Now,we are HERE!
訪れた国は78カ国
旅した期間は1257日
2016年2月14日に帰国!
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ケンゾー   イクエ


2007年10月 結婚
2012年09月 世界旅行に出発

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パラグライダーが2000円でできちゃう!

2015.10.28 06:21|ベネズエラ☞EDIT
なかなか疲れが取れない41歳の夫に「もう旅も潮どきってことかな」と言われたイクエです。
今いるキューバの旅がけっこう過酷で、ダンプカーの荷台に現地人20人くらいと立ったまま乗って100キロ以上移動したり、これまでの旅でいちばん乗り心地の悪いバス、というかもはや「バス」とも呼べない乗り物で連日移動したりと超ハード。
でもこれがキューバ人にとっては普通。
キューバ人は我慢強い国民だなあといつも感心しています。

話は戻ってベネズエラ・メリダでのできごと。
このメリダの良さは、物価が安く、店の品揃えが豊富、おしゃれでおいしいレストランが多い、標高が高いから暑すぎず快適。
それと、もうひとつ。
ツアー会社が多くてツアーやアクティビティーが充実している!
だからメリダでの滞在を飽きさせない。
一日激安バスツアーや、雷ツアーも楽しかったけど、どうせならアクティビティーにも挑戦しちゃおう!ということに。

まずは前から気になっていたキャノピー
実はエクアドルのハチドリの村、ミンドでキャノピーができたんだけど外国人料金が高く設定されていたので、やるのをあきらめた。
でも、やっぱりやってみたかったなあ、せっかくなのでやればよかった、いま考えればそんなに高くなかったのに、なんてうじうじ思っていたところだった。

それが、ここメリダでできる。
しかもミンドよりも格段に安く。

ミンドでやんなくてよかった~♡

キャノピーとは「ジップライン」とも呼ばれているアクティビティー。
森の中にワイヤーが張ってあり、自分の腰につけたロープをワイヤーに通した滑車につなぎ、ワイヤーにぶら下がってシューッと移動していくもの。
と、文字で説明するとなんのこっちゃ?という感じなんだけど、わかりやすく言えばターザン。
つたや枝にしがみついて「ア~アア~」と木々の間を飛ぶように駆けるあのイメージ。

会場までの送迎もついてひとり4000ボリバル(約800円)。
半日遊べると思えば、かなりリーズナブル。

参加者はわたしたちふたりだけ。
送迎の車は、年代物のタクシーだった。

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車内はとても広いんだけど、とにかく古い。
アメ車かな。
ドアのロックも窓を開け閉めするハンドルも壊れている。
ベネズエラはオンボロ車が多い国、世界トップ5に入るんじゃないかな。

走ること10分足らず。
どんな田舎に連れていかれるのかと思っていたら、意外にもメリダの繁華街からそう離れていない、丘の住宅街。
ぽつんぽつんと建っている家は、どれもお金持ちそうな家。
その一軒で、車は止まった。

門をくぐり、家の前へ。
まさかここがキャノピー会場?
たしかに土地は広いし、家の下は斜面になっているけど。

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やっぱり800円のキャノピーだから、子どもだましみたいなものなのかな。
庭に張られたワイヤーをシューッと滑って終わりなのかな。
「まさか、ここ?」
「ありえるよね。
 まあ、でも800円だからいいけど。」


通された室内は普通の居住空間。
ソファーがあって、食卓があって。
ただひとつ違うのは、脇にヘルメットやロープなどキャノピー道具一式が置かれていること。
インストラクターのお兄さんがイクエとケンゾーのサイズに合う道具を渡してくれる。

やっぱりここでやるってことなのかな。
キャノピーは、このお金持ちそうな家族の趣味のような副業なのかな。

と思っていたら、会場は別の場所。
そんなにここから遠くない場所みたいで、バイクに乗ってさらに丘の上へと移動。

番犬のシェパードがバイクに負けないスピードでついてくる。

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シェパードと競争するように坂道を登っていき、何もない場所でバイクは止まった。
道路との境にはフェンスが張ってあり、ここをくぐるように言われた。
どうやらこの林は私有地で、ここでキャノピーができるみたい。

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木々の間にワイヤーやロープが張り巡らされているのが見えた。
手作り感たっぷり。
ここが大人の遊び場かあ。

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ワイヤーのラインは全部で8本。
およそ1時間半かけて、この8本を滑っていくことになる。
1本100メートル、200メートル、ラインによっては300メートルの長さがある。

腰のロープを、ワイヤーにかけた滑車に通して、いざ出発!

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「ア~ア、ア~~」

風を切る速さ。
飛んでいるような感覚。
自分で速さを調節できず、身を任せるしかできない。
その怖さと緊張感。
そして解き放たれたような開放感。

なに、これ。
楽しい!!!

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200メートルほどいっきに滑った。
そして木に設定された、基地に到着。

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振り返ると、出発した場所は木に隠れて見えない。
大きな声で、ケンゾーがいる方に向かって言った。

「これ、楽しいよ!!」

次はケンゾーの番。

「ア~ア、ア~~」

ケンゾーがこっちに近づいてくる。
すごく楽しそうな笑顔。

下を見たり、上を見たりしている。
キラキラと降り注ぐ木漏れ日を浴びて、疾走する感覚はたまらない。
それを満喫しているのがわかる。

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ケンゾーがこちら側の基地に着地。

「あー!おもしろ~!!」

1本目のワイヤーを滑ったわたしたち。
最初の場所より下ってきたことになる。
そして次はどうするかと言えば、命綱をつけて、はしごを上って高い位置に移動する。
次の基地は、わたしたちの頭上。
このはしごを上るのも、スリリングで楽しい。
子どものころ、アスレチックでワクワクしていたのを思い出す。

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そしてまた、ロープを滑車につけて「ア~ア、ア~~」
スピードが増す。
森の上を飛んでいる感覚に。

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ケンゾーが言った。
「森のカーテンみたいなところをくぐっていくのが楽しいね。」

木には毛のような細い草がからまっていて、その間を通り抜けていく。

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基地に到達すると、次の基地まではしごを上っていくこともあれば、ロープで下にするすると降りていくところもある。
アクロバティックに楽しんでいく。
そして再び、「ア~ア、ア~~」

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木々のカーテンを抜けると、視界が開けた場所に。
メリダの都会の街並みが見える。
こんな林のなかでターザンを楽しんでいるという非日常。
日常の世界を横目に感じる優越感。

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キャノピーは大人のアスレチック。
35歳のイクエと41歳のケンゾーが、まだこんなにもアスレチックにワクワクするこころをもっていることが意外だった。

日本にもキャノピーができるところはあるらしい。

もしお金があれば。
誰も買わないような、田舎の、斜面の多い使い勝手のない森を安く買って、キャノピーパークを作れるのになあ。
仕事に育児に疲れたお父さんやお母さんに、子どもたちといっしょに遊びに来てリフレッシュしてほしいなあ。

そんなことを本気で考えたほど、楽しかったキャノピー。

イクエとケンゾーのアクティビティーはキャノピーにとどまらない。

お次は・・・。
パラグライダー!!
これも送迎込みで10500ボリバル(約2100円)という安さ。
まだ人生で一度もパラグライダーをやったことのないイクエとケンゾー。
空を飛ぶってどんな感じなんだろう。

朝、ツアー会社に行くとみんなが集合していた。
といっても、パラグライダーをやるのはイクエとケンゾー、そしてベネズエラ人の女性だけ。
ほかは、ツアー会社のスタッフやパラグライダーのインストラクター。
みんな、朝からこのノリ。

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パラグライダーのインストラクターはひとりにつき、ひとり。
後ろにぴたっとついて、操縦してくれる。
だからはじめてだけど、不安はない。

メリダの街から車でおよそ30分。
山のふもとにある、パラグライダーのオフィスで器材を積み込む。
それからさらに車で山を登ること30分。

こんな山の上でやるんだね。

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目の高さに雲がある。
山の上だから霧に覆われることも多いらしい。
天気を心配したけれど、快晴とは言えないものの視界は良好。

手際よく準備をするスタッフたち。

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飛ぶのは3人。
だからインストラクターも3人。
でもドライバーや手伝いの人も含めて全員で5人くらいのスタッフがいる。

「あの、お腹の大きい人もインストラクターかな。」
「それはないよ。
 あの人といっしょに飛んだら落っこちそう。」


そう話していたら、その人がイクエにヘルメットをかぶせはじめた。
まさか、ポッコリお腹のこの人がインストラクター?

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そして、イクエの身長とほとんど変わらないようなバックパックのようなものを担がせる。
飛んでいるときは、座椅子みたいにこれに座るんだって。

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さすがにポッコリお腹の彼の役目はドライバー。
飛ばないみたい。
わたしのインストラクターは、もっと細い男性。
ホッ。

練習みたいなのがあるのかと思ったら、口頭で簡単な説明を受けるだけ。
離陸のときは止まらずに丘を走って下ること。
離陸したあとはしゃがんで、椅子のように後ろの袋に座ること。
着陸のときは、椅子から立ち上がって足を伸ばすこと。
以上。

そんなにシンプルなの?
操縦はインストラクターがやってくれるから、あとは身を任せればいいってことかな。

あれよあれよという間に、準備が整った。
「じゃあ、行くよ!
 さあ、走るんだ!!」


ぴったりと後ろにひっついたインストラクターに、うながされるまま丘を走る。
でも、実際はほとんど走らなかった。
5歩くらいで足が地を離れ、宙に浮いた。

えっ?
こんなにすぐに飛べるものなの?

でもまたすぐに着陸しそうな不安があって、宙に浮いても足をバタバタとさせる。
あとでケンゾーに聞いたら「ホタテみたいだった」って笑われた。
ホタテというのは我が家のチワワで、だっこしたときに犬かきのように足をばたつかせる。
かっこ悪い離陸だったことには間違いなさそう。

あっけなく空を飛べた。
想像していたよりも全然怖さを感じない。
ふわーっと心地よい。
座椅子に座るみたいにしゃがんでいるからか、不安定な感じもしない。

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上へ上へと上がっていったかと思ったら、す~っと降下したり。
降下するときは、ジェットコースターで落ちるときみたいにお腹のあたりがフワッとする。
それがちょっとひやっとしておもしろい。

右に旋回したり、左に旋回したり。

わたしのすぐあとには、ケンゾーも飛び立ち、ケンゾーと近づいたり離れたり、すれ違ったり。
お互い空の上で顔を見合わせるっていうのは不思議。

「お~い!」

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車で上ってきた丘の斜面のジグザグの道が見える。
向こうにはメリダの街並みも。
川も見えて山もそびえる。
バリエーションに富んだ景色を空から堪能。

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コンドルの仲間のような大きな鳥が、羽を伸ばしたまますぐ横を飛んでいる。
鳥ってこんなに気持ちのいいことをいつもやってるんだね。
幸せ者だね。

後ろのインストラクターと会話する余裕もある。
彼は、その道16年のベテラン。
ほぼ毎日飛んでいるのだそう。

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スペインに住んでいたこともあって、ヨーロッパを中心に何か国もの国でパラグライダーをやった経験がある。
「国によって違うの?
 パラグライダーをするのに、どこがいちばんいい?」

「それぞれのよさがある。
 スペインは乾いた茶色い土地で、フランスは緑が多い。」

「ここの特徴は?」
「メリダのよさはね、いつだって飛べるっていうこと。
 ここは谷になっていていつもいい風が吹いている。
 ほかの場所は天候によって飛べないことも多いけど、メリダは一年中飛べるんだ。」


だから数歩走っただけで、一発で簡単に飛べたのかな。

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「操縦するのは難しい?」
「簡単だよ。
 ほら、ここをもってごらん。」


インストラクターが右手と左手でつかんでいたロープを外し、わたしに託した。
右を引くと右側が下がり右へ、左を引くと左側が下がり左へ。
とても簡単。
風を受けたパラシュートが少し重く感じるけど、モーターにも頼らずこんな簡単に自分で空を自由に飛べるなんて。
パラグライダーにハマる人の気持ちがわかる。

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決まったコースなんてない。
無限の広さの空を、好きなようにに自由に。
北に、南に。
空高く上がったかと思えば、大地に近づいたり。

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20分くらい空の散歩を楽しんで着地。
着地場所は、離陸の場所と違い、山のふもと。
下で別のスタッフが待っていてくれる。

立ち上がり、足を伸ばして大地に近づくと、下にいるスタッフが受け止めてくれた。
旋回しながら着地場所に近づいていったから少しだけ酔った。

しばらくしてケンゾーも無事着地。
満面の笑顔。

「あー、楽しかった!」



大人になっても楽しいことっていっぱいあるんだね。
この年になってもまだやったことがないことがいっぱいある。
だから人生飽きないね!
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闇夜に稲妻がほとばしる!不思議な雷ツアー

2015.10.27 06:26|ベネズエラ☞EDIT
丸12時間寝たケンゾーです。
連日のハードな移動が堪えたのかふたりともノックダウン。
ちょっと休憩するつもりで夜7時にベッドに横になったら朝7時まで爆睡。
夜ジャズを聞きに行くつもりだったのに睡魔には勝てなかった。
その日は直径10センチくらいのチーズだけのピザ1枚しか食べていなかったのに、食欲よりも睡魔が勝ってしまった。

昼間あんなに賑やかだったのにシーンと静まり返った湖上のコテージ。
湖水浴を楽しんでいた人たちは全員帰って、残ったのはスタッフとなぜか警察官。
けっきょく雷ツアーの参加者はケンゾーとイクエとスウェーデン人の3人だけ。

陽が沈みすっかり暗くなってしまっても、まだ光る気配はまったくない。
ガイドがキッチンで夕食の準備をしているけれど、でき上がる気配もぜんぜんない。
退屈と空腹を紛らわせるために、ガイドがもってきたUNOを3人でするという暴挙に。
ビックリするほどつまらないけど、口にすることはない大人な3人。

9時過ぎに待望のディナータイム。
期待通りの魚料理、待った甲斐があった。
「空腹が最高の調味料」とはよく言ったもんで、おいしく頂きました。

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今夜の寝床はハンモック。
コテージのスタッフたちは早速ハンモックに入り込んでゆらゆら。
ハンモックで本格的に寝るなんて初めてだから気にはなるんだけど、これで寝ちゃったらこのツアーの意味がない。
肝心の雷はまだ光らない。

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ギネスに「世界で最も稲妻が多い場所」と認定されているマラカイボ湖だけど、もちろん毎日雷が発生している訳じゃない。
ガイドによると雷の連発が見られる可能性は50%。
確実に見たいなら2泊3日のコースにしたほうがいいんだそう。
ちなみに、2010年の1月には104年ぶりに1度も雷が観測されず地元で大騒ぎになったんだとか。

こればっかりは自然相手だからどうしようもない。
運を天に任せて待つしかない。
暗闇に目を凝らす3人。

10時過ぎ、闇に一閃がほとばしる。
摩訶不思議な自然現象の幕開け。
10秒と間を置かず稲妻が闇夜を駆け巡る。

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「マラカイボの雷は音がしない」
そう聞いていたけど、ふつうにゴロゴロと雷鳴も轟いている。
数が多いというだけで普通の雷と変わらないなとちょっと残念に思っていたけれど、しばらくするとパタッと雷鳴が止んだ。
静まり返った真っ暗闇。
音もなくピカッ、ピカッ、ピカッと稲妻がほとばしる。

不思議なことに、稲妻は上から下に走るだけではない。
右から左へ、左から右へ。
ときには湖面に近い下から雲のある上へと走ることも。
今まで見てきた稲妻とはまったく違う。

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電気もなく真っ暗闇のマラカイボ湖。
ほんの一瞬だけど、稲妻が走ると闇夜が明るく照らされる。
暗くなったり明るくなったり、チカチカとめまぐるしく変わる。
まるでクラブの照明みたいだ。
そのたびにみんなで「オー!」「ウワッ!」っと声を上げる。

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視界の左端で光ったと思うと次は右端。
局地的ではなく、とても広範囲に雷雲が発生している。

稲妻が走ると、横にいるイクエの顔がはっきりと見える。
「マラカイボの灯台」
コロンブスが新大陸を発見した大航海時代より船乗りたちはそう呼んでいたんだそう。

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やがて風が吹きはじめてきた。
だんだん強くなり、とうとう激しい雨も降り出した。
あいも変わらず稲妻は音もなく光っている。
とりあえずハンモックの中に入ることに。
目覚ましを2時にセットして仮眠。

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真夜中の2時。
雨は止んで弱い風だけが吹いている。
稲妻は変わらず光っているけれど、間隔が長く、光り方が小さくなっている。
今夜のピークはもう過ぎたのかな。
ハンモックに揺られふたたびまどろみの中へ。

ハンモックの寝心地は悪くはない。
慣れれば熟睡も可能。
コツは斜めに寝ること。
縦じゃなく横になるイメージで対角線に寝ると安定する。
ハンモックはできるだけ横幅が広い方がいい。

けっきょく朝8時前まで爆睡。
目覚めるときのうと同じ、穏やかな湖と空が広がっていた。
あの真っ黒な雷雲はどこにいったのだろう。

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朝食を食べてコテージを後にする。
インターネットで検索すると、稲妻が何本も走ってこの世の終わりのような画像が出てくるけど、それは全ての条件が整ったベスト中のベストなワンショットだと思う。
今回3本以上の稲妻が同時に光ることはほとんどなかった。
あまり期待をし過ぎない方がいいかな。

でも3秒おきくらいに、ピカッ、ピカッ、ピカッと暗闇の世界を明るく照らすのはなんだか世紀末みたいで不思議な光景だった。

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ボートに乗って集落へと戻る。
朝は夕方よりも鳥たちが賑やか。
そこかしこから鳥たちのさえずりが聞こえる。

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グリーンイグアナや昨日も見かけたブサイクなサルを発見。
顔はブサイクだけど体の毛並みはとてもきれい。

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地元のおっちゃんたちが乗った1艘のボートとすれ違う。
そのすぐあと、後ろからバンッ!バキバキッ!とものすごい音がした。
振り返ると、すれ違ったボートがジャングルに突っ込んでいた。
エンジンが暴発したのかはたまた操縦ミスか。
ロープをくくりつけて引っ張り出す。
けが人がいないか心配したけど、おっちゃんたちが笑いながら姿を見せたのでひと安心。

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昨日とは違うボロボロの別の四駆に乗ってメリダへと戻る。
帰りのルートは別で、「クラウドフォレスト(雲霧林)」と呼ばれている熱帯雨林の山を越えていく。
霧に包まれ、雲の中を進んでいるよう。

途中で滝や、古く伝統的な家屋が並ぶ町に立ち寄ったりと、おもしろいかどうかは別にして行き帰りの移動も飽きさせない工夫がされている。

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夕方4時頃メリダに到着。
ほかのツアーと比べると割高感は否めないこの「カタトゥンボツアー」。
1泊2日、1人4600円のツアーの満足度は90%くらいかな。
それもこれも、主役の雷を見られたから。
ほとばしる稲妻が見られなかったらガッカリ意気消沈だけど、こればっかりは運だからねえ。

少し前に参加した旅友の韓国人は、稲妻が見られなかったと嘆いていた。

じつは朝目覚めた時からなんだか体の調子がイマイチだったケンゾー。
時間が経つにつれて悪くなっていき、昼食もほとんど食べられなかった。
宿に着いたら発熱と下痢でノックダウン。
リマで体温計を盗まれたから何度か分からないけど、かなり高いことは間違いない。

翌日、熱は下がったけれど大事をとって病院に行くことに。
こんな時のために保険に入ってるからね。
この3年間、イクエは何度か病院にお世話になってるけどケンゾーははじめて。
ホテルのスタッフに教えてもらった、ホテルから徒歩2分の場所にあるプライベートの病院へ。

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若い男性のドクターからスペイン語で診察を受ける。
調べていた「熱が高い」とか「下痢」というスペイン語を並べ、ジェスチャーで症状を伝える。
そのあと、女性ドクターにバトンタッチ。
点滴を受けることに。
ナースにどのくらい時間がかかるか聞くと「30分」と言われたのに、いつまで経っても終わらない。
結局点滴が終わるのに3時間もかかった。
しかも点滴が終わっても放置されたまま。
訴えても針を抜きに来てくれない。
点滴を送る管に血が逆流している。
待合室で待っていたイクエがしびれをきらし、ナースやドクターを呼びにいってようやく外してもらえた。
30分ってなんだったんだ?

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処方された薬は6種類。
ホテルに戻って翻訳してみたら、そのうち5つが胃腸薬だった。
これって、医者の診断は発熱と頭痛を伴う食あたりってこと?それともウイルス性の腸炎?
何はともあれ、3時間の点滴のおかげか翌日には復活したからまあいいか。
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プチボートサファリ カピバラリベンジなるか?

2015.10.26 09:31|ベネズエラ☞EDIT
ホースライディングをしてお尻が崩壊寸前のケンゾーです。
正味2時間くらいでたいした距離じゃなかったんだけど、お尻の皮がちょっと剥けたし打ち身で痛くてたまらない。
短パンだったから鞍で太ももの裏も擦れて痛いし、あぶみが当たってスネも負傷。
あまりに痛くて後半は馬上で悶絶してた。
そもそもこの2週間、鉄製の平均台みたいなベンチしかないバスでの移動がつづいて既にボロボロだったmyお尻。
キューバの旅はあと5日間。
お尻、最後まで耐えてくれるかなあ。
あ、くれぐれも痔主じゃないですよ。

ケンゾーとイクエとスウェーデン人青年の3人のツーリスト、それにガイドと食料を載せてボートが出発。
川の両岸は見渡す限りのジャングル。
木々が鬱蒼と茂る景色はボートサファリを楽しんだボリビアのルレナバケとそっくり。

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ルレナバケで残念だったのはカピバラが見られなかったこと。
ナマケモノが見たい!なんて贅沢は言わないからせめてカピバラだけでも見られたらいいんだけど。
左右をキョロキョロ、森に目を凝らしながらマラカイボ湖をめざす。

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集落を出発して15分。
カピバラどころか猿の1匹にも遭遇せずマラカイボ湖に到着、がっくり。
でも、夕方にもう一度ちゃんとボートサファリをするので、動物はその時に期待しよう。

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岸からそう離れていない湖上にコテージが数棟。
大音量の音楽が流れ、かなり騒々しい。
雷ツアーってそんなに人気なのかな?

