Now,we are HERE!
訪れた国は78カ国
旅した期間は1257日
2016年2月14日に帰国!
プロフィール

ケンゾー   イクエ


2007年10月 結婚
2012年09月 世界旅行に出発

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日本


イクエの家族がやってきた!!

2014.01.24 07:12|フランス☞EDIT
最近駆け足で旅してるため、めまぐるしく環境が変わり、いろんなものを見て刺激が強いのか寝つきが悪いイクエです。
たまにはぼーっと暇な時間を過ごさなくちゃね。

砂漠やベルベル人の村を堪能したチュニジアの旅。
次なる目的地は、パリ

差がありすぎるね〜。

パリ

トズールからチュニスの空港にバスで向かった。
旅の資金はATMから現地通貨をおろしているイクエとケンゾー。
いつもその国の旅が終わりに近づくころ「あと◯◯日だから、このくらいおろそう」と考えておろしている。

だけど、チュニジアでの費用は予想よりも安くおさまったのでチュニジアのディナールが余ってしまった。

いつもその国のお金が余ると、シャンプーや洗剤などの日用品や日持ちがするクッキーなんかを買いだめするようにしている。
だけど、今回は街で買うチャンスがなくそのまま空港に来てしまった。

チュニスの空港の中には10以上の銀行や両替商が入っている。
レートで少し損をしてしまうけど、もうこうなったらユーロに再両替しちゃえ〜。

って思ったんだけど、ことごとく拒否される。

みんな外貨はほしいけど、チュニジアディナールなんて弱いお金いらないんだよね・・・。
自国のお金なのに・・・。

でも、こんな国って案外多いんだよ。
要注意!!

なので、空港のカフェで高いビールを飲むことにした
チュニジアはイスラム教の国。
チュニジアの食堂で「ビール飲みたい」って言ったらお店の人に「えええ〜!! ビールなんて置いてるわけないよ!!飲みたいならあそこの高級ホテルのレストランに行かなきゃ!」って驚かれたことがある。
お金をかければアルコールを飲めるけど、チュニジアで気軽にアルコールを楽しむのは難しかった。

久しぶりのビール。

「あ〜、うまい!!」

おいしい生ビールを飲んでもまだお金が余ったので、空港で自分のお土産を購入♡
お土産なんて荷物になるし、気に入ったものがあって買ってたらきりがないのでイクエとケンゾーはほとんどお土産なんて買ったことがない。
かわいい革のピンクのお財布をイクエ用に買った。
バザールで買うよりも4倍くらいしたけど、こういう機会がないと買わないしね!
旅に出て1年4か月。
初めてちゃんとしたお土産を買った。

チュニスからパリまでは飛行機で2時間半。
トランス・アビア航空で荷物代など入れてひとりおよそ110ユーロ。

パリの上空に入ると、夜景が見えてきた。

「首都って言っても、福岡よりも明かりが少ないね〜。」
「へえ〜、こんなもんなんやー。
 光がない暗いところも多いし、高層ビルなんてほとんどないね。」

日本ってほんとうにギラギラしすぎだよね。
残業も多いからビルのひとつひとつの窓から明かりが漏れているし、ネオンの看板も多いし、コンビニや深夜営業の店が並んでいるし。

そんなパリの街では、上空からもライトアップされたあのエッフェル塔が際立って見えた。

空港に着いたのは夜10時半。
今夜の寝床はここ。

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空港内のはじっこのスペース。
これから街に移動するのも面倒くさいし、なによりホテル代が浮くしね。
空港にある椅子を3つくらい占領して体を横にすることもできなくはないけど、椅子に隙間があったり肘掛けがじゃまをする。
だったら、床のほうが寝られる。
人目につかない、上の階の薄暗い場所に寝袋を敷いてオヤスミナサイ

朝、目が覚めてまずは腹ごしらえ。
サンドイッチでも買おうと空港のコンビニを偵察しに行ったら、フランスの物価の高さにビックリ!
安い食パンとチーズだけを調達。

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これに電気コイルでお湯を沸かして、インスタントコーヒーをすする。

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きょうは12月30日。
ここオルリー空港からイクエとケンゾーが向かうのは・・・。

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ディズニーランドパリ
節約旅のイクエとケンゾーには珍しく、年越しはディズニーランド。
ホテルもすでにディズニーランドのすぐ近くを予約してある。

ディズニーランドまではパリのシャルル・ド・ゴール空港からもオルリー空港からも直通のシャトルバスが出ている。
だけど高い!!
片道20ユーロ(ネット予約だと18ユーロ)。

