を急がなければならない理由がある。

だって、エンジェル・フォールの滝壺で泳ぎたいから!!
これは時間に余裕があるグループだけができるオプション。
時間がないと、展望台で滝を見るだけで引き返すんだけど、時間があったりガイドが優しかったりすればもうちょっと滝まで近づいて泳ぐことができる。

旅人からは「泳げなかった~」という声を聞いていた。

わたしたちはきのうからホセに「泳がせてね!」とプレッシャーをかけていたけどホセは「うーん、君たちは足が速いかもしれないけど、みんなのペースだとどうだろうねえ。」と答えを濁らせていた。

でも、みんな泳ぐ気満々なのははっきりしている。
だって、ちゃっかり水着を着ているから。
急いで歩いているベネズエラ人カップルは、何が何でも泳ぎたいんじゃないかな。

ほかのメンバーも足をふらつかせながらも、はあはあ言いながらも、がんばって歩いて1時間あまり。

おお?
これは!?

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ついに滝のそばに到着!
遠くから見ると白糸のように細く見えた滝だったけど、近くで見ると幅広。

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てっぺんは雲に隠れているけれど、その雲も風によって形を変えていく。
近くに来ても真っ白で滝がよく見えないこともあれば、雲がなく上から下までハッキリ見えるときもある。
雲がとぎれた隙に、パシャリ!

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エンジェル・フォールには滝壺がないと言われている。
それは1キロ近くも上から水が落ちてくるので、途中で水が拡散して霧雨のようになるから。
普通の滝みたいに、大量の水が勢いよくそのまま地上に落ちて土を削り、ということにならない。

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勢いよく水が落ちてくる滝とは違い、ふわふわと霧が漂っているような優美な滝。
それでも滝の裏側の岩壁はえぐれて洞窟のようになっている。
頼りなく見える霧雨だけど、長い年月をかけて少しずつ岩を削っていったのかな。



水蒸気のようになって落ちてくる滝の水は、そのまま空気に溶け込んでなくなってしまうわけではない。
ふわふわと水蒸気のように落ちてくる滝の水。
その水が砂利や土の下に浸透し、集まり、川となる。

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あれだけの水が降ってくるのだから、川の水量もそれなりにある。
川は途中でふたたび滝となっている。
エンジェル・フォールが終わっても、その下に次の滝が何段か続いている。

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その滝の下にできている滝壺。
滝壺のない滝と言われているエンジェル・フォール。
そんなエンジェル・フォールの滝壺で泳ぐと言うのは、こういうことだったんだね。

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あの滝壺までは歩いて10分ほど。
どうやらわたしたち、滝壺まで行けるらしい。

やったー!!
ホセ、ありがとう♡

滝壺まで連れていくのを面倒くさがるガイドもいるらしいから。
ガイド業を天職のように楽しんでいるホセでよかった。

滝壺までは意外にすぐ着いた。
いちばん最初にパンツ一枚になって泳ぎはじめたのは、なんとホセ。
にこにこしながら、ドッボーン。
スイスイと滝の真下まで泳いではしゃいでいる。
しかもゴーグルまでちゃっかりもってきている。

なんだよー。
あんたがいちばん滝壺で泳ぐことを楽しみにしてたんじゃないのー。

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滝の下は楕円形の池のようになっている。
幅は15メートルくらいかな。
深くて足がつかず、流れも速い。

冷たいけど、こんな経験は貴重だから泳いどこう。

この滝壺からエンジェル・フォールを仰ぎ見る。
近すぎててっぺんが見えない。

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泳いでいたらヘリコプターの音が聞こえた。
エンジェル・フォールを上から見る遊覧飛行。
遊覧飛行にはセスナ機とヘリコプターがあるけど、ヘリコプターだとこんなにも近づける。
きっと大迫力だろうねー。

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エンジェル・フォールを背にして滝壺から見るカナイマの山々。
どこまでも緑が広がる。
遠くのテプイにも木々がぎっしり。

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自然豊かなこの場所に、エンジェル・フォールは遠い昔からひっそりと存在していたんだ。

きのうはどうなることかと思ったけど、朝焼けの幻想的なエンジェル・フォールも、雲に隠れたり突然現れたりする神秘的なエンジェル・フォールも、青空に生えるエンジェル・フォールも見られた。
滝壺でも泳げて、大満足!

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山を下ったあとは、ケンゾーはまるで温泉に浸かるように川で汗を流す。
タンニンを含んだ川は、黄色にも、オレンジにも、緑にも見える。

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キャンプ地に戻り、チキンの炭火焼の昼食を食べていると、ド、ド、ド、ド、ドーという大音が鳴り響いた。
滝のほうを見る。
すると、ヘリコプターがどんどんこちらに近づいてくる。
どんどん音が近づき、河原に着陸。

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「うわぁ~、お金持ちの人たちだ。」

わたしたちがきのう、雨に打たれ雷に怯え、上からも下からも水を浴びて、お尻の痛みと戦いながらボートで何時間もかけてやってきた距離を、ヘリコプターで悠々と。
そしてここで滝を見て、颯爽とまたヘリコプターに乗り込み帰っていく。

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お金はかかるかもしれないけど、時間や体力がない人にはそんな方法もある。
これだったら、シウダー・ボリーバルやプエルト・オルダスの街を出発し、その日のうちにヘリコプターでここまでやってきて、滝を見てそのまま帰ることができる。
たった1日で。

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でもわたしたちのようにアドベンチャー気分を味わって、この秘境を肌で感じ、やっと世界一の滝とご対面というのも悪くない。

名残惜しいけど、エンジェル・フォール、さようなら。
何度も滝のほうを振り返った。

さて、これからまたお尻の痛みとの戦い。
ふたたびボートでカナイマの村をめざす。
時間はだいぶ押しているけど、ちゃんと日暮れ前に到着するかな。
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世界一の滝が世界一美しいとき

2015.11.17 06:04|ベネズエラ☞EDIT
母から「あんたたちが帰国したときのために7人乗りの車を買ったよ」とメールをもらったイクエです。
日本を3年も離れている娘に、母としては今度はそばで暮らしてほしいようです。
帰国してからの住処も仕事も未定のわたしたち。
帰国まで残りわずか。
さあ、どうしよう。

暗闇の中を進む木造ボート。
エンジェル・フォールの拠点の村、カナイマを出発してから6時間も経過。
わたしたちは、ようやく、ほんとうにようやく、滝のふもとに到着した。

疲れ果てたわたしたちに降り注ぐ雨。
バックパックに入れた懐中電灯を取り出す余裕もない。
携帯電話の明かりを頼りに船から降りて、石ころで埋め尽くされた河原の斜面を四つん這いになり、手探りで歩いていく。

このシチュエーションがあまりにも過酷すぎて、もはや笑うしかない。

「なんなん?!これー?」
「エンジェル・フォールに来るのってこんな大変なん?」

後ろを振り返ると、そびえるテプイからまっすぐと落ちる白糸。
ああ、エンジェル・フォールかあ。
幻想的ではあるけれど、ゆっくり堪能している場合ではない。
荷物が濡れないうちに、屋根のある場所に避難しないと。

a_DSC_0085_20151117043244833.jpg

屋根のある休憩場のようなところにたどりつき、とりあえず荷物から服を取り出す。
体はびしょ濡れで震えるほど寒い。
隠れる場所なんてないけれど、真っ暗だからその辺で着替えても見えない。
水しぶきと雨、上からも下からも水の攻撃を受けたわたしたちは下着まで替えないといけなかった。

着替えをすませると、今夜の寝床を求めてふたたび歩き出した。

「エンジェル・フォールのふもとの宿泊施設はとてもシンプル。
シャワーもあるけれど水が出ないこともある。
簡素な宿だけれど、エンジェル・フォールを見られるし、じゅうぶんだと思いますよ。」

ツアー会社でそんな説明を聞いていたけれど、まさかここまでシンプルだとは。

「え?!ここ?ここに泊まると?」
「うん、ここやろうね。」

さっき休憩したところと変わらない設備。
ただ屋根があり、椅子とテーブルがあるだけ。

a_DSC_0086_201511170432497fb.jpg

おじさんたちがハンモックを吊るしはじめた。
この周辺にはこんな屋根だけの施設がいくつかあり、安いツアーだとここでハンモックで寝る。
高いツアーだと、ちゃんとベッドのある施設に泊まれるみたい。

イクエとケンゾーにはハンモックがお似合い。

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「シャワーは水が出ないこともあります」という話だったけど、シャワーそのものがない。
トイレは一応あるけれど、タンクから水を汲んで自分で流さないといけない。

秘境にあるエンジェル・フォール。
快適すぎる宿だったら逆に秘境感を味わえないから、まあいいか。

ペモン族のおじさんたちが薪で火を熾し、夕食の準備をしてくれる。

a_DSC_0093_2015111704325132a.jpg

「宿を管理しているペモン族の男性たちは、とても優しい人ですよ。
シャイでもの静かで自分からは多くを語らないけど、わからないことがあれば喜んで教えてくれます。」

ペモン族の男性たちは、ツアー会社で聞いた通りの人たちだった。

控えめだけど、わたしたちが話しかけると柔らかい笑顔で楽しそうに応じてくれる。
「コーヒー飲みたいかい?」

食事を待っている間、わたしとケンゾーにわざわざコーヒーを淹れてくれた。
「おいしい!」と飲んでいるわたしたちを、満足そうにニコニコと見ている。

ケンゾーはペモン族のおじさんたちのことがとても好きになったみたいで、いっしょに写真を撮らなかったことをあとで後悔していた。

シウダー・ボリーバルの酒場でも、隣に座っていたペモン族の男性がさりげなくビールを奢ってくれたし、このあと訪れたロライマ山のトレッキングでもペモン族のガイドやポーターはとても誠実で優しかった。
ペモン族の人たちといると、とても落ちつく。
「お調子者」とはほど遠く、穏やかで思慮深い人たち。
酒がないと無口なことも多い「九州男児」的なケンゾーは、そんなペモン族の人たちとしっくりくるようだ。

テーブルにロウソクが置かれた。

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シンプルな宿。
シンプルな食卓。
出てきた食事もとてもシンプル。

量も少ないけれど、温かい食事にありつけることだけでありがたい。

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雨は止んだ。

夕食を食べ終わったあと、ケンゾーとふたりで懐中電灯を持って河原に行き、闇夜のエンジェル・フォールを見に行った。
真っ暗な中、真っ白い滝が浮かびあがっている。
空高くから降り注ぐ幻想的な滝。

「ごうごう」でもない。
「さわさわ」でもない。
「ざーざー」でもない。

大量の水を1キロ近く上から地上に落としているのに、まったく滝の音がしない。
あえて表現すれば「すぅー」っという感じか。

わたしたちより一足先にエンジェル・フォールを観光していた友人のマコトさんがメールで言っていた。

「エンジェルフォールは、豪快というよりも、1km先の水がゆっくり流れ落ちてくるので、繊細で優美な滝だな、という印象です。」

その通りだった。
とても優美で、引き込まれそう。
このままずっと見ていたい。
そんな気持ちにさせる滝。

太陽のもとで見る滝はどんなものなんだろう。

エンジェル・フォールを見るベストシーズンは雨期だと言われている。
乾期になると水量が減って、涸れることもあるという。
でも、雨期だと天気が不安定で霧や雲に隠れることも多い。

きょうは雨に降られ、日が落ちてご対面となったエンジェル・フォール。
あしたは晴れてくれるかな。

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ハンモックは思ったよりも、眠ることができた。
標高が高くて、朝方肌寒くて目覚めた。
雨は降っていない。

エンジェル・フォールはどんな姿を見せているのか。
このキャンプ地からも見える。
みんなが滝の方角を眺めている。

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そこには、朝日を浴びて桃色に染まる優美な滝があった。

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霧に包まれたり、雲に隠れたり。
太陽の角度によって、桃色になったり白っぽくなったり。
刻々と変わっていく。

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雲に包まれて消えたかと思うと、徐々に霧が取れて再び姿を現す。
ただでさえ幻想的なのに、朝方のエンジェル・フォールは神秘的で美しい。

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きのう行く予定だった滝の真下へ、きょうは歩いていくとガイドのホセが言った。
時間がなくてトレッキングは省かれることもあると聞いていたから、わたしとケンゾーはホッとした。

トレッキングをするには、朝5時に起きて6時前には出発しないと時間がないと言っていたくせに、朝食が出てきたのは7時過ぎ。

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そして出発したのが朝8時。
予定よりも2時間遅れている。
いちばん早く起きると言っていたガイドのホセがいちばん最後まで寝ていた。
きのうみたいにどんどん時間が押していくんじゃない?
大丈夫かなあ。

ホセに念押しする。
「トレッキングのあと、滝の下で泳げるんだよね。」
「うん、時間があればね。」

普通なら滝の真下で泳げることになっている。
でも、これもスケジュールに余裕があればの話。
世界一の滝の下で、泳ぎたいなあ。

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キャンプ地を出発して河原に出ると、雲がプカプカと浮かんでいた。
向こう岸までボートで渡り、滝をめざして山を登っていくことになる。

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低い雲が立ちこめ、流れていく。
自分が俗世間を離れ、どこか別の世界に紛れ込んだよう。
まるで桃源郷。

滝の前を雲がふわふわと漂う。

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雲ひとつない晴天の中のエンジェル・フォールよりも、雲がかかったエンジェル・フォールのほうが儚くて好きだ。
世界一のこの滝が、いちばん美しいのは朝方。

実際、午後は逆光になってしまう。
運に見放されたと思っていたわたしたち。
でも、こんなふうに朝たっぷりと滝を拝められるのはラッキーなのかもしれない。

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雲の隙間から見え隠れする滝。
滝のあるテーブルマウンテンのアウヤンテプイは、標高2560メートル。
天空の滝。

「エンジェル・フォール」という名前は、発見したパイロットのエンジェル氏からつけられたものだけど、「天使の滝」という意味のほうがしっくりくる。

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ちなみにアウヤンテプイとはペモン族の言葉で「悪霊の山 悪魔の山」と言う意味。
「天使の滝」とは真逆の言葉。

悪魔の山の天使の滝。
間近で見るとどんなものなのか。

やっとやっと、出発。
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エンジェル・フォールはお尻との戦い

2015.11.16 08:58|ベネズエラ☞EDIT
日本大好きな香港人カップルが日本のいちごを絶賛し、韓国人の女の子が「日本のりんごもおいしい」と言っていたので「桃がおいしい」と桃をイチ押ししたイクエです。
日本の桃よりもおいしい桃って世界にないんじゃない?