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コテージでは大勢のベネズエラ人たちが海水浴ならぬ湖水浴を楽しんでいた。
この時期はベネズエラのバケーションシーズンの終盤。
コテージまでボートでやって来て、お酒を飲みながら泳ぐことが人気みたい。

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せっかくなので一応泳いでみたけれど、水は緑色に濁ってきれいではない。
水は生ぬるくて深さは180cmくらい。

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泳ぐのをちょっとためらっていた泳ぎが得意じゃないイクエ。
その辺にライフジャケットが転がっていたので「これちょっと使わせてもらったら」とイクエに手渡すと、そばにいた男の子に「それ僕の!」と怒られてしまった。
「ごめん、ごめん!」たしかにイクエにも小ちゃいや。
その様子を見ていたおばちゃんが笑いながら「これ使いなさい」って空のペットボトルを貸してくれた。
1.5ℓのペットボトルが立派な浮き輪に大変身。

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泳いだあとはふたたびボートに乗ってボートサファリに出発。
朝と夕暮れどきが動物と出会えるチャンスタイム。
どんな動物が見られるかな?

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鵜やサギなどの鳥はたくさんいるけれど、大型の動物は全然見かけない。
この辺りにはカピパラもほとんどいないんだそう。
残念だけどしかたがないね。
シャキッと背を伸ばしたタカを発見。

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けっこう大きなサルを見つけてテンションが上がる。
尻尾がクルクルッと丸まっていてかわいい。

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と思ったら、顔がブサイク!
尻尾はかわいいのに。

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動物はあまりいなかったけど、トゥカンを見られたのでよかった。
見れば見るほど立派なくちばし!

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網で魚を捕っている漁師の姿もちらほら。

ツアーの今夜の食事は何かな?
魚だったらいいなあ。

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黄金色に染まる川面。
あまり動物は期待できないけど、こことよい風を体で受けながらボートに揺られているだけでも気持ちがいい。
ボートサファリはあくまでおまけ。
このツアーのメインは雷だからね。

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ボートサファリは1時間弱、太陽が沈むころに終了。
あれほど賑わっていたコテージも、湖水浴客が全員帰ってしまって静まり返っている。
穏やかな湖。
ほんとにここで雷を見ることはできるんだろうか?
期待と不安を胸に夜が訪れる。

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世界でベネズエラにしかない不思議なツアー

2015.10.24 06:11|ベネズエラ☞EDIT
いま味の素の「AJINOMEN」というインスタントラーメンを食べているケンゾーです。
日本ではまず見かけたことがないラーメンだけど、南米ではかなりメジャー。
スーパーだけじゃなく小さな商店でも売っているほど。
値段は国によって違うけれどだいたい50円くらい。
味は悪くないけど、まあ50円レベル。
地元福岡のご当地インスタントラーメンの「うまかっちゃん」が食べたいなあ。

ケンゾーとイクエが行くつもりのなかったメリダに立ち寄ることにしたのは、旅友のユウくんからお勧めされたから。
気候がよくて過ごしやすいっていうのもあるけど、惹かれたのは「カタトゥンボツアー」
どんなツアーかというと、『を眺める』という思わず「え、なにそれ?」って声を漏らしてしまいそうになる不思議なツアー。

この雷ツアーの舞台はメリダの北にあるマラカイボ湖。
湖とは言っても、北部は海と繋がっているので大きな湾のようなもの。
1918年にこの湖で世界最大級の油田が発見され、以来1世紀に渡ってベネズエラの経済を支え続けている。
このマラカイボ湖の南西、カタトゥンボ川の河口周辺が雷発生エリア。

雷

このエリアでは1分間に18~60回、1時間に最大3600回も稲妻が発生しているというからビックリ。
4月から11月がとくに多いそうなんだけど、ほぼ1年中落ちまくっているんだそう。
「世界で最も稲妻が多い場所」としてギネスにも認定されている。

詳しくはよく分からないけど、アンデス山脈を越えてきた乾燥して冷たい風とカリブ海からやって来る温かく湿った風がこの辺りでぶつかって雷雲が発生。
さらに、マラカイボ湖からメタンガスが放出されていて雷が起きやすくなっているんだそう。

カタトゥンボ川

カタトゥンボツアーは他のツアー会社よりもちょっとだけ安かったヤグルモ ツアーズで申し込むことに。
物価の安いベネズエラはツアーもアクティビティもリーズナブルなんだけど、このカタトゥンボツアーは他のツアーと比べるとすこし割高。
1泊2日4食付きで23000ボリバル(約4600円)。
ボートで川を下って湖まで行くんだけど、ボートのチャーター代が高いんだそう。

わりと年式の新しいオンボロじゃないランクルに乗って出発。
メンバーはケンゾーとイクエ以外にスウェーデン人の青年、以上。
3人だけだけど、ちゃんと英語が喋れるガイドが引率してくれる。

出発してそうそうランチタイム。
メニューはシンプルなローストチキン。
食事は庶民レベル。
過度な期待は禁物かな。

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ランチを食べたあとはかつてのコーヒーファクトリーへ。

お隣のコロンビアでコーヒーファームを訪れたケンゾーとイクエ。
南米でコーヒーと言えばブラジルやコロンビアが有名だけど、じつはここベネズエラも産地のひとつ。

ここはイタリアから移住してきたファミリーが造り上げたファクトリー。
コーヒー豆を乾燥させる大きな機械の動力は水。
わざわざイギリスから運び込んだんだそう。

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とはいえ、このファクトリーは現役ではなく、いまは博物館となっている。
というのも1900年代中頃まではコロンビアと並ぶほどの生産量を誇っていたそうだけど、石油が輸出の大半を占めるようになるにつれコーヒーの生産が激減。
政府もコーヒー栽培に力を入れなくなったし、コーヒー農園で働いている人たちも転職してしまった。
コーヒー栽培を辞めたものの、仕事が見つからずに貧しくなってしまった人も多いんだとか。

生産量が減り、今の生産量は年間6万トンほど。

施設内には喫茶コーナーもある。
アンティークの食器や古民具が天井からごちゃごちゃとぶら下がってなかなかいい味を醸し出している。

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エスプレッソを注文。
ボロボロのホーローのカップで出てきた。
この辺りで採れるコーヒー豆を期待してたんだけど、どうも違うみたい。
生産量も少なく、なかなか手に入らないのかな。
一部のメリダ産のコーヒーはアメリカのコーヒー専門店で人気があるほど質がいいんだそう。

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あまり好きな味じゃなかった。
ベネズエラのコーヒーは酸味が少なくてまろやかな味が特徴らしいんだけどね。
でも1杯30ボリ(約6円)で、この雰囲気のなか味わえたので満足。

コーヒーファームから車に揺られること2時間、川のほとりにある小さな集落に到着。
カタトゥンボ川の支流のひとつで、ここからボートに乗ってマラカイボ湖まで移動。
短い距離だけど、ベネズエラ版のボートサファリを楽しめるんだそう。

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これでいろんな動物を見ることができたらかなり満足度の高いツアーになる。
ワクワクしながらプチボートサファリに出発!
はたしてどんな動物と遭遇したのか。
つづきはまた次回・・・。
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ベネズエラの秘湯 アンデス山脈北端へ

2015.10.23 05:59|ベネズエラ☞EDIT
重いバックパックを背負って歩きまわり、ぎゅうぎゅう詰めの蒸し暑いバスに乗って移動して疲れる日々もあと数か月で終わるかと思えば、少しほっとするような寂しいようなイクエです。
湯船にちゃぽんと浸かりたいなあ。

850ボリバル(約170円)の激安一日バスツアーに参加しているイクエとケンゾー。
バスは見晴しのいい高台に着いた。
温泉まではここから1時間近く歩かないといけないらしい。

上り坂を前に溜め息をつくベネズエラ人たち。
ツアーの参加者はほとんどが20代前半の若者たち。
太い腕のいかにも屈強な人たちも足取りが重い。

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10歩進んでは立ち止まり、なかなか近づかない頂上を見上げる。
そして大きく溜め息。
ふたたび歩き出すも、すぐに息を切らす。

ベネズエラ人は坂を上るのが苦手な国民のようだ。
ちょっとした坂道なのに、まるで本格的な山登りをしているかのように疲れている。
まだ5分も経ってないのに。

ハアハアと息を切らし、腰に手を当ててゆっくりと歩いている黒人の若い女性に英語で話しかけられた。
「すごくハードね。
 あー、疲れた。」

「うん、そうだね。
 どこから来たの?
 わたしたちは日本人なの。」

「わたしはアフリカからの留学生。
 メリダで医学を勉強しているの。
 メリダに住んでいるけど、ここには来たことがなくていつか来てみたかったんだ。」

「へえ~、アフリカから?
 アフリカのどこの国?」


「ザンビアよ」と彼女は答えたように聞こえた。

「ザンビア!!
 わたしたち行ったことがあるよ。」

声をうわずらせてそう言うと、彼女は冷静に答えた。

「ザンビアじゃなくて、ガンビア。
 ガンビアよ。
 知ってる?」


ケンゾーと顔を見合わせた。
「ガンビアってどこだっけ?」
「アフリカの西のほうかな。」

取り繕うように言った。
「ガンビアって・・・たしか西のほうよね。
 えーっと、ガーナとかの近くだっけ?」

「そうそう。
 あのあたり。」

「あと、コートジボワールとか。」
「うんうん、だいたいそんなとこよ。」

彼女はそう答えてくれたけど、あとで地図で確認したら全然ちがった。
ガンビアはセネガルに囲まれた横に細長い国だった。

アフリカからわざわざベネズエラに留学?って驚いたけど、それはわたしたちの感覚。
日本を中心にした世界地図で見ると、端と端でものすごく離れているように思えるけど実は大西洋を挟んで、意外と近くに存在している。

ガンビア

「ガンビアって海に面しているでしょ。
 山はある?」

「うん、海に面した国。
 山なんてないの。
 だから山に登るのなんて慣れてないもん。」


山登りが苦手なのはベネズエラ人だけじゃなかった。

「日本は?」
「日本は島国で、海もあって山も多いよ。」
「そうなんだあ。
 ガンビアは平地ばっかり。
 ずーっと平地。」


彼女は、振り返って山々を眺めた。
そして何度もつぶやいた。
「ほんとうに、美しい。」

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海も山も、川も滝もある日本。
温泉だっていっぱいある。
四季もあって、春は桜も咲くし夏は暑く、秋には紅葉で山々が染まり、冬は雪景色。
海外を旅していて、つくづく日本はバリエーションに富んだ自然をもつ国だと思う。
さまざまな表情を見せてくれる国って、世界でそんなに多いものではない。

こんな、緑の少ない荒々しい海外の山もかっこよくて好きだけどね。

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歩くのが好きじゃないベネズエラ人。
そんな彼らをどんどん追い越していき、すたすたと山の尾根を歩いていく。
すると少し平地になっているところに出た。
そこにはいくつかのテント。

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ここでキャンプをしながら温泉に浸かるという乙なことをしているベネズエラ人がいるとは。
鍋を持って川に水汲みに行ったり、テントの中で寝っ転がったりして楽しそうにしている。
こんなアウトドア好きなベネズエラ人もいるなんて、なんだか親しみがわく。

テントが立っているところから温泉まではすぐかなと思ったけど、まだ見えない。
温泉までこんなに歩くなんて予想外だったし、歩くのが遅いベネズエラ人たちは温泉までたどり着けるんだろうか。
そんなことを思いながら歩いていると、にぎやかな声が。

谷間に池のようなもの。
あれが温泉だ!
秘湯感が出ていて、なかなかいい。

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更衣室もなければ、椅子やベンチもない。
ちょっと離れた薮の中で急いで着替えて、温泉の淵の岩の上に荷物を置く。

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日曜日ということもあって、秘湯なのにカップルや家族連れで大賑わい。
奇妙な顔になっている人たちも。
泥をぬりぬり。

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滝があってそこから熱いお湯が流れ込み、温泉の池となっている。
滝のそばは熱くて、離れるほどにお湯はぬるくなる。

海外の温泉はぬるいところが多くて、日本のように熱いお湯を好む国民はあまりいない。
でもベネズエラ人は日本人みたいに熱いお湯が好きみたい。
熱々のお湯が流れる滝のところに座り込んで打たせ湯のようにしている人もいる。
滝からお湯が流れ込む場所がいちばん人気で、場所の取り合い。
ちょうどいい湯加減。
外国人であるわたしたちを見て「ほら、こっちにおいで。ここはあったかいよ。」と場所を譲ってくれる人も。

それにベネズエラの地酒を瓶で持ってきていて、湯船の中で回し飲みしているグループもいくつか。
温泉で酒だなんて、粋なことをベネズエラ人もするんだね。

この雄大な景色を眺めながら、顔に泥を塗って、まったりと過ごす時間。
このバスツアー、なかなかいいかも。

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この温泉に1時間半くらいはいたかな。
さすがにツアーの参加者も全員時間内に温泉にたどり着けたみたい。

ガイドが呼びにきたので温泉を出て、バスの待つところまで下山。
下山もベネズエラ人のペースは遅く、わたしたちはどんどん追い越していく。

こんなに体力ないなんて、ベネズエラ人のオリンピック選手の実力ってどうなんだろう。
ベネズエラ軍の兵士も体力がなくて、実は軍隊はすごく弱いのかな。

バスの待つ駐車場まで行って、まだ帰ってこないベネズエラ人たちを待つ。
近くの売店に行くと「俺の好きなやつ」があった。
「俺の好きなやつ」とは、豆をカラメルで固めたお菓子で世界各地にある。
もちろん日本にも。
日本にいるときからケンゾーがこのお菓子を見るたびに「これ、俺の好きなやつだ」「これ俺の好きなやつとは少し違う」なんて言うから、わたしがこのお菓子を『俺の好きなやつ』と命名し、わたしたち夫婦の間では「『俺の好きなやつ』売ってるね」「あ!これ『俺の好きなやつ』じゃない?」などと会話している。

「『俺の好きなやつ』いっぱいあるやん。
 安いし、買い占めたら?」


『俺の好きなやつ』はひとつ30ボリバル(約6円)。
安いのでケンゾーは大人買い。
お店の人に「10個ください」と言うと「えっ!10? 10!?」と驚かれてしまった。

これが『俺の好きなやつ』。
激安だけど味も食感もほぼパーフェクトな『俺の好きなやつ』だったみたいでケンゾーは大満足。

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全員そろってバスは出発。
高級そうなレストランへ。
やっぱり、この手か。

安いツアーにはわけがある。
昼食を高いレストランでとらせて、その利益をまわす。

一品800ボリバルはする。
これに飲み物をつけると、きょうのツアー代を上回る。

といっても、200円もいかないからわたしたちにとっては別にたいしたことじゃない。
でも、ベネズエラ人にとってはとても高い昼食。

だってベネズエラ人の月給の平均は2000円くらいだから。

ケンゾーとわたしは、トルーチャ(鱒)料理と肉料理を注文。
豚肉のステーキの上にはハムがのせられ、タルタルソースもかかった一品。
味はなかなかだった。

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レストラン前の景色。
山に囲まれて畑が広がり、のどかでさわやかな場所。
ベネズエラにもこんな場所があるんだよ。

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バスはさらに標高を上げて、ベネズエラ人大人気の一大スポットへ。
駐車場には車がたくさんとまっている。
ボロッボロの車が街を走るベネズエラだけど、きれいな車で旅行を楽しむベネズエラ人たちも多い。
社会主義の国だけど、貧富の差は大きい。
だから首都のカラカスは凶悪犯罪都市になっているんだろう。

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ベネズエラ人に人気のここはLaguna Mucubajiという湖。
標高は3000メートルオーバー。

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針葉樹林の森があり、山々がそびえる。
アンデス山脈の北端をなしている。
南米の旅を、南米大陸最南端のアルゼンチン・ウシュアイアから始めたわたしたち。
いくつもの山を越えながら、ついにアンデス山脈の北端まで来たことになる。

アンデス山脈の北端のこのあたり一帯はPARAMOと呼ばれている。
ベネズエラでも標高の高いこの場所をまわるきょうの一日ツアーを「PARAMOツアー」といい、各旅行会社が独自の「PARAMOツアー」を組んでいて、ベネズエラ人がこぞって参加する。

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数日かけて周遊するトレッキングツアーや、ベネズエラの最高峰ボリバール山(標高5007メートル)の登山ツアーもある。
もちろん、これはベネズエラ人には不人気だけど。

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湖の周りには、黄色い花が咲き誇っている。
茎も葉も花も、白い生毛のようなもので覆われてスポンジのような感触。
南米の赤道付近の標高3000メートル以上のところにしか生息しない珍しい花なのだそう。

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湖のまわりを歩いたあとは、さらにバスで山を登って行く。
ツアーでは標高4100メートルの地点まで行くことがウリ。
長袖を着ていても、震えるくらい寒い。
富士山より高いから当然か。

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ベネズエラ人たちは、わたしたちよりも寒さが苦手。
でも持ってきている軍手や、買ったばかりのマフラーやニット帽が大活躍。

いろんな場所で、ポーズをきめて写真撮影。

ベネズエラ人が海外旅行をするのは金銭的にとても大変で、一回の海外旅行のために自分の土地を売らないといけないくらいだと、現地の女性から聞いた。
海外を旅行するのは一般のベネズエラ人にとって不可能に近い。
だから、国内旅行を海外旅行のように楽しむ。
彼らにとってこの国内旅行が、わたしたちの海外旅行と同じくらい大きなイベントなんだと思う。

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そのあともバスは展望台や、お土産屋さんをまわり、すっかり日が暮れてしまった。
宿に着いたのは夜8時過ぎ。
「170円で丸一日なんてほんと?」って思っていたけど、ほんとうにみっちり1日ツアーだった。

ツアー自体は温泉以外、わたしたちにとってはたいしたものではなかったけれど、ずっとほほえんでいて、すごく楽しそうなベネズエラ人に囲まれて、こっちまでワクワクした。

自然も豊かで、経済は破綻しているけど、人は穏やかで。
ベネズエラっていい国だな、と思った一日だった。
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170円の激安一日ツアーって?

2015.10.21 08:37|ベネズエラ☞EDIT
松坂世代のイクエです。
ケンゾーはゴジラ世代だそうです。
どうしてこんなことをふたりで話したかというと、きのうキューバでナイターを観に行ったから。
なかなかいい試合でした。

ちょっと立ち寄るつもりが物価の安さと過ごしやすさでベネズエラのメリダに連泊しているイクエとケンゾー。
おいしいものを食べて、買物をして、というのもいいけれど、旅をしているのだから観光らしいこともしたい。

メリダを訪れるベネズエラ人に大人気のバスツアーがあるらしい。
メリダ近郊の温泉や山や湖など、見どころを1日かけてまわるバスツアー。
朝7時から夜7時までのみっちりツアーで、お値段なんと850ボリ(約170円)。
170円で丸一日遊べるなんて、かなりお得。

でも、こういう安いツアーって落とし穴があるんだよね。
たとえばツアー代は安く設定して、お土産屋さんにたくさん寄って高い買物をさせる。
お昼を高いレストランに連れていって、その利益をまわす。

「これって絶対高い昼ごはん食べさせられるはめになるよね。」
「うん、たぶんそうやろうね。
 パンかなんかもっていって、レストランの外で食べるか。」


安いツアーに参加するのに慣れているイクエとケンゾー。
安いツアーにはわけがある。
その落とし穴に、はまらない術を心得ている。

でも、気づいた。

「あ。
 そんなこと心配せんでいいか。
 高いって言ってもたかが知れとる。
 いつも、高いレストランに行きよるんやけん。」


ベネズエラでは、どんなレストランでもどんとこい。

わたしたちは、なんの心配もなくベネズエラ版激安ハトバスツアーに参加することにした。

こんな安いツアーなのに、なんと当日の朝はホテルまで迎えに来てくれるのだそう。

でもこんなに安いのに本当にピックアップしてくれるの?
忘れ去られたりしない?

