子どもの頃いちばん好きな家庭料理は餃子だったケンゾーです。
餃子が出てくるのは土曜日の夜が多かった。
習ってた水泳からヘトヘトになって帰ってきてからの餃子は最高だったなあ ♪
おふくろの餃子はキャベツじゃなくて白菜を使ってたんだよね。
「青い街」シャウエンをあとにして次の街へ。
さいしょバスから街が見えたときは「ぜんぜん青くないやん!」って心の中でツッコミを入れたんだけど、旧市街の中に入ると青の世界が広がっていた。
だいじょうぶ、
「青い街」に偽りなし!

「青い街」の次は
「迷路の街」。
千年以上の歴史を誇り、世界最大の迷宮都市とも呼ばれている
フェズへと向かう。

シャウエンからフェズまでは民営バスで70ディルハム(約900円)。
民営なので荷物代が10ディルハムずつ必要。

フェズまでの道中もなかなかいい景色。
ほんとにモロッコでこんなに緑を見るなんて予想外だったなあ。


途中こんなにのどかな場所で休憩。
仕事中のドンキーもランチタイム。


旅行者に金狙いでつきまとったり、旅行者をだます人が多いと言われるモロッコ。
「世界三大ウザい国」のひとつと言われている。
まだモロッコは3日目だけど、噂のウザさはぜんぜんない。
超有名観光地のフェズはどうだろうねえ。
じつはケンゾーとイクエにはウザさよりも気になってることがあるんだよね。
それはまたのちほど。
バスに揺られることおよそ4時間半。
壁のようなものが見えてきた。
フェズの旧市街、メディナをぐるりと囲んでいる城壁だ。
かなりの高さだね。


高い城壁に囲まれているメディナ。
中の様子を窺うことはまったくできない。
1200年以上外の世界から隔てられていたメディナはどんなところなんだろう。
バスはメディナの目の前にあるバスターミナルへ到着。

バスを降りて公衆電話を探す。
今日からお世話になる人に連絡を取らないといけない。
じつはここフェズでカウチサーフィンを利用することにしているんだよね。
世界三大ウザい国のモロッコで。
カウチサーフィンの反応はとてもいいモロッコ。
旅のプランを書き込むだけでたくさんの人から招待が来る。
でもね、ほとんどの人が
「ガイド関係」っていうのが見え見えなんだよね。
「自分はベルベル人で砂漠や旧市街を知りつくしてるから案内するよ!」って言われてもね、それぜったいツアーだよね。
1度くらいはホームステイしてリアルなモロッコに触れたいなあって思ってたんだけど、ここフェズでちょっと良さげなホストを見つけた。
プロフィールには
『旅と人との出会いが大好きです。小学校の体育の先生の資格を持っています。』と書いてある。
旅人に悪い人は、あまりいない・・・だろう。
小学校の先生だし・・・まだ働いてないようだけど。
電話をすると「タクシーに乗って◯△まで来て。」って言われたんだけど◯△がよく分からない。
タクシーのドライバーにもう一度電話してもらって連れて行ってもらうことに。

タクシーは旧市街へ。
今回のホストは旧市街に住んでるんだ。
う〜ん、これはあやしさ20%増しだなあ。

小さな門の前で降ろされる。
乗ってた時間およそ2分、ちか!
ドライバーが30ディナール(約380円)と言ってきた。
いやいやいや、10ディナール以下で乗れる距離でしょ。
電話もしてもらったことだし20ディナールで交渉成立。
ここで今回のホストと落ち合ったんだけど、諸般の理由で今回のホストの関係者の顔写真は公表しません。
結論から言うと、あまりにもパンチが効き過ぎたホームステイだった。
顔を出して当たり障りのないことを書くか、顔を伏せてありのままを書くか・・・。
それだったら顔無しでありのままがいいよね。
やって来たホストはダッボダボのズボンを履いて頭にはターバン、ベルベル人のヒッピーといったスタイル。
カウチサーフィンの爽やかなプロフィール写真とはぜんぜん違う。
もう一目見てあやしさ100%。
「コンニチハ〜。
ドコカラキタ?」いきなり日本語。
「ツアーに勧誘されると思う?」「絨毯屋かも。」イクエと小声で話す。
どんな店に連れて行かれるのかなあ。
彼のことは「ターバン」と呼ぼう。
「じゃあまたあとで!」と言ってターバンはすぐにいなくなった。
中学生くらいのいとこが家まで案内してくれることに。
門をくぐってメディナの中に一歩足を踏み入れると1200年前にタイムスリップ。