ということで、イクエとケンゾーは空港から路線バスで最寄り駅へ行きそこから列車に乗り換えて向かうことにした。
それでも、トータルでひとり12ユーロかかった。
でもこれからしばらく豪遊するので、切り詰められるところはこうやって節約しないとね。

ディズニーランドの近くの駅に到着し、そこから大きなショッピングセンターを通り抜けてホテルへ。

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いつもはバックパックにザックカバーをつけてるんだけど、少しでも目立たないように、こぎたない旅人に見られないように外した。
でもどうあがいても、浮いちゃう・・・。

見えてきた大きなホテル。
この格好でちゃんと入れてもらえるかな。

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中庭があって回廊のようになった建物にずらりと部屋が並んでいる。
いつもは安宿に泊まっているイクエとケンゾーだけど、今回は違う。
気になるお値段は・・・。

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1泊170ユーロ
高い!!
でも、部屋は2階建てで広い。

1階にはリビングにキッチン、寝室とトイレ。
2階にもダブルベッドの置いてある寝室とバス・トイレ。

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なぜこんなに広いかというと、イクエの家族が合流するから!
お正月はやっぱり家族で過ごそうと、母、姉、姪っ子、甥っ子がやってきてくれる ♪

すでに世界一周を始めていた去年のお正月も、みんなが台湾まで来てくれていっしょに年を越すことができた。
去年は姉の夫も来てくれたけど残念ながらことしはお仕事。
義理の兄に会えないのは残念だけど、1年振りに母や姉と子どもたちと過ごせる!

みんながここに到着する前に、先にイクエとケンゾーの部屋選び。
一番大きなベッドは姉と子どもたちに使わせたい。
誰よりも早起きなおかあは、リビングに寝るのがいいかもしれない。

じゃあ、やっぱりわたしたちはここ!

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狭い部屋に2段ベッドがなんとか納まっている。
ここだけ見るとドミトリーのようで、フェリーの2等客室のようで。
わたしたちにぴったり。

今回の宿は姉が見つけてくれた。

「せっかく落ち合うのだから、ホテルも別々の部屋じゃなくて
 みんなでいっしょに過ごせるホテルにしたい。」

それが姉の意向だった。

そして、おかあがホテルに求める絶対条件はというと・・・

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「ちゃんと台所がついていて、手料理を食べさせることができるところ。」

娘が30過ぎて日本を離れて好き勝手に旅していても、やっぱり母は母なのだった。

おかあは8月にウズベキスタンまで来てくれて2週間いっしょに旅をした。
でも姉と子どもたちとは1年振り。
去年3歳だった甥っ子は、ちゃんと覚えていてくれてるだろうか。
人見知りしないで、前みたいに「イクちゃん、ケンちゃん」って懐いてくれるだろうか。

玄関のほうから賑やかな子どもたちの声が聞こえてきた。

「来たよ〜。」
「おー
  久しぶり〜、元気だった?」


それはあまりにも自然だった。
一年ぶりなんかじゃなく、まるでつい先日会ったかのように。

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30年以上生きてきた私にとっての1年と、まだ4才や7才にとっての1年では時間の感覚は全然違う。
わたしにとっては「もう1年過ぎたの?!」だけど、子どもたちにとっての1年は彼らの今まで生きてきた歳月の多くを占める長い年月なのだ。
だから、姪っ子たちにとってはわたしたちと去年会ったのははるか昔で、赤の他人のように思われても仕方ないと思っていた。

日本を出発する前、おかあにこう言われた。

「みんなで写っている写真をちょうだい。
  ここに飾って、子どもたちが忘れないように
 『ほら、イクちゃんとケンちゃんだよ』って言うけん。」

この子たちの反応を見ると、写真のおかげだけじゃない。
きっとおかあと姉は、日々の食卓でも日常のふとしたときにもわたしたちのことを話題にしてくれてたんだと思う。

おかあは、この前の夏みたいにわたしたちに食べさせたい何もかもをスーツケースに押し込めて持ってきていた。

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姉が言った。
「あんまり荷物が重いけん、おかあに
 『そんなに何ば持っていきよると?荷物減らすたい』って言っても
 『いいと!わたしが持って行くとだけん』って、中身を見せてくれんかったとよ。」


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もちろん空港でのチェックイン手続きのとき、荷物の重量オーバーにひっかかってしまって、姉のスーツケースに入れ替えたのだそう。

