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ケンゾー   イクエ


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旅よりも楽しいことは

2014.01.31 05:37|フランス☞EDIT
ドミトリーの洗面台に足をあげて洗っている夫にストレスを感じる妻のイクエです。
注意すると「今は誰もおらんけん、いい」と言い切ります。
こういう積み重ねが、夫婦の性格の不一致へとつながっていくのでしょうか。

家族とのフランス旅行。
みんなでいっしょに過ごすのが一番楽しいんだけど、姉としては「せっかくフランスに来てるんだから、ちょっと自由な時間がほしい!」という本音もある。
4歳と7歳の子どもがいっしょだと子ども中心になっちゃうし、4歳の甥っ子は「だっこ、だっこ」とねだるからゆっくり自分のペースで街歩き、なんてことはできない。

だから姉は、ちょっとだけ「自分のための楽しみ」を実践することを計画していた。

そのひとつがバレエ

姉はバレエが似合う人ではまったくない。
どっちかというと、わたしのほうが似合う。
(いや、似合わないんだけど、どっちかというとね!)

姉とわたしは3歳違いで、両親が共働きだったから家でも2人だけでいる時間が多く、小さいころはほかの姉妹よりも「友だち」や「同士」みたいな関係だった。
姉のことを「お姉ちゃん」と呼んだことがない。
小さいころから名前を呼び捨てしている。

そんな2人だったからか、両親はいい意味で「放任主義」でわたしたちに自由な時間を与えてくれていた。

わたしが中学校1年のときの夏休みは、姉と2人で1か月間ハワイ・ワイキキの親戚の家に居候していつもビーチに行ったり街に行ったり2人だけで好き勝手に過ごしていたし、中2の夏休みのときには2人で沖縄に旅行に行ったりもした。

そんなわたしたちだけどタイプはまるっきり違っていて、姉は根っからの理系。
いっぽうわたしは理系がダメで文系の科目だけで勝負できる私立大学に行った。

小さいころの姉の好きな色はブルーで、いつもショートカットでスカートが大嫌いで、わたしと公衆トイレに入ると掃除のおばさんに「男の子はあっちよ」なんて言われていたりした。
いっぽうわたしはピンク色が好きで、ロングヘアでワンピースが大好きで、社会人になるまでズボンは1、2着くらいしか持っておらず、ズボンを履くのは年に数回、キャンプや山登りなどの特別な行事のときだけだった。

でも年を重ねていくごとに両者が歩み寄っているというか、姉は女性らしくわたしは男性らしくなってきているから不思議。

3歳のころから日本舞踊を習って着飾るのが大好きだったわたしは、ズボンにスニーカー姿で大きなリュックサックを背負って街を歩くなんて恥ずかしすぎて考えられなかったけど、今では平気で毎日そうやっている。
親にスカートをはかせられたら味噌汁をこぼしていた姉は、今ではわたしよりおしゃれが大好きで、そしていつのまにかバレエなんて習っている。

姉妹というのは歳をとるたびに似てくるのだろうか。

姉がバレエを習いはじめたのは子どもを生んでからで、バレエ界では有名な一流の先生に習ってるんだけど本人いわく「先生は一流だけど生徒は三流。わたしは森三中なみ」と言っている。
間違いなく実際その言葉どおりだと思う。
なんで急にバレエなんてのに興味をもったのかわからないけど、とにかく姉はフランスでわたしとバレエを見ることを楽しみにしていて、すでに日本でチケットを2枚予約していた。

パリには2つの劇場がある。

ひとつはこちら。

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言わずと知れたパリ・オペラ座 ガルニエ宮
あの『オペラ座の怪人』の舞台にもなったところ。

そしてパリにあるもうひとつの劇場。
それがこのオペラ・バスティーユ

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雰囲気がまったく違う。
それもそのはず。
この近代的な劇場は「敷居の高いオペラをもっと大衆化して、モダンにしよう」ということで1989年のミッテラン大統領の時代につくられたもの。
特権階級に対して一般市民が立ち上がったフランス革命でおなじみのバスティーユ広場に面している。

室内もこれまでのオペラのイメージを覆すような斬新なデザイン。

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姉が取ってくれていた席は、1階の前のほうの良い席。
1席100ユーロくらい。
演目は、初心者にも優しい『眠れる森の美女』。

小さいころおかあはディズニーの新作アニメが発表されるたびに姉とわたしを映画館に連れて行ってくれた。
『眠れる森の美女』を映画館で観たのはわたしが保育園のときだったと思うけど、わたしはなぜかこの映画が怖かった。
お姫様が眠ってるのか死んでるのかわからないし、暗くて何が起きるかわからなかった。

30年前に熊本の映画館で観たのを、まさかパリで今度はバレエで姉と観ることになるとはね。

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オペラと同じでバレエもオーケストラの生演奏。
一流のオーケストラといったって主役ではない。
ステージの手前、客席からは見えない一段低いところで演奏する。

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バレエの公演はけっこう長くて、途中休憩を挟んで3時間近くあった。
バレエってセリフも何もないから素人には飽きちゃうかな、寝ちゃうかなとも思ってたけど全然!
数十人の人が舞台に登場する。
踊らずに身振り手振りで演技をするエキストラ役のような人たちもいるから、「いまはこんなシーンなんだな」というのがわかりやすい。
舞台セットも大掛かり。

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ネコのようなメイクをしてネコっぽいバレエをするダンサーもいて、ちょっとコミカルで客席から笑いがわくこともある。

お姫様や王子様役のダンサーは、これでもかというくらい足をあげたりステージを右に左に移動したりと、ものすごく体力を使っている。
ほとんど出ずっぱりで、休憩して息を整える時間もわずか。
ひとつの曲でも10分以上あるものもあるので、覚えるのも大変だと思う。

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観ていて感心してたんだけど、それよりも何よりもわたしと姉が気になったのはー。
王子様役の、股の・・・。

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もっこり。
なんかパッドみたいなものを入れてるのかなあ。
本物なわけないよねえ。

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前列のいい席で観たから、この部分がよーく見えるんだよね。
前だけじゃなくてお尻もなかなかだった。
このタイツが思いっきり割れ目に食い込んでいて、まるで何も履かずに足を白く塗っているだけのよう。
長髪のカツラをつけて、ゴージャスな上着を着て、そして下半身はまるで裸。
このアンバランスをどう解釈するべきか。

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バレエは素晴らしかったのに、もっこりの記憶しか残らなくなってしまった・・・。
(※たとえもっこりを写真におさめたくても公演中は撮影禁止。
  カーテンコールのときを狙いましょう!!)

「バレエ」というよりわたしと一緒に「もっこり」を楽しんだ姉は、モンサンミッシェルの起点の街レンヌでも街歩きを楽しんだ。

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「ちょっとだけだから」とおかあにわがままをいってカフェで荷物番をしてもらい、足早にウィンドウショッピングへ。

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初めてのフランス。
年に一度の旅行。
ガイドブックを見ながら「あそこも行きたい!」「この店で買い物したい!」そんな思いが姉にはきっとあったのだろうけど、家族一緒だとなかなかそうはいかない。

長時間子どもを連れ回すわけにもいかず、それでも「うわ、この店カワイイ!せめて写真だけ。」
そう言いながらお店の中には入らず、看板だけ写真を撮って次の場所へすたすた。

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そんな姉だったけど「あ! ここ、ちょっとだけ寄りたい!!」
そう言って入った店があった。

ショーウィンドウには、バレエの衣装。

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日本でも有名なRepetto

バレエグッズだけじゃなく、洋服やバッグ、靴なんかを売っている。

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「ああ〜。
 かわいい。
 どうしようかな、買おうかな。
 でも高いよね。」


姉は革のショルダーバッグを買おうかどうか迷っていた。

子どもを2人育てながら働いている姉。

「いいよ。
 買うたい。
 思い出になるし、ちょっと高いけどひとつぐらい。」


姉の背中を押した。

数万円するバッグだけど、自分へのご褒美に。
姉はちょっと大きな買い物をした。

旅行の最終日。
姉はもうひとつやり残していたことがあった。
それはヴァンヴの蚤の市に行くこと。

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早起きしてまだ暗いうちに姉と2人でホテルを出た。

「8時過ぎにはホテルに戻ってくるから!」
おかあにそう言って。

週末の午前中にだけお店がたつ蚤の市は地元の人たちにも人気。
アンティークの雑貨がたくさん。
「え?こんなの買う人いる?」って思うようなガラクタもあれば、日本のかわいい雑貨屋さんで高い値段で売ってそうな掘り出し物もある。

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古いブリキのオモチャにレトロな便せん、あたたかみのある食器。

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フランスでは値段交渉なんてしないけど、ここでは例外。
値札がついてる商品は少なくて、お店の人の言い値。

「いくら?」
「10ユーロ」
「7ユーロじゃだめ?」
「いいよ。」

言い値の3分の2くらいの値段にはなると思う。
けっこうあっさり値引きしてくれるので、半額くらいから交渉をスタートしてもいいかも。

姉にはひとつ買いたいものがあった。

「写真立て買いたいな。
 フランスでみんなで撮った写真を入れて飾っときたいけん。」


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姉は木製の小さなアンティークの写真立てを買った。

一週間の家族旅行に、終わりは来てほしくなかったけどやってきた。

みんなでフランスにいるんだけど、とても自然で居心地がよくて、日本にいるような気分にもなった。

「トラブルがなく、無事に日本まで帰ってね。
 疲れがたまってるから、家に戻っても体こわさんでね。」

そう願っていると、姉とおかあから
「これからも気をつけてね。無理せんでね。」
と言われた。

家族というのはどんな環境でもお互い相手の無事を祈るものなんだね。

日本を離れて旅行しているイクエとケンゾーを家族は心配している。
だけど、わたしも海外にいながら「みんな元気でいるかな。姪っ子、甥っ子になにかあってないかな。」とふと心配になることがよくある。

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「じゃあ、元気でね。」

おかあと姉が握手を求めてきた。
家族で握手をしあうというのは、なんだかとても不思議な感じがする。
ほんとうは外国みたいに家族でハグしながら「またね」というのが自然なんだけど、みんな日本人だもん。
そんな別れの仕方、慣れてないもん。

おかあも姉も最後に「ありがとうね。」と言った。
わざわざここまで来てくれたんだから、こっちが「ありがとう。」って言わなきゃいけないのにね。
ほんとうは外国みたいに「アイ ミス ユー」とか「アイ ラブ ユー」なんて言いあって、家族でほっぺたにキスしあうのが自然なんだけど、みんな日本人だもん。
でも日本人の家族で言いあう「ありがとう」っていうのは単に「サンキュー」って意味だけじゃなくて相手をいたわる優しい思いが入ってる。
日本人の家族同士で言う「ありがとう」は、外国人の「アイ ラブ ユー」よりもよっぽど照れくさい最上級の愛にあふれた言葉だよ。

「気をつけてねー。
 ありがとうねー。」


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後日、日本に着いた姉からこんなメールがきた。

「一昨日、電車が発車するときはさみしくなかったけど、(トランジットの)仁川空港について、財布からトラムのチケットが出てきたり、ティッシュ代わりに取り出したナプキンに(みんなで食事した)「ANGELINA」のロゴがあったりして、十数時間前は確かにパリにいて、それだけど、もうイクエたちとは簡単に会えないところまで戻ってきてしまったのだと思うと、なんだか胸が締め付けられました。
定まらない遠い国って、余計に距離を感じます。」


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そういえば、今回の旅。
甥っ子はいつも「だっこ、だっこ」とねだっていた。

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「もう4歳なのに。」ってちょっと厳しくしていたけど、おかあだけは違った。
みんなが「ほら、がんばって歩くよ!」と言い聞かせるけどいつもおかあにおんぶしてもらっていた。

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ばあちゃんは、甘やかせ過ぎだなあって思ってたけど・・・。

姉のメールにはこう書いてあった。
「すごく手がかかったのは、やっぱり不安がいっぱいだったのかも。
顔も違う、言葉も違う国だから。
仁川空港についてからいつもの調子になり、元気やった。
福岡空港で荷物が出てきたとき、「おめでとうございまーす」って叫んだから恥ずかしかったです(笑)」


去年の夏、おかあがウズベキスタンに来てくれたときもそうだったんだけど、別れてから「あ〜、もっとおかあに優しくしてあげればよかった」って反省。
おかあがちゃんとこの旅行を楽しんでくれたかどうか。
カフェで荷物番をさせてしまったり、姉と2人でバレエを観たり街歩きをするとき子どもたちの面倒を頼んだり。

でも結局、母というのは自分のことは二の次でまわりが楽しいならそれでいいって言うのかもしれない。

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わたしたちに和食をたくさん持ってきてくれたり、おせちを食べさせてくれたり。

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今度こそ、おかあと旅するときは、おかあに楽させてあげよう。

って決意するけど、実際これが難しいんだよね・・・。

今回の旅は、定番の観光地めぐりでごくごく普通の旅だった。

だけど、みんなと見た凱旋門はやっぱり特別だった。

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エッフェル塔をベストポジションで見ていたとき、予想もせずに突然始まったイルミネーションも特別だった。
姉は思わず「うわあ〜、神様ありがとう!!」って言った。

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くたくただったはずなのに、ディズニーランドの年越し花火のときは疲労感なんて忘れてた。
みんなで新しい年を迎えられるってだけで特別。

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ボトルワイン2本と瓶詰めの魚のマリネとお土産のクッキーや紅茶を大量にスーパーで買い込んだあと、モンサンミッシェルまで歩いた2キロ。

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「なんでバスに乗らんと?」
「バス停あると思ったけどないもん。」
「こんな歩くんだったら、ワインなんて買わんとよかったたい。」
「もう、しょうがないたい!
 歩くしかないけん。」

「でも、子どもたち歩けんよ。
 かわいそか。」


予定ではシャトルバスに乗るはずだったのに、歩かされるはめになったおかあ。
そしていつものように、おかあに口答えする娘2人。
みんなで重い荷物を代わりばんこにもちながら、ぐずる甥っ子を代わりばんこに背負いながら歩いたのは、今となってはいい思い出。
最後は、甥っ子もがんばって歩いたしね。

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旅行よりも家族との時間のほうが大切なことは知っている。
そしてそれが、旅行なんかより楽しいことは知っている。

「いつ日本に帰ってくると?」と何度も訪ねたおかあ。
「早く子ども生んでほしいな。実家の近くにケンちゃんが働けそうな場所がある。」と言う姉。
「イクちゃん疲れとるように見える。早く帰ってくればいいとにね。」とつぶやいた姪っ子。

みんなの思いを知りながら、わがままにこの旅を続けている。 
なんでだろうな。
欲張りだからかな。
待っていてくれている人がいるという安心感にあぐらをかいてるのかな。

そんなわがままな末っ子に会いに来てくれたおかあと姉。

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ありがとう。

そしてわざわざ来てくれて、いっしょに過ごしてやっぱり実感した。

家族といつでも会えるところにいるのが一番だね。

もうちょっとわがままさせてね。
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フランス「ヴェルサイユ宮殿」☆☆ 贅沢の極み!

2014.01.30 05:54|世界遺産 星いくつ?☞EDIT
きのうのイクエの一言自己紹介に対して言いたいことはたくさんあるけれど、かわいい妻の顔を立ててあげようと思っているケンゾーです。
しばらく反省している振りをしとこうかな。

パリ観光ではずすことができないスポットと言えば、ヴェルサイユ宮殿
ケンゾーは男だからそうでもないけど、マンガ「ベルサイユのバラ」世代の女性にとっては憧れの場所なのかな。

家族みんなでメトロとバスを乗り継いでぞろぞろとやって来たヴェルサイユ宮殿。
宮殿まではパリ市内から40~50分くらい。

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まず観光客を出迎えるのが、「太陽王」の異名を持つルイ14世。
この豪華絢爛なヴェルサイユ宮殿を造らせはじめた言い出しっぺ。
ちなみに、バレエが大好きだったルイ14世。
バレエで「太陽神」を演じたことから「太陽王」と呼ばれるようになったんだって。

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「有史以来最も大きく、最も豪華な宮殿を!」

ルイ14世の鶴の一声で建設が始まったのが1662年。
その後何度も増改築を重ね、1世紀以上君臨し続けたフランス絶対王政のシンボルだ。

11月~3月までの期間、第1日曜日はなんと入場料が無料。
きっと混雑するだろうけど、無料で入場できるんなら多少人が多くても我慢我慢。
入場するだけでけっこう待たないといけないだろうなあって思ってたけど、ぜんぜん混雑してなかった。
さすがにまだ年が明けて5日しか経ってないからね。

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フェンスもゲートも金キラキン。
やっぱりこれって本物の金かな?
削り取って持っていく人とかいないのかな?