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「想像以上に秘境だね。」
「こんなにアクセスの悪いところにあるとは思わんかった。」

転覆してもおかしくない狭い木製ボートにケンゾーと膝をぶつけあいながら座り、つぶやきあった。

これ以上降り続ければ浸水で船が沈んでしまう、と不安になった激しいスコールは10分ほどで止んだ。
どうかこのまま天気がもってくれますように。

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「このあたりには動物はいないの?」
ガイドのホセに聞いた。

川のそばにはジャングルが迫っている。

「昔はいたみたいだけどね。
いまはワニもいない。
サルが少しいるくらい。
でもめったに見ないけど。
人がここにたくさん来るようになって、エンジン音を響かせながらボートが行き来するようになった。
だから動物が寄り付かなくなり、生態系も変わってきてるんだ。」


観光客としていま、この場所にいる自分。
心苦しい。

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落差979メートル。
今でこそ世界最長の滝として知られているエンジェル・フォール。
でも、80年前まではここに住むごくわずかなペモン族しかその存在を知らなかった。

1937年10月9日、金鉱を探していたアメリカ人のパイロットが偶然この滝を発見した。
滝の上の山頂に着陸したものの湿地帯のため離陸できず、ペモン族に助けられて11日後にようやく帰還できたという。
そのパイロットの名前は、ジェームズ・エンジェル。
エンジェル・フォールという名前は、そこから名付けられた。

秘境であることは、今も昔も変わらない。
滝にいちばん近いカナイマの村さえも陸路では行けず、セスナで行くしかない。
カナイマに到着しても滝までのアクセスはボートに頼るしかなく、それも4時間以上かかる。

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川の両脇にはテプイと呼ばれる、どでかいテーブルマウンテンがいくつもそびえる。
川を進んでいき、ひとつのテプイが視界から消えると、つぎのテプイが現れる。

エンジェル・フォールまではまだまだ遠いけれど、この光景だけですでに壮大で迫力満点。

テプイの上は、どんな世界が広がっているのだろうか。

ところどころに、テプイの上からまっすぐ流れ落ちる滝がある。
今までの人生で見たことのない高さの滝。
「あれがエンジェル・フォールですよ。」
そう言われたら、きっと信じてしまう。

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川の色は銅のように赤いけれど、川底ははっきりと見える。
それほどに浅い。
乾期には川の水が涸れるところもあり、エンジェル・フォールまでボートで行けなくなるという。
だから乾期は、観光客はセスナで上空から眺めるしかない。

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今は雨期とは言え、浅すぎて岩に座礁することも。
そのうえ流れに逆らって川を遡っているのでなかなか進まない。
船員さんは2人。
1人がいちばん前に座り、岩のある場所や浅い場所、流れの速いところにさしかかると座礁したり転覆したりしないように、後ろの船員に指示を送る。
いちばん後ろに座っている船員はその指示を受け、エンジンを操作してボートの向きを変える。
前に座っている船員は、ときには重くて大きな木製のオールを川底に突き刺し、人力で向きを変えて岩を避けたり、強引にボートを進ませたり。
座礁しそうになりながらもなんとか難所を切り抜けると、乗客からは拍手が起こる。

危ない場所を切り抜けながら進んでいくと、前方に立ち往生しているボートが。

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「やれやれ」という顔をしている乗客たち。
待っている間、雨に降られたのかレインコートを羽織っている。
その後ろで、悪戦苦闘しているスタッフたち。
エンジンが壊れたらしい。

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「エンジェル・フォールに向かっている最中、エンジンが壊れて替えのエンジンがやってくるまで待たされた」という話を聞いたことがある。
浅くて流れの速い川を強引に進んでいくのだから、エンジンが壊れるのは日常茶飯事のことなのかもしれない。

どうかわたしたちのボートが、無事に目的地まで進んでくれますように。

ガイドのホセは「きょうエンジェル・フォールのふもとのキャンプ場までボートで移動し、そこからハイキングして滝の真下まで行く」と言っていた。
でも、ハイキングは往復3時間の道のり。
太陽はすでに傾いている。
だれも何も言わないけど、もう滝の真下まで行くのは無理だとみんなわかりきっている。

「エンジェル・フォールのツアーは時間との戦い」
時間に余裕がないと滝の真下まで歩けないし、滝の下で泳ぐというアクティビティーも当然省かれる。
そう聞いていたから時間を心配していたけど、今回イクエとケンゾーは運に見放されたのかもしれない。

それに・・・。
エンジェル・フォールは「時間との戦い」でもあるけれど、「お尻との戦い」でもある。
岩に乗り上げながら進むボートは、ぐわんぐわんと上下に揺れる。
硬い木の板に座っているので、何度もお尻を強打。
お尻に肉のついていないケンゾーにとって、この移動は罰ゲーム同然。
(あとでケンゾーのお尻を確認したところ、打ち身で赤黒くなっていた。
運に見放され気味のわたしたちは座席がただの板だったけど、同じコネクションツアーで申し込んだ友だちは、クッションがついているボートに乗れたんだって・・・。)

時間との戦いはあきらめ、お尻との戦いに専念していたところ、またもや雲行きが怪しくなってきた。

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ゴロゴロゴロゴロ〜!!!

雷が轟く。

ピカッ ゴロゴロ〜!!

近い。

ゴロゴロゴロ〜!!!

怖い。
こわいよぉ〜。

鳴り止まない雷。
ここに落ちてきそうな雰囲気。

いやだー。
早く、早く、到着して!

しかも、太陽はすでに沈んでしまった。
船頭さんたちも焦っている。
暗いなか、岩を避けながら進むのは難しい。

「あれ、エンジェル・フォールやない?」

うす暗闇のなか、霧に包まれた滝が遠くに見えた。
ぼや〜っと。

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こんな感じでエンジェル・フォールとご対面とは。
きっと近くまでたどり着くころには、暗くて見えないだろうなあ。

なんかここまで来ると、笑いが出てくる。
「なんなんこれ?」
「あーあ、
 なんやろ、これ。」

ケンゾーと笑い合う。

大雨に降られ、座礁しそうになりかけ、雷鳴に怯え、そしていま・・・。
わたしたちはお尻の痛みと戦いながらついには蛍を見ている。
もう真っ暗だよ。
蛍がぽわ〜ん、ぽわ〜んと光りながら飛び交っているよ。
わたしたち、蛍観賞に来たんだっけ?

そしてまた・・・。
雨が降ってきた!

もー、なんこれ?

秘境感、アドベンチャー感はもうたっぷり味わったよ。
エンジェル・フォールまでの道は遠い。
はたしてわたしたちは、美しい滝を見ることができるのだろうか。
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運が悪いの? エンジェル・フォール

2015.11.13 06:18|ベネズエラ☞EDIT
夫が眠る横でせっせとブログを書いているイクエです。
あしたからトレッキングっていうのは、きのうもちょっと伝えたけど、行き先はロライマ山!!
「ロライマトレッキングが南米の旅でいちばんよかった」「あれが旅のハイライトだった」と絶賛する旅人も多い。
どんな感じなのか、ワクワク。
しかも普通は5泊6日なんだけど、わたしたちは奥地まで行く8日間コース。
あきらめていたブログの更新だけど、きょう1日がんばったのでこれで8日間分を書き溜めることができました!
パチパチパチパチ。
自分で自分をほめてあげたい♡
ということで、きょうはとても短いけれどおつきあいください。

カナイマをボートで出発したわたしたち。
出発してまもなく、ボートが中州のようなところに着いた。
この先激流のエリアがあってボートに全員乗って進むのは危険なので、乗客は降りて中州を歩かないといけないんだって。
向こう岸までたどり着いたら先回りしたボートにふたたび乗り込むことになる。

荷物はボートに載せたままだから身軽。
急な坂道があるわけでもない。
わたしたちとっては、楽勝な道なんだけどねえ・・・。

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ツアーの参加者はイクエとケンゾー以外、全員がベネズエラ人。
日本人が国内旅行を楽しむように、ベネズエラ人もエンジェル・フォールツアーに参加する。
ただし、ベネズエラ人にとってはこのツアーはとても高く、裕福な人しか参加できないみたいだけど。

この前、山の上の秘湯に行ったときの記事で「ベネズエラ人はトレッキングが苦手で歩くのが遅い」って書いたように、やっぱりここでも歩みが遅い。
大きな体の男の人が、ハアハア言いながら、おぼつかない足元で歩いている。

みんなー、がんばってくれぇ。
エンジェル・フォールが待ってるよ〜!!

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ガイドのホセが出発前に説明した日程なら、きょうはボートでエンジェル・フォールのふもとのキャンプ場まで行って、そこから登山をしてエンジェル・フォールの真下まで歩く。
目の前に迫る景色を楽しんだあと下山してふもとのキャンプ場に宿泊。

でもイクエとケンゾーは、「その計画、たぶん頓挫するんじゃないか」と疑っていた。
だって出発も遅かったし、ボートに乗り込む前も歩くのに時間がかかった。
ボートが出発したのは12時半。
スムーズにいってもキャンプ場に着くのが午後5時前。
それから登山なんて無理でしょう。
登ったところで暗くて、念願のエンジェル・フォールは見られないんじゃないの?

じゃあ、山登りはあしたにまわせばいいんじゃないかとも思うけど、「時間がなくて結局登山できずに真下から滝を見られなかった」って言う人もいる。
とりあえず、できるときにできることをやっておかないと!

焦りぎみで早足で歩くイクエとケンゾー。
でもねえ。
やっぱりベネズエラ人は遅いの。
しょうがないんだけどねえ。

気がかりなのは2人のおじいちゃん。
1人は杖をついている。
おじいちゃんも、まさかこんなに歩くことになるなんて思ってなかったと思う。
だいたい、ボートに乗るまでに無駄に歩かされてしまった。
ほかのツアー客は船着場までトラックで乗りつけていた。
あとで同じコネクションツアーで参加した日本人の旅人に会ったけど、彼は車で行ったって言ってたから、そのときの運によるんだと思う。
わたしたちのときはきっと、車が手配できなかったんだね。

草原の中を歩き、30分くらいで岸辺に到着。
でもね、待てども待てどもおじいちゃんたちがやってこない。
虫に刺されながら、草むらに腰をおろし1時間。
歩いて30分の距離なのに、1時間以上の差ができるって、かなりのペースの遅さだよね。
せめておじいちゃんだけでもボートに乗せていったほうがよかったんじゃないか。

ちなみに、この歩くコースの長さも運によるらしい。
5分くらいしか歩かないときもあるんだって。
川の水量によるのかもしれない。

先回りしていたボートの船頭さんもやきもきしている。
ペモン語だからよくわからないけど「早く出発しないと日が暮れる。暗くなったらボートで進むのが難しくなる」って言っているみたい。
そりゃあ、こんな頼りないボートに客と荷物をたくさん積み込んで、濁流もある川を暗闇のなかのぼっていくのは不安だよね。

もう2時半。
お腹がすいた。
この時間を利用してランチタイムにすればいいのに・・・って思ってたら、船頭さんが言ったのかほかの客が提案したのか、ランチボックスが回された。

ショボい・・・。

でも、いいよ、滝が見られれば。

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小さなブヨみたいな虫が体を刺す。
現地で「プリプリ」と呼ばれている、かわいい名前とは裏腹にやっかいな虫。
「指されるとものすごく痒いから気をつけて」って言われてきたんだけど、気をつけようがない。
虫除けクリームを塗ったけど、効果があるのかないのか。

