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訪れた国は78カ国
旅した期間は1257日
2016年2月14日に帰国!
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ケンゾー   イクエ


2007年10月 結婚
2012年09月 世界旅行に出発

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ワイナ・ポトシ登山1 人生初アイスクライミング

2015.06.30 06:53|ボリビア☞EDIT
1か月ぶりにワインを飲んで酔っぱらったケンゾーです。
南米を北上するにつれワインと縁遠くなってきたんだけど、今いるペルー南部はワインの産地。
久しぶりにワインを買って飲んだんだけど飲んだらすぐに寝てしまった。
この旅でワインを飲むのももう最後かなあ。

標高3650mと世界でいちばん高い首都として知られているラ・パス。
6402mのイリマニ山をはじめ、周囲を5000mを超えるアンデス山脈に囲まれている。
そんなロケーションなのでトレッキングや登山目的で訪れるツーリストも多い。

きれいな景色を眺めながらのトレッキングは大好きだけど、登山にはあまり興味がないケンゾーとイクエ。
だから「世界で最も挑戦しやすい6000m級」と言われている山がラ・パスのすぐ近くにあることなんて全然知らなかった。
その山の名はワイナ・ポトシ

ケチュア語で「若い丘」という意味を持つワイナ・ポトシの標高は6088m。
6000mオーバーの山を丘と呼ぶんだからケチュアの人々はスケールが桁違い。
さすがインカ帝国を興した民族だ。

でも世界一周旅行者の定番になっているアフリカのキリマンジャロにも登らなかったケンゾーとイクエ。
ワイナ・ポトシなんて存在自体知らなかったんだけど、ウユニでいっしょに過ごした双子の旅人かよちゃん&ゆきちゃん姉妹から話を聞いて俄然登る気満々に。

その高さゆえに天候と体力、そして高山病に左右されるワイナ・ポトシ登山。
旅仲間と総勢5人で登った双子ちゃん達も頂上へのアタックを断念したんだそう。
結果は残念だったんだけど景色は素晴らしくて登ってよかったと話す双子ちゃん。
人生未体験のアイスクライミングとお手軽さ、そして驚きの低料金でチャレンジすることを決断。
だって6000mを2泊3日、総額2万円以下で登れるんだよ。
1週間程度、そして10万円以上かかるキリマンジャロとは雲泥の差。

ラ・パスのサガルナガ通り周辺にはツアー会社が軒を連ねている。
宿で出会いいっしょに登ることにしたトオルくんとフミちゃんといっしょにツアー会社巡り。
どのツアー会社もスケジュールなど内容はほぼ同じ。
値段もほぼ横並びだけど、重要なのはヘッドランプや寝袋などの装備品が含まれているかどうか。

何軒もはしごして決めたのは「Adolfo ANDINO」という会社。
登山に必要な装備品すべて、それにバックパックやフリースなど在庫があるものは何でも貸してくれて2泊3日で1人950ボリ(約16770円)。

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時間が無い人のために1泊2日のプランもあるけれど、初心者の4人は迷うことなく2泊3日をチョイス。
違いは初日にアイスクライミングの練習をするかどうか。
雪山を登った経験なんてないから、もちろん練習ありでお願いします!

食事はすべてツアー代に含まれているけれど、登山中に食べる携行食をそれぞれ持参しないといけない。
「とにかくお腹が空いて辛かった」って双子ちゃんが言ってたから、ビスケットやチョコレートなどをマーケットで調達。
水はふたりで3ℓ持って行くことに。

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くしくも登山前日はイクエの誕生日。
本来ならちょっといい店でワインでも飲みながらお祝いしようと思っていた。
なのにイクエが「そんな酒なんかきょうは飲めん!明日に備えんと!」と言う。
せっかくお酒を飲めると思ったのに、そんなこと言われてテンションだだ下がり。
しょうがない。
スタミナをつけるため中華とビール1本だけでハッピーバースデー ♫

35歳、とうとうアラフォーに突入してしまったイクエは6000mを制覇することができるのか?
アラフォーになること早5年、40歳のケンゾーは?
期待と不安を胸にいざワイナ・ポトシ登山スタート!

初日、朝9時にツアー会社のオフィスへ。
装備品とウェア類をチェック、必要のない荷物はオフィスで預かってくれる。

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大切なのは靴のチョイス。
インナーシューズとセットになったプラスチックブーツを履くんだけど小さすぎても大きすぎても登山に支障が出てくる。
最終アタックのときには厚手の靴下を3枚くらい履いたほうがいいのでそれに合わせたサイズを選ばないといけない。

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10時半、準備が整ったところでいざ出発。
ラ・パスからおよそ26kmの距離にあるワイナ・ポトシ。
まずは標高4700mにあるベースキャンプまで車で向かう。
この高さから登山をスタートできることが「世界で最も挑戦しやすい」と言われている理由。

ワイナポトシ

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すり鉢状になったラ・パスの底にいると見えなかったワイナ・ポトシ。
ラ・パスよりも標高の高い、エル・アルトまで登っていくと突如として堂々たる姿を現す。
切り立った稜線、真っ白な雪に覆われた山肌。
いまからこの山に登るんだというワクワク感と、はたしてこんな山に登れるのかという一抹の不安感がない交ぜ。

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午後1時前にベースキャンプに到着。
標高4700m、ただのほったて小屋を想像してたんだけど意外とちゃんとしている。
電気も通っているので携帯やカメラの充電もOK。

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ベッドルームは5ベッドのドミトリータイプ。
ちゃんと毛布も借りることができて寒くはない。

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アイスクライミングの練習前に、ここで昼食。
メニューはスープとフライドチキン。
味は可もなく不可もなく、街で食べるものと大差はなし。

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寝袋や防寒着など必要の無いもの以外ほぼすべての装備を持ってアイスクライミングに出発。
練習の舞台はベースキャンプから300mほど上にある氷河。
1時間くらいかけて氷河まで登っていく。

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標高およそ5000m、ときおり真っ白な雲の中を歩いていく。
まだはじまったばかり、周囲の景色を楽しむ余裕もまだある。

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途中休憩でラジオ体操をする日本人。
な〜にやってんだ?っていう欧米人の視線を感じながら体を動かす。
ていうか、歩く前にやらないとダメだよね。

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1時間後、氷河が見えてきた。
すでにほかのグループが氷の上で練習をしている。
氷河の大きさと比べると人が豆粒に見える。

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アイゼンとハーネスを付けてまずは氷の上を歩く練習。
ペリトモレノ氷河でアイゼンは体験済みだけど・・・。

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やっぱり氷の上を歩くのはぎこちない。
アイゼンを履いてるから大丈夫なんだけど、斜面を滑り落ちそうで腰が引けてしまう。
でも慣れてしまうと急斜面でもひょいひょい登れるからおもしろい。

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次はいよいよアイスクライミング。
氷の壁をピッケルを使ってよじ登っていく。
必死の形相で壁にへばり付く人たち。
命綱はあるけれど足と腕だけで自分の体重を支えないといけない。
アルピニストっぽくてワクワクする。

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まずはイクエから。
大丈夫かな、運動の苦手な35歳。
その笑顔は余裕の表れ?

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氷の壁は傾斜がなかり急で、反っているところもある。
両手に持ったピッケルを振りかぶり交互に氷の壁に突き刺していく。
足が踏ん張れず、腕の力に頼り切っているイクエ。
へっぴり腰。
途中で何度も止まる。
周りの欧米人が失笑している。
それでも、ゆっくりだけど着実に上へと壁を登っていく。

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見事にてっぺんまでクライミング成功。
なかなかやるな、アラフォーイクエ。
これは負けてなれないな。
はりきってケンゾーも挑戦。

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ぐおおー、腕がプルプルする!
握力がどんどん無くなってくる!
これはけっこうしんどい。

ピッケルを持った腕ばかりに頼りがちになるけれど、じつは足のほうが大事なんだということに途中で気がついた。
しっかりアイゼンを壁に食い込ませ、足で踏ん張るようにすると腕の負担が激減。
けっこうスムーズに頂上まで到達できた。

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本番のアタックではアイスクライミングは1か所だけ。
練習した壁よりも傾斜は緩やからしいので、大丈夫かな。

ふたたびベースキャンプに戻って夕食。
メニューはスープとマカロニ。
う〜ん、昼のほうが豪華だったなあ。
まあ味は悪くないから許せるけど。
明日のハイキャンプではどんなものが食べられるんだろう。

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トオルくんの職業は理学療法士。
リハビリが本業なんだけどマッサージもお手のもの。
順番にマッサージをしてもらって明日からの6000mアタックに備える。
気持ちは若くても体は立派なおじさんおばさんだからね。
疲れてるところトオルくんありがとね。

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「世界で最も挑戦しやすい6000m級」とは言うものの、登頂率50%という過酷な登山には違いないワイナ・ポトシ。
はたして40歳と35歳のど素人は頂上にたどり着けるのか?
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民族の誇りを胸に踊る踊る踊る!

2015.06.29 06:16|ボリビア☞EDIT
4日間一日中トレッキングでくたくたになるまで歩き回ったけれど意外にも筋肉痛になっていないケンゾーです。
毎日寝る前にマッサージをし合っていたのがよかったみたい。
お互いウギャーと叫び声を上げながら耐えた甲斐があった。

国民の半数以上をインディヘナが占め、ヨーロッパ系よりも圧倒的に先住民族の血が濃いボリビア。
首都のラ・パスでも民族衣装を着ていないおばちゃんを探し出すほうが難しいほど土着の文化がいまだに根付いている。
南米の中で異彩を放っているボリビアらしいお祭りをラ・パスで目撃。

ラ・パスで毎年5月か6月に開催されるGran Poder(グラン・ポデール)
元々はキリスト教に由来するお祭りだそうだけど、現在のグラン・ボデールに宗教色はほとんどなし。
アンデス地域の歴史や文化を衣装や踊りで表現しながら街中を練り歩くラ・パスでいちばん大きなカーニバル。
南米3大祭りに数えられているオルーロのカーニバルと規模は同じくらいなんだそう。

参加チームは50以上。
会社の同僚や地区、同窓生などでチームを作って練習し、参加しているんだと思う。
日本で言えばYOSAKOIや阿波踊り、博多のどんたくみたいな感じかな。

朝から晩までラ・パス中心街の数キロを踊りながらパレードする。
沿道にはたくさんの椅子が並べられ、観客はお金を払えばそこに座って見ることができる。
前のほうの席が高くて後ろのほうは安い。
ケンゾーとイクエは安い30ボリ(約525円)の席に座った。
それでも前に4列くらいしかないから、間近で観ることができる。

チームの先頭は楽団。
その音楽に合わせて、趣向を凝らした衣装で着飾ったダンサーが踊る。
音楽や踊りはチームによってそれぞれ異なる。
もちろん衣装も。
通りはド派手な原色で埋め尽くされる。

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お面で変装した男性たちの姿も多い。
お面と言うよりはほとんど着ぐるみ状態でかなりのインパクト。
演じているものにはちゃんと意味があるそうだけど・・・詳しくは謎。

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この黒いゴリラみたいな仮装はインカの王様を表現しているそうなんだけど、これまた詳細はよく分からない。
見るからに重そうで暑そう。
これで踊るんだからかなりハードだ。

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よく土産物屋などで見かけていた「これ誰が買うんだ?」って思ってた謎のマスクも登場。
子どもの落書きみたいな見てくれだけど、じつは由緒正しくて重要なキャラクターなのかも。

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もちろん正統派のチョリータ姿のおばさま達も街中を練り歩く。
単色だし見慣れた衣装だけど、これだけの人数が集まるとかなりのインパクト。

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記録係のカメラマンもちゃんとチョリータ姿。
プロかどうかは分からないけど、プロ根性に拍手を送りたくなる。

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じわじわと目前に迫ってくる無数の茶色い山高帽。
通りが原色で埋め尽くされる光景は圧巻。
規模はリオのカーニバルに及ばないだろうけど、恰幅のいいチョリータの存在感は負けてないと思う。

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カーニバルらしい露出度の高い衣装で踊るグループも多い。
やっぱりこういう女性たちが登場すると華やかで盛り上がる。
結構年齢が高そうな女性も混じってがんばってる。

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ボリビアらしからぬ男前の集団。
キレのある踊りで爽やか&ダンディー。
ボリビアにもこんなセクシーな艶男がいるんだね。

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と思ったら、こんな人たちも。
・・・何を表現してるんだろう。
ほかのグループに比べて衣装がちょっと可哀想。

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この日は快晴に恵まれ、Tシャツ姿でもクラクラするような暑さ。
重くてかさばる衣装を着て踊り歩くダンサー達は重労働。
そりゃビールも飲みたくなるよね。
観客の目なんか気にせず酒を片手に踊るところはラテンの気質。

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マーチングバンドとは違う素朴で柔らかな音色が響き渡る。
フォルクローレの代表的な楽器サンポーニャを奏でるおじさんたち。
衣装や踊り、音楽のバリエーションが豊富なので見ていて飽きない。

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こんなアルパカを頭に被った人もいるんだよ。
おもしろいよね。

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自分たちに流れているインディヘナの血を誇るかのように踊る姿は見ていて清々しい。
脈々と受け継いできた歴史や文化を未来にわたって繋いでいく気概を感じる。

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この日のラ・パスは街中が生命感に溢れていた。
インディヘナの精神が色濃く残るボリビアらしいカーニバルだった。

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ラ・パスの通勤の足は驚きの〇〇!

2015.06.28 06:28|ボリビア☞EDIT
帰国まであと半年。
あと何回シャンプー買うのかなあ、とか、この服は帰国までもつかなあ、とか、使ってるバックパックや寝袋は帰ったらどうしようかなあ、なんてことを考えることが多くなったイクエです。
そんなことより帰国したらどうやって生計を立てていくか。
バリバリ仕事をしていたわたしだけど、柄にもなく専業主婦になろうと思います。
ケンゾー、がんばれ!!

標高3650メートル。
世界でいちばん標高が高い首都、ラ・パス。
ラ・パスの地形はすり鉢状で繁華街はすり鉢の底の部分。
上を見上げるとさらにその標高よりも高い場所に家々が肩を寄せ合い建っているのがわかる。

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では下から上、上から下にどうやって移動するか。

1、家々の間に階段や坂道があるのでひたすら歩いていく。

2、タクシーやミニバスを利用する。

思いつくのはこのふたつの選択肢。

でも、ここラ・パスにはこれ以外の画期的な選択肢がある。

それがこれ。

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ロープウェイ!
ロープウェイなんて観光地でしか見たことない。
でもラ・パスではこれが公共交通機関、市民の足。

「ミ・テレフェリコ」と呼ばれているこのロープウェイ。
開通したのは2014年の5月。
建設はオーストラリアの会社が担当したそうで、駅はかなり近代的。

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総工費は2億3400万ドル。
路線が3つもある。
赤、青、黄色と路線が色分けされていて、路線によってロープウェイのゴンドラの色が違う。
これから乗るのは黄色の路線。

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ひとつの路線にいくつか駅がある。
近くで降りても終点で降りても運賃は同じ。
一律3ボリ(約53円)。

今まで乗ってきたロープウェイは観光用で高かった。
このラ・パスのロープウェイは15分近く乗って53円だからとても安く感じる。

これは観光用じゃなくて、完全に移動用だもんね。

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市内のミニバスの運賃が1.5ボリ~2ボリ(約26円〜35円)くらい。
ミニバスに比べたら割高だけど、交通渋滞にも巻き込まれないし短時間で移動できるので人気。

車で移動するよりも3分の1くらいの時間で移動できるらしい。

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ガラガラでふたりじめできるかと思ってたら、大間違い。
利用者が多い。
こんなに利用されているロープウェイは世界にほかにないんじゃないかな。

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無数の家々を眼下に見ながら、標高3650メートルのラ・パスからさらに上へ。
すり鉢の縁の部分は「エル・アルト」と呼ばれている街。
「アルト」とは「高い」という意味。
エル・アルトの標高は4150メートル。
およそ500メートルの高低差。

エル・アルトを目指し、斜面に沿って上っていくロープウェイ。

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これまでの人生で乗ってきたロープウェイって大自然の中にあるもの。
窓から見える景色は、森だったり山だったり渓谷だったり。

だけどここは一国の首都の上空。
窓から見えるのはごちゃごちゃした人工物。

でも、これはこれで壮大な景色。

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ラ・パスは急激に人口が増えている。
エル・アルトも含めると、人口は100万人を超える。

空いている土地がないほど、建物でびっしり。
よくあんな崖みたいな上に家を建てたなあ。

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終点に到着。
ここはラ・パスを一望できる場所。

ロープウェイはここに住んでいる人にとっては交通手段であるけれど、旅行者にとっては観光の新名所。
駅の脇の展望台には、カメラを持ったツーリストたちの姿があった。

青空と雲。
遠くには雪を被った山。
そして密集する建物。

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低い場所にはビル群。
どれも新しそうで、きっと10年前にはこんなふうにビルはなかったんだと思う。
今もどんどん建てられ続けていて、あと10年したらもっともっと多くのビルが乱立するようになるんじゃないかな。
ラ・パスはどんどん発展していっている。

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すり鉢状のラ・パス。
上へ行けば行くほど空気は薄くなるし、寒くなる。
移動だって大変。

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生活がしやすい、すり鉢の底の部分にはお金持ちが住み、標高の高いところやすり鉢の外側のエル・アルトには低所得者が住んでいると言われている。

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建物に目がいっちゃうけれど、自然だって負けてはいない。
山々に囲まれていて、ダイナミックな景観。
こんなところに人が住み、街ができ、そして事実上の首都にまでなった。
そして、上空にロープウェイまで作ってしまった。
世界でも類を見ないユニークな都会。

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「雲の上の町」と呼ばれるラ・パス。

家々は天に向かってどんどんと建てられ続ける。
その上をロープウェイが走る。

「雲の上」どころか、そのうち「月の上」に達するかも。

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みんなは移動手段としてロープウェイを利用するけれど、わたしたちは観光で利用している。
ここからまた同じロープウェイに乗って、ふたたび下界に戻るとしよう。

もう一度ロープウェイに乗るために切符を買おうとしたらこの行列。
帰宅ラッシュなのかな。

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ゴンドラの数はかなり多い。
でもどのゴンドラにもお客さんが乗っている。
ゴンドラで通勤や通学をするってワクワクして楽しそう。
だけど、それが日課になればそのうち慣れちゃうのかな。

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れんが造りのラ・パスの家。
側面から見ると茶色一色だけど、上から見るとトタン屋根の銀色。

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ロープウェイはじわじわと高度を下げていき、街に近づいていく。
建物すれすれを通るロープウェイ。
人々の生活空間の中に、ロープウェイが影を落とす。

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3ボリで楽しめる空中散歩。
わたしたちは懲りずに、今度は緑の路線のロープウェイに乗った。

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いま3路線あるロープウェイ。
全長はおよそ10キロ。

ボリビア政府はまだまだ路線を増やす計画を発表しているらしい。
空を見ると縦横無尽にロープウェイが走る街は、なんか夢があっていい。

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同乗したインディヘナのおばちゃんたちは、どんな気持ちでこのロープウェイに乗ってるんだろう。
ラ・パスならではのユニークな公共交通だけど、世界の発展した大都市にはだいたいどこでもロープウェイがあるって思ってたりして。

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こんな楽しい公共交通があるラ・パスこそ、最先端の街かもしれない。
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イクラ6食分で88円!ボリビアンイクラのお味は?

2015.06.27 05:34|ボリビア☞EDIT
4日間インターネットのない場所で過ごし、下界に戻ってきたイクエです。
トレッキングをしていたけど、電気もないので夜はやることがなく9時前に寝ていました。
健康的な生活だったなあ。

さて、ラ・パスの街を歩き回りながらようやくイクラを手にすることができたイクエとケンゾー。
これからラ・パスに行く人で、ぜひ激安イクラを手に入れたいという人のために地図を掲載。

いくら

まずは「セメンテリオ(共同墓地)」を目指してね。
その近くのSantos Pradaという路地に屋外魚市場があります。
(ほかの場所でも売ってるかもしれないけど未確認)。

店じまいが早いかもしれないので、午前中にいったほうがいいですよ。

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イクラは「筋子」の状態で売っている。
だからこれを自分でほぐしてイクラにしないといけない。

さっそく宿に帰ってインターネットで調べながら下ごしらえ。

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薄皮にへばりついている卵を塩水につけながらひとつひとつ手ではがしてバラバラにしていく。
調べたところ、沸騰したお湯にくぐらせるほうがはがしやすいけど、そうすると味が落ちるらしい。
冷水だとはがすのはかなり大変だけど、味は落ちない。

わたしたちはその間をとって、ぬるま湯でやることにした。

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イクラを食べる習慣がない人たちにとっては、気持ち悪く見えるんじゃないか?
アジア人ふたりが奇妙なことをやっていると思われるんじゃないか?

わたしたちは共同キッチンにあまり人がいない時間帯を狙って、こそこそとこの作業をしていた。

けっこう時間のかかる地道な作業。
5腹分もあるから。

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夕方になると宿泊客たちが共同キッチンに入ってきた。

「それなに!?」
「トルーチャの卵だよ。」
「へぇ〜!」

チリ人と思われるカップルたちに驚かれた。
そしてこう言われた。

「なんてスーパーグルメなんだ!」

「スーパーグルメ」って・・・。
ゲテモノ好きって表現を、よくした感じ?

「イクラはね、日本ではすごく高いの。」
「日本だとこれ全部でどのくらい?」

イクラは寿司としては食べるけど、イクラそのものを買ったことなんてほとんどない。
しかもこれだけの量。
どのくらいの値がするのか検討がつかない。

「うーん・・・。
200ボリか300ボリ(約3500円〜5250円)くらいはするんじゃないかな。」

「えぇぇ〜!!!!!
 信じられない。」


そのとき、わたしは大後悔をした。
それは・・・・。

「チリでイクラを探して食べときゃよかった。」

チリでは極上のサーモンを市場で安く手に入れて料理していたけど、イクラのことまで考えが及ばなかった。
あんなに大きくて美味しい新鮮なサーモンがたくさんあったんだから、イクラだってあったはず。
しかも捨ててるんだと思う。

これからチリに行かれる人。
ぜひイクラ探しに挑戦してください。
絶対おいしいと思う。

宿のボリビア人のスタッフもキッチンに入ってきた。

「それ何?」
「トルーチャの卵。」
「どこで買ったの?」
「市場でわけてもらったの。」
「いくらで買った?」
「この量で5ボリ(約88円)。」

ボリビア人にとっても、これが何なのかわからないし、値段なんて想像もつかないみたい。

外国のみなさんに驚かれながらわたしたちは淡々と作業をこなした。

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塩水で卵を薄皮からはがしたあとは、米を洗うように何度もすすいで残った皮を取り除いていく。
イクラの色が薄くなるけど、これはあとで戻るから気にしなくていいらしい。

味付けは、持っている調味料を使う。
醤油と本だし、砂糖と塩。

そして洗面器一杯分のイクラができあがった。

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ご飯を炊いて、持っていた海苔とワサビといっしょに。
激安イクラ丼。
いただきま〜す!

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うまい!!!
ちゃんとイクラだ!!

しあわせ〜♡

洗面器から何杯もすくってご飯にかける。
こんなに好きなだけイクラを食べられることなんて、人生にあるだろうか。

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むしろ米粒よりもイクラの数のほうが多い。
そして、米代よりもイクラ代のほうが安い。

イクラ天国〜!!

どんなに食べても洗面器一杯分のイクラをこの日ふたりで食べきれなかった。

次の日はイクラパスタ。
オリーブオイルといっしょに。

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おいしい!!
めちゃくちゃおいしい!!

まさかボリビアでこんなにイクラを食べられるなんて。
お腹いっぱいイクラを食べても、1食15円くらい。
激安。

そういえば、ひとつ50円のアワビを毎食食べ続けたのはチリ。
1キロのウニをふたりで嫌になるほど食べて、食べ過ぎで吐いたのはチリ。
そして、ボリビアで今度はイクラ。

日本の裏側で、こんな経験をするなんて思ってもいなかった。

その翌日、わたしたちはやけっぱちになって「インスタントラーメン with イクラ」を食べた。
チープなものと高級なものの組み合わせ。
イクラの良さを殺してしまうようなレシピ。

でもこれが・・・
おいしい!

スプーンに麺とイクラをのせてほおばる。
ラーメンはカルネ(牛肉)フレーバーなのに、完全にイクラが勝ってシーフードラーメンに。
イクララーメンは最高♡

「こんなにイクラ食べ過ぎて、痛風にならんかな?」
「ヤバいかな。」
「急性アルコール中毒みたいに、急性痛風とかなるかもしれん。
 でも正月に数の子、何腹くらい食べる?」

「けっこう食べるよ。
 一日4腹、5腹くらい食べるかな。」

「数の子もいっぱい卵あるやん。
 でも何もならんけん、大丈夫か。」


わたしたちは「急性痛風」になることを若干心配しながらも、3日間イクラを食べ続けた。

幸せな日々だった。
もうこんなイクラ三昧の日々なんて、これからの人生でないだろう。
ありがとう、ボリビアのイクラよ!

そしてデザートにわたしたちはこんなものを食べた。

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チリモヤ(チェリモヤ)
「森のアイスクリーム」と呼ばれるフルーツ。
日本では高級品なんだって。

原産地は南米の赤道付近。
にもかかわらず、暑さ寒さに弱いので標高2000メートルくらいのところで栽培されるのだそう。

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柿のような種。
その周りに果肉がついている。
とろけるような柔らかさ。
そして、甘い。

ドリアンみたいだけど、ドリアンのように臭くはない。

チリモヤは気に入って、わたしたちはこのあと何度か買った。

そして、わたしたちがラ・パス滞在中に食べたものと言えば・・・。

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中華料理

ラ・パスには中国人がやっている中華料理店が何店舗もある。
ご飯や麺の上におかずをぶっかけたものが多くて、一皿25ボリ(約438円)くらい。
普通の食堂のボリビア料理の2倍くらいの値段だけど、やっぱりわたしたちにはそれだけの価値があった。

よくお世話になったのが「ジャッキーチェン」。

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「ジャッキーチェン」って・・・。
たしかにどの国でもアジア人のわたしたちを「ジャッキーチェン!」って呼ぶ人はたくさんいるけど。
ボリビア人にとっても、馴染みのある名前なんだろうね。

魚の天ぷらみたいなのをあんかけにしたものとか、ブロッコリーを使った料理とかおいしかったなあ。

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あとこのお店にも行ったけど、ここはワンタンスープ以外はお勧めしない。
ワンタンスープはワンタンと麺が入って、スープはちょっと生姜が利いていておいしかったんだけどね。

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ケンゾーが注文した酢豚っぽいやつにわたしたちは失望した。
赤くて甘いメロンみたいなのが大量に入っている。

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店頭のメニューの看板にでかでかと載っていた写真はこれだったんだよ。
ぜんぜん別物やん。

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中華料理じゃないけれど、インパクトのあるハンバーガーも食べた。
何これ?
挟まっているこのでかいのはなに!?
店頭に置いてあるハンバーガーに釘づけ。
気になるけど、ちょっと敬遠したい気も。

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豚肉なんだって。
ひとつ8ボリ(約140円)。
大きすぎてガブリとできないから、ナイフとフォークでお上品に食べる。

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特製のタレをつけて。
唐辛子を輪切りにして醤油につけこんだようなタレや、唐辛子をそのままお酢につけこんだようなもの。
ボリビア人は辛いのが好き。

瓶にはドラえもんのシール。
ボリビアでも人気なのかな。

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豚バーガーの味は悪くない。
豚肉特有の匂いとこってり感。
でも、パンに挟むんじゃなくて醤油で煮て薄く切ってラーメンの上にのせたいなあ。

でも、やっぱりラーメンにはイクラかなあ。

イクラ好きのイクエだったけど、ボリビアでますますイクラのとりこになったイクエだった。
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ボリビアの人気店「けんちゃん」

2015.06.26 07:22|ボリビア☞EDIT
海鮮大好きなイクエです。
小さいころから刺身も好きだし、イクラもウニもスモークサーモンも大好きだった。
魚の酢漬けもいいし、煮付けもいい。

ラ・パスには日本人バックパッカーが絶賛するレストランがある。
長期旅行者にとっては外せない「観光地」と言っても過言ではない。
そのお店がこちら。

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「けんちゃん」
名前の通り、けんちゃんがやってる日本料理店。
オーナーのけんちゃんは元旅人。
バイクで南米を旅していたときに、事故にあって大けがをしたのだそう。
不幸な出来事だったけど、それがけんちゃんの運命を変えた。
ボリビアで長期療養中にこの国や人びとを好きになった。
そしてボリビアで生きていくことを決め、ボリビア人の女性と結婚。
今ではお子さんもいる。

と、ここまで詳しく書いたけど、わたしたちはけんちゃんにお会いしていない。
サマイパタでホームステイさせてくれた上間さんから聞いたお話。
というのも、「けんちゃん」の本店はラ・パスではなくサンタ・クルスにあるから。
サンタ・クルスのお店が繁盛してラ・パスに進出したみたい。
ラ・パスの「けんちゃん」は日本人会館のビルの中にある。
日本人会館には、ボリビアの日系人移住資料館や日本の本が置いてある図書館、日本語学校などが入っている。

そんな日本人会館の中にある「けんちゃん」はとても広かった。

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この写真に写っていないけど右奥にもスペースが続いている。
パーティー会場になるくらい広い。
片隅には本棚。

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マンガや日本の雑誌がたくさん。
さらに別室もある。
この暖簾をくぐるとー。

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お座敷!
久しぶりに靴を脱いで床の上で座布団に座る。

わたしたちが入店したのは早い時間だったからそのときはガラガラだったけど、帰るころにはたくさんのお客さんで賑わっていた。
ほとんどがボリビア人。
上手に箸を使っている人も。

でもボリビア人は椅子席。
あえて座敷を選んでいるのは、欧米人と日本人。
日本人のお客さんのなかには、ジャケットを羽織りいかにも仕事帰りの駐在員風の人もいた。

メニューは和食のオンパレード。
ラーメンや寿司、天ぷらやコロッケ、餃子・・・。
値段は50ボリから70ボリくらい。
ボリビアの食堂でスープにメイン、飲み物がついたセットメニューが10ボリから15ボリくらいで食べられるのを考えると「けんちゃん」は高級レストラン。

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「バサ」って何?
サバならわかるけど。
きっとこっちで釣れる魚。

バサも気になるけど、ケンゾーは迷いもなくカツ丼を注文。
わたしはかなり迷ったすえ、トルーチャの刺身定食に。

海のない国、ボリビア。
トルーチャは、トラウト。
チチカカ湖で獲れるマス。

鮭好きのわたしとしては気になる!
いちばん好きな寿司ネタはサーモンなので、同じようにおいしいことを期待して。

あたたかいおしぼりが出てきた!
ボリビアで日本のおもてなし精神を感じる。

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「けんちゃん」の料理は絶賛する旅人がほとんどだけど、なかには辛口の評価も聞く。

カツ丼は54ボリ(約945円)。
さて、真偽のほどは?