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「ベルサイユのバラ」のイメージがあって「建物は赤いのかなあ」って思ってたんだけど、実物はピンクなんだね。
やたらと多い彫像はちょっとイマイチだけど、淡いピンク色の建物自体は上品だ。

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中に入ってさいしょに出迎えてくれるのが「王室礼拝堂」
ドアの手前から眺めることしかできないので、ここはさすがに混み合ってるね。

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白大理石で造られた内部はとても品があって美しい。
王室専用のわりには装飾はとてもシンプル。
それでも金を多用していて格式の高さを醸し出している。

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王様たちは毎日朝の10時にここでミサを行っていたそうだ。
パッと見は思ったよりも簡素な礼拝堂だなあと思ったんだけど、上を見上げるとやっぱりスゴかった。

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ここであのマリー・アントワネットは結婚式を行ったのだそうだ。
マリー・アントワネットはわずか14歳、そしてルイ16世は15歳。

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いつも思うんだけど、絵を描くだけでも大変なのに天井に絵を描くってそうとう重労働だよね。
手はすぐに痺れそうだし首もどうにかなっちゃうよ。

これは「王妃の寝室」
その名の通り歴代のお姫様がこの部屋で寝ていた。
もちろん、マリー・アントワネットもここで寝て、出産もこの部屋でしたんだって。

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フランス革命時、暴徒が宮殿内に侵入してきた際にマリー・アントワネットはベッドの左脇にある隠しドアから逃げ出したそうだ。

そしてこちらが、ヴェルサイユ宮殿でいちばん豪華絢爛な空間と言われている「鏡の回廊」
全長73mの回廊。
当時最高級の贅沢品だった鏡がはめ込まれていて、その数357枚。
この部屋はヨーロッパ中の貴族たちの憧れの的だったそうだ。

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マリー・アントワネットとルイ16世の婚礼舞踏会もここで開かれたのだそう。

名前からして鏡が主役なんだろうけど、ケンゾー的にはたくさん天井からぶら下がっているシャンデリアのほうが気になった。
これは夜になったら綺麗だろうね。
昔はロウソクだったんだろうけど、いったい何本必要なんだろ?
ゆらゆら揺れるロウソクの灯りに照らされるシャンデリアも雰囲気抜群だろうなあ。

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さて、豪華絢爛、これぞ宮殿のなかの宮殿という「ヴェルサイユ宮殿」。
「星いくつ?」

「星、2つ!

いやあ、さすがにどこを見ても豪華!
一般庶民は想像することさえできない夢のような別世界が広がっている。

ヴェルサイユ宮殿の部屋数はなんと700以上!
一日ずつ部屋を替えていったら元の部屋に戻るのに2年かかる。(あたり前のことしか言ってないけど)

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ただね、見てるとけっこう飽きちゃうんだよね。
たしかにどの部屋も豪華で美しいんだけど、同じような作り、同じような調度品、壁には同じような絵、といった感じであまり変化がない。

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どこにでも絵や彫刻が飾られて、金で縁取りされて、シャンデリアがあって。
シンプルでホッとできる部屋なんてない。
こんなところで生活していたら、息苦しくなりそうだ。

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今回は天気も悪かったし時間もあまりなかったので庭園や離宮などは見なかったんだけど、全部見ようとすると丸1日はかかる。
訪れる前にもう一度17、18世紀のフランスの歴史を復習して行ったほうがより楽しめるかも。


【旅 info.】
  ヴェルサイユ宮殿a_DSC_0019_201401300007154dc.jpg
パリ市内から列車やバスで40〜50分、入場料15ユーロ。
11月〜3月までの第1日曜日は入場無料。
毎週月曜日は休館日。





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フランス「モンサンミッシェル」☆☆ 島内の実態は

2014.01.29 06:00|世界遺産 星いくつ?☞EDIT
ドミトリーのベッドの上でひとりでビール飲みながらクチャクチャいわせてつまみを食べたり、平気でゲップを何度もやってる夫にストレスをためている妻のイクエです。
いつからこんなに「オヤジ化」したんでしょう。
注意すると「しょうがない。」とか「誰も気にせん。」とか反論するけど、そんなことを言うことがもうオヤジの証だ。
あ! いま横を見たら、今度は手をつっこんで尻をかいてる!

家族とのフランス旅行。
パリでのんびり、という案もあったけれど、「ぜひ行きたい」とおかあが言っているモンサンミッシェルに足をのばすことにした。

モンサンミッシェルは孤島の上に立つ修道院。
世界遺産にもなっている。

モンサンミッシェル

パリからモンサンミッシェルまではけっこう遠い。
日本の新幹線にあたるTGVで最寄りのレンヌを目指す。
4歳の甥っ子はフランスの観光よりもたくさんの乗り物に乗ることが一番の楽しみ。

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日本の新幹線の運賃が高いように、TGVの運賃も高い。
ネットで早めに買うと少しは安くなるみたいだけど、大人4人子ども2人の往復でお値段なんと580ユーロ!
バックパッカーのみなさん、フランスは国内移動費が高いので要注意ですよ!

甥っ子は、日本から持ってきているミニカーセットで遊びながら新幹線の車窓を楽しむという、彼にとってはとても贅沢な時間を過ごしている。

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どうして男の子はこんなに乗り物が好きなの?
わたしも姉も、姪っ子も乗り物なんて興味なかったけどなあ。
男には、原始時代に狩猟をしていたDNAが受け継がれていて、大きな動くものに興奮するのかな。

そんな甥っ子もさすがに2時間は長いと感じたのか、退屈になったようす。
足元になにか気配を感じると思ったら・・・。

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後ろの座席に座っていた甥っ子が床に寝そべってこっちまで侵入してきている!
よくこんなところに体が入るもんだねえ。

レンヌの街に到着。
ここから今度はバスに乗り換える。

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フランスってちょっと街を離れたらこんなふうに、のどか~な田園風景が続いてるんだよね。
フランスという国を広い目で見てみると、わたしたちがイメージする華やかな部分はほんのわずか。
ほとんどはこんなふうに北海道みたいなのどかなところに、小さな街がぽつんぽつんとあって、そこで人びとが慎ましく暮らしているんだよね。

熊本の田舎育ちの甥っ子は、こののどかな風景を目の前にしてこう言った。
「ばあちゃん、ここ熊本!?」

いや、わかるよ。
その気持ち。
ずっと緑が広がって、車も少ないし、お店もないし。

でも、ほら。
よく見ると街の様子が熊本とは違うでしょ。

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ガイドブックには載っていない街も、建物や街並みがいちいちかわいいんだよね。
「ちょっと1泊くらいして街歩きしたいな」
そんなふうに思える街がいくつもある。

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「ヨーロッパはどこも似てるから、飽きるよ」
そんなことをいう人もいた。

だけど、隣り合うイタリアとフランスを旅して、こんなにも家や街の様子が違うのかってびっくりした。

すがすがしくってメルヘンな気分にさせてくれる車窓を見ていたら、あっという間にモンサンミッシェルの入口に到着。

ほら、おなじみのあの姿そのままの島が見えてきた!!

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島へは橋のような道が続いている。
シャトルバスに乗り変えて行くこともできるし、もちろん歩いて行くこともできる。

「ちょっとそこで写真撮ってからバスにのろう」

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歩いていたら、結局バス停を通り越してしまった。

「けっこう遠かね。」
「荷物重いけど、がんばろう。」

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「でも、この歩いて行くってのがいいとよ。
どんどん島が近くなっていって『モンサンミッシェルに入っていくぞー』って気持ちが高まっていくし、バスでそのまま行ってたら味気ない。」


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そう言い聞かせながら歩く。

シャトルバスに乗っていたら、あの城壁の下まで行けたのにね。

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ようやく島に到着!

姉が見つけて予約してくれていたホテルがここ。
「Le Mouton Blanc」

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小さい島の大部分の敷地を修道院が占めていて、モンサンミッシェルのホテル数は限られている。
そんな場所に観光客が集結するからホテルは予約でいっぱいになるだろうし、高いだろうと思っていた。
だけど年末年始といっても、寒いこの季節はヨーロッパではオフシーズンだからかそんなに高くない。
朝食付きでダブルで1万円くらいだったかな。

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おかあと姉と姪っ子甥っ子は別の部屋でロフトまであったけど、こちらも高くなかった。

イクエとケンゾーはいつもは節約旅だけど、今回は割り切っている。
みんなとの家族旅行だし、お正月だし、ある程度のお金を使ってみんなで楽しい旅をしたい。
だから、今回の旅は金銭感覚がこれまでと違う。
バックパッカーのみなさんには、参考にならないかも。

さて、重い荷物をホテルに置いてさっそく修道院へ。

島はけっこう険しい山のようになっていて、修道院までの細い路地に限られた建物が並んでいる。

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昔、新婚旅行でここに来た会社の先輩がこんなことを言っていたのを思い出す。

「モンサンミッシェルってさ、外から見ると神聖な感じで雰囲気あるんだけど、島の中に入ったらガッカリしたよ。
駐車場にはツアーバスがいっぱいだし、島の中はお土産屋さんがひしめきあっている。」


たしかに、ね。

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修道院以外のほとんどの建物がお土産屋さんかレストランかホテル。
日本人の観光客も多くて、お土産屋さんにも日本語表記の看板が目立つ。

浅草寺の参道みたいな感じかな。

でも、今はシーズンオフ。
暖かい季節だとこの細い道にうじゃあって人が集まって歩くのも大変らしいよ。
去年のお正月に家族と行った台湾の九份みたいになるんだろうな。
あそこもお土産屋さんと人の多さでイメージと全然違ったからな。

その狭い目抜き通りを5分くらい歩くと、木の上のほうに見えてきた!

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今は島だけど、ここは昔は陸続きで森の中にそびえる山だったんだって。
だけど津波が飲み込んで、この部分だけ陸と切り離されて島になったのだそう。

こうやって上っていくと昔は山だったと言うのがちょっとだけ想像できる。

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こんな場所に修道院が建てられることになったのは8世紀。
司教の聖オベールの夢の中に大天使のサン・ミッシェルが現れて「ここに修道院を建てよ」と言ったのだそう。
礼拝堂を建てて、966年に現在の修道院の建設が本格的に始まった。

数世紀にわたって増改築がされたからロマネスクやゴシックなどさまざまな時代の建築様式がまざりあっている。

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島のもっとも高い位置に建つ修道院。

修道院のテラスからは陸から島へと続く道がよく見える。

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モンサンミッシェルは潮の満ち引きが激しく、干潮のときは一帯が陸続きに見えるし満潮のときは海で覆われる。
だけど駐車場をつくったり大型のバスも通れる道を建設したりしたせいで、土砂が堆積して「孤島」とは呼べない姿になってきているんだって。

だから現在、駐車場を廃止し砂をかき出す工事をしている。
一番のポイントはあらたな道をつくること。
上の写真の右側が今使われている道。
真ん中のが新しい橋。

ちなみに建設中の道を横から見るとこんな風に見える。
これまでの道は土を盛ってつくった道路だけど、新しいのは潮の流れを妨げないような「橋」になっている。

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昔は干潮のときにだけ道ができて、満潮のときは船で渡っていたんだって。
とくにここは干潮の差が激しくて、驚く速さで潮が満ちていくから多くの巡礼者たちが水にのまれて命を落としたのだそう。

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ちょうど満潮を迎えようとしている。

おかあが言う。
「やっぱり、モンサンミッシェルは満潮よりも干潮がいいんだね!
 干潟の模様がいい。」


「海に浮かぶ孤島」という姿のほうが趣があるように思うんだけど、おかあによると実は干潮のときに現れるこの島のまわりの干潟こそが美しいと言われてるんだって。

たしかに水がいろんな方角からやってきて形成しているこの干潟は、なぜか美しい。
複雑な模様をつくりだしている。

ちょうど潮が満ちようとしているときだから、風に揺れてできる波紋も幻想的。

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陸なのか、海なのか。
幾重にも川が交わっているような不思議な場所を夕陽が照らす。

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重たく冷たい印象のある修道院もピンクに染まる。

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いつまでも見ていたいこの景色に後ろ髪引かれながらも、修道院の内部へ。

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ヨーロッパのほかの大きな教会で見られるようなごちゃごちゃとした装飾は一切ない。

だからこそ迫力がある。
高い天井、いくつもの石造りの柱、細長い窓から差し込むやわらかな光。
それだけでじゅうぶん。

ステンドグラスのデザインも落ちついた色合いの幾何学模様でとてもシンプル。
これが、孤島の修道院には似合う。

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教会を出て、最上階の中庭へ。
中庭を取り囲む回廊は13世紀につくられたもの。

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わざとずらして並べている2列の柱。
歩くたびに柱が重なって見えたり、間隔が開いて見えたり。
この回廊を歩きながら、修道士たちは瞑想をしていたのだそう。

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こんなちょっとしたトリックがモンサンミッシェルには取り入れられている。
たとえば修道士の大食堂。

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窓は正面に細いのが2つあるだけで、あとは石の壁と柱。
でも、それにしては明るい。

なぜなら・・・。

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正面からは見えないようになっているけど、壁にはすべて窓が取り付けられている。
こうすることでブラインドみたいに差し込む光を遮って眩しくないようにしたのかも。

ちなみに修道士たちはここで食事をとるときは、代表者の読経に耳を傾けながら黙って食べていたんだって。
食堂には一段高いところに読経者用の席も設けられていた。

このモンサンミッシェル、18世紀には牢獄として使われるようになった。
政治犯や反体制派の人たちがここに投獄されたんだって。
島だから脱出も難しいし、石造りの頑丈な建物だから人を閉じ込めるにはちょうどいいと考えたのだろうか。

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4歳の甥っ子は「ここ、怖い。イヤだ。」って言っている。
たしかに薄暗くて圧迫感がある。

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かつての遺体安置所もあって、観光客がいるからいいけど1人で歩くには怖い。

それでも、暖炉のあった迎賓の間なんかもあって王様なんかが訪れたときは華やかに迎えてたんだろうけどね。

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修道院も見たことだし、ホテルへと戻ろう。
修道院だけじゃなくて、へばりつくように建っている小さな家々も雰囲気があっていい。

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階段を下っていく。
なんか、さっきよりもだいぶ潮が満ちてきているような・・・。

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モンサンミッシェルは日帰り客が多いので、修道院が閉まる時間になると一気に島から人の姿がなくなる。
静かな島。
人通りの少ない石畳。

これぞ本来のモンサンミッシェル。
そんな雰囲気を味わいたいかたには、宿泊することをお勧めします。

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ホテルのレストランでフランス料理に舌鼓。

「おいしい〜!!」と言いながら食べている大人たち。
さっき修道院を怖がっていた甥っ子は、レストランの席で座ったまま眠りはじめた。

目をつぶったままだけど、おかあが口元にごはんをもっていけば口だけを動かして食べるという器用なことをやってのける。

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子どもらしいかわいい姿。
だっこされて部屋に連れて行かれたら、子どもらしい姿ではなく完全なオヤジの姿になった。

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ケンゾーもそうだけど、寝ているときにズボンに手を入れるというのは人間の習性なんだろうか。

部屋の窓からはライトアップされた修道院。

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小学2年生の姪っ子は、眠るのにはちょっと早い時間。

「ライトアップされた島を見に行ってみようか。」

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昼はあんなににぎやかだったのに、お店は閉まっていてガラーンとしている。
ちょっと怖いくらい。
昔はもっと暗くて何もなくて怖かったんだろうあ。

島の外の道のところから、島全体を見てみよう。
そう思って島の出入り口に行ってみてビックリ!!

「ええ〜っ! なにこれ!!」
「出られんようになっとる。
 いつのまに!?」


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門のところから海が押し寄せてきている。
満潮だ。

気づいたら島は海に覆われていた。

水位よりも少しだけ高いところにある別の裏口を見つけて、島の外へ。

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人がいない静かな夜のほうが幻想的。
石畳の通りも独占できるしね。

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そして迎えた朝。
朝もまた、違う表情を見せてくれる。

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あいにくの曇り空で朝日は見えなかったけど、霧に包まれたモンサンミッシェルもなかなか。

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さて、孤島にそびえる巡礼の地「モンサンミッシェル」。
「星いくつ?」

「星、2つ!

これまで見てきた写真そのままの姿。
海と干潟と島と修道院。
この4つが織りなす空間はここでしか見られない独特のもの。

残念なのはお土産屋さんが多いし、狭い島に観光客が大勢大挙するから「幻想的」「おごそか」というにはほど遠いこと。
だから、その雰囲気を味わいたい人は人が少ない冬のシーズンオフをねらったり島内に宿泊することをお勧めします。

人がいなくなる夕方に島に到着して1泊。
その日は幻想的な雰囲気を楽しんで、次の日は修道院を観光してお土産屋さん巡りをするっていうプランが一番いいかも。
1日滞在すれば干潮も満潮も見られるだろうし。

現在「なるべく昔の姿に戻そう」ということで、島へ通じる道を作り直したり埋め立て地を壊したりしているので、将来のモンサンミッシェルにご期待ください。
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エッフェル塔の感想で夫婦喧嘩?

2014.01.27 07:28|フランス☞EDIT
キッチンが付いてるホテルで今年初の、というよりこの旅ではじめての鍋を作って食べたケンゾーです。
鶏肉にアゴ(トビウオ)だしを入れただけなんだけどウマイ!!
やっぱ冬は鍋だよねえ。

日本から来ている家族とパリで正月を過ごしているケンゾーとイクエ。
あまり時間がないので駆け足でパリの街を観光だ!