そして、ようやくようやく、ようやーーーーく、おじいちゃんたちが到着。
おじいちゃんたち、もうバテバテ。
おつかれさま。
これから狭いボートに数時間乗らないといけないけど、大丈夫かな。

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この川がところどころ激流なの。
波が高くて右に左にぐわんぐわん揺れたり、水がバッシャーンとかかったり。
もともとずぶ濡れになる、と聞いていたのでみんな濡れてもいい服装をしている。
用意周到、水着を着ている人たちもいる。

日本人かな、韓国人かな。
ツアー客とすれ違った。
カッパ姿。
いちばん用意周到かも。

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雲行きが怪しくなってきた。

暗雲立ちこめる。
パラ、パラ、パラ。
空から水滴が。
ああ〜。

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そして、ザザザザザザザザザ〜。
本格的などしゃぶり。
下から川の水をかぶって濡れていたけど、上からもだなんて。
ボートにどんどん水がたまっていく。
浸水で転覆なんていやだー。
水をすくって川に捨てるベネズエラ人。

顔もあげられないほど叩き付ける雨。

いまは雨期の時期。
こんなスコールに見舞われることだって珍しくない。

エンジェル・フォールのシーズンは雨期がいいと言われている。
乾期だと滝の水が涸れちゃって、エンジェル・フォールがなくなることもあるんだって。
さらにこの川の水が減って、ボートの走行も不可能になるらしい。
だから、雨期がいいんだけど・・・。
でも天気が悪くてエンジェル・フォールが雲や霧に隠れて見えないこともよくあるんだとか。

わたしたちって大丈夫?
なんか、今回は運が悪そうな感じがするんだけど。

どうか、ちゃんときれいなエンジェル・フォールが拝めますように!!
というか、その前に無事にボートが到着しますように!!
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こんな奥地で思う 日本語の難しさ

2015.11.12 17:09|ベネズエラ☞EDIT
あしたからトレッキングに行くイクエです。
今までも何度かトレッキングをしてきたけど、今回は8日間。
いちばん長い。
もちろん8日間お風呂も入れないし、ずっとテントで寝袋で寝ないといけない。
うーん、どんな感じになるのかな。

エンジェル・フォールをめざして、ボートに乗ったイクエとケンゾー。
ボートは、カヌーを長くしたような細い木製。
一列になんとか2人が座れる程度の幅。
4時間以上乗っていないといけないっていうんだから、かなり疲れそう。

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麦わら帽子を被っているガイドのホセ。
おしゃべりが大好きで、若干下ネタ好きなところが。
下ネタって言っても「こっちの言葉で夜の営みを〇〇って言うんだよ」とか「〇〇って言葉はアレの意味だよ、ぎゃはは」という、どうでもいいレベル。
そんなんで楽しめるって小学生みたいだな。
ただ「ふーん、あっそう」ってあしらっていればいいだけ。

あまりに後ろを向いてわたしたちにしゃべり続けるもんだから、ケンゾーはちょっと面倒臭がっている。
でもわたしは好印象。

ガイド業を楽しんでいる感じがするから。
ずっと笑顔でいる。
面倒見もいいし、客の要望も聞いてくれる。

ツアーの質はガイドに左右される部分が多いけれど、わたしたちはアタリかもしれない。
コネクションツアーで申し込んだ旅人たちからは「ガイドがあまり良くなかった」という声をよく聞く。

たとえ仕事ができるガイドであっても、ウマがあわなければ楽しめない。
ホセとなら、わたしは楽しめる自信がある。

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もっと年だと思っていたら26歳と若い。
でもガイド歴はそこそこ長い。

ホセは言語に興味がある。
人間、生まれた環境や教育にもよるけれど、生まれもって言語に強い人っているんだなと、旅をしていると実感する。
音感がいいとか、運動神経があるとか、理系の頭・・・なんてのがあるように、言葉の習得に強い人っていると思う。
何か国語も話せる人は、新しい言葉もすぐに覚える。

ホセもそんな感じだ。

日本人のお客さんをガイドすることもよくあり、ガイドをしているうちに日本語を覚えるらしい。
てっきりわたしたちみたいな安いツアーの客ばかり相手にしていると思ったら、日本からグループでやって来るおじさまおばさまたちのガイドをすることもあるんだって。

「日本人の年配の人に『英語がしゃべれますか?』って聞くと『はい、少ししゃべれます』って答える。
でも、実際はまったくしゃべれないからね。
『少し』じゃなくて、ぜんっぜん!」

「日本は島国で、英語を使う機会が少ないからしょうがないよ。」

そんなホセが知っている言葉は「ありがとうございます」「名前は何ですか?」「手、気をつけてください」「頭、気をつけてください」「〇〇お願いします」など。

それに変なフレーズも知っている。
それは「ユキノリサントリイッピキオネガイシマス。」

ホセの実家はシウダー・ボリーバルで、街にユキノリさんという日本人の高齢の男性が暮らしているらしい。
なぜユキノリさんがベネズエラなんかで暮らしているのかは謎だけど、その昔、南米に移民してきた人かもしれない。
そのユキノリさんは、チキン屋さんを営んでいる。
フライドチキンなのか、ローストチキンなのか聞きそびれたけど、そのチキンが絶品らしい。
実家に帰ったときはホセは必ず食べている。

「トリはチキンのこと、イッピキは一個ってことだよね!」
「一匹ってたしかに動物を数えるときに使うんだけど、鶏なら一羽っていうんだよ。」

そう答えるわたしにケンゾーが言う。
「でも、調理済みの鶏なら、たとえ丸々一羽だとしても一羽より『ひとつ』やない?」

一匹、一羽、ひとつ・・・。
数え方がたくさんある日本語って、難しい!

ホセに聞かれる。
「『・・・お願いします』と『・・・ください』の違いは?」
「え?
 うーーーん。
 動詞の後ろにつけるときは、『・・・(して)ください』かなあ?
 そのあと『お願いします』ってつけると丁寧だよ。」

「じゃあ、『頭、気をつけてください。お願いします。』だね!」

適当にごまかしたけど、いい答えではない。
ホセ、いい先生じゃなくてごめんね。

ボートからは、川のそばに建つ素朴な家がときどき見える。
先住民族のペモン人が暮らす家。
川で魚を捕ったりして生活しているという。

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ペモンの人たちは、ペモン語を使っている。
子どもたちは学校でスペイン語を習うようだけど、年配の人はスペイン語がわからない人も多い。

ホセはシウダー・ボリーバル育ち。
けれど、ここでガイドとしてやっているなかで、ペモン語も少し覚えている。
このボートの船頭さんはペモンの人で、船頭さんとはペモン語を交えて会話している。

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「ペモン語と日本語ってそっくりなんだよ!」
目を輝かせてホセは言う。

意味は違うけど、「アメ」「ヨメ」など、日本語と同じ発音の単語がけっこうあるらしい。
でもペモン語を聞いても、わたしたちからするとどこが似ているのかわからない。
ホセは「ほら、似てるでしょ!響きがそっくり!」って言うんだけど、それはホセにとってペモン語も日本語もなじみのない外国語だから同じように聞こえるだけでは?

むしろ単語の響きで言うなら、日本語とスペイン語のほうが似ている。
スペイン語で「家」の意味の「カサ」、日本語だと「傘」っていう言葉がある。
ベッドは「カマ」、日本語で「鎌」「釜」ってあるし。
スペイン語で「バカ」は「牛」の意味だし「アホ」は「にんにく」。
「ミレ(見れ)」はそのまんま「見て」という意味。

でもホセは「ペモン語と日本語はそっくり」説をゆずらない。
ペモン語と似ている日本語を見つけては「今度、ペモンの友だちに会ったら教えてあげる!」って嬉しそうに言っている。
真偽はどうあれ、ホセが感動しているから、まあいいか。

ホセはいまはフリーのガイドとして、いろんなツアーを受け持っている。
休みなんてあまりないらしい。
でもガイド業が楽しいみたい。

ホセは、日本語をもっと勉強して、そのうち日本のお客さんをターゲットにしたツアー会社を作ることを夢見ている。
「いっしょに手を組もう!日本のお客さんを集めてくれて、僕に紹介してくれたらいいから。」
ホセはそう提案するんだけど、ごめん、わたしたちにはそんな事業をやる資金がないよ。

ボートはしばらくして、中州のようなところに着いた。
みんなに向かってホセが言った。
「ここからは少し歩かないといけません。
これから波が高い場所があるので、お客さん全員がボートに乗ってこのまま進んでいくのは危険。
ボートが転覆するかもしれない。
だからみんなでこの島を歩いて向こう岸まで行きます。
ボートは先回りして向こう岸で待つので、そこからまたみんなで乗り込みます。」


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わたしたち全員がいったんボートから降ろされた。
これから陸地を歩いていく。

わたしたちのグループにはおじいさんが2人。
1人は杖をついて歩いている。
このボートに乗る前にちょっと歩いたときも、かなり時間がかかってしまった。

「時間との勝負」と言われるエンジェル・フォールツアー。
果たしてわたしたちは?
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エンジェル・フォールは◯◯との戦い

2015.11.11 06:08|ベネズエラ☞EDIT
へそのゴマを耳かきで取ろうとしたら妻に「汚いけんやめて!」と言われたケンゾーです。
でも、そんなことを言われる理由が分からない。
へそのゴマも耳クソも大差ないと思うんだけど。
むしろゴマとクソだったら、まだゴマのほうがマシだよね。
しょせんどっちも垢なんだから同じやろうもん。

セスナに乗りエンジェル・フォール最寄りの町カナイマまでたどり着いたケンゾーとイクエ。
憧れのエンジェル・フォールはもう目と鼻の先。
なんだけど、肝心のガイドとまだ落ち合えていない。
空港で待ちぼうけをくらうハメになるんじゃないか?
不安になりかけていると1人の青年に声をかけられた。
ジーパンにキャップ姿とかなりラフな格好なんだけど、もしかしてガイド?

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さすがにガイドではなかった。
たぶんホテルのスタッフで、ケンゾーとイクエを迎えに行くように言われたみたい。
ホテルは空港から歩いて10分くらいの距離。
ここで無事にガイドと合流。

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リュックに麦わら帽子という「観光客?」と突っ込みたくなる姿の男がガイドのホセ。
陽気で話しやすく印象は悪くない。
言葉を覚えるのが好きみたいで、英語はペラペラ。
日本語にもかなり興味があるみたいで、知っている日本語をフル活用して喋ってくる。
高飛車な感じや性格に難がある感じはぜんぜんしない。
このガイドとならうまくやっていけそう。

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事前に聞いていた話では、今日はホテルでランチを食べたあとカナイマ湖の滝巡りに行く予定だったんだけど、早速スケジュールが変更に。
もう今すぐにエンジェル・フォールに行っちゃうんだって!
いま時刻は11時過ぎ。
はたしてこのスケジュールの変更が吉と出るのか凶と出るのか?
何はともあれ、いよいよエンジェル・フォールへ向けて出発!

ケンゾーとイクエのグループはガイドのホセを入れて総勢13人。
みんなでぞろぞろと歩いてホテルを出発。
歩き出して5分もせずカナイマ湖畔へ。
水中からにょきっと生えた3本のヤシの木がカナイマのランドマーク。

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一行がまずめざすのは、水煙を豪快に上げて流れ落ちているウチャマの滝の上部。
カナイマ湖に流れ込んでいるカラオ川をボートでさかのぼってエンジェル・フォールへ。
ボートが待機している船着場までは徒歩。
運が良ければ車に乗って行くこともあるみたい。

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しばらく歩くとウチャマの滝の上に到着。
轟音を響かせ豪快に流れ落ちる光景に「おおー」っと声が出る。
透き通ってはいるけれど真っ茶色な水が白く泡立ちながら湖へと流れ落ちている。
コーラにしか見えなくて、思わず飲みたくなる。

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真っ茶な色の原因はタンニン
ジャングルに生い茂る植物からにじみ出るタンニンが川の水に溶け込んでいるんだそう。
ということは、抗酸化作用があって泳ぐと体にいいのかな?

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ホテルから船着場までは2kmない距離。
少し高低差があるとはいえ、30分もあればたどり着く道のり。
けれど実際に到着したのは1時間後。

なぜかと言うと、同じグループの中に体の大きな年配の男性が2人いたから。
平地をほんの数m歩くだけでハアハア言ってるくらいだから、坂道のある2kmの距離を歩くのは大変。
途中2人を待っていたら1時間かかってしまった。

こればっかりは仕方のないことだけど、この先かなり思いやられる。
ボートに乗ってるだけならいいんだけど、途中で1か所ボートを降りて30分くらい歩かないといけない場所がある。
さらには、今夜の宿泊地からエンジェル・フォールのふもとまではプチトレッキングが待っている。
はたしてこのおじいちゃん達は歩けるんだろうか。

ツアーを終えた人たちは口を揃えてこう言う。
『エンジェル・フォールは時間との勝負』

「日没が迫っていたので滝の下まで行けなかった。」
「歩くペースが遅い人がいたので時間が無くなった」
そう悔しそうに話す人と何人も会ってきた。
ヤバい。
ひょっとしてケンゾーとイクエも悔しいパターン?