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う〜ん。
まあ、、、おいしい。
でも絶賛するほどじゃない。
和食に飢えた旅人にはとてもおいしく感じるだろうけど、日本にいるみなさんにとってはそうでもないと思う。
学食や社員食堂、ファミレスレベルの味。
パラグアイのイグアス移住地の食堂のほうが断然おいしい。

カツ丼は卵が少なすぎる。
せめてあと一玉は使ってほしかったな。
もうちょっとトロトロだといいけど、トロトロ卵はボリビア人に受け入れられないのかな。
でも、ボリビアでこれくらいのクオリティーを出せるってのは賞賛に値するかも。

そして、お待ちかね、トルーチャの刺身定食。
67ボリ(約1173円)。

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たくさんの小鉢に感動。
小鉢はとてもおいしい!
卵焼きにかき揚げ・・・。
日本の味だあ。

問題は刺身。
一切れを箸でつまんで、醤油をつけて、口に入れる。

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残念!
かなり残念。
百点満点中、回転寿しが70点、スーパーのパック詰めの刺身が60点としたら、このトルーチャの刺身は35点。

臭みはない。
だけどサーモンの脂身や甘みはいっさいなし。
パサパサしてる。
トルーチャは生で食べるもんじゃないと、よくわかった。

絶賛するほどの料理じゃなかったけど、やっぱり和食はおいしい。
「けんちゃん」で幸せなひと時を過ごせた。

でも、イクエとケンゾーは「けんちゃん」の料理よりも楽しみにしているものがあった。

それは、イクラ!
ここラ・パスでイクラが手に入る。
とはいえ、さっきのトルーチャの卵なんだけど、その味はまさしくイクラらしい。
しかもこっちの人は魚の卵を食べないからイクラは捨てられる運命で、タダ同然の安い値段で譲ってもらえるらしい。
これはぜひ食べないと!

でもどこで売ってるの?
魚を扱っている市場はどこだ!?

とりあえず、泊まっている宿から近いメルカド・ネグロを目指した。
メルカド・ネグロは商店や露店が集結する市場。

でも、広すぎてどこで何を売ってるのかわからない。
近くの露天のお姉さんに聞いてみる。

「魚市場なら目の前よ!」
お姉さんは前を指した。

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早くも見つかった♥︎
ワクワクしながら市場の中へ。
おいしそうな匂いはするんだけど、ここは?

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ここ、魚屋さんじゃなくて、魚を出す食堂街。
ここじゃダメだ〜。

市場内のお店のお姉さんに尋ねる。
「魚を売ってる場所はどこですか?」
「あなたたち、魚をここで食べたいの?
 それとも料理用に買いたいの?」

「買って帰りたいんです!」

お姉さんはものすごく丁寧に説明してくれた。
でもわたしたちがスペイン語ができないから、よく理解できない。
それでも「この道をまっすぐ行って右」とか「〇〇通り」はなんとか聞き取れた。

そして、そのあたりと思われる場所に着いた。
けれど、魚屋らしきところはない。

懲りずにまた、路上の人に尋ねる。
3、4人であーだこーだと何か確認しあって答えてくれた。

「魚なら、そこの通りの右側で売ってるよ。
 そっちに行けばいいよ。」

言われたように歩いて行くと、たしかにあるにはあった。
行商のおばちゃんたちが路上で売っている。
・・・細々と。
一種類、二種類だけの魚を。
トルーチャはない。
きっとおばちゃんたちの旦那さんが川で釣った魚なんだと思う。

「トルーチャの卵を買いたいんですが・・・。」
「卵?
 トルーチャはここにはないよ。
 セメンテリオの近くまで行かないと。」


セメンテリオ(共同墓地)までは、まだここから1キロ以上はある。
しかも上り坂。
標高が高くて歩くのはきついけど、ここまで来て後戻りはできない。

イクラを手に入れるため、坂を登っていく。
ようやくたどり着いたセメンテリオ。
でも、ここからどっちに行けばいいの?

近くの市場の肉屋のおじさんや道を歩くおばさんたちに聞きまくる。

みんなゆっくりした口調で丁寧に教えてくれる。

ボリビア人、いい人やん!

何人もの人たちにお世話になりながら、わたしたちはついにたどり着いた。

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ようやくここで買えるー!
と喜んだけど、店じまいしてる・・・。
午前中しかやってないのか、昼休みなのか。

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せっかくここまでたどり着いたのに。

あきらめるか、それとも店がもう一度開くことを期待して待ち続けるか。

一応、近くの雑貨屋のお姉さんに聞いてみる。

「トルーチャの卵を買いたいんです!」

するとお姉さん、魚屋の人を呼んできてくれた。
そしてわたしたちはついに!

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イクラちゃんとごたいめーん!!

「これ、全部いいよ。
 値段は5ボリでどう?」

「オッケー!!
 グラシアス」


わたしたちは5腹を5ボリで手に入れた。

イクラを手に入れるために半日以上費やしてしまった。
たかがイクラ。
されどイクラ。

イクラを手に入れたことも嬉しかったけど、たくさんのボリビアの人たちに教えてもらいながらイクラにたどり着く過程がおもしろかった。

手がかりを頼りに、少しずつゴールに近づく。
言い過ぎかもしれないけど、宝探しみたいな。

いろんな人がちょっとずつヒントをくれて。

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ボリビア、好きだなって思えた1日。

イクラのために奔走する変な日本人2人組に、丁寧に道を教えてくれたみなさん、ありがとう!

そして、肝心のイクラのお味は?
次回にもちこし!
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ラ・パスの夜景 この街が好き

2015.06.25 06:06|ボリビア☞EDIT
さっきホルモンを食べたイクエです。
おいしかったー。
国によってはホルモンなんて食べないところもあるけど、ホルモン好きの国も多い。
でも日本の味付けのホルモンが食べたいなあ。

建物が密集してごみごみしているラ・パスだけど、ときどきかっこいい建物がドーンと登場する。
この黄色い建物はバスターミナル。

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ポトシやスクレにもあったように、ここラ・パスにも植民地時代の建物が健在。
サン・フランシスコ教会やムリリョ広場。
国会議事堂や大統領官邸、カテドラルが広場を囲み、ヨーロッパの雰囲気。
でも、建物よりも目につくのは大量の鳩!

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鳩のエサが売られていて「それ以上やらないで!」と言いたくなるほど、みんなエサを与えている。
鳩に囲まれても、鳩に攻撃されそうになってもエサをやり続ける人たち。

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夜になると少しは平穏になるんだけどね。
夜はライトアップが控えめなところもあれば、過剰に彩られている建物も。
「やり過ぎで台無しだよ!」ってがっかりくることもある。

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斜面にびっしりと家が建ち並ぶラ・パス。
ライカコタの丘という場所からラ・パスを一望できるということで行くことに。

国道の上に、歩行者用のペデストリアンデッキ。
ボリビアにこんなおしゃれな場所があるんだね。

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街の中にサッカー場やフットサル場があって、わざわざ照明をつけてやっている。
富士山と同じくらいの標高なのに、みんなよく体力がもつね。
わたしたちはちょっと歩くだけで息が切れるのに。

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このペデストリアンデッキを歩くのはタダ。
でもこの先に街を見渡せるライカコタの丘があって、そこは有料で公園のようになっている。
閉園時間があるって知らなくて、結局時間が遅くて入園できなかった。

でも空中散歩を楽しめたから、来て良かった。

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とはいいつつも、もうひとつ街を見渡せる展望台がある。
ミラドール・キリキリ
別の日にそこに行ってみることにした。
中心街から意外と近くて、宿から歩いて行けた。

ここは夜まで開いていて、無料。
ベンチの上で抱き合ったりキスしたりしているカップルも何組かいた。
ロマンチックスポット。

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手前にはビル。
そしてその向こうには上まで続く茶色の住宅街。
まもなくこの無数の家々の窓に明かりが灯る。

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ここからおよそ30キロ離れた場所にあるイリマニ山
標高6439メートルの名峰が、夕日に染まりながらラ・パスの一日の終りを見守っている。

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「イリマニ」とはアイマラ語で「黄金のコンドル」。
とくにこの時間が黄金色に輝くとき。

そしてその光をわけてもらったかのように、地上にも少しずつ光が増えていく。

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ごちゃごちゃしているラ・パス。
標高が高くて、寒いし息苦しい。
人も車も多くて、空気も汚い。

でも、わたしはこの街が好き。

すぐ近くに5000メートル6000メートル級のアンデスの山々がそびえる。
すり鉢状の地形には、びっしりと家が建ち並ぶ。
大きなビルもあれば、人々の生活もある。

ここにはこの街にしかないものがある。

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「魔女通り」にミイラに団地式の??

2015.06.24 05:29|ボリビア☞EDIT
結婚してまもなく丸8年。
それなのにきのう歯医者さんに行って、何の違和感もなく旧姓で名前を書き、最後にカルテとレシートをもらうまでそのことに気づかなかったイクエです。
結婚しても働いていたときは旧姓で通していました。
退職して3年が経ちようやくケンゾーの姓に慣れてきたって思ってたのに。

ボリビアの事実上の首都、ラ・パス。
標高およそ3650メートルで世界一高い首都と言われている。

この街を特徴づけているもの。
それは斜面にへばりつくように建っている家、家、家。

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ラ・パスの地形はすり鉢状になっている。
中心街はすり鉢の底にあたる。
だから中心街を歩いているとき、どこを見上げても密集した家々が見える。

すり鉢の上からラ・パスの街並みを見ると、建物があり過ぎてごみごみしている。
遠くには雪を被った壮大な山々。
人工物と自然。
そのアンバランスさ。

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小さな茶色い建物が無数に。
そしてすり鉢の底の部分にだけ、ビルが乱立。

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そんな地形のラ・パスだから、道はほとんどが坂道。
平らな道はすり鉢の底の幹線道路だけ。
脇道に入れば上まで続く坂。

ちょっと歩くだけで息が切れる。

標高が高いので空気が薄いことも追い打ちをかける。

下りは楽なんだけどね。

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「ふぅふぅ」言いながら、重い足取りで歩くイクエとケンゾー。
わたしたちにとって、ここでの街歩きは大変。
でも、地元の人にとってはきっと何ともないんだろうね。

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ボリビアのおばちゃんと言えば、ふわっふわの乙女チックなスカート。
店頭には鮮やかなおばちゃんのスカートが吊り下げられている。

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アルパカの毛糸で作ったセーターやニット帽。
伝統的な織物で作ったバッグ。
かわいいい民芸品が集まるのはサガルナガ通り周辺。

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サガルナガ通りと交わるリナレス通りは通称魔女通り
小さな店が並んでいて、魔除けに使うグッズやなんだか怪しい媚薬などが売られている。

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たくさん吊り下げられているのは小さなリャマのぬいぐるみ?
かわいい・・・かな。

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でもこれはぬいぐるみじゃなくて、本物のリャマの赤ちゃんのミイラ!
リャマの赤ちゃんは、家を建てるときに埋めると魔除けになるんだって。

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お値段おひとつ400ボリ(約7000円)。
魔除けにしては高い。

高すぎて買うのを躊躇する人は、リャマの胎児はいかが?
胎児を乾燥させたもの。
いちばん小さいお手頃サイズはひとつ20ボリ(約350円)。

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お供え物セットも。
リャマのミイラと、瓶に入ったよくわからない飲み物。
そして絵や模様が描かれた色とりどりの小物。

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ラ・パスのど真ん中に異空間がある。
上から見ると、こ~んな感じ。
ほかよりも低い横長の建物が整列している。
工場? 団地?

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ここ、なんだかわかる?
近くで見ると、こ~んな感じ。

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東京みたいに建物が密集していて、土地がない。
だからこんなふうになったのかな。

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正解はお墓。
この広い墓地には大きな煙突がいくつかあって、煙が出ていた。
ボリビアはキリスト教徒がほとんどだから火葬はしないと思うんだけど、もしかしてしてるのかなあ。
ひとつひとつのお墓もとても小さいし。
知ってる方がいたら、教えてください。

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標高が高くて歩くのが苦しい街。
でも、歩けば発見がある街。
不思議な楽しさが詰まっている街。
それが、ラ・パス。
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おばちゃんが戦い宙を舞う!史上最高?の茶番プロレス

2015.06.23 06:07|ボリビア☞EDIT
ただいま増量作戦中のケンゾーです。
いま滞在している宿は朝・夜の食事付き。
美味しい&おかわり自由で毎食腹いっぱい食べられて幸せ。
ここで太れなければどこで太る?

散々な思いをしてやっとたどりついた事実上の首都ラ・パス。
理不尽なデモに遭遇して嫌な気持ちになったけど、気持ちを切り替えてラ・パスを楽しむようにしていこう。
この日は日曜日。
毎週日曜日になるとエル・アルト地区で「泥棒市」が開催される。
名前のとおりであるならば、泥棒が調達した盗品が商品として売られているはずだけど、はたしてそうなのか?
宿で出会ったトオルくんといっしょに行ってみることに。

セントロから「CEJA」と書かれたコレクティーボに乗ってエル・アルトをめざす。
運賃は1.50ボリ〜2ボリ(約26円〜約35円)。

エル・アルトはすり鉢状になったラ・パスの上部、お椀の縁部分に広がる地域。
セントロ周辺は標高3600mでエル・アルトは4100m。
ここからラ・パスの街を眼下に見下ろすことができる。

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山に囲まれたお椀の内側にびっしりと建ち並ぶビルと家屋。
内側はほぼ飽和状態で、お椀の外側のエル・アルト地区が急速に増殖中なんだそう。
ラ・パスの街並みは次回たっぷりとお見せします。

標高6088mのワイナポトシを望む絶好のロケーションにある泥棒市。
昼過ぎに行ったんだけど人で溢れかえっていた。

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泥棒市と言うくらいだから、出所の怪しいカメラやパソコン、骨董品なんかが並んでるのかなと思ってたんだけど、実際はごく普通のマーケット。
衣料品や日用品が中心でおもしろみはぜんぜんない。

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「泥棒市」と呼んでいるのは観光客ぐらいで、地元の人にとってはふつうの市場なんだろうね。
ケンゾーとトオルくんはTシャツを物色。
10ボリ(約180円)でなかなかかわいい1枚をゲットすることができた。

この泥棒市ではスリが多発している。
つい最近も旅友がiPhoneをすられているので要注意。
泥棒が出没するから「泥棒市」かもね。

ここエル・アルトではラ・パス観光で(たぶん)外すことのできないエンターテインメントが毎週日曜日に開催されている。
旅人の間でマストになっている「おばプロ」
民族衣装を身にまとったチョリータと呼ばれるインディヘナのおばちゃんたちがリングの上で戦うというインパクト重視のプロレス。

開演は夕方4時半。
3時半過ぎに会場に行くと予想以上に長蛇の列ができていた。
ほとんど観光客ばかりなんだろうと思っていたんだけど、逆に地元の人のほうが多い。
意外にも地域に根ざしたエンターテインメントなのかも。

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同じ宿のフミちゃんも合流して4人で観戦。
入場料は外国人だと50ボリ(約880円)となかなか強気な値段設定。
地元民は10ボリ(約175円)。
ブログなどで、外国人料金には水やポップコーン、ポストカードが含まれてるって聞いてたんだけど何も付いてなかった。
このサービスは廃止されたようだけど、値段は据え置き。
あっさり40ボリに値切ることができた。

場内やリングはシンプル、というかかなり質素。
すでにショボショボな臭いがぷんぷんしている。

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客の中には民族衣装を着たチョリータもちらほらいる。
やっぱりチョリータはチョリータを応援するのかな。

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客席にはかわいいマスクマンの姿も。
すごいね、ちゃんと子どものヒーローになってるよ。

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間もなく開演時間。
客もほぼ全員席に座ってはじまるのを待っている。
やがて1人のおばちゃんが関係者が出入りする袖に向かってスタスタと歩いているのが目に入った。
え!?もしかしてあのおばちゃんが戦うと?
それめっちゃおもろいやん!

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と思っていたら、ただの物売りのおばちゃんだった。
テーブルを運んで店開き。
そりゃそうだよね。

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そしてとくに煽りもなく最初のレスラーが登場しておばプロのスタート。
「おばプロ」と言っても全身ゆっるゆる、ずんぐりむっくりの中年親父同士の試合。

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片方が悪役でなぜだかマスクをしているレフリーが悪役とグルだという子どもでも分かりやすい設定。
オッサン同士が息を切らしながらオーバーリアクションで場を盛り上げようとしている姿にちょっと切なくなってくる。

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悪役が卑怯なことをすると会場にブーイングの嵐が巻き起こる。
すごい、1試合目ですでに客と一体感ができ上がっている。
ボリビア人はそんなに娯楽に飢えているのか?

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悪役に味方するレフリーに非難炸裂。
すると「ちょっとまったー!」と言わんばかりに「おばレスラー」ならぬ「おばレフリー」が走ってきた。
「あっちいけ!」と言う悪役に対して「あたしがレフリーよ、文句あんの!」と一歩も引かないおばレフリー。
なかなかの演技力。

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おばちゃん同士が戦うだけじゃなくてこんなパターンもあるんだね。
1試合目でおばちゃんを小出しにして、掴みはOKってことかな。

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この後も試合という名の茶番劇がリングの上や下で繰り広げられていく。
マスクの剥がし合い、ピエロや忍者の登場などあれやこれやと趣向を凝らした内容に盛り上がる場内。

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忍者のコスチュームだけど、なんて書いてあるのか不明。
少なくとも「忍者」ではない。

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ときには、戦いは客席にまで及ぶ。

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小学生並みの下ネタにみんな大爆笑。
ボリビア人の笑いのハードルはかなり低いとみた。

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そんななか、リングからすぐの場所でハンバーガーをせっせと作り、売っているおばちゃん。

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そうそう肝心のおばプロなんだけど、ほとんどオッサン同士の戦いでチョリータの出番は少ない。
まあでも、ひらひらスカートのおばちゃん(実際はけっこう若いと思う)がリング上を走り回り、ときには宙を舞う姿はかなりシュールでおもしろい。

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嫌がらせとしか思えないデモで嫌いになりかけてたインディヘナだけど、こんなアホなことを考え出し真面目にやっているってことに親近感を覚える。
ユーモアがあって可愛げのある国民性だなと思う。

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まあでも、おばプロよりもこの日いちばん印象的だったのは、試合に入り込んで悪役レスラーに威嚇を繰り返していた観客のじいちゃんだったけどね。
ブルースリーも真っ青の決めポーズだよ。

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ラ・パスへお越しの際はぜひ世紀の茶番をお見逃しなく。
ちなみに終了時間は夜7時。
エル・アルトからの夜景もきれいですよ。

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この旅最低最悪の移動 インディヘナが嫌いになりそう

2015.06.22 05:32|ボリビア☞EDIT
旅も残すところおよそ半年(たぶん)、荷物の軽量化に着手しはじめたケンゾーです。
これから北上にともない暑くなっていくので冬服がいらなくなる。
ボロボロになるまで使っていたパソコンの電源アダプタも、ずっと持ち歩いていた予備のものと交換&廃棄。
これまた持ち歩いていた壊れた一眼カメラのバッテリー&充電器も売却。
あとはもうちょっとしてテントを手放したらずいぶん身軽になるぞ。

上間さんのお宅で日本食&五右衛門風呂&NHKを満喫したケンゾーとイクエ。
しっかりエネルギーを蓄えたふたりが次に向かうのは、ボリビアの事実上の首都ラ・パス
ボリビアの正式な憲法上の首都はスクレだけど、大統領府や議会など行政機関が置かれているのはラ・パス。

サマイパタからラ・パスに行くには一度サンタ・クルスまで出ないといけない。
サンタ・クルスまで乗合いタクシーで2時間ちょい、さらにラ・パスまで夜行バスでおよそ15時間、1000kmオーバーの大移動。

ラパス

上間さんにタクシー乗り場まで送っていただいて、最後までお世話になりっぱなし。
5日間お世話になりました、いつまでもお元気で!

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乗合いタクシーは1人30ボリ(約530円)。
サンタ・クルス行きのバスがたまに通るので、それに乗られるともうちょっと安いかも。

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サンタ・クルスの市街地からコレクティーボに乗り換えてバスターミナルへ。
今度はちゃんと座席が倒せるバスをチョイスしないとね。

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サンタ・クルスからラ・パスまでセミカマで80ボリ(約1410円)。
ちゃんと使えるトイレもついてるし、フットレスト付きの座席。
これなら15時間でも耐えられる。

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何事もなく順調に走るバス。
といっても、トイレの使い勝手が悪くて女性のイクエは苦労してたけど。
でもこの前のバスと比べると快適度は雲泥の差。
気づくと夜が明けていた。

朝の7時過ぎ。
窓から外を眺めると真っ青な空と見渡す限りの地平線、そしてうっすらと雪を抱いた白い山が見える。
バスは標高およそ4000m、ラ・パスまであと40kmのところまで来ていた。

「あと1時間もかからないな、ぼちぼち降りる準備をするか」なんて思っていたけれど、さっきからバスが止まったまま。
警察のチェックポイントでもあるのかな。
よくあることなのでしばらく気にもしていなかった。

けれど1時間経ってもバスは1mmも動かない。
さすがにこれは様子がおかしい。
バスの外に出てみてびっくり、先頭が見えないほどバスやトラックがずらーっと止まっている。
事故でもあったのかな、原因がわからないのでとりあえず待つしかない。

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もう2時間以上も缶詰状態。
しびれを切らした乗客が荷物を持って外へと出ていく。
彼らはここで降りてどうするんだろう?
だんだん不安が増してくるけれど、どうしたらいいのか分からない。

外を見ると前方へ向かって続々と人が歩いている。
ほとんどのバスはほぼ空っぽ。
みんなどこに向かって歩いてるんだ?
どうしていいか分からず不安ばかりが募っていく。

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気づけばバスの中に残っているのはケンゾーとイクエのほかに数人だけ。
みんなどこにいったの?!
おじちゃんとおばちゃんに片言のスペイン語で何が起きてるのか聞いてみるも、もちろんさっぱり分からない。
そうこうしているとこの夫婦も荷物をまとめはじめた。

車掌に聞いても何がどうなってるのか分からない。
ただ、このままバスに残っていても埒があかないことだけはなんとなく伝わる。

「バモス!(いっしょに行こう!)」
おじちゃんに言われてバスを見捨てる決心がついた。
けれどおじちゃん夫婦がめざすのは前ではなくて後ろ。
たしかに後ろに向かって歩いている人たちもいるにはいるけれど、大多数の人たちは前に向かって歩いている。
どうしよう?
おじちゃんたちは何か根拠があって後ろをめざすのかな?
後ろを指して「20ボリでラ・パスまで行ける」って言ってるけど、いちばん近い町でバスに乗り換えるってことなのかな。
命運をおじちゃんたちに託すのがいいのか、はたまた数の多さに賭けるほうがいいのか・・・。

ケンゾーとイクエが出した答えは・・・寄らば大樹の陰。
どうなるか分からないけれど、とりあえず人数が多い方に行っといたほうがいいだろう。
後ろに戻るより少しでも前に進んだほうが精神衛生上もいい。

バックパックと不安を抱え、歩きはじめたケンゾーとイクエ。
止まったままのバスやトラックを何十台と追い越していく。
エンジンをかけている車は1台もない。
すでに長期戦を覚悟しているのか、空っぽになったカーゴスペースで寝ているドライバーも。
いったい何が起きてるんだ?

やがて渋滞の先頭にたどり着いた。
その先に見えたのはまったく予想もしていなかった光景。
民族衣装に身を包んだインディヘナが大勢集まっている。
路上に座り込んでる人たちもいるけど、この人たちも乗客?それとも彼らがこの事態の原因?

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いったい何なんだ?
バスの乗客たちは我関せずという感じですたすた前へと歩いていく。
さらに前方にはインディヘナたちの群衆が。
完全に道路を占拠してしまっている。

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バスが動かなくなった原因はインディヘナたちのデモ
ラ・パスへと通じる幹線道路を占拠、路上に盛り土をして封鎖しているのだった。
盛り土の上にはレインボーカラーの旗が翻っている。
この旗はウィファラ(ウィパラ)といって元々はアンデス地域の先住民アイマラ族の旗。
現在ではアイマラ族だけでなく先住民族全体のシンボルになっている。

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政府に対する不満が高まるとすぐに抗議行動を起こすボリビア国民。
50〜60%を占めるインディヘナたちによるインディヘナのためのデモ活動もしょっちゅう発生しているんだそう。
彼らの常套手段がこの道路封鎖。
ただ、シュプレヒコールを上げる訳でもプラカードを掲げる訳でもなくただその場にいるだけ。
警察もいることにはいるけれど緊迫感はない。

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誰にでもデモをする権利はあると思うし、インディヘナはインディヘナなりに主張したいこともあるんだろう。
だけど、申し訳ないけど迷惑以外のなにものでもない。
よりによって何で今日?なんでここなの?
溜め息をつきながらとぼとぼと歩いていく。

いったいどこまで歩けばいいんだろう?
みんなどこをめざして歩いてるんだろう?
足取りが重くてとにかくしんどい。
なにしろここは標高4000m、富士山の頂上よりも高い高地。
歩くだけでもキツいのに重い荷物を背負っている。
足を踏み出すたびに心臓がバクバク、空気が薄くて虫の息。

なんでこんな目にあわないといけないんだ。
何の罰ゲーム?
デモをやっている人々が憎くてしようがない。
何度も何度も休憩しながらラ・パスへと続く道を歩いていく。

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歩きはじめて1時間。
どれだけ歩いただろう。
2km?3km?
歩いても歩いても何も変わらない。
みんなどこまで歩くんだろう?
ひょっとしてこのままラ・パスまで?!