不安を抱えて朝7時にホテルの前で待つ。
すると、少し遅れてちゃんとバスがやってきてくれた。

わたしたちを乗せたあと、ほかのお客さんたちもピックアップ。
車内は満員。
ほとんどが、メリダに小旅行に来た大学生グループや若いカップル。
外国人はイクエとケンゾーだけ。
みんな、はしゃいで楽しそうにしている。

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ガイドは若いおにいちゃん。
スペイン語なのでなんと説明しているのかほとんどわからない。
おにいちゃんが何かを話すと、車内が笑いに包まれた。

どうやらこれからそれぞれ自己紹介をするらしい。
その自己紹介が笑いをさそうものらしい。

トップバッターはなんとケンゾー。
わたしたちがいちばん前の席に座っていたから。

伝えるのは名前と出身地と、もうひとつ。
そのもうひとつがわからない。
一生懸命ガイドのおにいちゃんが、英語の単語で説明してくれる。
「アニマル」とか「サウンド」とか言っている。

うーん、なんなんだ。

おにいさんがデモンストレーションをして、やっとわかった!
自分が好きな動物を言って、その鳴き声をマネするみたい。
修学旅行のノリ。

ケンゾーが立ち上がって自己紹介。
「ケンゾーといいます。
 日本から来ました。
 好きな動物はアシカです。
 オゥ、オゥ、オゥ。」


これで爆笑。 

わたしは無難に
「好きな動物は犬です。
 ワン、ワンワンワン!」

優しいベネズエラ人。
こんなのでも笑ってくれる。

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車はどんどん山を登っていく。
かなりのクネクネ道。
車酔いの人多発、と予想していたけれどみんなテンションが高いからかまったく酔わない。
車内はずっとなごやかムード。

低地から来たベネズエラ人にとって、こんな山の風景は珍しいのかもしれない。
窓を開けると寒い。
低地だと40度を超すベネズエラで、こんなふうに寒いところはあまりない。
雪を見たことがない沖縄の人が北海道に行くのと同じくらい、普段暑い場所で暮らすベネズエラ人にとってこの気候と山が新鮮なのかも。

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メリダ土産の定番は「MERIDA」と大きく刺繍されたニット帽とマフラー。
メリダの街を歩いていると、このニット帽とマフラーを身につけた観光客とたくさんすれ違う。
マフラーなんて人生で身につけたのは初めてなんじゃないかな。
そして手袋代わりに作業用の真っ白い軍手をはめている人もいる。
彼らの地元では手袋なんて売ってない。
わざわざ防寒用に軍手をもってきたのだろう。

このバスにも軍手をしている人が何人かいる。

とはいえ、太陽が照りつける時間帯はそれほど寒くない。

今のところ天気もよくて、さわやかな日。

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第一の目的地に到着。
MUSUY(ムスイ)村の温泉。
ツアーの中でわたしたちがいちばん楽しみにしていたところだ。

入口には小屋があって入湯料を払う仕組み。
激安ツアーなのでてっきり温泉代は各自で払うのかと思いきや、ガイドのおにいちゃんがまとめてお支払い。
参加費には温泉代も含まれてたんだ。

バスを降りてすぐ温泉施設があるのかと思っていたけど、それらしい建物はない。
ガイドのおにいちゃんが向こうの山を差して言った。
「みんなで登っていきますよ。
 水がない人はそこの売店で買っていった方がいいでしょう。」


思っていたよりも秘湯なのかもしれない。
これは期待できるかも。
まさか歩くとは思っていなかったけど、きょうはハイキング日和。
景色もいいし、雄大な景色を見ながらハイキングを楽しめるなんて、単なる車窓から観光するだけのバスツアーよりも断然楽しい。

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とりあえず「安い」というだけで参加したバスツアー。
どんな温泉が待っているのか。

いまインターネットが使いにくい場所にいるので、続きは次回に持ち越しです。
短いけれど、ご了承ください。
次回もどうぞおつきあいくださいね。
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物だけじゃない 衝撃プライスのベネズエラ

2015.10.20 06:16|ベネズエラ☞EDIT
妻の毛の処理をしてあげたケンゾーです。
イクエの体毛は濃いほうではないんだけど、なぜか膝小僧の部分だけ長くて濃い毛が生えている。
前から気になっていたのでハサミでちょきちょき切ってあげた。
永久脱毛している人の割合ってどのくらいなんだろうね。

ベネズエラのメリダで旅に出て3年目の節目を迎えたケンゾーとイクエ。
この3年間物欲をシャットアウトして土産らしいものは一切買ってこなかった。
でも、旅もそろそろ終盤。
3年間心配をかけてきた家族や友人たちのためにぼちぼちお土産を買いはじめないといけない、でも持ち歩くのは大変だからどうしようかなあって悩んでいたんだけど、メリダを教えてくれた旅友のユウくんからまたまた素晴らしい情報をゲット。
物価が激安なベネズエラでは郵便代も激安なんだって。
1kg当たり何十円レベルで日本に送れるらしい。
どんだけ驚かしてくれるんだ、ベネズエラ。

はたして無事に日本に届くのか一抹の不安はあるけれど、送料の安さにはかなわない。
ここメリダでお土産を買って、不要になった荷物と一緒に日本に送ることに。
そうと決めたらまずは肝心のお土産を物色!

はりきって土産物屋を見て回るも、すぐに意気消沈するふたり。
土産物のレベルが低すぎる。
なんでこんなにダサいものしかないのか理解に苦しむ。
ホテルの前の通りに並んでいる土産物屋は全滅。

ベネズエラには外国人が好みそうなお土産がない。
ユウくんも、メリダで出会ったドイツ人も郵便代が安いのでポストカードを書いて自国に送りたがっている。
でも、肝心のポストカードが売ってないんだそう。
現地のツアー会社のスタッフに「メリダの写真が載ったポストカードはどこで売ってるの?」と聞いたら、大笑いされた。
「そんなの売ってるわけないよ。だってベネズエラ人にはベネズエラのポストカードは必要ないから!」。
(この彼女にはべつのことでも大笑いされた。「ベネズエラで財布売ってる?」って聞いたら「財布なんて役に立たないよ。だってお札が入りきらないから!」彼女は化粧ポーチを財布代わりに使っていた。)

外国人を想定したお土産が売っていないメリダ。
溜め息まじりにホテル周辺を物色。
そしたらホテルの裏側、ロープウェイ乗り場があるラス・エロイナス公園の前にわりとセンスのいい雑貨屋が集まっていた。
ひとつひとつの店は小さいけれどすべてハンドメイドの雑貨を置いている。

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ここでピアスやネックレスなどアクセサリーをゲット。
とにかく安いから懐具合を気にすることなく買えるのがいい。
いくらくらいか気になる?
そりゃ気になるよねえ。
でもここで書いちゃったら人にあげる時に「あ~、あの安いやつね」って思われちゃうからなあ。
でもそもそもケンゾーとイクエには土産物なんて期待されてないと思うから、まあいっか。

たとえば、かわいいガラス製のピアスが60ボリバル(約12円)!
天然の石を使ったネックレスなども150円くらい。
ね、衝撃プライスでしょ。

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あまりの安さにいままで眠っていたショッピング欲がふつふつと湧いてきたふたり。
つづいてメルカド(市場)を物色することに。
所狭しと商品は並んでいるけれど、ここにもロクなものがない。
この手前の三つ編みの人形とかどう思う?
あり得なくない?

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かろうじてお土産として耐えられそうなものはコーヒー。
ベネズエラ産のコーヒーはあまり聞かないけど、コーヒー好きとして気になるので購入。
340g入りが850ボリバル(約170円)、250gが450ボリバル(約90円)。

ひとつくらい自分たちのためにと、ずっと気になっていたハンモックを買うことに。
ここでも残念だったのは、デザインがイマイチなこと。
エクアドルやペルーではもっとかわいい柄のハンモックを見かけていたのでちょっとショック。
でも、なんたって安いからね。
マテリモニアルという幅の広いサイズが6500ボリバル(約1300円)。

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全体的にダサいものが多いなかで、素朴でいい味を出している素焼きの焼き物を発見。
大きなものは花瓶やお玉などの調理器具入れとしても使えそう。
小さなものは徳利としてもいいんじゃない?

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でもねえ、割れるよね。
いくら保護しても、たぶん割れるよね。
でもなあ、ひょっとしたら無事、なんてことはないかな?
ふたりで「割れるよねえ」「たぶんね」「だよね」「1個くらいは耐えてくれるかも」なんて悩んだ末にお買い上げ。
だって安いもん。
大きなものでも50円しないからね。
小さなもので10円ちょっと。
割れなかったらラッキーということで。

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そして、メルカドの最上階で奇跡的な店を発見。
この店だけクオリティがずば抜けている。
ていうか他が酷すぎるんだけど。

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木製の小物入れや器などのセンスもいい。
アクセサリーも数千円で売っていてもおかしくないようなクオリティ。
もちろん値段は衝撃プライス。

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アクセサリー、木箱、木製スプーン、カバン、ハンモック、焼き物にコーヒーとしめて8000円分のお土産を購入。
はあ、買物なんて慣れてないから疲れた。

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手頃な大きさの段ボールを30ボリバル(約6円)で譲ってもらって部屋で梱包。
焼き物を服でぐるぐる巻きにするなど最善は尽くしたけど、大丈夫かなあ。
中身をチェックされるので箱を閉じないで郵便局へ持ち込む。

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郵便局はボリバール広場近くの白い建物。
スタッフのおばちゃんがひとつひとつ指示してくれるので言われるままに伝票に必要事項を記入していく。
あとパスポートのコピーが2枚必要。

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ショッキングなことにコーヒーは郵送NGだった。
生ものはダメだということは聞いてたんだけど、コーヒー豆もNG。
イクエが入れた化粧品もダメ。
別の日本人は石けんを断られてた。
たぶん薬物などを内側に隠せる可能性があるものはダメなんだと思う。

あと不思議なのは、郵便局の前にある文房具屋で白い紙とガムテープを買ってくるように言われたこと。
国内便はそのままでもいいみたいだけど、国際便は段ボールを白い紙ですっぽり覆ってしまわないといけないみたい。
中身と段ボールに書かれた商品の文字が違うと、まぎらわしいためか。
それとも荷物を荒らされるのを防止するため?

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およそ1時間ちょっとで手続きは終了。
社会主義の国だからお役所仕事で面倒なんだろうなと思ってたんだけど、素晴らしくスムーズ。
おばちゃんも親切だし、ベネズエラ人は好印象。

気になる送料は?
日本まで10kgの荷物を送ってなんと677ボリバル約135円!
やっすううう!
これ、ちゃんと追跡機能が付いてるEMSだよ!

ちなみに、発送からちょうど1か月経ってるんだけどまだ届いてはない。
不安もあるけどEMSだからね、大丈夫でしょう。
これでちゃんと届いたらベネズエラ凄くない?
10kgで135円だよ。
そのうち、ベネズエラから荷物を送ることが長期旅行者の間で定番になるかも。

あと問題は、送れなかったコーヒーをどうするか。
せっかく要らない荷物を送って軽くしたのに、1.5kgのコーヒーを持ち歩かないといけなくなった。
毎日10杯くらい飲むしかないな。

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大きな声で言えない現在旅行中のバックパッカーの特権

2015.10.19 06:12|ベネズエラ☞EDIT
リアルタイムではキューバにいるイクエです。
キューバではインターネットが使いにくいって聞いていたけど、キューバのネット事情も進化していて思っていたよりも使えます。
行列に並んでカードを買って、公園やホテルなどWi-Fiがあるところでカードの番号を入れればつながるシステム。
Wi-Fiのある場所が大きな公園や高級ホテルなど限られているのが難点。
スポードはまあまあです。

きょうはメリダで食べたベネズエラ料理を紹介します。
どんなものを食べたのか、料理にも注目だけど、その価格にも注目。
いつもはいかにも安そうな、ちょっとこぎたない食堂を選んでいるイクエとケンゾーもベネズエラでは違う。
値段なんて気にしない、入りたいところに入る。
いちばん高い値段であっても、おいしそうだったら注文する。
バックパッカーでこんなことができるのは、いまのベネズエラだけ。

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ガーリックにパプリカ、マッシュルーム・・・。
たっぷりの野菜を絡めたこのステーキはお値段450ボリバル(約90円)。
驚くのは、具だくさんスープとフルーツジュースとデザートがついてこの値段。
店内もおしゃれできれいで、2回行った。

でも、もっといいランチが食べられるところを発見。
開放的な入口。
店内には絵画が飾ってあって、いい感じ。

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こだわりのインテリア。
かわいい女性スタッフ。
ベネズエラの地方都市にも、こんなセンスのいいカフェがある。

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さすがに、ちょっと高そうだよね。
でもベネズエラだから高いって言っても、たかがしれてるとは思うけど。
メニューを見せてもらいたいんだけど、メニューがない。

お店がおしゃれならお客さんもアーティストっぽいたたずまい。
コロンビア人で英語が話せたので、どんなものが食べられるのか聞いてみた。

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「スープとパン、プレート料理とジュースのセットコースだよ。
 プレート料理はお肉かベジタリアン用かを選べるよ。
 どれもおいしいんだよー。
 値段はものすごく安い!
 信じられない安さ。
 僕は毎日ここに通ってる。」


お隣の国、コロンビアに住む人からしても、ベネズエラの今の物価は破格の安さ。

まず出てきたのは野菜やチキンが入ったスープ。
量も多いので、けっこうこれだけでも満足。

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さらにフルーツジュース。
そしてパンと、メインのプレート料理。

ケンゾーはひき肉料理、わたしはベジタリアン用のナス料理をチョイス。
トマト風味で、味は言うことなし!

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そして,お会計。
ふたりで目を丸くした。
「やっすー!」

コース料理で、お肉は380ボリバル(約76円)、ベジタリアン用は280ボリバル(約56円)。
なんなんだ、この安さは!!
セットのジュース1杯だけでこの値段でも安いくらいなのに、全部でこの値段なんて。
ベネズエラの物価の安さと比べれば、安いと言われているインドなんて話にならない。

宿がいっしょの旅友ユウくんが言った。
「あまりにも安すぎて、そのものの価値がないように思えてくるんです。
どんなにおいしかったとしても、食事で何十円って・・・。
食べてるのがそんな価値しかないのかと思うと、たいした料理じゃないように思えてくる。
せめて夕食は200円くらいは出したいって思いません?」


そんなユウくんのために、高そうなレストランに入ることにした。

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シーフードの専門店。
内陸にあって、標高1640メートルのメリダ。
海からは遠いので、正確には「シーフード」ではなく「リバーフード」もしくは「レイクフード」。
海のお魚じゃなくて、トルーチャ(マス)が看板料理。

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トルーチャはさまざまな料理法を選べる。
オリーブオイルやハーブ、ガーリック、チーズをのせて焼いたもの・・・。

ビールも注文。
酒屋さんでは1本50ボリバル(約10円)だけど、高級レンストランなので1本120ボリバル。
2倍以上もする。
といっても24円だけど。

ユウくんには何かとお世話になっているので、ごちそうすることに。
バックパッカーがバックパッカーにおごるっていうのは普通はほとんどないんだけど、ベネズエラだからできること。
おごるほうも安いから気にならないし、おごられるほうも安いから恐縮する必要がない。

高級レストランのディナー3人分のお会計はいかほど?
食事とビールで3人で4300ボリバル(約860円)。

でももっと高い(安いんだけど)レストランがあるらしい。
いっしょの宿に泊まっている仲間たちとタクシーで乗りつけることに。

普段2、3キロだったらがんばって歩いているけど、ベネズエラではすぐタクシー。
治安が悪いから夜は乗ったほうがいいっていうのもあるけれど、やっぱり値段が安いから。
2、3キロの移動なら150ボリ(約30円)。
みんなで乗れば、ひとり10円もいかない。

タクシーでやってきたレストランがここ。

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ステーキ専門店。
内部は広くて、生演奏のスペースも。

ステーキが自慢だけど、シーフードリゾットも気になったので注文。
ボーイにステーキの焼き具合を聞かれる。
バックパッカー旅行でそんなのに慣れてないから、ちょっと戸惑う。
「ミディアムで。」

みんなでいろんなステーキやリゾットやサラダを注文してシェアすることに。
街いちばんの高級店。
といっても高いステーキでも2000ボリバル(約400円)くらい。

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さすがに高級レストランとあって、肉は適度に柔らかくおいしい。

いっしょにレストランに行ったメンバーがこちら。

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みんな物価が安くて過ごしやすいメリダにはまってしまって、どっぷり長期滞在中。
左に座っているのはテツさんで、ケニアのナイロビで出会ってチリで再会、ふたたびメリダで偶然の再会。
スペイン語ペラペラで南米に詳しいテツさんも、ベネズエラの物価の安さに驚きを隠せない。
「こんな安いの異常やで」。

真ん中のふたりは夫婦で南米を長期旅行中。
先日まで5、6人の日本人グループでベネズエラのマルガリータ島で10日くらいバカンスを過ごしていたんだって。
滞在中の食事、飲み放題込みのオールインクルーシブの高級ホテルが安いところで500円、すっごくいいホテルで1500円くらいらしい。
高級ホテルのオールインクルーシブといっても激安なので、事前に値段を調べる必要もなくいきなりタクシーで乗りつけて即宿泊。
「ホテル巡りが楽しくて、タクシーで転々としていた。
またマルガリータに戻りたいなあ。
朝からビール飲んで寝て、泳いで、食って・・・の生活、夢みたいだったなあ。」


左のロングヘアの女の子は、チリのイースター島をいっしょにレンタカーでまわった韓国人のスージン。
まさかベネズエラで再会するなんてお互いびっくり。
「わたし、ソウルにいたときよりも忙しいの。
だって朝から、スペイン語教室に行って、そのあとサルサのレッスンでしょ、午後はジム通い。」

プロテインも買って、宿のミキサーで毎晩プロテインジュースを作って肉体改造中。
スペイン語もサルサ教室もジムも激安。
スペイン語教室はマンツーマンで1時間およそ60円。
旅人の間では物価の安いグアテマラでスペイン語を学ぶのが流行っているけど、いまのベネズエラが穴場だよ!

ちなみにもっとリーズナブルなほかのレストランでも後日ステーキを食べた。
目玉焼きやポテトものっていてボリューム満点。
これで450ボリバル(約90円)。

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お高めのレストランばかり紹介しているけど、ベネズエラの国民食アレパも食べたよ。
アレパとは、トウモロコシを練って焼いた、ちょっともちもちした厚みのあるホットケーキのようなもの。
典型的なベネズエラの朝食。
卵、煮豆、肉、チーズがついていて、挟んで食べる。
これ、いくらだったかなあ。
何十円かだったと思う。

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アレパはもちもちとしてはいるけど、生地がしっかりしていて腹持ちがいい。
わたしは嫌いではないけど、ケンゾーは苦手。
「口のなかの水分が全部もっていかれる」んだそう。
たしかに生地はしっとりしておらず、ぼそぼそしている。
でもベネズエラ人は大好物。
日本人の「米」のように、ベネズエラ人はアレパなしでは生きられない。
泊まっている宿でも、ベネズエラ人の宿泊客は朝からキッチンでアレパを作っていた。
アレパ専用の丸い鉄板まで宿に持ち込むという、気合いの入れ方。

ベネズエラではアレパは不動の人気。
でもほかの国の料理も人気が高い。
とくにイタリア料理。
街のいたるところにイタリア料理店があり、お客さんがいっぱい。
一番人気はピザ。
わたしたちもメリダで何回ピザを食べたかな。

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1人で1枚は多くて、2人では少なすぎる量。
3人で2枚くらいがちょうどいい。
わたしたちはいつも2人で2枚頼んで、残った分をお持ち帰りにしていた。
お高めのピザ専門のレストランで席に座って食べても、1枚800ボリバル(約160円)くらい。

イタリア料理と言えば、パスタも忘れてはならない。
パッと見た感じでは存在感のないこのレストラン。
でも地元の人気店で、日によっては大行列のときも。
お客さんが多くて一度はあきらめたけど、すいている日に潜入。

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人気の魚介のパスタもよかったけれど、カルボナーラがおいしかった。
一皿400ボリバル(約80円)。
見て!このチーズの量。
ベネズエラ人はなんにでも大量のチーズをかける。
チーズが好きなケンゾーもベネズエラではチーズに嫌気がさしたくらい。

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麺がアルデンテでなかったのが残念。
ベネズエラ人が柔らかい麺しか受けつけないのかなと思ったけれど、別のレストランで食べた麺は固めだった。

わたしたちがメリダでいちばん気に入ったレストランはメキシコ料理店!!
店の雰囲気もかわいいし、カクテル類も充実。
ダイキリやマルガリータ、サングリア・・・。
高くて1杯400ボリバル(約80円)くらい。

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ベネズエラでは高級店なんだけど、地元のお客さんで繁盛している。
メニューはほとんどタコス系。
でもたくさん種類があるから飽きない。
本場のメキシコより種類は多いかも。

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豆、サワークリーム、刻んだ野菜、アボカドクリーム、ピリ辛ソース。
好きなトッピングで召し上がれ。

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じゅうじゅうと音を立てて出てきた鉄板料理。
これをトルティーヤで巻いて食べる。
だけどご飯にぶっかけて食べたい。
料理は一皿だいたい800ボリバル(約160円)。

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メキシコ料理店も行きつけのレストランになったけど、やっぱり食べたいのは中華料理。
アジア人としては、海外であのおいしさがよけい恋しくなる。

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野菜炒めや鶏の甘酢掛け。
チャーハンや春巻きも。
これにコーラをつけても、ひとり490ボリバル(約98円)。

中華料理店は世界中どこにでもある。
メリダにもいくつもあるけれど、お気に入りはここ。
好きなものを選んでお皿に盛る。
お会計は重さで決まる。

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いつもなら、重そうなものを避けてなるべく軽そうなものを選ぶけど、そんなことは気にしない。
好きなものを好きなだけ。
ここはほかのレストランよりも店内はきれいで清潔感があり、値段も少し高い。
といっても、これだけ選んで一皿600ボリバル(約120円)くらい。

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メリダにいると、「印税生活のミュージシャンてこんな感じなのかな お金持ちはこうなのかな」と思う。
好きなレストラン、しかもあえて高そうなところを選び、好きなものを注文する。
メニューなんて見なくてもいいし、いくらなのかも気にしない。