狭い路地がまさに迷路のように縦横無尽に走っている。
密集した建物に遮られ、真昼なのに薄暗い。
いとこ君は右へ左へずんずん進んでいく。
ダメだ、方向感覚が崩壊だ。

もう自分たちだけでは逃げられない。
びっくりするほど静かなメディナ内。
3人の足音だけが響き渡る。
お土産屋さんが並ぶメインストリートはどこ?
観光客が集まるところはどこ?
もう地元の人しか近寄らないような奥まで入ってきた。
寝てるのか死んでいるのかわからない人が、横たわっている。

この大昔の牢獄のような狭い通路の先にターバンの家はあった。
もうあやしさ200%オーバーだよ。

ターバンの家はメディナの伝統的な家屋だった。
床や壁は細かい装飾が施されたタイルが敷き詰められモロッコ感は満載。
絨毯屋さんにでも連れて行かれるのかなあって警戒してたんだけど、家として使われていたものが倉庫のようになっているところ。
室内は壊れた商品の陶器が無造作に置いてあったりしてひどい散らかりよう。


一緒に住んでるベルベル人の友人が上半身裸で迎えてくれた。
上半身裸で頭にはキャップ。
彼のことは「キャップ」と呼ぼう。
ターバンと一緒にタイやカナダに住んでたことがあるキャップ。
タイでマッサージの勉強をしてたそう。
ますますあやしい。
「日本人と付き合ってたことがあるんだ」と言うキャップ。
ウザい国でありがちなデタラメかなと思ってたらどうも本当っぽい。
フェズで日本から独りで旅行に来ていた日本人の女性と出会った。
その女性は結婚して旦那がいるんだけど、一度も旦那と
Hをしたことがないんだそう。
たぶんかなりのお嬢様で、政略結婚させられたんだと思う。
そんな既婚のお嬢様がモロッコでベルベル人と出会い、一晩結ばれた。
キャップが言うには
「俺のはすげえデカくて彼女がメロメロになった」んだそう。
そのままモロッコの観光についていき、すっかりいい感じになった2人。
彼女はすでに持っていた帰りのチケットを破り捨てて、しばらくキャップとのアバンチュールを楽しむことにした。
だけどいつまでもモロッコにいる訳にもいかず日本へと帰っていった彼女。
しばらくすると「あなたの子どもを産みました。双子です。」という知らせが届いた。
モロッコにいるときに妊娠。
日本の旦那はほかの人の子どもでも構わないってことで結婚生活は変わらず続けている。
生まれたばかりの双子の写真を送ってきたあとは連絡をとっていないんだって。
「日本人は好きだぜ〜!」と笑ってるキャップ。
あ、ありがとう・・・。
どうなるんだ、今回のホームステイは。
ていうか、これってホームステイ?
「きのうは朝までビッグパーティーだったから眠いんだ。」とガラガラ声のキャップ。
「どこでパーティーやったの?」と聞くと
「もちろんここでだよ。」え!?この家?
壁を見ると、紫色のシミが飛び散っている。
酒をふりかけて盛り上がっていた様子がうかがえる。
「ビッグって何人くらい集まったの?」「20人くらいかなあ。」えええー!
それって特別だよね?まさか今日はしないよね?
ちょっと怖くて聞けなかった。
疲れたから背中に乗って踏んずけてってイクエにお願いするキャップ。
うつぶせになったキャップの背中にイクエが乗って足踏みすると
「気持ちいい〜」とご満悦。
そのまま寝てしまった。
なんだこれ?
しょうがないから昼寝に付き合うケンゾーとイクエ。