おじちゃん夫婦について行ったほうがよかったかな?
もしかして別のバスに乗ることができてるんじゃないか?
頭に浮かぶのはネガティブなことばかり。
イクエがかなりしんどそう。
高山病だいじょうぶかな。
そういう自分も人の心配するような余裕はないけど。

そんな吹いても倒れそうなケンゾーとイクエに救世主が!
対向車線に止まっていたバスがUターンをしはじめた。
これはひょっとして?
気づいた人たちがバスへと走って行く。
ケンゾーとイクエも力を振り絞ってバスのもとへ。
このバスに置いて行かれたら終りだ。

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このバスはラ・パス発オルーロ行き。
出発して1時間もせずにデモに遭遇、オルーロ行きを諦めてラ・パスへと引き返すことにしたのだった。
バス側は1人15ボリと言っていたけれど、乗客が「高い!10にしろ!」と猛抗議。
そりゃ、そうだ。
バス会社が違うとは言え、ラ・パスまでのバス代をみんな払ってたのに、ふたたびここからラ・パスまでの切符を買わないといけないなんて。
結局、12ボリ(約210円)で落ちついた。
お金を払うこと自体納得いかないけど、そんなこと言ってられない。
これでラ・パスにたどり着けるならいい。
デモをやってる連中にはムカつくけど。

汗だくで息があがった体を座席に沈める。
あ~、一時はどうなることかと思ったけど、なんとか助かった。
このバスに乗れなかったらどこまで歩いてただろう?
でもこれは地獄のはじまりでしかなかった・・・。

しばらく幹線道路を走っていたバス。
けれど前方にふたたびバリケードが見えてきたので脇道へと逸れることに。
砂埃を舞い上げながら未舗装路を走るバス。
やがてポツポツと家が点在する集落が見えてきた。
だけど衝撃的な光景も目に飛び込んできた。
ここにも奴らがいる!!

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小さな集落の道路も封鎖しているデモ隊たち。
10数人の人々が道をふさいで座り込んでいる。
勘弁してくれよ!
封鎖された道を迂回しながらラ・パス方面へと進んでいく。

ときには乗客みんなでバスを降りて路上の石を手作業でどけたりしながらラ・パスをめざしていたバス。
けれど無情にもラ・パスへと通じる道はすべて封鎖済み。
とうとう行き詰まってしまった。

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バスの乗客が降りてデモ隊と交渉することに。
何を言っているのかは分からないけれど、通してくれるよう下手になってお願いしていることが口調で分かる。
バス1台通したからって彼らの行動が無駄になるなんてことはない。
バスの乗客の中にはもちろん同じインディヘナの人々が多数いる。
通してくれるんじゃないか、淡い期待は無残に打ち砕かれた。
何を言ってもダメだの一点張り、話し合いにもならない。
万事休す。

荷物を抱えふたたび歩きはじめた乗客たち。
あーもう、なんで?!
怒りと疑問と諦めがないまぜになったうめき声を漏らしながらケンゾーとイクエも歩き出す。

何かを訴えるわけでもなく、ただ座り込んでいるだけのおばちゃん達。
笑いながらお喋りし、のんきに昼ごはんを食べてる人もいる。
大勢の人に迷惑をかけていったい何がしたいの?

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プラカードをもったり、シュプレヒコールをあげたりすればいいのに。
こんな田舎のあぜ道でおしゃべりするんじゃなくて、ラ・パスの国会前や大通りで訴えればいいのに。

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杖をついたおばあちゃんまでさんざん歩かせてなんとも思わないの?
だんだんと殺意まで覚えてきた。

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途中また座り込んでる集団がいた。
ケタケタ笑いながら物を食べている。
肘をついて寝っ転がってるおばちゃんも。

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もう頭にきた。
写真を撮ると、顔を背けて「撮るな!」と叫んできた。

ふざけるな。
これだけ人に迷惑かけておいて写真を撮るななんて都合がよすぎる。
主張があるなら堂々と主張しろ。
それとも後ろめたいことをしているっていう自覚があるのか?

おばちゃんたちは石を投げつけ、おっちゃんたちは杖やムチで叩いてくる。
もしも自分だったら、外国人に自分たちの主張を知ってもらいたいと思う。
メディアに取り上げてほしいと思う。
こんなものはデモでもなんでもない、ただの嫌がらせだ。

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果てしなく続く砂利道を歩いていく。
いったいどこまで歩けばいいのか。
朝8時すぎにはラ・パスに着くはずだったのに、もう昼の2時すぎ。
罰ゲームにしては辛すぎるよ。

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イクエが言った。
「今ならテロの被害者の気持ちがわかる。
 テロリストは主張があってやってるんだろうけど、一般人からしたら憎しみしかわかん。
 自分は直接悪くないのに、迷惑や損害を受けて。
 なんで一般人が嫌な思いをせなんいかんと?」


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どこへ行けばラ・パス行きのバスに乗れるのか?
藁にもすがる思いでいちばん近くの町をめざす。
もうどれだけ歩いただろう?
足もバックパックが食い込む肩も限界が近い、けれど歩くしかない。

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ヘロヘロになりながら民家があるところまでやって来た。
「ラ・パスに行きたいんですけど。」
「あと20分歩いたところからバスに乗れるよ。」

20分歩いてまた尋ねる。
「バス乗り場はどこですか?」
「もうちょっと歩いたら大きな道路に出るから。
 そこで拾えるよ。」


最後の力を振り絞ってもうちょっと歩く。
「もうちょっと」がぜんぜんちょっとじゃなくてくじけそうになる。
そして、大きな道路で飛び込んできたものは、絶望的な光景だった。

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ラ・パス方面に向けて歩いているたくさんの人たち。
この町もデモ隊たちによって封鎖されていた。
誰に聞いても町の出口まで行かないとバスには乗れないという返事。
もう泣きたくなってきた。

何も考えないようにして黙々と歩く。
きっと今日が人生で最悪の日だ。
これ以上悪い日はもうないはず。
そう思わないとやっていけない。

たまにミニバスが横を通り過ぎていく。
どこ行きかよく分からないけど町の外に出られたらそれでいい。
運転手が「乗りな!」と言っている。
ところが、乗り込もうとすると信じられないことに石が飛んできた。
デモの連中がミニバスに乗るのを妨害してきたのだった。
ミニバスに乗っていた車掌のおばちゃんが抗議しようと外に出る。
すると石を投げたヤツは知らんぷり。
なんだこの悪質な嫌がらせは?

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最後は怒りのパワーで、町を封鎖しているバリケードの外側まで歩いていった。
トラックをヒッチハイクしてなんとか脱出に成功。
けっきょくトータル15kmくらい歩いたんじゃないかな。
もうヘロヘロのボロボロ、この旅最低最悪の移動だった。

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トラックをエル・アルト地区で降りたあとコレクティーボに乗ってラ・パスの旧市街へ。
夕方5時半にサン・フランシスコ教会近くのホステル「INTIWASI」に到着。
サマイパタから30時間以上かかった移動がやっと終わった。

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肩も足も異常に重い。
力を使い果たしていて、ホテルの階段を前になかなか足が動かない。
なんとか2階のレセプションまでたどり着いた。

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こういうデモはボリビアでは多く、次の日もその次の日もボリビア内の別の都市でやっているのがテレビのニュースで流れていた。
過去には大規模な道路封鎖によってラ・パスが孤立し、大統領が辞任に追い込まれたりもしている。

インディヘナも被害にあってるし、こんなことをしているのはごく一部のインディヘナだということは分かっているけれど、最悪の一日でインディヘナが嫌いになりそう。

翌日は、ふたりともひどい筋肉痛で歩くのが大変だった。

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ボリビアにあった軽井沢

2015.06.21 05:49|ボリビア☞EDIT
「今いちばん食べたいのは?」と聞かれたら「ほっかほかの炊きたて日本米」と答えるイクエです。
いま、ふりかけも「ごはんですよ」も梅干しもちらし寿司のもともカレーのルーも持ってるの!
足りないのは美味しい米!
早く標高の低いところに行っておいしいご飯を炊きたい!

日本から移住してきた上間さんのお宅にホームステイし、NHKを見ながら五右衛門風呂に浸かりのんびりと過ごしているイクエとケンゾー。
サマイパタはとても小さな田舎町だけど、外国からの移住者が多く、おしゃれなレストランやカフェ、雑貨屋さんがある。

この横長の建物のなかに入っているレストラン。

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レストランの佇まいもすてきだけど、その上の電線にびっしりついているポンポンが気になる。
ウニのようなマリモのような。

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これってエアープランツなんだって。
どこかからか種が飛んでくるみたい。
土がなくても育っていく。
ボリビアの電線は、エアープランツに侵食されている。

そんなエアープランツびっしりの電線の下のレストランで食べたのはラザニア!
こんなボリビアの田舎で本格的なラザニアが食べられることに感動。

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別の日にはピザ専門店にも連れて行っていただいた。
ピザメニューが何十種類もあって、ちゃんと釜で焼いている。

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サマイパタには外国からの移住者も多いから、田舎だけれど世界のおいしいものが食べられる!
サマイパタ、いいところだなあ。

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上間さんはとっておきの場所も案内してくれた。
サマイパタの街を見下ろす山の中腹にあるホテル。
「El Pueblito」。

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展望台があったりベンチがあったりして、宿泊客じゃなくても入場料を払えば敷地内に入ることができる。

入口には各国の言葉でお客さんを歓迎するプレートが。

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「こんなところに日本人来るの?」って思うけど、ちゃんと日本語もあったよ!
ちょっと惜しいけど・・・。

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ホテルはコテージ風になっている。
それぞれの部屋に玄関があって、テラスがある。
キッチンもあるから、こんなところでゆっくり泊まってくつろぐとまるで別荘に滞在してる気分になるんじゃないかな。

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このホテルはちょっとしたテーマパークみたいなつくりになっている。
ホテルでひとつの村を再現している。
建物の中心に広場があり、教会があり。

飾ってある雑貨にもこだわりが。

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コテージのひとつひとつも「本屋さん」「鍛冶屋さん」「仕立て屋さん」「蜂蜜屋さん」・・・と名前が付いていて、外観もそれにあわせたたたずまい。

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入口に碓と杵があるのは、パン屋さん。
ドアにはパン職人の絵。

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そしてここからの眺めが最高。
山に囲まれたサマイパタの街が一望できる。

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すぐ下にはブドウ畑。
ワインが造られているんだって。

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標高およそ1500メートルの山の斜面。
ワインに適したブドウができるんだろうね。

飲んでみたいけど、高いんだって。

ちらほらと点在している大豪邸。
ボリビア商業の中心都市、サンタ・クルスからおよそ120キロのサマイパタ。
サンタ・クルスはここよりも標高が低く暑いので、サンタ・クルスに別荘をもっていたりここからサンタ・クルスに通っている人も多いのだそう。

日本で言えば、軽井沢みたいな感じかな。

最近はボリビアでも貧富の差が激しくて、お金持ちはとんでもなくお金持ちなんだって。

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絵本に出てきそうな木々。
広い庭。
青々とした芝生。
ヨーロッパの邸宅のような別荘がいくつも見える。

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砂糖製造会社の社長など大企業のトップや政治家の家。
お金持ちはボリビア生まれのボリビア人ではあるけれど、インディヘナ(先住民)ではなく、ヨーロッパから侵略してきた人の祖先かメスティーソ(白人と先住民の混血)が多いらしい。

お金を稼ぐことや資本主義のノウハウに長けている。

人種差別はないけれど、経済的格差が人種間で生まれている実態がある。

お金持ちの避暑地となりつつあるサマイパタ。
最近注目を浴びて、土地の値段も高騰しているのだそう。

もう何十年もここで暮らし、花栽培をやってきた上間さんはサマイパタの古株に入りつつあるのかも。

サマイパタには上間さん以外にも、ここで何十年も暮らしている日本人がいる。
浅野さんご夫婦。

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自然農法でいろんな野菜を作っていらっしゃる方で、浅野さんの作る野菜は大人気なんだとか。
サンタ・クルスのアジア食材店や料理店に出荷されている。

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味噌や醤油、豆腐まで。
浅野さん手作りのお豆腐は、重くてしっかりとしていて大豆の味が口に広がる。

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大根やゴボウ、白菜。
なんだって栽培できる。

土と水を入れただけのドラム缶。
レンコンが育っていたのでびっくりした。

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「日本食で恋しいものはないですか?」と尋ねると「ないね。なんでもできるから。」という答え。

「こっちで食べられなくて食べたいもの。
 強いて言えば・・・、
 ウド、たらの芽。」


日本にいてもウドやたらの芽はなかなか食べられない。
ウド、たらの芽という答えがすっと出てきたことが、日本に住む人よりもよっぽど和食に親しみ日本の味覚を大事にしているように感じた。

ボリビアでもっとも過ごしやすいとも言えるサマイパタ。

10代のころ新天地を求めて日本を離れた上間さん。

先にアルゼンチンに渡っていたおじさんが日本にいた上間さんを誘ったのだそう。

「見渡す限りの平らな広い土地。
ここでは、地平線から昇ってくる太陽を見て、同じ場所から逆側の地平線に沈む夕日が見える。」

その言葉に惹かれ、移住を決意したのだそう。
上間さんはロマンのある人だと思う。

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アルゼンチンに移住したもののフォークランド紛争が始まって、ボリビアに引越した上間さん。

歴史に翻弄されたのに、そんな人生を楽しむ気概が上間さんにはある。
穏やかな人柄だけど、内にはフロンティア精神を秘めている。

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上間さんは歴代の海外協力隊員からボリビアの父のように親しまれている。
ひょっこりサマイパタにやってきた日本人のバックパッカーに声をかけて、ご飯をおごったりお世話をしたり。
わたしたちのように世界一周中の旅人を何人もホームステイさせてきた。

ロマンとフロンティア精神をもっている人だからこそ、旅人たちに理解を示してくれるのだと思う。

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地球の裏側からやってくる日本人を温かく迎え入れてくれる上間さん。
わたしたちはそんな優しさに甘えてサマイパタに4泊もお世話になってしまった。
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ボリビア「サマイパタの砦」☆ パワースポットより葉切蟻

2015.06.20 06:17|世界遺産 星いくつ?☞EDIT
日本を出発してから毎日いっしょだった赤い帽子がついに破けはじめ、買うべきかこのまま使い続けるべきか悩んでいるイクエです。
とりあえず破けた部分は縫いました。
毎日いっしょでわたしのトレードマークのようなものなので、できれば旅が終わるまでずっと使いたいんだよね。
ケンゾーには新しいのを買えばって言われてるんだけど・・・。

ボリビアの田舎町、サマイパタ。
街は歩いてすぐまわれるほどとても小さい。

昔のアメリカ映画に出てきそうな木造の建物が並び雰囲気がいい。

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おしゃれなカフェやホステルもある。
日本の旅人はなかなか訪れない場所だけど、外国のツーリストには人気がある。
たしかにここでゆっくりするのもいい。

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街の中心には緑が生い茂る公園。
そして、ここは外国からやってきたヒッピーたちの憩いの場。

長く旅をしてきて、ここサマイパタに流れ着き、この地が気に入りここを住処とすることに決めたヒッピーたち。
もう何年もここで暮らす、大御所ヒッピーたちも。

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標高が3000メートルから4000メートルのところも多いボリビア。
けれどサマイパタの標高は1500メートルほど。
無理することなく過ごせる土地。

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サマイパタからおよそ120キロの都市サンタ・クルスまで行くと、標高も低くなりぐっと暑くなる。

サマイパタは寒くも暑くもなく一年中穏やかな気候なので、みんなここに吸い寄せられるのかもしれない。

さらに、ここにヒッピーたちが集まる理由はもうひとつあるらしい。
それはここがパワースポットだから。

残念ながら凡人のわたしとケンゾーにはそれを感じる力はないけれど、感じる人は感じるらしい。
何か神秘的な力を。

ここがパワースポットだと言われるのは、サマイパタの砦があるから。
プレインカ、インカ時代の遺跡で世界遺産にも登録されている。
ボリビア版「マチュピチュ」なんて言われることも。

遺跡は山の上にある。
町から歩いていくのは大変。
ホームステイさせてもらっている上間さんに、車で送っていただいた。

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「ほら、あそこに人の顔があるでしょ。」

遺跡に向かう山の中腹で、上間さんが言った。

どこ?
車をとめて崖を見上げる。

ほんとだ!

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そこだけ崖が削られて、顔の部分がちょうど肌色になっている。
苔むしたような部分が髪の毛。
筋の通った鼻。

顔の大きさは3メートルくらいありそう。

当時の人たちはどうやってあんな崖に顔を彫ったんだろう。

世界遺産のサマイパタの砦。
外国人の入場料はひとり50ボリ(約875円)。

遺跡は崖の上にあって、下からは見えないようになっている。
標高およそ2000メートル。

木々に囲まれた場所に、当時の住居跡や役所跡などの土台がひっそりと存在している。

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大きな岩山の上にあるサマイパタの遺跡。
岩の頂上をぐるっと周遊するように見学コースがあって、ちょっとしたトレッキング気分。
インカ以前の遺跡がアンデスの山の上にあることが「ボリビア版マチュピチュ」と言われるゆえん。

散らばった遺跡を見ながら進んでいくと、サマイパタの主人公とも言える巨大なものが目の前に姿を現した。

東西250メートル、南北60メートルに広がる一枚岩。
そこには、不思議な模様や溝が彫り込まれている。
彫られているのは人間やジャガー、ピューマ、ヘビ・・・。

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この遺跡は「サマイパタの砦」と呼ばれているけれど、砦と言われるのは岩山の頂上にあって見晴しがよく敵が攻めにくく、天然の要塞となっているから。

実際には、軍事拠点ではなく宗教的な施設だとされている。

生け贄を捧げたような場所、その血を流したと思われる溝。

不可解な模様が多く、謎に包まれている。

ある専門家は、古代宇宙飛行士説(古代に宇宙人が地球にやってきて文明を授けたという主張)を立証するもので、「空飛ぶ円盤の発着場」だと主張する人もいるほど。
岩肌に描かれた円が、UFOの跡らしい。

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この遺跡がいつごろできたものなのかははっきりしない。
4世紀ごろからこのあたりに集落ができて、14世紀ごろに発展していったらしい。

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一枚岩の宗教施設。
そしてそのまわりには行政区や居住区、水を供給する水路もあった。
こんな岩山の上に大きな集落が16世紀ぐらいまで存在していたらしい。

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一枚岩の下にはいくつもの穴。
偉い人のお墓として使われたのかもしれない。

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ここにどんな民族が住んでいたのかはいまだ謎。

人によってはここに来ると神秘的なエネルギーや霊気、パワーをびんびん感じるんだって。
たまに外国から新興宗教の人たちがここにやってきて、いろいろ儀式を行うらしい。

ボリビアのパワースポット。
そこに惹かれて、サマイパタに吸い寄せられるヒッピーも多い。


さて、ボリビア版マチュピチュと言われる謎に包まれた世界遺産の「サマイパタの砦」。
「星いくつ?」

「星、1つ!

残念ながらイクエとケンゾーはそばに立ってもパワーを感じられなかった。
謎が多すぎて、遺跡を見てもよくわからない。
模様が彫られた石が巨大すぎて、近くからだと彫られた絵がよく見えない。

でも、ロケーションはいいので歩いていて気持ちがいい。

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サマイパタの遺跡でイクエとケンゾーの心をとらえたのは、別のものだった。
歩いていたとき、足元にうごめく小さな葉っぱが!
蟻が自分の体よりも大きな葉をせっせと運んでいる。

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その辺にいっぱい落ち葉はあるのに、わざわざ高い木の上まで登って新鮮な葉っぱを自分の運べる大きさにカットしてる。

それを抱えて木から降りて、行列をつくって穴へと運んでいる。
何やってんだろう!

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この蟻は中南米に分布する葉切蟻(はきりあり)と言われる蟻らしい。
木の葉を切り取って地中の巣に運んで発酵させてキノコを栽培するんだって。
巣の中がどうなってるのか見てみたい。

切り取った葉だけじゃなくて、5ミリくらいにカットした茎や黄色い花びらも運んでいる。

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巣の中にはキノコ農場があって、キノコに葉っぱをくっつけてそれを栄養として育てているらしい。
蟻はひとつの巣に100万匹もいて、そのなかに女王蟻がいるんだって。
はたらき蟻の大きさは大きくても1.5センチくらいだけど、女王蟻は4センチ。
寿命ははたらき蟻は3か月だけど、女王蟻は20年。

なんだかすごい世界。

必死に葉っぱを運んでいるのに、何もしないで行ったり来たりしている蟻もいる。

「葉っぱを運んでるつもりなのかな。」
「途中で落っことして気づいてないんだろうね。
 ばかだね。」

なんてケンゾーと笑ってたんだけど、大間違い。
あとで調べたら、葉っぱを運ぶ仕事だけじゃなくて蟻たちには役割分担があり、道を作る係がいることがわかった。

さらに一生懸命葉っぱを運んでいる蟻がいるのに、その葉っぱの上にしがみついている蟻も。
「葉っぱが重たくなるよね。
 仕事の邪魔してるよ。」

でも、その蟻だって仕事をしていた。
葉っぱを運んでいる蟻の頭に、卵を産みつけにやってくる蠅を追い払うために葉っぱの上で見張りをする係なんだって。
たしかに葉っぱを運んでいるときには自分で蠅を追い払えないもんね。

そのほかに、巣の中のキノコ農場を広げる係や、キノコにほかのカビがつかないようにするキノコお世話係、1か月くらい赤ちゃん蟻を抱いて子守りする係、敵と戦う係とか30くらいの係の仕事があるらしい。

そんな裏話は知らなかったけど、蟻たちの行動がおもしろくてケンゾーと地面にしゃがんでずっと観察していた。
サマイパタの砦よりも葉切蟻にパワーを感じたイクエとケンゾーだった。


【旅 info.】
  サマイパタの砦a_DSC_0533_20150620012104d27.jpg
サマイパタまではサンタ・クルスからバスやワゴンで2時間あまり。
サマイパタの街には数軒のゲストハウスあり。
街から遺跡までは9キロほど離れている。
歩いていけないこともないがミニバスも出ている。
外国人入場料ひとり50ボリ。



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田舎暮らしの日本のおじさんに会いに行こう

2015.06.19 05:58|ボリビア☞EDIT
日本国内で飼育されているラッコが激減しているというニュースを見てショックを受けているケンゾーです。
高齢化で国内のラッコが減少しているんだけど、国際取引が厳しく制限されているので新たに輸入することが難しいんだって。
今では全国に15頭しかいないんだって。
じつは小学生の頃「お金持ちになったら家の中にガラス張りのプールを作ってラッコを飼うんだ!」という夢を持っていたほどのラッコ好き。
寝るときは流されないようにワカメを体に巻き付けるとかかわいすぎる。
地元の「マリンワールド海の中道」のラッコは元気かな?

白い街スクレに別れを告げて次の目的地へ。
めざすのはおよそ360km離れたサマイパタ
ボリビア第2の都市サンタ・クルスまでおよそ120kmの場所にある小さな町。

サマイパタ

前日バスターミナルに行ってチケットは購入済み。
およそ12時間の長丁場、しかも夜行バスのみ。
値段は安いに越したことはないけれど、丸一晩過ごすので乗り心地も重要。
バスはボロバス、セミカマ、カマの3種類。
カマになると座席が180°近く倒せて快適に寝られるけれど、もちろん値段はいちばん高い。

イクエもアラフォーになる日が近づいてきているし、体を労ってカマにすることも考えたけれどセミカマで我慢。
「セミカマ」と言われて買ったはいいけれどバスはボロバスだった、なんてことにならないように何度も何度も確認。
「ほんとにセミカマ?」「ちゃんと座席倒れる?」「フットレストあるんだよね?」
写真を見せて「もちろん!ほらフットレストもあるだろ?」とドヤ顔のスタッフ。
いくら写真を見せてくれても、それが本当に乗るバスなのかどうかの保証はこれっぽっちもない。
はたして、ケンゾーとイクエは人を見る目があるのかないのか、サマイパタまでのセミカマを1人60ボリ(約1060円)で購入。

翌日の夕方5時過ぎ、再びバスターミナルへ。
バスは6時発。

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もういい時間なのにバスが乗り場にやって来ない。
6時まであと10分、なんだか嫌な予感がする。
ケンゾーだけバス会社のチケットカウンターにダッシュ。
昨日いた男のスタッフに「バスが来ないんだけど!」と言うと、ターミナルの出口の方を指差して「俺について来い!」と慌て走り出した。

どういうこと?!慌ててイクエの元に戻る。
「イクエ、ここじゃないって!
 急いで、こっちこっち!」

スタッフの男が「このバス!このバス!」と先導してくれたのはターミナルの隅っこに停車していたバス。
バタバタと乗車し、危なかった〜と胸をなでおろすふたり。
が、やられた!!
騙されたことに一瞬で気づいた。
バタバタと乗せられたバスはセミカマじゃないボロバスだった。

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車体に書かれているのは買ったバス会社とは違う社名。
おんぼろバスで座席もショボい。
フットレストなんか付いてないし、満足にリクライニングもできない。
どこからどう見ても40ボリ以下のボロバスだ。

完全に騙されてしまった。
同じように「セミカマだ」と言われてチケットを買ったんだろう、後ろの席のおばちゃんが車掌に猛抗議している。
たぶんケンゾーたちと同じで、別のバス会社でチケットを買ったんだろうね。
きっとこのバスはそんな寄せ集めのバスなんだろう。

すごい剣幕で大声で怒鳴り上げるおばちゃん。
勘弁してくれ、という感じで車掌が金を戻していた。
自分たちもスペイン語が喋れたら文句を言うんだけど、無理だな。
ため息をつきながら泣き寝入りするしかない。

ボリビアは当日や直前でバスチケットを買った方が安くなるので、実際に乗るバスをその場で確認して買った方がいい。
うちのバスはこれだ、って写真を見せてくるけど当てにならない。
トイレ付きって言われててもトイレが無かったり、あっても使えないことが多いので要注意。

狭くて固くて倒せない座席で寝られる訳もなく、ただひたすら耐える車内。
まだ夜が明ける前の朝5時過ぎにサマイパタに到着。
降ろされた国道沿いには同じようなバックパッカーが数人たむろしていた。
彼らはどんなバスでやって来たんだろう。

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ここサマイパタにやって来たのは人に会うため。
さすがにこの時間に伺うのは非常識なので明るくなるまで時間を潰して家へと向かうことに。
でもじつは4時くらいから起きて待っていて下さったんだそう。
早起きさせてしまって申し訳ない。

お世話になるのは協力隊員のつてで紹介していただいた上間さんという方。
今から約50年前に新天地を求め、父親とともに日本から南米に渡って来られた移住一世。

最初アルゼンチンのブエノスアイレス近郊に住んでいたのだそう。
だけど、フォークランド紛争が勃発。
アルゼンチンがイギリスに勝てる訳がない。
なぜ負けると分かってる相手に戦争を仕掛けたのか?
上間さんはアルゼンチンの状況が今後悪くなる、と早いうちに判断。
暮らしやすい環境を求めてボリビアのサマイパタに引越し。
切り花の生産で生計を立ててこられた。

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奥様はすでに他界、息子さんや娘さんはそれぞれ日本や近郊の移住地に住んでいて一人暮らしの上間さん。
でもこんなかわいい相棒がいる。
ミニチュア・ピンシャーの「ジジ」。

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御年14歳で老犬のジジ。
細くて軽くていつもしっぽをお腹に巻いてへこへこ歩くジジだけど、こう見えて孫もいる立派なおじいちゃん犬。
ネコよりも小さいのにがんばったね。

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上間さんの家はケンゾーとイクエにとって夢のような場所。
日本米、お茶、味付け海苔、ソース・・・出てくる出てくるたくさんの日本食。
サンタ・クルスやサン・フアンまで買い出しに行けば日本食に困ることはないんだそう。

つい先日娘さんが来られて作っていかれたカレーを頂くことに。
カレーだけでも嬉しいのに、たくあんと昆布、塩辛まで登場して大興奮。
塩辛なんてほぼ3年ぶりだよ。

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さらにさらに、納豆も頂いてしまった。
タレが付いてて心の中で「よっしゃー!」とガッツポーズ。

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上間さんがいちばん好きな食べ物はイカ。
海の無いボリビアだけど、サンタ・クルスでは冷凍のイカを買えるんだそう。
週に1回はイカを食べるのが楽しみなんだって。
イカの天ぷらや煮物を作ってあげたけど、佐賀県の呼子のイカを食べさせてあげたいなあ。
日本に住んでる人でも呼子の新鮮で透明なイカを見たらびっくりするからね。

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そして、ケンゾーとイクエがいちばん嬉しかったこと。
それは風呂。
なんと上間さんの家には五右衛門風呂があるんだよ!
といっても下から沸かすんじゃなくて、薪でドラム缶の水を沸かして鉄の釜に溜める仕組み。

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上間さんの奥さんのお父さんが、移住するときに日本から持ってきたものなんだって。
何十年も前に、はるばる海を渡ってきた五右衛門風呂。
やっぱり風呂は日本人に欠かせないね。

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湯加減は最高!
久しぶりの湯船で心身ともにリラックス。
体の芯までポッカポカで朝まで熟睡。

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高校を卒業してすぐ、新しい世界に飛び込むことにワクワクしながらはるばる地球の裏側までやって来た上間さん。
言葉や文化、生活習慣などなにもかもが違う異国の地で暮らしていくのは大変だっただろうけど、今まで一度も日本を離れたことを後悔したことはないんだそう。

福井出身で大阪育ちの上間さんの唯一の心残りは富士山を見ずに日本を出たこと。
でも一度出稼ぎで日本に戻って働いたときに見ることができたんだって。
しばらく御殿場で電気工事の仕事を住み込みでしてたんだそう。

「富士山が目の前にドーンと見えて、素晴らしかった。」

昔を思い出しながら嬉しそうに話す姿がとても印象的だった。

上間さんの家ではNHKを観ることができるので、旅をしているケンゾーとイクエよりも今の日本のことをよく知っている。

「日本で暮らすなんて考えられないよ。」

年金制度のような老後の保障はないけれど、ボリビアでは家族・親戚が助け合うのでお金がなくても暮らしていけるんだそう。
仕事と時間に追われ、隣の人の顔も分からないような日本の生活にはもう馴染めない、そう話す上間さん。
日本を離れた人に羨ましがられない今の日本・・・。
なんだかちょっと悔しい気がした。

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次回は、上間さんに案内してもらったサマイパタの町を紹介します。
お楽しみに♫
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「ボリビア飯」は本当にまずいのか

2015.06.18 06:28|ボリビア☞EDIT
シャワーを浴びていたら、背中がつって痛いイクエです。
たんに体を洗ってただけなのに!
年をとるとこういうことが多くなるのでしょうか。
くつ下履くときも、椅子やベッドの縁に足を載せないと難しくなったし。
昔は片足あげてバランスとってちょちょいのちょい~で履いてたのに!