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まずは、堂々とした威容を誇る凱旋門
1805年のオステルリッツの戦いに勝利したナポレオンが作らせたもの。

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想像していたよりも実物はかなり大きかった!
凱旋門には登ることができるんだけど、屋上に人影がちらほら見えてるのが分かるかな?

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凱旋門はナポレオンが建設させたんだけど、工事はぜんぜん進まなかった。
そうこうしているうちにナポレオンは失脚。
フランスから遠く離れた南大西洋の孤島セントヘレナに幽閉され、そのまま1821年に死亡してしまう。

そして凱旋門が完成したのは1836年。
その完成を見ることなく異国の地で亡くなったナポレオン。
死後19年後の1840年、ナポレオンの棺がセントヘレナから帰国し、やっと凱旋門をくぐることができたそうだ。
英雄だったのに、悲しい最期だったんだね。

この凱旋門から西に延びている通りが「世界で最も美しい通り」と言われているシャンゼリゼ大通り

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「シャンゼリゼ」って言ったらオー シャンゼリゼ〜 の曲が思い浮かばない?
でもじつはこの曲、原曲はイギリスのロックなんだって!
あとからフランス語の歌詞を付けてシャンソンにアレンジしたらしいよ。

閑散としてのんびり正月モードのパリ市内も、シャンゼリゼ大通りはさすがに人で賑わっている。
まあ、ほとんどが観光客だと思うけどね。

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シャンゼリゼ大通りには高級店が軒を連ねている。
その中にはルイ・ヴィトンの本店も。
でも天下のヴィトンの本店にしては地味だよね。

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シャンゼリゼで犬の散歩をさせるパリっ子。
いやあ、セレブやねえ。

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ケンゾーとイクエが飼ってる犬(日本で留守番中)は恐れ多くてとてもシャンゼリゼで散歩なんかさせられん!

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ここシャンゼリゼ大通りには1899年に創業という老舗のカフェがある。
それがこのリボンの飾りがかわいいフーケッツ

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せっかくパリまで来たんだから老舗のカフェで優雅にお茶したい!

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と思ったんだけど、あまりの値段の高さにあきらめた。
コーヒー1杯が8ユーロ
飲み物だけ頼んでも家族みんなで飲んだらかなりの額になってしまう。
いくら正月でもそこまで贅沢はしきらんよ。

さすがにコーヒに8ユーロは出せないけど、こちらも創業1862年と老舗具合では負けてないラデュレというカフェでお茶をすることに。

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この店の前を通ったときに、イクエの姉が「あ!!ここだ!!」って叫んだ。
パリで行きたいカフェとして事前にチェックしてたカフェだったらしい。
シャンゼリゼにあったとは。

なぜこの店に行きたかったかというと・・・

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外はサクサク♪ 中はしっとり♪ で美味しいマカロンはフランスが本場。
もともとマカロンは伝統的なフランスの焼き菓子。
その焼き菓子2枚でガナッシュ(クリーム)を挟んだパリ風マカロンを作り出したのが、何を隠そうこのラデュレなんだって。

元祖のマカロン、外はサクサクなんだけど、中身がちょっと変わってた。
しっとりというよりはモチっとしてたんだよね。
十種類以上あるマカロンから好きな味を選べて、チョイスしたのはピスタチオ、ストロベリー、塩キャラメル、コーヒー。
とても上品なお味で、美味しゅうございました。

ほかにも、チョコレートケーキやピスタチオクリームのエクレア、コーヒーや紅茶を頼んで、しめて50ユーロ。
大満足。

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つづきましては、世界三大美術館に挙げられるルーブル美術館
ていうか、よくいろんなものが「世界三大」とか「世界で最も」とか言われるけど、そもそも誰が決めたんだろうね。

今回は時間がないので外から建物を見るだけ!
だって所蔵品は30万点以上あるんだよ。
ちゃんと見ようと思ったら何日かかるんだろう。
美術品を観賞するのは4歳児にはまだ早いだろうしね。

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ルーブル美術館クラスになると建物自体が美術品だ。
それもそのはず。
もともとここは12世紀から歴代のフランス王の宮殿として使われていた建物。
そりゃ豪華絢爛なわけだよね。

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ルーブル美術館のエントランスには、華やかなルネサンス洋式の建物とは対照的な物体が鎮座している。

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これ、その名もルーブル・ピラミッド
そのまんまやん!
当時のミッテラン大統領が押し進めた「パリ大改造計画」の一環で造られたんだって。
この思いきったアイデアが功を奏したのか、今では入場者数が2倍になったそうだ。
それにしても斬新だよね。
建物の真っ正面に建ってるからせっかくの古い美術館が見えにくくなり、当時は「なんでわざわざこんな真ん中に似つかわしくないものを!」って思った人もいただろうね。

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そしてパリの夜。
やっぱりパリと言えばエッフェル塔だよね。
建設されて130年ほど経つけれど、いまだに存在感は抜群。

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今でこそパリのシンボルとなっているエッフェル塔だけど、建設当時は賛否両論あったそう。
とくに芸術家からのバッシングはかなり大きかったんだって。
でもそんなこと言ったら、下半分が凱旋門で上半分がエッフェル塔だった大阪の初代通天閣はどうなってただろうね。

みんなでベストポジションでエッフェル塔を見ていたら、急にブルーのライトがともりキラキラとうごめきはじめた。
1時間に一度のイルミネーションの点灯だった。

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エッフェル塔は間近で見ると、思ってた以上に無骨だった。
(見る人によって受け取りかたは違うようで、イクエは「無骨」というケンゾーの感想に反対した。
イクエ「どこが『無骨』!?
むしろ無骨かと思ったら、柔らかみがあって全然そうじゃなかった。
東京タワーと同じようなもんかと思ったら、全然美しさが違ってびっくりしたのに。
東京タワーが男性的なら、エッフェル塔は女性的。
エッフェル塔は曲線美がすばらしく、Aラインのドレスみたいな感じ。
鉄骨の細部の曲線がレース編みみたいだし。
ケンゾーの感想の意味がわからん。」
ケンゾー「いやいや、無骨は無骨よ。
だってもっとシンプルでシュッとしてると思ってたけど、近くで見たら鉄骨むき出しで込み入っててごちゃごちゃしとる。
でも別にそれを否定しとるわけでも美しくないと言っとるわけやない。」)

もっとスカスカなイメージがあったんだけど、無数の鉄骨が縦横無尽に絡み合って複雑な幾何学模様を作り出している。
わずか2年2ヶ月ででき上がったっていうから驚きだ。

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全体を見るととてもスマートでエレガントな姿をしている。
これからもパリのシンボルであり続けるだろうね。

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まさかのエッフェル塔を見た感想ですれ違いが表面化したケンゾーとイクエだった。
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フランス「セーヌ川」☆☆ 子どもには不評!?

2014.01.26 07:11|世界遺産 星いくつ?☞EDIT
出発する前に旅行用にケンゾーに買ってもらったポータブル美顔器を持ち歩いてるけど、まだ5回くらいしか使っていないイクエです。
使おう使おうと思っても、つい面倒くさくてね。
いや、実際は全然面倒くさくないんだけど・・・。

母、姉、姪っ子、甥っ子とフランス旅行を満喫しているイクエとケンゾー。

「パリの観光」と言えば、これでしょう。

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そう、向かっている先はと言えばー

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セーヌ川
実はこの「パリのセーヌ河岸」は世界遺産。
中世から近現代までの素晴らしい建造物が並んでいるからね。

この世界遺産をクルーズするのがパリ観光の定番。

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世界遺産に認定されているのはおよそ8キロの距離。
いくつかの船会社がクルーズをやっていて、だいたいどこも同じコースで同じようなお値段。
乗り降り自由のタイプと乗りっぱなしで遊覧するコースがある。

乗りっぱなしコースを船会社の公式ホームページから申し込んだら、ディスカウントでひとり10ユーロだった。

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乗り場はセーヌ川のポンヌフ。

乗り場を目指して歩いていると不思議な橋が目に入ってきた。
ポン・デ・ザール橋

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欄干に身を乗り出しているカップルたち。

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一見するとまるでツタが絡んでいるように見えるこれ。
「愛の南京錠」

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カップルで永遠の愛を誓って南京錠を取り付けて、その鍵をセーヌ川に落とす。

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いったいいくつの鍵がこの川の底に沈んでるんだろう。

もちろん地上からもセーヌ川沿いの景色は楽しめるけど、川の上から見上げる景色もステキなはず。
さっそく乗り込んで、しゅっぱーつ♪

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今回乗った船は、デッキにも座れるようになっているしガラス張りの室内にも椅子が並んでいる。
ちょっと寒いけど、気合いで外の席を陣取る。

さあ、さっそく目に飛び込んでくるのはこちらの建物。
横にながーく広がっている。

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あの「モナリザ」も展示されているルーブル美術館
所蔵品は38万点。
美術館は総面積がおよそ6万平方メートルもあるんだって。
この建物の長さを見ると、この美術館の規模がよく分かる。
廊下はぜんぶあわせると20キロくらいになるんだって。

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クルーズは、セーヌ川にかかるそれぞれの橋も見どころのひとつ。

この橋は、サンゴール橋
スタイリッシュで無駄のないシンプルな橋に見えるけれど、下から見上げるとなんかちょっと変!
あることに気づきませんか?

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橋の上を歩いている人もいれば、カーブした下の部分を歩いている人もいる。
これは、河岸と上の道路の高低差を利用して設計されたもの。

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下から上っていけばセーヌ河岸の遊歩道から上の道路へとあがることもできるし、逆に橋の上から下っていけば河岸にでることができる。

今度はひときわ目立つ橋がみえてきた。
金の彫刻であでやかに装飾してあるのはアレクサンドル3世橋
アレクサンドル3世の息子で、ロシア皇帝だったニコラス2世がフランスとロシアの同盟を記念して1900年にフランスに寄贈したんだって。

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この橋は、数あるパリの橋のなかでももっとも美しいと言われている。
橋の四隅には女神とペガサスの彫刻。

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橋を渡っているときにはなかなか見えない彫刻も、橋の下をくぐればこの通りはっきり見える。
細部にこだわってつくってるね〜。

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その橋越しに、お待ちかねのアレが見えてきた!!

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そう、パリと言えばコレ!
エッフェル塔

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やっぱりフォームがお美しい。
遮るものがないから、空にすっくと伸びるエッフェル塔を仰ぎ見ることができる。
川はエッフェル塔の土台部分より低いところに位置してるから、ここからだと余計に高く見える。

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かなり間近で見られる。
エッフェル塔ってこんなにセーヌ川に近いところに建てられてるんだね。
まるでクルーズで楽しめることを計算してここに建てたかのよう。

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船はここでUターンをするので、エッフェル塔を右に左にじっくり拝める。

そして、ほら。
さっきのあの橋が見えてきたよ。

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カップルが上から落とす鍵が、船に落ちてきたりしないかなあ。

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いくつもの橋の下をくぐり、左手に見えてきたのは2つの塔をもつあの建物。

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ノートルダム大聖堂
1163年に着工され、完成したのは1345年。

建物の奥行きは130メートルもある。
ノートルダム大聖堂って、正面から見るのと横から見るのと後ろから見るのとではまったく違う。
船が進むにしたがって大聖堂は違う表情を見せ続ける。

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このちょっとかっこいい建物はコンシェルジュリー

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10世紀から14世紀にかけては王の宮殿だったんだけど、そのあとはなんと牢獄として使われた。
あのマリー・アントワネットもここに投獄されていたんだって。

さて、パリの観光地が集結している「セーヌ川河川」。
「星いくつ?」

「星、2つ!

パリの見どころってこんなにセーヌ川沿いに集まってるんだ!って実感。
というより、やはりセーヌ川があったからこそこんなに栄えたのかな。

パリは夜景もきれいなので、夜のクルーズもまた違った風景が楽しめそう。

フランスはなんでも物価が高いけど、10ユーロのこのクルーズはリーズナブルかも。

だけどね・・・。
子どもにとってはちょっとたいくつなのかもしれない。
いっしょに乗った姪っ子はつまらなそうな顔をしていて、日本に帰っても「お船、乗らなくても良かったなあ」ってつぶやいてたんだって。
大人にとっては優雅にパリの街並みを楽しむクルーズも、子どもにとっては目的が分からないただの船移動なのかもしれないね。

でも、パリの見どころを一気にまわれるから、時間がない人もセーヌ川クルーズさえすれば「パリ」の雰囲気をしっかり味わえますよ。

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ディズニーランドで年越して、パリでおせち料理

2014.01.25 06:00|フランス☞EDIT
寒いのが大っ嫌いなケンゾーです。
外を歩いているとついつい猫背になってしまうので、妻に「おじいちゃん?!」と言われています。
しょうがないやん、寒いっちゃもん!

イクエのおかんとは5か月振り、姉と姪っ子甥っ子とは1年振りに再会したケンゾーとイクエ。
きのうの記事でイクエも書いてたんだけど、じつはケンゾーもちょっとだけ心配してたんだよねえ。
姪っ子は小学2年、甥っ子はまだ4歳。

忘れられることはないにしても、よそよそしくなってたらどうしよう。
ちゃんと手をつないでくれるかなあ、ってちょっとだけ不安だった。

でもそんな懸念も会った瞬間に吹き飛んだ。
「ケンちゃーん!」って今まで変わらずなついてくれる姪っ子甥っ子。
おじさん嬉しいよ

ということで、はるばる遠く日本から会いに来てくれた家族といっしょに過ごす年末年始 in パリ。
ふだんのふたり旅とは違ってイベントが盛りだくさん。
まずはディズニーランドで年越しだ!

カウントダウンまでは長丁場。
ゆっくり昼過ぎにホテルを出発。
無料のシャトルバスに乗るつもりだったんだけど、間に合わなかったので歩いて行くことに。

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ホテルからディズニーランドまでは歩けない距離じゃない。
子どもの足でも20分くらいで着くはず。
ほら、さっそくミッキーが見えてきたよ!

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でも歩きはじめて10分くらいで雲行きが怪しくなってきた。
歩けど歩けどディズニーランドにたどり着かないんだよ。
かなり遠回りする道を選んでしまったみたい。

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「こっちかな?」「こっちが近道やない?」と言いながらたどり着いた先は・・・。
まさかの行き止まり!!
そんなー!!ここまで来て?!
でも閉まっているゲートの先にはランドの入口が見えている!!

こうなったら開いてる隙間を通っちゃおう!
狭いスペースに体をねじ込ませて1人ずつ舞台裏から夢の国へ。
なんでそんな所から?ってじろじろ見られたけどなんとか入口にたどり着いた。

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実は、ちょっときがかりなことがあった。
ディズニーランドパリの公式サイトからあらかじめチケットを購入してたんだけど、それがそのまま使えるかどうかということ。
サイトで購入者の欄を「ジャパン」にしてチケットを購入すると1パーク(ディズニーランド)6人で372ユーロ。
これを「フランス」のままで購入すると2パーク(ディズニーランド+ディズニースタジオパーク)6人で294ユーロ。
「フランス」を選択すると1万円以上安いうえに、2パーク行ける。
でも「フランス」を選択して買ったら、入場のときにパスポートチェックとかされて「日本人だからダメ」って言われるかな・・・なんてことをイクエの姉がイクエに相談していた。

「でも、天下のディズニーがそんな冷淡なことはしないはず!」
ということで、安いチケットを購入。

結果は、やっぱり天下のディズニーだったよ!
受付の人も英語で話しかけてくれてこっちがフランス人なんかじゃないってわかってたみたいだけど、な〜んにもとがめられなくてスムーズに入場。

よし2013年最後の一日、家族といっしょにおもいっきり楽しもう!

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残念ながら天気は下り坂。
辺りが暗くなり、イルミネーションに明かりが灯るころには冷たい雨が降り出した。
お願いだからカウントダウンのときには止んでくれ!

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そう言えば今日は1回もミッキーやドナルドを見てないなあ。
雨が降ってるからかな?
それともパリのディズニーランドはそういうものなのかな?
雪だるまのオブジェクトもほんとうにミッキーなのか微妙だしね。
「ザ・ミッキー」っていうのがあんまりないんだよね。

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そして迎えたカウントダウン。
子どもたちも11時間がんばったね。
雨もほとんど気にならないくらいの小降りになってくれた。

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2014年、新しい年まで10秒切ったよ。
シンデレラ城にカウントダウンが映し出される。

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そして・・・3、2、1、0!!
盛大に花火が打ち上げられ・・・ない?!

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なんか、思ってた以上に地味。
それとも期待しすぎ?

それからシンデレラ城をスクリーンに見立てていろんな映像が映し出される。
コロコロと姿を変えていくシンデレラ城。
暗闇に迫力ある映像が浮かび上がる。

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シンデレラ城がキャンドルに変身したりー。

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ジャングルの木になったりー。

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最後にウッディが登場。
「クリスマス」が「ニューイヤー」へと変わろうとする。

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フィナーレでドーンと花火が上がった。
やっぱこうでなくちゃね。
ハッピーニューイヤー!!

