「自分がもし印税で贅沢な生活ができる有名ミュージシャンだったら、専属のマッサージ師をつけて毎日マッサージをしてもらうのにな。」という叶わない夢をもっているイクエです。
プロのマッサージ師を専属につけることはできない生活だけど、夫にマッサージしてもらえる生活は送れています。
そのかわり、わたしも夫にやってあげないといけない。
しかもいくら夫とは言え遠慮はしているもので、本当なら毎晩2時間くらいやってもらいたいんだけどね。
きのう「世界遺産」編でお伝えしたクロアチアのプリトヴィッツェ湖群国立公園。
大小16の湖が連なり、上から見るとまるでひとつの川のように見える。
その美しさを1日分の記事で伝えることができないので、きょうはひきつづき「世界の絶景」編としてご紹介します。
ディナル・アルプス山脈の森の中に、まるで水の桃源郷のように存在しているこの公園。
どこを見ても美しく、絵になる。


こんな不思議な色をもつ美しい湖が、この現実社会にたしかにある。
実際、こんな幻想的な景色を目の前にすると、自分が違う世界にまぎれこんでしまったような、夢のような、ふわふわとした気分にもなってくる。

高低差のある渓谷の間に、段々畑のように重なりあっているいくつもの湖。
どの湖も豊かな水を湛えている。
いっぱいになった水が湖から溢れ出し、滝となって、下の湖へと流れる。

このあたり一帯は、1億3500万年前から6600万年前にできた石灰岩のカルスト大地。
棚田のように森の斜面にそって、階段状にできている湖。
苔や藻が光合成を繰り返してできる石灰華の堆積物が水の流れを堰き止めて湖を形成している。
湖を縁取っている堆積物は、流れてくる植物を絡み取りながら1年間におよそ1センチずつ高くなっていく。
ゆっくりと進化していく絶景。

その堆積物の隙間からあふれ落ちる水。
美しい滝から水が落ち、美しい湖をつくる。

水は生命の源。
ほとばしる水から聞こえる、生命の息吹。


絶えることのない水をたっぷりと地面が吸収し、そこに植物が生え、みずみずしい若葉をつけ、鮮やかな森が形成されていく。
深い山、切り立つ崖、とめどなく水が流れる谷。
スケールの大きな自然は、とても神々しい。

ヒグマにオオカミにワシミミズク。
この豊かな森の中は、希少な動物たちのすみか。
120種以上の鳥たちもここに生息している。

ナラやトウヒ、モミで覆われたうっそうとした森。
ここには、アルプスと地中海の植物たちが共存している。

あまりにも美しすぎて、自然が作り出した色とは思えない湖の色。
かといって、人類の手によってでも作り出せない色。
この色をなんと表現すればいいのか。


エメラルドグリーン、コバルトブルー、モスグリーン、スカイブルー・・・。
水は高い濃度の炭酸カルシウムを含んでいて、ミネラルや有機物の量、さらに太陽の向きや光の量によって、刻々とその色を変えていく。


この湖には、たしかに色がついている。
それなのに、こんなにも透き通っている。
そしてそんな不思議な色の湖のなかで、ここちよさそうにスイスイと泳ぐ魚たち。


ここは昔から生き物たちの秘密の隠れが。
そんな場所に、おじゃまさせてもらっている人間。

ここは、自然の美しさ、大きさ、豊かさを教えてくれる場所。
人間はなんて小さいんだろう。

大雨や、雪解け、強風。
自然の威力によって、土砂崩れが起きることもある。
滝がなくなったり、あらたな滝が出現したりすることも。

大木が倒れてしまうことだってある。
でも、人間の手であえてもとの姿に戻すことはしない。
それが、ここの公園のおきて。
だって、本来自然は姿を変えていくものだから。

自然の中に身を委ねて、森の小道を歩いていく。
鳥たちは持ち前の美声を競うかのように高らかにさえずっている。
湖のような青い色したトンボたちは自慢の羽をひらひらとさせて舞っている。
見上げれば、日の光を受けてキラキラと輝く若葉。