まだ出発して1時間だけど、はやくも不安な気持ちを胸に抱えながら船着場に到着。
大丈夫かなあ。
ちゃんとエンジェル・フォールを満喫できるかなあ。
テプイを眺めながら行き場のない不安をぐっと胸の奥に押し込める。

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まあ成るようにしか成らないよね。
精一杯このツアーを楽しもう。

頼りない小さな木製のボートに乗って、いよいよエンジェル・フォールへ。
でも、秘境はそんなに甘くはなかった・・・。
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日本の裏の辺境の地に ついに到着

2015.11.10 05:56|ベネズエラ☞EDIT
毎日中華料理を食べているイクエです。
しかも一食じゃないよ、昼も夜も。
チャーハンや野菜炒め。
中華料理店って世界中どこにでもある。
しかも値段もリーズナブル。
でも8月に行ったガラパゴス諸島にはまだ進出してなくて、島民たちにとっては中華料理は憧れの料理。
島を離れて飛行機で本土に行くときは、必ず中華料理店に行くみたい。
ガラパゴスの宿のオーナーが話していた。
でもそのうちガラパゴスにもできるかもね。

エンジェル・フォールが見たくてセスナに乗り込んだイクエとケンゾー。
エンジェル・フォールに行くには、そのそばのカナイマという村にまず行く必要がある。
シウダー・ボリーバルからは直線距離で300キロほど。
秘境すぎてカナイマまでの道路がない。

カナイマ

だからセスナで空を飛ぶ。
そりゃあ、こーんな密林に道を造るなんて大変だもんね。

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こんなジャングルにはどんな動物たちが生息しているんだろう。
人間なんてこないから動物の楽園。
いまだ発見されていない、不思議な生き物がいたりして。
もしかしたら、いまだ知られていない、原始的な生活を送る少数民族がいるかもよ。

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地平線までずーっと密林。
って思っていたら、今度は広い湖が。
湖と呼ぶには、茶色く濁りすぎている。
湖のなかには木々が生い茂るいびつな形の島々が点在。

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世界遺産にもなっているカナイマ国立公園。
世界中から観光客が訪れる。
どうして未舗装でもいいから道を造らないの?って思ったけど、こんな地形なら無理だよね。
ぐちゃんぐちゃんの湿原も多いだろうし。

曲がりくねった川も幾本もある。

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うっそうとしたジャングル。
赤茶色の川。
ワイルドな光景。

そんななかに、似つかわしくないパステルカラーの池が!

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きのうもお話ししたけれど、このあたりはいろんな鉱物が眠っている場所。
きっとこの池にも何かが入っていて、こんな色をしているんじゃないかな。
そばに建物もあるし、何か採掘してるのかも。

離陸しておよそ1時間。
大地と水平になるように、すぱっと山頂を切り取ったようなテーブルマウンテンがついにお目見え!
これがカナイマ国立公園にいくつもあるテプイと呼ばれる平らの山。

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世界最大の落差を誇るエンジェル・フォールも、あんなテプイから水が流れ落ちているはず。
真下で見るとどんな感じなんだろう。

テプイの下には、蛇行した川。

ゆっくりと南米を旅行しているイクエとケンゾー。
ブラジルに行くつもりでいたのに、面積の広いブラジルに足を踏み入れてしまっては、いつ帰国できるわからない。
物価も高いから旅の資金だって底をついてしまう。
ということで、今回の旅ではブラジルに行かないことを決めた。
だからブラジルのアマゾンを見る機会は今回はないけど、きっとこんな感じなんだろうなって思えた。

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上空から見ると、流れがないように思える川。
けれど突如、渦を巻いた濁流が目に飛び込んできた。
銅を溶かしたような色。

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そしてふたたび姿を現したテプイ。
さっきのとは別のテプイ。
奥のテプイはバースデーケーキのような形をしている。

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そしてその手前には川と横長の滝。
川のそばにはぽつんぽつんと建物が点在。
きっとここがカナイマの村。
村と呼ぶにはあまりにも小さく、集落と呼んだほうがいいかもしれない。

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エンジェル・フォールへの拠点の集落。
エンジェル・フォールに行くには、さらにここから半日ボートに乗らないといけない。
でもこのカナイマだって、迫力ある雄大な光景。

カナイマ湖に注ぐ滝は、空から見ても圧倒される。

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そしてそんな大自然のなかに、まっすぐと延びる滑走路。
わたしたちの乗ったセスナが旋回し、着陸態勢に入りはじめた。

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そんな景色に見とれていて、ふと反対側の窓を見た。
そこから見えたのは、まったく異なる景色。
平らな陸地。

そして昔は川だったのだろうか。
それとも豪雨になれば、川になるのだろうか。
川の形のように、ヤシの木の帯が向こうまで。

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日本からは遠く離れた国、ベネズエラ。
さらにそのベネズエラの奥地、カナイマ。
これからわたしたちを待ち受けているものは?

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セスナは無事にカナイマ空港に降り立った。
わたしたちのお世話をしてくれるガイドはどこ?
すぐに落ち合うことができるといいけど。

同じセスナに乗っていたツーリストたちとはここからばらばらに。

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わたしたちより先にエンジェル・フォールのツアーを終わらせ、シウダー・ボリーバルの宿で出会った日本人の旅人が言っていた。
「カナイマの空港に着いてからガイドが来なくて1時間半くらい待たされた。」

だいじょうぶかなあ。
すでにセスナに乗る前も2時間待たされたんだから。

空港の建物はどこ?
滑走路を歩いていたら、あそこって指された。

あ、あれですか。
ずいぶん簡素ですね。

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休憩所みたいなターミナルは、ほんとうに休憩所でちょっとしたカフェみたいなのとテーブルとベンチ、そしてお土産屋さんがあった。
チェックインカウンターとかはもちろんない。

お土産屋さんで虫除けクリームを購入。
1500ボリバル(約300円)とベネズエラにしては高いけれど、虫が多いらしいので必需品。
事前に買っておこうと、メリダやシウダー・ボリーバルで探したけど一個もなかったんだよね。

そしてカナイマ国立公園の入園料を支払う。
入園料は750ボリバル(約150円)。
闇レートで換算すれば、世界遺産の国立公園としては世界トップの安さだと思う。

お金を払って、スタッフのおねえさんに聞いた。
「わたしたちコネクションツアーで来たんです。
 このガイドはいませんか?」

わたしたちが差し出したツアーのバウチャーを見て、おねえさんが言った。
「ああ、たぶんそのうち来ますよ。
 そこで待ってたら。」

大丈夫かなあ。
わたしたちは不安になりながら、簡素すぎる空港ターミナルで待つことにした。
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この旅はじめてのセスナ 乗り心地は?

2015.11.09 05:36|ベネズエラ☞EDIT
きょう大好きなオリーブを1キロ160円くらいで買えたイクエです。
1キロのオリーブってすごい量でした。
でもあっという間に食べてしまうかも。
食べはじめたら止まらないから。

世界最大の落差を誇るエンジェル・フォール。
あまりの長さゆえに、滝から落ちる水は途中で霧になる。
普通の滝なら勢いよく水が落ちてくるので、その下の大地はえぐりとられて滝壺ができている。
けれどエンジェル・フォールの水は水蒸気のようになってもわもわと大地に届くので滝壺がない。

そんな壮大なエンジェル・フォールをこの目で見たい。
でもエンジェル・フォールがあるのは、秘境。
道なんてないので地上からはいけない。

つまり、空から行くしかないってこと。

そこでまずイクエとケンゾーが向かったのは、空港。
宿までタクシーが迎えに来て、シウダー・ボリーバル空港に午前7時過ぎに到着。

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到着すると、空港でおじさんが待っていてくれた。
このおじさんが、わたしたちがセスナに乗るまではお世話してくれるみたい。
安いツアーなので、最初から最後までひとりのガイドがついてくれるわけではない。
空港ではこのおじさん、そしてカナイマに着いたらまた別のガイドが待っているんだと思う。
ちなみに、ツアーの帰りは空港から自分たちでタクシーをつかまえて宿に戻らないといけない。
コネクションツアーからは、そのタクシー代として今朝現金を受け取った。

おじさんに連れられてチェックインカウンターに行き、チケットをもらう。

空港はとても小さい。
でも、小さいながらもお店やレストランなど普通の空港にある一通りのものは存在している。

ツアー会社もたくさんあったので、空港でツアーを見つけるのがいちばん手っ取り早くてよかったかもしれない。
(これからエンジェル・フォールに行く予定の方は、一度空港に行って各ツアー会社から話を聞くことをおすすめします。)

空港では空港使用税を支払う。
これはツアー代に含まれていないけど、ひとり85ボリバルと全然たいした額じゃない。
だって85ボリバルってたったの17円くらいだから。

おじさんが「ここで待ってなさい」というので、奥のレストランで待つことに。
トイレには「女性」「男性」と漢字で書かれていて、カウンターには寿司ネタを入れておくようなガラスの保冷ケース。
でも中身はからっぽ。
日本料理店だったのに、いまはただのカフェとしてしか機能していないみたい。
残念。

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ここからが長かった。
参加費の高い、しっかりした会社のツアーならそんなことはないんだろうけど、「ロライマツアーは無駄に待たされる」というのは旅人からよく聞く話。
とにかく、ツアー会社はたくさんあるけれど、たくさんありすぎるからか客が分散。
そして最終的にはツアー会社が融通をきかせあって、お互いの客をいっしょにまとめてツアーを催行する。
コネクションツアーで申し込んでいるのはイクエとケンゾーのみ。
でもセスナにふたりだけで乗るわけではない。
ほかのツアー会社の客と同乗する。

セスナは次々にやってくるんだけど、力のあるツアー会社が先に客を乗せる。
コネクションツアーなんて弱小会社なので、わたしたちは後回し。
朝早起きしたかいがない。

飛び立っていくセスナを何機見届けたかなあ。
2時間が経ち、ようやくわたしたちの番に。

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金はないけど時間はある。
安いツアーだから待たされるのは、ある程度覚悟の上。
きっとこのツアー、これからもこんなふうに待たされることが続くんだろうなあ。

やっと念願のセスナに搭乗。

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セスナにはイクエとケンゾーを含め8人が乗り込んだ。
操縦席以外に、4列。
1列につき、2人が乗る。

前に座っているベネズエラ人の観光客は、セスナの中でポーズを決めて何十枚も自撮り撮影。
たしかにセスナに乗る機会ってほとんどないもんね。
わたしたちも、ペルーでナスカの地上絵をセスナに乗って眺めることはしなかったので、この旅でセスナに乗るのははじめて。

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セスナに乗っている時間は1時間余り。
ナスカの地上絵は30分くらいの飛行で100ドルくらいしちゃう。
それに比べると、往復のセスナ代も入って150ドルと言うこのツアーは安い。

小さいセスナのくせに、普通の旅客機と同じように広くて長い滑走路を走り出す。
なんか贅沢ね。

でも、ゴトゴトゴトゴト。
スピードが出ない。
こんなんで飛べるの?

そう思っていたら、本気を出し始めた。
スーッと速く走りはじめ、そしてフワッ。
機体がもちあがった。

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飛行機よりも窓が大きいので、見晴しがいい。
操縦席のフロントガラスからだって見える。

眼下の飛行場が、どんどん小さくなっていく。
後ろに並ぶ小型機は、おもちゃみたい。

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乗り物酔いになりやすい人や、高所恐怖症の人にはセスナは厳しいかもしれない。

わたしもケンゾーも日本で働いていたとき、取材で会社のヘリコプターに乗ることがあった。
セスナはヘリコプターより安定感があり、音もうるさくない。
安心できる。
でも、思ったよりも低空飛行。

シウダー・ボリーバルの住宅街の向こうにはゆったりと流れるオリノコ川。

シウダー・ボリーバルは、地上にいると少し埃っぽいし暑いけど、上から見るとさわやかで過ごしやすそうな場所に思える。

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住宅街には豊かな緑。
上からだと、自然と共存していて「こんなところに住みたいなあ」って思えるんだけどね。
でも道は未舗装で、実際には下にいると砂ぼこりが大量に舞うんだよね。

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セスナは少し高度を上げたとはいえ、普通の飛行機のように雲の上まではいかない。
ずっと大地の様子を眺めることができる。

街を離れ、人工的なものがなにもない大地の上を飛んでいく。
見えるのは、空と雲と草原と森だけ。

ベネズエラの国土は日本のおよそ2.5倍。
国土が狭く人口の多い日本にはこんなふうに何もない場所って、そんなにないんじゃないかな。

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緑の中に、ときどきむき出しの赤茶色の丘のようなものが見える。
そこにトラックの走る道がつながっていて、森の中を切り裂いている。

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人が暮らすにはふさわしくないこの場所には、鉱物などいろんな資源が眠ってるんだって。
このあとカナイマのレストランで、スペイン人のジャーナリストがつくったドキュメンタリーを見た。
マフィアみたいなのが取り仕切っていて、劣悪な環境で労働者たちが働いているらしい。
ベネズエラ政府は何も改善しようとはしないみたい。

飛行機はどんどん奥地へと進んでいく。
エンジェル・フォールが、いかに辺境な場所にあるかを実感。

セスナから見える地上の景色は飽きない。

ジャングル、湿地帯、川、そしてテプイと呼ばれるテーブルマウンテン。
地球って雄大!