日本では、いくらなのかもわからないような高そうなレストランに入って、値段も確認せずに注文するなんてイクエとケンゾーの身分ではできない。
こんなことができるのは、この先ないだろうな。
一生に一度の経験と思って、楽しませてもらおう。

世界には物価が安い国はあるけれど、クオリティーと価格の総合評価ではベネズエラが断トツの1位。
インドでも安く食べられるけど、その分質が悪い。
ベネズエラでは日本のレストランと変わらない水準のところで、おいしいものが激安で食べられる。

いま、経済が大変なことになっているベネズエラ。
これからどうなるのかまったくわからない。
あと1、2か月したら、いま10円で飲めているビールが50円になるかもしれないし、逆に5円になるかもしれない。
ベネズエラで豪遊できるのは、いま、この時期に南米を旅しているバックパッカーの特権だと思う。ベネズエラは危ない国と言われているので、大きな声ではお勧めできないけど・・・。
いま旅しているあなた、この特権を使わないのはものすごくもったいないですよ。
大きな声では言えないけど・・・。
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世界最安!!桁違いのガソリン代

2015.10.18 06:06|ベネズエラ☞EDIT
キューバで本場のラムを堪能してご機嫌なケンゾーです。
サトウキビを発酵・蒸留させて作るラムはキューバが本場。
格安!とまでは言わないけれど日本の3分の1くらいの値段で美味しいラムを飲める。
ジンやウォッカよりもラム好きだったから嬉しい。
郵送費も安いからたくさん日本に送ろうかな。

前大統領ウゴ・チャベスの元で社会主義体制へと移行したベネズエラ。
世界有数の埋蔵量を誇る原油バブルに湧いたのは今は昔。
汚職がはびこり、富はほんの一握りの人々に集中。
広がり続ける格差と終わりの見えないインフレ。
『21世紀の社会主義』を掲げてはいるけれど、経済がズタボロ状態のベネズエラ。

雨期と乾期の差が激しく、乾期はカラッカラに乾燥し逆に雨期は洪水が発生するため農業の生産が低く、食料品の大部分を輸入に頼らざるを得ない。
とは言え、経済は破綻中。
くわえて、強硬な反米姿勢を貫いているので、外交や国際経済では不利な立場で物資が慢性的に不足しているベネズエラ。

メリダの街もパッと見は南米のほかの国となにも変わらないように見える。
まあ走ってる車やバスがちょっと古くてボロいくらい。
でも最新型の日本車や外車もよく見かけるし、多くの人は小綺麗な格好をしている。

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けれどほかの国と違うのは、街のいたるところで見かける長蛇の列。
いろんなところで見かけるんだけど、筆頭は銀行。
預金を下ろしているのか振り込みなのか送金されたお金の受取りなのかは分からないけど、とにかくどこも長蛇の列。

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列は遅々として進まず、みな暑い中辛抱強く待っている。
たぶんお金を数えるのに時間がかかるんじゃないかなあ。
暴落しているベネズエラのお金。
紙幣の最高額は100ボリバル、闇レートで換算するとたったの20円。
ビール2本分の価値しかないからね。
日本だったら500円札が最高額って感じかなあ。

それにATMの引き出し限度額がかなり低いらしい。
たしかに引き出し額を低く設定しないと、あっという間に機械からお札がなくなってしまう。
闇レートで換算して1万円相当を引き出したとしたら、500枚が一瞬で機械からなくなることになる。
10人が1万円分引き出したら、それだけで5000枚。
お札を補充するのが間に合わない。

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おなじようにインフレが進んでいるウズベキスタンではお札を数える機械のカウンターがけっこう普及してたんだけど、ベネズエラではまったく見かけない。
ベネズエラではお金を数えることに労力と時間をかなり割かれる。

ベネズエラは社会主義の国なので物資の配給が行なわれている。
銀行以外で人が並んでいるのを見かけたら、それは配給の現場。
子どもや赤ちゃん連れが多いなあと思っていたら、これは紙おむつの配給だった。

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ほかにも食料の配給もあるようだけど、詳しくは分からない。
紙おむつなど配給でしか手に入らないのかといえばそうではなく、スーパーなどでも売っている。
どのくらいの量が配給されるのかは分からないけれど、配給の分じゃ足りないから追加で買わざるを得ないんだろう。

そのスーパーも中に入ってビックリ。
商品棚は空っぽで散々たる品揃え。
冷房だけがキンキンに効いているのが余計むなしい。

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深刻な物不足を見せつけられる一方、ファッション関係の品揃えはかなり充実している。
服や靴などアパレルショップが軒を連ね、人々の購買意欲も高い。
女性もののサンダルやパンプスなどは1000ボリバルくらいから。
日本円で200円ぐらいと破格の値段。

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日本にあってもおかしくないような4階建ての服屋。
女性用男性用子ども用とフロアごとに分かれていて申し分のない品揃え。
コロンビアで服の安さに嬉々として買ったけれど、比べ物にならない安さ。

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どの服にしようかと悩みながら久しぶりのショッピングを楽しむふたり。
いったいどこが物不足なのか、空っぽの棚が並ぶスーパーとのギャップが激しくて理解に苦しむ。

日に日にインフレが進み、物価が上昇しているベネズエラ。
でも物価の上昇率以上にドルの価値がとんでもない勢いで上昇しているので、今、ドルを持っている外国人がベネズエラを旅行するとかなりいい思いをすることができる。

何度も書いているけどビールが1本50ボリバル、日本円で10円。
恐らく世界一安いであろう衝撃の値段。
ふだんはケチケチ旅でイクエに「なん調子に乗りよると?!」と怒られないように自嘲しているケンゾーだけど、なんと「1日20本飲んでいいよ」と夢のようなお許しが。
20本チャポンチャポンになるまで飲んでも200円、ありえない安さ。

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物不足ではあるけれど、化粧品は充実している。
さすが美女(まだ見かけてないけど)の国。
メイク道具などもかなり安い。
イクエはPOND'Sの洗顔フォームと美容クリームを購入。

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これ日本で買うといくら位するのかなあ。
洗顔フォームが799ボリバル(約160円)、クリームが1650ボリバル(約330円)。
10分の1くらい?

なんでも安いベネズエラ。
とくに交通費は激安。
メリダの路線バスは12ボリバル(約2円)。
タクシーは近隣エリア内は1台150ボリバル(約30円)くらい。

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この驚異的な交通費の安さの秘密はガソリン代にある。
レギュラーガソリン1ℓいくらだと思う?
ぜったいに当てられないと思うよ。

正解は、1ℓ0.014円!
ね、想像もつかない値段でしょ?
53ℓ入れて4ボリバル、0.8円以下なんだよ。
意味が分かんないよね。

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ガソリン代が安いので飛行機代も激安なベネズエラ。
ためしに旅行会社で値段を聞いてみたら、噂通り安かったので即購入。
ベネズエラではリッチに飛行機をフル活用して移動することに。

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たとえば、マラカイボ ~ シウダーボリーバル間約1000kmのフライトが1500円、マルガリータ島 ~ マラカイボ間約800kmが1300円。
LCCじゃないので厳しい荷物制限などもない。
国内だけでなく国際線も安い。
南米ー中米間の移動をどうするかが長期の旅人にとって悩みの元だけど、マラカイボからパナマまでのフライトが14000円だったので即買い。
今まで調べたり聞いたりした中で最安の移動方法なんじゃないかな。
パスポートさえあれば外国人でも簡単に購入できるので飛行機利用が断然お薦め。

価格に驚く日々。
まだまだバックパッカーに不釣り合いな、メリダでの豪遊生活をお伝えしま~す。
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ギネス認定 豚肉味アイスクリームのお味は?

2015.10.17 06:24|ベネズエラ☞EDIT
蚊に強い体になろうと心を鍛えているイクエです。
蚊が多くてどうやっても刺されるんだけど、できるだけ気にしないようにして掻かないようにしています。
虫に刺されやすい体質のわたし。
日本の夏も刺されてたけど、ムヒを塗っていた。
いまは薬もほとんど塗らず、刺されても気にとめずに腫れが引くまでほったらかしにすることに。
現地の人がそうやってるんだよね。
刺されても気にしない。
できるだけ痒みを感じないふりをする。
そして腫れが引くのを待つ。
これがいちばんなのかもな。

きょうはメリダの軽食・スイーツ・飲み物編。
おいしかったもの、まずかったものをあれこれ紹介しま~す ♫

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朝食を食べようとふらっと立ち寄ったカフェ。
表面に♡のマークが描かれたカフェモカとエスプレッソを注文。
これにサンドイッチをそれぞれつけて全部で530ボリバル(約106円)。
カフェで優雅に朝食なんて、普段の節約旅には許されないけどベネズエラでは可能。

一日のはじまりをおいしく、ゆったり幸せに過ごすことって大事だね。
その日、いい一日になるような気がする。

朝は時間に追われず、ゆっくりしっかり朝ごはん。
日本でも実行したいけど、難しいかなあ。

メリダにはすてきなカフェがいくつかある。
宿のすぐ近くにあるカフェ。
お父さんとかわいい娘たちが家族でやっているカフェ。

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まだ小学生くらいの娘がほんとうにかわいい。
注文を聞きにきたり、コーヒーをもってきてくれたり。
お父さんがスパルタで、注文の取り方や客へのサーブの仕方、お会計のやり方を横から厳しく指導する。
それにもめげずに、接客が好きみたいで楽しそうに仕事をしている。

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細かく砕いた氷が入って、すこしシャリシャリするフラペチーノ。
チョコレートソースがかけられていて甘いけど、たまにはこういうコーヒーもいい。

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グラスに入っているのは温かいモカチーノ。
フルーツタルトといっしょに。

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フラペチーノ、モカチーノ、タルトで580ボリバル(約116円)。
おしゃれなカフェなので、ベネズエラにしては高い値段。
でも、ケンゾー、会計のときベネズエラの物価の安さとお札の多さにわけがわからなくなり、単位を間違えて5800ボリバル渡した。
「いやいやいや、違うでしょ、なにやってんの」という顔でお札を返してくれたお父さん。
あぶない、あぶない。
お父さんに言われなければ、気づかないところだった。

お札を多くもらってもちゃんと返してくれるのがベネズエラ人。
自国の通貨が暴落して,外国人がいい思いをしているってわかっているのに、ぼってきたり外国人から金を巻き上げようとする人はいない。

インドなど物価が安い国もあるけれど、ぼられたりだまされたり外国人用の値段設定がされていたり。
でも、ここではそんなことはない。
お金の交渉をする必要も、相手を疑う必要もない。

「ベネズエラ人って誠実っていうか、いい人が多いというか。
 外国人をだまさずに、同じように扱ってくれる。
 なんか、そういうところすごいですよね。」

旅人のユウくんが言っていた。

ほんとうにそうだ。
外貨をもつ外国人がベネズエラの経済破綻の恩恵にあずかっているということを、誰もが知っている。
でも、そこにつけこんでくる人はいない。

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ユウくんとケンゾー、お気に入りの屋台。
夕方から店開きをする移動ハンバーガー屋さん。

できあがるまで少し時間がかかる。
それもそのはず。
注文を受けてから、鉄板の上で肉をジュウジュウと焼く。
そして温めたパンに挟んでくれる。
ボリューム満点。

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具は、牛肉、豚肉、鶏肉が選べる。
3つミックスというメニューもある。
ミックスはひとつ380ボリバル(約76円)。
鶏肉の細切れを炒めたもの、豚肉のソテー、そして牛肉ハンバーグ、カリカリに揚げた細いフライドポテトとサラダがぎゅっと挟まれている。
ファストフード店のハンバーガーとは比べ物にならないほどおいしい。

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屋台と言えば、フルーツジュースもおいしい。
日射しが強い日中、喉が渇いて仕方がない。
10円でビールを飲むのもいいけれど・・・。
生絞りジュースでビタミン補給。
オレンジをその場でグイグイっと搾ってくれる。
オレンジ3つくらい使って、コップ1杯40ボリバル(約8円)。
現地の人にも大人気。

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このメリダに、噂のアイスクリーム屋さんがあるという情報をユウくんから入手。
ベネズエラの人たちに大人気らしい。

Heladeria COROMOTO

行ってみたら、残念なことに閉まっていた。
店が開くのは午後から。
そして月曜休業。

中心地から少し歩くし、2回行くのは面倒くさかったけど、別の日にリベンジ。
だって、このお店はギネスブックに認定されているアイスクリーム屋さんだから。
看板には堂々と「RECORD GUINNESS」の文字。

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中は広々。
お客さんでいっぱい。
さすが、ギネス認定のお店だけある。

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そして壁には数々の賞状やメダル。

たかがアイス、されどアイス。
アイスクリーム店としての気概や誇りを感じる。

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気になるのは、どういう理由でギネスに認定されたのかということ。
歴史があるとか、おいしいとか、お客さんが多いとかそんな理由ではない。

ギネスに認定された理由が、これ。

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文字の書かれたプレートがずらり。
全部アイスクリームの味の種類。
いままでたくさんの味を開発し、販売してきたらしい。
プレートの数を数えていないからわからないけど、フレーバーの数は800以上だとか。

パイン味やココナッツ味、メロン味、チョコ味、コカ・コーラ味、コーヒー味・・・。
ワイン味やビール味など、子どもが食べていいものか疑わしいフレーバーも。
さらには、ツナとかサーモンとか、アイスクリームに向いていないものも。
「Japon」と名のついた味は、日本茶の味なのかな。

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世界一、味の種類が豊富なアイスクリーム屋さん。
といっても、常時800ものアイスがあるわけではない。
30種類くらいかなあ。

きょうはどんな種類が置いてあるのかなあ。
見ようにも、ガラスケースの前にはお客さんの列。
並びながら考えるしかないか。

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定番のチョコレートや、ベネズエラで採れる南国のフルーツ、それにチーズ味など。
たくさんありすぎて、迷うなあ。
でも、せっかくこんなお店に来ているのだから食べたことのない味に挑戦してみたい。

ダブルから注文できるようになっているので、イクエとケンゾーで合わせて4種類が選べる。

わたしは食べたことがないけど、おいしそうな気がする「ミカンの花」味。

そして・・・「ハム」!
ハムとアイスって結びつかないし、合わないって思うけど、想像もつかない味に挑戦したい。

ケンゾーが頼んだのは「お米」と「豚肉」味。
2つ一緒に食べれば「豚丼」のできあがり。
お米はいいけど、豚肉味は心配だなあ。
まずそうな予感しかしない。

店員のおねえさんに「ハム」「豚肉」って注文すると、「よりによってそれ?」とでも言いたげに苦笑い。
列に並び、店員さんが「ハム」や「豚肉」味のアイスをすくうのを見ていたほかのお客さんは、顔をしかめて気持ち悪そうな顔をしている。

うん、おいしいはずはないと思う。
でもせっかくなのでね。

渡されたアイスは、どれも同じような白系の色。
1つ200ボリバル(約40円)。
白い中に見えるピンクのブツブツはハム。

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味はね・・・
いままで食べたアイスの中でいちばんまずかった!

「お米」味も、「豚肉」味も、「ハム」味も、食材がそのまま入ってるの。
小さく刻んだ豚肉やハム。
口に入れると、アイスは溶けるのに豚肉は口に残って噛まないといけないのを想像してほしい。
刻まれた豚肉は脂肪が多くてちょっとコリコリしている。
しかも豚肉は焼いているわけではないので、もしかして生かもしれない。
お腹くださないかな、という不安を抱えて食べる。

気持ち悪くなってくる。
ひとくち食べようとするたびに、気合いをいれないといけない。
覚悟して食べる、そしてまずい。
苦痛。
これを何度か繰り返したけど、とうとうふたりともギブアップ。

申し訳ないし、もったいないけど、まだコーンまでいきつかない状態で、ゴミ箱に。
わたしたちよりも先にこのアイスクリーム屋さんに行っていたユウくん。
「バニラを注文したけど、おいしくなかった」と言っていた。
基本のバニラがおいしくないなんて、アイスクリーム屋さんにとっては致命的。

ギネス認定された「世界一」のアイスクリーム屋さんは、世界一まずいアイスクリーム屋さんだった。
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南米の北朝鮮?!ベネズエラ旅のスタート!

2015.10.16 06:20|ベネズエラ☞EDIT
妻が浮き輪なしで泳げるようになって嬉しいケンゾーです。
泳ぎが、というか運動が全般的に苦手なイクエ。
ガラパゴスでも子どもを含め誰も浮き輪なんか使ってないのにひとりだけ使ってたからかなり目立ってた。
そんなイクエが先日カリブの島に行ったとき浮き輪なしでシュノーケルを楽しむことができた。
やればできるやん。

マラカイボを夜7時半に出発したバスは、翌日の朝6時半にメリダに到着。
警察の検問が気になっていたんだけど、パスポートを提示するだけで荷物検査などはなし。
とくに嫌がらせを受けることもなく快適な移動だった。

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セントロはバスターミナルからおよそ3km離れている。
バスターミナル前の幹線道路からバスに乗ってセントロへ。
バス代は1人12ボリバル(約2円)。

いつものように迷わずバスに乗ったけど、ベネズエラに限ってはふだん使わないタクシーも路線バス感覚で乗れる。
タクシーだとセントロまで1台200~230ボリバル(約40円~46円)。

バスを降りて旅友のユウくんが泊まっている宿まで歩いていく。
Avenida 2とCalle 18の交差点にある「Posada Alemania」。
ベネズエラでは小さなホテルのことをポサダと呼ぶみたい。

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中庭に木が茂り雰囲気はとてもいい。
シャワー・トイレ共同のダブルベッドルームで1部屋1400ボリバル(約280円)。
シングルルームは1000ボリバル(約200円)。
Wi-Fiはサクサク使えてキッチンも仕様可、朝食はなし。

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Wi-Fiも早いし居心地もいいんだけど、難点は街の中心からちょっと離れていること。
夕方になると周囲の店がすぐに閉まってしまうので夕食が不便。
昼は問題ないんだけど、夜は閑散として出歩くのはリスクがある。
ここには3泊したんだけど、毎晩街の中心にあるレストランで夕食を食べてタクシーに乗って帰っていた。
Wi-Fiのコンディションにそこまでこだわらないのであれば、後述するツーリスティックエリアに泊まるほうがベター。

標高およそ1600mと夏でも比較的涼しいメリダは人気の避暑スポット。
日本で言う軽井沢みたいなところ。
訪れたのはベネズエラのバケーションシーズンの終盤。
外国人ツーリストももちろんいるけれど、それ以上に国内から訪れているベネズエラ人で大賑わい。

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「YO ♡ VENEZUELA!」とか「MERIDA」とプリントされたTシャツやキャップを身につけているベネズエラ人をよく見かける。
ふつうは外国人ツーリストがお土産として買ったりするもんだよね。
日本人が国内で「I LOVE JAPAN♡」って書いてあるTシャツを着るなんてことはしない。
ベネズエラ人変わってるなあって思ってたんだけど、それも仕方のないことなんだと思い直した。
社会主義国で経済も破綻してるから海外旅行に行ける人はほんの一握り。
避暑地のメリダに行くことがステータスのようになってるんじゃないかな。

ボリーバル広場の前にあるのが、1812年に建てられたカテドラル。
傑作と言われているスペイン中部の都市トレドの大聖堂を模して造られたんだそう。
意外にも時計塔の時刻が正確でちょっと感心。

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内部もなかなか見応えがある。
社会主義で「南米の北朝鮮」なんて揶揄されて南米のなかで異色なベネズエラだけど、おなじスペイン侵略の歴史をもつ国なんだと改めて思い知ることに。

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コロニアルな建物もある程度は残っているけれど、トピックになるほどのものではない。
街の大部分はとくに面白みもないふつうの住宅街。

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ベネズエラと言えば、世界屈指の美女大国として有名。
ミス・ユニバースを何人も輩出するなど、ベネズエラ人=美女というイメージがある。
街中は美女だらけなんじゃないの?と淡い期待を抱いてたんだけど、現実はそう甘くはなかった。
ほかの南米の国に増してポッチャリ率が高い!
ええー?物不足が深刻なんじゃないの?なんで?!ってツッコミたくなるほどポッチャリ女性が多い。
こんな超Lサイズのマネキンなんかはじめて見たよ。

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やっぱりスーパー美人は首都のカラカスのごく一部の人たちだけなのかなあ。
かなり残念。

メリダの街自体の唯一の観光スポットがこちら。
じつはこのメリダには世界一の長さと世界一の標高差を誇る「テレフェリコ」というロープウェイがある。
4本のロープウェイを乗り継いで標高4765mのエスペホ山頂まで上ることができるテレフェリコ。
山頂までの距離は1万2590m、標高差は3188mという超ド級のスケール。
出発地点のメリダとゴールの頂上は20°以上の気温差があり、夏でも吹雪に見舞われることがあるんだそう。
楽しみにしてたんだけど、なんと改修工事中で営業してなかった!

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かなりショックだったんだけど、聞くところによるともう8年前から動いてないそうなのですぐに諦めがついた。
今年の12月には3つ目の駅まで営業再開の予定らしいけど、地元の人は「たぶん無理だよ」って言ってた。
うん、たぶん無理だと思う。

このロープウェイの乗り場があるラス・エロイナス公園周辺がツーリスティックエリア。
ホテルやツアー会社、レストランが軒を連ね夜遅くまで人で賑わっている。

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中心地から少し離れたところにあるAlemaniaに3泊したあとは、この繁華街にあるホテルに移動。
ツアー会社も兼ねている「Posada GUAMANCHI」。
シャワー・トイレ共同のダブルベッドルームで1500ボリバル(約300円)。

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Alemaniaと比べるとWi-Fiが遅いのが難点だけど、なんといっても立地がいい。
周りにパン屋、酒屋、レストランが集まっているので食べることには困らない。
メリダ滞在のメインの目的であるツアー会社もこのエリアに集中しているので便利。

恐る恐る足を踏み入れたベネズエラ。
でも居心地のいいメリダがすっかり気に入ってしまった。

共産国家で品不足と言われているけど、メリダは豊かな都市みたいで、レストランやカフェ探しには苦労しない。
そして、この街にはギネスに認定された有名なアイスクリーム屋さんが。
さて、どんなアイスクリームが食べられるのか。
あしたお伝えします。
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世界一周決断から実行まで 世界が呼んでいる?