その木々の根本を、滝が濡らしている。
幾千もの滝の音が折り重なり、大地を響かせる鼓動となる。

生きている自然。
地球はこんなにも躍動的。

本当の「絶景」は、人間が造り出すことはできない。

ダイナミックな自然を体全体で感じたくて、きょうも世界中からたくさんの人たちがこの自然の宝庫に足を踏み入れる。
プロのマッサージ師を専属につけることはできない生活だけど、夫にマッサージしてもらえる生活は送れています。
そのかわり、わたしも夫にやってあげないといけない。
しかもいくら夫とは言え遠慮はしているもので、本当なら毎晩2時間くらいやってもらいたいんだけどね。
きのう「世界遺産」編でお伝えしたクロアチアのプリトヴィッツェ湖群国立公園。
大小16の湖が連なり、上から見るとまるでひとつの川のように見える。
その美しさを1日分の記事で伝えることができないので、きょうはひきつづき「世界の絶景」編としてご紹介します。
ディナル・アルプス山脈の森の中に、まるで水の桃源郷のように存在しているこの公園。
どこを見ても美しく、絵になる。


こんな不思議な色をもつ美しい湖が、この現実社会にたしかにある。
実際、こんな幻想的な景色を目の前にすると、自分が違う世界にまぎれこんでしまったような、夢のような、ふわふわとした気分にもなってくる。

高低差のある渓谷の間に、段々畑のように重なりあっているいくつもの湖。
どの湖も豊かな水を湛えている。
いっぱいになった水が湖から溢れ出し、滝となって、下の湖へと流れる。

このあたり一帯は、1億3500万年前から6600万年前にできた石灰岩のカルスト大地。
棚田のように森の斜面にそって、階段状にできている湖。
苔や藻が光合成を繰り返してできる石灰華の堆積物が水の流れを堰き止めて湖を形成している。
湖を縁取っている堆積物は、流れてくる植物を絡み取りながら1年間におよそ1センチずつ高くなっていく。
ゆっくりと進化していく絶景。

その堆積物の隙間からあふれ落ちる水。
美しい滝から水が落ち、美しい湖をつくる。

水は生命の源。
ほとばしる水から聞こえる、生命の息吹。


絶えることのない水をたっぷりと地面が吸収し、そこに植物が生え、みずみずしい若葉をつけ、鮮やかな森が形成されていく。
深い山、切り立つ崖、とめどなく水が流れる谷。
スケールの大きな自然は、とても神々しい。

ヒグマにオオカミにワシミミズク。
この豊かな森の中は、希少な動物たちのすみか。
120種以上の鳥たちもここに生息している。

ナラやトウヒ、モミで覆われたうっそうとした森。
ここには、アルプスと地中海の植物たちが共存している。

あまりにも美しすぎて、自然が作り出した色とは思えない湖の色。
かといって、人類の手によってでも作り出せない色。
この色をなんと表現すればいいのか。


エメラルドグリーン、コバルトブルー、モスグリーン、スカイブルー・・・。
水は高い濃度の炭酸カルシウムを含んでいて、ミネラルや有機物の量、さらに太陽の向きや光の量によって、刻々とその色を変えていく。


この湖には、たしかに色がついている。
それなのに、こんなにも透き通っている。
そしてそんな不思議な色の湖のなかで、ここちよさそうにスイスイと泳ぐ魚たち。


ここは昔から生き物たちの秘密の隠れが。
そんな場所に、おじゃまさせてもらっている人間。

ここは、自然の美しさ、大きさ、豊かさを教えてくれる場所。
人間はなんて小さいんだろう。

大雨や、雪解け、強風。
自然の威力によって、土砂崩れが起きることもある。
滝がなくなったり、あらたな滝が出現したりすることも。

大木が倒れてしまうことだってある。
でも、人間の手であえてもとの姿に戻すことはしない。
それが、ここの公園のおきて。
だって、本来自然は姿を変えていくものだから。

自然の中に身を委ねて、森の小道を歩いていく。
鳥たちは持ち前の美声を競うかのように高らかにさえずっている。
湖のような青い色したトンボたちは自慢の羽をひらひらとさせて舞っている。
見上げれば、日の光を受けてキラキラと輝く若葉。

その木々の根本を、滝が濡らしている。
幾千もの滝の音が折り重なり、大地を響かせる鼓動となる。

生きている自然。
地球はこんなにも躍動的。

本当の「絶景」は、人間が造り出すことはできない。

ダイナミックな自然を体全体で感じたくて、きょうも世界中からたくさんの人たちがこの自然の宝庫に足を踏み入れる。
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