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帰りはちゃんとバスに乗ってホテルへ。
もう年も明けちゃったけど、年越しそば代わりにおかんが持ってきてくれたどん兵衛とワインで乾杯。
やっぱりズルズル言わせながら麺類を食べないと年越しじゃないよね。

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さて、日が明けてパリで迎えた元旦。
きのうは一日中あそんで疲れたし、寝たのも遅かったので部屋でゆっくり・・・なんてしてるヒマはない!!
元旦からバタバタ移動が待ってるのだ。

きょうとあしたはパリ市内のホテルに泊まることにしているんだけど、なんとフランスは元日の午前12時までは列車が無料なんだよね。
フランスの列車はけっこう高い。
家族6人分だとバカにならない。
ということで、がんばって早起きして移動することに。

ほんとにタダで列車に乗れるかなあと思いながら駅へと行ってみる。
そしたら改札のゲートが開きっぱなし。
ほんとにタダだ!やったね。

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甥っ子は2階建ての列車に大喜び。
無料だと混雑してるんじゃない?って思ったら車内はガラガラ。
まあフランスには初詣とかないし、初売りで並ぶなんてこともないだろうからね。

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列車からトラムに乗り継いでホテルへ。
たくさん乗り物に乗れて甥っ子は上機嫌 ♪
移動が多くて大丈夫かなって思ってたけどよかったよかった。

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今回のホテルもキッチン付きのアパートメントタイプ。
ケンゾーとイクエだけだったら泊まることがない快適ホテルだ。
ベッドのマットレスがふかふかで気持ちいい!

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落ちついたところでお待ちかね!おせち!!
おかんが空港で重量オーバーになりながらもがんばって持ってきてくれたおせち!
見てよ、この品数。
立派なおせち料理じゃない?

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昆布巻きに伊達巻き、かまぼこはちゃんと今年の干支の午柄だよ。

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そして、おせちと言えばこれ!
数の子!!
ケンゾーがいちばん好きなおせち料理なんだよね。
数の子に日本酒があればそれで充分。
しあわせだ。

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フランスらしくワインで乾杯。
明けましておめでとう!!
今年も家族みんなが健康で、楽しく過ごせますように。

締めはお雑煮!!
ケンゾーの地元、博多の雑煮はアゴと呼ばれているトビウオで出汁をとる。
なんとおかんがわざわざそのアゴ出汁の粉末を持ってきてくれてたんだよね。
心に沁み入るおいしさだった。

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おせちも酒もおいしくて大満足。
そしてなにより、大切な家族といっしょに正月を過ごせることがしあわせだ。
はるばるフランスまで来てくれてありがとう!
今年も素敵な正月を迎えることができたよ。
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イクエの家族がやってきた!!

2014.01.24 07:12|フランス☞EDIT
最近駆け足で旅してるため、めまぐるしく環境が変わり、いろんなものを見て刺激が強いのか寝つきが悪いイクエです。
たまにはぼーっと暇な時間を過ごさなくちゃね。

砂漠やベルベル人の村を堪能したチュニジアの旅。
次なる目的地は、パリ

差がありすぎるね〜。

パリ

トズールからチュニスの空港にバスで向かった。
旅の資金はATMから現地通貨をおろしているイクエとケンゾー。
いつもその国の旅が終わりに近づくころ「あと◯◯日だから、このくらいおろそう」と考えておろしている。

だけど、チュニジアでの費用は予想よりも安くおさまったのでチュニジアのディナールが余ってしまった。

いつもその国のお金が余ると、シャンプーや洗剤などの日用品や日持ちがするクッキーなんかを買いだめするようにしている。
だけど、今回は街で買うチャンスがなくそのまま空港に来てしまった。

チュニスの空港の中には10以上の銀行や両替商が入っている。
レートで少し損をしてしまうけど、もうこうなったらユーロに再両替しちゃえ〜。

って思ったんだけど、ことごとく拒否される。

みんな外貨はほしいけど、チュニジアディナールなんて弱いお金いらないんだよね・・・。
自国のお金なのに・・・。

でも、こんな国って案外多いんだよ。
要注意!!

なので、空港のカフェで高いビールを飲むことにした
チュニジアはイスラム教の国。
チュニジアの食堂で「ビール飲みたい」って言ったらお店の人に「えええ〜!! ビールなんて置いてるわけないよ!!飲みたいならあそこの高級ホテルのレストランに行かなきゃ!」って驚かれたことがある。
お金をかければアルコールを飲めるけど、チュニジアで気軽にアルコールを楽しむのは難しかった。

久しぶりのビール。

「あ〜、うまい!!」

おいしい生ビールを飲んでもまだお金が余ったので、空港で自分のお土産を購入♡
お土産なんて荷物になるし、気に入ったものがあって買ってたらきりがないのでイクエとケンゾーはほとんどお土産なんて買ったことがない。
かわいい革のピンクのお財布をイクエ用に買った。
バザールで買うよりも4倍くらいしたけど、こういう機会がないと買わないしね!
旅に出て1年4か月。
初めてちゃんとしたお土産を買った。

チュニスからパリまでは飛行機で2時間半。
トランス・アビア航空で荷物代など入れてひとりおよそ110ユーロ。

パリの上空に入ると、夜景が見えてきた。

「首都って言っても、福岡よりも明かりが少ないね〜。」
「へえ〜、こんなもんなんやー。
 光がない暗いところも多いし、高層ビルなんてほとんどないね。」

日本ってほんとうにギラギラしすぎだよね。
残業も多いからビルのひとつひとつの窓から明かりが漏れているし、ネオンの看板も多いし、コンビニや深夜営業の店が並んでいるし。

そんなパリの街では、上空からもライトアップされたあのエッフェル塔が際立って見えた。

空港に着いたのは夜10時半。
今夜の寝床はここ。

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空港内のはじっこのスペース。
これから街に移動するのも面倒くさいし、なによりホテル代が浮くしね。
空港にある椅子を3つくらい占領して体を横にすることもできなくはないけど、椅子に隙間があったり肘掛けがじゃまをする。
だったら、床のほうが寝られる。
人目につかない、上の階の薄暗い場所に寝袋を敷いてオヤスミナサイ

朝、目が覚めてまずは腹ごしらえ。
サンドイッチでも買おうと空港のコンビニを偵察しに行ったら、フランスの物価の高さにビックリ!
安い食パンとチーズだけを調達。

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これに電気コイルでお湯を沸かして、インスタントコーヒーをすする。

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きょうは12月30日。
ここオルリー空港からイクエとケンゾーが向かうのは・・・。

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ディズニーランドパリ
節約旅のイクエとケンゾーには珍しく、年越しはディズニーランド。
ホテルもすでにディズニーランドのすぐ近くを予約してある。

ディズニーランドまではパリのシャルル・ド・ゴール空港からもオルリー空港からも直通のシャトルバスが出ている。
だけど高い!!
片道20ユーロ(ネット予約だと18ユーロ)。

ということで、イクエとケンゾーは空港から路線バスで最寄り駅へ行きそこから列車に乗り換えて向かうことにした。
それでも、トータルでひとり12ユーロかかった。
でもこれからしばらく豪遊するので、切り詰められるところはこうやって節約しないとね。

ディズニーランドの近くの駅に到着し、そこから大きなショッピングセンターを通り抜けてホテルへ。

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いつもはバックパックにザックカバーをつけてるんだけど、少しでも目立たないように、こぎたない旅人に見られないように外した。
でもどうあがいても、浮いちゃう・・・。

見えてきた大きなホテル。
この格好でちゃんと入れてもらえるかな。

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中庭があって回廊のようになった建物にずらりと部屋が並んでいる。
いつもは安宿に泊まっているイクエとケンゾーだけど、今回は違う。
気になるお値段は・・・。

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1泊170ユーロ
高い!!
でも、部屋は2階建てで広い。

1階にはリビングにキッチン、寝室とトイレ。
2階にもダブルベッドの置いてある寝室とバス・トイレ。

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なぜこんなに広いかというと、イクエの家族が合流するから!
お正月はやっぱり家族で過ごそうと、母、姉、姪っ子、甥っ子がやってきてくれる ♪

すでに世界一周を始めていた去年のお正月も、みんなが台湾まで来てくれていっしょに年を越すことができた。
去年は姉の夫も来てくれたけど残念ながらことしはお仕事。
義理の兄に会えないのは残念だけど、1年振りに母や姉と子どもたちと過ごせる!

みんながここに到着する前に、先にイクエとケンゾーの部屋選び。
一番大きなベッドは姉と子どもたちに使わせたい。
誰よりも早起きなおかあは、リビングに寝るのがいいかもしれない。

じゃあ、やっぱりわたしたちはここ!

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狭い部屋に2段ベッドがなんとか納まっている。
ここだけ見るとドミトリーのようで、フェリーの2等客室のようで。
わたしたちにぴったり。

今回の宿は姉が見つけてくれた。

「せっかく落ち合うのだから、ホテルも別々の部屋じゃなくて
 みんなでいっしょに過ごせるホテルにしたい。」

それが姉の意向だった。

そして、おかあがホテルに求める絶対条件はというと・・・

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「ちゃんと台所がついていて、手料理を食べさせることができるところ。」

娘が30過ぎて日本を離れて好き勝手に旅していても、やっぱり母は母なのだった。

おかあは8月にウズベキスタンまで来てくれて2週間いっしょに旅をした。
でも姉と子どもたちとは1年振り。
去年3歳だった甥っ子は、ちゃんと覚えていてくれてるだろうか。
人見知りしないで、前みたいに「イクちゃん、ケンちゃん」って懐いてくれるだろうか。

玄関のほうから賑やかな子どもたちの声が聞こえてきた。

「来たよ〜。」
「おー
  久しぶり〜、元気だった?」


それはあまりにも自然だった。
一年ぶりなんかじゃなく、まるでつい先日会ったかのように。

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30年以上生きてきた私にとっての1年と、まだ4才や7才にとっての1年では時間の感覚は全然違う。
わたしにとっては「もう1年過ぎたの?!」だけど、子どもたちにとっての1年は彼らの今まで生きてきた歳月の多くを占める長い年月なのだ。
だから、姪っ子たちにとってはわたしたちと去年会ったのははるか昔で、赤の他人のように思われても仕方ないと思っていた。

日本を出発する前、おかあにこう言われた。

「みんなで写っている写真をちょうだい。
  ここに飾って、子どもたちが忘れないように
 『ほら、イクちゃんとケンちゃんだよ』って言うけん。」

この子たちの反応を見ると、写真のおかげだけじゃない。
きっとおかあと姉は、日々の食卓でも日常のふとしたときにもわたしたちのことを話題にしてくれてたんだと思う。

おかあは、この前の夏みたいにわたしたちに食べさせたい何もかもをスーツケースに押し込めて持ってきていた。

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姉が言った。
「あんまり荷物が重いけん、おかあに
 『そんなに何ば持っていきよると?荷物減らすたい』って言っても
 『いいと!わたしが持って行くとだけん』って、中身を見せてくれんかったとよ。」


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もちろん空港でのチェックイン手続きのとき、荷物の重量オーバーにひっかかってしまって、姉のスーツケースに入れ替えたのだそう。

急いで空港でスーツケースを広げて、ほかの人の視線を浴びながら大量の日本の食材を入れ替えてたら姪っ子はこんなことを言ったらしい。

「ばあちゃん、なんかわたしたち恥ずかしいね。」

小学2年生にもなるとそんなことを「恥ずかしい」と思う感覚が身についてくるんだね!とみんなで笑いあった。

甥っ子は甥っ子であいかわらずミニカーが大好きで、日本からミニカーを10個くらい持ってきてひとりで遊んでいる。
テーブルの下に潜った甥っ子。
そしてイクエが脱ぎ捨てている靴下をクンクン。

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イクエとケンゾーが叫ぶ。
「なんしよーと!臭いけん、やめんね!」
「チュニジアから履いてきた靴下だけん、ばい菌ついとるよ!」

みんなが忠告するとますますヒートアップ。
顔にひっつけてクンクン、クンクン。

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おばさんの身としてはかわいい甥っ子からそんなことをされるなんて嬉しいけれど、きっとあと10年後に彼にこの写真を見せたら大後悔するだろうね。

ドラえもんのポケットのようにおかあのスーツケースから出てきた佃煮やお酒やつまみ、和菓子、調味料・・・。

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娘というものは、こんなとき素直に「ありがとう」と言えない。
「ありがとう。」のかわりに言ったのは
「こんなん持ってこんで良かったとに~。」

早速久しぶりのラーメンを食べながら「黒霧」を飲む。

「あ~うまい!! いやあ~いいねえ。おいしい!」と連発しながら食べるケンゾー。
おかあは、満足そうにその様子を見守る。

姉が言った。
「イクエ、ほら見て!
 おかあ、こんなのも持ってきとらすとよ。」

「は~?
 なんでこんなのいっぱい持ってきたと?」


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わたしたちがこれからの旅のプランを決めるうえで参考になるとでも思ったのか、おかあはわたしたちに見せるためにパックツアーの広告を大量に持ってきていた。
母の愛は、ときに娘には理解できないものだ。

久しぶりに家族と再会して話すのは、これまでの旅の話ではなくもっと家族的な会話。

姪っ子の習い事の話や甥っ子の保育園でのエピソード。
おばちゃんやいとこ、親戚の近況。
地域の人たちのこと。
「わたしたちも小さいころはさあ、おかあがね・・・」という姉とわたしの思い出話。

1年振りに会ったって、食卓で話すテーマは日本にいた時となんら変わらない。

ここがパリであることをすっかり忘れて、日本でみんなと暮らしているような錯覚になる。

「久しぶりの再会だから積もる話も・・・」なんてこともなく、日本にいるときと同じように眠くなった人から自然とベッドの部屋へと移動する。

誰よりも時差ぼけがひどい甥っ子。
深夜3時にすっかり目覚めて「ばあちゃん、お腹ペコペコ!」とおかあを起こしてパンをたいらげた。

おかあは和食以外にも、前回同様コーヒーとフィルターとカップも持ってきていた。

「コーヒーなんてこっちでも買えるとに。」

と言いながらも、朝からドリップコーヒーの匂いが部屋に充満するだけで幸せを感じる。

「ありがとう」なんて娘は言わないけれど、かわりに娘婿が言ってくれる。

「あー、いいねえ。
 朝からドリップコーヒーとか贅沢。
 しかも新聞まで。
 わあ~、日本みたいやあ。」


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おかあが持ってきていたきのうの日付の新聞を読みながら、ケンゾーがつぶやいた。
「えー、なんこれ!?
 日本ってこんなことが記事になるんやねえ。
 『車掌、乗務中にパン』」


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これまで旅してきた多くの国では、バスのドライバーも電車の車掌も公務員も、いつも客や相手よりも自分優先。
パンを食べながら勤務するなんて日常茶飯事。
携帯電話をしながら、身をかがめてぶくぶく水タバコをくゆらせながら、食事しながらバスを運転していることをとがめる人も誰もいない。

日本って厳しすぎるんじゃないかな、とも思う。
だけどそのいっぽうで、働くことをだた給料をもらうためではなく社会のため、他人のための「使命」でもあるかのように感じ、誠実に働く日本人は信頼できる。

日本って生きにくい社会なのか、生きやすいのか、どっちなんだろう。

わからないけど、久しぶりのおいしい和食を家族といっしょに食べていると「ああ~、日本っていいなあ。日本が一番いいなあ。」と思う。
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旅したチュニジア こんな国

2014.01.22 06:16|アフリカ☞EDIT
チュニジアには12/17~12/29まで12泊13日滞在しました。
今回の旅でアフリカ初上陸。
ベルベル人の村と映画のロケ地巡りを楽しんだチュニジアの旅を振り返ります。

◇旅の費用はいくら?

チュニジアでいくら使ったのか発表します。
 
交通費           198.49ディナール
外食費           151.60ディナール
その他のフード・ドリンク   64.87ディナール
宿泊費           285.00ディナール
観光費           100.00ディナール
雑費             50.30ディナール

合計  850.26ディナール(1ディナール=63円)
約4,477円 /1日2人で

交通費と宿泊費はそんなに安くはない。
7〜8時間くらいの長距離バス移動をすると、25ディナールくらいかかる。
ホテルは値段とクオリティが釣り合ってないように思うことが多かった。
物価はアジアよりもちょっと高いくらいかな。


◇移動手段はこうでした

長距離の移動はバス、近距離の移動はルアージュという乗合いワゴンをよく利用。
ルアージュは近距離の移動に便利なんだけど、中・長距離の路線もある。
バスよりもちょっと早くてちょっと割高。

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ルアージュを乗りこなすことができたら、ベルベル人の村巡りなども個人で安く行くことができる。
チケット制のところもあるけれど、ほとんどのルアージュは走行中に車内で支払い。
値段が分からなくてもぼられることはない、いつも現地人価格。
お釣りもきちんとくれるので安心して乗ることができる。

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◇こんなお宿に泊まりました

安宿を見つけるのはそんなに苦労しない。
チュニジアの安宿は「バックパッカー用」というよりも、地元の人御用達が多い。
なのでWi-Fiや英語の話せるスタッフは期待しないほうがいい。
Wi-Fiなし、トイレ共同のダブルルームの相場は25ディナール。
チュニジアではぼったくりがない分、最初から正規料金を提示されるのであまり値段交渉には応じてくれない。

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たまにシャワーが有料のところもある。(1回につき2ディナールくらい。)
安宿でも朝食がついているところも多い。
安宿の朝食はコーヒー、パン、よくて卵がついている。

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◇これが一番うまかった!