セスナの旅はまだまだ続く。
空から見る地上の風景を、あしたもたっぷりお伝えします ♬
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美女大国ベネズエラで髪を切るとこうなった

2015.11.08 05:34|ベネズエラ☞EDIT
1か月前に買ったパンツがもう破れかけているケンゾーです。
ベネズエラで買ったばかりのボクサータイプのパンツが何か所も糸がほつれてきている。
大人用はSサイズでもデカかったから子ども用のLサイズを買ったんだよね。
でもさすがにちょっと小さかった。
ぱっつんぱっつんの状態で履いてたらもういろんなところが張り裂けそう。
そのうちまた買い直さないと。

焦りと失意を抱えたまま目覚めたシウダー・ボリーバル2日目の朝。
部屋を出るとホテルのおばちゃん達が大騒ぎしながら犬を洗っていた。
犬がいる光景があたり前の南米だけど、体を洗われている犬を見たのは意外にもはじめてかもしれない。

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おばちゃん達は笑いながら洗ってるけど、この犬の表情!
かったるいなあ、という感情がありありと見てとれる。
『目は口ほどに物を言う』っていうのは犬にも当てはまるんだね。

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さてと、犬はさておきどうしたもんか。
エンジェルフォールを見るツアーは予定したいたよりもかなり高くてショック。
しかも、きのう話を聞いたツアー会社の言うことが正しければ、3日後からしかツアーに参加することができずにダブルショック。
ふたりで考えた末に出した結論は、隣街のプエルト・オルダスに移動するということ。

ここから約120km離れたところにあるプエルト・オルダスはシウダー・ボリーバルとは比べ物にならないくらい大きな都市。
空港もあり、カナイマまでのセスナも発着している。
プエルト・オルダスも閉鎖されている、なんてことはないだろう。

空港にツアー会社が集まっているので値段を比較することもできる。
じつは偶然、去年の年末ナミビアで出会ってナミブ砂漠をレンタカーで旅したマコトくんが3週間くらい前に、休暇を利用してエンジェル・フォールを訪れていた。
(ハプニング続出のナミビアレンタカー旅はこちら!

マコトくんはプエルト・オルダスの空港にあるツアー会社で申し込んだみたいだけど、カナイマのいちばん高級なロッジに泊まるプランで210ドルだったそう。
きっと最安の宿をセレクトするともっと安くなるはず。
胸の内はまだ濁っているけど、プエルト・オルダスに賭けるしかない。
気持ちがパッと晴れる展開になるといいんだけど。

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ふたたびバスターミナルにやって来たふたり。
ネットで調べると、コネクションツアーのオフィスがバスターミナルにあるらしいことが判明。
せっかくなので話だけでも聞いてみることに。
コネクションツアーのオフィスはバスターミナルの敷地の端、トイレの前にちょこんとあった。

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日本人の旅人の間でコネクションツアーは有名だけど、ツアーのクオリティには賛否両論ある。
カルロスというオーナーが有名で、とくに日本人にはいろいろとよくしてくれていたらしい。
ただ、ネット情報によると最近カルロスは亡くなってしまったんだそう。
今は誰がオフィスを切り盛りしているんだろう。
オフィスの中には金髪のおばさんが、カルロスの奥さんかなあ?
そして壁には遺影のような写真が、デスクの上にも。
カルロスさん、やっぱり亡くなってたんだ。

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金髪のおばさんは、やっぱりカルロスの奥さんだった。
でも、にしてはやけに明るい。
上機嫌でツアーの内容を話してくれる。
ん?
本当にカルロス亡くなったのかな?

気になる。
でも直接尋ねるのはさすがにはばかれる。
でもやっぱり気になるので、両手を合わせ頬に当てて首を傾けて、「眠り」のポーズ。
「カルロス、いつ?」と言葉を濁しながらいつ永眠されたのか聞いてみた。
そしたら奥さんから意外な答えが。
「え?
 カルロスが何時に寝るかって?
 そうね、だいたい8時か9時くらいね。」


え?!
早くね?
じゃなくて、カルロス生きてんの?!

驚きを悟られないように平静を装う。
「ふ〜ん。
 カルロスは今どこにいるの?」

「(首都の)カラカスにいるわよ。
 英語が喋れるからガイドの仕事でカラカスにはよく行ってるの。
 3日後に帰ってくるわよ。」


ああ、そうなんだ。
・・・カルロス死んでないやん!
遺影みたいな写真も紛らわしいわ!!

※後日事実が判明しました。
カルロスさんは2015年6月に交通事故で亡くなったそうです。
奥さんはまだその事実を認めたくないという思いで「カルロスはカラカスにいる」と訪れるツーリストに話していると思われます。


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しんみりとする必要もなくなり、改めてビジネストーク再開。
エンジェル・フォールツアーの内容はどのツアー会社でもまったく同じ。
料金の違いが発生するのはホテルのランクとツアー会社の取り分だけ。
行きのセスナの手配以外はすべて現地のガイドなどに丸投げなので値切れるだけ値切ったほうがいい。

標準的なツアーの日程は2泊3日。
1日目 午前8時頃にセスナでカナイマへ
    カナイマのホテルで昼食
    カナイマで滝巡り(El Sapoの滝)
2日目 早朝、ボートに乗ってエンジェル・フォールのふもとへ
    宿泊地で昼食
    歩いてエンジェル・フォールへ
    滝真下にある天然プールで泳いで就寝
3日目 早朝出発しカナイマへ
    セスナに乗ってシウダー・ボリーバルへ

状況によってはEl Sapoとエンジェル・フォールの日程が逆になることもよくあるらしい。
そして、やっぱり明日と明後日は空港が閉鎖されるので3日後しか出発することはできないそう。

肝心の料金は、衝撃の230ドル。
やっぱり高いよ。
120ドルっていう話は何だったんだよ。
上空からエンジェル・フォールの全貌を眺めることができるというセスナの周遊フライトも+30ドルって聞いてたんだけど、50ドルだって言うし。
はあ、安さが魅力のベネズエラなのに・・・。

気を取り直して値段交渉。
ベネズエラの物価を考えると230ドルはあまりにも高すぎる。
粘り強く交渉した結果、150ドルまで下げてくれた。
つい最近セスナの値段が上がったからこれ以上は無理だと言うカルロスの奥さん。
まあ120ドルには及ばないけど、妥当な値段かなあ。

周遊フライトはとりあえず保留。
じつはもうひとつ、エンジェル・フォールのさらに奥地にある集落を訪れる「カバックツアー」というオプションがある。
ラフティングでいっしょになったポルトガル人カップルからお勧めされたオプショナルツアー。
通常70ドルくらいのツアーなんだけど、集落までセスナで往復するのでエンジェル・フォールも眺めることができるんだそう。
エンジェル・フォールを2回眺めるチャンスがあるこのツアーは周遊フライトよりもかなりコストパフォーマンスが高い。
本当はこのオプションを付けたかったんだけど、最少人数が4人。
今のところ誰も申し込んでいないので2倍の料金を払わないといけない。
ひょっとすると現地でシェア仲間を見つけることができるかもしれない、ということだったので保留。
運良くシェア仲間が見つかった時のために1日の余裕をもたせて、3泊4日150ドルで交渉成立。
もちろん現地のホテルは最低ランク。
延ばした1日の宿泊費は込みだけど、夕食と最終日の朝食は無し。

一時はどうなるかと思ったけど、とりあえずエンジェル・フォールに行けることになってよかった。
わざわざプエルト・オルダスに移動するのも面倒だしね。
日程も3日後出発ならギリギリ間に合う。
結果的には最初からコネクションツアーに行けばよかったんだけど、まあ結果オーライということで。

バスターミナルからふたたびセントロにとんぼ返り。
通常、ツアーの前後1日ずつコネクションツアーのホテルに無料で泊まらせてもらえるそうなんだけど、出発を待つ2日間も無料で泊まらせてもらえることに。
ホテル、というかカルロスの住宅なんだけど、繁華街のど真ん中にあってとても便利。
広々とした共有スペースは24時間エアコンが効いていて快適。

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今はシーズンオフなのか、ケンゾーとイクエ以外に客はすでにツアーを終えた日本人1人だけ。
4ベッドルームをふたりだけで使わせてくれた。
Wi-Fiもあるし、外で飲むよりビールが安いし、かなり快適。

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カルロスの奥さんに「前後の2日間だけは食事付きよ」と言われたんだけど、けっきょく毎日3食無料で食事を食べさせてくれたのでありがたかった。
食事を用意してくれるのはカルロスのお母さん(たぶん)。
お母さんはかなり優しくて面倒見がいい。
朝食はアレパ(とうもろこしの粉で作ったパン)と卵料理。
昼食がいちばんボリュームがあって豪華。

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夕食は質素にパンと目玉焼きのみ。
日本では三食のうち夕食がいちばん豪華だけど、南米では昼食。
夜どうしてもお腹が空くので何か買ってたほうがいいかも。
え?これだけ?!ってつい思っちゃうけど、もともとタダだしね、ありがたくいただくよ。

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出発まで丸3日間、時間を持て余すことになったケンゾーとイクエ。
残念ながらシウダー・ボリーバル自体にはめぼしいものは何もない。
まあ、何かあったとしてもうだるような暑さで出歩く気が一瞬にして削がれるんだけどね。

髪が伸びてきた頃なのでそろそろ切りたいなあと思っていたケンゾー。
ホテルの目の前に美容室があったので切ってもらうことに。
せっかくなのでこの際イクエも。

チュニジアでの苦い思い出がまだ消えてないイクエ。
(衝撃的なイクエの髪型はこちら!
現地の人に切ってもらうことには抵抗があるけど、ここはベネズエラ。
ベネズエラと言えば世界が認める美女大国。
大勢のミスを生み出しているベネズエラはコスメ大国でもある。
物不足が激しいにもかかわらず、化粧品の品揃えはかなりのもの。
一般市民も美に対する意識はかなり高い。
(にもかかわらず、肥満率はかなり高いんだけどね。)
美容師のレベルも悪くないんじゃない?

ドアを開け中を一瞥。
ちょっと後悔。
がら〜んとしていて薄暗い。
大丈夫かなあ。

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まずはケンゾーから。
ヘアーカタログがあるか聞いてみると、かなり渋いものを渡された。
この中から選ぶのは厳しいなあ。

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身振り手振り、片言のスペイン語でなんとなく要望を伝えてスタート。
かなり心配だったけど、意外にも手つきは悪くない。
紙を切る文房具のハサミでチョキチョキ切っていく。
本当はすいて欲しかったんだけどすきバサミがないから仕方ない。

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およそ10分で終了。
つづいてイクエ。
カタログを見せてもらうも、あまり参考にはならないみたい。
はたして、「ふつう」に切ってもらえるのか・・・。

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はたして、ベネズエラで髪を切ってもらうとどうなるのか?
文房具のハサミで切ったケンゾーはこんな感じに。

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どう?
悪くないよね?
髪よりもむしろ、腫れぼったい目のほうが気になるよね。
十分十分、満足満足。

お次はイクエ。
ほぼ2年ぶりにお金を払って切ってもらった結果は?