2015.10.15 06:18|世界一周裏話☞EDIT
飛行機の中でこの記事を書いているイクエです。
コロンビアからパナマへ。
そのあとキューバ行きに乗り換えて夜にはハバナに着く予定。
短い距離だけど機内食やアルコールは出てくるのかなあ。

「世界一周してくる」。
突然妻に宣告されたケンゾー。
こう答えるしかなかった。
「・・・俺も行く。」

それまで夫婦で世界一周なんて考えたこともなかったイクエとケンゾー。
インターネットで「世界一周」というキーワードで検索して驚いた。
世の中にはこんなにいっぱい、世界一周している人たちがいるんだ。
しかも夫婦で世界一周している人たちは多い。
世界一周が身近で現実的なものとなった。

わたしの会社の人事異動は7月なので、できるだけ会社に迷惑をかけないようにその時期に合わせてふたりで退職することにした。

退職願を出すのは2、3か月前がいいようだから、4月か5月かなあ。
そう思って予定を立てた。

わたしたちは同じ現場で働き、出会い、結婚した。
とはいえ、ふたりは違う会社に勤務していた。
イクエはテレビ局員、カメラマンのケンゾーは技術プロダクション勤務。
同時期にそれぞれ退職願を出した。

結果、ケンゾー退職。
イクエ、辞められず。
だって退職するの、めちゃくちゃ大変だったんだもん。

上司と話し、部長や局長と面談し、人事に伝え。
わたしの退職願をなかなか受け入れてくれなかった。
何回も面談がもうけられ、何時間も話し合いをして「辞める必要はない 続けよう」と説得され、わたしはとても疲れた。
就職するのも大変なら退職するのも大変。
退職か続行か。
お互い譲らず。

そして上司に言われた。
「わかった。 
 あと1年間だけ。
 もう1年だけがんばってくれ。」
わたしは渋々了承した。

ケンゾーには、妻が突然世界一周を切り出し、それに合わせて仕事を辞めたのに、言い出した妻が退職しなかったというオチがふりかかった。
ケンゾー、ごめんよ・・・。

会社としては1年間でわたしの気持ちが変わるかもしれないと思ってのことだったけど、わたしの気持ちは変わることはなかった。

この間、ケンゾーはフリーランスとして撮影の仕事をもらい、働いていた。

あいかわらず仕事はとってもきつかったし、毎日プレッシャーに押しつぶされそうだったけど、もうすぐ旅に出ることができると思うと、なんとかがんばって働くことができた。

2011年が始まり、暖かくなり始めたころ。
あと1か月したら辞表を出そうと思っていたとき。
衝撃的で大きなできごとが起きた。

東日本大震災。

わたしたちが住んでいた福岡はまったく揺れなかったし、親族が東北にいるわけでもない。
でも、深いショックを受けた。

心を占めるものは世界一周のことなんかよりも震災のこと。
フリーランスだったケンゾーは、時間を自由に使えたためボランティアをすることに。
すぐに福島に向かった。

私はと言えば、被災地のテレビ局に応援という形で1週間単位で派遣され取材した。
現地のテレビ局で働く人たちも家がなくなってしまったり、家族を失った被災者だったけど、それを表に出すことなく休む暇なく働いていた。
わたしは何度か応援に行き、そしてディレクターとして震災のドキュメンタリーを制作することにし、その取材でも被災地に行っていた。
このときほど、報道の重みや役目、記者としての役割を感じたことはなかった。

自然と世界一周の計画は後回しになり、ケンゾーは福島から岩手の陸前高田に移動しそのまま1年間ボランティアをした。

そして震災から1年半が経過。
わたしたちは世界一周を実行することにした。

会社を辞めるときは申し訳ない気持ちだった。
震災から1年以上経ったとは言え、まだまだ問題は山積で、取材した人たちの悲しみはそのまま。
それなのに自分だけがそこから抜け出していいのか。
震災のほかにも、取材していた社会問題は解決しないままなのに、取材の継続を放棄してもいいものか。
同僚たちががんばっているのに、自分だけ抜け出し、のんきに旅行に行くことへの後ろめたさもあった。

世界一周旅行者のなかには、「夢だった世界一周に行ってきます!」と目を輝かせて周囲に語り、大々的に壮行会を開いてもらったり、日の丸やTシャツに寄せ書きしたものをプレゼントされ、空港でたくさんの友人や知人に見送られて出発、という人もけっこういる。
でも、わたしたちはそんな感じではまったくなかった。

職場の人に「辞めてからどうするの?」と聞かれると「未定です。とりあえず旅行にでも・・・。」と答えを濁していた。

働きもせず世界一周なんて何の自慢にもならない。
まさにフェードアウトするように、わたしたちは日本から出ることになったのだった。

出発のときは、もちろん大々的な壮行会も見送りもない。
伯父たちとご飯を食べ、駅まで母が車で送ってくれて、そこからふたりだけで列車を乗り継ぎ、山口県下関のフェリーターミナルへ。
そしてひっそりと船で日本を出国した。

「世界一周が夢」だったわけでもない。
世界を見て視野を広げて成長したい、という野望もない。
旅することが偉いこととは思わないし、時間と少しの貯金とチャンスがあれば誰でもできる。
日本で働いたり、大切な人を守っていくことのほうがはるかに大変だし、すばらしいし、自己成長できる。
わたしたちはそれを放棄して、きままな旅をしている。

キラキラした思いとか、「旅って最高!」という熱い思いから始めたわけではないわたしたちの旅。
そんなふたりの旅ブログを、多くの人たちに読んでいただいているということ、参加しているブログランキングで上位になることは、予想していなかったことで驚いている。
とてもありがたいことです。

旅をすることは自慢にならないし、旅人はすごくもなんともない。
そんな思いをもって書いているので、日本でがんばっている人たちや旅行者でない人たちにとって、わたしたちの文章がすんなりと入り、共感していただけているのかも。

それに、いろんなものを放棄し、犠牲にして旅をしているからこそ、どうせ旅をするなら中身の濃い旅にしたいなと思っている。
「たくさんの国を制覇したい」「有名な観光地をできるだけ多くまわりたい」という野望はまったくない。
「いい出会いに恵まれたらいいなあ」「その国や文化を深く知りたいなあ」「ありのままの現地の人たちの暮らしを見たいなあ」という思いはあるけど。

生活や環境を変えるために突然決めた世界一周。
でも、古くからの友人は意外にもこの選択に驚かなかった。
「やっぱりね」「イクエらしいね」「そのうち行くんじゃないかと思っていた」。

この前ベネズエラで出会った現地の人に言われた。
「理由はよくわからないけど、この国に行きたい、あの国に興味がある、行ってみたい。
 そういうときは、その国があなたを呼んでいるんです。」

都合のいい解釈かもしれない。
でも、いろんな国にわたしたちは呼ばれていたのかな、世界に呼ばれていたのかな、そう納得するのも悪くない。

いまは満たされた日々を送っている。
家も仕事もないし、帰国してからどうやって稼げばいいかわからないし、リスクはいっぱい。
でも、この道を選んだことを決して後悔はしない自信がある。

残り数か月。
この贅沢な日々をふたりでかみしめていこうと思う。
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どうして旅に出たのか ふたりの世界一周のきっかけ

2015.10.14 06:21|世界一周裏話☞EDIT
中華料理にあたって、夫とともにお腹をこわしたイクエです。
食べてたときはおいしくて幸せだったんだけど、どうやら油が良くなかったみたい。
何度も再利用された油だったんじゃないかな。

きょうはいつもの旅日記ではなく、わたしたちが世界一周を始めるきっかけについて話そうと思います。
リアルタイムではいまキューバにいるはず。
なかなかインターネットが使えなさそうなので、記事をひとつでもふたつでも書き溜めておこうと思って。

旅行中出会う人によく聞かれる質問。
「どうして旅行をしようと思ったんですか?」
「いつごろから世界一周が夢だったんですか?」

このブログでふたりが旅行を思い立った経緯はちらっと書いたことがある。
でもよく聞かれる質問なので、きょうは改めてお伝えしようと思います。

「世界一周はいつごろから夢だったのか?」

その答えは質問してくれた人の答えを裏切るもの。

「別に夢だったわけじゃない。
 ただたんに現実逃避したかっただけ。」

そのときのわたしは身も心も疲れていた。
報道記者としての仕事はとてもやりがいがあったし、自分に向いているとも思っていたし、それ以外の仕事をすることは考えられなかった。
でもものすごーく大変だった。
朝食も昼食も食べられず、夜10時をすぎてようやく食事ができるという日が、週に何日あったかな。
一日の就労時間が30時間を越える日も月に1、2回はあった。
もちろん休日なんてあってないようなもの。
休日や夜間の呼び出しはあたり前。
いつでも呼び出されたら出勤できる態勢でないといけなくて、休日でも市外に行くときは事前に上司や同僚に報告する必要があった。

休みの日に映画館に行って思うこと。
途中で呼び出しを受けずに最後まで映画を観られるかな?

特別な日にケンゾーとちょっとおしゃれなレストランに行ってコース料理を注文して思うこと。
ちゃんとデザートまでいきつくかな?

入社してから24時間ずーっと縛られている感じだった。
そんな状態で結婚できたのは、ケンゾーが同業者だったからだと思う。
デートをすっぽかしても仕事を優先させても、ケンゾーはあたり前のように理解してくれた。
いつも何かに追い立てられているような状態だったけど、わたしたちの結婚生活はうまくいった。

朝から溜め息ばかり、出勤のとき足がすごく重い。
それでも会社を辞めなかったのはなんだかんだ言って記者としての仕事を愛していたからだと思う。
仕事を辞めたいけど辞めたくないという葛藤。

わたしの会社はテレビ局だったので記者以外の職種もたくさんあった。
制作、スポーツ、営業、総務、事業・・・。
ほかの部署に異動することもできたけど、きっと異動したらしたで「あー、やっぱり記者がよかったなあ」なんて思いながら中途半端に働くことになるんだろうなと思っていた。
記者をやめるという選択をするなら、退社するという決断を下そうと思っていた。
でも、会社を辞めたところでつぎにやるべきことが思いつかない。
ほかの仕事に就いたら、ニュースや報道番組を目にするたびに記者を辞めたことを後悔するんじゃないか。
そんな怖さがあった。

違う業種で再就職したり、資格を取るとか、学問の道に進むとか、次のステップがあれば自分を納得させて仕事を辞めることができるのに。

「いまのままでいいのかな」「自分自身が破綻しないかな」。
そんな悶々とした思いを抱えてなんとか毎日を生き抜いていた。

そんなとき、会社でイヤなことがあった。
社会人なら誰もが経験あることだと思うけど、納得のいかないことで上司と揉めてやり場のない悔しさを抱えた。

「あ〜、なんなの!?
 きょうは飲まないとやってられない!」


ケンゾーにメールした。
「仕事でイヤなことがあった。
 きょうはどっか外でごはん食べよう。
 7時半にジュンク堂で落ち合おう。」


イライラを抱えたまま福岡市の繁華街の書店に向かった。
ケンゾーを待っている間、本棚の前をうろうろする。

気づくと旅行のガイドブックコーナーの前にいた。
そのときケンゾーがやってきた。

「おまたせー。
 なに食べよっか。」

「うーん。」

私の目はガイドブックコーナーの本棚に並べられた本のタイトルを追っていた。

『世界一周』

あ!
これだ!!

日本を離れればテレビやニュースを見なくてすむ。
すべてリセットできる。
きっといまとは違う楽しくて新鮮な毎日を送れる。
海外に行けば無職の後ろめたさみたいなものを感じずにすむんじゃないか。

この辛い毎日から抜け出したいのに大好きな記者職を辞めたあとの自分が想像できなくて、後悔しそうで踏ん切りがつかないでいた。
でも、世界一周なんて、記者を辞めたことを後悔しないくらいおもしろそうだ。

自分に言い聞かせるように、またケンゾーに伝えるようにつぶやいた。

「わたし、仕事辞めて世界一周する。」
「えっ!? どのくらい?」
「さあ〜、半年か1年か2年か・・・。」
「オレは!?」
「うーん、留守番?」
「え?」

世界一周という大それたことの決断は、こんなふうに突然あっさりとくだしたのだった。

つづく
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うそでしょ?!ベネズエラの驚愕のビールの値段

2015.10.13 06:38|ベネズエラ☞EDIT
キューバ行きの飛行機の乗り換えを利用してこのブログを書いているケンゾーです。
数時間だけ中米に上陸です。
空港の外には出ないけど。
飛行機の中や空港で英語での会話が聞こえてくることがグッと多くなった。
7か月の滞在ですっかりスペイン語に耳が慣れてしまったからかなり違和感がある。
英語圏に行くのがちょっと怖くなってしまったなあ。

予定を変更して旅友お薦めのメリダに行くことにしたケンゾーとイクエ。
でも、バスに乗る前に大事な大事な任務が残っている。
それは闇両替。

経済が破綻しインフレ状態に陥って久しいベネズエラ。
自国通貨ボリバルの価値が坂道を転がり落ちる勢いで下落しているので、安定したドルが欲しいベネズエラ人。
ベネズエラでは固定相場制が導入されているんだけど、需要が供給に追いついていないので闇相場が存在している。
クレジットカードやATMを使うと公式レートで計算されるので損することになる。
ドルを持込み、現地通貨に闇両替することがベネズエラを旅する上ではセオリー。

驚くのが、このドルの公式レートと闇レートの差。
年々差が開いていってたんだけど、今年に入ってとんでもない事になってる。
公式レート1ドル6.3ボリバルに対し、闇レートは約700ボリバル(2015年9月初旬)。
100倍以上の差があるってんだから意味が分からない。

日々刻々とレートが変動する闇両替。
わずか数時間で大幅に変わることもざら。
両替をするときには「今のレート」を把握しておくことが大事。

そこで頼りになるのが「Dolar Today」というサイト。
ベネズエラの経済新聞のサイトなんだけど、ご丁寧にドルの闇レートがリアルタイムで更新されている。
ただ問題があって、闇両替は一応違法なのでベネズエラ国内ではこのサイトがブロックされてアクセスすることができない。
スマートフォンのアプリは問題なく使えるので、スマホを持っている旅人はアプリをインストールして入国したほうがいい。

事前情報によると、マラカイボのバスターミナルではいいレートで両替ができるらしい。
闇両替は違法なので大っぴらには行なわれていない。
両替商を捜し出さないといけないんだけど、どこかな?

分からないときは人に聞くのがいちばん。
闇両替は地元のベネズエラ人も利用しているからね。
もちろん警察に聞くなんてことはNG!

バスのチケット売場で聞いてみると、「いくらしたいんだ?」という返事。
いきなりビンゴ。
マラカイボのバスターミナルではバスのチケット売場が闇両替屋も兼ねていた。

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この日の闇レートは1ドル約700ボリバル。
ただこのレートで両替できることはまずない。
嫌らしいのが、レートがいくらか尋ねたときに素直に教えてくれる人はほとんどいない。
「いくらで替えたいんだ?」と逆に尋ねられることがほとんど。
ある程度レートを把握していないと交渉が不利になる。
ためしに650ボリバルと告げて交渉成立したけど、ひょっとしたらもうちょっといいレートで替えられたかも。

両替に関して気になっていたのが「ドルの高額紙幣と低額紙幣の違い」。
100ドルや50ドル札だといいけれど、20ドル札以下だと両替のレートが悪くなるという話もあれば、問題ないという話も聞く。
今回ドルを調達したのが、20ドル札以下しか流通していないエクアドルだったので手持ちのドルはほとんど20ドル札。
心配だったけど、レートが悪くなることもなく両替に成功。
「ああ、20ドル札かあ」と残念そうなリアクションだったけど、それ以上にドルが欲しいみたい。

とりあえず300ドルを両替することに。
1ドル650ボリバルなので300ドルだと19万5000ボリバル。
公式レートは1ドル6.3ドルなので、闇両替だと300ドルが一瞬にして約31000ドルになった計算。
え、なにこれ?
どういうこと?
貧乏バックパッカーが超大金持ちに変身?
どうなってんのベネズエラ。
はたしてケンゾーとイクエは本当に超リッチになったのか?
気になるお金の話は追い追い書いていきま〜す ♫

無事にベネズエラのお金をゲットしたはいいけれど、ドルと引き換えに手にしたボリバルがとんでもない量で唖然。
エクアドルで調達したドルは1ドル125円。
1ドル650ボリバルで両替したので1ボリバルは0.19円になる計算。
ボリバルの最高額紙幣100ボリバルでもたったの約20円の価値しかない!
300ドル分両替するとどうなるかというと・・・

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見てよこの札束の量!
50ボリバル札も混じってるから2000枚以上!
両替時に数えるだけで小1時間かかった。
狭い部屋の中でイクエといっしょに数えたんだけど、お互い「1、2、3、4・・・」と声に出して数えているとお互いに惑わされて何度も数え直すはめに。
イクエが怒る。
「ああー、分からんくなった!
 もう声に出さんで黙って数えて!!」

「早くしてよ」という店の人のプレッシャーに耐えながら数える作業はけっこう辛い。
一気に300ドル両替したことを早くも後悔。
ウズベキスタンも最高額の紙幣が約40円で持ち運ぶのに苦労したけど、ベネズエラはその倍。
もはや財布なんてなんの役にも立たない。
ビニール袋に札束をどかどか詰め込んで持ち運ぶしかない。

メリダ行きのバスは夜行しかなかった。
出発までおよそ5時間。
普段だったらそのままバスターミナルで時間を潰すんだけど、マラカイボはとにかく暑い。
冷房のない待合室もうだるような熱気に包まれている。
とてもじゃないけど耐えられないので、バスターミナルの前にあるホテルに避難。

たぶん連れ込み宿であろうホテルに交渉してバスの出発まで休憩させてもらうことに。
ベネズエラの宿の相場がまったく分からないので言われるままに1200ボリバル(約240円)払ったけど、あとから考えるとかなり割高。
1200ボリバルは1泊分の宿代の相場。

冷房がキンキンに効いた部屋に入ってやっと一息つけた。
部屋は典型的な古いラブホテル仕様。
天井に鏡があるのは世界共通?

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シャワーで汗を洗い流しサッパリしたあとは腹ごしらえ。
嬉しいことにホテルと同じ並びに中華料理店があった。
まずは冷えたビールを喉に流し込む。
驚くなかれ、このビールなんと10円なんだよ!

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220mlと小ぶりだけど50ボリバル、約10円。
信じられない安さ。
間違いなく世界最安。
10円だよ、10円!
酒好きにとっては天国に来たみたいな気分。

ボリュームたっぷりの鶏の甘辛炒めは600ボリバル(約120円)、チャーハンも500ボリバル(約100円)という破格の安さ。
それもこれも闇両替の恩恵。

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ただ、だからといってドルを持たない現地の人たちが公定レートの貨幣価値で生活しているのかと言うと、そんなことはないと思う。
公定レートで計算するとビールは約8ドル、料理は100ドルというあり得ない値段になる。
地元の人たちがふつうに利用している店でそんな値段設定はおかしい。
ボリバルの実質的な価値は公定レートよりも闇レートに近いんだと思う。
ベネズエラの経済を理解するにはまだまだ時間がかかりそう。

集中冷房で温度調整どころかオンオフさえできないホテルの部屋。
冷凍庫レベルにキンキンに冷えたベッドの上で寝袋にくるまってしばし休憩。
数時間後、うだるような暑さの中ふたたびバスターミナルへ。
安いバスもあったけど、奮発したバスはけっこう立派で期待通り。

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奮発といっても、メリダまでの夜行バスで1人850ボリバル(約170円)+ターミナル使用料20ボリバル(約4円)。
ベネズエラはバス代もとんでもなく安い。
ちょと不安だった預け荷物も、一つ一つタグが付けられ署名と指紋を採られるほどしっかりしている。
荷物係にチップを払う乗客と払わない乗客がいたけど、安心料だと思って50ボリバル渡すことに。

車内のシートは充分な広さだししっかり倒すこともできる。
トイレも付いているし予想以上にハイクオリティ。

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メリダまではおよそ11時間のドライブ。
旅友ゆうくんお薦めのメリダはどんなところなのか。
このときはまさか15泊もするとは思ってもみなかったなあ。
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未知の国ベネズエラへ突入!