旅人の間で定説がある。
「ボリビアのご飯はまずい!」

でも実際そうなのだろうか。

ボリビアで出会った旅友たちは言う。
「ボリビアのご飯はまずいって言われてるけど、そんなことないよね。
 意外においしいよ。
 それに『ボリビアのバスはボロくて最悪』って言われるけど、それも違う。」


確かにボリビアのバスは、旅人が酷評するよりもぜんぜん悪くない。
アルゼンチンやチリで使われていたと思われる中古のバスが多い。
中古だけど座席は広いしリクライニングは倒せるし、フットレストもある。
たまに新車もあって、快適。

「ボリビアのバスは最悪」っていうのは何年前の話なんだろう。

ボリビアのバスが「最悪」なら、アフリカのバスやアジアのミニバスなんて「最最最最最悪」。

ボリビアのバスといい、ご飯といい、辛口に評価されているので、ボリビアの名誉のためにきょうはスクレの街で食べた料理を紹介しようかな。

まずは食の宝庫「メルカード(市場)」。
スクレの市場は泊まっている宿の目の前。
この市場の2階に食堂が並んでいる。
いわば、ローカル「フードコート」。
ここのフードコートは広い。
いくつものエリアに分かれていて、入口の階段も違う。
朝専門のエリア、夜しかやってないエリアなどにわかれている。

どこもおばちゃんたちの呼び込みに活気がある。

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このエリアでは、それぞれのお店が店頭にお鍋やボウルを並べている。
料理名を知らなくても大丈夫。
「これ、おねがいします!」
とボウルを指せば、オーダー完了。

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朝からがっつり野菜と肉の煮込み料理を食べるケンゾー。
一皿10ボリ(約175円)。

いっぽう、わたしはカフェ・コン・レチェ(コーヒー牛乳)と揚げパンのセット。
5ボリ(約88円)。

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揚げパンはけっこう大きいんだけど、中は空洞でちょっと押すとペチャンコになる。
チーズが練り込んであって程よい甘み。
この揚げパンひとつとカップ一杯の飲み物で、朝食にはちょうど良い満腹感を得られる。
ボリビア流ブレックファースト。

夕方は小腹がすく時間帯。
そんなときは、メルカードのハンバーガー屋さんで。
目の前の鉄板でお肉を焼いてくれる。
ひとつ5ボリ(約87.5円)

ハンバーグのセットにはフライドポテトがつきものだけど、ボリビアではそのフライドポテトをいっしょに挟んじゃう。
お好みでマヨネーズやケチャップをかけて。

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夜はわたしもがっつりと食べよう。
もちろんメルカードで。
ロモ(牛肉)のステーキ。
ご飯とフライドポテトつき。
目玉焼ものせて。
さらには焼きバナナも。
ボリュームたっぷり14ボリ(約245円)。

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残念ながら焼きバナナは微妙な味。
イモみたいにほくほくで甘さ控えめでおいしいのかと思ったけど、ふつうに甘い。
それをお肉と食べるのはちょっとなあ・・・。

食堂じゃなくて、たまには格式あるレストランで正統派料理を。
スクレの中心地「5月25日広場」を見下ろすレストラン。
その名も「Plaza」。
広場を見下ろせるテラス席もある。

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高級レストランの部類に入るけれど、ランチメニューは45ボリ(約788円)とそこまで高くはない。
物価の高いアルゼンチンやチリでは外食を控えていたわたしたち。
ボリビアでは外食費をあまりケチらずに、ボリビアグルメを楽しむことにしよう。

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前菜はサラダバー。
新鮮な生野菜が食べられるのがうれしい。
ドレッシングもいろいろ選べたよ。

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そしてスープ。
ボリビアでは安食堂でもランチセットや夕食メニューには必ずスープが付いてくる。
乳白色のスープが多いけど、ここのはやや透き通った野菜スープ。
うん、おいしい!

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メインディッシュは自分で取りにいくシステム。
チキンやビーフ。
店員さんがよそってくれる。

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上品な味。
付け合わせのポテトは、ボリビアでは欠かせない。

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最後はスイーツでしめ。
甘いキャラメルソースのかかった、卵の味がしっかりするホームメイドのプリン。
大満足♡

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このコース料理で45ボリだから、ボリビアレストランのコストパフォーマンスは高い。

といっても節約派のイクエとケンゾー。
いつも外食ばかりしているわけではない。
ボリビアで人気を集めているのがこのインスタントラーメン。
何回お世話になったかな。

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「Maruchan」「Aji-no-men」。

「Maruchan」は「マルちゃん」。
そして「Aji-no-men」は「味の素」が作っているラーメン。

一袋、日本円で40円〜50円くらい。

チキン味、ビーフ味にエビ味、きのこ味など種類も豊富。
日本のラーメンのこってり感はなくて、味は洋風スープ。
ちょっと物足りない感じもするけど、安定したおいしさ。

そして気になっていたボリビアワイン!
ボリビアワインなんて日本では聞かないけど、ワインの一大産地チリやアルゼンチンと隣り合っているボリビア。
ワインがないわけがない!
でも、現地の人はほとんど飲まないけどね・・・。

ボリビアのくせに(失礼)、チリやアルゼンチンワインよりも高いと言う衝撃の事実。
需要が少ないからなのかな。

といっても、安いのは20ボリ(約350円)くらいからある。
でも、味に深みがなくて甘ったるいのでお金を無駄にすることになる。

ちゃんとブドウの品種が明記されていて、最低レベルをクリアしてそうなのは35ボリ(約610円)くらいから。

どうしても、安くておいしいのはアルゼンチンワインとわかっているからアルゼンチンワインを買いたくなってしまうけど、せっかくボリビアに来たからね。
ここはボリビア産、カベルネソーヴィニヨンを。
ボリビア産チーズとポテトチップスもいっしょに購入。

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ワインの人気がないからか、買ったワインはホコリをかぶっていた。
しかも2009年製。
6年も前のもの。
これが吉と出るか、凶と出るか?

オープナーでコルクを空けると、スッポーン!!と勢いのいい音がした。
あれ? これシャンパンだっけ?

そして、なんと煙のようなものが出てきた。
モワモワモワモワ〜。

グラスに注ぐと、しゅわしゅわしゅわ〜
炭酸?

恐る恐る口に含む。

「ん!?」

顔がにやける。
初めて感じる味覚。

微炭酸!
赤ワインなのに!

熟成されている。
熟成されすぎている。
悪条件の中で。

惜しいね〜。
味はけっして悪くないんだよ。
香りも芳香だし、味に深みも重みもある。

コルクがポン!と音を立て、煙が出て、そして発泡するほど劣化しているはずなのに、このしっかりとしたワインの味。
ちゃんと保存されていたらなかなかの味だと思う。

ボリビアワイン、意外とクオリティーが高いかも。

ボリビア料理にはお肉は欠かせない。
でもたまにはあっさりしたものを食べたい。

スクレには海外からやってきた人が開いているレストランもいくつかある。
わたしたちが向かったのは、ドイツ風ボリビア・ベジタリアン料理店。
El Germen(エル・ヘルメン)。

白い横長の建物の一画にひっそりと店を構えている。

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薄暗いのに、中はお客さんで混み合っていた。
健康志向の外国のお客さんも多いけど、現地の人もひっきりなしにやってくる。
ビジネスマンやスーツ姿の女性、家族連れ。

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まずはスープ。
細かく刻まれた野菜がたっぷり。

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そしてメインはふたつから選ぶ。
イクエとケンゾー、それぞれ別のものを注文。

チーズの下にあるもの。
これはお米に見えるけど、違った。
ちょっとボソボソしていて噛みごたえがある。
何の穀物だろう。

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そして、辛くないカレーのような煮込み料理。
トマトベースの味。
野菜の甘みがしっかり出ている。

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デザートはフルーツヨーグルト。
砕いたナッツも入っていて、ちょっと香ばしい。

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このセットメニューで24ボリ(約420円)。
ごちそうさまでした!

料理だけじゃない。
ボリビアでは意外なこんなものも人気。

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チョコレート!

いろんな種類の板チョコ。
これを作っているのはボリビアの老舗チョコレートメーカー「Para ti(パラ・ティ)」。
ここのチョコレートはスクレのお土産の定番なんだって。

さっそく店舗へ。

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商品は板チョコだけじゃない。
トリュフチョコレートは20種類以上ある。

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ミントやココナッツ味、レーズン味にイモ味まで。
このお店も自分用やプレゼント用に買物に来ていた地元の人でにぎわっていた。

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お店の中はちょっとしたカフェになっている。
メニューはチョコレートドリンクやケーキなど。
どれを頼もうかなあ。

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チョコレートたっぷりのザッハトルテ。
砂糖のように甘ったるいだけかもと思ったけど、そんなことなかった。
チョコレートどくとくの苦みもほのかにする。
しっとりとしていて、おいしい!
これで8.5ボリ(約149円)。

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頼んだのはこれだけじゃないよ。
チョコレートパフェ!
下にはひんやりとしたアイス、その上にはなめらかなホイップクリーム、そして刻んだチョコをトッピング。

ザッハトルテとパフェを同時に食べるなんて、重すぎる感じがするけれどぜんぜん!
どっちもおいしくいただけた。

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パフェは12.5ボリ(約219円)。

ケンゾーはと言えば・・・。
こんなものを注文。

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トリュフの中に注がれているものは、アマルーラのリキュール。
マルーラと呼ばれるアフリカの果物から作ったクリームリキュール。
これをちょっと苦みのあるトリュフをおちょこ代わりにして。
5.5ボリ(約96円)。

もちろん飲んだあとは、トリュフをがぶり。

さて、ボリビアの食を満喫したわたしたち。

「ボリビアのご飯はまずいのか?」

という質問の答えは・・・。

「けっしてまずくない!」

それにボリビアは南米の中で物価も安いし、少し贅沢しておいしいものを食べることができる。

でもね・・・。

「ボリビアの米」はまずい!

これは標高が高くて沸点が低いので、ご飯をうまく炊けないっていうのが原因。
お店によっては圧力鍋を使って、なんとかマシに炊こうと努力しているところはある。

だから「ボリビア飯」が「ボリビアの料理」じゃなくて「ボリビアの米」を指しているのなら、たしかに「ボリビア飯」はまずいと言えるのかもしれない。
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これぞアンデススタイル 伝統が息づく村

2015.06.17 06:01|ボリビア☞EDIT
かわいい子どもたちのダンスを見ながら「自分の子どもは男の子がいいかなあ、女の子がいいかなあ」と考えているケンゾーです。
今までは断然男の子がいいと思っていたんだけど、最近女の子もいいなあと思うようになってきた。
ケンゾーは5人兄弟で全員男。
女の子の育て方はぜんぜん分かんないけど、ガサツで手のかかる男よりも優しい女の子のほうがいいなあ。
でも年頃になって「パパ臭い!」とか「パパの服といっしょに洗濯しないで!」とか言われたら立ち直れないな。
息子と酒を飲むっていう夢も捨てがたいし・・・。
まあ、その前にちゃんと社会復帰しないとね。

「え?!ここボリビア?」と思わず言いたくなるようなヨーロピアンな街並みのスクレ。
白壁が目に眩しいスクレの街歩きも楽しいけれど、スクレ郊外には伝統衣装に身を包んだ人々が暮らすタラブコという村があるんだそう。
毎週日曜日に賑やかな市場が開かれるということで行ってみることに。

まずは宿のある中央市場の前からマイクロバスの“ミクロ”に乗ってタラブコ行きのミニバス乗り場へ。
ケンゾーたちは「C」のミクロに乗ったけれど、「7」でも行けるみたい。
ドライバーに「タラブコ?」と聞けば教えてくれる。
スクレのミクロは1.50ボリで前払い。

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10分くらいでミニバス乗り場に到着。
バス乗り場と言っても道ばたにワゴンやバスが止まってるだけ。
バスのほうが安いのかもしれないけれど、いつ出発するか分からないのでワゴン車へ。
タラブコまでは10ボリ(約180円)。

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タラブコまではおよそ65km。
ほかのブログを見ると「13人乗りのワゴンに20人以上詰め込まれて地獄の移動だった」なんて書かれていたけれど、ちゃんと1人1席で店員乗車。
天気もよくて、のどかな景色を楽しみながら1時間半のドライブ。

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タラブコは先住民族のケチュア族が暮らす小さな村。
村の入口でワゴンを降りると、かわいい動物が出迎えてくれた。
ケンゾーとイクエが大好きなドンキー。

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小さなドンキーの中でもさらにミニサイズ。
毛がふわふわモコモコでめちゃくちゃかわいい。

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スクレは白い街だけれど、タラブコはベージュ色の村。
土と日干しレンガの家が軒を連ねる村は素朴で静か。

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村の広場に近づいていくとだんだんと賑やかに。
広場を取り囲むように露店が店を広げている。

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タラブコは織物で有名。
動物や幾何学模様、人々の生活のワンシーンや祭りの様子を細かく編み込んでいくのが特徴的。

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織物をはじめとした伝統雑貨と並んでタラブコを有名にしているのが人々の服装。
男性は大きな布を頭からスポッと被るポンチョ姿。
さらに、牛革で作った固いヘルメットのような帽子が正装。

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このポンチョ姿こそアンデスと聞いてイメージする格好。
『母をたずねて三千里』のマルコの姿だ。

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女性が被っている帽子も独特。
黒い布地にカラフルな刺繍、そしててっぺんにはボンボンがぴょこんと生えている。
『キテレツ大百科』のコロ助みたい。

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広場周辺はツーリスト相手の土産物屋が多いけれど、さらに奥へと進んでいくとよりローカル色が強くなる。
スクレのちゃんとした店のほうが質はいいけれど、値段は現地価格でお買い得。
タペストリーなど目利きに自信があれば掘り出し物が見つかることも。

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でも雑貨よりも気になるのはやっぱり人々の格好。
ベトナムの花モン族のような華やかさ、エチオピアのバンナ族のようなインパクトはないけれど、伝統を守り続ける少数民族ならではの気概や渋さ、かっこよさを感じる。

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なかには、ポトシの炭坑夫たちが消毒のため、そしてたまに気付けのためにチビチビと舐めるように飲む度数96%のアルコールをグビグビ飲んでご機嫌で徘徊するおっちゃんもいるけど。

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かわいらしい雑貨に混じってギョッとするものを発見。
出た、噂には聞いていたリャマのミイラ。
浮き出たあばら骨といい、ちょこっと生えた毛といい、かなりエグい。

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かなり小さいのでまだ胎児のリャマだと思う。
昔から先住民の人々はおまじないにリャマのミイラを使ってきた。
田畑を耕したり荷物を運んだり、アンデスに住む人たちにとって欠かすことのできないリャマ。
富を運んでくる動物として縁起がいいんだそう。
家を建てるときには床下にリャマのミイラを埋めて家内安全を願うんだって。

村自体も小さいし、ケンゾーとイクエのように買物に興味がない人にとってはあまり見どころがないタラブコ。
それでもポトシやスクレのような賑やかで騒がしい街から来ると、のんびりとして素朴な空間がとても心地いい。
何気ない日常のワンシーンが新鮮に映る。

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南米の中でもインディヘナ(先住民族)の比率が最も高い(約55%)と言われているボリビア。
ポトシでもスクレでも民族衣装に身を包んだインディヘナの姿をいくらでも見かけるけれど、それもある一定年齢以上。
若者たちは世界中の同年代と何ら変わらない格好をしている。
ケチュア族の村タラブコでもそれは同じ。

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あと20年もするとこんな民族衣装姿も貴重な風景になるのかな。
もしそうだとちょっと寂しい気がする、勝手な思いだけどね。

そうそう、土産物にはまったく興味のないふたりだけど、珍しくイクエが買物をしたんだよね。
といってもお土産じゃなくてボロボロになってた普段使いのカバンを買い替えただけなんだけど。
500mlのペットボトルが3つくらい入る大きさで35ボリ(約620円)。
これでちょっとは旅人っぽくなるかな?

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【旅 info.】
  タラブコa_DSC_0263_2015061614441611e.jpg
毎週日曜日にマーケットが開催される。
スクレから車で約1時間半。
日曜午前中はローカルバスが頻発。
多数のツアー会社が送迎サービスも行なっている。
夕方になるとスクレに戻るバスが少なくなるので朝早い時間に行くのがベター。



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ボリビア「スクレ」☆☆ ウユニだけじゃ失礼

2015.06.16 06:28|世界遺産 星いくつ?☞EDIT
山道でお尻丸出しで「野ション」をしていたら、欧米人ツーリストの男性に完璧に目撃されたイクエです。
その道ってトレッキングしてる人か家畜を放牧中の現地人しか通らないような道だったの!
やる前にまわりを確認したけど誰も来てなかったの!
まさか、あんなところをマウンテンバイクで颯爽と走ってくる人がいるなんて想像してなかった。

鉱山の街であり、世界遺産の街でもあるポトシ。
次に向かうのはこれまた世界遺産の街、スクレ
今度はどんな街並みなんだろうね。

スクレ

「ポトシのバスターミナルは立派」ってうわさに聞いていたけど、本当にそうだった。
ボリビアらしからぬ雰囲気。

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ターミナル内にはたくさんのバス会社の窓口があって客引きをしていた。

「すぐ出発するよ!」と言われてバスに乗り込む。
ポトシ ~ スクレはそれほど離れてなくてバスで3時間ほど。
運賃は20ボリ(約350円)。

今回も新しめのバス。
ただしトイレはついていない。

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雄大な景色を見ながらスクレへ向かうバス。
トイレ休憩は1回もなかった。

よく現地の人はがまんできるな。
バスは満員。
3時間もあるから1人くらい「トイレ行きたい!」って言う人がいそうなものなのに。

スクレの街に着いて、宿探し。
ガイドブックに載っていた「HOSTAL CHARCAS」へ。
違和感のある入口。
普通の3分の1ほどしかない広さ。

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この宿の入口、きっと昔は普通だったんだと思う。
でも諸事情から室内の大部分を売ってしまったんだと思う。
隣とは薄い壁で仕切られていた。
ちなみに隣も同じような安宿だった。

チリやアルゼンチンは物価の上昇が激しすぎてガイドブックの情報があてにならないことがほとんどだったけど、ボリビアは数年前の料金と変わらないことが多い。
ここもお値段据え置き、ダブルでふたりで70ボリ(約1225円)。

ボリビアを旅していると、ウユニのシーズン中、シーズン直後の宿代ってほかの街に比べて異様に高いって実感する。
大都会ラパスも含めて、ウユニの半額くらいで泊まれるもんね。
ウユニ、儲かってるなあって思う。

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スクレの街並みを見て、圧倒されてしまった。
世界遺産の名にふさわしい。
ボリビアにこんなすてきな場所があったなんて!

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標高は2750メートルとポトシよりも1000メートル以上も低く、過ごしやすい。

1545年、ポトシで銀山が発見されたあと、スペイン人入植者たちはこのスクレを銀を管理するための街と位置づけて、街づくりをし、発展させていった。

銀のもたらした財力をつぎこんで造った、コロニアルな建築物がいくつも街に鎮座している。

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ポトシの街も雰囲気があったけれど、スクレのほうがもっと洗練されている感じ。
歴史的な建物一つ一つもポトシのものよりも大きく、どっしりと構えていて存在感がある。

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ボリビアの首都って「ラパス」だと思っていたけど、実は憲法上の首都はここスクレ。
1825年にこの地で独立宣言が行なわれた。
ここ、自由の家で。

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「ボリビア」という国名は、革命家でもあり軍人だったシモン・ボリバルからきている。
ボリバルは南米の5か国をスペインから独立させることに成功した英雄。
さらに、ここスクレという街の名前は、ボリバルの親友であり将軍だったホセ・デ・スクレにちなんだもの。
ホセ・デ・スクレはボリビアの初代大統領。

今でこそほとんどの政府機関はラパスに移され事実上の首都はラパスになっているけれど、ボリビアの歴史的にはこのスクレはとても重要な街。

1580年から1633年にかけて建てられたカテドラル。
街の中心地にあり、天に伸びる時計塔はスクレのシンボル的存在。

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中心地には圧倒されるような大きな建物が並ぶけれど、一歩脇道に入ればヨーロッパの田舎町の風情が。
石畳にランプにオレンジの屋根。
映画の舞台になりそう。

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そして漆黒の窓枠や張り出した2階部分。
黒が上品さを演出。
さらに、壁の白さを引き立てている。

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ここ、スクレの街。
建物を白くすることが街の条例で決まっているんだって。
そんな気の利いたことをボリビア政府がやってるのにびっくりした。

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信号だってこんなにおしゃれ。
ボリビア、やるなあ・・・。

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わたしたちにとって、ボリビア最初の街がウユニだった。
ウユニって塩湖はすばらしいけれど、田舎で、歴史的な建物なんてないし、なんのおもしろみもない街並み。
だから「ボリビアってこんな感じなのか」って思ってんたんだけど、大間違い。
ポトシにしてもスクレにしても、雰囲気があって美しいし、街歩きが楽しい。

「ボリビア、お見それいたしました。
 ウユニの街だけを見て、つまらない、なんて判断してすみませんでした。
 恐れ入りました。」

って街を歩きながら何度も心でつぶやいた。

ボリビアを知る上で、ここまで足を伸ばしてよかったよ。

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そしてこの街を美しくしているのは、がんばっている女性陣がいるから。
ゴミを拾ったり、道ばたの芝生に水をあげたり。
政府から雇われてるんだろうけどね。

その女性陣のユニフォームが徹底している。

徹底してるって言うのは、インディヘナ(先住民)の普段の格好をかたくなに守ってるってこと。

ちなみにボリビアのインディヘナの女性たちの格好って、長い三つ編みに帽子、ふわふわのスカートでこんな感じ。

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街の清掃員のユニフォームは、この基本を崩していない。
ちゃんと同じ色の帽子までついている。

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たぶんこんなユニフォームじゃないと、おばちゃんたちが文句を言うからなんだろうね。
「こんなパンツスタイルじゃイヤ!
 いつものようにふわふわのスカートを履かせて!
 帽子もないとダメ!」

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さて、コロニアルで華麗な建物が並び「白の街」とも呼ばれる世界遺産の「スクレの街」。
「星いくつ?」

「星、2つ!

ボリビアにこんな華やかな場所があったのかって驚いた。
ウユニの街だけでボリビアを判断するのはかわいそう。

ポトシもすてきだったけど、スクレのほうが優美でわたしとケンゾーのなかではこっちのほうが上。

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日本人にとってはまだメジャーじゃないけれど、外国人ツーリストにとってここはスペイン語留学に最適の街らしい。
街にはたくさんスペイン語学校があった。
しかも安い!
ゲストハウスでも「スペイン語学習プラン」を設定しているところもあって、宿泊費と朝食昼食代、レッスン代がついて1日10USドルくらい。
もっと安いところもあると思う。
過ごしやすいし、街歩きも楽しいし、オシャレなカフェやレストランもあるし、長居したくなる街なので、スペイン語を勉強したい人にはとてもいい。

そんなすてきな街だけど、ひとつだけ残念なことが。

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電線が多いこと!
しかも低い位置にあるので、せっかくの美しい建物を台無しにしている。
写真に収めても電線がじゃまをする。

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そしてこんなコロニアルな街並みに、につかわしくないものが。
でも、これはこれでなんかおもしろいのでいいんだけど。

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路線バスが日本の中古車!
いろんな日本語が目に飛び込んでくる。

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たとえ中古でも、こっちでは日本車ってとても質が良くて高くて人気があるので車体に書かれた日本語はわざと消さないみたい。
「これは日本車なんだぜ!」という主張。

幼稚園や介護施設の名前が入ったもの。
自治体名が入ったもの。
コロニアルな街並みをそんな車が走っているのでアンバランスでなんかおかしい。

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そうそう。
ここスクレにはデザイナーズショップやアーティスティックなお店もいくつかある。
気になって入ったのは、ご当地の織物を扱うお店。
NGOの団体がやっているようで、現地の人が丁寧に作ったものを適正価格で買い取り、ボリビアの織物文化を世界に広め、さらに文化を廃れさせることなく守っていこうという取り組みをしているみたい。

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縦1メートルくらいのタペストリーは4万円くらいした。
織物を取り入れたセンスのいいバッグや小物もあった。
高いけどその分実用的でおしゃれ。

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ハルカ織、タラブコ織と言われる有名な織物。

赤や黒の糸を使って、悪魔や恐怖を象徴するようなものが織り込まれている。
ずっと見てるとその世界に吸い込まれそう。

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次回は、織物で有名な村タラブコの様子をお伝えします。
ボリビアはボリビアでも、村によってファッションが違うのがおもしろい!
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オナラが出ない?!ボリビアで病院へ

2015.06.15 05:59|ボリビア☞EDIT
サブバッグがボロボロなので買い替えたいケンゾーです。
旅をはじめて2年と9か月、毎日使い続けてきたモンベルのバッグ(キッズ用だけどね)。
金属疲労で両側とも壊れてしまったショルダーストラップの取り付け部分を補修したりと大切に使ってきたんだけどそろそろ限界が。
リアルタイムではお土産天国と言われているペルーのクスコにいるんだけど、あんまり惹かれるものがないんだよねえ。
ボリビアのほうが雑貨のレベルが高い気がする、値段も安いしね。

標高4000mにあるポトシの街。
富士山の頂上よりも高いので朝晩はかなり冷え込む。
ホテルの共同シャワーは一応お湯が出るけれど、ショボい中国製の電気シャワーなので湯量が少なくて満足に温まることはできない。

寒いのが大嫌いなケンゾーにイクエから朗報が。
「ポトシのすぐ近くに温泉があるらしいよ。」

なんでもポトシ近郊にはいくつか温泉があるんだそう。
チャキ温泉やミラフローレス温泉が人気らしいけれどバスで1時間半以上かかる。
せっかく温まっても帰ってくる間に湯冷めしそう。
ということで、ポトシからいちばん近いタラパヤというところにある「Ojo del Inca」と呼ばれている温泉に行くことに。
訳すと「インカの目」、なんだかミステリアスなネーミングで期待が高まるね。

まずは宿のあるセントロからコレクティーボに乗ってMercado Chuquimiaへ。
ポトシのコレクティーポは1.50ボリ(約26円)。

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ポトシ駅の近くにあるチュキミア市場の横がポトシ近郊へのコレクティーボ乗り場。
タラパヤまでは5ボリ(約88円)。

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タラパヤまではおよそ30分。
ポトシから外に出るとすぐにアンデスのダイナミックな景色が目に飛び込んでくる。
ウマワカ渓谷のような地肌がむき出しでグラデーションが美しい山も。

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ドライバーに「オホ・デル・インカ」に行きたいと言っておけば温泉への分岐点で降ろしてもらえる。
分岐点から上り坂の一本道を歩いていく。
360°のアンデス山脈のパノラマを眺めながら温泉をめざす。
なんて贅沢な時間。

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20分ほど歩くと池が見えてきた。
じつはこれが目当ての温泉「Ojo del Inca」。
ただの池にしか見えないけど、れっきとした天然温泉なんだよ。
入湯料は10ボリ(約180円)。

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直径は50mくらいはあるんじゃないかな。
池としては普通だけど、温泉だったらかなり大きい。
中央付近でポコポコと泡が出ているので、たしかに温泉だ。
でもまったく水面から湯気が立ちのぼっていないのが気になる。

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とりあえず入ってみるか。
水着になっていざ入湯・・・ぬるっ!!
これ35℃くらいしかないんじゃない?
宿のシャワーのほうがぜんぜん熱いよ〜。

しかも縁以外は足がまったく底につかない。
管理人のおっちゃんが言うには深さは35mくらいあるんだって!
それって底なし温泉だよ。
必死に立ち泳ぎしながらぬるい温泉に浸かっているとグワグワいいながらカモがそばを通り過ぎていった。
・・・シュールすぎるよ。

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太いロープが張ってあったので、そこにバランスよく腰かけて浸かる。
ケンゾーとイクエ以外に客は10人くらい。
管理人のおばちゃんが優雅に帽子を被って犬といっしょに浸かっていた。

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ぬるいのはかなり残念だったけどロケーションは抜群にいい。
周囲をぐるりと雄大なアンデスの山々に囲まれているので景色は素晴らしい。

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ただ、やっぱりぬるいのが欠点。
天気のいい午後だったんだけど長湯をする気にはなれない。
まあイクエはけっこう長い時間入ってたけど。

あと貴重品の管理が煩わしい。
ロッカーなんかはないので荷物はその場に放置することになる。
つねに気にしていないといけないからね。
でも標高4000mの露天風呂はいい思い出になった。

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ポトシの街に戻ってよるご飯。
宿のキッチンが使えるのでこのところ外食してなかったんだけど、久しぶりに外で食べることに。
悩んだ末にチョイスしたメニューはフライドチキン。

ボリビア人はチキンが大好き。
レストランの8割はチキン屋なんじゃないかと思うほど街はフライドチキン屋だらけ。
チキンを愛して止まないボリビア人には店によって違いがあるのかもしれないけど、ケンゾーとイクエにはどの店も同じチキンにしか見えない。
直感に任せて店選び。

チキンとポテト、ピクルスがついて1皿16ボリ(約280円)。
味はチキン以上でも未満でもないチキンの味。
まあ、たまにはこんなディナーもいいかな。

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宿に戻り、「鉱山ツアーにも参加したし、温泉にも入ったし、ぼちぼち明日移動するか?」なんて考えていたらイクエに異変が。
さいしょの症状はお腹の膨満感。
だけど、たくさん食べてお腹がいっぱいって訳ではなさそう。
オナラが溜まってるのかお腹が張って気持ちが悪いと訴える。

「オナラを出したいけど出らん(泣)
 どうやったらオナラ出る?」

オナラ出したい!出したい!と叫ぶ姿に思わず苦笑。

「どんな格好がオナラ出やすい?」
「オナラの出やすい格好?
 やっぱこうやない?」

グラビアの定番、女豹のポーズのように四つん這いになってお尻を突き出す。

「こう?」
「そうそう。
 それかこれかな?」

今度は仰向けになって両手で太ももを頭のほうに引き寄せてみる。

「ダメや、ぜんぜん出らん。
 ちょっとネットで調べてみて。」

「はあ〜?
 そこまでする?笑」


ここまでは笑ってたんだけど、やがて笑っていられない状況に。
しばらくすると襲ってきた吐き気と下痢。
何度もトイレに駆け込むイクエ。
さらには熱まで出てくる始末。

あまりにも急な体調悪化。
考えられるのはさっき食べたチキンしかない。
じつはウユニの宿でも集団食あたりが起きていたんだよね。
ケンゾーとイクエがチェックインする前日、泊まっていた人たちが市場で買ってきたチキンでチキンカレーのシェア飯をしたそうなんだけど、翌日以降食べたほぼ全員が体調不良に。
けっきょく5、6人が病院に行くことになった。

同じ店のチキンを食べたケンゾーはなんともないけど、原因はチキンしか思いつかない。
ボリビアのチキンは気をつけたほうがいいかも。

その後も回復しないどころか、一晩中苦しみ部屋とトイレを往復していたイクエ。
一睡もできずに朝を迎えてしまった。
相変らず熱も38℃ある。

9時になるのを待って病院へ行くことに。
旅先では病院に行くことは面倒だけど、こんな時のために保険にも入っている。
我慢したって何の得にもならない。

宿のスタッフに「大きなプライベート病院」の場所を教えてもらったんだけど、いざ行ってみると病院らしきものは見当たらない。
ほんの数歩歩くだけでもキツそうなイクエ。
はやく先生に見てもらいたい。
病院どこだ!!