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こっちも悪くないんじゃない?
すいてはもらえなかったけど、軽くなっていい感じ。
左右の長さが揃ってないのはご愛嬌。

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散髪代は2人で600ボリバル(約120円)。
安!!
120円でこれだけ切ってもらえると十分。
スッキリになったことだし、準備は万端。
あとは天気にさえ恵まれれば言うことなし。

翌日、意気揚々と出発したケンゾーとイクエ。
でもね、エンジェル・フォールを拝むのはなかなか一筋縄ではいかないんだな。
予想以上にエンジェル・フォールまでの道のりはまだまだ長かった。
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エンジェル・フォールへの長い長いみちのり

2015.11.07 06:05|ベネズエラ☞EDIT
この1週間で10歳くらい老けたケンゾーです。
怒濤の移動の連続でまともに寝られず、まともな食べ物にありつけず、シャワーもまともに浴びられない。
昨晩も宿がぜんぜん見つからず、雨に打たれながらやっとのことでホテルの部屋に転がり込んだのが夜の10時過ぎ。
かろうじて確保した部屋はビックリするほどオンボロで、トイレ・シャワー付きの個室だけどまさかの断水。
夜中に何度も水汲み場にバケツで水を汲みにいくハメに。
無理矢理にでも気持ちを切り替えないとますます老け込んじゃうよ。

メリダで散々遊び回ったケンゾーとイクエ。
値段を気にする事なくレストランに飛び込んだり、ひとつひとつ塗りつぶすかのようにアクティビティをしたりと毎日が楽しくあっという間に時が過ぎていった。
バリナスでのラフティングも入れると、なんと18日間もメリダに滞在。
この旅で断トツで最長の沈没スポットになっちゃった。

大はしゃぎしたラフティングを終え、バリナスのバスターミナルで降ろしてもらって久しぶりの移動がスタート。
次の目的地はベネズエラの東部にあるシウダー・ボリーバル
ここはベネズエラ旅のハイライトのひとつ、世界最長の滝「エンジェル・フォール」への拠点となる街なんだよね。
メリダも楽しかったけど、エンジェル・フォールもかなりテンションが上がる ♬

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事前のリサーチでは、バリナスからシウダー・ボリーバルまで直通バスがあるということだったんだけど、実際に行ってみると直通バスは無かった。
もともとそんな路線はないのか、この日が無いのか、あったけれど既に満席で乗れないのかは不明。
シウダー・ボリーバルに行くには、いったん北のバレンシアかプエルト・ラ・クルスまで行き乗り換えないといけない。
どちらがいいかは分からないけど、少しでも近づいたほうがいいような気がして7時半発のプエルト・ラ・クルス行きの夜行バスに乗ることに。

プエルトラクルス

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バリナスからプエルト・ラ・クルスまでは1800ボリバル(約360円)。
バスは世界最悪の犯罪都市のひとつと言われているカラカスを経由。
夜0時過ぎで、車窓からチラ見しただけだけど、バスターミナル周辺は人っ子一人出歩いてなかった。

朝7時にプエルト・ラ・クルスに到着。
そのままシウダー・ボリーバルに移動したいんだけど、シウダー・ボリーバル行きのバスを扱っているバス会社の前には長蛇の列。
全員がシウダー・ボリーバルへ行くのかは分からないけど、果たしてバスに乗れるのか不安。

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遅々として進まない行列に焦っていると、列の脇でじいちゃんが突然「シウダー・ボリーバル!」と叫び出した。
一斉に群がる人々。
ケンゾーは念のため列に残り、イクエがチケット争奪戦に参戦。
小さい体を必死にねじ込み、地元民に負けないように食い下がって無事にチケットをゲット。

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プエルト・ラ・クルスからシウダー・ボリーバルまで700ボリバル(約140円)。
チケット売りのじいちゃんは「今すぐ出発」と言ったけれど、全然バスはやって来ない。
きっとこれは正規のバスではないんだろう。
さんざん待った挙げ句結局バスはなし、なんてことも十分予想できる。
やきもきしながら待つこと30分、「これだ」と言われたバスは小さなオンボロマイクロバス。
見た瞬間溜め息がこぼれてしまった。

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「冷凍庫バス」とよく表現されるベネズエラのバス。
燃費なんか気にする必要はないからか、凍えるほどキンキンに冷房が効くので「ベネズエラの移動には冬服が必須」がベネズエラ旅のセオリーなんだけど、今回は例外だな。
案の定エアコンなんてものはなく、窓から入る風頼み。
なんだけど、これまたノロノロ運転だから風もあまり入らない。
汗をダラダラ流し、ぐったりしながらシウダー・ボリーバルをめざす。

冷凍庫どころかサウナ状態のバスに揺られること5時間。
茶色く濁る広大なオリノコ川を渡るとシウダー・ボリーバルに到着。

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ちなみに街の名前の由来は、スペイン支配からの南米独立の立役者シモン・ボリーバル。
1807年から独立運動に身を投じていったカラカス出身のボリーバル。
この地に独立政府の臨時首都を置きベネズエラ、さらにはコロンビアやペルーなど南米各国を解放していった。
のちに解放者を称えてシウダー・ボリーバル、「ボリバールの街」と改名されたんだそう。

エンジェル・フォールへ行くにはツアーに参加しないといけない。
ここシウダー・ボリーバルにはバックパッカーに人気の「コネクションツアー」という会社があり、バスを降りると客引きが待ち構えているそうなんだけど・・・いない。
あら?
コネクションツアーに頼むかどうかは別として、とりあえず話だけでも聞きたかったんだけどなあ。
しかたないのでそのままセントロへ。

エンジェル・フォールと言えば南米を代表する観光地。
それこそ世界中から観光客が訪れる。
その拠点の街ともなればホテルが乱立し、選ぶのに困るほどじゃないのかと思っていたんだけど・・・。
足を踏み入れたセントロは、ただの住宅街でセントロと呼ぶには活気がない。
そして「ウソやろ?!」と叫びたくなるほどホテルがない。
やっとのことで見つけても値段が高い。
値段で諦めるなんてベネズエラではじめてだよ。

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炎天下の中ホテルを探し求めて街をさまよう。
コネクションツアーはホテルも持っていて、ツアーを申し込むとなんと無料で泊まることができるんだそう。
ああ、なんで今日に限って客引きがいなかったんだろう。
ダメ元でコネクションツアーのホテルも探してみるけど、当然のように見つからない。

さんざん歩き回ってやっと1軒の手頃なホテルを発見。
ダブルルーム、エアコン付きで1部屋2500ボリバル(約500円)。
とりあえず寝床が見つかってよかった。

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部屋でちょっと休憩するはずが、サウナ状態のバス移動が予想以上に堪えていたのか目覚めた時はもう日が傾きはじめていた。
しまった、早くツアーのリサーチをしないと!
じつはメリダでのんびりし過ぎたせいで、あまり時間がないんだよね。

ベネズエラの旅の予定は1か月。
ふだんは行き当たりばったりの旅をしているふたりだけど、この後キューバ行きのチケットを既に購入済みなのでベネズエラでの滞在を延ばすことはできない。
予定ではエンジェル・フォールのあとロライマとマルガリータ島にも行くことにしていたんだけど、メリダがあまりにも居心地が良すぎてスケジュールを変更。
今回の1か月はメリダとエンジェル・フォールのみ。
ロライマとマルガリータ島はキューバから戻ってきて仕切り直しにすることに。

メリダとエンジェル・フォールだけで1か月。
本来ならゆるゆるのスケジュールなんだけど、メリダで沈没したおかげで時間に余裕がなくなってしまった。
慌ててツアー会社を探すも、これまたぜんぜん見つからない。
ツアー会社どころかツーリスト自体ぜんぜん見かけないんだけど、どうなってるんだろう?

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見つけたツアー会社で話を聞くも、予想していた金額よりもかなり高くて耳を疑った。
1か月ほど前に旅友が120ドルでツアーに参加したんだけど、最初の提示金額が200ドルオーバー。
あまりにも差がありすぎて値段交渉する気にもならない。
さらに衝撃の事実も告げられた。
エンジェル・フォールに行くにはここシウダー・ボリーバルからセスナに乗ってカナイマまで行かないといけないんだけど明後日、しあさっては空港が整備のために閉鎖されるんだそう。
そんなの聞いてないよ〜。
時間がないのに丸3日間無駄に過ごさないといけない。

ツアーは高いし、行けたとしても4日後だし、歯車がうまく噛み合わずもどかしい。
サクサクっといけると思っていたのに、予想以上にエンジェル・フォールへの道は遠かった。
はあ、どうしよう・・・。
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大人だって思いっきり遊べるんだから

2015.11.06 05:46|ベネズエラ☞EDIT
この6日間でベッドで寝たのはたったの2日、心も体も疲労しているイクエです。
長距離バスやターミナルのベンチで寝る日々。
そして久しぶりのベッドで睡眠不足のはずなのに全然眠れずに、いま朝の6時。
最近、旅が順調に進まず夫婦ともどもダメージを受けています。
でも、元気でやっています。
前向きにやってこーっと。

24.png

いよいよラフティングに挑戦。
インストラクターは、船頭さんの役割。
川の流れを見ながら瞬時に、進むコースを決めたり、パドルの動きを指示したりする。

「前へ」
「後ろへ」


それに合わせて、初心者のわたしたちはパドルを前から後ろに漕いだり、後ろから前に濃いだり。

指示はスペイン語。
だからその単語を覚えないといけない。
「アデランテ」「アトラス」・・・

パドルの運び以外にも、ボートの転覆を防ぐために「右に重心」「左に重心」
波の高いところでは、いったん漕ぐのをやめてボートの真ん中に身を寄せ合い船底にしゃがみ込む。
波を切り抜けボートが安定したところで「ポジシオン」
ふたたび元の位置に戻り漕ぐ体勢に。

前後の人と息を合わせて、同じタイミングでパドルを運ぶ。

32.png

国籍も違う大の大人がみんなでハラハラドキドキしながら一致団結っていうのは、かなり楽しい。
しかもスペイン語の単語がなかなか覚えられずに、「右に重心」って言われたのにまちがって左に傾いて体をぶつけ合ったり、転落しそうになったり。

実際、体が投げ飛ばされたり、ボートが転覆することも。

31.png

この前紹介したように、ラフティングのボートにはレスキューのカヌーがぴったりついてくれる。
濁流のところでは、わたしたちよりも早くそこを通って流れを確認してくれたり、万が一の救出に備えて待機してくれたり。

33.png

これは心強い!と思うでしょ。
でもそのカヌーだって波に飲み込まれてしまうことも。
そんなのを間近で見せられると、余計不安が増すよ・・・。

29.png

それでもレスキュー係のお兄ちゃんたちは、笑いながらまたカヌーに乗り込む。
足にギプスをはめてるレスキュー係もいるけど、それは前回事故ったのでは?と思われる。
でもそんな姿でも楽しそうにやってるからたくましい。

途中、漕ぐのをいったんやめてしばしの休憩。
と思いきや、崖に上って5mくらい下の川にジャーンプ!!

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ほかのボートの人たちも集まっていて、次々に、ボットーン、ボットーン!!

ケンゾーよりも年上のおなかぼっちゃりの中年のおじさまたちも、まるで少年のようにジャーンプ!!
それを娘たちが笑いながら見守っている。
おじさまたち、こんなふうにジャンプするのは何十年ぶり?
わたしもそうだけど、子どものころよりもバランス感覚や運動神経や体力は低下している。
でも、ライフジャケットがあるから大丈夫。
溺れることはないから。
必要なのは、童心にかえれるかどうか。

ただ飛び込む、ということには実は勇気が必要で、そして楽しいってことに気づいた。

初日は翌日に備えての練習ってことだったんだけど、けっこう流れも強くて本格的。
みんな投げ飛ばされ、そして無事に救出された。
ケンゾーなんて何回投げ飛ばされたかな。

25.png

長時間の山道の移動で体調が悪くなっていたわたしだけど、ハードなラフティングで不思議と気分は良くなり、やる前よりも体が軽くなっていた。
これだったら、あしたもいけそうだね。



2日目のラフティングは、スタートからちょっとドキドキするものになった。
てっきり、きのうのように車で河原まで行くのかと思いきや、宿泊所の敷地内からスタート。
でも、宿泊所は河原に面していない。
じゃあ、どうするのかというと・・・。

「ここから、ロープで下に降ります!」

えっ!?
ええええ〜!

