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2016年2月14日に帰国!
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ケンゾー   イクエ


2007年10月 結婚
2012年09月 世界旅行に出発

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自然とマッチした1000年前の家

2014.01.12 06:15|チュニジア☞EDIT
年末から飲んで食べてばっかりでふっくらしてきたケンゾーです。
まあ冬だし、これからもっと寒いところに行くから防寒着代わりってことでいいかな。

きのう紹介したベルベル人の倉庫群クサール
古くからベルベル人の生活にとって欠かすことのできないものだったクサールは、時代とともに形や役割が変化していったんだそう。
きょうはいちばん古いタイプのクサールを見に行くことに。

まずはドゥイレットというクサールへ。
きのうと同じ乗り場からドゥイレット行きのルアージュに乗る。
片道1.30ディナール(約82円)。

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出発してすぐに給油タイム
ちゃんとしたガソリンスタンドもあることはあるけれど、町には個人営業の店がたくさんある。
店先にプラスチックのタンクが無造作に積み上げられていて、先っぽにホースが付いている手作り感満載のでっかい漏斗で給油。
やっぱり砂がいっぱい混じるんだろうね、布でろ過しながらガソリンを注いでいく。

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きょうも窓の外には異星感たっぷりの景色が広がっている。
頂上が平らになってる山が多いね。

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出発して約30分、ドライバーに「ドゥイレットの旧村に行きたい」と伝えておくと、新しい村の手前で降ろしてくれる。
ここからクサールまでは歩いて20分くらい。

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しばらくすると茶色一色の山肌にくっきりと映える真っ白いモスクが見えてきた。
かつてのドゥイレット村だ。

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パッと見ただけではよく分からないけれど、目を凝らしてみると黒い穴のようなものがボコボコ空いてるのが見える。
これが家の出入り口や窓。
山肌と同化しちゃってて区別できないよね。

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昔はここに3500人ほど人が住んでいたそうだけど、今では打ち捨てられ廃墟となっている。
オフシーズンで観光客は数人。
静寂がよけいにわびしさを募らせる。

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小さな入口から中に入ると、迷路のように部屋が枝分かれしている。
行き止まりになっている部屋もあれば、さらに奥の別の部屋へと続いているものもある。

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山の裏側へ回ってみると、斜面に住居がずらっと連なっている。
まるで城壁みたいだ。

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先住民族のベルベル人にとって、あとからやって来たアラブ人などは侵略者。
侵略者たちから物と身を守るためにこんな砦のようなクサールを造ったんだそうだ。
防御のためにわざわざこんな険しい断崖に建てたんだね。

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個々のクサールは2階建て。
1階が住居で2階が倉庫として使われていたそう。
今でもそのままの形で残っている木の扉はナツメヤシの幹で作られている。
これなんと1000年前のものなんだって!
ナツメヤシって丈夫なんだね。

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いま自分たちが見ている景色と1000年前のベルベル人が見ていた景色にきっと変化はないだろう。
道路が1本通ったくらいかな。
いまから1000年後はどうなってるかな?
美しい地球はちゃんと残ってるかな?
残していかないといけないよね。

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ちなみに、ここ旧ドゥイレット村には、クサールをそのまま利用したホテルがある。
この時期はオフシーズンで営業はしていなかったんだけど、1000年の時の流れに思いを馳せてみるのもいいかも。

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もうひとつ最も古いタイプのクサール、シェニニに行ってみよう。
タタウィンからシェニニまでルアージュで約20分、1.20ディナール(約76円)。

シェニニには今でも260人ほどのベルベル人が住んでいる。
村の入口にはお土産屋さんもあり、ドゥイレットと比べるとちょっとツーリスティックなクサール。

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村にはねずみ男、じゃなくてジェダイの騎士もうろちょろしている。

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険しい山の斜面にへばりつくようにクサールが作られ村を形成。
こちらも見事に山と一体化してるね。

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上から見ると段々畑のように6段くらいの階層状になっているのが分かる。
左手前が現在は使われていないクサール群で、右奥が今でも実際に人が住んでいるクサール群。

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斜面に掘られた横穴部分が住居で、外にある中庭のようなスペースは物置や家畜のためのスペースのようだ。
日本でもこんな感じの斜面を利用したマンションってあるよね。
穴の中の部屋はどうなってるんだろうね。

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山の上に建っている家までは車が通れないので、荷物を運ぶのは馬とロバ頼み。
がんばれドンキー!

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主がいなくなった廃墟エリアへ。
このクサールは11世紀後半に造られたそう。
1000年もの時を感じさせないほど保存状態はいい。
ここでかくれんぼをしたら面白いだろうなあ。

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古くから厳しい自然環境とほかの部族間との争いを生き抜いてきたベルベル人。
彼らが築き上げたクサールは自然と見事に調和している。

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1000年間自然とともに時を重ねてきたクサールは、静かにそこにたたずんでいた。
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