地図アプリでいちばん近い病院を探してゆっくり急行。
見つけたのは公立病院だけど、この際贅沢は言ってられない。
ボリビアの公立病院のレベルはどうなんだ?

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この日は5月1日、メーデーで祭日。
救急外来はけっこう混み合っていた。
20分ほど待って診察室へ。

調べていたスペイン語で症状を説明。
すぐに処方箋を書きはじめるドクター。
たぶん原因がはっきりしてるからだろう、とてもスムーズ。

病院のそばにある薬局で注射用のアンプルと胃の洗浄剤を購入。
念のために注射器もつけてもらった。
診察室へ戻り看護師に注射を打ってもらう。

「これ使います?」と薬局で買ってきた注射器を見せると、ちょっと笑いながら「ノー」と言われた。
看護師が取り出したのは直径が3cmはある特大サイズの注射器。

「え?!それ?お尻にさすレベルやん。」
驚きと諦めと覚悟が入り交じった複雑な表情をするイクエ。
がんばれイクエ!

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薬局で買ってきたアンプルとは別のものも混ぜて注射。
特大サイズなので時間がかかる。
全部入ってしまうまで1分くらいかかったんじゃない?
点滴の代わりだ。

気になる診察代は・・・タダ!
薬局で買った薬代114ボリ(約2010円)のみ。
インドもそうだったけど、公立病院の医療費はタダの国は多い。
この公立病院は外国人でも無料みたい。

注射を打ってから宿に戻り、イクエが薬の箱の説明書を見てつぶやいた。
「なんか、見えん。」

焦点が合わずに、近くのものがぼやけてしか見えないみたい。
イクエが思い出したように言った。

「そういえば、りのちゃんも南米でお腹をくだして病院に行って特大注射を受けたあと、視界がどんどんぼやけて見えなくなったって言ってた。」

りのちゃんはエジプトで出会った旅友。
りのちゃんと、そのときいっしょに旅していたるーさんのブログを見てみると、そのときの様子が。

りのちゃんがお腹をくだして病院に行ったのも、ここボリビアだった。
しかも、チキンを食べていた!
なんなんだ、ボリビアの注射は。
なんなんだ、ボリビアのチキンは。

きっと注射の効能が強すぎて焦点が合わなくなったんだ。
時間が経つと、目は元に戻った。
だけど下痢が治ったどころか、こんどは便秘になったイクエ。
ふだん便秘になんてならないのに。

でも体は楽になったみたい。

それにしても、病院にお世話になるのはイクエばっかり。
これから先もう何もないといいな。
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セロ・リコ「富の山」か「人喰う山」か

2015.06.14 07:30|ボリビア☞EDIT
チケットの国籍をまちがってアフガニスタンにしてしまったけど、無事にマチュビチュとワイナピチュに入場できたイクエです。
あ~、よかった。
これでチケット買い直しになったら、痛い出費だった。

世界遺産の街、ポトシを旅しているイクエとケンゾー。
ここに来たからには絶対に訪れなければならないところがあった。

それが、この街の歴史の主人公であり、今もポトシを支え続けているセロ・リコ
意味は「富の山」。

街から見えるあの山のこと。

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ここでは16世紀に銀脈が発見され、それからはスペイン人たちが銀を求めて押しかけた。
銀がほとんど採れなくなるとスペイン人たちは立ち去っていったものの、今でもスズやタングステンなど鉱物が眠っていて、鉱夫たちがこの山の地中で働き続けている。

そんな鉱山の様子を見せてもらうことができる。

ポトシの街には旅行会社が軒を連ねていて、ウユニ塩湖ツアーなどのほかにセロ・リコツアーをやっている。

内容はどこも同じ。
参加費は違う。
わたしたちはシルバーマインという会社で、ひとり60ボリ(約1050円)で申し込んだ。

結局、需要よりもツアー会社の数のほうが多すぎるので、ひとつのツアー会社は2人〜4人ほどしか集められない。
当日は4つほどのツアー会社が合同でワゴン車とガイドを手配していた。
そのなかにはわたしたちが前日に参加費を聞き、高かったのでやめたツアー会社も混じっていた。
つまり同じツアーなのに参加者によって支払った代金が違うということ。
だから、鉱山ツアーに行く人はいくつかの会社で値段を聞いて安いところで申し込んだ方がいいですよ。

ガイドは35歳のアントニオ。
アントニオの祖父は25年間鉱夫で、父もまた20年間鉱山で働いた。
そしてアントニオ自身も元鉱夫。
14歳から19歳までセロ・リコで働いていたのだそう。
とても小柄で、さらに背中が曲がっている。
大事な成長期に、地中の狭い坑内で身をかがめて働いていたことがもしかしたら影響しているのかもしれない。

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アントニオはボケたりシャレを言ったりおどけたり、みんなを笑わせるのが大好きでとても明るい。
わたしはひそかにナイナイにかけて「岡村」と呼んでいた。

アントニオの説明を聞きながらワゴン車で移動する。
ただでさえ標高4000メートルで世界一高い都市なのに、さらに街を見下ろすセロ・リコまで車は高度を上げていく。

車は山の中腹、商店街のようなところで止まった。

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ここは鉱山で働く労働者たち御用達の商店街。
間口の小さな商店が軒を並べている。
鉱山ツアーでは、必ずここに立ち寄ることになっている。

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それは、過酷な労働条件のなか働く鉱夫たちに差し入れを買うため。

普通なら、劣悪な環境のなか一生懸命に汗水流して働いているときに、観光客が珍しもの見たさにやってくるのは嫌だ。
働いているのに「うわあ〜、なにここ?」「すごーい!」なんて言いながらそばにいるのは仕事のじゃま。

見学させてもらうお礼に,鉱夫たちが必要としているものを差し入れするのが鉱山ツアーでのマナーになっている。

どんなものが差し入れにふさわしいかと言うと・・・。

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鉱夫たちにいちばん人気なのはコカの葉。
コカインの元となる葉っぱ。
コカの葉は日本などでは麻薬扱いになって持込みや栽培など禁止されている。
けれど、ボリビアやペルーでは嗜好品として広く流通しているし、コカ茶など普通に食堂やホテルの朝食で出てきたりする。

鉱山で働く鉱夫たちは、このコカの葉を噛みながら仕事をする。
彼らは暗くて狭く埃っぽい鉱山の地中の中で1日8時間から15時間働き続ける。
コカを噛むことによって「疲れない」「眠くならない」「お腹が空かない」という効果があるのだそう。
過労に伴いあらわれてくるあたり前の症状をコカで紛らわせて、体を騙しながらさらに労働を続ける鉱夫たち。

そして地中の中でのひとときの休憩。
鉱夫たちはタバコを吸うので、差し入れの候補にタバコもある。
タバコと言っても普通のタバコじゃなくて、安い手作りのタバコ。
巻かれた紙の中にはオレンジピールやシナモンが入っている。

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おいしくもないし、市販のタバコのようにガツンとくるわけでもない味。

そしてびっくりしたのが、このペットボトルに入っているお酒。
アルコール度数は、なんと96パーセント!!

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鉱夫たちはこの酒を仕事中携帯している。
コカに続き、こんなアルコール度数96パーセントの酒にも頼らないといけないのか?

と思ったけど、そうではなさそう。
アントニオいわく「こんな酒を飲んだら働けなくなる。酔いすぎたら仕事にならないし、危ない。」

そりゃ、そうだよね。

アントニオの説明によると、地中の中では手が洗えないのでアルコール消毒として使ったり、ケガをしたときの応急処置で消毒液代わりに使ったり、粉塵が舞っているので少し飲んで胃を洗浄したりするのだそう。
ただ、金曜日は特別に酒として飲むらしい。
ただし、キャップ1杯くらい。

まれにアルコール依存症の鉱夫はこれを酒代わりにゴクゴク飲んでるかもしれないけど、普通の鉱夫たちはちゃんと理性を保ってこの酒を使っている。

そして差し入れには、こんなインパクトが強いものも!

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ダイナマイト!!
アントニオがなんで口に加えているかというと、岡村らしくただのシャレ。
「こんな姿をアメリカ政府に見られたら、タリバンと思われてメリカに入国できないよ!」「これはアメリカ大統領に使うんじゃなくて採掘で使うものなんだよ」なんてことを言いながら。

プラスチックダイナマイト。
1本20ボリ(約350円)。
(観光客用に高く値段設定されてるかも。鉱夫たちはもっと安く買えるかもしれない。)
重さは軽いけれど、けっこう破壊力があるのだそう。

アントニオによると、路上で普通にダイナマイトを買えるのは世界でもここだけなんだとか。
ただし、鉱夫以外が町の中でダイナマイトを所持していると警察に捕まるらしい。

鉱夫たちはバッグにこのダイナマイトを20本から30本詰め込んで、鉱山の中に潜り込む。

わたしとケンゾーは、疑問に思った。

「どうしてこんなダイナマイトを鉱夫たちが自分で買わなきゃいけないの?
 会社が用意してくれないの?」

アントニオに聞いてみたけど、元鉱夫だったアントニオはこれを普通と思っているのか納得のいく答えはもらえなかった。

でもそのあとわたしたちはその理由を見つけた気がした。
それについてはのちほど。

ツアーの参加者たちは好きな差し入れをそれぞれ購入する。
ダイナマイトを買う人もいれば、ゴム手袋、ペットボトル入りのジュースを買う人もいる。
わたしたちは、オーソドックスにコカの葉とタバコを2セットずつ買った。

ふたたび車に乗り込んだわたしたち。
今度は一軒の質素な家のようなところに立ち寄った。
木造の暗い建物のなかには、長靴やヘルメット、ヘッドライト・・・。
ここでみんな準備完了。

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そしていよいよ車は鉱山へ。
街から見上げていたセロ・リコが目前に迫ってきた。

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赤味を帯びた山肌、灰色の砂山。
足元には黄土色の石が積まれている。

そしてそこにあるのは錆び付いた古めかしい機械とつぎはぎだらけの建物。

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セロ・リコでは、現在あわせておよそ7500人が働いている。
いくつかの組合(会社と言ったほうがいいかも)に分かれていて、わたしたちがおじゃましたのはおよそ150人の労働者を抱える会社。

セロ・リコは広い。
会社によって、採掘場所が分かれている。
この会社の採掘場所の入口は、山の中腹。
写真右下に写っている正方形の穴。

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ともすれば見失ってしまいそうな入口。

ここでアントニオがみんなが買った差し入れを回収する。
それぞれが好きなものを好きな量買ったので、てっきりわたしたちが鉱夫たちに直接プレゼントするのかと思ったらそうではなかった。

アントニオが、渡すべき人やタイミングを見計らって渡していくみたい。
わたしとケンゾーはそんなにたくさんの差し入れを買わなかったけど、中にはたくさん買っていた人もいたのでちょっと不公平。
そんなことなら、みんなでお金を平等に出し合って買えば良かったのに。

さっそく入口ですれ違った鉱夫にアントニオが挨拶し、コカの葉一袋を渡した。

アントニオは鉱山ツアーのガイドを長らくやっているし、自分も父も祖父も鉱夫だったので、ほかの鉱夫たちと顔見知り。
そういう人がガイドだから、鉱夫たちもツアーを受け入れるんだろうね。

ヘッドライトのスイッチを入れる。

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入口は狭く、体の大きい欧米人たちは潜り込むのにひと苦労。
いきなりはしごを使って、地中へと下りていく。

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入口から遠ざかると、外光がまったく入らなくなる。
ヘッドライトの明かりだけが頼り。
身を屈めながら狭い通路を進んでいく。

最初に案内されたところには、奇妙な像が鎮座していた。

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角が生えた鬼のような像。
ティオと呼ばれる地下世界の王。
鉱山の守り神であると同時に破壊のパワーももっている。

このティオを大事にしないと、鉱物も採れないし身の危険も迫るということで、鉱夫たちはティオを崇拝している。

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カラフルな紙テープや風船で飾られ、大量のコカの葉がお供えしてある。
毎週金曜日にお供え物をするのだそう。

アントニオはぶつぶつつぶやきながらコカの葉を散らし、タバコをティオの口にくわえさせ、アルコール度数96パーセントの酒を撒いた。

ティオに祈りを捧げたあと、わたしたちは狭い坑道を進んでいく。
途中、頭をぶつけることもあるし、足元がデコボコでつまずきそうになることも。

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坑道は無数に枝分かれしていて、アントニオがいなければ確実に迷子になる。
もしここにひとりで取り残され、さらにヘッドライトのバッテリーが消えたら・・・。
生きて帰れないかも。

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はしごを上ったり下りたり。
自分がいまどのくらいの深さにいるのかもわからなくなる。
気温も場所によって違い、地下の暑いところでは45度もあるらしい。
そんなところでろくに水分も取らずに働き続けるなんて。

「富の山」という意味のセロ・リコ。
しかし、「富の山」は別名をもっている。

それは「人喰う山」

1545年に銀鉱脈が発見されると、スペイン人たちが押しかけアフリカの黒人やインディヘナ(南米の先住民)たちを奴隷のように酷使して、銀を掘らせた。
過労や粉塵被害、銀の精製に使う水銀などによりこれまでに命を落としたのはおよそ800万人

実際にアントニオの父は20年間鉱夫として働き、粉塵を吸いまくり、それが原因で肺を患わせて亡くなったという。
鉱夫だったアントニオは仕事を変えることを決断し、いまでは鉱山ツアーのガイド業をしている。
アントニオは語る。
「危険だからやめられて良かった。」

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薄暗い坑内に遠くから音が響いてきた。
トン! トン! トン!
ヘッドライトの明かりだけを頼りに、男性がたった独りでハンマーを振り下ろして岩を砕いていた。
男性は72歳。
かなりのベテラン。

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アントニオは男性と親しいようで、差し入れを渡した。

アントニオによると、手作業だと鉱物のかたまりは1時間に3個から4個しか採れず、機械を使えば30個から40個採れて効率がいい。
けれど、150人の労働者がいるこの会社に機械はたったの4つしかない。
理由は、機械がものすごく高いから。

説明を聞いても、よくわからない部分が多い。
どうして会社側は、儲かっているはずなのに十分な機械さえ買えないのか。
少し投資して効率を上げた方が儲かると思うんだけど・・・。
労働者は使い捨てで人件費もそんなにかからないから、機械なんて使わなくていいと思っているのか・・・。

会社の儲けのうち20パーセントを政府に取られ、それ以外にも税金を払わないといけないし、労働者が使う病院の積み立て費や未亡人(夫を殉職で失くした妻)への補償金など出費が多いと言うのが、会社側の言い分らしい。

本当のところはどうなんだろう。

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別の場所でも2人組の男性が岩を叩いていた。
ハンマーを借りて、岩を叩いてみる。
息が上がる。

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地中で働くたくましいおじさんといっしょに。

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世界でも類を見ないほどたくさんの銀が眠る鉱山だったポトシのセロ・リコ。
19世紀までは採掘する96パーセントが銀だったという。
けれどそれが尽きてしまい、いまでは銀はほとんど採れない。
代わりに錫や鉛、亜鉛、タングステンが採れるのだそう。

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アントニオが言った。
「みなさんが使っているスマートフォンなどの電子機器。
その材料はこうやって鉱夫たちが一生懸命働いて採掘したもので作られている。
でも使っているほうはそんなこと考えもしない。
そして、それを採掘している鉱夫たちはスマートフォンなんて買えない。」

坑道にはところどころレールが敷かれている。
採掘した鉱石を運ぶトロッコのレール。
ときおり、ゴロゴロゴロ〜という音が振動とともに徐々に近づいてくる。
目の前をトロッコを押した2人の若者が通り過ぎた。

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岩を積んだトロッコの重さはおよそ1トン。
これを2人で押す。

前日に出会った外国人ツーリストが「ポトシの鉱山に行ったけどびっくりした。まるで15世紀のようだった!」と言っていたけど、日本でもちょっとまえの炭坑はこんな感じだったんだと思う。

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記者時代、石炭じん肺訴訟の取材を何度かしたことがある。
じん肺患者の元炭坑夫や遺族が、国や炭坑を運営していた企業を相手取り裁判を起こし、長い間闘っていた。

アントニオが言った。
「ポトシの街は弁護士事務所だらけでしょ。
事故が起こったり、誰かが大けがをしたり亡くなったりしたら、会社側と労働者が対立するから。
だから弁護士事務所が多い。」


ケンゾーと街を歩きながら「なんでこんなに弁護士事務所だらけなんだろう」と話していたので、その説明でようやく謎が解けた。

でもお金がない鉱夫は、満足に弁護士をつけることすらできないと思う。

歩いていると天井にポツポツと穴が空いていた。

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ダイナマイトを差し込む穴。

ときどき、頭上や足元からドーン!という爆発音が響く。
そのたびにアントニオが「ほら!ダイナマイトをやってる」と言う。

爆発で指や手に大けがをする人も多いらしい。

気になるのは鉱夫たちの給料。
ダイナマイトを使えるような、腕のある鉱夫は日給で150ボリ(約2625円)。
ほかの鉱夫は平均で日給90ボリ(約1575円)。

この給料がボリビアでは低いのかというとそうではない。
ほかの仕事でも日給100ボリくらいの人も多い。
でも、この過酷な条件で命の危険を冒してやる仕事としては、鉱夫たちの給料はとても低いと思う。

なぜダイナマイトを会社側が用意せずに、鉱夫たちに買わせるのか。
それは、もしダイナマイトで事故が起きた場合に会社側が責任を取りたくないからじゃないか。

「会社側がダイナマイトを使えとは言っていない。
 本人が勝手に用意して勝手に使っていたから、会社側は知らない。」
そんなふうに主張できる。

でも実際は、ダイナマイトを使える鉱夫に高い給料を払っているし、暗にダイナマイトの使用を奨励している。

結局わたしたちは坑道の中を2時間くらい歩いていた。
でも、もっと深く、道はもっと長く続いていた。
どのくらい広いのか想像がつかない。

歩いている途中も、ところどころにあのティオが鎮座していた。
そのたびに、明るくてジョークが好きなアントニオは急に神妙な顔になり祈りを捧げる。

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コカの葉をまき散らし、タバコに火をつけてティオの口元へ。

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ティオは立派な男根をもっている。
そこに、アントニオは真面目な顔であの96パーセントの酒を注ぐ。

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ティオの足元にはお供え物のビールの缶がいっぱい。

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ポトシーナというこのポトシのビールは、甘ったるくて、わたしとケンゾーはまずいと感じる。
でも肉体労働で疲れている鉱夫たちにはこの甘さが人気なのかもしれない。

最後にアントニオはティオの前で、きょう鉱山におじゃましたお礼とツアーが滞りなく終わることへの感謝を示した。
そして「何か聞きたいことはありますか?」と言った。

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ケンゾーが、この鉱山でどのくらいの鉱夫たちが命を落としているのか質問した。

するとアントニオが言った。
「いま、それには答えたくない。
 ティオの前でその話はしない。
 地上に出てから答えます。」


縁起が悪いということなのだと思う。

わたしたちにはちょっとコミカルに映るこの像も、彼らにとっては神聖なティオ。

命の危険にさらされている坑夫たち。
たくましく見えるけれど内側には恐怖心を秘め、このティオにすがるような思いで祈りながら毎日ここで働いている。

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わたしたちはやっと太陽の当たる場所へ戻ってきた。

地上でも多くの人たちが働いている。

滑車のようなものをひっぱりあげて、それを一輪車に載せて。

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そういえば、地下でバケツに石を積み地上へと持ち上げていた。
それがここにつながってたんだ。

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地下からひっぱりあげて一輪車に載せ、そしてそれをトラックへ。
このトラック一杯でどのくらいの価値があるのだろう。

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いつもポトシの街から見上げていたセロ・リコ。
今度はセロ・リコからポトシの街を見下ろす。
このセロ・リコがこの街をつくりあげ、繁栄させてきた。

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近くに長屋の住宅が見えた。
日本の「タンジュウ」(炭坑住宅 炭坑夫たちが住んでいた長屋の家)そっくり。

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鉱夫たちの家なのか尋ねるとアントニオが言った。
「貧しい鉱夫たちはポトシの街には住めない。
 家賃が高いから。
 郊外に住んでいる。」


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世界遺産にもなっているポトシの街。
繁華街は栄えているし、土地代や家賃は高いのだという。
このポトシをつくりあげてきた鉱夫たちは、ポトシの外にしか住めないという不公平な現実。

セロ・リコは「富の山」なのか。
それとも「人喰う山」なのか。

そういえば、さっきの質問。
この山でいまどのくらいの人が犠牲になっているのか。

アントニオによると、10年前は週に5人から6人が亡くなっていたという。
今は月に1人か2人。
ダイナマイトが原因で亡くなる場合が多い。

現場で亡くならなくても、アントニオの父のように肺の病気で亡くなっている人は多い。
水面下の犠牲者数はもっと多いに違いない。


やっぱりここは「人喰う山」。

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でも人を喰っているのは、ほんとうにこのポトシの山なのだろうか。

それは涼しい顔をして、今スマートフォンを触っているわたしたちかもしれない。
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ボリビア「ポトシ市街地」☆☆ 世界一標高の高い都市

2015.06.13 15:16|世界遺産 星いくつ?☞EDIT
このところ醤油せんべいが無性に恋しいケンゾーです。
酒のつまみでポテトチップスなんかを食べることがあるけれど、なんだかちょっと物足りない。
やっぱり醤油の風味が香ばしいせんべいをバリバリボリボリ頬張りたい。
海苔が巻いてたら言うことなし、とろろ昆布巻きだと感激もの。
チープなおにぎりせんべいも捨てがたいなあ。

ドラマティックなウユニ塩湖の鏡張りを満喫したケンゾーとイクエ。
感動といっしょに、この旅のハイライトのひとつが終わってしまった寂しさを胸に次の街へと移動。
次に向かうのはおよそ200km離れたお隣のポトシ

ポトシ

ウユニの町にバスターミナルはない。
町の中にあるバス会社のオフィス前から発着。
いくつか聞いて回りいちばん安かった会社をチョイス。
30ボリ(約530円)だったんだけど、直前に買うともうちょっと安くなるかも。

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この移動でボリビアのバスを初体験。
あまりいい噂を聞かないボリビアのバス移動。
かなりのおんぼろバスを覚悟してたんだけど、意外にも新しい車でシートもきれい。
さらに車体にはでかでかとWi-Fiの文字が!

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よくあるダミーだろうと思っていたら本当にWi-Fiが飛んでてびっくり。
まあほとんど使いものにならなかったけど・・・。
ボリビアも急速に発展していってるんだろうな。

ウユニ 〜 ポトシ間の景色もなかなかダイナミックで見応えがある。
ウマワカ渓谷のようなカラフルな山肌をしたアンデスの山々を眺めながらのドライブ。

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青い空に白い雲、青々と葉を茂らせた大きな糸杉にぽつぽつと点在している小さな集落。
とてものどかな風景だけど、この辺りの標高は4000mをかるく越えている。
美しい景色とは対照的に高山病の危険がある過酷な環境。

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ウユニの町を出発して4時間弱、なだらかな斜面をびっしりと埋め尽くす家々が見えてきた。
標高4000m、世界一高い地点にある都市ポトシに到着。

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ウユニからのバスはEx.Terminal(旧バスターミナル)に着く。
マイクロバスのようなコレクティーポに乗ってセントロへ。
ポトシのコレクティーポは後払い制で1.50ボリ。

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ウユニよりも400mほど高いポトシ、一段と寒くなった。
バチバチと音を立てながら何かが車の屋根を打ちつける。
外を見るとあられが地面を飛び跳ねている。
そりゃ寒いはずだ。

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チェックインしたホテルは「Compañia de Jesús」。
バス・トイレ共同、キッチンなし、朝食つき、ダブルベッドの個室で90ボリ(約1590円)。

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ただ、この部屋が寒かった!
布団が薄くて寒くて寝られない。
寝袋を使っても寒いので翌日すぐに移動。
シャワーは熱々だったんだけど、Wi-Fiもいまいちだったしね。

移ったのはQUIJARRO通りにある「HOSTAL FELIMAR」。
同じバス・トイレ共同、朝食つき、ダブルベッドの個室で70ボリ(約1240円)。
2階の部屋だったんだけど寒くないし部屋でWi-Fiも繋がる。

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狭いけれどキッチンも使わせてもらえるので快適。
けっきょくここには4泊することに。

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スペイン植民地支配の面影を今も色濃く残すポトシの市街地は世界遺産に登録されている。
1547年に建てられ、ポトシでいちばん古いサン・フランシスコ教会をはじめ、街中にはコロニアルな建物が建ち並んでいる。

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狭い石畳の通り、壁から張り出したバルコニー、バロックスタイルのカテドラルなど派手さはないけれど雰囲気のいい街並み。

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ここは1572年に建てられたスペイン統治時代の造幣局
中庭には不気味な笑いを浮かべた謎の顔が。
当時スペインで流通していた銀貨のほとんどをここで造っていたんだそう。
現在は博物館になっている。

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さて、世界で最も高所にある都市「ポトシ」。
「星いくつ?」

「星、2つ!