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ロープを巻かれ、崖から下に降りていくわたし。
川ではカヌーに乗ったレスキュー係が待機している。
そのカヌーめがけてスルスルスル〜っと降りていく。

ちゃんとキャッチしてくださいよ。

22.png

最後は自分で腰のロープを緩めないといけなかったんだけど、宙ぶらりんの状態で片手でロープを緩めるのに大苦戦。
結局、レスキューのおにいちゃんにカヌーの上で立ってもらって受け止めてもらうことになった。

さて、自分たちのボートに乗り換えて、2日目のラフティング、スタート♫

12.png

18.png

きのう夜中に雨が降ったこともあってか、川はごうごうと音を立てて流れている。
岩場のところは渦を巻いている。

数メートル前を行く、別のグループのボート。
岩にあたってザッバーン!!
細身の若い女性がひとり、投げ飛ばされてしまった。
彼女はそのまま激流にのまれ、どんどん流されていく。
インストラクターやレスキュー係の顔がこわばり、何かを叫ぶ。
救出された女性。
でも、顔は青白く、表情が固まっている。

怖かったのか、その後その子はボートの上に戻ってもパドルを握ることはなかった。

10.png

インストラクターによれば、ラフティングを行なう川には難易度に1〜5のレベルがあるらしい。
1が流れが穏やかで初心者にも易しい川。
5が難易度の高い激流。
この川はレベル4なんだそう。
雨期で水かさが増しているから5に近い4かもしれない。

8.png

こんな川に初心者が挑戦しても大丈夫なのだろうか。
日本だったらリスクがありすぎてできないんじゃないかな。
ベネズエラだから許されているのかも。

そういえば、わたしとケンゾーはラフティングが初めてではなかった。
この世界一周以前にふたりでネパールに短期旅行で行ったとき、乾期で水量の少ないネパールの川をラフティングしたのだった。

でもあんなの、今回のと比べたらただのお遊び。
ラフティングとさえ呼べない。
あのときはただ、流れに任せ、かる〜くパドルを漕いでればよかった。

でもいまはそうはいかない。
ちゃんとパドルを動かしてバランスを取らないと。

濁流でボートがぐるぐる回転する。
遊園地にある、大きな浮き輪に乗ってくるくると回転しながらスライダーを滑っていく感覚。

14.png

大きな岩にボートがぶちあたると、衝撃で体のバランスを崩してそのまま後ろに倒れてしまう。
そのとき、自分では何が起きたのか一瞬わからない。
ボートから投げ飛ばされたのか、川に落ちて浮いているのか、それともまだかろうじてボートの上にいるのか。

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ケンゾーはヘルメットに小型カメラのGoProを取り付けていた。
何度も転落したケンゾー。
隣のケイティとそろって、真っ逆さま。
足だけ写っている。

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ボートに引き上げられたら「痛い 痛い」って言いながら2人で笑い合っている。

結局4時間くらいやっただろうか。
わたしたち大人は、手を休めることなく必死に波と格闘し続けた。
ときに叫び、ときに笑いながら。

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はしゃぐのも、必死になるのも、ハラハラドキドキするのも、子どもだけの特権ではない。
むしろ、こんなハードなアクティビティはお子ちゃまにはまだ早い。
これは大人の遊び。
大人の特権。

大人って悪くない。
子どもに負けない楽しいことができるんだよ。
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ラフティングだってやっちゃう

2015.11.05 05:34|ベネズエラ☞EDIT
遊園地の絶叫系乗り物は、人並みに好きなイクエです。
でも大好きってほどではない。
「ティーカップ」とか酔いやすいやつは嫌い。
子どものころ好きだったのは「びっくりハウス」。
小さな小屋に応接間セットがあってそこのソファに座るだけなんだけど、周りの壁紙が上下に回転して、まるで自分自身が室内をグルグル回転しているような錯覚になるんだよね。
わかってはいるけど、不思議な気持ちになる。

ベネズエラで安いことをいいことに、やったことのないアクティビティーに挑戦しているイクエとケンゾー。
メリダのツアー会社で申し込めるアクティビティーは全部やり尽した感があるけど、まだあった。

ラフティング!!

ここから車で5時間ほど離れた山の中の清流で、2日間かけてラフティングをするというプログラム。
ラフティングの代金、宿泊費、4食がついて12500ボリバル(約2500円)。
自分でバスを乗り継いで行く方が安いし、帰りはメリダまで戻らずに途中のバリナスから次の目的地シウダーボリバルに直接向かった方が都合がいいので送迎なしのプランを頼むことにした。

バリナス

でも、ほかのお客さんのためにツアー会社はもともと車を出す予定だったようで「ディスカウントするから送迎ありのプランにして」と言われて、最終的には15000ボリバル(約3000円)で送迎込みのプランを申し込んだ。
送迎は、行き「メリダ ~ ラフティングの拠点」、帰り「ラフティングの拠点 ~ バリナス」。
ラフティングも宿泊費も4食も送迎もついて、ひとり15000ボリバル(約3000円)で1泊2日過ごせるなら安い!

ツアーのメンバーは、ベネズエラの首都カラカスから旅行に来たお母さんとその娘。
フランス人の男性とイギリス人の女性ツーリスト。
そのほか、同じ方面で開催されるロスジャノス(アマゾン川ツアーのように、川をボートで渡りながら動物サファリを楽しむ)ツアーに参加する日本人のユウタくんも、途中までいっしょ。

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わたしたちにとっては激安ツアーだけれど、ベネズエラ人にとっては高いツアー。
教師の月給が8000ボリバル(約1600円)らしいから、この1泊2日のツアーは給料2か月分ということになる。

ちなみにベネズエラでは教師の給料は他の職種よりも格段に低いのだそう。
そんなことをしたら手を抜く教師が多くなりそうで、子どもたちはまともな教育を受けられなくなりそうだけど、理由はよく分からない。
稼げる仕事は、バスやタクシーのドライバー。
日給500ボリバル(約100円)~800ボリバル(約160円)なんだって。

そんな経済状況のベネズエラだから、このツアーは裕福な人しか参加できない。
裕福な人とは、外貨を手に入れられる人。
ツアーに参加しているベネズエラ人の親子はアメリカで生活していたこともあって英語が話せる。
娘のマリアはお医者さん。
ちなみにマリアのお姉さんは現在スペインで暮らしているのだそう。
今年の年末にマリアはスペインに遊びに行くと言う。

そういえば、雷を見るカタトゥンボツアーのガイドが言っていた。
ベネズエラ人にとって外国に行くのはとても高く、海外旅行のためには自分の土地を売らないといけないくらいだって。

でも、一度外国に行くことができれば、そこで外貨を手に入れて帰国し、お金持ちになれる。

いろんなところにドルを隠して入国したわたしたち。
ベネズエラ人はどうなのだろう。
マリアによれば、空港でチェックはされるけどそこまで厳しくはないみたい。
腹巻きタイプのマネーベルトの中に、小さくたたんだお札を入れて縫い付ければいいらしい。
陸路で入れば腐敗警察や軍に難癖をつけられてお金を没収される恐れがあるけれど、空路だとそういう心配はあまりないのだそう。

ベネズエラの銀行で外貨の預金はできないけれど、外国の銀行で口座を作れば外貨での預金もできる。

外国相手の商売や海外とつながりがもてる人ほど裕福になっていくシステム。
そもそも一般の庶民は外国に行く資金がないからそのチャンスを手にできない。
社会主義の国なのに不公平。
なんでこんなことになっているんだろう。
首都カラカスが世界最悪の凶悪都市になっているのもうなずける。

車はいくつも峠を越えていく。
イギリス人のケイティは車酔い。
ユウタくんも車の揺れと排気ガスで頭痛を訴えている。

乗り心地の悪い車に揺られること5時間以上。
車は幹線道路を逸れ、清流沿いの未舗装の道に入った。

前方には、いまラフティングを終えたばかりの人たちを乗せたトラックが走る。
乗っている人たちはぐったり。
ラフティング、想像よりもかなりハードなのかも。

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すぐに着くかと思ったら、まだまだ長かった。
30キロくらいしか出せない山道を1時間近く進み、ようやくラフティングの基地に到着。
あー、移動だけですっごく疲れた。

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ここがわたしたちが1泊するところ。
先客がたくさんいた。
ここのラフティングは高価だけれどベネズエラ人に大人気。
清流沿いには、こういった宿泊施設が点在している。
国内各地からラフティング目的でここに集まっている。

男女分かれたドミトリーの部屋に泊まる。
こんな山奥にはもちろんWi-Fiなんてないけれど、電気は通っているし、お湯はほとんどでないけどシャワーも浴びられる。
2段ベッドだけど大きくて寝心地は悪くなさそう。
広いに庭にはクジャクや大きな鳥たちが放し飼いにされていて、軒下にはハンモック。

わたしたちは1泊2日のツアーだけど、2泊する人も多いらしい。
たしかに移動でこんなに疲れて、これからすぐにラフティングはきつい。
一日くらい余分に滞在し、ゆっくりしてもよさそう。

このツアーは食事つき。
お肉に、煮込んだ豆、サラダ、ご飯。
これが典型的なベネズエランフードなんだって。

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おかわりもできるし、フルーツジュースは飲み放題。
味もおいしい。

だけど・・・。
長時間の移動のせいか、標高の高いところを窓を開けて走っていたので寒かったからか、悪寒とだるさを感じる。
風邪の前兆みたい。

このラフティングツアーは、2日かけてラフティングを行なうことになっている。
初日のきょうは2時間ほど。
本格的な明日のラフティングにそなえて、練習も兼ねている。
明日はもっと長い距離で、流れが急で難しいところをラフティングする。

「大丈夫?
 ラフティングできそう?」

ケンゾーがわたしのおでこに手を当てて聞いた。

「うん。
 車酔いもあるかもしれん。
 ラフティングしたほうが、かえって気持ちよくリフレッシュできるかも。」

体調は悪いけれど、気分が悪くなりながらせっかくここまでやってきた。
これできょうのラフティングをやらないのであれば、なんのために移動してきたのかわからない。

風邪薬を飲む。

車に乗り込んで、スタートポイントへ。
ラフティングのゴムボートには8人くらいは乗れそう。
青と黄色の細長いカヌーは、レスキュー係のボート。

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転覆したり、川に投げ飛ばされることもあるラフティング。
かならず1ボートにつき、レスキュー係が1人つく。
カヌーに乗り込んで、わたしたちが乗り込むボートのすぐそばについて誘導したり、サポートしたり。
激安ツアーでもそういうのはちゃんとしている。
何かあったら助けてくれるので心強い。

ゴロゴロと大きな岩が転がる河原を下って、清流へ。

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ボートに乗るのはわたしたち5人とインストラクター1人。
ヘルメットを被り、ライフジャケットを着て、パドルをもっていざボートへ。

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インストラクターがラフティングのコツを教える。

前の人と同じタイミングでパドルを動かすこと。
パドルで隣の人や前後の人を突いてしまわないように、パドルの上部をしっかりと握っておくこと。
もしボートから落ちてしまったら、仰向けになって浮くこと。
隣の人とペアになって、相手が落ちたらパドルを川に差し出し、落ちた人がそのパドルを掴んだらボートの方に引き寄せること。
そして落ちた人のライフジャケットの脇のところを掴んでボートの上にひっぱりあげること。

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落ちた場合の対処法を丁寧に教えてくれる。
ということは、落ちること前提?

けっこう過激なのかも。

あいかわらず頭は重く体がだるいけれど、さわやかな太陽と風を浴び清流の音を聞いていると、少しはマシになってきた気がする。

きっと、大丈夫、だよね?

視線の先には水しぶきをあげている激流が見える。

「OK!
 バモス(行くぞ)!!」

インストラクターのかけ声にあわせてみんなが叫んだ。
「バモース!!」
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バンジージャンプは900円だって!

2015.11.03 06:19|ベネズエラ☞EDIT
最近ブログの更新ができていなくて、毎日読んでいただいている方々に申し訳ないと思っているイクエです。
ネット環境が悪いキューバから出国したのはいいけれど、そのあとちょっと問題がありまして、ベネズエラの国境を行ったり来たりして毎日長時間移動しています。
ブログを書く時間がないうえ、ブログを書く力も残っておらず。
これからがんばりますので、またよろしくお願いします!

ベネズエラのメリダで、いろんなアクティビティーを片っ端からやっているイクエとケンゾー。
そのなかでも、気になるアクティビティーがあったんだけど、踏ん切りがつかなくてやらずにいた。
でも、この際やっちゃえ!
この機会を逃したら、一生やらないで終わるかもしれないし。

それは、バンジージャンプ!
お値段、なんと4500ボリバル(約900円)。

バンジージャンプの値段って普通は高いもの。
アフリカのビクトリアフォールズでやっているのを見たけれど、あれは100ドル以上もした。
一瞬で終わるバンジージャンプに、そんなにお金をかける勇気もない。
でも、900円なら。
もちろん、送迎込みの値段。

ツアー会社で申し込み、ツアー会社が手配したタクシーに乗って、いざバンジージャンプの場所へ。

どんなところで飛ぶのか、気になるでしょ。
崖とか、山の中とか?
でも、それはメリダの繁華街にあった。

ここ。

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え?
どこ?
山? ビル?

ここだよ、ここ。

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車がバンバン通っている、街の中の橋!
フツ〜の橋。
こんなお手軽な場所で飛んじゃっていいの?

下には川が流れている。
意外に高さはあって、橋の上から川までは50メートル。
落ちるのは40メートルくらい。

木が茂っているし、川幅は狭いし、これはこれで怖いよ。
いろんなものに体が当たりそうなんだけど。

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まあ、900円だからこんなお手軽な場所で飛ぶっていうのが妙に納得できる。
このお手軽さが怖いんだけど、さらにわたしたちを怖くさせるものが。

ガイドの男性が言った。
「普段ならもうひとりスタッフが来るんだけど、連絡が取れなくて。
 俺ひとりでもできるから、もうやっちゃおう!」

ええっー!!
そんな・・・。

男性が言うには、わたしたちがジャンプするときは橋の上にいて、わたしたちが橋から飛んだの見守ったらすぐさまロープで下まで降りて飛び終わったわたしたちを回収するらしい。

それ、大丈夫?
ものすごく不安なんだけど。

わたしたちの不安をよそに着々と準備を進める男性。
欄干の下にロープを通したりしている。
この橋にバンジージャンプの設備が常設されているわけではない。
ただの橋に、ロープをくくりつけている。
この手作り感。
余計に不安が増す。

そして、準備する男性を不思議そうに見る通行人たち。

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「まずは俺が手本を見せるから見てて!」

男性はそう言うと、橋の欄干によじ上り、ジャーーーーンプ!!!