2015.10.11 06:24|ベネズエラ☞EDIT
先日8回目の結婚記念日を無事に迎えることができたケンゾーです。
結婚した当初はまさか4回も海外で記念日を過ごすとは思ってもみなかった。
人生なにがあるか分からないもんだねえ。
9年目はどんな1年になるんだろう。
きっと予想以上に素晴らしい1年になるはず・・・。
そう信じてふたりで楽しく過ごしていこう。

「きっと開いてるはず」
かすかな希望に願いを込めてやってきたコロンビア ~ ベネズエラ間の国境。
地元の人は「大丈夫だ」と言っていたけれど、本当に大丈夫だろうか。
もしもダメだったら、空路で入るしかない。
陸路に執着するつもりは別にないけれど、いまさら空路に変更するのは面倒くさい。
できればスムーズにこのままベネズエラに入れるといいんだけど。

ドキドキしながら到着したコロンビア側の国境は、拍子抜けするほど平穏だった。
ライフル銃を手にした兵士の姿はあるけれど緊張感はまったくなく、いままでの国境で見てきた光景と大差はない。
「カンビオ~、カンビオ~」とのんきに声をかけてくる両替商のおっちゃんたち。
ひとまずほっとひと安心。

イミグレでコロンビアの出国スタンプを押してもらう。
もう後戻りはできない。
未知の国ベネズエラへ突入だ。

国境が開いていることでほっとはしたけれど、それでベネズエラに対する警戒心のハードルが低くなったわけではない。
『世界で最も危険な国』『世界2位の殺人率』『腐敗した警察』・・・。
ベネズエラを形容するネガティブな言葉には事欠かない。

コロンビアのイミグレから300mほど歩いてベネズエラのイミグレへ。
別室に連れていかれて持ち物検査をされるかもな。
多少の嫌がらせは覚悟していたけれど、すんなりと入国スタンプが押されたパスポートが手元に戻ってきた。
「あら、終わり?」
あまりにもあっけなくベネズエラの旅がスタートしたのだった。

よっしゃー!と心の中でガッツポーズをしながらイミグレの建物を出る。
トランクに荷物を載せたままのタクシーがちゃんと待っていてくれるのか、一抹の不安があったけれど無事に再会。
マラカイボへ向けて再出発。

国境からマラカイボまではおよそ110km。
しばらくは低い木々が生い茂るエリアがつづく。
赤い土、散乱するゴミ、点々と建つ家。
ふとアフリカに戻ったような気がした。

a_DSC_9230.jpg

a_DSC_9227.jpg

途中で見るからに治安が悪そうな町を通過。
うまく言葉では表現できないけれど、バケツの中でごちゃごちゃとかき混ぜてひっくり返したよな雑然とした町並み。
「うっわ、ここに放り出されたら1分で身ぐるみ剥がされるばい」
そんなことを思っていたら、後ろの座席から「はやく窓を閉めてカバンを床に置いて!」という声が飛んできた。

ケンゾーは助手席に座ってたんだけど、慌てて窓を閉めて抱えていたサブバッグとカメラケースを足元に移動させた。
やっぱりベネズエラ人にとってもかなり危険な町だったみたい。

しばらく走って小休憩。
ドライバーを含めみんな朝食タイム。
レートの悪い国境では両替をしなかったのでまだベネズエラのお金を持っていないケンゾーとイクエ。
少し離れたところで持ってきていたパンをかじる。

a_DSC_9231.jpg

それを見かねたのか、おばちゃん達が飲みかけのコーラのペットボトルを渡してくれた。
冷たいコーラで1口2口喉を潤し、お礼を言ってペットボトルを戻そうとすると「全部飲んじゃって!わたしたちには多いから」とまだたっぷりと残ったコーラを譲ってくれた。
実際多くて余ったのかもしれないけど、それだけでベネズエラの印象がぐっとアップ。

道路沿いには100m間隔くらいで露店が並んでいる。
露店といっても店と呼べるようなものではなく、ただ人が座ってるだけ。
みな決まってホースのようなものを手に持っている。

a_DSC_9233.jpg

a_DSC_9232_20151007001048ed0.jpg

彼らが売っているのはガソリン。
この辺りにはガソリンスタンドがないのか、地元の人々が闇ガソリンを売っている。
世界最大級の規模を誇るマラカイボ湖の油田がすぐそばにあるのになんだか変な話だ。
ちなみに、マラカイボのガソリンスタンドよりも3倍くらいの高値で売ってるみたい。
3倍!!ってビックリするかもしれないけど、元がとんでもない値段なので3倍でも商売が成り立つんだろう。
信じられないガソリンの話はまたのちほど・・・。

国境を出発して3時間、タクシーはようやくマラカイボの街へ。
これはスクラップ置き場に立ち寄った、のではなく、街のガソリンスタンド。
こんなクズ鉄同然の車がふつうに走っているのがベネズエラという国。
マラカイボは田舎なんかじゃなくて第2の都市だからね。

a_DSC_9234.jpg

目を疑うようなボロボロの車が当たり前のように走っているベネズエラ。
バスやタクシーに乗っていると故障して止まっている車を何台も見かける。
狭い道路で立ち往生するとどうするか?

a_DSC_9237.jpg

答えは、後ろの車にガンガン押してもらう。
そりゃボコボコになるはずだよ。
何度も言うけど、ここベネズエラ第2の都市だからね。

ボゴタを出発して27時間。
長くてドキドキの移動の末にマラカイボのバスターミナルに到着。
はあ長かった、でもたどり着けてよかったー!

a_DSC_9247.jpg

でもまだここが目的地じゃあない。
ここからエンジェル・フォールの拠点の街シウダー・ボリーバルまで移動するのが当初の予定。
でも、ここに来るまでに心変わりしちゃったんだよねえ。

国境をめざしてコロンビアを移動しているときに、先にベネズエラに入った旅友のユウくんから耳寄りな情報をゲット。
マラカイボの南にあるメリダという街がかなりいいらしい。
涼しくて過ごしやすいし、各種ツアー類が充実してるんだそう。
検討することさえしなかった街だけど、まだ日程に余裕はあるしおもしろそうなので寄ってみることに。

メリダ

無事にバスターミナルに着いたケンゾーとイクエ。
でもメリダ行きのバスに乗る前に重要な任務をこなさないといけない。
ベネズエラを旅する上で避けては通れないこと。
これで貧乏バックパッカーから大金持ちに?
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ブログ休止になるかも リアルタイムは・・・

2015.10.09 05:41|世界一周裏話☞EDIT
暑すぎて宿の部屋の中で裸族と化しているイクエです。
パンツははいてるけどね。
窓もないし個室だし、いっか。
欧米人バックパッカーなんて、この格好でドミトリーのベッドで寝てるもんね。
こっちが気を遣ってしまう。

もうみなさんすでにご存知だと思いますが、このブログはリアルタイムからズレています!
いまは1か月くらい前のことを綴っています。
いちばんひどいときはアフリカにいるときで、3か月くらい遅れていました。
なるべくならリアルタイムで書きたいんだけど、どうしてこうなってしまうかというと・・・

1、インターネットが使えない日がある
とくにイクエとケンゾーはときどき数日間のトレッキングをしたりキャンプをしたりしているので、ネットが使えない日がたまにある。
それとWi-Fiがついていない宿に泊まることもあるし、その地域自体インターネット環境が整っていないことも。
だからどうしても毎日は書けないのです。

2、一日の内容が濃すぎて2回以上に分けて書くときがある
このブログ、一記事の文章は長いけど一日のできごとを一回だけで伝えられないことも。
逆に、移動だけで終わる日やとくに何もせずに宿でくつろいで過ごす日もあり、2日間のできごとを1回の記事で伝えてしまうこともある。
でも総じて充実した日々を過ごしているので、日数よりも記事数のほうが多くなってしまう。

3、ブログを書く暇がない日がある
あたり前だけど優先順位はブログよりも旅。
ブログのために旅を犠牲にしたくはないし、旅を充実させることでブログもおもしろいものになると信じている。
ブログを1記事書くのに数時間はかかるけど、いろんなところに出かけたり何かを見に行ったり、人と出会ったりでブログを書く時間がないことも。
そんなときはブログをお休みしています。

そんなわたしたちだけど、きょうは珍しくリアルタイムのことをお伝えします。

リアルタイムでは、イクエとケンゾー、ベネズエラの旅を楽しんでコロンビアに戻っていて、あしたキューバに行きます!

きのうまでわたしたちがいたのは、カリブ海の島、サン・アンドレス島
コロンビア領でありながら、コロンビア本土から遠く離れていて中米のニカラグアに近いところ。

サンアンドレス島

実はコロンビアは国内線の航空券がとても安くて、サン・アンドレス島も遠くにありながら国内線扱いなので飛行機代が安い。
往復70ドルくらい(50ドルの日もあった)なので、カリブ海の楽園に3泊4日で行ってみたのです。
深い青、水色、エメラルドグリーン、透明・・・。
海の色が場所によって変わっていて「七色の海」と称えられているサン・アンドレス島。

水は海底まで見えるほど透き通っていて、魚たちがたくさん泳ぐ、まさにカリブ海の楽園でした。

a_DSC_0682_20151007222441a2b.jpg

そしてきのうの夜、カリブ海の楽園からコロンビア本土のカルタヘナに戻ってきたイクエとケンゾー。
ふたたび、明日からカリブ海の島に行ってきます。
その島とは・・・・。

キューバ!!

キューバは社会主義の国。
情報統制がされているため、インターネットが簡単には使えないそう。
なので、残念ながらブログの更新ができないかもしれません。

チェ・ゲバラが革命をおこした国、キューバ。
サルサの音楽に、ラム酒に、葉巻。
街を走るのはクラシックカー。
ノスタルジックな雰囲気漂う街並み。

キューバに行くのはすごく楽しみだった。
世界一周を始める前から行きたかった国。

でも、いまは心配で憂鬱な気持ちでいっぱい。
新しい国に行くのに、こんな後ろ向きな気持ちは初めてかも。

というのも、キューバの旅について調べれば調べるほど、キューバって実は理想の国じゃないのかも、と思ってきたから。

どうもキューバを楽しむには短期旅行がいいらしい。
観光客としてキューバを訪れてお金を使ってキューバを楽しむ。

「キューバよかった!」「古きよき時代って感じでかっこよかった」「キューバ人は陽気で楽しい」。
そんな感想を持つのは1週間前後旅行した人たち。

これがバックパッカースタイルでできるだけローカルにディープに2週間3週間以上キューバを旅した人だと感想が変わってくる。
「うーん、もっといい国だと思ってたんだけど。いいように想像しすぎたのかな。」「キューバ人は明るくて陽気って聞いてたけどそうでもなかった。」「いままで行った国のなかで、いちばん外国人に対して『カネ、カネ』ってうるさかった。」

キューバって現地人用のお金と外国人用のお金がある。
とはいえ、いまでは外国人でも現地人用の貨幣を手に入れて使うこともできる。
ローカルな乗り物や食堂、お店は現地人用通過での支払い。
観光客が好みそうなタクシーや快適なバス、ホテル、レストランなどは外国人用のお金で支払わないといけない。
もちろん、現地人用のお金を使えるところは価格設定が低い。
外国人用のお金を使うところはツーリスト向けの価格設定で、ローカル価格とは比べ物にならないほど高い。
でも現地人用のお金を使おうとしても「お前らは外国人だからダメ」と買物や乗り物に乗るのを断られることも多いのだそう。

つねに外国人扱いをされて、現地の人と同じスタイルで過ごすのは大変らしい。

それにキューバって、外国人がイメージするキューバをみんなで一生懸命作っているようにも思えるんだとか。
だから短期旅行だと、イメージ通りのキューバに出会えて楽しい思い出で終わるらしいけど、長期だとその裏側が見えて、「実はキューバってイメージしていたキューバと違う」って思うらしい。

イクエとケンゾーのキューバの滞在は3週間。
今まで通り、できるだけディープにローカルに旅したい。
飾らないキューバ人の生活が見たい。
ただ観光だけじゃ終わらせたくない。

はたして、わたしたちはキューバを楽しむことができるんだろうか。

さてリアルタイムでは、イクエとケンゾー、きのう結婚8周年を迎えました!
ちょっとリッチにワインとカクテル、シーフードのディナーでお祝いしました。

a_DSC_0780_20151007224415560.jpg

世界一周に出て4回目の記念日です。
赤の他人だった2人が、1000日以上、トイレとシャワーの時間以外いっしょに過ごしているという事実。
同じものを見て、朝、昼、晩、同じものを食べている。
しかもいつも過ごしているのはベッドがあるだけの狭い空間。
逃げ場がない。
よく、こんなことができてるなあと改めて思います。
「わたしたち、なんて相性がいいの 出会うべくして出会った」という2人の相性のすごさを感じるのではなく、「人間って血のつながってない人を受け入れてここまで共存できるっていうのは、すごいなあ 人間の許容範囲は広いなあ」と感心しています。
次の結婚記念日は日本です。

この記事までしかブログには投稿できていないけど、今後ブログの記事はどうなっていくのかなあ。
いままでもインターネットがなかなか使えないところを旅し、それでもなんとか更新していたから、キューバでもなんとかなるかなあとも思っているけど、なんとかならないかもしれません。
日課として毎日読んでくださっている方々もいるので、できるだけ努力はしたいです。

コメントの返信もなかなかできないかもしれません。

どうぞご理解ください。

それでは、いってきまーす!
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国交断絶・国境閉鎖 でもベネズエラに行く

2015.10.07 05:52|コロンビア☞EDIT
夫の真っ黒な背中を見て「黒人と同じくらい黒い」と言っていたら「イクエの足の色もかなり黒い」と言われたイクエです。
「そんなことないやろ」とケンゾーと比べたら、同じくらい黒かった。
「黒人と同じ」というのは大げさな表現じゃなくて、本当にそれくらい黒い。
毎日泳いでいて、日に日に黒々としていっています。

コロンビアからベネズエラに行く予定だったのに、仲の悪い両国の国境が閉鎖されてしまった。
しかも両者の国に派遣されていた大使も召還されるという事態。
ベネズエラは非常事態宣言を出し、ベネズエラに住むコロンビア人は国外退去させられたり、さらには迫害を恐れて家や土地を捨てて自国に戻ってきたコロンビア人多数。
ベネズエラによる人権侵害の懸念もあって、国境では赤十字や国際団体がコロンビア人たちを保護。

たとえ、国境を越えられたとしてもベネズエラを旅することはできるのだろうか。

先にベネズエラ入りを果たした友だち、2人に連絡を取った。

「ベネズエラどんな感じ?」と聞いたら、ひとりは「あしたから6日間のロライマ山のトレッキングツアーに行ってきまーす!」という返事。

なんてのんきな!
いや、でも実際現地はそんな感じなのかも?
国境が閉鎖されようと、コロンビアとの関係がこじれようと、ベネズエラ内は通常と変わらないのかもしれない。

そして、もうひとりの友人の返事。
「ベネズエラ人はみんないい人たちです。
 危ない感じはしません。
 南米のほかの国と変わらない感じです。」

2人ともベネズエラを楽しんでいた。

実はコロンビアとベネズエラの仲の悪さは今に始まったことではない。
両国の国境はしょっちゅう閉鎖されている。

それにベネズエラは社会主義国家。
堂々と反米国家を自称していて、「南米の北朝鮮」扱い。
アメリカをはじめ、力のある国を敵に回している。

だから世界で流される報道はどうしてもコロンビア寄りの情報になる。
「ベネズエラは危ない」「非人道的」。
実際よりオーバーに報道されてる可能性は高い。

国境が開いていところがあるのなら、とりあえず行ってみよう。
現場の雰囲気を見て無理そうなら、引き返す。
問題なく国境越えができるのなら、ベネズエラを旅する。

ボゴタからククタに移動して国境越えするつもりだったけど、そこの国境は現在閉鎖中。
遠いけどマイカオまで移動して北の国境を越えるしかない。

マラカイポ

ボゴタのバスターミナルから、マイカオ行きの直通バスに乗る。
窓口のおねえさんに聞くと「27時間くらいかかるよ」ということだった。
これまでバスを乗り換えて30時間を越える移動はしたことがあるけれど、1台のバスに24時間以上乗るのは初めて。

腰痛くならないかなあ。
耐えられるかなあ。
発狂しそうにならないかなあ。

せめて乗るバスが、いい車体で快適なシートでありますように。

27時間のバスの運賃は10万ペソ(約4000円)。
値下げ交渉はせずに、言い値で購入。
交渉したら割引してくれたかもしれないけど、27時間の長距離にしては高くはないと思った。
というより、国境越えのことが心配で、とにかく早くマイカオに着いて無事に国境を越えることを考えてたから、値下げ交渉する余裕がなかった。

どうか、ボロくて窮屈な座席のバスじゃありませんように。
祈りながら乗り場を見ると、ちゃんとしたバスがとまっていた。

「おー、よかった。」
「これなら大丈夫かも。」

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車は新しそうだし、座席も広い。
リクライニングも倒せるし、足も延ばせる。
これなら、がんばれそう!

いつも乗り物に乗るとケンゾーはあっという間に眠る。
いっぽうわたしはなかなか眠れない。
寝過ごさないようにしなきゃ、なんていう不安もあるし、車窓の景色を楽しみたいっていう思いもある。

でも、今回は不思議と眠れた。
「27時間もあるんだから、ずっと起きておく必要はない」
自分の中ですっきりと割り切れたのか、日中から爆睡。
何度も窓に頭をぶつけて、たんこぶまでできたほど。

コロンビアのバスは「冷凍バス」と言われている。
エアコンが効きすぎて寒く、ダウンジャケットを着ないといけないくらい冷え冷え。
現地の人は毛布を持ち込んだりしている。
だからわたしたちもしっかり防寒対策をしていた。

途中休憩があり、バスを降りたとたん、もわーっと熱気が。
なに、この暑さ。

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赤道に近いコロンビア。
でもけっこう高地が多くて、過ごしやすい街が多い。
首都のボゴタは標高2640メートルだし、立ち寄ったほかの街も不快感を感じない気候だった。
でも、バスで山道を下り北東に進んできたらいっきにこの暑さ。
日本の夏のいちばん暑い日よりもさらに暑い。
日向にいたらあたまがぼーっとなって、溶けていきそう。
何をする気にもなれない、うだるような暑さ。

冷凍バスのありがたみが身にしみる。

そのあとも快適な車内でわたしとケンゾーはくつろいで過ごすことができた。
そしてほとんど寝て過ごし、苦痛を感じることなく、目的地のマイカオに到着。
27時間と聞いていたけど実際は22時間だった。

降りたとたん、ふたたびモワ〜。
まだ朝早いのに、こんなにも蒸し暑いなんて!
こんなところに生まれなくてよかったと本気で思う。

さて、ここからが本番。
どうやって国境を越えようか。

ここの国境越えは乗り合いタクシーが定番。
タクシーに乗ると、国境まで連れていってくれて出入国の手続きでいったんイミグレーションで車を降りても、待機して客を待ってくれるみたい。
出国と入国のスタンプをもらったら、また同じタクシーに乗ればいい。
そしたら、ベネズエラ第2の都市マラカイボまで連れていってくれるらしい。
なんてラクチン♡

ただし、国境が通常通り開いていてスルーできたらの話。

a_DSC_9219.jpg

バスターミナルには「マラカイボ」と行き先を書いた窓口がたくさんあった。
相乗りタクシーよりもバスのほうが安くいけるんじゃないか。
そう思ってそれぞれの窓口に聞いたんだけど、どれもバス会社じゃなくて相乗りタクシーの窓口だった。
窓口でチケットを買うと、車に案内されるシステム。

a_DSC_9220_20151003000621e84.jpg

運賃はひとり15000ペソ(約600円)。
マイカオーマラカイボはけっこう距離があって3時間くらいかかる。
国境まではすぐなんだけど、ベネズエラに入ってからマラカイボまでの距離が長い。
どうも乗合いタクシーはベネズエラ人が運行させてるみたいで、ベネズエラの通貨ボリバールでの支払いになるけど、もってないからコロンビアペソでの支払いに応じてくれた。
ペソでの支払いのほうがちょっと不利だけど仕方がない。

タクシー乗り場にはタクシーっぽくない旧式のセダンタイプの車。

a_DSC_9222.jpg

悪名高いベネズエラの入国がタクシーって言うのは不安。
運転手を信用していいものか、タクシー強盗とグルじゃないのか。

でも運転手は社名の入ったユニフォームを着ていて、白タクではなさそう。
車はタクシーらしさのかけらもない、白タクっぽい車だけど。

a_DSC_9223.jpg

でもほかのお客さんも3人いるから安心感がある。
しかも女性だし。

これまで旅したコロンビアは、整備されていてきれいだった。
でもこのあたりは違う。
傾いた小屋のような家が多いし、ゴミが散乱している。
バイクタクシーがたくさん走っている。
アフリカみたいだ。

a_DSC_9225.jpg

ここからすでにこうなら、ベネズエラ、先が思いやられる。
でも、この緊張感やドキドキ、久しぶりに感じる高揚感。

これまで7か月かけて旅してきた南米。
「治安が悪い」と聞いたいたけれど、想像以上に観光客は多いし、発展していて、安心して簡単に旅行ができてきた。
リラックスして楽しめた反面、正直なところどこか物足りなさも。

悪名高いベネズエラ、いったいどんなところなのか。
「危険国家」「南米の北朝鮮」と言われるいっぽう、「ベネズエラ人は優しい」「ほかの南米の国と変わらない」「最高」と言う友人たちがいる。

国境が見えてきた。
コロンビアの出国手続きのため、ほかの乗客とともにいったんタクシーを降りる。

押される出国スタンプ。

楽しかったコロンビアとも、しばらくお別れ。

あ〜、ベネズエラ、大丈夫かなあ。
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旅人は旅情報はもってるのに国際情勢に疎い

2015.10.06 06:04|コロンビア☞EDIT
きょうの夕食はインスタントラーメンのイクエです。
宿に着いたのは午後10時過ぎ。
キッチンは使えない。
電気コイルでお湯をわかし、インスタントラーメンを作ってふたりで食べています。
質素だけどお酒があるから、まあいいか。
ジンをスプライトで割って、オリーブをつまみに。

ボゴタで芸術やコーヒーやビールにメイドカフェまで楽しんだイクエとケンゾー。
いったんボゴタを出て、お隣の国ベネズエラに行くことにした。

「ベネズエラ」って聞いて何を思い出す?
旅人の間で有名なのは・・・

1、首都のカラカスは凶悪都市
  絶対に近づくな


たしかにWikipediaで調べたら殺人発生率は世界第二位。
『地球の歩き方』にも殺人事件の数は日本の91倍と書かれている。

2、警察や軍隊が腐敗している
 
荷物検査と称してバッグから金を盗むらしい。
露骨に「金」とか「ドルよこせ」と言ってくる輩も。

旅人にとって悪名高いベネズエラ。
だから南米を旅していても、ベネズエラに行かないバックパッカーは多い。
「ベネズエラには行かないほうがいい」とも言われるし、リスクを背負ってわざわざ旅行する必要はないかもしれない。
南米をチリやアルゼンチンから北上してきたバックパッカーはコロンビアからそのまま中米へ行ってしまう。

そんなベネズエラだけど、それでもやっぱりベネズエラに行くという旅人もいる。
南米の日本人宿のオーナー(元旅人)も「カラカスに寄らなければ、大丈夫。ベネズエラはいいところですよ。」と言っていた。
だって、ベネズエラにはあの魅力的な場所があるから。

それは、世界一の落差を誇るエンジェル・フォール!!