華やかさはないけれど、ヨーロッパの田舎町のような古い街並みはなかなか美しい。

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コロニアルな街並みと伝統衣装を身につけたインディヘナの人々。
そのギャップが独特な雰囲気を醸し出している。

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夜になるとまた違った表情を見せるポトシの街。
オレンジ色の街灯が石畳を照らす。
細い路地が入り組んだ街は迷路のよう。

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1707年に建てられたラ・コンパニーア・デ・ヘスス教会、1階にインフォメーションセンターも併設されている。
10ボリ(約180円)でちょっと変わった形をした塔に登ることができる。

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塔の上からはポトシの街を見渡すことができる。
斜面を埋め尽くす赤レンガの家々。
旧ユーゴスラビアの街並みにどことなく似てなくもない?

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そして、街の背後にそびえるのがポトシの象徴セロ・リコと呼ばれている鉱山。
ポトシだけでなくボリビアの経済を長年にわたって支えてきた巨大鉱山。

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ボリビアの国旗についている紋章にもこの鉱山が描かれていることからも、この鉱山がどれだけボリビアにとって重要なものか窺い知ることができる。

ボリビア国旗

紋章


世界遺産に認定され人々の誇りとなっているポトシの街。
けれど2014年、危機遺産リストに指定されるという不名誉な事態に。
その理由は「セロ・リコにおいて、継続的かつ無秩序・無計画に行なわれている採掘行為が遺産価値を消滅させかねない」というもの。

かつてのスペイン支配下当時、多数のインディヘナ(先住民族)たちが強制的に働かされ、「負の世界遺産」とも言われているセロ・リコ。
はたしてその実態はどんなものなのか?
世界最大級の規模を誇るセロ・リコ鉱山に潜入してきました。
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ドラマティックな夢の世界

2015.06.12 05:57|世界の絶景☞EDIT
最近また痩せてきてしまったケンゾーです。
ズボンのウエストがゆるゆるで腰履き状態。
若者っぽいのかもしれないけれど歩きにくくてしょうがない。
食生活が乏しいわけじゃないのになあ。
今以上にモリモリ食べて太らんといけん!

雨期のシーズンが終わっていたので鏡張りが見られるか心配だったウユニ塩湖。
でも訪れてみるとそれは杞憂だった。
日中のどこまでも広がる真っ白な世界も素晴らしいけれど、ウユニがその輝きを放つのは日暮れから。
うっとりするようなドラマティックな時間の幕開け。
(今回は一緒にツアーに参加した人たちの写真も一部借用しています。)

みんなの願いが通じたのか、太陽が傾くにつれ風が弱まってきた。
波紋が消え鏡のようになった水面。
足元に現れたもうひとつの世界。

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空、雲、山、太陽、すべてのものが鏡映し。
世界が広がり、体ごと包み込まれる。

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太陽が消えゆくその瞬間にプレゼント。
まばゆく輝く100万カラットのダイヤの指輪。

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結婚8年目のケンゾーとイクエは恥ずかしくてこんな写真を撮るつもりはなかったけれど、独身の女の子たちのリクエストに答えて敢行。
小っ恥ずかしかったけれど、こんなプロポーズもあり?

ふたつの世界の隙間に吸い込まれていく太陽。
落ちる太陽と昇る太陽、ふたつがひとつになり消えていく。
そして訪れる夢のような時間。

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刻一刻と移ろうふたつの世界。
朱色、桃色、橙色・・・。

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幻想的でドラマティックな空間。
誰もがロマンティックな気分に浸れる時間。

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・・・ロマンティックなことでなくてもOK!
ここではすべてのことが一生の思い出。

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太陽が姿を消すと、隠れていた夜の主役たちが姿を現す。
弓のようにか細い月と瞬きはじめた星たち。

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頭上だけでなく足元にも広がる宇宙。
反転した星空が地上にも。
空と地上との境目がわからない。

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しゃがみこんで、足元に散らばる星屑を拾ってみる。

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星たちが眠りにつく暁。
ほんのりと白みはじめた東の空。
新しい一日がまたはじまる。

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静寂が支配する曙どき。
気づくと360°どこを見渡しても鏡張りの絶景が広がっていた。

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日の出を待ちわびじっと東の空に視線を注いでいたけれど、ふと後ろを振り返ると思わず驚きの声が漏れてしまった。
夜明け寸前に訪れた夢幻の世界。
もしも天国があるのなら、こんなところなのかもしれない。

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ふわふわとした夢うつつの世界。
このまま時が止まってほしい。
けれどあまりにも静かすぎてちょっとこわい気も。

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ふたつの世界のはざまから、ふたたび太陽が顔を出す。
離れていくふたつの太陽。
ウユニは今日もふたつの太陽に照らされる。

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ふたたび色彩を取り戻した世界。
足元に映る青い空と白い雲、そしてちっぽけな人間。

夢の世界に憧れて、きょうもまた旅人はウユニへと引き寄せられる。

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鏡張りの世界

2015.06.11 05:57|ボリビア☞EDIT
自分の年齢がよくわからなくなるイクエです。
この前誕生日を迎えたんだけど「あれ?35歳だっけ、いや36歳になったんだっけ?」ってこんがらがるんだよ。
正解は35歳。
自分が小さいときに、母親が年齢を間違えるときがあって「どうしてお母さんは自分の年齢もわからなくなるの?」って不思議だったけど、いまなら共感できるよ。

ウユニ塩湖の鏡張りを楽しみにしていたイクエとケンゾー。
きょうは文章少なめ、写真多めでその様子をご紹介します!

雨期が終わった4月に鏡張りが見られるのか。
心配していたけど、水はちゃんと張っていた。

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白いはずの塩湖が、空色。
そして空に浮かんでいるのと同じ形の雲が、水面にも浮かび上がっている。

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下を見てると不思議な感覚におちいる。
たかだか5センチほどの水位しかないのに、ずっと奥深くまで続いているような。
吸い込まれそうな。

ケンゾーといっしょに空中散歩。

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どこを見てもきれい。
ここはふたりだけの世界だけど、あっちを見ればまた違った世界。

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みんなそれぞれ思い思いのポーズを考える。
湖面に映るもう一人の自分と相談しながら。

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これが意外と難しい。
下にも映ることを考えて、なんかのマークみたいにならないかなって思ってケンゾーととっさにとったポーズ。
風車みたい?
いや、地図の交番のマーク?

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「ねえねえ、みんなでアレやろうよ!
 人間の進化。
 猿人から原人、人間になるやつ。」

「じゃあわたしが猿と人間の中間。」
「そっちが人間ね!」

並んでポーズをとったんだけど、なんかおかしい?

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写真を撮っていたケンゾーが言った。
「それ、向きが逆やろ。」

あ!
人間の進化じゃなくて「退化」になってしまっていた!
撮り直しだ。

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メンバーで何度も言いあった。
「きょうたまたまみんなカラフルな服。
 ほんとに映えるね!
 すごくいい。」


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ツアー会社が用意した椅子は色が地味だったから、わざわざカラフルな色のと交換してきた。

カラフルな椅子に座って、みんなでバンザーイ!!
ウユニ、サイコ〜!!

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みんなでいっしょにポーズをとるのも楽しいけど、やっぱりこんな幻想的な空間ではひとりでぼーっとする時間も。

自分の世界に入り込んでしまう。
いま、自分は空の中にいるのかなあ。
上と下、どっちが本当の世界?

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ひとつしかないはずの太陽。
でも、ここにはふたつ。

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ふたつの太陽の威力は強い。
まぶしいっ!

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そして日が傾きはじめ、湖面にも夕焼けが訪れる。

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はしゃいでいたわたしたちも、おとなしくなる。
もっと特別な時間がいまから始まる予感。

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日中の鏡張りよりも、夕方、夜、そして朝焼け時がさらにウユニが美しくなるとき。
ウユニのドラマがまもなく幕を開ける。

幻想的でドラマティック。
刻々と変わる絶景。

その様子は、次回お楽しみに。
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昼のウユニを楽しもう!

2015.06.10 06:06|ボリビア☞EDIT
リアルタイムでは明日からマチュピチュに行くイクエです。
マチュピチュのチケットをネット予約で買ったんだけど、国籍の選択を「ジャパン」にすべきところを「アフガニスタン」にしてしまった!
アルファベットの「A」で始まる「アフガニスタン」が先頭にきていて、そのままに・・・。
よりによってアフガニスタンって。
パスポートを提示しなきゃいけないんだけど、無事に入場できるかなあ。

ウユニでは宿がいっしょの日本人の旅人たちとあるところに行くことに。

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正確な場所はわからない。
とにかく線路沿いを歩いていけば着くらしい。

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宿を出て30分。
お目当てのものが見えてきた!
茶色い錆び付いたものが放置されている。

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この場所は「列車の墓場」
その名のとおり使われなくなった古い蒸気機関車や列車たちが、ここに眠っている。

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かつてここからチリへと、ウユニの塩や鉱物を積んで運んでいたんだって。
錆び付いた蒸気機関車は、どこか悲しげ。

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でも、ここには大人たちの心をくすぐる何かがある。
童心に返ったように遊ぶ大人たち。

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雨期には春休みの学生たちもウユニに旅行に来るけれど、この時は4月下旬。
このメンバーは、全員アラサーアラフォー。
列車の墓場が、体力測定の現場になってしまった。
列車に上るのだってひと苦労。
足が届かない。
息が切れる。
上ったはいいけど、下りられない。
他人を見て大笑いし、今度は自分が挑戦してできなくて笑われる。
こんなはずじゃなかったんだけど・・・。

じゃあ、これ押せる?

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ちゃんと飛べる?

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極めつけはこれ!
こんなところにブランコが。

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順番にブランコをこぐんだけど、これがなかなか難しい!
子どものころあんなに自然に乗ってたのに、こぎかたを忘れている。
動かないの。
どうして?
立ち漕ぎってこんなに難しかったっけ?

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それを見てまたみんなで大爆笑。

「もっと足を曲げればいいんじゃない?」
「だれか後ろから押してあげて。」

うまくこげたら、この笑顔。

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この列車の墓場。
実はウユニ塩湖のデイツアーに組み込まれている。
15分くらい立ち寄る。
でも断然自分たちで行く方がおもしろい。
結局わたしたちは2時間半くらいここで遊んでいた。

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後日、デイツアーに参加したイクエとケンゾーはふたたび列車の墓場に立ち寄った。
そしたら作業員たちが錆びた列車の色と同じ茶色のペンキで、列車に描かれた落書きを上から消していた。
ただ放置されてるように見えるけど、観光資源としていちおうこんなメンテナンスをしてるんだね。

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数日後、デイツアーに参加したわたしたち。
ウユニ塩湖のデイツアーでは、塩湖に行く前に列車の墓場に立ち寄るほか、コルチャニ村というところにも立ち寄る。
ウユニ塩湖の湖岸に位置する小さな村で、主な産業はもちろん塩。

そう聞くと、コルチャニ村に興味が出てくるけど、行ってみたらただのお土産屋さんがひしめき合う場所だった。

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村訪問と言うよりも「お土産屋さんに立ち寄る」と言うのがふさわしい。
売っているのは民芸品だけじゃなくて、こんなものも。

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ミニチュアの恐竜。
こんなものが、ウユニ塩湖では必需品。
理由はのちほど。

ウユニ塩湖にはおよそ20億トンの塩があるのだそう。
20億トンってどのくらいかまったく想像できない。
でも、きっと何十年採り続けても枯れない量。

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ここでの塩の採り方は、湖の表面を削り取って1メートルほどの高さに塩を積み上げて乾燥させる。
塩を採る作業はけっこう地道なんだね。
想像以上に塩の地面は固いので、掘るのも大変そう。
雪焼けならぬ「塩焼け」の日焼け対策も大変だ。

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このウユニ塩湖。
数百年前の太古の時代にアンデス山脈が隆起したとき、海底が大量の海水ごと持ち上げられ、そのまま山の上に残されて干上がったことで生まれた。
この広い干涸びた湖は、高低差がほとんどなく100キロ四方で50センチほど。
「世界でもっとも平らな場所」とも言われている。

真っ白な大地を走りはじめて20分ほど。
何もないはずのところに突如、建物が見えてきた。
ツアーではここで昼食をとることになっている。

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一見するとふつうの建物だけど、この建物にはある特徴が。

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ここは塩のホテル
建物が塩のかたまりでできている。

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レンガみたいに見えるけど、塩。
客室ももちろんすべて塩。

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もちろんベッドだって。
シーツをめくるとこの通り。

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昼食はツアー会社が事前に用意したものをドライバーがもってきていた。
わたしたちはサラダとライスとハンバーグ。
ほかのツアー会社の人たちも隣のテーブルで食べてるけど、メニューはそれぞれ違う。
チキンのところもあれば、ステーキのところも。

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食事のあと、ふたたび車を走らせること1時間。
今度は真っ白な大地にぽっかりと浮かぶ島が見えてきた。
乾いたウユニ塩湖を走っているとまるで雪原にいるような気分になり、ここが湖だということを忘れてしまう。
島を見て「ああ、ここはやっぱり湖だったんだあ」って改めて思う。

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インカ・ワシ島
この島は珊瑚礁の化石でできている。
大昔はここが海の底だったことを物語っている。

インカ・ワシ島は無数のサボテンで覆われている。
なんだか奇妙な光景。

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島の近くを歩いていたら、小さな穴がポツポツと塩湖に空いているのを発見。
こんなふうに、白い大地の下には水がしみでてるんだね。

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ウユニ塩湖の下には、大量のリチウムが存在していることが近年明らかになっている。
世界のリチウム埋蔵量の半分くらいの量なんだって。
各国がウユニの資源開発を虎視眈々と狙っているらしい。

次は真っ白な乾いた塩湖へ。
「真っ白な」というのが重要。
ウユニ塩湖は広くて、もちろん水が溜まっているところもあれば乾いたカチカチの塩原もある。
そして少し土が混ざったところもあれば、本当に真っ白なところもある。
前日にツアーに参加した日本人の女の子が「ドライバーに真っ白じゃないところに連れて行かれた。もっと白いところに行きたかった。」って言っていた。
なので、わたしたちはドライバーに「真っ白なところね。ずーっと真っ白なのが向こうまで続くところに連れて行ってね!」と念押しをした。

ドライバーは自信満々に「OK!」と答えた。

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そしてちゃんとわたしたちのリクエスト通りに、何もない真っ白なところへ。

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真っ白な場所でやることといえば、トリック撮影!
何もないので遠近感がなくなるウユニ塩湖。
これを利用して手前の小さなものを大きく、遠くの大きなものを小さく見せておもしろい写真を撮る。

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ここに来る前もあちこちで、みんながトリック撮影をしていた。
撮影中の様子を客観的に見ると、ちょっとマヌケ。

このカップルは手前にぬいぐるみを置いてた。

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ぬいぐるみの上でコビトになった彼女がブリッジをしてるのを撮りたいのかな。

この集団は手前に靴を置いてた。
靴の中にみんなが入ってる様子が撮りたいんだね。

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白い大地でわたしとケンゾーがやったのは・・・。

「いただきま〜す!」

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トリック撮影はポーズをとったり位置を調整したりして、ちょっと時間がかかる。
次から次にポーズを決めて楽しんだあとは、ふたりでしばしのくつろぎの時間。

何もなくて現実感がわかない世界。
地球じゃないどこかにいるみたい。
どこに迷い込んだのかな。

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乾いた塩湖もいいけれど、日本人に人気なのは水があって鏡張りが見られる場所。
旅人たちはかなり期待してウユニ塩湖の鏡張りの場所に行く。

「すっごく良かった」と言う人ももちろんいるけれど、そうじゃない人もいる。

「たしかにきれいだったけど思ったよりは・・・」
「憧れだったウユニにいま自分が立っているということのほうに感動した」
「ネットに出ているのは、いちばんいい写真
 つねにあんな景色が360度広がっているわけではない」
「星は肉眼よりも写真の方がきれいに写る
 実際の星空はあそこまでない」
「期待し過ぎないほうが感動できる」
「水が深いところはすぐに波が立って鏡張りになりにくい
 水がありすぎるのも問題
 浅いところを見つけないといけない」
「ウユニは風が強いときのほうが多い
 すごく寒いし車で待機
 風がやんだ瞬間に『今だ!』と外に出て写真を撮る」

ずっとあんな美しい景色を見られるわけではないのかな。
なんか、いい写真を撮るのもすごく難しそうだね。

実際はどうなんだろう。
次回はそんなウユニ塩湖の鏡張りの様子をお伝えしま〜す。
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雨期じゃなくても楽しめるウユニ 4月が狙い目

2015.06.09 06:05|ボリビア☞EDIT
せっかく体調がよくなったのに、お酒を飲み過ぎて久しぶりに二日酔いになったイクエです。
卵雑炊が体にしみました。

旅人憧れの場所のトップに入るウユニ塩湖。
ウユニ塩湖は、歩いていけるようなところではない。
ウユニの町にあるツアー会社でツアーに申し込むことになる。


ウユニ塩湖の日帰りツアーはおおまかに分けて4つ。

1、デイツアー
(朝10時すぎに出発。
 昔の列車が放置してある「列車の墓」に立ち寄り、塩湖近くのコルチャニ村へ。
 塩の採掘現場を見て、塩のホテルで休憩、昼食。
 塩湖に浮かぶサボテンの島インカ・ワシ島を見学。
 その後、乾いた塩の大地でトリック撮影。)

 参加費はひとり160ボリほど。

2、サンライズツアー
(早朝3時くらいに出発。
 塩湖の水が張った場所へ行く。
 星空を観察しながら日の出を待つ。
 日の出を見て、朝の8時くらいに戻る。)

 人数が集まれば、安く参加できる。
 わたしたちはひとり110ボリ。

3、サンセットツアー
(午後3時くらいに出発。
 乾いた塩湖に行ったあと、鏡張りが見られる場所に移動。
 もしくは最初から鏡張りの場所で待機。
 夕焼けや日の入りを観賞。
 星が出始めるのを待って星空を見た後、午後9時ごろに戻る。)

 人数が集まれば、安く参加できる。
 わたしたちはひとり100ボリ。

4、「1」と「3」の複合
(デイツアーの後、鏡張りの場所に移動して夕日を見るという欲張りプラン。
 ただし、陽が沈んですぐに帰るので星空は見られない。)

 参加費は1よりも少しだけ高い。

1のデイツアーは参加費は一律だけど、2と3のツアーは車1台のチャーター費を参加者で割るかたちに。
なので参加者が少ないと一人当たりの参加費は高くなるし、多いと安くなる。
車1台の定員は7人から8人。
前日にでもツアー会社に行って「いま何人集まってますか?」と聞けば、人数を教えてくれる。

わたしたちはサンセットツアーに行くことにして、日本人御用達の「ホダカ」というツアー会社へ。
町にはツアー会社がいくつもある。

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日本人御用達のツアー会社はここを含めて数軒あるけど、はっきりいって日本人御用達じゃなくてもどこでもいいと思う。
値段もほとんど変わらない。
ただ日本人御用達の会社で申し込めば、いっしょに行く人のなかに日本人がいる可能性が高い。
外国人に囲まれるよりも日本人がいる方が安心できる人にはおすすめ。

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室内には日本人が書いた「ここのツアー会社よかったよ!ありがとう」みたいなメッセージや日の丸が飾られていた。
スタッフのおねえちゃんもほんの少しだけ日本語を話せる。
さらに日本人旅行者が置いていった「あられ」が!
「うわあ!」とみんなで騒いでたら「どうぞ、もってって」とおねえちゃん。
日本のお菓子には食欲がそそられないみたい。

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ウユニ町とウユニ塩湖はけっこう離れている。
ホテルはウユニ町に集まっているんだけど、ちょっと高級な塩のホテルは塩湖の近くにある。
塩でできた塩のホテルは憧れるけど、まわりには何もなくてかなり不便。
なので個人旅行で塩のホテルに泊まるのはお勧めできない。

ツアーの出発や解散はウユニ町なので、塩のホテルに泊まる場合は町まで自分で移動しないといけない。
サンライズツアーの出発は午前3時だし、サンセットを見終わってウユニ町に着くのは午後9時ごろで、朝早く夜遅いので大変。
塩のホテルから町までのタクシー代はかなり高い。
実際にこの後いっしょにデイツアーに参加した一人旅の人が塩のホテルに泊まっていたけど、かなり苦労していた。

さて、ウユニ塩湖の魅力は2つ。

一つは、どこまでも続く真っ白な大地。
この道をどこまでも走るのは気持ちがいい。
白い大地は、欧米人に人気。

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そしてもうひとつは、白い大地に雨水が溜まって鏡張りが見られる場所。
空や雲が湖面に映り、不思議な感じ。
日本人や韓国人に人気。

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鏡張りが見られる時期は、雨期の12月から3月と言われている。
なのでこの時期はウユニの町は日本人だらけになる。
わたしたちも、鏡張りのシーズンにウユニ入りする予定だった。
でも・・・。
イクエとケンゾー、やはり「ゆるり旅」。
いつものように予定以上に時間をかけてチリ・アルゼンチン・パラグアイを旅してしまった。
ウユニに到着したのは4月21日。
鏡張りが見られるかどうか、とても不安だった。

結果・・・。

バッチリ見られた!!

ウユニ塩湖は広くて、一年中乾いた大地のところもあれば水が溜まりやすいところもある。
雨期じゃなくても、ドライバーにリクエストすれば水が溜まっているところに連れて行ってくれる。
わたしたちは4月後半だったけど、先日(6月上旬)にウユニに行った友だちもきれいな鏡張りを見ていた。
(ただし運が悪かったり、もっと季節が遅かったり、ドライバーの力量が足りなければ見られないかも。)

むしろオンシーズンを外して良かった。

オフシーズンに行くメリットはいくつかある。

1、宿代やツアー代が安くなる
オンシーズンは宿代が高騰。
安いホテルは満室になる。
  
ツアー代も人数さえ集まれば、値引き交渉に応じてくれる。
ツアー会社からも「先月までは一律この値段だったけど、今だから安くしてあげる」と言われた。

2、ベテランドライバー(兼ガイド)をつけてくれる
ウユニ塩湖を満喫できるかどうかは、ドライバーの腕しだい。
水がちょうどよく張っている場所を探してくれたり、より白い大地に連れて行ってくれたり、上手に写真を撮ってくれたり。
わたしたちのときは、トリック撮影の際ドライバーたちが自前の小道具をもってきていて「はい、次はこのポーズ」「あなたは向こうで彼女がこっち」と指示を出し、手際よくいろんな写真を撮ってくれた。
慣れているのでわたしたちが撮るよりも撮り方が断然うまかった。

シーズン中だとたくさんのツーリストが訪れるので、ドライバーの数が足りなくなる。
そうなると、その季節だけの雇われドライバーが駆り出される。
いつもドライバーの仕事をやってるわけではないので、慣れていない。
客とトラブルがあったり、鏡張りのベストスポットにたどり着けなかったり、若干茶色い土が混ざっている場所に連れて行かれたりすることもあるらしい。

3、塩湖を自分たちだけで独占できる
これがいちばん重要。
ベストポジションには車が何台も集まってくる。
わたしたちのときは少なかったけど、それでも別の車が一台あってお互いにじゃまだった。
きれいだなあと思って写真を撮ろうとすると人が入ってきたり、鏡張りがきれいだなあと思っていると向こうから人が歩いてきて水面が揺れて鏡張りが見えなくなったり、夜に星空を撮ろうとすると誰かが懐中電灯を照らして夜空の写真がうまく撮れなかったり・・・。
ハイシーズンに行った人で「どこを見ても人だらけで、広い写真を撮ろうにも別の人が入り込んでしまうのでうまく撮れなかった」と言う人も。
こんな、鏡張りの中にぽつーんといる写真もなかなか撮るのが難しいみたい。

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日帰りツアーは、ツアー会社の前に集合して車に乗り込む。
どの会社もこんな感じの4WD。

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念願のウユニ塩湖ではかわいい服を着て写真に写りたい。
でも、実際は難しい。
なぜなら、長靴を履かないといけないから!
しかも膝まであるやつ。
これから農作業に繰り出すかのよう。

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それと日中はいいけれど、陽が沈むとものすごく寒い!
標高が富士山くらいあるからあたりまえ。
しかも足は水に浸かっている。
ふきっさらしの塩湖は風が吹けばものすごく寒い。
スカートなんて履けない。

ただファッションに気をつけるとしたら鮮やかな色の服を着るべし!!
原色や蛍光色は、ものすごく映える。
そして柄物じゃなくて無地の方が、ほんとうに鏡のように湖にくっきり映る。

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さて、長靴も履いて準備万端。
車に乗り込むと未舗装の土の上を走っていく。
地平線にうっすらと白いものが見える。
それが塩湖。

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土と塩湖の境目にはこんな動物たちも。
リャマに似ているビクーニャ。

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さらに塩湖の中に進んでいくと、美しい色のこの子たちが!!

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フラミンゴ。
こんなところで会えるなんて。

ウユニ塩湖には塩湖以外は何もない。
塩湖の広さはおよそ1万2000平方キロメートル。
高低差がほとんどないので、見通しがよく、はるか向こうの白い大地まで見渡せる。

車はそんななかを走っていく。

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2008年、こんな場所で事故が起きた。
ツーリストを乗せた車同士が正面衝突。
炎上して爆発、13人の方が亡くなってしまった。

1台にはイスラエル人の旅行者たちが、もう1台には日本人旅行者たちが乗っていたのだそう。
日本人が5人も犠牲になっている。

ほんとうに理解できない事故。
こんなだだっ広く、道もなく、縦横無尽に走れる場所で正面衝突するなんてゼロに近い確率。

視界を遮るものもなければ、高低差もない。
何十キロ先まで見通せる。
白い大地に向こうから車が来たら遠くからでもわかる。

どっちのドライバーも居眠り運転していたとしか考えられない。
それにどちらの車にもガイドが乗っていたらしいけど、きっと助手席に座っていたと思う。
なのに、なぜ彼らも正面から車が迫ってくることに気づかなかったのか。

一方のドライバーは飲酒運転だったという話も。

ご遺族は本当にやりきれなくて、悔しいと思う。
ウユニ塩湖を走ると、ますますなんでそんな事故が起こったのか理解できなくなる。

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美しい景色を見たくて、感動を味わいたくて。
人々は、長年の憧れを胸にウユニ塩湖にやってくる。

悲惨な事故は二度と起こってほしくない。

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ウユニ町ってどんな町?

2015.06.08 05:31|ボリビア☞EDIT
ずっと風邪気味(高山病?)だったけど、きのうから泊まっているホテルの部屋が地下にあって温かいのでやっと体調が良くなってきたイクエです。
もしかして少し標高が低い街に移動したからかも。
崩していたお腹の調子も元に戻りました!