このバンジージャンプはわたしたちが知っているのとは少し違う。
普通は足をロープで結んでジャンプする。
下まで落ちてロープが伸びきったあとは、反動でロープがたわんで体が上に持ち上がり、そしてまた落下し、ふたたびロープがたわみ体が上へ・・・。
びよ〜ん、びよ〜んとゴムのように何度かこれを繰り返す。

でも、このバンジージャンプにはそれがない。
ロープは腰にくくりつける。
一度飛んだらロープはたまわない。
びよ〜ん、びよ〜んと上下に伸び縮みしない変わりに、横移動する。
つまり、一度飛んだらブランコのように、振り子のように、橋の下を行ったり来たりする。

片方の欄干から飛び降りた後、その余力で反対車線の欄干の下まで移動し、そしてまた最初の欄干の方へ。

だから橋の上から見ていると、飛んだ人間が橋の下に消えていき、しばらくしてまた橋の下から出てくる、というふうになる。

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お手本を見たものの、何をどうしていいかわからない。
ガイドが1人足りないから飛び終わった後、宙ぶらりん状態で2本の命綱のうち1本を自分で外さないといけない。
ただ欄干から飛ぶ、ということしかイマイチわからないけど、それでいいのだろう。

最初に挑戦するのはケンゾー。
実はケンゾーは、バンジージャンプが初めてではない。
昔、九州の遊園地でやったことがあるんだって。
巨大な鉄筋の櫓みたいなところから飛んだんだそう。
2回目だから、きっと怖くはないよね?

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どんどん顔がこわばっていくケンゾー。
わたしよりもこういうのは得意だろうし、好きだと思う。
でもやっぱり、怖いよねえ。

何が怖いって、飛ぶ専用の場所がないこと。
欄干をよじ上って、橋の縁に立たないといけない。

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「うぉー、こっわぁ。
 ふうううう。
 いや、これ、めちゃくちゃこわい。
 うおーーー。」

予想していたよりも、わが夫はかなり怖がっている。
欄干に座って、しばらく動けないケンゾー。
この、ひきつった顔。

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通行人も、立ち止まっている。
みんながアジア人のケンゾーを見守っている。

恐る恐る腰を上げ、両手を広げるケンゾー。
こっちまで緊張する。

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ガイドが言った。
「コツは、できるだけ遠くに飛ぶこと。
 落ちるんじゃない。
 両手を広げて、向こうまで飛んでいく気持ちで。
 数をカウントするから、1、2、3で飛んでね。」


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「1・・・
 2・・・
 3!」


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ケ、ケンゾー・・・。

まわりから「キャー!!」という悲鳴が聞こえた。

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飛んでない。
全然遠くに飛んでない。

まるで椅子から飛び降りるように、立ったまま足から普通に落ちていっている。

落ちていく夫を見て、わたしは思った。

「・・・かっこわるい。」

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怖さが勝ってしまったんだろうか。
余裕のある飛び方じゃないので、見ている方としては「ちょっと!大丈夫!?」と心配に。
だから、見守っている人たちも悲鳴をあげたんだと思う。

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ロープが伸びきり、横に揺れはじめた。
頭に血が上ったのか、はたまた恐怖でそうなったのか、これまで見たこともないような真っ赤な顔のケンゾーが見えた。

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2、3度ぶらーんぶらーんと揺れて、ロープの動きは小さくなった。
ようやくケンゾーに余裕が出てきたのか、こっちを見上げて満足そうな顔をした。

とりあえず、無事で良かった。
かっこわるかったけど。

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さっきまで横にいたガイドの姿がいつのまにか消えていた。
ケンゾーが飛び降りたのを見届け、すぐに川の下まで降りていったのだろう。
ガイドの到着を待つケンゾー。

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ガイドに助けられて引き上げられ、満面の微笑みで橋の上にケンゾーが戻ってきた。

「いや〜!
 怖かったよー。
 でも楽しかった。
 イクエ、がんばって!!」


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さっきまでは何ともなかったのに、器具を装着しはじめると急に鼓動が激しくなった。
これから飛ぶという実感が一気に湧いてくる。

わたし、大丈夫かな。
飛べるかな。
でも、ここまで来たら飛ばないと。

そして、わたしはあることを誓った。

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「夫のようにかっこわるい飛び方はしたくない。」

橋の縁に立つ。
少しでも体重を前にかけると落っこちそうになるので、足を踏ん張り欄干側にもたれるように立つ。
真下を見ると恐怖心がもっと強まりそうなので、視線を遠くに。

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ガイドがカウントをしはじめる。
「1・・・」

このとき瞬時に思った。
もし、このタイミングで飛べなければ恐怖心は増殖されて、飛ぶのが難しくなる。
時間が経てば経つほど怖くなっていくはず。
飛ぶなら、1回で決めないと!
「3」って言われたら、飛ばなきゃ!
しかも、両手を広げてかっこよく。

「2・・・
 3!」


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飛んだ。

猛スピードで地面が近づいてくる。

「いやだ」
その瞬間感じたのは、心地よさや開放感とはほど遠い、不快感。
取り返しのつかないことをしてしまったという後悔。
恐怖心、でも後戻りはできない。

あとで思えばそれは、命を守るためにそなわっている本能的な感情だったのだろうと思う。

このまま地面まで落ちていく、という恐怖心は、ピンとロープが張って一瞬でなくなった。

「ああ、わたし、バンジージャンプに成功したんだ。」

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頭上からは、ピューと言う口笛や歓声が聞こえてくる。

「みんなを安心させなきゃ。」
頭に血がのぼり、くらくらして視界にはチカチカと星のように点滅しているものが見えるけど、笑顔を作って大きく手を振った。

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助けに下りて来てくれたガイドが言った。
「素晴らしい飛び方だった!
 すごく良かった!
 美しかった。」


橋の上のケンゾーのところまで戻り、ケンゾーに聞いた。
「どうだった?」
「きれいに飛んでた。
 イクエ、もっと躊躇するかと思った。
 あんなにすぐに飛ぶとは思わんかった。」


こういうのは、どっちかというと苦手なわたし。
でも、自分には肝が据わっていて、動じないところがある。
やっぱり度胸があるんだな、と我ながら再確認したできごとだった。
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メリダでこれは外せない!満足度の高いキャニオニング

2015.11.01 05:30|ベネズエラ☞EDIT
キューバで買ったラムが漏れてかなりショックなケンゾーです。
本場のハバナクラブを1本バックパックに入れて飛行機移動。
9時間後、なんだかほんのり甘い香りがバックパックから匂うなあと思ったらラムが漏れ出していた。
服などが濡れたことよりも、かなり減ってしまったことのほうがショック。
キューバを思い出しながらチビチビ飲もうと思ってたのに・・・。

大人の遊び場、メリダでのアクティビティ三昧の日々はまだまだ続く。
41歳のケンゾーと35歳のイクエが次に挑戦したのはキャニオニング
キャニオニングとは川を上っていく沢登りとは逆に川を下っていくアクティビティ。
ただ歩いて下るだけじゃなく、ロープを使った懸垂降下(ラペリング)や天然のスライダー、飛び込みなどが醍醐味。
日本だと7、8千円はするキャニオニングだけど、ここメリダでは約1700円(8500ボリバル)で体験できる。

ホテルの前から車に乗って走ることおよそ30分。
やって来たのは、メリダの街を見下ろす山の中。
車を降りたあとは器材を持ってしばらく歩く。

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手つかずの森の中を歩くこと30分、これから下っていく川に到着。
まずはウェットスーツに着替え、ラペリングの講習を受ける。

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水着の上から厚手のウェットスーツを着る。
さらにお尻と腰を保護するサポーターを装着。
ウェットスーツがかなり厚手なので安心感があるのがいい。
靴は自前のシューズ。
ゴツいトレッキングシューズなどは不向きなのでレンタルしたほうがいい。

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キャニオニングのハイライトは滝下り。
ケンゾーとイクエを待ち受ける滝は3つ。
ひとつ目は7m、次が20m、そして最後が35m。
消防士やクライマーがやるようなラペリング技術を使って下っていく。

ラペリングなんて縁のない人生を送ってきたケンゾーとイクエ。
命に関わるっていうのは大げさかもしれないけど、まったくのど素人なのでガイドの教えを聞き漏らさないように真剣。
ほかの参加者がいなくてふたりだけだったのはよかった。

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3つの滝をそれぞれ異なるラペリング技術で下っていく。
「この方法の時はゆっくり少しずつロープを送り出して」
「この時は手早く滑っていって」
スペイン語での説明だけど、身振り手振りでわかりやすく教えてくれる。
頭では理解できるけど、はたしてその時になってちゃんとできるか、ちょっと不安。

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講習を受けたあとはヘルメットを被っていざ出発。
じゃぶじゃぶ、じゃぶじゃぶ。
ときには胸まで水に浸かりながら滝をめざす。

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ひとつ目の7mの滝がこちら。
ロープでぶら下がりながら垂直に降りていく。
大事なポイントが2つ。
常にあごを下げていることと体を滝の裏側、岩に張り付くようにして降りていくこと。
どちらも怠ると大量の水に打たれるハメになる。

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トップバッターはケンゾー。
あごを下げて、ゆっくりゆっくり・・・。
頭の中で反復しながら滝に突入。

ドドドドドドッーー!!
猛烈な勢いで流れ落ちる大量の水。
滝に突入した瞬間、あまりの水の勢いにテンパってしまった。
滝の裏側、水のない岩のほうにするりと体を滑り込ませないといけないのに、滝のど真ん中を下っていくケンゾー。

ゴオオオオオオッー!
轟音を立てて流れ落ちる水に全身を打たれながら必死でロープを送り出していく。
教えられた通りあごを下げてはいるけれど、もはや何の意味もない。
かろうじて息はできるけれど、吸うたびに大量の水が口に飛び込んでくる。

もがきながらもなんとか地上に到達。
ゲホッ、ゲホゲホッ!!
咽せながらヘルメットを拳で2度叩く「OKサイン」をガイドに送る。
ぜんぜんOKじゃないけどね。
鼻をかんだら血が滲んだ。
はあ、死ぬかと思った。
でも、おもしろい!!

次はイクエの番。
大丈夫かなあ。
あまり運動神経のないイクエ。
心配だ。
「右側!!滝の裏側をいかんといけんよ!!」
涙と鼻水を流しながら叫ぶけれど、流れ落ちる滝の轟音にかき消されてたぶんイクエには届いてないだろう。

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そんな心配は無用で、意外にもスムーズだったイクエ。
滝の裏側にうまく潜り込んだ後は、水が無い場所をスルスルと降りてきた。
や、やるなあ。
嬉しいけどちょっと悔しい。
次はもっと上手に下ってやる。

第2の滝をめざして川を下る。
途中、天然の滑り台のようになった岩をウォータースライダーの要領で滑っていく。
これが楽しい!!
40過ぎの中年男が童心に帰って楽しめる。

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ときには川を外れジャングルを歩くことも。
これはこれで探検気分が盛り上がる。
次はどんな滝なんだろう。
ドキドキとワクワクが増していく。

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2つ目の滝は20mの2段滝。
座った格好でお尻で滑りながら降りていく。
今回は手早く、スピードにのって。

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よし、今度はスムーズに格好よくいってやるぞ。
「ラピドー!ラピドー!」
ガイドの叫び声にのせられて、どんどんどんどんロープを送っていく。

水の勢いに押されあっという間に地上に到着。
今回はけっこう良かったんじゃない?
咽せることもなく、ドヤ顔でサインを送る。

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つづいてイクエ。
水にのまれ姿が見えない。
どうなった?
大丈夫かなあと思ったら、足をばたつかせ落ちるように滑り降りてきた。
着地しても滝壺に飲まれて右往左往。

ゲホッゲホッ、ハアハア。
必死の形相のイクエ。
妻には申し訳ないけどおもしろい。

またまたウォータースライダーや、5mの高さからの飛び込みなどを楽しみながら最後の滝へ。
終わりが近づくのが残念でしかたがない。
こんな楽しい遊びがあるなんて!!

ふたりの前に立ちはだかる最後の滝。
高さは35m。
これを消防士のように岩に足をふんばり、壁を歩くようにして降りていく。
これぞラペリングという降り方。

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頭では分かってはいるけれど、これが難しい。
足で踏ん張ろうとはするんだけど、すぐにぶらんぶらんと宙ぶらりんになってしまう。
それでもなんとか無事に35mを降りることができた。

イクエも何度も宙ぶらりんになりながらも地上に到着。
宙ぶらりんになるたびに、足をばたつかせる姿がかわいい。

これで2時間ちょっとのキャニオニングは終了。
スリル満点、マイナスイオン浴びまくり。
大人も思いっきり大はしゃぎできるこの遊び。
数あるメリダでのアクティビティのなかでイチ押し。

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時間があればもう一度したかったなあ。
2回目はもっと上手に滝を降りられるはず。
まったく同じルートでも十分楽しめるほど満足度の高いアクティビティ。
日本に帰ってからもやってみたいな。
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