ケンゾー 「オジャ」
オジャとは野菜や魚介類をトマトソースで煮込んで、上に卵を落とした料理。
卵が半熟トロトロでさいしょに見たときにビックリした。
チュニジア人はけっこうトロトロ卵が好きなんだよね。

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見た目どおりスパイシーでかなり辛いんだけどウマい!
パンにのっけて食べると、バゲット1本くらいはペロリといっちゃう。
おなじオジャでも店によってバリエーションが豊富。
でも辛さはどこもいっしょ、ヒーハー!って感じになるよ。

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イクエ 「チキンの炭火焼」
チュニジアではみんなチキン料理が大好き。
レストランやファストフードの前ではチキンが丸ごと棒にささってオーブンの中をぐるぐる回転してるし、食堂では煙を上げながら炭火でジュウジュウと焼かれている。
日本のよりも新鮮っていうこともあるんだろうけど、焼きかたが絶妙。
外はこんがり焼けているけど、中はやわらか。
だいたいどこの食堂でも、焼き加減がすばらしいおいしいチキンにありつける。
なんでチュニジア人はこんなにチキン焼くのがうまいんだろ。

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◇おすすめ!!一番良かった場所

ケンゾー 「レザー・ルージュ」
ワイルドで美しいチュニジアの自然を走りながら楽しむことができる観光列車。
山の中へ分け入っていくと360度、どこを見ても迫力満点のパノラマが広がる。
くねくねと山間を縫うように走る列車の旅は探検気分たっぷり。

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心地よい風に吹かれながら車上からの景色を楽しむだけでなく、絶景ポイントで列車から降りて線路のまわりを歩くこともできる。

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豪快で美しい大自然を満喫した1時間半だった。
これで20ディナール、約1260円はお得!!

イクエ 「マトマタ」
マトマタには「スター・ウォーズ」の主人公の家がそのままホテルとして使われている場所があってケンゾーが行きたがっていた。
でも「スター・ウォーズ」をイクエは観たことがないし体調も崩していたのでケンゾーは「無理していかんでもいいや。」と言っていた。
たしかにイクエは「スター・ウォーズ」には興味がないけど、ベルベル人が住んでいる穴居住宅には興味がある。
イクエとしては穴居住宅をぜひ見てみたい!
「やっぱりちょっと行ってみようよ!」と実際行ってみたら、予想以上にその村の雰囲気が良かった。
荒涼とした大地に、ボコンボコンとクレーターのような穴があいていて、そこに人が住んでいる。
違う惑星に来たような不思議な気分だった。

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あいにく熱を出してたからほとんどホテルから出なかったけど、それでも「ここに来て良かった〜」と思えた。
昼間は観光バスがやってくるけど、夕方はほとんど村の人しかいなくてシーンとしているから、余計にどこかの星に迷い込んだような気分になる。
行くならぜひ1泊することをおすすめします。

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◇ふらり ゆるり チュニジアの感想は?

ケンゾー
当初予定になく、フランスに行く前のおまけのつもりで行くことに決めたチュニジア。
じっさい旅してみると、思ってた以上に楽しかった!
アラブ人が大半の国なので値段交渉など面倒くさいことも多いんだろうなあって思ってたけど、実際はとても旅しやすい国。
いつでもどこでも明朗会計でぼられることもないし、チュニジア人は愛想がいい。
きっとフランスを中心にヨーロッパからの観光客がけっこう多いので、いい意味で観光客慣れしてるんだろうね。
嫌な思いをすることはぜんぜん無かったなあ。
地中海沿岸のリゾート地もあるし、砂漠や渓谷などワイルドな自然もあるし、厳しい自然と見事に調和した先住民族の住居もあるし、有名な映画のロケ地もいっぱいある。
チュニジアかなりお勧めだよ!

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イクエ
チュニジアよかったよー!
リゾート気分を満喫したい人は海岸沿いの街に行けばいいし、砂漠でラクダに乗りたい人は砂漠に行けばいいし、ベルベル人に興味がある人は内陸部に行けばいい。
みんな優しいし、モロッコやエジプトと違ってぼったくる人やウザい人はほとんどいないし、誰でも楽しめる国だと思います。
ただ、どこにでもゴミが散らばっている!!
だから新婚旅行にはあまり向いてないかも。汚いもん。
たしかに隣のリビアとアルジェリアはビザが取ることが難しいので陸路ではチュニジアに行けない。
「エジプトとモロッコに行くから、チュニジアはいいや」ってチュニジアをパスする長期旅行者は多いけど、チュニジアにはヨーロッパから安い飛行機が飛んでるし、船で行くこともできる。
機会があればぜひチュニジアへ。
いろんな表情をもつチュニジアの自然や文化が、あなたを待っています。

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クリスマスなんて関係ない!砂漠の祭り 

2014.01.21 06:29|チュニジア☞EDIT
このブログの読者のかたに日本からカレーのルーの差し入れをいただき、いま宿のキッチンでグツグツ煮込みながらブログを書いているイクエです。
ありがとうございました!

わたしたちのブログの内容は、リアルタイムと差があってチュニジアを旅したのは1か月前。
クリスマスの時期。

実は年末年始をパリで過ごすことに決めていたので、イタリアの次はそのまま陸路でフランスに入ることにしていた。
だからクリスマスはイタリアかフランスで過ごす予定だった。

だけど・・・。

「ずっと物価の高いヨーロッパで過ごすのはつらいね。
しかも隣り合う国とはいえ、イタリアからフランスの移動費って高いね。
だったら、イタリアとフランスの間に一回アフリカに行くって手があるかも。」

「チュニジアだったらイタリアから船で行けるしねー。」

「でも、そうなったらクリスマスをせっかくのヨーロッパじゃなくてアフリカで過ごすことになるけどね・・・。」
「まあねえ。」

イタリアにいるとき、そんなことを考えながらチュニジアについてリサーチしていたときのこと。

「ねえ!
チュニジアで毎年12月下旬に砂漠の遊牧民たちのお祭りがあるって。
なんか遊牧民たちが各地から集まって踊ったり歌ったり、ラクダとか馬のレースもあるっぽいよ。」

「お、いいやん。」
「まあ、チュニジアやけんショボいとは思うけどね。」

先進国のようにお金や娯楽が多い国のお祭りと、娯楽の少ない国のお祭りの質はぜんぜん違う。
先進国ではみんながいろんなイベントを経験してるし日々の生活に刺激が多いから、素朴なお祭りだと飽きられてしまうのを恐れてどんどん大々的になってくるし、スポンサーをつけてお金をかける。
だけどそうじゃない国では、お祭りは非日常。
先進国のお祭りと比べるとレベルは落ちるけど、そこに住む人びとにとってはワクワクする一大行事なのだ。

わたしたちからすれば、きっとチュニジアのお祭りはショボい。
そんなことはわかってる。
でも、見たい!!

イクエとケンゾーは、ロマンチックなイルミネーションのヨーロッパで迎えるクリスマスよりも、砂漠のオアシス都市で開かれるクリスマスの雰囲気ゼロのお祭りを選んだのだった。

毎年12月下旬に数日間開催されるお祭り。
規模の大きなものは、ドゥーズという町の「サハラフェスタ」とここトズールの「オアシスフェスタ」
イクエとケンゾーはトズールの「オアシスフェスタ」を観覧することにした。

一大行事とは言っても、外国人観光客を意識したものではなく地元の人たちが楽しむお祭り。
会場はどこで、何時に、どんなふうに行なわれるのか情報がなかなか入ってこない。

「ねえ、きょうからお祭り始まるけどほんとうにあるよねえ・・・。」
「うーん。
 どこであるんやろ・・・。」


そんなことを売春宿の部屋で話していたら、通りから民族音楽のようなものが聞こえてきた。

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「なんかやっとる!!」
「めっちゃ人、集まっとるやん。」

宿の屋上から下の通りを見ると、独特の衣装を来た遊牧民たちが太鼓を叩いたり歌を歌ったり。

「馬もおるやん。
 ほらあそこ、ラクダ。
 ちっちゃい子が上手に乗っとる。」


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リズミカルな音楽。
アフリカとアラブの文化が溶け合った音。

こんな音楽に身を委ねれば、踊りたくもなるよね!

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賑やかな一行が移動していったかと思えば、また新たな集団がやってくる。
それぞれの地域によって、民族衣装も音楽もさまざま。

ちなみに、後ろの建物がイクエとケンゾーが泊まっている売春宿。
屋上にいるのがイクエ。
狙ってこの宿に泊まったわけではないけど、うちの宿って特等席だった!

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きっとこの子たちは、この音楽が体に染み付いている。
この子が鳴らすのは、見たこともない楽器。

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ついつい踊りだしたくなるような陽気なメロディーばかりではない。

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こちらのグループの音楽は、祈りのような伸びやかなメロディー。
杖をついた長老のような年老いた男性が、集団をリードする。
綿々と連なる歴史、受け継がれていく伝統。
彼らの民族の物語を聞かせてもらっているかのよう。

奇妙なコスチュームをしている人たちも!
なが〜い仮面はちょっと怖い。

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宿にいるだけで楽しくなるオアシスフェスタ。
だけど、これがメインじゃない。
特設会場があって、きっとそこでは歌やダンスのほかに馬のレースがあるはず。

地元の人たちに聞いて、会場はあそこらしいってのはわかったんだけど本当にあってるのかな。
というか、会場名がなくて「あの道路にそってまーっすぐ行ったら空き地があるから。」としか教えてもらえなかった。

「ほんとうにこの先にあるとかな。」
「前の人たちもそこに行きよるのかも。」

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ほんとうにこの道路を歩いていけば会場にたどり着けるのか。
もしそうなら、どのくらい歩けばたどり着けるのか。

何の自信もなく歩いていたけど、同じように何かを目指して歩く人たちが多くなってきた。

「やっぱり、この先に会場があるんやない?」

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年に一度のこのお祭りを地元の人たちは楽しみにしている。
家族連れの姿も目立つ。

30分以上歩いていたら、会場らしきところにたどり着いた。
少しだけ木が生えている、砂漠のオアシス。

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「ここやね。
 ほら、向こうにラクダに乗った人たちが待機しとる。」


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観客はほとんど地元の人たち。
ナレーターが大げさな司会をし、スモークが焚かれて開会式が始まった。

チュニジアで有名な歌手が歌を披露したり、子どもたちが音楽に合わせて登場して凧をあげたり紙吹雪の中を走り回ったり。
たぶんオリンピックの開会式を意識してる。

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「ショボいけど、チュニジアにしてはがんばっとる演出やね。」

一番の目玉は遊牧民による馬術の披露。
10代前半の子から40歳くらいの人まで勢ぞろい。

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騎手よりも、馬がかっこいい!
砂漠の砂に足を取られることなく、さっそうと駆ける馬たち。

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日本も含めて昔の騎士、武士たちは馬に乗って戦っていたけど、今まで「ほんとうに馬に乗ったまま戦えるのかな。」「敵の前で馬がちゃんということ聞くのかな。」なんて考えていた。
だけど目の前で、騎手の足となって駆け回る馬を見ていたら「やっぱりこうやって戦ってたんだねえ。」って納得できた。
すごいよ、馬。

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日本人のわたしたちからしたら、馬が全力で駆ける姿を競馬以外で見たことはない。
チュニジアの人たちにとってはさすがに珍しくないんだろうと思ったら・・・。

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馬だけじゃなくてもちろん騎手もすごいんだよ。
全力で走る馬の上で、後ろ向きに座り直したり、立ち上がったり、逆立ちしたり。

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走り続ける相手の馬に飛び乗って、2人でアクロバティックなことをやってのけたり。

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やるじゃん!チュニジア!!
見くびっててごめんね。
初日から、けっこう見応えあるお祭りだよ。
これが4日くらい続くから、あしたからはどんな新しいショーを見せてくれるのか楽しみだね!!

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次の日も長い距離を地元の人たちに紛れてひたすら歩いて会場へと足を運んだイクエとケンゾー。
さあ、きょうはどんなものが見られるかな ♪

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確かにすごい。
でも、さ。

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見たよね、きのう。
同じだよ・・・。

でもそれを飽きもせず見つめるチュニジア人。



やっぱり・・・
チュニジアだった。

でもそれは想定内!

この日がクリスマスだなんてきれいさっぱり忘れてしまう国だけど、この国に来て良かったー!!

エジプトやモロッコにおされて、旅人たちから無視されがちなチュニジア。
でも、人は優しいし、不思議な地形が織りなす大自然が堪能できるし、映画のロケ地巡りもできるし、ベルベル人の奇妙な住居もあるし、フランスの植民地の影響を色濃く残すリゾート地もある。

チュニジア、オススメです!!
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チュニジアの列車アトラクション いいよ!

2014.01.20 06:00|チュニジア☞EDIT
アニメ以外で映画館で初めて観た映画はたしか「南極物語」だったケンゾーです。
小学校3年だったかなあ。
タロとジロが一大ブームになったよね。

旅に列車は欠かすことのできないもの。
単なる移動の手段にとどまらず、ときにはそれ自体が立派なアトラクションになることも。

ケンゾーとイクエはべつに鉄道ファンではないけれど、国境で台車を付け替えるモンゴル ~ 中国間の国際列車インド・ダージリンのトイトレイン超高層ビル群を走り抜けるドバイのメトロなど、ほかでは体験できないようなワクワク、ドキドキを楽しんできた。

そして日本では馴染みの薄いここチュニジアにも列車のアトラクションがあるのだ。
レザー・ルージュと呼ばれるこの観光列車。
その行程はわずか30kmほど、時間も1時間半くらいでとても短い。
はたしてどの程度のアトラクションなのか?
ある意味ドキドキ、ワクワク!

レザー・ルージュはメトラウイという街から出発する。
トズールからルアージュに乗ってメトラウイへ。
メトラウイのルアージュ乗り場から駅までは歩いて10分くらい。

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観光列車が発着するにしてはシンプルすぎる駅舎。
ほんとにここで合ってるのかちょっと心配だったけれど、中に入ると「レザー・ルージュ?」って声を掛けられた。
今回は飛び込みでチケットを買えたけど、オンシーズンは前もって買ってたほうがいいかも。

出発までまだ時間があったので駅前のカフェで一服。
言葉が通じないので適当にコーヒーを頼んだんだけど、おかわりも入れて4杯とドーナツ2個で5.5ディナール(約347円)。

安!!

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ローカルなカフェだとコーヒー1杯1ディナール(約63円)以下で飲める。
言葉が通じなくて値段が分からなくてもチュニジアでボラれることはほとんどない。
値段の交渉をしなくていいってだけで、ほんとにストレスなく旅をすることができるんだよねえ。

駅へ戻るとさっきまでガラガラだったホームが人であふれている。
みんな列車を今か今かと首を長くして待ってるね。

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外国人ツーリストが多いのかと思いきや、ほとんどがチュニジア人の観光客だった。

しばらくすると、ポッポー!!とトーマスみたいな汽笛を鳴らしながら列車がホームへ入ってきた。

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レザー・ルージュは全席自由席。
しかもすべての車両が違う造りになっているので座席の争奪戦が繰り広げられる。
オスマン・トルコ時代のお偉いさんのお召し列車だった車両はアンティークな造りでとてもおしゃれ。

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なかにはビロードや革張りの椅子が置かれた贅沢な車両やコンパートメントになっている車両も。

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トイレも車両の連結部分もレトロ感たっぷり。
走りだす前からワクワクさせてくれるね。
いいねレザー・ルージュ。
演出はバッチリだよ。

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ポーッ!!と汽笛を青空に響かせていよいよ出発!
といっても、まだゴミだらけの街中。
車窓から見える景色は殺風景だ。

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それが10分くらいすると・・・景色が一転。
山の中に入っていくにつれて、右も左も見渡す限りの大自然が広がりはじめる。

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たとえ豪華なビロード張りの椅子をゲットできたとしても、列車が走りはじめたら悠長に座ってなんかはいられない。
吹きつける風は冷たいけれど、開放感たっぷりのデッキからパノラマを楽しもう!

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右側の景色がきれいだ!と思いきや、左側のほうが迫力満点!いや、やっぱり右側!
ふたりで「あー、あっちあっち!」「はやく!こっちこっち!」と忙しい。

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列車はときに山肌すれすれを走る。
手を伸ばせば岩に届きそうだ。

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列車は2度、途中停車する。
乾いた大地に降り立つことができるのだ。
列車が止まると、思った以上に周囲が静かなことにびっくりする。

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乗客の歓声が乾いた山肌にこだまする。
同じ場所なのに列車から降りただけでまったく違う眺めになる。
開放感がたまらない!