1時間後、カフェに行こうと言うので行ってみることに。
そのカフェは予想に反してかなりおしゃれなイケテるカフェだった。


日光が降り注ぐ中庭にはたくさんの緑。
会話や読書を楽しむ欧米人の観光客が多い。
奥に併設されてるホテルもかなりいい雰囲気。
外側は殺風景な石壁なのに中に入ると細かい装飾で埋め尽くされている。
外はシンプル、中は豪華に。



しばらくするとターバンもやって来た。
ふたりは毎日このカフェに来ているらしい。
毎日?2人でお茶?こんなおしゃれなカフェで?
「よし、今夜はパーティーだ!」とご機嫌なターバン。
伝統的なベルベル料理とベルベルワインを用意するから1人50ディルハム(約640円)出して、言われる。
日本円だとたいした金額ではないけど、モロッコで2人で100ディルハムの食事はかなり高い。
ケンゾーとイクエが普段食べてる倍の値段だ。
ほんとに彼らも50ディルハムずつ出すのかあやしかったけど、ベルベル料理とワインに惹かれて了承することに。
ドイツにも住んでたことがあるのでドイツ語も英語も堪能なターバン。
カフェにやって来る観光客にしょっちゅう話しかける。
それも女性ばかり。
これってひょっとして、ナンパのために毎日カフェ通いしてんじゃないの?
いっしょに買物に付いていきたかったんだけど、
「大丈夫大丈夫。スパイスとかスペシャルな肉とかいろいろ買わないといけないから。」って断られた。
イクエと先にアジトに戻って待っていると、ターバンたちが食材とカフェで声を掛けていたアメリカ人の女の子2人を連れて戻ってきた。
やっぱりね。
そうやってこのアジトに女を連れ込んでるんだろう。
まあ、それはいいんだけど、きっと彼女たちからはお金は徴収しないだろう。
う〜んなんとなくイヤな感じ。
ちなみに今日はベルベルワインは売り切れていたので別の酒を買ってきたとのこと。
ベルベルワインだけが楽しみだったのに残念。
みんなで手伝いながらベルベル料理をクッキング。
玉ねぎ、にんにく、香草をみじん切りにして大量の香辛料をぶっかける。



これにスペシャルには見えない鶏肉のぶつ切りを入れて壷のような鍋へ。
あとはひたすらグツグツと煮込んでいく。


おいしそうな物ができそうではあるんだけど、いかんせん時間がかかる。
8時から作りはじめて2時間かかってもまだでき上がらない。
部屋の中は大音量の音楽が鳴り響き、ターバンとキャップは女の子たちと酒を飲んだりシーシャ(水タバコ)を吸ったりとすっかり楽しんでいる。
酒もいいけど腹がへったよ!