急いで空港でスーツケースを広げて、ほかの人の視線を浴びながら大量の日本の食材を入れ替えてたら姪っ子はこんなことを言ったらしい。

「ばあちゃん、なんかわたしたち恥ずかしいね。」

小学2年生にもなるとそんなことを「恥ずかしい」と思う感覚が身についてくるんだね!とみんなで笑いあった。

甥っ子は甥っ子であいかわらずミニカーが大好きで、日本からミニカーを10個くらい持ってきてひとりで遊んでいる。
テーブルの下に潜った甥っ子。
そしてイクエが脱ぎ捨てている靴下をクンクン。

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イクエとケンゾーが叫ぶ。
「なんしよーと!臭いけん、やめんね!」
「チュニジアから履いてきた靴下だけん、ばい菌ついとるよ!」

みんなが忠告するとますますヒートアップ。
顔にひっつけてクンクン、クンクン。

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おばさんの身としてはかわいい甥っ子からそんなことをされるなんて嬉しいけれど、きっとあと10年後に彼にこの写真を見せたら大後悔するだろうね。

ドラえもんのポケットのようにおかあのスーツケースから出てきた佃煮やお酒やつまみ、和菓子、調味料・・・。

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娘というものは、こんなとき素直に「ありがとう」と言えない。
「ありがとう。」のかわりに言ったのは
「こんなん持ってこんで良かったとに~。」

早速久しぶりのラーメンを食べながら「黒霧」を飲む。

「あ~うまい!! いやあ~いいねえ。おいしい!」と連発しながら食べるケンゾー。
おかあは、満足そうにその様子を見守る。

姉が言った。
「イクエ、ほら見て!
 おかあ、こんなのも持ってきとらすとよ。」

「は~?
 なんでこんなのいっぱい持ってきたと?」


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わたしたちがこれからの旅のプランを決めるうえで参考になるとでも思ったのか、おかあはわたしたちに見せるためにパックツアーの広告を大量に持ってきていた。
母の愛は、ときに娘には理解できないものだ。

久しぶりに家族と再会して話すのは、これまでの旅の話ではなくもっと家族的な会話。

姪っ子の習い事の話や甥っ子の保育園でのエピソード。
おばちゃんやいとこ、親戚の近況。
地域の人たちのこと。
「わたしたちも小さいころはさあ、おかあがね・・・」という姉とわたしの思い出話。

1年振りに会ったって、食卓で話すテーマは日本にいた時となんら変わらない。

ここがパリであることをすっかり忘れて、日本でみんなと暮らしているような錯覚になる。

「久しぶりの再会だから積もる話も・・・」なんてこともなく、日本にいるときと同じように眠くなった人から自然とベッドの部屋へと移動する。

誰よりも時差ぼけがひどい甥っ子。
深夜3時にすっかり目覚めて「ばあちゃん、お腹ペコペコ!」とおかあを起こしてパンをたいらげた。

おかあは和食以外にも、前回同様コーヒーとフィルターとカップも持ってきていた。

「コーヒーなんてこっちでも買えるとに。」

と言いながらも、朝からドリップコーヒーの匂いが部屋に充満するだけで幸せを感じる。

「ありがとう」なんて娘は言わないけれど、かわりに娘婿が言ってくれる。

「あー、いいねえ。
 朝からドリップコーヒーとか贅沢。
 しかも新聞まで。
 わあ~、日本みたいやあ。」


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おかあが持ってきていたきのうの日付の新聞を読みながら、ケンゾーがつぶやいた。
「えー、なんこれ!?
 日本ってこんなことが記事になるんやねえ。
 『車掌、乗務中にパン』」


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これまで旅してきた多くの国では、バスのドライバーも電車の車掌も公務員も、いつも客や相手よりも自分優先。
パンを食べながら勤務するなんて日常茶飯事。
携帯電話をしながら、身をかがめてぶくぶく水タバコをくゆらせながら、食事しながらバスを運転していることをとがめる人も誰もいない。

日本って厳しすぎるんじゃないかな、とも思う。
だけどそのいっぽうで、働くことをだた給料をもらうためではなく社会のため、他人のための「使命」でもあるかのように感じ、誠実に働く日本人は信頼できる。

日本って生きにくい社会なのか、生きやすいのか、どっちなんだろう。

わからないけど、久しぶりのおいしい和食を家族といっしょに食べていると「ああ~、日本っていいなあ。日本が一番いいなあ。」と思う。
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