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荒々しくも美しい山並み。
これは日本では見ることができない景色だ。

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ふたたび走りだしたレザー・ルージュ。
レザー・ルージュとは「紅いトカゲ」という意味。
まさに体をくねらせて走るトカゲのように、山間を縫ってくねくねと走っていく。

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いくつものトンネル。
トカゲが岩と岩の隙間にスルリと入っていくように列車がトンネルに入る。

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出発して1時間、突然工場のような場所に出た。
これはリン鉱石の採掘工場。
列車はここで折り返すことになる。
機関車が切り離されて先頭を入れ替える。

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帰りはいちばん後ろのデッキから過ぎ去っていく景色を眺めることに。
ついさっき見た場所なのに違う景色に見えるから不思議だ。

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あっという間の1時間半。
チュニジアの美しいパノラマを大満喫することができた。

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このレザー・ルージュの旅、料金20ディナール(約1260円)とお手頃価格!
これでまたひとつ、人に自信を持ってオススメすることができる列車アトラクションが増えたよ。
レザー・ルージュ、オススメですよ!!


【旅 info.】
  レザー・ルージュa_DSC_0206_201401191014567c9.jpg
メトラウイ駅から発着、1人20ディナール。
オンシーズンは毎日、オフシーズンは隔日運行。
火・木・日 10時発
月・水・金 10時30分発
(※時期、情勢等で変更になるので要確認。)
トズールからメトラウイまではバスかルアージュ。


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チュニジアで夫婦そろって髪を切ったら・・・

2014.01.19 06:10|チュニジア☞EDIT
『スター・ウォーズ』や『ゴッドファーザー』は観たことないけど、映画鑑賞は好きなイクエです。
学生時代のときに通っていた映画館『早稲田松竹』は当時2本立てで800円だった。
いまもあるのかなあ。

売春宿がなぜか居心地よくて「やっぱりもう一泊します」と宿のおじさんに言っては延泊しているイクエとケンゾー。
時間もあることだし、このあとオシャレなパリに飛ぶ予定なのでケンゾーは髪を切ることにした。

イスラム教の国って、街に床屋さんが多くて男性はけっこう頻繁に手入れしてもらいにいっている。
イスラム社会では長髪の男性は少なく、いつも短髪でこざっぱりしている。
それにヒゲを生やしている人も多くて、きれいにセットしている。
だから日本の男性よりも床屋さんに行く頻度が多いのかも。

だから床屋さんを探すのは難しくない。
数ある床屋さんのなかで選んだのはここ。

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入口のところに電動車いすが置いてある。
どうしてかっていうと・・・。

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理容師さんが車いすを使っているから。
理容師さんの名前はサーヘル。
笑顔がチャーミング!
小回りをきかせてくるくる移動してはテキパキと髪を切っていく。

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椅子はふたつで、こじんまりとしたお店。
サーヘルと、もうひとりの理容師、そして見習いの男の子の3人。
見習いの子は目に障がいがあるようだけど、床に落ちた髪の毛をサッとほうきで掃いたり、サーヘルに言われなくてもタオルを用意したりと仕事をこなしていく。

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ボブ・マーリーのポスターが貼ってあるこの理容室。
チュニジアのこの街ではイケてる理容室のようでお客さんがひっきりなしに来る。

ハサミとバリカンを使って手際よく髪を切っていくサーヘル。
さあ、ケンゾーはどんなイケてるヘアスタイルになるかな〜。

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ケンゾーのリクエストは「とにかく短く。だけど単なる坊主じゃなくて、頭の上の方はちょっとだけ長くしてほしい。」

「ちょっとだけ」っていうのがうまく伝わってるかな。
なんか、取り返しのつかないことになってるような・・・。

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「いや、もうちょっとナチュラルに。
 もっと上のほうの髪の毛、切ってください。」


なんとか軌道修正して、人が見ても吹き出さないくらいのヘアスタイルにはなった。

終わりかな、と思いきや、おもむろにケンゾーの顔を見つめるサーヘル。
そして。

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へえ〜!!
そんなサービスまであるんだね!

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鼻毛のカットだけではない。
次にサードルが取り出したのは糸。
糸を口にくわえてひっぱりながら、サッサッサー。

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糸でケンゾーの眉毛を整えていく。
糸で、うぶ毛が剃れるもんなんだね。

そしてシャンプーのサービスまである。
鏡の下にシャンプー台があるから、自分でそこに頭をつっこむ。

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最後にワックスをつけてセットまでしてくれた。
30分以上かけて丁寧にやってくれて、お値段は5ディナール(約315円)。

では、ケンゾーのビフォー・アフターをどうぞ。

ビフォー

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アフター

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さわやかになってますねえ。

で、正面は?

ビフォー

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アフター

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ちょっと、これっ!!!!!

ヘアスタイルどうのの前に、ケンゾーのハゲ具合に目が言っちゃうよ!!

あちゃあ〜。
今まで気づかなかったけど、水面下でここまで深刻になってたとは!

ショックをうけるケンゾー。

でもワックスを落としていつも通りナチュラルにすればおでこは目立たなくなるから大丈夫だよ。
きっと・・・。

さっぱりしたケンゾーを見て、イクエも髪を切りたくなった。
旅立つ前に日本で髪を切って以来、1年4か月そのままだ。
肩までだった髪は、もう胸の長さまである。

といっても、イスラム教の国では男性が行く床屋と違って女性の美容室は探しにくい。
イランを旅していた時期から、そろそろ美容室に、とは思っていたけど、なかなか美容室がなかったのだ。

というのも、人前で髪をさらけ出すことがタブーとされているイスラム教の国では、通りに面したガラス張りの美容室なんてない。

それでも、女性もいくらスカーフで髪を隠しているからって定期的に髪のお手入れが必要なわけで、美容室が「ない」ってことはないはず。
表通りからは見えないような場所や、一見すると「美容室」とは思えない場所にあるんじゃないか。

そう、たとえばこんな場所。

a_DSC_0627_20140114084240e20.jpg

右の入口じゃない。
右は男性用の床屋。
カーテンで奥が見えない左のほうが、なんかあやしくない?
恐る恐る、中に入ってみる。

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予想的中!!
こんなふうに美容室が存在してたんだね。

中はいたって普通。
室内では美容師さんはスカーフなんてかぶっていない。

よ〜し、1年4か月ぶりに髪を切ってもらうぞ〜。

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と、そのまえにカット料金の確認。
英語が通じないけど、いくらか聞いてみると美容師の女性は壁に貼ってある料金表の下の段を指差した。
3ディナール(約190円)と書いてある。

「肩くらいまで切ってくれませんか。」
「OK」

もういちど値段を確認する。
すると今度は「5ディナール(約315円)」と言ってきた。

え? なんで?
さっき3ディナールって言ってたし、料金表にも3ディナールって書いてある。

でも、ケンゾーのカットも5ディナールだったからそのくらいするのかもしれないな。
まあ、いいや。

美容室は男子禁制。
ケンゾーには先に宿に帰ってもらうことにした。

チュニジアの美容師がどんな風にカットをするのか。
誇張なしでお伝えします。

まず椅子に座らせて、日本と同じように体にカバーをかける。

そしてクシで5秒くらいかけて髪の毛をとかす。

イタタタタタッ!
とかしかたが雑!!
ひっぱらないで〜。


といっても5秒がまんして、とかすのは終わった。

「このあたりまで切りたいのね?」
「はい」

クシなんて使わず、いきなりジョキッ、ジョキッ、ジョキッ、ジョキッっと4回。
いっぱつで髪の毛がセミロングになった。

「前髪も?」
「はい、お願いします。」

前髪にハサミを入れて、ジャッ、ジャッ、ジャッと3回。

そしてクシで3秒間だけ髪をとかす。

スタートから20秒。

なぜか美容師は、イクエの体にかけていたカバーをさっとはがした。

これは、まさか・・・?
いや、そんなはずは・・・。


美容師はきっぱりと言った。
「フィニッシュ!」

は!?
はああああああああ!!!!??????


「フィニッシュ。
 5ディナール。」


なにそれーーーー?
ケンゾーなんて30分以上かかったし、鼻毛カットや眉剃りのサービスもあったのに、これで5ディナール?
高い!
高いよ!!

いや、そんなことよりこの髪型だいじょうぶなの!?

日本みたいに、切る前に髪をちょっと濡らしたりしてないよ。
髪の毛をクリップでとめて、少しずつ内側のほうの髪から切るなんてしてないよ。
手で髪を挟んで、ちょっとずつすきながら切るなんてしてないよ。
片手だけで一発勝負でジョキッ、ジョキッってやっただけだよ。
鏡を見ながら、こめかみのところの髪の毛をひっぱって右と左の長さがいっしょかどうか見てないよ。
最後にくるっと椅子をまわして、合わせ鏡をして「こんなふうになりました。いいですか?」ってやってくれてないよ。

こんなんなら、ケンゾーに切ってもらったほうがよかった・・・。
小学2年生の姪っ子でももっと上手に切ってくれる・・・。

頭が真っ白になって椅子から立ち上がれないでいたら、さらに美容師は「フィニッシュ! ゴー」と言って手で出口のほうを指した。

あっけにとられたまま、5ディナール払って宿に帰った。
宿の部屋のドアを開けたら、ケンゾーが目をまんまるにしてこっちを見た。

「へっ?
 はっ?
 もう終わったと?」


そうだよね、そうだよね!
その反応が普通だよね!
やっぱりイクエより美容師のほうがおかしいよね!

やっと冷静になることができた。

「ねえ、どうなっとる?
 これ、だいじょうぶ?」


ケンゾーに背中を向けて、見てもらった。

「あ、あ・・・
 あぁぁぁあああ?
 なんそれ?」


a_DSC_0629_20140114084236f04.jpg

「すきバサミとか使ってくれんかったと?」
「うん。
 たぶん、そんなん持ってないんやない?」

「ガタガタやん。
 せめて、そのガタガタをきれいにしてもらって
 もうちょっとすいてもらったら?」

「うん、やってくれるかな。
 やっぱりスカーフでいつも髪の毛隠しとるけん
 ただ短くするだけで髪をきれいに切るってことを知らんのかもしれん。」


とりあえず、もう一度美容室へと戻った。

美容師は英語を話せないけど、英語を話す女性が店にいてその女性を交えて会話した。

「このガタガタになってるのをせめてそろえてくれません?」

美容師と女性は「ちゃんときれいになってるよ」と口を揃える。

「いや、ガタガタでしょ。」

撮影したカメラの液晶を見せた。

「わかった。
 ここをまっすぐにすればいいのね。」


美容師はイクエを椅子に座らせた。
そして、いきなりジョキッ、ジョキッ、ジョキッ、ジョキッ、ジョキッっと4回。

「よし!」

さっきとおんなじやん!!
ただ髪がさらに短くなっただけやん!!

思わず、溜め息をついて肩を落とした。

美容師ともうひとりの女性は言う。

「どうしてほしいの?
 あなたが言う通りの髪型にできるから、説明してみて。」

「いや・・・。
 たぶん、できないと思うからいいです。」

「そういう技術をもってるから、言ってみて!」

「あの〜。
 ジョキッじゃなくて、髪をこうやって挟んですいてくれませんか。」

「ん?」
「あ、じゃあ、こんなふうにハサミを縦に入れて
 サッサッサとナチュラルに軽くしてくれません?」

「OK、OK!
 ナチュラルね。」


ふたたび椅子に座らせて、今度は言われた通りにハサミを縦に入れた。

ジョキッ、ジョキッ。

いっしょやん!
さっきといっしょやん!
ハサミが縦に入っとるだけやん!

どうしよ〜!!
しかも、やみくもに豪快にジョキって。
どんなパンクな切り方!?

これ、どうなると!?

思わず、声を張り上げた。

「スト〜〜ップ!!!」

もう、いい。
中途半端に縦にハサミが入ってしまったけど、この辺でやめとかないともっととんでもないことになる。
このくらいなら、いつも結んでおけば恥ずかしくはない。

「アイ シンク、ユー キャント」
小さくつぶやいて、椅子から立った。

美容師たちはなぜかこの場におよんでこんなことをつけたした。

「ここの料金はね、グッドプライスよ。
 リーズナブルよ。」


イクエの失望に気づいて、料金を高くとったことに今ごろ気が引けたのだろうか。

「いや、高いと思う。
 だって3ディナールってここに書いてあるし。
 わたしの夫は、5ディナールで
 すごく時間をかけて切ってもらってたのに。
 もう、いいけど。」

「男性と女性は全然違うのよ。
 女性のカットのほうが技術がいるし、大変なの。」

「え?
 ただのジョキ、ジョキ、ジョキ、フィニッシュが!?」


旅に出て初めてのヘアカット。
切る前よりも余計ひどくなってしまったけど、「チュニジアで女性は髪を切るべきじゃない」ってことを悟ることができた。
そんな知識、いらんけどね。

この髪で、パリへと向かいます・・・。
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スター・ウォーズを切り捨てた女

2014.01.18 07:52|チュニジア☞EDIT
ここのところ毎日ビールが飲めてご機嫌なケンゾーです。
でもビールだけだとちょっと物足りないよねえ。

今回のチュニジア旅のテーマのひとつが「スター・ウォーズのロケ地巡り」
訪れるたびに「おおー!ここか!」と興奮するケンゾーとは対照的に、一度も観たことがなくて「ふ〜ん」といった感じで冷静なイクエ。
そんなロケ地巡りも今回でフィナーレ。

まずは、「スターウォーズ キャニオン」とも呼ばれているシディ・ブヘル
ここはエピソード4でルークが、いなくなったR2D2を探しにいったときに凶暴なサンド・ピープルのタスケン・レイダーに襲われたシーンなどが撮影された場所。

車をチャーターしないと行けないと思っていたけど、町のインフォメーションセンターのおじさんによればトズールからルアージュに乗ってシディ・ブヘルに一番近いセダダという村まで行き、そこから歩いていけるらしい。
セダダまで約30分、1.25ディナール(約79円)。

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ドライバーに「シディ・ブヘルに行きたいんだ」と言っておくと最寄りの道端で降ろしてくれる。
最寄りとは言ってもそこからシディ・ブヘルまでは4kmくらい離れてるんだよねえ。
あとは心を無にしてひたすら歩くのみ。

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雲ひとつない快晴。
12月とはいえここは砂漠地帯。
風は冷たいけど日差しは強く、少し汗ばんでくる。

弱音を吐きそうになっていると、救世主が現れた!!

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ケンゾーとイクエの救世主はゴミ収集のトラクター。
こちらが止めるよりも早く、向こうから止まってくれた。
めっちゃ笑顔で「乗りな!」って手招きしてくれるおっちゃんたち。
やったね!

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ゴトゴトゴトゴト。
荒野の中の一本道をノロノロと進むトラクター。
ちょっと臭うけど、そんなの気にしない気にしない ♪

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シディ・ブヘルへの分かれ道で降ろしてくれたおっちゃんたち。
ありがとう、だいぶん助かったよ。

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降りたところからシディ・ブヘルまでは1kmくらい。
遠くに見える白いモスクを目指して歩いていく。
あともうちょっとだ、がんばろう!

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ナツメヤシとどこまでもつづく・・・なんだろうこれ?
砂丘じゃないし、岩山でもないし、なんて言ったらいいんだろう?
裸の山?
とにかくワイルドな景色!がつづいている。

a_DSC_0641_2014011807094946e.jpg

さあ、シディ・ブヘルに到着!
右側に見える亀裂のようなものがシディ・ブヘル。
上から見るためにモスクが建っている丘の上に登ってみる。

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周りには家なんかひとつもないのに、モスクには人影が。
でも街中のモスクよりもちょっとだけ神様に近づけるような気がするね。

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断崖絶壁のすぐ脇を歩いていく。
だんだんスターウォーズ キャニオンの姿が見えてきた。
両壁には切り立った崖、ゴロゴロと転がる大きな岩。
まさしくキャニオン、峡谷だ。

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大昔はここにも川が流れていたのかな。
それとも谷底にはわずかな緑が生えてるから、雨期には川ができるのかな。

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幾層にも積み重なった地層。
どれだけの時の流れを経てこの姿が造られたんだろう。
大自然のなかでぼーっとすることがケンゾーとイクエの至福のとき。

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ご主人様のお祈りが終わるのを待っているドンキー。
背中の布の柄がかわいいね。
一生懸命だけど、食べられるもの生えてる?

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谷底に下りてみる。
グランドキャニオンもこんな感じなのかな。

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自然が満載のところに来るとなぜだかストレッチがしたくなるケンゾー。
やっぱりここでもしたくなった。
ストレッチしたくなるかどうかが、自然が素晴らしいかどうかの基準になるかも?