ジャガイモを追加して10時半にようやく完成。
見た目はベルベル風の肉じゃがだね。


スパイスが利いて味は悪くない。
悪くないんだけど6人でこれだけってちょっとさみしい。
4人で8人分のお金を出し合ってるはずなのに。
さらに、酒も6人で飲むには少ないから追加で30ディルハム払うことに。
ターバンとキャップは必死に女の子を口説きはじめている。
隣に座って股を触ったり、キスをしようとしたり。
「タイでマッサージを習っていたんだ。やってあげるよ。」と女の子1人を屋根裏の薄暗い寝室に連れ込んだターバン。
いったい何をやってるんだ。
5分くらいして屋根裏から
「もうちょっと音楽の音をあげて!」とキャップに言ってきた。
そして10分後くらいに戻ってきた2人。
女の子たちが翌朝フェズを出発するということでパーティーはお開き。
ターバンたちは「もうちょっといいじゃん」とか「ここに泊まっていけばいいじゃん」と引き止めていたんだけど、午前0時頃にホテルへと帰っていった。
獲物を逃したターバンとキャップもおとなしく寝ることに。
「さっき何してたの?」とイクエが聞くとターバンはおもしろくなさそうな顔で
「マッサージ」と答えた。
「ほんとうにマッサージだけ?」「彼女からそれ以上のことをやるのは拒否された。
でも最後にキスはしてくれたよ。」いったいなんなんだ、このターバンとキャップは。
腑に落ちないことはあるけれど、まあおもろかったからよしとしよう。
そして翌日。
夜中はテンションが上がるターバンとキャップだけど、昼はグダグダしている。
この2人、仕事はしていない模様。
どうやって食べていってるんだろう。
「パーティー参加費」と称して外国人から集めている金で生活しているのかもしれない。
寝てばっかりのターバンが夕方、急にはりきって掃除をしはじめた。
部屋を水浸しにして床を磨くターバン。
「さあ、きょうもパーティーだ!」。
なんともう2人カウチサーファーがアジトへとやって来た。
ドイツ人の若者カップル。
カップルと言っても恋人同士ではなく、道中に出会ってしばらくいっしょに旅している即席カップル。
ヨーロッパからほとんどヒッチハイクでここまでたどり着いたツワモノだ。
今日も
「ベルベルのスペシャル料理とワインを用意するから1人50ディルハムずつね!」と言われる。
ドイツ人のカップルも貧乏旅行。
4人で話し合って、それくらいなら出しておくかっということに。
今夜もクッキングは遅々として進まない。
あいかわらず大音量の音楽が鳴り響き、シーシャとタバコとは違う煙が部屋に充満している。
連日夜通しガンガン音楽を聞かされて近所の人たちは大迷惑だろうなあ。
文句を言われないのかな。
女好きターバンは、きょうもこのドイツ人の女の子に狙いを定めた。
隣に座って耳元でささやいたり、肩を抱いたりしている。
最初は嫌がるそぶりを見せていた女の子も、徐々にターバンに身を任せるようになっている。
やがてケンゾーたちの目の前でキスをし出すターバンと女の子。
まあ、別にそんなの自由にしてもらっていいんだけど、はやく晩ご飯を食べさせてほしい。
ターバンは椅子に座って、女の子を膝にのせてキスをしながら、火にかけた鍋の中を片手でかき回している。
期待してたベルベルワインは、ふつうの赤ワインだった。
やっぱり6人で飲むにはぜんぜん足りず、追加分の金を徴収。