「ウユニ」=「ウユニ塩湖」とイメージするけれど「ウユニ」とは本来、町の名前。
ウユニ塩湖の写真や情報はインターネットやメディアでたくさん出てくるけれど、ウユニの町自体はいったいどんなところなのか。

ウユニは意外と高い場所に位置している。
標高は3660メートル。
富士山の頂上とそれほど変わらない。
そして人口はおよそ1万8000人で、町は狭い。

何もないところに町がある。
山の上から見たウユニの町がこれ。

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まわりに何もないでしょ。
砂漠の中に突然現れた町、という感じ。
ウユニは乾燥してて水が貴重らしく、水道代が高いらしい。
だからウユニのホテルは「シャワーは短時間で」「洗濯禁止」というところも多い。

昔はもっと小さな集落だったと思う。
でもウユニ塩湖のおかげで観光産業が発展し、住民の多くが観光業に携わるようになったんじゃないかな。

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町を歩けば、ホテルにお土産屋さん、観光客相手のレストラン、旅行会社がずらりと並んでいる。
『地球の歩き方』によると、こんな小さな町に旅行会社が80もあるんだって!
ありすぎだよ。

はっきり言ってウユニの町自体はぜんぜん魅力的ではない。
旅行者が多いのに、おしゃれなカフェやリゾートっぽいホテルやセンスのいいお土産屋さんはほとんどない。
田舎の殺風景な小さな町。

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だいたいボリビアの中規模以上の町には、建物の中にバス会社や待合室、お土産屋さんが入っているバスターミナルがあるけれど、ウユニにはない。
バスは道路に横付けされる。

イクエとケンゾーはボリビア初めての町がウユニだったのであまりおもしろみを感じず「ボリビアってこんな感じなのかあ」と思っていた。
でも、そのあと行ったボリビアの他の町はどこも魅力的でボリビアの印象がぐっと上がった。

そんなウユニの町でも、週2回ほど市が開かれる。
夜まで賑やか。

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木曜日のこの日は、わたしたちが泊まっている宿の前の通りに露店がひしめき合って、たくさんの地元の人が訪れていた。
「ウユニって、こんなに人が住んでいたんだ」ってびっくりした。
いつもはそんなに人通りも多くないから。

売っているのは、洋服、日用品、子どものおもちゃ、食料品・・・。

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おばちゃんたちは、帽子に長い三つ編みのおさげ、フレアースカートをはいている。
格好だけは少女のようで、そのアンバランスさがおもしろい。

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でも、こんな格好をしているのはおばちゃんやお年寄りだけ。
若い子たちは普通の服を着ている。
だからもう少ししたらこんなファッションも廃れていくんだと思う。
ちょっと残念。

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ウユニにはほかの町と同様、常設の市場もある。
市場の外に屋台がいくつかあって、ジュージュー油で揚げられているものがあった。
この店は地元の人で大賑わい。

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揚げられていたのはチキンとポテト。
ボリビア人はフライドチキンが大好き。
外食産業の半分がフライドチキン屋さんじゃないかって思えるほど。

一皿7ボリ(約123円)。

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ウユニではお米がまずい。
標高が高いので沸点が低く、うまく炊けないのが原因じゃないかと思う。
ボソボソしている。

市場の屋内にもフードコートがある。
お店はいくつもあるのに、提供しているメニューはどこもいっしょ。
お肉を煮込んだこの料理は13ボリ(約228円)。

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宿にはキッチンがあるので、市場で食材を仕入れて料理することに。
お肉はそのまま常温で売られている。
これまでの国ではお肉を捌いているのは男の人が多かったけど、ボリビアでは肉屋さんは圧倒的に女性が多い。
おばちゃんが豪快に包丁を振り下ろしている。

さあて、何のお肉を買おうかなあ。

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ひき肉を売ってたので、野菜たっぷりのハンバーグを作ることに。

ひき肉は牛肉じゃない。
何の動物の肉かというと・・・

リャマ!

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牛肉に比べれば少しだけワイルドな味がしたけれど、思っていたよりも臭みがない。
けっこうおいしかった。

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同じ宿の日本人の旅人たちお勧めの食堂にも行ってみた。

「どんな料理が食べられるの?」
「ボリビア版、すき焼き!」
「いや、あれはすき焼きじゃなくてボリビア版生姜焼き!」

すき焼きでも生姜焼きでもいい。
どっちにしてもおいしそう。

そしてこれがボリビア版すき焼き、いや、生姜焼き?

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たしかにちょっと甘みがあるのはすき焼きっぽい。
それにさすがに生卵じゃないけど、卵がそえられているし。

でも生姜が利いているから、生姜焼きってのも頷ける。
肉のほかに、ソーセージや玉ねぎ、フライドポテトも入っていて、一皿15ボリ(約263円)。

ちなみにボリビアでは缶ビールは安いので5ボリ(約88円)くらいから。
味はまあ悪くはないけど、ちょっと軽い。
ちなみに「ポトシーナ」という緑色の缶のビールは、甘ったるくてまずいので注意!

ウユニは日本人の旅人に大人気とあって、いっしょの宿にはたくさんの日本人宿泊客が。
キルギスとイランで会ったマサさんと3度目の再会(ビールをもって幸せそうな顔の男性)。

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そしてマサさんのお友だちが日本から短期旅行でいらっしゃっていた。
たくさんの日本食材をお土産にもって。
芋焼酎まで飲ませてもらったよ。
ケンゾー、幸せだねえ。

ウユニには短期旅行者も集まるので、長期旅行者はこういうありがたいことに恵まれる機会もある。

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このメンバーといっしょにウユニ塩湖に行くことにした。

美しい鏡張りが見られる時期は雨期の12月から3月くらいと言われている。
このときは4月下旬。

果たして鏡張りは見られる?
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ウユニ塩湖へ 快適なボリビアの列車旅

2015.06.07 06:15|ボリビア☞EDIT
妻に「ケンゾーが言うギャグは面白い面白くないにかかわらず全部オヤジギャグだよ。だってオヤジやもん。」と言われかなりショックを受けてしまったケンゾーです。
でもそんなことないよね?
つまらない、しょーもないギャグがオヤジギャグってことで、質の問題だよね?

とうとうボリビアとの国境にたどり着いたケンゾーとイクエ。
ボリビアと言えば、旅人に大人気の「ウユニ塩湖」と「チェ・ゲバラが死んだ国」ということくらいしか知識がない。
あとは「南米最貧国」らしいということ。
はたしてどんなボリビア旅になるのか・・・。
ワクワクするような期待とほんのちょっとの不安を胸に、歩いて国境をめざす。

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ホテルから国境まではおよそ1km。
ボリビアが近づくにつれ石畳から砂の舞う未舗装路へ。
違う国へと向かっている実感が否が応でも高まってくる。
ああ、ワインが美味しかったアルゼンチンともいよいよおさらばだ。

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人で溢れかえった国境周辺。
こんなにも多くの人たちがアルゼンチンとボリビアを行き来してるんだ、と思っていたらちょっと様子が違う。
ずらーっと並んでいるのは大量のリヤカー。

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国境をまたいでいる細い通路を数珠つなぎで走って渡る人たち。
押しているリヤカーには大量の荷物。
ここはアルゼンチンからボリビアへひたすら人海戦術で物資を輸出している貿易の最前線。

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若者や男性だけでなく民族衣装を着たおばちゃんもがんばって運んでいる。
一分一秒でも惜しいかのように、ダッシュで荷物を運ぶ人たち。
こんなにがんばって仕事をしているなんて、アルゼンチンっぽくない。
何回往復できるかで稼ぎが決まるのかな。

荷物はアルゼンチンからボリビアへ一方通行。
経済力の差をよく物語っているのかも。

リヤカー部隊の隙間をぬって通路を通ろうとしたら「あんたたち何やってんの、ダメだよ!」と怒られてしまった。
この通路は「貨物専用」で、普通の国境がちゃんと近くにあった。
もちろん「貨物専用」の道では、パスポートの提示もなければ出入国手続きもなし。
旅人であるケンゾーとイクエはもちろん「貨物専用」の橋を渡ることはできない。

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この国境はアルゼンチン・ボリビアのイミグレが横並びでとてもスムーズ。
それぞれのスタンプを無事にゲットしていざボリビアへ。
両国を隔てるキアカ川を渡ると、そこはもう未知の国ボリビア。

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国境の街ビジャソンはアルゼンチンのラキアカより賑やかで活気のある街だった。
余ったアルゼンチンペソをボリビアーノに両替し、さらにATMで現金を下ろす。
本当かどうかは分からないけど、これからめざすウユニのATMは「ほぼ100%スキミングされるから危険」という話を聞いていたので多めに引き出しておいた。

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ビジャソンからウユニまでは直線距離で220kmほど。
たいした距離ではないけれどこの間のバス移動はかなり過酷らしい。
おんぼろバス+悪路+高地+極寒+10時間以上+アクシデント=最悪の移動なんだって。

ウユニ

テンションだだ下がりになること必至だけど、心配無用。
この区間にはなんと列車が走っているんだよね。
バスに比べると天国にいるような快適さで、しかも車窓からの景色もかなりいいらしい。
迷わず列車をチョイス。

国境を越えてひたすらまっすぐ北へ歩くこと2km。
ひっそりと佇むビジャソン駅に到着。
看板も何もなくあまりにもショボすぎる駅舎&入口。
気をつけておかないと気づかずに通り過ぎること必至。

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2015年4月20日の時点でビジャソン発ウユニ方面の列車は、月曜・水曜・木曜・土曜の週4便。
すべて昼の3時半発で水・土が快速、月・木が鈍行でウユニ到着は深夜。
この日は月曜だったのでWARA WARAという鈍行便。
1等から3等までの車両の種類がある鈍行列車、今回は2等のSALONを選択。
ウユニまでは56ボリ(約980円)、バスよりも安い。
最新の運行ダイヤはこちらのHPでチェックできる。

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発車まで時間があるのでまずは腹ごしらえ。
街の食堂でボリビア料理初体験。
「ボリビア飯は酷い、マズい、最悪!」という旅人の辛辣な声を何度も聞いていたボリビア料理。
はたして、どれほどボリビア料理はマズいのか?
これから幾度となくお世話になるALMUERZOというランチメニューを注文。
ALMUERZOはSOPA(スープ)に始まり、SEGUNDO(メインディッシュ)から好きなのをチョイスできるランチ定食。
なんだかコース料理みたいでちょっとリッチな気分に。

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スープはボリビアで広く親しまれているピーナッツ風味のソパ・デ・マニ。
口の中に香ばしいナッツの風味が広がる。
シンプルな塩味だけど悪くない。

メインディッシュはケンゾーはボリビア風カツレツの「ミラネサ」、イクエは牛肉の煮込み料理。
見た目もなかなかいけてるよね?

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味も悪くないよ。
ただ残念なのはご飯。
かろうじて粒の形は保っているけどボロボロでボソボソ。
ボリビアの飯がマズいっていうのは、ひょっとして米がマズいってことなのかな?
なんにせよこれで10ボリ(約175円)は安い!
噂通りボリビアの物価はかなり安そうだ。

まだ時間があったのでインターネットカフェでブログの更新。
こんな狭くてごちゃごちゃしてる店だけど、ちゃんとWi-Fiがあってしかも速い!
いままでの南米で最速なんじゃないの?!ってくらいサクサクで感動。

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ネットは30分1.5ボリ(約26円)。
南米最貧国と呼ばれているボリビアで予想外のネット環境にびっくり。
食事といいネットといい、ささやかなボリビアの予備知識がもろくも崩れ去っていく。

3時過ぎ、プラットホームへと入ってきた列車に乗り込む。
列車の旅はいつ振りだろう?
列車にはバスとは違う胸の高まりがある。

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2等席の車両は、予想していた以上に立派!
清潔だし座席も広々、かなり倒せるので10時間の長旅でも快適に過ごせそう。
トイレもきれいでちゃんとトイレットペーパーもあった。

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ケンゾーたちの車両はほとんどがツーリスト。
車掌が「途中、駅で停車するときは網棚に置いてる荷物に気をつけてください」と注意を促している。
ボリビア、今のところかなり好印象。

ひとつ残念だったのは、進行方向に向かって右側が景色がきれいと聞いていたので右側に座れたのはよかったけど、座席が後ろ向きだった。
ちょっと気持ち悪いけど、まあしょうがない。

大きな荷物の客室持込みはNG。
ケンゾーのバックパックもカーゴスペースに入れるように言われた。
ちゃんとタグを付けてくれるので盗難の心配はなさそう。
ツーリストと見ると荷物の係員からチップを要求されることがあるけど、地元の人は払っていない。

定刻通りに走りだした列車。
サボテンがニョキニョキ生えた丘陵地帯、青々とした畑が広がるのどかな田園地帯など刻々と移り変わる車窓からの景色はまったく飽きがこない。

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途中トゥピサで30分くらい停車。
駅の外に出るとたくさんの屋台が出ているので夕食を買うことができる。
深夜1時過ぎ、ほぼオンタイムでウユニに到着。
座り心地もいいし、座席を倒して寝ることもできるし、2時間おきくらいに掃除にしにきてくれて、とても快適な旅だった。
値段も安いしバスよりも断然おすすめ。

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時間が時間だけに朝まで駅で寝ることに。
待合室に絶好の仮眠スペースを発見。
ドアの前にひっそりとした空間が。

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ほかの乗客数人も待合室にやってきた。
みんなが横になっていると係員がやってきて電気を消してくれた。
寒くないし、寝るにはなかなかいい環境。

朝7時前、警備員に声をかけられて起床。
そろそろ駅を閉めるので外に出てくれと言われた。
駅で一晩過ごす人たちのためにわざわざ朝まで駅を開放してくれてたんだ。
なかなかサービス精神があって、ボリビアいいやん ♫

まだ寝静まったままのウユニの街。
寒さに震えながらホテルへと足を速める。

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やって来たのは「WARA DEL SALAR」。
最近人気のほぼ日本人宿。

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ドミトリー、個室ともに同じ料金。
時期によって値段が変動するようで、4月後半のこの時期は1人50ボリ(約880円)。
カップルだと優先的に個室にしてくれるみたい。

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Wi-Fi、キッチンあり、熱々お湯たっぷりシャワー、洗濯&干場スペースあり。
日本びいきのオーナーは気さくで感じがいい。

この街でやることといえば、もちろんウユニ塩湖を見に行くこと。
多くの旅人が絶賛するウユニ塩湖ははたして本当に噂通りの絶景なのか?
そして「ボリビア人苦手」という旅人が多いけど、ボリビア人はどんな人たちなのか。
ボリビアの街は?

ボリビア旅行の始まりです!
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旅したアルゼンチン こんな国

2015.06.06 05:46|南米☞EDIT
アルゼンチンには1/22から4/19の間まで出たり入ったりを繰り返し、トータルで34日間滞在しました。
滞在中はひたすら肉とワインを満喫していました。
そんなアルゼンチンの旅を振り返ります。

旅の費用はいくら?

アルゼンチンでいくら使ったのか発表します。

交通費  2,419.50ペソ
外食費  1,167.00ペソ
食料費  2,731.15ペソ
宿泊費  5,205.00ペソ
観光費  4,701.00ペソ
その他  192.50ペソ

合計  16,416.15ペソ=約163,012円(1アルゼンチンペソ=9.93円)
約4,794円/1日2人で

交通費以外の物価はチリよりも安いアルゼンチン。
おいしいワインを安く飲めたのは嬉しかった。
闇レートが存在するのでドルかユーロを持ち込んで両替しないといけないのが面倒。
各地で両替をしたけれど結果的には初日のウシュアイアのレートがいちばん良かった。
なかなか判断は難しいけれど、いいレートのときにがっつり両替をしておいたほうがいいかも。
経済新聞のHPに最新の闇レートが公表されているので、街の両替屋のレートの参考になる。
※BLUE RATE=闇レートのこと

闇レート


◇移動手段はこうでした

パタゴニアはヒッチハイク。
フィッツロイのあるエル・チャルテンからの脱出に苦労した。
ここはヒッチハイク激戦区で長期戦を覚悟しておいたほうがいい。

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イグアスの滝観光の拠点の街プエルト・イグアスからサルタまでヒッチハイクを試みたけれど見事に玉砕。
アルゼンチン北部、とくにパラグアイ・ボリビア国境周辺はハードルが高い。
結局、アルゼンチン北部ではバスを利用。
バス代は高くて、長距離だと1回の移動で数千円から1万円以上する。
けれどその分座席は広くて快適、食事のサービス、ときにはアルコールも配られる。

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サルタからボリビア国境のラキアカまではウマワカ渓谷など車窓から見える景色が素晴らしい。
インディヘナの村に立ち寄りながらアンデス山脈の壮大な自然をぜひ楽しんでほしい。

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こんなお宿に泊まりました

宿の相場はドミトリーで80〜100ペソ。
最南端のウシュアイアがもっとも高く185ペソだった。
観光地はオンシーズンだと宿代は値上がりし、逆にオフシーズンは安くなる。
だいたいの宿にはキッチンとWi-Fiがついていて、居心地は良い。
日本人が集まる宿では、もつ鍋や餃子を作って楽しいひと時を過ごせた。

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ただし、チリやアルゼンチンの若者バックパッカーがかなりの確率でギターや太鼓をもって旅しているので、騒がしいときも多々あり。
英語が話せるスタッフがいるのはまれ。
パタゴニアや田舎の街にはキャンピングサイトがあるので宿代を節約したい人は、ご利用を。
ただし、寒いかも!

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これが一番うまかった!

ケンゾー 「ワイン」
日本ではリーズナブルなワインとしてチリ産が有名だけど、チリよりもアルゼンチンのほうがワインは安い。
スーパーでボトル1本100円台から売っているので予算に応じて選び放題!
ワインは好きだけど、知識はぜんぜんないケンゾーとイクエ。
ちょっと奮発して美味しいワインが飲みたいときには「RESERVA」ワインを選んでいた。
安くてもラベルに「RESERVA」と表記されているワインはけっこう美味しい。
それと「カベルネ・ソーヴィニヨン」など品種がしっかり明記されているものを選んだほうがいい。
有名なワインの産地メンドーサではワイナリー巡りも楽しめる。

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イクエ 「アサード・デ・コルデロ」
パタゴニアの名物料理、羊の炭火焼。
羊を解体して広げたものを火から少し離して縦に刺し、じわじわと時間をかけて焼き上げます。

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カリッとこんがり焼けているのに、脂身はそのままで、ほおばると口の中にじゅわっと脂が広がっていきます。
味付けは塩・こしょう・ハーブとシンプルだけど肉の味がしっかりしてるのでパンチがある。
ボリュームがあってあぶらっぽく、食べ過ぎると胃もたれしそう。
わたしたちは1人分をふたりで分けて残しそうでした。
1人分で150ペソ〜200ペソくらい。

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おすすめ!!一番良かった場所

ケンゾー 「フィッツロイ」
チリもそうだけど、やっぱりパタゴニアの自然がいちばん印象に残っている。
あいにく大荒れの天気になってしまったフィッツロイだけど、トレッキングとキャンプの組み合わせは心が躍る。
雨と風でテントが壊れそうになったのも今となってはいい思い出。
どこから見ても絵になるフィッツロイは男前。
朝日に照らされ紅く燃える姿は幻想的だった。

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イクエ 「ウマワカ渓谷」
世界遺産にも登録されている虹色の谷、ウマワカ渓谷。
鉱物を含んだ山はオレンジや桃色、緑、紫とカラフル。

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そんな自然の景色もさることながら、先住民のインディヘナたちが暮らす街は素朴で、ほかの国に来たかのよう。
華やかなコロニアル建築の建物が並び、ヨーロッパ人を先祖にもつ人たちが明るく暮らすアルゼンチンだけど、本来はウマワカ渓谷の周辺の村々のようにインディヘナたちが自然とともに生きてきた場所だったことに気づかされました。
アルゼンチンの歴史に想いを馳せた場所でした。

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ふらり ゆるり アルゼンチンの感想は?

ケンゾー
とにかくワインがうまかった!笑
アルゼンチンとチリは何度も行き来をしたけれど、アルゼンチンに入るたびに「美味しいワインがまた安く飲める!」と嬉しかった。

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あとは、何度も書いてるけど、やっぱりパタゴニアがよかった。
時期も限られるし移動費や宿代も高いけれどぜひパタゴニアを旅してほしい。
心が震えるような美しい自然にきっと出会えると思う。

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イクエ
想像していたよりも発展していて、物価が高く、街並みも人々もライフスタイルもまるでヨーロッパの国のようでした。
物価は高いけど安心して旅行できる国です。

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日本人の旅人にもたくさん出会いました。
パタゴニアの自然は美しいし、ワインも安くておいしいし、リラックスして滞在することができました。
天気もよく、いい季節に旅行できたなあと思います。
唯一の心残りは本場ブエノスアイレスでタンゴを見られなかったこと。
いつかタンゴを見て、情熱の国アルゼンチンを体感したいです。
それにしてもアルゼンチンのワインは安くておいしかったな。

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アルゼンチン「ウマワカ渓谷」☆☆☆ 南米のグランドキャニオン

2015.06.05 06:11|アルゼンチン☞EDIT
たまには「イクエちゃん」と呼ばれたいイクエです。
日本にいるときは友だちや職場の親しい先輩、親戚から「イクエちゃん」って呼ばれてたんだけど、旅で出会う日本人は年下がほとんどだから「イクエさん」なんだよね。
しかも、けっこうな確率で同じ年齢の人からも「イクエさん」って呼ばれるし、敬語なの。
これはケンゾーが年上で、ケンゾーの妻ということでそうしてるんだろうけど、なんか損した気分なんだよね。
これから出会う人、どうか「ちゃん」でお願いします。

渓谷に囲まれた素朴な田舎の町なんだけど、観光客もそこそこいて、オシャレなカフェや雑貨屋さんもあるすてきでかわいいティルカラの街。

町の裏にはインカ時代の遺跡があるのだそう。
せっかくなので行ってみることに。

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どこを歩いてもいい景色だなあ。
カッパドキアにあったような、尖った柱がいくつも重なったキャニオン。

目前にあるとけっこう迫力があるんだよ。
大きさがわかりづらいと思うんだけど、下に写ってる車がミニカーみたいに小さく見えるでしょ。

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手前のサルタの町にはレンタカー会社がたくさんあったから、車を借りてこの辺りを旅する人が多いんだと思う。
世界遺産になっているウマワカ渓谷を自分で運転して走るなんて楽しいと思うなあ。
もちろんわたしは助手席で、ケンゾーに運転任せるけどね。

のんびり歩いて、30分くらいでティルカラのプカラ遺跡に到着。

サボテンのたくさん生えた丘。
そこにへばりつくように石造りの建物が密集している。

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入場料は外国人料金が設定してあってひとり50ペソ(約500円)。
思っていたよりも高い。
入るかどうか躊躇したものの、ここはせっかくなので。
このチケットで町の考古学博物館にも入れるので、そんなに高くはないかも。

「マチュピチュと比べるとぜんぜん高くないよ」ってケンゾーに言ったら「比べたらいかんやろ」と言われた。

ここの良さはこのロケーション。
遺跡のある丘にサボテンが群生していて、その間を歩きながら遺跡をまわる。

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この遺跡は「ティルカラ要塞」とも呼ばれている。
要塞と言っても、壁に囲まれているわけでもないし、敵の侵入を防ぐような建物もない。

この場所自体が、丘になっていて侵入しにくい地形になっている。
そして、どこまでも見渡すことができて監視しやすい。
つまり、天然の要塞になっているということ。

隣の町が見下ろせる。
おもちゃのような小さな家が山裾に密集している。

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この遺跡周辺には1万年前から人が生活していたらしい。
そのあともずっとここに住み続け、15世紀ごろインカ帝国に占領された。
遺跡はプレ・インカ(インカ帝国以前の時代)、インカと使われ続けたもの。

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上の石造りの遺跡は、当時の家畜小屋。
肉を食べたり毛糸を作るために、リャマを飼っていたのだそう。

遺跡の敷地内には、今もちゃんとリャマたちが飼われていた。

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かわいいような、かわいくないような・・・。

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ここに残る遺跡は、石で造られていて屋根は藁と泥でできている。

カラフルなウマワカ渓谷。
とれる石はそれぞれ色が違う。
建物の壁の石も、白っぽい石、グレーがかった石、赤味を帯びた石と、なんだか楽しい。

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室内は薄暗い。
天井には、太い木ががっちりと組んである。
木の表面には小さな穴が無数に。
これはわざとつけた模様なのかな。

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外に出て、さっきの木の正体がわかった。
身近にある、コレだったんだね!

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サボテン!!
トゲトゲのサボテン。
そのトゲのある緑の表面をはぐと、こんなブツブツ模様の木になってたんだね。
枯れているサボテンを見て、気づいた。

サボテンって中は空洞なんだけど、皮はけっこう分厚い。
10センチくらいはあるかな。
思っていたよりも固くて頑丈。

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サボテンって1年間に数センチしか育たないらしい。
ここには背の高い大きなサボテンが1000本以上は生えてるけど、実は樹齢数十年とか百年以上なのかも。

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丘の中央にある遺跡は、インカ時代に儀式のときに使われていた建物。
この時代の人々は、大地や先祖、太陽に祈りを捧げていた。
家畜が増えることや豊作を祈願したのだそう。

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この場所からは人の骨も見つかっているらしい。
生け贄にされていた人がいたのかも。

さらには、チチャと呼ばれるトウモロコシのお酒の入った壷や幻覚症状が出る葉っぱも。
儀式中にこれらを摂取することで、神秘的で神がかりの世界に近づけると信じられていたらしい。

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ぽっかりといくつも空いた穴。
石で縁取られたこの穴は墓地。
いまは中はからっぽだけど、この後行った博物館ではここに骨や生活雑貨などがいっしょに埋められている様子が絵で説明されていた。

この遺跡の魅力は、石造りの建物よりもまわりの広大な自然。
そして無数にあるサボテン。
それが遺跡とマッチしていて、独特な雰囲気をつくりだしていた。

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遺跡から歩いて10分ほどのところに、ティルカラの街が見渡せる場所があるらしい。
街のインフォメーションセンターのスタッフが教えてくれた。
アルゼンチンでは、田舎でも観光地にはインフォメーションセンターがあって丁寧に対応してくれる。
スタッフが英語を話せることは少ないけど、それでもわかりやすいスペイン語で旅行者に必要な情報を伝えようとしてくれる。

小高い山を登り始めると、さっそく街並みが見えてきた。

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さっきまでいた遺跡の丘もここからなら見下ろせる。
奥には紫色の鮮やかな山。
そして丘を取り囲むように青々とした畑。

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遺跡よりもやっぱりサボテンが目立ってしまうけどね。

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ウマワカ渓谷は世界遺産の自然文化複合遺産に登録されている。
さまざまな色が造り出す虹色の谷は、とても珍しい。
さらに、谷に挟まれた南北150キロの道は、1万年前から人やモノが行き交う重要な道だったのだそう。
だから、昔の遺跡も残っている。

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さて、南米のグランドキャニオンと言われる世界遺産の「ウマワカ渓谷」。
「星いくつ?」

「星、3つ!

3つはちょっとあげすぎのような気もするけど、今まで旅してきてここまでさまざまな色の山肌に囲まれた場所は見たことなかった。

山肌の色だけではなく、尖った崖や不思議な形の岩山はとてもユニーク。

アンデスの桃源郷といった感じ。

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ティルカラの街に別れを告げて、わたしたちが次に向かったのはラキアカというボリビアとの国境の街。
明日はいよいよボリビアに入る。

ラキアカ

ティルカラからラキアカまでのバス代はひとり80ペソ(約800円)。
このルートもすばらしかった。

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山に眠る鉱物でこんな色になっているんだろうけど、それでもやっぱり不思議。
よくこんないろんな色の山があるなあ。

山肌が隆起しているから、ますますおもしろい模様になっている。

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何層にも色分かれし、ミルフィーユみたい。
これは抹茶味のミルフィーユ?

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アンデスの山々に囲まれた広大な大地も。
一本道がどこまでも続いていく。

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なめらかな山の曲線に引き込まれそう。
地球上の自然のバリエーションの多さに改めて感動する。

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車は世界遺産の中を走り抜け、どんどん標高をあげていく。
道に立つ人もインディヘナの人たち。
ボリビアに近づいていることを実感する。

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そして到着したラキアカの街。
バスターミナルは雑多な感じで、これまでのアルゼンチンの地方都市とはまったく違う。
雰囲気的には「アルゼンチン」より「ボリビア」といったほうがしっくりくる。

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哀愁ただよった街。
どこか寂しげ。
そんななか、宿探し。
こんな街にいい宿あるのかなあ。

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事前に調べていたホステルに行ってみたものの、廃業したのか休業中なのか張り紙がしてあって閉まっている。
近くの別のホテルへ。

でもここ、けっこう良かった。

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ツインでひとり80ペソ(約800円)。
バックパッカーが泊まるゲストハウスではないけれど、ホットシャワーも使えるし、キッチンもある。
Wi-Fiが使えるエリアもあった。

あすはいよいよボリビア。
アルゼンチンやチリに比べて、人もあんまり優しくないしたまに攻撃的な人もいるし、首締め強盗やバスの中でのスリも多いと、旅人たちから聞いてきた。

「ボリビアは気をつけた方がいいよ。」
「覚悟した方がいいよ。」
「グッドラック。」

そんな風に言われてきたけど、実際はどうなんだろう。
心を引き締めて、ボリビアに入国だ。
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こんなところにも悪魔が!