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さて、ロケ地巡り最後を飾るのはオング・エル・ジュメル
ここは公共交通機関では行けないのでツアーに参加することに。

参加したのはトズールからの半日ツアー。
内容はこんな感じ。

・午後3時ごろに出発
    ↓
・オアシスの街ネフタを見学
    ↓
・四駆で砂丘をドライブ
    ↓
・オング・エル・ジュメル見学
    ↓
・砂漠でサンセット鑑賞

値段は四駆1台200ディナール。
MAXの5人集まると1人40ディナール(約2520円)。
どうやって仲間を見つけようか。
ツアー会社に「誰かとシェアできないかな」ってダメもとで聞いたら、あしたなら現地人4人の家族とシェアして1人30ディナールでいいって言ってくれた。

ランクルに乗って出発 ♪

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まずはオアシスの街ネフタの旧市街見物。
これは正直、しょうもない。
活気のないただの寂れた古い街をガイドなしで歩くだけ。

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街の真ん中のくぼ地がオアシスになっている。
背の高いナツメヤシの木を見下ろすことができるのでちょっと新鮮。

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デーツがたくさん実っている。
こんなぶどうみたいに実るんだね。
そのまま生で食べてもおいしかった。

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このネフタのオアシスは「花かご」と呼ばれているそうだ。
くぼ地になっていて、まるでカゴの中にすっぽりと入った形だからそう呼ばれているそうなんだけど・・・。

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・・・よく分かんないや。

「花かご」という表現がぴったりなのかどうかは置いといて、周りの砂漠と比べると別世界なのは確かだ。
水があるのと無いのとでは天国と地獄だね。

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そしていよいよオング・エル・ジュメルへ。
車は砂漠の中を走っていく。

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そして、なんだかヘンな形の岩の前に到着。
これをみてピンときた人はかなりの映画通。

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この通称「ラクダ岩」は「イングリッシュ ペイシェント」のオープニングシーンで登場するんだよね。
ほかにもこの岩の周囲の砂丘でも撮影は行われたそうだ。

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ここからオング・エル・ジュメルまではすぐ近く。
四駆でデザートサファリを楽しみながら走っていく。
砂を巻き上げながら砂丘を駆け上ったり、「ひっくり返るんじゃないの?大丈夫?」っていうくらい斜めになりながら坂を下ったり。

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三半規管がグラグラになったところでオング・エル・ジュメルに到着。
さんざん引っ張ったオング・エル・ジュメルとはこんなとこだ!

DSC_0071.jpg

そう、ここにはタトウィーン星の砂漠の町モス・エスパのセットがそのまま残ってるんだよ!!
アナキン・スカイウォーカーがお母さんと住んでた家もここで撮影されている。
これはかなりお宝な体験じゃない?

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映画の中ではもっと広い町として描かれてるんだけど意外とこじんまりとしている。
実際のセットはこれだけでほかはCGなんだろうね。

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セットの内側を見てみると・・・

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手作り感満載!
思ったよりもかなりショボい作りだ。
ハリウッド超大作もじつはこんな感じなんだね。

ここには砂漠に住むアラブの遊牧民ベドウィンがたくさんお土産屋を出している。
彼らにとってはいい商売の場所なんだろうけど、きっとスター・ウォーズなんか観たことないだろうなあ。

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そうそう、どうしてもイクエとスター・ウォーズのおもしろさを共有したくてパソコンで見せたんだよね。
エピソード1と4。
そしたら何て言ったと思う?

「なんこれ?茶番やん」

はあ?茶番?!

さらに「ウルトラマンとかとおんなじやん」

・・・。
うん、もういいや。
なんか悲しくなってきたけん、もう観らんでいいよ。

5分で切り捨てられたケンゾーだった。
まあ、映画の趣味は人それぞれやけんね。

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ちなみに、「『イングリッシュ ペイシェント』は映画館に観に行ったし、サントラのCDも持っとるってちゃんと書いとってね!!」だって。
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アットホームなホテルの意味は?

2014.01.17 06:17|チュニジア☞EDIT
夫に白髪を切ってもらったイクエです。
今は数えるくらいだけど帰国するときに真っ白になってたらどうしよう。
旅行中に白髪染めデビューするのはイヤだな。

泊まっているバザール前にある安宿。
新しい客が入ってくるきざしはない。

昔はちゃんと「安いホテル」として機能していて、たまにツーリストも泊まりに来ていたのだと思う。
でも経営者が変わったのか経営努力が見られず、ただの「このままつぶれていくホテル」といった感じ。
旅行客を泊めたいという意欲なんて、もうずっと前に失ってしまったかのよう。

レセプションを見れば一目瞭然。

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昔はこの棚に、各部屋の鍵とかホテルのパンフレットとか置いてたんだろうけど・・・。
なんだろね、これは。

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この宿が奇妙な感じがするのは、ホテルのやる気のなさ以外にも原因がある。
それは、泊まっている人たち。
客なのか、ここをアパート代わりに長期滞在しているのか、それとも従業員なのかよくわからない。

どう見ても、観光客ではなく現地人。
隣り合う2部屋に2〜3人ずつ泊まっている。
調理器具みたいなものもあって長く滞在している雰囲気が漂っている。

30歳くらいの男が1人、あとは女性。
イスラム教のチュニジアには珍しく全員スカーフはかぶっていない。
いつもジャージーっぽい楽そうな服を着て、ダラダラしている。

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みんなフレンドリーでもないし、愛想がいいわけでもない。
女性と一緒に泊まっている1人の男だけは愛想がいい。

廊下で会うと「ハローーー」と笑顔で話しかけてくる。
その声は驚くほど甲高い。
裏声のような、声変わりしていないような、奇妙な声。

隣の部屋に泊まっているくせに、ときどきレセプションに立っていることもあるし掃除をしてることもある。

「あの甲高い男、客かな、従業員かな?」
「あの女の人たちのヒモ?」

ホテルは2階建てで、2階のドアから棟続きの隣の建物の屋上へと行くことができる。
屋上に洗濯物を取り込みにいっていたケンゾーが、ちょっと焦った様子で部屋に戻ってきた。

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「オレのタオルがない!
 青いやつ。」

「あの女の人たちが間違って取り込んだっちゃない?」
「いや。
 パンツ、タオル、パッチって干しとって、間のタオルだけないもん。
 ぜったい盗まれた。」

「ちょっと、言ってきてみたら?」

廊下に出て行ったケンゾーに甲高い男が例の声で何か話しかけ、ケンゾーが「タオル知らない?」と聞いている。
そして、女の人とケンゾーが何かやりとりをしているのが部屋から聞こえた。
やりとりと言ったって、相手は英語が話せるわけではない。
ただお互い何か言いあっている。

ケンゾーが首を横に振りながら部屋に帰ってきた。
手にはタオルを持っている。

「わけわからん。
 なん、あの人たち。」

「どうしたと?
 タオル戻ってきたならいいやん。」

「タオルは返してもらえたんやけどね。」

「どうされたと?」
「タオル知らん?っておばちゃんに聞いたら、『いつの間にか自分たちの洗濯物に紛れとった!』ってしらじらしい感じで返してくれた。
それはいいんやけど、おばちゃんがニヤニヤしながら隣にいたもう一人のおばちゃんの胸を半分出して、『お兄ちゃんどう?』みたいなことを言ってきた!」


「なんそれ?
 胸出されたおばちゃんは抵抗せんと?」

「うん。ふたりでニヤニヤ。
おれの手を取って触らせようとしたけん、あきれて『ノー』って言って手を引っ込めたら、笑いながら2人でおばちゃんのおっぱいをモミモミして見せつけるんよね。太ったおばちゃん2人で意味分からん。」

「それって、『どう?』って誘いよるってこと?」
「たぶんね。」

「あーーーー!!
 そういうこと!?
 あの人たち、売春婦ってこと!?


そう思うと、すべてが納得できた。
彼女たちはここに住んで客を待っていて、客がきたら空いている部屋に移動して、コトをやるのだ。
 
イクエが学生のときメキシコを1人で旅していたときも、まちがってこういうたぐいの宿に泊まったことがある。
ティファナというアメリカとの国境の街で泊まった間口の狭い薄暗い宿。
そこは売春婦が客といっしょにやってくる連れ込み宿だった。

でも、この宿は連れ込み宿というよりも「売春宿」。
お客がやってきては、彼女たちの部屋に行って相手を選ぶ。
選ばれた女は、奥の空いている部屋へと男を案内する。

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女性たちはお世辞にも若くて綺麗とは言えない。
着飾ってもいない。
髪もぼさぼさ、化粧もほとんどしていない。
人生疲れている感じがする。
20代もいるんだろうけど、30すぎににしか見えない。
40オーバーの人もいる。

屋上から下界を見ている彼女たち。
(いちばん左はイクエ。真ん中の男が「甲高い男」。)

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イスラム教の国だからこそなのか、性的な欲求を解消する機会がほとんどないのか、この闇の売春宿はけっこう繁盛している。
とくに週末は立て続けに客が入ってくる。
客の男性たちはイクエたちと廊下で鉢合わせになっても「どうせ外人だから」という感じで気にしない。
客はおじさんだけじゃなくて、身なりのいい学生みたいな男も多い。
「え〜、こんな若い青年が、こんな年上の太った女性と?」と正直驚いてしまうけど、日本みたいに性風俗が発展していないのでここぐらいしか来るところがないのかもしれない。

みんな化粧っけはないけど、1人だけバッチリメークをしている人がいる。
バッチリメークというか、まさに「京劇」のメーク。
違和感があり過ぎる。
メーク道具じゃなくてサインペンで落書きしたようなメーク。
眉毛はマジックで細く書いて、アイメークは派手すぎて異様で、唇はサインペンでおちょぼ口に縁取りだけしているような・・・。

最初、彼女に会ったときはあまりのメークに動揺してしまって「ハロー」の声がうわずってしまった。

「なんであんなふうにしたんやろ。」
「あれ、入れ墨やない?」
「そうかも!
 入れ墨かもしれん。」


ケンゾーの発言に、想像力が広がっていった。

貧しい家で育った彼女は幼いころ両親に捨てられて・・・。
そのあと彼女は面倒を見てくれる売春婦の先輩か男に巡り会って、なんとか生きていくことができるようになった。
けっしていい人たちではないけれど、彼女にとってはまるで家族のような存在。
だけど、そいつらはとんでもないやつで・・・。
「お前をきれいにしてやる」とか言って、軽いノリで彼女に奇妙なメークの入れ墨をさせて、裏で笑い者にしてたんじゃないか・・・。

そんなことを思うと、急に彼女がかわいそうに思えてきた。
あんな入れ墨をさせられて、一生あんな顔で生きていくなんて。
街も歩きたくないし、人にも会いたくない。
彼女が不憫でならない。

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そう思っていたけど4日目の朝に彼女を見たら、それがただの勝手な想像に過ぎなかったことを悟った。
彼女は、すっぴんだった。
入れ墨でも何でもなく、ただ自分がよかれと思ってやっていたメークだった。

そんな彼女たち。
ホテルの部屋に住んでる人もいれば、家から通って日中だけ部屋で待機する人もいる。
多いときで6人くらい。
ホテルの3部屋ぐらいが彼女たちの待機場所になっている。

ある日、ケンゾーが先に起きて廊下に出て部屋に戻った直後、あとをついて来るように新顔の女性がノックもせずに急にわたしたちのドアを開けた。
ケンゾーを見て何か言いかけたけど、ベッドに座っているイクエと目が合って気まずそうに出て行った。
その女性は日中にやってくる女性だからイクエの存在を知らず、たぶんケンゾーが1人客だと勘違いしてケンゾーを誘いにきたのだった。

ケンゾーはそのあとも、よく廊下で女性たちに誘われていた。

お客とコトをする部屋は決まっていて、そこの部屋のドアが閉まっていてトイレのあかりがついていると「あー、いま入ってるんだな」と思う。

たぶんここの宿のオーナーはマージンをとっている。
いつも対応してくれる宿のおじさんは、笑顔で優しいけどとんでもないやつだな。
そして宿の掃除も、彼女たちと甲高い男にさせている。

彼女たちの掃除の仕方はワイルドで、外に帰ったら宿が泡だらけになっていた。

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まるで銭湯の掃除みたい。

彼女たちと甲高い男の掃除のおかげで、古びた宿だけど不衛生な感じはしない。
ふたりで1泊20ディナール(1260円)。

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部屋のあかりは裸電球一個。

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トイレの窓は意味をなしていない。
でも、シャワーはアツアツのお湯が出る。

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ただ難点はトイレの水が流れないこと。
タンクが壊れていてホースのちょろちょろの水で流さないといけない。
そして流したはずなのに、たまに大が浮かんでいる。
なぜか夕方に逆流していることが多い。
夕方に部屋に戻るとウンコ臭くなっている。
誰のものか分からないものが浮いている。

イクエのものなのか、ケンゾーのものなのか、昔の人のなのか、もしかして隣の部屋から流れてきたものなのか・・・。

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宿のオーナーのおじさんにバケツを借りにいった。
おじさんはあいかわらず笑顔で対応してくれて「ああ!!バケツね♡」って言って、彼女たちの使っている共同トイレに案内してくれた。
そこにはバケツがあったけど、彼女たちのうちの1人が洋服を浸け置きしていた。
おじさんは彼女の名前を呼んで、洋服を取り出させた。
彼女はちょっと機嫌が悪くなって、ぷいっとして、バケツをイクエに渡した。

彼女は部屋に戻っていった。

おじさんは彼女が機嫌を損ねたのが気になったのか、イクエの肩を抱いて耳打ちした。

「もう1回だけ、彼女の部屋に行ってありがとう、チュ♡って言ってくれないかな。
 ね、それでおさまるから。」


そんなのどうでもいいよ、わたしは客だし、だいたいトイレのタンクが壊れているせいで部屋中が臭くなってるのに、文句も言わずに、当然のようにバケツを借りて誰のものかもわからないウンコを処理してあげようとしてるのに・・・と心の中では思ったけど、面倒くさいのでおじさんと彼女の部屋に行った。

「サンキュー♡ バーイ!」

ニコっとするのも忘れなかった。

部屋を出るとおじさんがまた異様にイクエに近づいて、まるで子どもを褒めるみたいに「よくできたね」と肩を抱いた。
そして、「よくできました♡ ありがとう♡」のチューをしようとした。
ほっぺたにするのは阻止して、しょうがないからかわりに頭を突き出して後頭部にチューさせた。

このおやじは、こんなふうにして売春婦たちを統制してるんだ。

宿の入口はバザールの通りに面していて、食堂やお土産物屋さんが並んでいる。

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宿のおやじは、一日中外の椅子に座って客待ちをしている。
イクエとケンゾーがバックパックを背負ってここを通ったときに客引きをしなかったのは、イクエたちのような客じゃなくて買春客を客引きしてたからだったのかとあとになって納得。

なんやかんやで、この宿の愉快な仲間たちとも付かず離れずの関係で、なぜか居心地良く感じて、5泊もしてしまった。

この売春宿がわたしたちが持っている古い『地球の歩き方』に安宿として掲載されている。
そのときはまだ売春宿じゃなかったんだろうな。
オーナーが変わってしまったのか、設備が古くなってツーリストが寄り付かなくなったから売春宿にしてしまったのか。

宿のおやじ、そして宿のおやじの補佐役なのか彼女たちのパシリなのかわからない甲高い男、そしていつもけだるそうな女性陣。

この宿が『歩き方』の紹介文になんて書いてあるのか気になったので、見返してみた。

思わず笑ってしまった。

「通り沿いで騒々しいが、清潔感がありシンプルだが心地よい安宿。
家族経営でアットホーム。」


ある意味、家族みたいなもんだよね。
アットホームすぎるしね。
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砂漠のオアシス 安宿は居心地いいけど・・・

2014.01.15 05:56|チュニジア☞EDIT
ケンゾーがかなりの寒がりだということを最近実感している妻のイクエです。
寒いと急にテンションが下がるケンゾー。
「よくそれで冬に仕事できてたね」といつも不思議に思う。

ベルベル人の穴蔵ホテルで療養生活を送ったイクエ。
次の目的地はサハラ砂漠のオアシス都市、トズール

トズール

バックパックを背負って移動できるか不安だったから楽して車をチャーターしてトズールまで行っちゃうか、ちょっときついし時間もかかるけどルアージュ(ミニバス)を乗り継いで安い方法を取るか、ケンゾーと前日から話し合っていた。

出した答えは、安い手段
熱もだいぶ下がったし、少しの距離なら歩けそう。

着実に年は取ってるけど、旅をして着実に根性はついてきたなと思う。
年をとるほど「やる気」と「気力」が大事になってくる。

ホテルから歩いてルアージュ乗り場へ。
まずはルアージュで新マトマタを目指し、そこからガベス行きのルアージュに乗り換えて、ガベスで降りたらバス停まで歩く。
そして今度はトズール行きのルアージュに乗る。
3回乗り換えるけど、そのくらいの移動ならもう何てことはなくなっている。

ガベスのルアージュ乗り場には、整然と車が並んでいる。
ルアージュでどこでも行けるチュニジアはけっこう旅しやすい!

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トズールへと走る車。
車の両脇に見えるのは真っ白い大地。
まさか、砂漠に雪?