モロッコはイスラムの国。
外国人向けのホテルや限られた場所でアルコールを買うことはできるけど、フェズのメディナ内で酒屋を見たことはない。
どんなところに買いに行ってるのか気になったのでキャップに付いて行くことに。
真夜中のメディナ内。
シーンと静まり返り、昼間でも薄暗い通路は真夜中になるとますます不気味な雰囲気が漂っている。
足音を響かせ駆けるように歩くキャップ。
はぐれたら独りで戻れる自信はない。
必死に付いて行く。
薄暗い通路に190cmはある背の高い男が突っ立ている。
「ここで待ってろ。」と言い、暗い路地の奥へと消えるキャップ。
暗く静まり返った通路に見知らぬ大男と2人・・・気まずいよ。
一言も言葉を発することのない大男と並んで腰かけキャップを待つ。
10分ほどして酒が入ったビニール袋をぶら下げてキャップが戻ってきた。
並んで座っていた大男は見張り役で「最近刑務所から出てきた」んだそう。
何をやらかしたのかは怖くて聞けなかった。
ケンゾーが
「キャップと一緒に奥まで付いて行ったらどうなる?」って聞いたら「殺されるよ。」って笑いながら言われた。
本気か冗談かは分からない。
この時点でキャップはかなり酔っぱらってたから。
ワインだけじゃなくて頼んでもないウォッカも登場。
しばらくするとまた「酒が無くなったので金出して」と催促される。
もうキリがないし一体いくらなのかもぜんぜん分からないので
「もう自分たちは飲まないから払わない」と言うと、かなり酔っぱらってきたキャップに逆ギレされる。
あ〜、かなり面倒くさくなってきた。
0時を過ぎてさらにヒートアップするターバンとキャップ。
机の上にのって踊ったり2人でラップをシャウトしたり・・・。
ケンゾーとイクエは眠いしこのノリについていけないので途中で屋根裏部屋に逃げてフェードアウト。
といってもすぐ下でどんちゃん騒ぎはつづいているので全然眠れない。
1時間くらいするとケンカするような声が聞こえてきた。
ターバンとキャップは、ドイツ人の2人に「もっと金を払え!」と言っている。
ドイツ人たちは「カウチサーフィンは金銭のやり取りをしないというルールがある。もうこれ以上払えない。」と反論している。
しばらくするとターバンが大げさに泣きはじめた。
正確には、泣く「演技」をしはじめた。
「わお〜ん、お〜ん。
俺はほんとうは金なんかいらねえんだ。
でも俺の母ちゃんは瀕死の状態で、治療のためには金がいるんだ。
なんでわかってくれねえんだ。
わお〜ん、お〜ん。」もしそうだったら、こんなところでパーティーをして酒を飲んでる場合じゃないよ。
はやく体育教師としてちゃんと働きなよ。
ターバンは泣く「演技」をやめない。
みんな演技とわかっているけど、収拾がつかないので一生懸命ターバンをなだめている。
ターバンの泣き声はますます大きくなる。
「金なんか、金なんかなあ、ただの紙っきれなんだぞ!」面倒くさいことに巻き込まれたくないので、屋根裏で様子をうかがうケンゾーとイクエ。
「金なんか、意味のないものなんだ!」そう言うとターバンはドラマでしか見たことのないようなことをやり始めた。
みんなから集めた札束を破って、天井めがけて投げている!
異様な空気が流れ、パーティーという名のただのらんちき騒ぎは3時過ぎにようやく終了。
かと思ったら、酔いちくれたキャップがワーワー騒ぎ出した。
キャップは家に帰ると言っていたのに帰る素振りを見せず、横になっていたドイツ人の女の子の上に馬乗りになり、女の子が逃げ回っている。
さすがに頭にきたのでケンゾーとイクエが
「出ていけ!!」と一喝。
それでもキャップは出て行かない。
こういうときは日本語でまくしたてるのがいちばん。
九州弁で
「はよ、出て行かんか!」、
「なんばしよっとね!警察呼ぶけんね!!」。
大声で怒鳴っていたら、寝ていたはずのターバンが起きてベロンベロンに酔っぱらってるキャップを1発殴った。
さらに、コップに入ったウォッカをキャップの顔にぶちまけて部屋から追い出す。
外に追い出されたキャップはまだ大声で文句を言っている。
あ〜あ、最悪の夜だ。
やっと静かになって寝られると思ったら、こんどはターバンとドイツ人の女の子が
Hをしはじめた。
ドイツ人の男の子はラリってトイレでゲーゲーやってるし、もうぐっちゃぐちゃ。
やっぱりモロッコでカウチサーフィンは無謀だったかなあ。
ウザいとはちょっと違うけど、まあ普通じゃない。
ベロンベロンに酔っぱらって部屋を追い出されたキャップ。
「明日どんな顔してやって来ると思う?ばつが悪そうにするかな?」「そんなわけないやん。
なんも憶えとらんに決まっとるよ。
笑いながら『ソーリー!』って言うだけって。」昼過ぎにやってきたキャップは
「ソーリー、マイフレンド!
アイ ドランク イエスタデイ!」と笑顔でハグ。
昨日のことはまったく憶えていないとのこと。
勘弁してくれよ。
ということで、モロッコでのカウチサーフィンはちょっとお勧めできないかなあ。
もちろんちゃんとしたホストもいるんだろうけど、ケンゾーとイクエは探しきれなかった。
とくに女性は厳しいんじゃないかなあ。
刺激を求めてる人にはいいかもね。
でも、彼らの餌食にならないようにくれぐれもご注意を。