2015.06.04 06:24|アルゼンチン☞EDIT
癒し系動物のアルパカに2回も唾を引っ掛けられたケンゾーです。
そのアルパカは毛がモッコモコでパッと見はめっちゃかわいいんだけど、よく見ると出っ歯でかなりブサイク。
道を通せんぼしてたので横をすり抜けようとしたらペッ!と唾を飛ばされた。
しかも行きと帰りの2回も。
それを見ていたフランス人の女の人にゴン太くんみたいな笑い声で爆笑された。
アルパカにもびっくりだけど、このフランス人の笑い声にびっくりだよ。

ウマワカ渓谷のファンタジックな景色を楽しんでいるケンゾーとイクエ。
つづいて立ち寄るインディヘナ(先住民族)の町は、プルママルカから北へおよそ20kmのところにあるティルカラ
バスで10.5ペソ(約105円)、およそ30分のショートトリップ。

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ティルカラ

この短い移動の間もウマワカ渓谷の素晴らしい景色を楽しむことができる。
何度見てもこの鮮やかな色をした山肌には不思議な美しさがある。

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この家のようにも見えるものはお墓。
アパートみたいな階層式になっているのがおもしろい。

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あっという間にティルカラに到着。
プルママルカもそうだったけど、ここティルカラも乾燥していてつねに埃っぽい。
ときおり風にあおられ砂が高く舞い上がる。

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今回の宿はバスターミナルから目と鼻の先にあった「TIERRA ANDINA」。
4ベッドドミトリーで1ベッド100ペソ(約1000円)。
部屋はいくつもあるけれど、どの部屋もけっこう狭い。

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キッチン、朝食つき。
Wi-Fiもあるけれどけっこう遅い。
サルタから北のエリアはネット環境は期待しないほうがいい。

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ティルカラも周囲をアンデスの山々に囲まれた谷あいの町。
町のどこからでも地肌がむき出しで荒涼とした山並みを見渡すことができる。

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どこか寂しい雰囲気が漂っていたプルママルカとは対照的に、とても活気のあるティルカラ。
メインストリートはツーリストと地元の人たちでいつも賑わっている。

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レストランやカフェ、雑貨屋などおしゃれな店も多い。
日本人はほとんど見かけなかったけれど、老若男女問わず欧米人のツーリストたちはとても多い。
アジア人と欧米人、好みがけっこう違うんだよねえ。

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2つの塔がシンボルの町の教会。
クリーム色であたたかみがある。

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内部は木を多用してあって、華やかさはないけれどぬくもりがある。
素朴で、自然と一体化したようなこの町にぴったりだ。

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ティルカラもインディヘナたちの町。
背が低くて黄褐色の肌をしているインディヘナ。
なんとなく親近感を感じる顔立ち。

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それもそのはず、インディヘナは日本人と同じモンゴロイドの血筋なんだって。
ユーラシア大陸とアメリカ大陸が陸続きになっていた大昔、アジアから渡っていったモンゴロイドの末裔。
今でもちゃんと蒙古斑をもって生まれてくるんだって!

でも、上の写真のおばちゃん。
市場で野菜を売ってたおばちゃんなんだけど、「顔が似てるね」って言ったら「ノー!ノー!アジア人は目が細い!わたしたちはもっと目が大きい!」って否定された。
そんなに違うかなあ・・・。

ツーリストで賑わうティルカラも、町の中心から外れるといたって静か。
日干しレンガと土壁でできたシンプルで素朴な住居が、ゆるやかな斜面に建ち並んでいる。
山肌と同じような色味で山に溶け込んじゃってるね。

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放し飼いで自由気ままに町中を闊歩する犬たち。
愛嬌のある犬たちが多くてついつい歩みを止めてしまう。

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町から5kmほど離れたところに「悪魔の喉笛」というどこかで聞いたことがある観光地があるらしい。
ついこのあいだ行ってきたイグアスの滝の最大の見どころとまったく同じ名前。
世界有数の観光名所と比べたらショボいだろうことは予想がつくけど、行ってみるか。

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ニョキニョキと生えるサボテンを横目に丘を越えていく。
静かに立ち尽くすサボテンは、どことなく寂しげで健気。

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サボテンと言えば全身を覆いつくすトゲが特徴。
でもよく見るとフサフサの白い毛も生えている。
サボテンに毛が生えてるなんて意外だったけれど、触ってみたらフサフサじゃなくてゴワゴワだった。

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途中アンデスを代表する動物にも遭遇。
ふわふわの毛とつぶらな瞳がかわいいリャマ。

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でも口元がちょっとブサイク。
なんだかんだいってもラクダ科だね。

丘の上から振り返ると、大きな「虹」が見えた。
描かれているのは空ではなく、山肌に。
鮮やかな土で自然にできた模様。
天気がよかったら絶景だっただろうなあ。

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のんびり1時間歩いてたどり着いた「悪魔の喉笛」。
切り立った崖がジグザグに入り組んだ深い峡谷だった。
悪魔の喉笛という表現も、まあ分からなくはない。

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悪魔の喉笛の入場料は10ペソ(約100円)。
高くはないけど、ちょっと微妙な値段。
せっかくなので、奥にある滝まで見に行くことに。

川原へ下り、何度も小川を飛び越えて奥へと歩いていく。
こんなときかなりの確率で川に足をはまらせるイクエだけど、この日は大丈夫だった。

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やがて姿を見せた滝は小振りだけどなかなかいい雰囲気。
秘境っぽさを感じることができて100円分の価値はあるかな。
なかなかいいトレッキングコースだと思う。

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ティルカラの街外れまで足を伸ばした後は、気になっていたご当地ビールを買って宿で乾杯!
ケンゾーとイクエが大好きな濃厚黒ビールのおつまみは、肉屋で買ったソーセージと市場で仕入れた本場アンデスのジャガイモ。
シンプルだけど最高!

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アルゼンチンの旅も残すところあと少し。
最後まで、ウマワカ渓谷を満喫だ!
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ウユニより感動?穴場の塩湖サリーナス・グランデス

2015.06.03 07:39|アルゼンチン☞EDIT
旅を始めたころの写真を見返してみたら、当時は今よりもずっと太っていたことが判明したイクエです。
旅を始めたのが2012年9月。
1000日前の話。
もちろん肌のハリツヤは当時のほうがいいんだけど、顔がパンパン、二の腕ムチムチ。
ケンゾーと写真を見返してびっくりしました。

世界遺産に登録されているウマワカ渓谷を満喫中のイクエとケンゾー。

虹色の丘が織り成すカラフルな景色がここの最大の目玉ではあるんだけど、実はあまり知られてない旅人絶賛の観光スポットがある。

それがサリーナス・グランデス
真っ白な塩の大地が広がっている干し上がった湖で「第2のウユニ塩湖」なんて呼ばれている場所。

サリーナスグランデス

サリーナス・グランデスに行った旅人2人に出会ったんだけど、それぞれが
「ウユニ塩湖よりも感動した」
「ウユニよりも白さが際立っていてきれいだった」
って言うんだよね。

あのウユニよりも?

そんなことないよねえ。
だったらもっと有名になっててもいいはずだもん。

真相を確かめるべく、行ってみることに。
車でくねくねの山道を登って下りて1時間半かかるらしい。

ツアー代金はアルゼンチンの割にリーズナブルでひとり120ペソ(約1200円)。
こんなワゴン車でプルママルカの街を午前中に出発する。

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はずだったんだけど、お客さんが多くて定員オーバー。
ワゴンのドライバーが仲間のタクシーを呼んで、急遽わたしたちはあぶれた他のお客さん2人とその車に。
もちろん値段はいっしょ。
ワゴンに詰め込まれるよりも車窓を楽しめるし、帰りはほかの客が乗らなかったのでケンゾーと貸切り。
結果的にはよかった。

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車はずーっと壮大な景色の中を走り続ける。
わたしは奇岩やキャニオン好きなので、このドライブコースはかなり気に入った。

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人間がこの世に誕生する前の太古のような、地球じゃないような、どこか別の惑星のような。
そんな現実離れした景色の中にも、ときおり民家や畑があってハッとする。

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ウマワカ渓谷らしく、キャニオンもピンクに赤に緑といろんな色でできている。
地層のように、色の変わり目がある。

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キャニオンの裾に広がる緑の絨毯。

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目を凝らすと、ニョキニョキとサボテンくんたちが立っている。

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ツアーと言ってもガイドはいないし、サリーナス・グランデスまでの送迎だけだろうなと思って期待してなかったんだけど、途中展望台で記念撮影の時間が。
ちゃんとドライバーが客を撮影するという、サービス精神も。

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標高4170メートルの峠を越える道。
あんな道を登ってきたんだねえ。

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峠を登りきったら、今度は下っていく。
渓谷が続いていたさっきまでの道とは違い、今度はなだらかな丘がいくつも重なっている。
そしてその丘の向こうに白いものが!

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渓谷や山ばかりで平坦な場所というのがなかったのに、突然真っ平らな空間が広がっている。
きっとあそこがわたしたちの目的地、サリーナス・グランデス。

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ついに到着。
標高およそ3500メートルに位置し、広さはおよそ220平方キロメートル。
南米で3番目の規模の塩湖。

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巨大なスケート場のような場所。
何もない白い大地。

真っ白な塩の大地は、よく見るとこんなふうに亀の甲羅みたいな形にヒビが入っている。
なんでこうなるのか知ってる人、教えてくださーい。

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照り返しがすごくて、まぶしすぎる。
こんな真っ白な場所で一日中過ごしたら、真っ黒になっちゃうよ。

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さて、このどこまでも続く真っ白な大地に立ってわたしたちがやることは・・・。
トリック撮影!

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でも、なんかうまくいかない。
もっとわたしが小さくなったほうがいいのかなあ。
ちなみに塗ってるのはニベアじゃなくて、足元にあった塩のかたまり。

ほかにもいろいろ試してはみたけれど、なんかイマイチ。
トリック撮影はウユニに持ち越すことにして、それまでに予習しとこう。

近くにはウユニ塩湖にもあるといわれる、こんな建物も。

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レンガを組んで造ったように見えるけれど、レンガではなく塩!
塩のかたまりで造られた建物。
すぐに溶けそうなイメージだけど、実際はカチカチで頑丈そう。

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中はいくつもテーブルがあって休憩できるようなつくり。
テーブルも椅子ももちろん塩で造られていた。

ウユニ塩湖を小さくしたような場所だなって思うかもしれないけど、ここにしかない光景が。
サリーナス・グランデスならではの景色がこれ。

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吸い込まれそうな色をした運河のようなもの。
これが間隔を置いて何本もある。

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この正体は、ここから塩を採るために掘られた穴。
雨水が溜まってプールになっている。
もしかしたら雨期ならではの景色なのかもしれない。

塩湖の上には塩を満載にしたトラックがひっきりなしに走っている。

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トラックのドライバーたちの顔を見て、ドキッとした。
きっとここまでしないと、日焼けですごいことになってしまうからなんだろうけど。
大変なお仕事です。

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そんな過酷なお仕事現場の横で、幻想的な風景に見入るわたしたち。
なんでこんな色してるのかほんとに不思議。

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深さはそれほどでもない。
30センチもないんじゃないかな。
ただ水が溜まってるだけ。
だけど、なんとも言えない淡いエメラルドグリーン。

この日は雲が多くて快晴ではなかったから、晴れてたらもっと違う色になるのかもしれない。

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さて、あの疑問の答えはいかに?

「サリーナス・グランデスは、ウユニ塩湖を越えるのか?」

わたしたちの感想としては、「ウユニのほうがやっぱりすごいんじゃないか」

ウユニの方が広いし、車に乗って白い大地を縦横無尽に駆け巡られる。
鏡張りを楽しむならウユニ。
まあ勝手なことを言ってるけど、わたしたちもまだウユニには行ってないんだけどね。

でも、サリーナス・グランデスのほうが街から離れているし、まだそれほど有名じゃないという点で、秘境感は勝っている。

そして何より、プルママルカからサリーナス・グランデスまでの景色がいい。
この車窓の景色を楽しむためだけに、このツアーに参加してもいいんじゃないかと思うほど。

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山肌の一部が突然黄色くて驚いたり、グレーがかった青や赤みがかった茶色いキャニオンに圧倒されたり。

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怪しい色が造り出す、異次元世界のウマワカ渓谷。
そしてそんな谷間に忘れ去られたように、突如広がる一面の白い世界。
だからこそ、その白が際立って見える。

「ウユニよりもサリーナス・グランデスのほうが好き!」って言う人がいるのも納得はできる。

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ウユニ派かサリーナス派か。
実際に行って、答えを出してみてはいかが?
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アンデスの奥地に桃源郷

2015.06.02 06:06|アルゼンチン☞EDIT
ときどきオナラが止まらなくなるケンゾーです。
自分でまったく制御できなくなるくらいプッププップ、とめどなく出続けることがあります。
いったい何を食べたらこうなるんだろう。
この数日大量のイクラを食べたんだけど、それが原因?

ボリビアをめざすべくアルゼンチンの北部を移動しているケンゾーとイクエ。
サルタはアンデス山脈のふもとにある街。
ボリビアへはアンデス山脈を突っ切っていくことになる。

とりあえずの目的地は塩湖のあるウユニ。
ウユニの標高は3660m。
ここから北上するにつれどんどん標高が高くなっていく。

アルゼンチンとボリビアの国境周辺にはアンデスの山々が造り出す独特の景観が広がり、見どころも多い。
せっかくなのでそんなアンデスの美しい景色を楽しみながらボリビアへ移動しよう。
サルタからプルママルカという小さな村をめざすことに。

プルママルカ

まずはフフイまで行き、プルママルカ行きのバスに乗り換える。
サルタ ~ フフイは85ペソ(約850円)、フフイ ~ プルママルカは42ペソ(約420円)。
バスは1日に何本も頻発している。

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フフイを出発してしばらくすると車窓から見える景色に釘付け。
稜線が複雑に入り組み、幾重にも折り重なった山裾。
荒々しさと滑らかさをあわせ持った山の姿に思わず声が漏れる。

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このあたりはウマワカ渓谷といって世界遺産にも登録されている景勝地。
河川の浸食によってできた渓谷で、南米のグランドキャニオンとも呼ばれている。
ところどころに見られるカラフルな山肌がウマワカ渓谷の特徴。
いろんな鉱物がむき出しになっているからこんな鮮やかな色になってるんだって。

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乾燥したアンデスの大地には背の高い木々は育たない。
この荒涼とした大地の主役はサボテン。
目を凝らしてよく見ると、むき出しの地肌に点々とサボテンが生えている。

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おなじアルゼンチンでもウシュアイアとは似ても似つかない世界。
アルゼンチン、そして南米の大きさを改めて実感させられる。

およそ4時間でバスはプルママルカに到着。
山間にある小さな村だけど、ツーリストの数は多い。
そんなツーリストたちの目当ては・・・。

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その前に、まずは宿の確保。
小さな村で安宿がほとんどないプルママルカ。
キャンプサイトもいくつかあったけれど、キッチンがなかったりしてイマイチ。
小さな村をぐるぐる歩き回って宿を探す。
あ、見どころが住居の上から見え隠れしてる。

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プルママルカは標高2200m。
重いバックパックを背負って歩いているとちょっと息切れする。
ようやく教会の裏手に手頃な宿「HOSTERIA BEBO VILTE」を見つけた。

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3ベッドルームをドミトリーとして使って1ベッド90ペソ(約900円)。
キッチンはないけどレセプション周辺にWi-Fiあり。

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村の広場周辺には民芸品の露店がずらっと並んでいる。
店を出しているのはインディヘナと呼ばれている先住民族。
ボリビアに近づくにつれインディヘナの人たちの割合が増えてきた。

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こじんまりとした村だけど、インディヘナ手作りの雑貨などをゆっくり見て回るのも楽しいだろうね。
ま、ケンゾーとイクエはまったく心が動かされないけど。
物欲が一切ないっていうのは旅人としてはどうなんだろう。
せっかく世界中のお土産を買うチャンスなのにもったいないかな?

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インディヘナの雑貨もいいけれど、ツーリストたちが求めているのはもっと別なもの。
荒々しい山々が村のすぐ目前まで迫ってきているプルママルカ。
裏山を越えると壮大な景色が目に飛び込んできた。

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アンデスの山々が造り出すワイルドな景観にうっとり。
荒涼とした厳しい自然。
けれどどこか温かみを感じる景色。

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むき出しの山肌が描き出すグラデーションが美しい。
プルママルカにはアンデスの山々を巡るトレッキングルートもある。
時間に余裕があればのんびり景色を楽しみながら歩いてみたかった。

プルママルカの最大の見どころを眺めるために、村と川を挟んだ反対側の山に登ることに。
心臓がドクドクと暴れだす。
標高2200mでフーフー言ってるけど、ウユニ大丈夫かな?

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プルママルカの別名は「七色の丘」の村。
山の上から村を見下ろすと納得の光景が広がっていた。

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虹色、とまでは言わないけれど、色鮮やかなグラデーションの山に囲まれた村。
なんだかおとぎ話にでてくる村のようでかわいらしい。
プルママルカはアンデスの山々に抱かれた桃源郷のようなところだった。

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もういやだ ヒッチハイク

2015.06.01 05:51|アルゼンチン☞EDIT
末っ子でいとこの中でもいちばん下、わがままを言ったり甘えたりするのが小さいころから身についているイクエです。
ケンゾーに指摘されてから気づいたんだけど、わたしって「寒い~」とか「喉渇いた~」とか言いながらそれとなしに相手に欲求してるらしい。
たとえば「寒い~」なら「窓締めて」、「喉渇いた~」なら「冷蔵庫の飲み物とって」。
自分ではまったくそういう意識はなくて自然に言ってるんだけど、そのシチュエーションから明らかに遠回しに相手に欲求してるらしく、ケンゾーはそれがイヤなんだって。
「ストレートに頼めばいいやん!」とたまに怒られます。

ヒッチハイクがうまくいかずに、結局バスに乗って出戻ったイクエとケンゾー。
このままヒッチハイクの旅を終わらせてしまうのでは、後味が悪くなってしまう。
ヒッチハイクっていい出会いがいっぱいあるし、現地人と友だちになるチャンスだし、こんなはずじゃない。
ボリビアではヒッチハイクをするつもりはないので、最後にアルゼンチン側でリベンジだ。

パラグアイの出国スタンプをもらうと、すぐそばにいた両替のおっちゃんから、パラグアイのグアラニーからアルゼンチンペソへの両替をもちかけられた。
レートはそれほど悪くない。
でも、もう一声。
けっきょくそれ以上は上がらなかった。

きっとアルゼンチン側にも両替商はいるから、あとででいいか。
わたしたちはパラグアイのグアラニーを大量にもったまま、渡し船に乗り込んだ。

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向こう岸へ渡るだけなので、5分とかからない。
船賃は1人1万グアラニー(約260円)。

アルゼンチン側の方が発展していると思っていたら、大違い。
クロリンダの国境は田舎過ぎて何もない。
両替商もいない。

うわあ~。
さっき両替しておけばよかった・・・。
次の街に望みをかけるしかない。

車なんてほとんどやって来ないこんなとこでヒッチハイクなんてできない。
ラッキーなことに路線バスがやってきた。
とりあえずこれで幹線道路まで移動しよう。

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最寄りの街まで行くバスで、運賃は10ペソ(約100円)。
しばらくするとバスが右折しようとしたので、わたしたちは途中で降りて幹線道路までの2キロほどを歩いた。

さて、こっから一気にばーっと移動しちゃおう!!

意気込んではいたんだけれど・・・。

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いや、こんなはずじゃ・・・。

2時間が経過した。

最初からこれだったら先が思いやられる。
いったいいつになったらボリビアにたどり着けるんだろう。

国境の街ってヒッチハイク難しいのかなあ。
あ~、時間だけが過ぎていく。

1キロ以上先に警察の検問所が見える。
もしかして、検問所があるからよくわからない外国人を乗せたくないのかなあ。
検問所まで歩いて、その先でヒッチハイクをしたほうがいいかもしれない。

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重い足取りで検問所へ向かう。

車はけっして少ないわけじゃない。
長距離移動中だと思われるトラックも多い。

でもね、ぜんっぜんダメなの。

ヒッチハイクは運に左右される。
でもそれ以上に左右されるのは・・・。
ヒッチハイクをやる人間。
人数、そして男か女か。
わたしたちは男女2人組。
1人の方が車に乗せやすいのは確か。
トラックだとドライバー含めて前に3人座れば窮屈。

有利なのは女ひとり。
つぎは女2人組。
そのあとにわたしたちのような男女2人組か男性ひとり。
不利なのは男2人組。

アスンシオンでいっしょだったユリちゃんは、わたしたちがこれから行こうとしているルートをヒッチハイクで逆に来ていた。
スムーズに進み、最後は乗せてもらったトラックのドライバーからタクシー代までもらったと言っていた。
ユリちゃんと同じルートを、男友達のじゅんちゃんが挑戦していた。
じゅんちゃんはかなり苦戦し、結局パラグアイに行くことをあきらめ、引き返した。

これは別に乗せる方に下心があるというわけではない。
(たまにそういう輩もいるけど。)

女の子ひとりだと、かまってあげたくなるのは当然。
それはなにも男の人だけでなく、女の人だってそう。
きっとあなたも、もし道路に女の子がぽつんと1人で立っていたら助けたくなると思う。
逆に2人組や男が立っていたら「なんだろうな」と思って過ぎ去っていくかもしれない。

よく「女の子ひとりで旅なんて大変ね」とか「女の子ひとりだと危ないね」とか「よく女の子ひとりなのに旅できるね」なんて言われるけど、はっきり言ってそんなことはない。
わたしは学生のときひとりで旅していたけど、女ひとりだからこそ老若男女みんなが優しくしてくれるし、助けてくれた。
窮地に追い込まれても必ず誰か現地の人が助けてくれる。
そういう意味で女ひとりってけっこう得なのだ。
かえって男子よりも旅がしやすい。

女の子の方が犯罪に巻き込まれやすそうだけど、男子の方が詐欺にあったり盗みの被害に遭っているケースが多いんじゃないかと思う。(性犯罪は別)

女の旅人はよく「すごくがんばってるね」とかねぎらいの言葉をもらうけど、男の旅人ってもらえない。
だから、この場でわたしが男性旅人に言います。

「不利な状況で、よく孤独と闘いながらがんばってますね!」

わたしから言われても嬉しくないだろうけど。

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男女2人組のわたしたち。
警察の検問所の先までやってきたけれど、いっこうに車は止まってくれない。
ここでもまた2時間が経った。
もう夕方の4時過ぎ。

そしてー。

わたしたちの最後のヒッチハイクの夢、破れたり。
もう、長距離バスに乗ってしまおう。

ところが、乗車拒否にあいまくる!

予約してないとダメなんだって。
席は空いてるのに!
いままでこんなことなかったのに。

警察にも「ここからタクシーで街まで戻って、そこでチケットを買わないと乗れないよ」って言われた。

いまさらそれはないよー。
何キロも歩いてここまで来て、何時間も待ち続けたのに、ここからいくらかかるかわからないタクシーに乗って街まで戻るなんて。

最近のわたしたちの負のスパイラルはなんなんだ。
やる事が全部裏目に出る。

失望していたら、一台のバスが止まってくれた!

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わたしたちがきょうのヒッチハイクの最低目的地に設定していたレシステンシアという街まで、ひとり160ペソ(約1600円)。

この前の一日といい、きょうの一日といい、いったいなんだったんだろうか。

午後9時ごろ、ようやくレシステンシアに着いた。
ここから夜行バスに乗っていっきにサルタに移動する手もあるんだけど、手持ちのアルゼンチンペソが足りない。
パラグアイのお金はあるんだけど、使えるはずもなく・・・。

ということで、何の用もないレシステンシアの街に1泊することに。
よくわからないけど、路線バスに乗って街の中心地まで移動。

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夜10時過ぎ、これから宿探しはしんどい。
この路線バスをどこで降りるべきかもわからない。
ドライバーのおじちゃんに「安いホテルに泊まりたいんです。どこで降りればいいですか?」と尋ねておいた。
旅をするうえで必要な、最低限のスペイン語はいつのまにか身についていた。

「ここで降りな。
 向こう側の通りに行けばホテルがあるから!」

そう教えてくれて、わたしたちはバスを降りた。

人に聞きながら1件のホテルに入った。
でも少しだけ予算オーバー。
恥を忍んでフロントのおじちゃんに聞いた。

「もう少し安いホテルは近くにありませんかね。」

おじちゃんは優しかった。
自分のホテルに泊まらないわたしたちに、近くにある数軒のホテルと、この街でいちばん手頃なここからちょっと離れたホテルを教えてくれた。
ちゃんと紙にホテル名まで書いてくれて、行き方を教えてくれた。
そういうちょっとした優しさが、身も心も疲れているわたしたちを励ましてくれる。

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おじちゃんがいちばん安いと教えてくれてたどり着いた「ホテル ルクソール」。
なぜルクソールなのかは不明。
ルクソールと言えば、エジプトの古代遺跡のある観光地。
エジプト人が経営しているとは思えないけど。

でも室内はエジプトの安宿を彷彿とさせた。
古びた部屋、くたびれたベッド。
でも一応、トイレ・シャワーがついていて2人で205ペソ(約2000円)。
安いからこのくらいの部屋でもまったく問題ない。
ドミトリーに泊まるよりもいい。

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またも不発に終わったヒッチハイク。
わたしたちがまずやったことは、ふたりで「おつかれさま」といたわりあうこと。
隣の店でいちばん安い銘柄のビールを買って。

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翌日わたしたちには任務があった。

両替しそびれたパラグアイグアラニーをアルゼンチンペソに両替すること。
わたしたちは3万円相当のグアラニーをもっていた。
というのも、プエルト・イグアスではドルよりもむしろグアラニーのレートのほうがよかったので、両替用にグアラニーをATMでおろしてきたから。

だけど、またしても誤算が。
この街には両替商がいない!!
こんなこと初めて。
いままでどの街にも両替してくれる人がいた。

でもどれだけ歩いても、どれだけ聞いてまわっても銀行か正規の両替店しかない。

アルゼンチンは公定レートと闇レートにかなりの差がある。
闇レートと言ってもおおやけに行なわれている。
それが、この街ではない。
ここだけ自治体の取り締まりが厳しいのかもしれない。

こんなことなら、きのうパラグアイ出国のときにいたおじさんに両替してもらっとけばよかった。
あ〜あ、また失敗。

いくらレートが悪いとは言え、アルゼンチンペソを手に入れない限り身動きがとれない。
わたしたちは仕方なく両替し、5000円分も損したのだった。
旅人のみなさん、レシステンシアでは闇両替はできませんよ!

なんとかペソを手に入れてバスターミナルへ。
サルタ行きの切符を買う。
疲れたよぉ。

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ここからサルタまでは夜行バスでひとり500ペソ(約5000円)。
ふたたびヒッチハイクをすることも考えたけど、いま負のスパイラルに陥っているわたしたちはきっとうまくいかない。
素直に普通の旅行者のようにやっていこう。

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あのとき、素直にプエルト・イグアスからサルタ行きのバスに乗っていたらー。
わたしたちは4日ほど無駄にしている。
ヒッチハイクはうまくいかず、無駄に宿泊を重ねている。
ただ疲れて、出費がかさんだだけ。

バスは滞りなくサルタの街に到着した。

バスを降りると、ホテルの客引きの女性がいた。
普通ならわたしたちはそんな客引きにはついていかないんだけど、このところ自分たちの意志でやってきたことがすべて裏目に出ている。
ここは他人任せのほうがいいのかもしれない。

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わたしたちはおとなしく客引きの女性についていき、おとなしく指定されたタクシーに乗った。
もちろんタクシー代は宿側が支払うしくみ。

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着いたホテルはバスターミナルからもそんなに離れておらず、悪くなかった。
「HOSTEL El PALO SANTO」
ドミトリーで朝食つき、ひとり80ペソ(約800円)。
ドミトリーだけど部屋がたくさんあるので、他の客はほかの部屋を使い、結果的には私たちふたりだけだった。

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いろいろあったけど、とにかくサルタまで到着したので良しとしよう。
おばちゃんが紹介してくれたホテルも悪くない。
負のスパイラルを断ち切るために、こころを入れ替えなきゃ!

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サルタは人口100万超の大きな街。
標高1190メートルで過ごしやすく、周囲を山に囲まれている。
サルタで癒やされる旅人も多い。

1582年にボリビアから南下してきたスペイン人たちが建設した街は、コロニアルな雰囲気を残している。

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歴史を刻んだ、重厚感ある建物。
パラグアイではほとんど見かけなかった。
ほんとにヨーロッパみたいな街。
室内もステキ。

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白い二階建ての建物はカビルド。
むかし市庁舎だったもので、いまは博物館になっている。
1783年に造られたもので、サルタ市内でもっとも歴史ある建物なんだって。

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メルヘンチックなピンクのこの建物はカテドラル。
1858年に建てられた教会。

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ちょっと間違えば派手になって浮いてしまいそうな色遣いだけど、不思議と柔らかく街に溶け込んでいる。

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内部も外観に負けていない。
華やかで豪華。
宮殿みたい。

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多用してある金。
それでいて落ち着きがあり、神聖な空間。

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サルタの街歩きは、落ち込んでいたわたしたちを少しさわやかな気分にさせてくれた。

いいときもあれば悪いときもある。
うまくいかなかったあとには、きっと楽しいことが。

よし、めげずに旅を楽しんでいこうっと♡
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