そして、秘境ギアナ高地のシンボル、ロライマ山!!

世界遺産になっているカナイマ国立公園はテーブルマウンテンがいくつもそびえ、大きな滝が無数に存在し、コナン・ドイルのSF小説『ザ・ロスト・ワールド』の舞台になったところ。

『ザ・ロスト・ワールド』を読んだことがないイクエとケンゾー。
でも、ピクサー制作の『カールじいさんの空飛ぶ家』は観た。
あの冒険アニメのモデルになった場所。
大人になってアニメなんてわざわざ映画館に観に行かなくなったけど、公開前に無料で見られる機会があったからケンゾーと観に行ったら、引き込まれて、思いがけず楽しんでしまったのを思い出す。

冒険好きの男の子と女の子が出会い、恋をし、結婚をする。
結婚してからも2人の冒険熱は冷めなかった。
伝説の滝「パラダイス・フォール(エンジェル・フォールがモデル)」にいつか2人で行くことを夢見ていたけれど、妻が先立ってしまった。
孤独で偏屈になったじいさん。
でも、あることから1万個以上の風船を家につけて少年といっしょにパラダイス・フォールに向けて空を飛んで旅をするというストーリー。

この映画のキャッチコピーは
「愛する妻が死にましたー だから私は旅に出ます」
「いくつになっても、旅に出る理由がある」
「人生って、最高の冒険だ」・・・


そのときは何も思わなかったけど、やっぱりあのアニメは子どものためだけじゃなくて、旅好きの大人のためのアニメだったのかもしれない。

「カールじいさん」って言ってもこの映画を観ていない人のほうが多いだろうしお菓子の「カールおじさん」しか思い出さない人も多いと思うので、ギアナ高地の風景を簡潔に説明すると『ジュラシックパーク』みたいな世界。
手つかずの自然が残る秘境。

旅友のなかには「ベネズエラは怖いから行かない」って人もいたけど、そのいっぽうベネズエラを旅して「ベネズエラ最高だった〜!!」って絶賛している旅友もいる。
やっぱり、世界一周をしていてこの国は外せない。

でも、そんなイクエとケンゾーに2年前にキルギスで出会った旅人からフェイスブックにメッセージが届いた。

「ベネズエラとコロンビアの関係悪化で、国境が閉鎖された。」
 
ええええっ!!

事の発端は・・・
物資の安いベネズエラからコロンビアに違法に物資を運ぶ密輸組織がいて、ベネズエラがその組織を取り締まっていたのだそう。
そしたらベネズエラ軍兵士が密輸組織と見られるグループから銃撃されて、ベネズエラ政府が激怒。
そしてベネズエラ側が一方的に国境を閉鎖したらしい。

全然知らなかった〜。
持つべきものは旅友。
本当にこういう情報はありがたい。
教えてくれた友人は、いま日本にいる。

旅をしていて、自覚しないといけないと思うことがある。
それは、旅をしているからといって世界のニュースが手に入りやすいわけではないということ。
旅をしているとテレビでニュース番組を見ることもないし、新聞を読むこともない。
見たとしても言葉が違うから詳細がわからない。
インターネットをしていても自分で検索しないと出てこないし、それ以前にネットが使えない環境にいることも多い。
日本にいるときのほうがよっぽど世界情勢について情報が入ってくる。
それなのに、旅をしていると自分が情報不足だということになかなか気づきにくい。

わたしにそう思わせる、2つのできごとがある。

2004年に起きたイラク・日本人人質殺害事件。
戦争やテロで混沌としていたイラクに24歳の青年が入り、アルカイダグループに誘拐され、首を切られて殺されてしまった。

「どうしてあんな危ないイラクなんかに行ったんだ」と彼の行動を責める人が多い。
けれど、当時彼はオーストラリアに留学していてそのまま世界を旅していた。
日本にいるわたしたちよりも国際ニュースについて触れる機会が少なく、イラクに対する印象がずいぶん違ってたんじゃないかとわたしは思っている。

そしてもうひとつ。
去年2月にエジプトのシナイ半島で観光客が乗ったバスがアルカイダ系のイスラム過激派に爆破され、韓国人と運転手が犠牲になった。
そのとき過激派は外国人観光客の国外退去を命じ「4日以内に退避しなければ再び標的にする」と警告していた。
ちょうどわたしたちはイスラエルにいて、その後ヨルダンを旅行ししばらくしてエジプトに行こうと予定を立てていたけど、この事件があってエジプト行きを断念しイギリスに飛んだ。
過激派が「4日以内に国外退去しなければ標的にする」と犯行予告をしたまさにそのとき、シナイ半島には日本人のバックパッカーたちがいてブログにダハブでのできごとを綴っていた。
「この人たち大丈夫かなあ」「さすがにリアルタイムの記事じゃないよね、どこかにもう逃げてるよね」そんなふうにケンゾーと話していたんだけど、実は彼らはそんなニュースをまったく知らなかった。
4日以内の期限切れ間近になってようやくそのニュースを知り、あわててシナイ半島を脱出してカイロに逃げたのだった。
このニュースについては日本でも取り上げられていたし、わたしたちもイスラエルのゲストハウスで外国人旅行者や現地の人とよく話していたので、世界的にも大きく報道されていたと思う。
だから当然エジプトにいる旅人たちは知っていると思っていた。
「当然知っているはず」と思っていたけれど、おせっかいでも彼らのブログに「ニュースのことを知ってますか?」とコメントしてあげればよかったと後悔した。
(今回のコロンビア・ベネズエラ国境閉鎖について、ブログのコメントを介してわたしたちに教えてくださった方々、ありがとうございました。)

だから、旅人は国際ニュースのアプリなどを利用して積極的に情報を仕入れていくべきだと思うし、日本にいる人たちは「海外にいるからわたしたちよりも詳しいだろう」と思わずにおせっかいでも教えてあげたほうがいいと思う。

日本にいる友人からコロンビア・ベネズエラの国境閉鎖の情報をもらったのは、国境閉鎖が決まったすぐのとき。
実はこのときわたしたちはまだコロンビアにさえ入国しておらず、エクアドルでのんびりしていた。

ベネズエラ入国まで、まだ先。
わたしたちはいいんだけど、でも、友だちが!

いままさにコロンビアからベネズエラに行こうとしている友だちが2人いる。
それぞれにすぐ連絡した。
2人はコロンビアにいたのに、案の定そのニュースを知らなかった。

ひとりはまさに国境に向かっているところだった。
「とりあえず国境の街ククタに行ってみます」と返事が届いたけど、結局彼はククタまで行ったものの国境越えができず、結局そこから北のマイカオの国境に移動して無事にベネズエラに入国することができた。

マラカイポ

そしてもうひとり。
その子からは返事がなかなか届かないので心配していたら、なんと彼は普通に国境越えができないから地元の人たちとククタ近郊の国境をボートで越えたところ、ベネズエラの入管に咎められて「罰金を払わないと拘束する」と脅されて賄賂を渡すはめになったのだそう。
結局ベネズエラの入管に金だけ取られて追い返され、ふたたびコロンビアに戻ってきたのだった。
「明日は国境が開くかもしれない」なんてことを地元の人に言われて、彼はククタに数日滞在して国境が開くのを待った。
でもククタの国境は開かず、彼も北のマイカオに移動。
そこの国境は開いていて、無事にベネズエラに入国することができたのだった。

ククタの国境のほうがボゴタからも近いし、ベネズエラに入国してからも移動が楽だけど、閉まっているのならマイカオの国境に行くしかない。

でも、情勢は変わりやすくその国境も今後どうなるかわからない。
わたしたちは毎日ニュースをチェックするようにした。
そして、ゲストハウスのスタッフや地元の人に「いまどうなってる?」と毎日尋ねた。

テレビのニュース番組では毎日国境から生中継をしていて、ククタの国境は閉鎖されて人で溢れかえっていて混沌としているけど、マイカオの国境は平和そうで車も流れていた。
それに地元の人に聞くと「ククタは閉鎖されているけどマイカオは大丈夫みたい」という答えのほうが多い。
ゲストハウスのスタッフからは「最新情報はバス会社がもっているよ。ククタ行きやマイカオ行きのバスを出している会社に聞くのがいちばん。」そんなアドバイスをもらった。

それでわたしたちはボゴタに着いてすぐ、バスターミナルのオフィスで国境が今どうなっているのかを尋ねた。
「マイカオはいま開いている。」
それが答えだった。

毎日ニュースをチェックしていたわたしたち。
コロンビアとベネズエラの関係性は改善の方向に進んでいて、国境閉鎖はすぐに解除されるんじゃないかと期待していたのに、ついにはそれぞれの大使が自国に呼び戻されてしまった。
国交改善どころか、国交断絶?

はたしてわたしたちは、陸路でベネズエラに入ることができるのだろうか。
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おいしくな〜れ にゃんにゃん♡

2015.10.05 06:00|コロンビア☞EDIT
最近やたらとちゃんぽんが食べたいケンゾーです。
福岡もんはラーメンが好きだけどちゃんぽんも大好き。
おなじ豚骨ベースだからね。
実家の近くにある中華食堂のちゃんぽんがケンゾーのベストちゃんぽん。
あ~、リンガーハットでもいいからちゃんぽんが食べたい!

ケンゾーにとってコロンビアの首都ボゴタでの最大の目的はショッピング。
3か月前、ペルーのチチカカ湖にあるタキーレ島を観光しているときにカメラを落としてしまってレンズフードを破損させてしまったんだよね。
それからペルー、エクアドル、コロンビアと行く先々で探してきたんだけど見事に見つからなかった。
さすがにボゴタにはあるだろう、いやあってくれ!と願いを込めて新市街を歩き回る。
ようやくニコンのサービスセンターでゲットできてひと安心。
ていうか、かろうじて一つだけしか在庫がなかったからラッキーだった。

暑い中歩き回ったので喉がカラカラ。
こんなときは冷えたビールを喉に流し込みたい!
ということで、ボゴタへ行ったらぜひ行きたいと思っていたビアホールへ。

「BOGOTA BEER COMPANY」

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略してBBCと呼ばれるこのビール会社は1997年創業で歴史はまだ浅い。
けれど、大手が独占状態だったコロンビアのビール業界に新たな風を巻き起こしている注目の地ビールブランド。
コロンビア国内でのBBCのシェアはわずか1%。
でもこの1%が画期的なんだそう。

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店内はクラシカルでノスタルジックな雰囲気。
やっぱりコロンビア人はレトロなものが好きなんだね。

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味わえるビールはラガーやスタウト、ペール・エールなど10種類以上。
コロンビア産の有機蜂蜜を使ったハニー・エールなんていうのもある。
原材料にこだわっているのがBBCの特徴。

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おしゃれなボトルの瓶ビールもいいけれど、せっかくビアホールに来たんだから生ビールを飲まないとね。
ヨーロッパでは生ビールが飲めるパブはどんな小さな町にもあるけれど、南米ではあまりお目にかかれない。
サーバーから直接注がれる生ビールはテンションが上がる。

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イクエはハニー・エール、ケンゾーはセプティマソーというペール・エールを注文。
ハニー・エールはすっきりとした味。
蜂蜜入りだから甘いのかな?と思ったけど、ぜんぜん甘くなかった。
赤い色をしたセプティマソーはガツンとパンチの効いた味。
渋みが強くて飲み応え十分。

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値段は種類にもよるけれど、中ジョッキサイズの570mlで正規料金だと450円くらい。
でも日中に行ったのでハッピーアワーで半額だった。
コロンビアの物価を考えるとけっして高くはない。
ボゴタに行く機会があれば、ぜひ美味しい地ビールを味わってみては。

この日のプランニングをした(というか、ほとんどいつもなんだけど)イクエによると、今夜のディナーはなんと和食!
「え?うそ?!
 和食?
 俺らクラスが食べられる和食屋さんがあると?」

「ま、和食っていうか、軽食?喫茶店?
 焼きそばとかお好み焼きとかがあるみたい。」


おおー、焼きそばいいねえ。
そんな本格的な和食なんて無理ってことは十分承知してるよ。
いいよいいよ、軽食でも。

すっかり日が暮れてお腹もペコペコ。
イクエに先導されながら新市街を歩いていく。
どれだろうなあ、と和風っぽい店構えや日本語の看板を探してキョロキョロ。

「あった、あった」とイクエが指差す先を見てビックリ。
和風の喫茶店って、こっち系ですか!

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イクエがチョイスした店は、まさかのメイドカフェだった。
メイドカフェがまさかボゴタにもあるなんて。
日本のメイドカフェには2回行ったことがある。
本場の秋葉原と地元の福岡、どちらもイクエと一緒に。
やっぱり照れくさかったなあ。
コロンビアのメイドカフェはどんな感じなんだろう。

店の名前は「Kurenei」
新市街のCarrera15とCalle79の交差点にある建物の2階。
ちなみに、このメイドカフェの周辺はまさに秋葉原のようなエリア。
Carrera15(Avenida Paseo del Country)沿いには電気店が軒を連ねていて、大概の電化製品は手に入る。
Calle77沿いにあるCentro Alta TecnologiaにはMac用の充電器や各種GoPro部品も置いてあるので便利。

階段を上り店内へ入ると「お帰りなさいませ!」と出迎えられた。
深々とお辞儀をする2人のメイドちゃん。
おおー、ちゃんとメイドカフェだ。

けっこう広い店内。
平日だけど思ったよりも客が入っている。
意外なのはグループの客が多いことと、女性が多いこと。
親日家が多い南米のなかでもコロンビアは日本のサブカルチャー好きが多いんだろうね。

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メニューはONIGIRIやKUSHIKATSU、YAKITORIなど。
GYOZAやRAMENも惹かれるけど、厨房を見ると作っているのはバイトっぽい若者。
チョイスを間違えると危険な香りがする。
これ、厨房が見えないほうが雰囲気を崩さないのにね。
それか作務衣とかにするとかね。

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イクエはおにぎりと焼き鳥のセットをオーダー。
おにぎりを頼んだイクエがメイドちゃんから渡されたのは、特大サイズのビニール手袋。
おにぎりを素手で食べるっていう発想はコロンビア人にはないみたい。

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しばらく待っているとイクエのおにぎりセットが登場。
海苔の目と口がついててかわいい。
南米のパラパラ米じゃおにぎりは握れないからちゃんと日本米を使ってるのかな?
具は鮭。
そして意外にも焼き鳥がちゃんと焼き鳥してる。
マヨネーズに紅ショウガと飛び子がトッピングされてるのが斬新。

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いただきます、の前に魔法タ〜イム ♫
メイドちゃんと一緒に魔法をかけてさらにおいし〜くしちゃうぞ!

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コロンビア人のメイドちゃんが日本語で魔法のセリフを唱える。
見よう見まねでフリを真似してセリフを復唱する35歳のイクエ。
「おいしくな〜れ♡」
よくできました ♫

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ケンゾーは定番のオムライスをチョイス。
かわいい猫ちゃんが持ってきてくれた。
メイドカフェのオムライスと言えば、ケチャップでどんな文字を書いてもらうかがいちばん盛り上がるところ。
コロンビアでは事前に書いてきちゃうシステムみたい。

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そして、41歳のおっさんも魔法をかけちゃうぞ!
「おいしくな〜れ、にゃんにゃん♡」

イクエのときとは違う魔法のフレーズ。
パターンを変えてくれるところが憎い。

やっぱり恥ずかしかったけど、写真を見返すとまんざらでもない表情。
ていうか、むしろ楽しそう。

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おにぎりも焼き鳥もオムライスも味は悪くない。
焼き鳥のタレはちゃんと甘辛くてなかなかレベルが高かった。

グループの客が多いけれど、もちろんそれらしい男性ひとり客もちらほら。
かなり照れながら、でも満面の笑顔で魔法をかける男の姿は微笑ましい。

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週末にはコスプレ大会も開催されるみたい。
日本の裏側のコロンビアでメイドカフェが根付いていることが不思議。
マンガやアニメもそうだけど、日本のサブカルチャーは本当にスゴい。
政治なんかよりもよっぽど日本ファン、日本びいきな人たちを世界中に作り出すのに貢献しているよ。

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おにぎりセットとオムライス、そしてチップを入れてお会計は34100ペソ(約1360円)。
かわいいコロンビアの女の子たちに遊んでもらって、気分は20代のケンゾーだった。
「いってらっしゃいませ♡」
「ありがとにゃんにゃん ♫」


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いちばんおいしいコーヒが飲めるカフェ オーナーは〇〇人

2015.10.04 06:02|コロンビア☞EDIT
きのう大冒険をしてきたイクエです。
ほんとうの大冒険というのは、人には大きな声で言えないし武勇伝にもならないし、ワクワクもしないものです。
そのときは大冒険と思う余裕もなくただ必死なだけ。
あとになって「よくあんなことできたなあ」って信じられない気持ちになります。
詳細はいまは話せないけど、ベネズエラからコロンビアになんとか移動できたってことです。
そして、いま元気です。

コーヒーの一大産地、コロンビア。
コーヒー農園を見学し、本場のコーヒーを味わえたイクエとケンゾー。
でも、満足はしていなかった。
コロンビアでいちばんおいしいコーヒーを飲みたい!
首都のボゴタでなら、そんな夢が叶いそうだけど、いったいどこに行けばいいんだろう?

首都とは言え、思っていたよりもおしゃれなカフェの数は少ない。
やっぱりカフェの数は圧倒的に日本のほうが多い。

なかなかすてきなカフェに巡り会えないけど、こんなのを見つけた♡

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移動喫茶。
こだわりの店構え。
おにいさんの、エプロンに麦わら帽子というファッションもいい味をだしている。
器具もレトロで、なんだかアンティークショップみたい。

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ここでコーヒーを飲んでみようかとも思ったけど、できれば老舗のカフェで飲みたい。
コロンビアの首都、ボゴタの老舗カフェはどんなカフェ?
インターネットで調べても、あんまり出てこないんだよねえ。

とりあえず、旧市街のどまんなか、ボリバール広場に近い場所に老舗カフェがあるようなので行ってみることに。

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ボテロ美術館の前を過ぎて広場に向かう途中にある。
この辺りには同じような店構えの建物が並んでいる。
そのなかでも老舗なのが、ここLA PUERTA FALSA。
看板には創業1816年の文字。

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中はそれほど広くない。
つややかな木の柱。
落ちついた内装。

1階には厨房とカウンター、半二階はテーブル席。
広くないのにひっきりなしにお客さんがやってくるところを見れば、やっぱりここは地元の人たちに200年間愛されているお店なんだとわかる。

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しかしですよ!
みなさん。
しかしです!

非常に残念なお知らせです。
この老舗カフェには、コーヒーが

ない!!

コロンビアのコーヒー文化はどこ〜??

旨いコーヒーを追い求めて、この老舗カフェを探してやってきたというのに。

このカフェはコロンビアスイーツが有名らしい。
砂糖をさらに砂糖で包んだような、甘ーいやつ。

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こういう甘いのこそ、濃いめのブラックコーヒーで楽しみたいのに〜。
コーヒーがないならこのスイーツはお持ち帰りで。
宿でコーヒー飲みながら食べよう。

スイーツは宿で食べるとして、店内で朝食をとることに。
コロンビアの伝統的な朝食。

イクエが注文したのはこちら。

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パンとチーズ。
そして奥の白いのは、ミルク粥みたいな感じ。
おかゆはお米じゃなくて麦か硬いトウモロコシだったかも。

きっとすごく甘いんだろうなって思ってたら、まったく甘くない。
あっさりしすぎているというか、味がない。

べつのお皿に載せられた茶色いスイーツみたいなものがセットで出てきた。

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おだんごみたいなものかと思って手でつまんだら、ぽろぽろっと崩れる。
スプーンですくって食べると・・・・。

あまっ!!

っていうか、ただの砂糖やん。

たぶんこれをミルク粥にぶちこむみたい。

半分くらいぶち込んだら、めちゃくちゃ甘くなった。
これ全部いれたら、甘すぎてどうにかなりそう。

ケンゾーが注文したのはこれ。

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タマル(タマレス)。
じつは前日にたまたま入ったカフェ(もちろんコーヒーは主役じゃない)が、お客さんで大盛況でみんなこのタマルを食べていたの。
コロンビアの定番朝ごはんかも。
きのうも食べたんだけどおいしかったのでまた食べることに。

バナナの葉っぱで包まれている。
中に入っているのは、ご飯やとうもろこしを練ったもの、鶏肉など。
ほどよくスパイスが利いていて、イクエとケンゾーは好きな味。
ボリュームもある。

悪くないよ、決して悪くないけれどわたしたちが求めているのはコーヒー。
インターネットの「トリップアドバイザー」(各国の旅行情報サイト。読者が選ぶおすすめの飲食店が順位付けされている)でカフェを探すんだけど、ランクインしてるのはポパヤンで私たちが行ったJuan Valdezやスターバックスなどのチェーン店だったり、もしくはコーヒーじゃなくて食べ物が主役のカフェ。
コロンビアでスターバックスはないよ〜。

コーヒーの産地だからどこかにこれぞというカフェはあるでしょう。

「コロンビアでいちばんおいしいコーヒーが飲める」というカフェを、探して行き着いたのがここ。
トランスミレニオのバスをCalle100の駅で降りてCalle95を東に1キロほど。
Carrera14と交わるあたりにある。

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KIRI CAFE
一面大きな窓ガラスで清潔感がある室内。
コロンビア産の厳選した極上豆で、腕のいいバリスタが、一流のコーヒー器具を使って、こだわりの淹れ方をしてくれるらしい。
コーヒーを愛してやまないオーナーが「南米でいちばんおいしいコーヒーを!」ということで開いたカフェらしい。

店に入って最初に目についたもの。

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え?
「おーいお茶」。
竹の茶筒。
日本産のフレンチプレスのポット・・・。

そしてこんなものも売ってる。

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実は、このKIRI CAFEのオーナーは日本人の桐木さんという人。
かつてキーコーヒで働かれていて、何十年もコロンビアのコーヒー業界に携わっている方らしい。

残念ながらこのときは桐木さんにお会いできなくて、現地のお弟子さんが真剣なまなざしでコーヒーを淹れていた。

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だいたいどこのコーヒー産地でも言えることだけど、植民地支配をしていたヨーロッパの国々がコーヒープランテーションを広げたり、いい豆を自国にもっていったりしていたもんだから、現地の人はいい豆で淹れたおいしいコーヒーというのを飲めない環境にあった。

それは今も変わらない。
高級で、いい豆は輸出用。
だから淹れ方にもこだわらない。

おいしいコーヒーを飲みたいなら、産地ではなくヨーロッパやアメリカ、そして日本で飲むべし。

おいしいコーヒーを、産地で飲めないなんて納得のいかない話。

とはいえ、たとえいい豆をコロンビアで手に入れられたとしても、それに見合う器具がない。
なので桐木さんは、カフェのコーヒーミルや焙煎マシンなど日本から取り寄せた。

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豆は数種類から選べる。
もちろん1杯ごとにその場でフレッシュな豆を挽いてくれる。
挽いた豆の匂いを嗅がせてくれるという、粋な計らいも。
ワインを飲む前のテイスティングみたい。

あ〜あ。
いい香り。

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コーヒーって飲む前から楽しむものだと思う。
店内にいい香りが充満してくる。
そして期待が高まっていく。

コーヒー豆の種類によって、ドリップに適したもの、サイフォンに適したもの、フレンチプレスで飲むほうがおいしいもの、と説明がされている。

ケンゾーはサイフォンをチョイス。

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このサイフォンの機器も日本から取り寄せたものらしいよ。

上の容器にはコーヒーの粉を、下には水を。
温められたお湯がどんどん上に移動していく。

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わたしはと言えば、オーソドックスにドリップで淹れてもらうことに。
お湯を注ぐと、コーヒーの粉がお湯を吸収しぷく〜っとふくれる。
そしてゆっくりと下からしずくが一滴ずつ。
そうそう、これですよ!

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布フィルターにドバーっとお湯を入れて、ジャジャーとお湯が流れ落ちる淹れ方じゃやっぱりダメだよ。
いくら新鮮な豆とはいえ。

店内にはほかのお客さんもいて、外国人っぽい人もいたけれど現地人もいた。
桐木さんは「コロンビア人においしいコロンビアコーヒーを」という夢もあったみたい。

こだわり抜いたカフェの、最高級の豆で淹れたコーヒ。
けれど、値段はそんなに高くない。
日本円で1杯百数十円くらいだったと思う。

カップに鼻を近づける。
あ~、芳香。

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うん。
マイルドでおいしい。
しっかりとした味わいなのに、すっきりとしている。
これまでの人生でわたしが飲んできたコーヒーとはちょっと違う。
飲んだあと、口に残るコーヒー独特の渋さのようなものはまったくない。
これがフレッシュな豆で淹れた、癖のないコーヒーの証なのかもしれない。

ワインのことを思い出した。
炭酸飲料が嫌いなわたしは、ビールよりも断然ワイン派で、日本にいるときはいろんな種類のワインの詰め合わせをインターネットの通販で安く箱買いしていた。
家にはいつもワインを置いていたし、高くないので普通に夕食のときに1本ふたりであけていた。
安いワインというのは、薄いか濃いか、軽いか重いか、甘いか辛いかくらいしか判断材料がない。
わたしはすこし重くて、ざらつきがあってパンチがあるワインが好きだった。

でも旅に出てワインの産地やワイン好きの人とおいしいワインを飲む機会がたくさんあり、「ほんとうにおいしいワインというのはこういうものなのか」とだんだんわかってきた。
わかりやすいのは香り。
そして、ワインらしくていいと思っていた、ざらつきや渋さは、じつはおいしいものではないということ。

コーヒーもそうかもしれない。
濃ければいいというものではない。
飲んだあと舌に残るコーヒーの渋さやざらつきは、足りないコーヒー本来のおいしさをカモフラージュしているだけなんじゃないか。

このKIRIカフェのコーヒーは、香りも味もしっかりとしているのに、飲んだあとスッキリとしていて舌にまとわりつかない。

お店ではコーヒー豆も販売している。

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高いもので250グラムで14000ペソ(約560円)。

この値段、けっして高くはない。
コーヒーの産地サレントでも高い種類のものは、同じ値段くらいで売っていた。
サレントを発ったあと、コロンビアのスーパーでいい豆を探したけどそもそも売っていない。

わたしたちは2種類購入。
極上の豆で、日本だと手に入れたくても買えないもの。

念願のおいしいコーヒーを飲むことができたわたしたち。
宿でも買ったKIRI CAFEの豆で毎朝おいしいコーヒーを淹れて飲むようになった。

でも、これがいいことなのかどうなのか。
このコーヒーを飲んでるときはとても幸せなんだけど、おいしいコーヒーを知ってしまったわたしたちは、今後普通のコーヒーで満足できるのだろうか。

わたしたちはワインについても不安を抱えている。
安いワインで満足できていたのに、もうおいしいワインじゃないと満足できなくなっている。
でもわたしたちがおいしいと感じるワインは、現地だとわたしたちでも買える値段だけど、日本だと買えない値段。
つまり、日本に帰ったらわたしたちがおいしいと思うワインを飲むことができなくなってしまう。
以前は、通販の1000円以下のワインでよかったのに・・・。

とりあえず、帰国後のことは考えずに、毎朝KIRI CAFEの極上コーヒーをしっかりと味わうことにしよう。
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コロンビアで活躍中のZとスープラ

2015.10.03 06:24|コロンビア☞EDIT
子どもの頃から寝相の悪いケンゾーです。
なぜだか分からないけど寝ているときにゴロゴロ動き回る癖がある。
小学校の低学年まで2段ベッドの上に寝てたんだけど、寝返りを打ったときに柵をぶち壊して床に落ちたことがあった。
いまでも朝起きたときにシーツがそのままの状態で残っていることはほとんどない。
マットから剥がれてぐるぐる丸まっていることが多い。
結婚してから妻とダブルベッドで寝てたんだけど、帰国したらバラバラにしようかな。
寝てるときまで迷惑かけて、いい加減愛想尽かされたらイヤだからね。

ケンゾーとイクエのなかでおしゃれな国という印象が日に日に強まっているコロンビア。
ポップでスタイリッシュなおしゃれもちろんあるけれど、古いものをおしゃれに使いこなす感覚がとても優れていると思う。
そんなコロンビアで真っ先に目につくおしゃれな古いものというと車。
ただ古くてオンボロな車は南米ではいくらでも見かけるけど、コロンビアにはこだわりの旧車が多い。
きちんと手入れが行き届き、ピカピカに磨き上げられた古き良き時代の車は渋くて格好いい。

サレントの中央広場にずらっと並んだ古いジープたち。
これが乗合いタクシーとして使われているっていうのがまたおしゃれ。
カラフルなボディーとビックリして目を丸くしたようなヘッドライトがかわいい。

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詳しいことはあまり知らないけれど、WILLYSブランドのジープは1940年代から60年代にかけて作られた車。
外装も内装も驚くほどきれい。
ここまで丁寧に乗ってもらえると車も本望だろうね。

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それぞれこだわりのボンネットマスコット(エンブレム)が付いているんだけど、格好いいもの以外にも茶目っ気があるものが多くておもしろい。

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カラフルでかわいい建物が軒を連ねるサレントのメインストリート。
なんだか縮尺がおかしなジープがノロノロとこちらへ向かってくる。
男の子たちに押されてやって来た本物の半分以下のサイズのジープ。

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子ども用のおもちゃの車だった。
にしてはクオリティが高い。
こんなところにもコロンビア人のこだわりを感じる。

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そしてコロンビアならではのこんな車も。
このおしゃれなオープンタイプのジープは、じつはコーヒーの移動販売車。
荷台の部分にエスプレッソマシーンが据え付けられている。

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ガンビアーノ族のマーケットで賑わうシルビアの町では古い日本の四駆が大活躍。
現在とは違って角張ったボディーと丸いヘッドランプがノスタルジック。
フロントガラスの上に付いているワイパーがかわいい。

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燃費も悪いだろうし乗り心地もイマイチだろうけど、日本で手に入るならこんな車に乗りたいな。
やっぱり四駆は無骨でワイルドなほうが格好いい。

ボゴタの宿の近くではクラシックカーの展示会が開催。
けっこうな人で賑わっていたから、やっぱりコロンビア人はレトロな物が好きなんだね。

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クラシックカーはメンテナンスにお金がかかる。
それだけペルーやエクアドル、ボリビアよりも経済水準が高いってことなんだろう。

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こちらはフランスのSIMCAというメーカーの車。
1950〜60年代に作られた車なんだそう。
やっぱり丸いヘッドライトがかわいい。

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この子も将来はクラシックカーのオーナーかな?

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若者の車離れが叫ばれて久しい日本だけど、世界中を見渡すと車はまだまだ若者たちの憧れの主役。
世界のトヨタのお膝元の日本で、若者たちが車にそんなに興味がないって知るとかなり驚かれる。

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そして、日本の裏側のコロンビアで懐かしい日本車を発見。
日産 フェアレディZ 280ZX、子どものころの憧れの車のひとつ。
まさかコロンビアで目にするとは思ってもいなかった。
どんなコロンビア人がオーナーなんだろうね。

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会場の外にはセリカ・スープラまでお目見え。
ほんとにコロンビア人は古い車が好きなんだね。

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日本では法律や税金の問題で古い車の立場が悪くなってどんどん少なくなっていっている。
もっと古いものを大切にする風潮が広がっていってもいいと思うんだけどなあ。
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この街は、南米のロンドン

2015.10.02 06:05|コロンビア☞EDIT
暑いと「ジガジガずる」イクエです。
この「ジガジガ」ってしか表現できない不快感、わかります?
肌がほてって痒いというか、落ちつかないというか。
夜もジガジガして一か所で寝られなくて、ベッドの上を移動したくなるんですよ。
子どものころから寝苦しいのが嫌で、よく布団から出て床の上で寝てました。

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コロンビアの首都、ボゴタ。
南米でも発展してる国であり、首都のボゴタは都会。
でもそれでいて、どこか下町風情が漂っている。

落書きも多いけれど、センスのいい壁画も多い。

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この街は、アートな香りがする街。
パリのような高尚な芸術的香りではなく、ロンドンのような大衆芸術。
古典ではなく、現代アート。

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コロニアルな歴史ある建物の中に紛れて建つ、現代建築。
独創性ある設計。

上に行けば行くほど薄くなっているビル。
まだ建築中なのに、夜にはちゃんとライトアップされる。
ボゴタのシンボル的なタワーになるのかも。

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ビルの建ち並ぶ新市街。
突如あらわれたのは毛むくじゃらのビル。
草や木に覆われて、ビル全体が森みたい。

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よく見ると、いろんな種類の植物。
花まで咲いている。
チョウチョやミツバチたちも遊びに来るかな。
季節や年数によってビルの表情もきっと変わってくる。

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サーカスのテントみたいな建物を発見。
サークル状になっているけど、通りに面した部分は壁がなくて開放的なつくり。
なんと本屋さん。

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本嫌いな人もついつい入ってみたくなる。
本の並べ方も秩序がなく、雑然としていて、だからこそきっと本選びがおもしろい。

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この言い方でわかってもらえるか自信がないけれど、同性愛者が好みそうな街。
世界には同性愛者に人気の都市がある。
実際ボゴタがどうなのかはわからないけど、おしゃれで、自由で、開放的で、街歩きが楽しくて、飽きない雰囲気。

日曜日だったからか、ボゴタの繁華街が広範囲で歩行者天国になっていた。

トリミングしたこぎれいでかわいい犬をまるで自慢するかのように連れて、歩いている人。
自転車にまたがって、颯爽と走り抜ける軍団。
ボゴタではいま、犬や自転車で街を散策するのがファッション感覚で流行しているのかもしれない。

そして路面にシートを広げて、手作りのアクセサリーや古本を売る人たち。
空き瓶や壊れた電化製品のコード、黄ばんだ服・・・。
大掃除で出てきたゴミ同然のものを堂々と売っているガラクタ屋さんも多数。
「いったい誰が買うの?」というようなものばかり。
不可解な物が商品としてきれいに並べられているもんだから、逆に通行人たちは興味津々に見つめる。

とくに買いたい物があるわけではないけれど、ここを歩けば楽しくなる。
連れ立って歩行者天国を歩くのは、ボゴタの人たちの休日の娯楽なのかもしれない。

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さらに通りを楽しくしているのは、パフォーマーたちの存在。
路上ミュージックや仮装して写真撮影に応じる人。
人の輪ができ、爆笑の渦。
真ん中ではマイクを持った2人組が漫談中。

白い付け髭をつけたこのおじいさんは・・・。
仮装してお金を集めたいんだろうけど、街灯に寄りかかって居眠りしているようにしか見えない。
通行人たちは無情に通り過ぎていく。

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いろんな人がいて、いろんなアートがあふれていて。
飾らない人たちが、自分らしくこの街を楽しんでいる。
洗練されているのに下町の風情もあって。
いろんなものをごちゃごちゃに集めたおもちゃ箱みたいな、退屈しない街。

ロンドンみたいだな。

ボゴタは南米のロンドンだ。

この街を歩いていて、何度もそう思った。

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コロンビアのイメージ。
ゲリラ、治安の悪い国、無秩序・・・。
でもコロンビアを旅して、それとはまったく違う印象を持ち始めている。

人々はお世話好きで親切で、街並みはおしゃれで。

いろんな価値観が共存している、退屈しないロンドンみたいな街が、この国の首都。

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夜、宿に帰る途中に公園を通った。
聞こえるのはアバンギャルドな音楽。
ゆらめく怪しい光。
人々が向ける真剣なまなざし。
そして、ときおり拍手も。

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夜の公園で披露されていたのはコンテンポラリーダンス。
照明も音響も本格的で、公園の中とは思えない。
もちろん無料で、ステージと一体化したギャラリーにはたくさんの若者。
ダンサーも20歳くらいの子たちで、この辺の大学の学生たちかな。

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体をしなやかに動かしたり、とつぜん静止したり、バラの花びらを散らしたり。

観客は彼らの世界に引き込まれていく。

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いろんな世界観にあふれた街。
それぞれのセンスが光る街。
遊び心のある街。

飽きさせないロンドンのような街が、ここコロンビアにあった。
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心に響かない超有名画家の絵

2015.10.01 05:31|コロンビア☞EDIT
久しぶりにお金を払って髪を切ってもらったケンゾーです。
たぶん1年半前のパレスチナで切って以来かなあ。
「店に行く&どう切って欲しいのか伝えるのが面倒くさい」が8割、「お金がもったいない」が2割でずっとど素人の妻に切ってもらっていた。
アンデス山脈に沿うように南米を北上してきたのでずっと寒かったんだけど、赤道を越えてから一気に気温が上昇。
あまりにも蒸し暑いのでプロにお願いしてさっぱり短くしてもらいました。
ベネズエラでのカット代40円なり!

スペインに侵略されるまでは各地に多種多様な文化が栄えていた南米。
コロンビアでは金の鋳造や細工に長けた文化がいくつも花開き、いつしかヨーロッパ人のあいだにエル・ドラード、黄金郷伝説が生まれることに。
黄金文明とも呼ばれているスペイン征服以前の文化の遺物が展示されているのが、ボゴタにあるその名も黄金博物館
博物館の目玉は多種多様な黄金製品。
金銀宝石類にとくに興味があるというわけではないけれど、日曜日は入館料が無料になるということで行ってみることに。

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建物の外には入場を待つ人たちの長蛇の列。
入場無料とあって館内の混雑具合はかなりのもの。
といっても外国人ツーリストは少なく、ほとんどがコロンビア人と思われる。
各地から首都に旅行に来てるのかな。

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館内は金,金、金、膨大な数の光り輝く黄金製品のオンパレード。
地域ごと,文化ごとに分けられた展示物の量はかなりのもの。

昔の南米人たちのセンスはおもしろい。
いかにも絢爛豪華な感じはなく、とぼけたデザインの装飾がほのぼのとした雰囲気を醸し出している。

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光り物好きや考古学が好きな人なら丸一日でも楽しめるくらいのボリュームだけど、歴史的価値がイマイチぴんとこないケンゾーとイクエ。
人ごみの多さも手伝って流れ作業でひととおり観賞。

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黄金をテーマにしたものとしては世界一の規模を誇るこの博物館。
これだけの量の黄金が略奪の限りを尽くしたスペイン軍の手から逃れることができたことにビックリ。

現代美術にあまり興味がなく、知識のないケンゾー。
ここコロンビア出身の有名作家についても同様。
アルメニアの首都エレバンででっぷりと太った裸婦の彫刻を見たときもまったくピンとこなかった。
奇妙なデブの彫刻がおかしくてブログで紹介したところ、「これはコロンビアのボテロという作家の作品ですよ」とコメントで教えてもらった。
エレバンで初対面した像がこれ。

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「芸術は自由とは言え、何から何まで太らせて描くなんてけったいなアーティストもいるもんだ」なんてことを思ってから2年、やっとボテロの出身地コロンビアまでたどり着いた。
宿から歩いて10分ほどのところにボテロ博物館がある。
ボテロだけに?入館料は無料という太っ腹な博物館。

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エントランスではさっそくぼってりとした巨大な手がお出迎え。
力士の手にしか見えないんだけど、これでボテロは何を表現してるんだろう?

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中に入ると迫力満点のボテロ作品がドーンとお出まし。
人の背丈以上のキャンバスに描かれた丸々とした人々はインパクト抜群。
ボテロに描かせると、絶世の美女のモナリザもこうなる。

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オリジナルよりは、かなり人が良さそうではある。
美しいかどうかは分かんないけど、めっちゃ優しそう。

50m離れていてもボテロの作品だと識別できる唯一無二のオリジナリティ。
好き嫌いは置いておいて、一度見たら脳裏に焼きついて離れない。

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当然かもしれないけど、ボテロは元々太った人を描いてる訳ではない。
彼に言わせると、

「べつに太っている人が好きなわけではない。
 自分の官能性を表現するために人物や対象物を太らせているだけ」


なんだって。
官能性ってことは、やっぱり太った人に興奮するんじゃないの?って凡人は思ってしまうんだけど・・・。

イクエなんか、「ぜったい脇毛フェチやろ。じゃなかったらわざわざ脇毛描く?」って脇毛ばっかりチェックしてたからね。
アーティスティックな感覚に乏しい夫婦やね。

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ほくろがついているモデルも多い。
「デブが好きって言うよりも球体が好きなんじゃない?だから丸いほくろも好きなのかも。」ってイクエは言う。

太った人をモチーフにしたところ、物珍しくて注目を集めたから「これはいい!」と太った人ばかりを描くようになったんじゃないかとも疑ってしまう。
大量の作品が飾られているけど、ほとんどが90年代に制作されたもの。
短い時間で相当な数の作品を生んでいる。

こんなにプニプニしたイエス・キリストはじめて見たよ。
なんだか親しみやすいけどね。
イクエは「アハハ、ひょうきん族やん!」って笑ってたけど。

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1939年生まれのボテロはまだご健在。
かなり精力的に活動している画家のようで、絵画や彫刻などかなりの数が展示されている。
ボテロ好きにはたまらないボリューム満点の作品群。

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本人の作品以外にも、ボテロが所有していたほかの作家の作品も多数展示。
しかもそれがピカソやダリ、シャガールやルノワールなど超一流作家の作品ということでビックリ。
自分の作品を含め、ほとんど全てボテロ本人から寄贈されたんだそう。
さすが太っ腹。

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ただ、やっぱりボテロの作品はぜんぜん心に響かなかったなあ。
たとえ買えたとしても、自分の家に飾ろうとは思わないなあ。
たぶん絵心がないってことなんだろう。

最後に、この日いちばん印象に残ったボテロの絵はこちら。
ボテロが犬を描くとこうなる。

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・・・なんか、かわいくない!
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