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これは塩湖ショット・エル・ジェリド
広さはおよそ5000㎢。
全長96キロの道路が、この塩湖を縦断している。

このシーズン、涸れている部分が多いけど、真っ白い塩と青い空が美しいコントラストを織りなしているところもある。

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ここも映画『スター・ウォーズ』の撮影で使われたらしい。
見たことないイクエにとっては、どうでもいいけど。

でも、チュニジア人にとってもたぶんどうでもいいんだと思う。
チュニジア人で『スター・ウォーズ』見たことある人ってきっと1パーセントにも満たないよ。

だってね、塩湖の途中に『スター・ウォーズ』っぽいモニュメントが飾られているんだけど、完成度が・・・。

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宇宙船っぽいのと、ジェダイの騎士っぽいカカシみたいなのと、なんかよう分からんやつ。

そんな風景を見ながら、無事に目的地のトズールに到着。
目的地のホテルまで、もう少し。
がんばれ!

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『地球の歩き方』に載っている一番安いホテル「オテル・カリファ」を目指す。
といっても、最新版じゃないので情報は古い。

イクエの前を歩くケンゾー。
あれ?
もしかしてここじゃない?
見落としてしまうくらい気合いのない看板があった。
というか、ケンゾーはすっかり見落として先を歩いている。

「ケンゾー!
 ケンゾーってば!!
 ここじゃない?」


棟続きの商店の一画。
間口は狭くて、ホテルとは思えないけどレセプションっぽいものがある。

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「あ、ここ!?」
「そうだよ。
 ほら、看板あるもん。」


でも、誰もいない。
ウロウロしていたら、さっき入口の外の椅子に腰かけていたおじさんが入ってきた。

「ハロー。
 ドゥ ユー ハブ ダブルルーム?」

「イエス。」

おじさんは笑顔で応対してくれた。

やっぱりホテルの人だったんだ。
客引きをするために入口に腰かけていたはずなのに、なんでバックパックを背負ったカモが目の前を通ったのに声をかけなかったんだろう。
商売っけがないのかな。
そのときはそう思った。

おじさんが一日中、入口の椅子に腰かけているのは旅行者の呼び込みのためじゃなくて、別の目的だったことはあとになってわかった。

1泊ふたりで20ディナール(約1260円)で、チュニジアでこれまで泊まってきた宿では一番安い。
ボロボロで埃っぽいけど、シーツはきれいで不潔な感じはしない。
バス・トイレはちょっと汚いけど、部屋の中についてるだけでも良しとしよう。

おじさんは英語はたどたどしいけど笑顔で応対してくれて、愛想はいい。

これまで泊まってきた宿で「この宿最低だな」と思うのは、部屋の不潔さやダニの多さや設備の不備に対してではなく、スタッフの対応に対して。
ブログでも酷評してきた宿は、宿のマネージャーやスタッフの態度が悪かったところ。

この宿のおじさんは笑顔で親切そうなので、多少設備が古くてもがまんできる。

隣の部屋に宿泊客もいる。
でも、どうもツーリストじゃなさそうな。

「仕事で泊まってるのかな。」
「なんかストーブなんかも部屋に持ち込んでるし、住んどるっぽくない?」

この宿泊客のナゾはのちのちわかることになる。

泊まる宿も決まったことだし、イクエの体調をみながら無理せずトズールの街を散策。

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砂漠の中の都市。
石や木が豊富じゃない場所では、砂と粘土で造る日干しレンガが建材となる。
砂と粘土を混ぜ合わせて造った日干しレンガの建物だらけ。

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14世紀につくられた日干しレンガの街並み。

タイヤを転がして遊んでいるおにいちゃんといっしょに、タイヤを引きずって遊んでいる男の子がいた。
とても素朴な遊び。
高いおもちゃがなくても、ゲームを買ってもらえなくても、タイヤだけで遊べるという特技をこの子たちはもっている。
おもちゃであふれている今の日本の子どもたちよりも、子どもならではの遊びの才能を発揮できていてある意味うらやましく思う。

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砂漠のような茶色の街並み。

モスクだって砂漠の色、一色。
砂場で造るお城みたいね。

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本来ならもっと鮮やかに装飾したい。
でも、色で勝負できないときにどうするか。

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レンガをでっぱらせたり、逆にひっこめたりして凹凸をつくる。
鮮やかな色で装飾はできないけど、凹凸によって陰影ができる。

幾何学模様の建築様式はすでに10世紀ごろにこの地方に伝わってきたらしい。
幾何学模様のパターンは何百種類にもなり、それはこの地域のカーペットのデザインにも用いられているんだって。

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砂漠の中の茶色い街だけど、ここが都市となったのにはわけがある。

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1000ヘクタールの広大なオアシスがあるから。

豊富な水、そしてナツメヤシが生い茂り最高級のデーツ(ナツメヤシの実)がこの街を潤してきた。

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オアシスの中にあるデルベデール公園。
トズール出身の詩人アブール・カセム・シェビの顔が不気味に掘られた岩山は展望台になっている。
誰?

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トズールのオアシス側はリゾート地。
4つ星以上のホテルが建ち、国内外のリッチな人たちが泊まっている。
砂漠のオアシスの中のプールで涼んだり、ナツメヤシのガーデンでティータイムを楽しんだり。

街がリゾート地と下町にわかれている。

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ちなみにリゾート地はツーリスティックゾーンと呼ばれている。
もちろん、イクエとケンゾーのホテルは「ツーリスティックゾーン」ではなくて日干しレンガの下町にある。

そしてわたしたちは下町のほうが好き。
地元の人たちの暮らしが見える。

下町の安宿の屋上から見える砂漠のオアシスの朝焼け。
五つ星ホテルのガーデンの美しさにも負けない。

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「めちゃくちゃきれいやん!」
「すっげ〜」

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下町にあるこの安宿。
なぜかホテルという雰囲気が漂っていない。
外国人旅行客なんて1人も泊まりにこない。
設備も古いけど、なぜか居心地がいい。

でも、イクエとケンゾーはうすうす気づきはじめていた。
このホテルが実は旅行客用のものではなく、「〇〇宿」だということを・・・。

続きは次回!
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妻の渾身のモノマネ不発! 残念だ

2014.01.14 05:34|チュニジア☞EDIT
「年末から食べて飲んでふっくらしてきた」って書いたけれど、体重を計ったらじつは痩せていたケンゾーです。
もっと酒も飲んで大丈夫だな。

今回のチュニジア旅のテーマのひとつ。
それは「北アフリカの先住民族ベルベル人の村巡り」
1000年前のクサールを訪れたタタウィンからすこし北上し、マトマタという村へ移動することに。

マトマタ

まずはルアージュに乗ってガベスという町まで行く。
およそ1時間、7.90ディナール(約500円)。

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ガベスでマトマタ行きのバスかルアージュ(乗合いワゴン)に乗り換える。
マトマタには新・旧2つの村があり、今回目指しているのは旧マトマタ村。
ガベスから旧マトマタまで行くバスもたまにあるようだけれど、ほとんどが新マトマタ止まり。
新マトマタまで約1時間、1.30ディナール(約82円)。

目的地まで行くのは少し面倒だけど、マトマタに行きたい理由があったんだよねえ。

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新マトマタでバスを降りると旧マトマタ行きのルアージュが待ち構えている。
旧マトマタまでは15分くらいかな、0.90ディナール(約57円)。
ケンゾーたちはここでツアーの客引きに話しかけられた。
ルアージュの中まで入ってきたから面倒くさかったけど、「お金がない」と言うと諦めて帰っていった。

陽が沈みはじめた頃、旧マトマタに到着。
車から降りるとそこは、アラビアンナイトの世界だった。

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赤土の小高い丘が連なり、背の高いナツメヤシが誇らしげに生えている。
地面と同化している土壁の家。
ところどころある真っ白な家がアクセントになっている。

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きょうのホテルはここ。
というより、マトマタにはこのホテルに泊まるためだけに来たようなもの。

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なんかヘンじゃない?
洞窟みたいだけど、これがホテル?
それじゃあ、全体の写真をどうぞ!

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地面にでっかい穴が!!
穴の中にホテル?!

じつはこれ、ベルベル人が古くから使ってきた穴居住宅。
もともと北アフリカに古くから住んでいたベルベル人だけど、移り住んできたアラブ人に追われるようになってしまった。
そして12〜13世紀頃から身を守るためにこんなクレーターのような穴を掘りはじめたそうだ。

最初は緊急避難用の隠れ場だったんだけど、時が経つにつれて内部が複雑になっていき、家になりさらには村にまで発展したそう。
このホテルはそんな穴居住宅を利用してるんだよね。

旧マトマタに穴居ホテルは4つあるんだけど、ケンゾーが泊まりたかったのはこの「シディ・ドリス」
なぜかというと・・・。

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じつはここも「スター・ウォーズ」の撮影場所のひとつ!
ルーク スカイウォーカーが住んでいたラーズ家の住宅がここで撮影されたんだよ。
エピソード4でルークが青いミルクシェイクのようなものを飲むシーン覚えてない?

映画に登場したBarもそのまま残されていて、「スターウォーズバー」として今も実際に営業している。
中には撮影当時の写真などが飾られていてファンにはたまらない空間。

といってもイクエは「スター・ウォーズ」は観たことはない。
観たことないくせに、喉を叩いて声を震わせながら「ワ・レ・ワ・レ・ハ ウチュ〜ジン ダ」と得意げ。
きっと主人公になりきってるんだろうけど、残念だ。
たぶんそれバルタン星人だよ。

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このスターウォーズホテル、昼間は見学に訪れる観光客で騒々しい。
バスで乗り付けて、大騒ぎしながらパシャパシャ写真を撮って帰っていく。
半分以上は中国人のグループなんじゃないかな。

だけどシーズンオフだからか、宿泊客はケンゾーとイクエだけ。
部屋も5つベッドがあるドミトリーをふたり占め。

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ひとり14ディナール(約880円)、朝食つき、Wi-Fiなし。
部屋にはベッドがあるだけで、トイレや洗面台は共同。
ケンゾーたちだけだからか、シャワーは水だった。
何度かクレームを言ったけれど、けっきょくお湯は出ず。
「スター・ウォーズ」の舞台というだけで、部屋の設備やスタッフのサービス、朝食の質はただの安宿だね。
まあ、実際旧マトマタで最安だしね。

ほかにも村の中にはクレーターのような穴がボコボコ空いている。
地面に地下3階分くらいの円形の穴が空いていて、さらに横穴が蟻の巣のように掘られている。
大雨が降ることがないからこんな家が成り立つんだろうね。
空き家になっているところもあれば、とてもきれいに保たれてるところもある。

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穴を見て回っているとかわいい兄妹がくっついてきた。
カールした髪とクリクリおめめの妹がかわいい!
観光地の村なんだけどぜんぜん擦れてない。

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「こっちにもあるよ!」って感じで兄妹が穴を案内してくれた。
この穴は中央に井戸が掘られている。
穴居住宅は夏は強い日差しを避けるのに都合がよく、冬は暖かい。
この土地、気候にとてもマッチした住居だったんだね。

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この穴はほとんど崩れかけ、ヤギ小屋代わりになっている。

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旧マトマタはこの穴居住宅以外には見どころはない。
完全にシーズンオフでほとんどのホテルも閉まっている。
夏場には観光客で溢れかえるこの村も、今はただの田舎の村。

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本当は日帰りするつもりだったんだけど、映画の舞台になった場所に安く泊まれると言うことで1泊だけすることにしていた。
だけど、ゴミで汚い国暫定1位のチュニジアでイクエの咳がとまらなくなり、高熱も出てきていた。
ほかに宿泊客もいないし、療養するにはちょうどいい。
な〜んにもないこの村で2泊することにした。
「スター・ウォーズ」の主人公の家から一歩も出ずに、ベッドの上で食事をし、ただ寝続けるというある意味贅沢な3日間を過ごしたケンゾーとイクエだった。
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チュニジア料理 まずい?うまい?

2014.01.13 06:17|チュニジア☞EDIT
海外にいて恋しくなる食べ物は、意外に日本の焼き肉だなと思うイクエです。
日本の焼き肉のタレって独特な味だよね。
日本の焼き肉のタレで、肉と野菜をもりもり食べたい!

みなさん「チュニジア料理」って聞いて何を思い出しますか?

はっきり言って、アフリカ料理ってあんまりおいしいイメージはない。
でも、アフリカ大陸の北部に位置するチュニジアは美食大国のフランスやイタリアにも近い。
それに地中海に面しているから海の幸も豊富そうだし・・・。
だけど、サハラ砂漠が広がっているからあんまり野菜はとれそうじゃないし・・・。

チュニジア料理、まずいの?おいしいの?

きょうは未知の料理、チュニジア料理をご紹介しま〜す♪

チュニジアの「前菜」とも呼べるのがこれ。

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ハリッサ
オリーブオイルに赤い香辛料のソース。
食堂で料理を注文すると、最初にハリッサとパンがサービスで出てくるところが多い。
辛いから、パンがすすむ。
お店によって、オリーブの種類や辛さ、ソースの具が違う。

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チュニジア料理の定番オジャも、パンと一緒にめしあがれ。
野菜や魚をトマトソースで煮込んで卵を落としたもの。

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卵の半熟加減がいい!

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卵料理と言えば、キッシュも人気。

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玉ねぎやハーブがふんだんに入っている。

チュニスの迷路のようになっているバザールで見つけた食堂。

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昼なのに内部は薄暗そうで「ほんとうにここ美味しいのかな?」って思うでしょ。

でも、中に入ると・・・。

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大盛況!!
炭火でチキンや魚を焼いていて、その煙がいい匂いとともに外にもくもくと出ているから、みんなを惹きつける。
魚もおいしそうだし、チキンもおいしそうだし、どっちにしよう。

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頼んだのは・・・。

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チキン!
焼き方が上手。
外側はちゃんといぶされているんだけど、中はレアに近くて柔らかい。
だけど、赤くなくてちゃんと火は通っている。

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みんなに見守られながら食べる。

そして、チュニジアのパスタも頼んでみた。

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みかけはちょっと・・・でしょ。
でも、意外においしいんだよね。
香辛料がきいていて、辛みがある。
暑くて食欲がないときも、これならすすっと食べられそう。

で、このパスタを大盛りで頼んで仲良く食べることもある。

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麺をおかずに、パンを食べるチュニジア人。
チュニジアではトルコ並みに必ずパンがついてくる。
料理を少ししか頼まなくてもパンを好きなだけ食べられるから、「ひもじい」ということにはならない。

チュニジアのパスタってちゃんとオリーブオイルを使ってるからおいしいんだよね。
このパスタの麺はちょっと固い焼きそば麺みたいだったな。
炒めてるのかな。

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歯ごたえのある麺を、ケンゾーは「博多ラーメンで言うカタメンやね!」と気に入っていた。

イタリアに近いからか、こちらも人気。

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ピザ!
イランでもピザは人気だったんだけど、イランのピザは小さくて厚くて固くて「ピザトースト」というほうがピッタリだった。
イクエとケンゾーにとっておいしくなかったイランのピザ。
だけどイラン人は大好き。

イタリアに行ったことあるイラン人に「イタリアのピザはどうだった?」って聞いたら「おいしくなかった!!イランのピザのほうがおいしい!」だって。
そんな彼が「だけどね、イランのピザよりもおいしいピザがある。それはアラブのピザ! チーズたっぷり。」って言ってたんだよね。

たしかにね、アラブのピザ。
けっこうおいしい!
もちろんイタリアにはかなわないけど、チーズたっぷりでちゃんと窯で焼いてるから生地もおいしい。
お肉に海鮮に野菜にと、豊富な種類から選べる。
持ち帰りもできる。

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アフリカ料理で忘れちゃいけないのがクスクス
アフリカ北西部の代表料理でパスタをお米のように小さくしたもの。
いわば日本人の米にあたる、主食。

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クスクス自体に味はしない。
野菜やお肉といっしょに食べるとおいしい。

クスクスのようなパスタのようなものもある。
小さなマカロニ。

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味は、まあまあ・・・かな。
だって、どっちつかずなんだもん。

チュニジアで一番まずかったのがラブラビ
スープが入ったお椀とパンが出される。

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そしてこのお椀にパンをちぎっていれる。
食べ方がわからないイクエとケンゾーに、お店の人が親切にやってくれたのはいいけど・・・・。

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そんなにぐちゃぐちゃにするの!?
スープとパン、別々に食べたほうがおいしいと思うんだけど。
生卵も落として、もはや何が入ってるのかわからないくらいぐっちゃぐちゃにされた。

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離乳食のような味。
イランにも同じようなメニューがあったけど、なぜ彼らがこのパンべちゃべちゃスープがお気に入りなのか不明。

イクエとケンゾーがチュニジア滞在中によく食べたのがチキン
一日一回は食べた。
安いし、ほんとうに焼き方がうまいんだよね。
店頭のオーブンで一羽丸ごとぐるぐる回りながら焼かれているものもあれば、タンドリーチキンのようにタレに漬け込んで鉄板で焼くものもある。

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野菜やオリーブといっしょに食べるのもおいしい。

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そして串焼きのブロシェット
日本の焼き鳥を3倍くらいにした大きさ。

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もちろん、地中海に面しているから焼き魚もおいしいんだけどね。
醤油と大根おろしで食べたいね!

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遊牧生活をしていたアラブ人。
お肉が大好き。
チュニジアの肉屋は看板がなくてもひと目でわかる。
なぜならー。

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解体した動物の頭が、店頭に飾ってある。
こういうのを見ると逆に食欲がげんなりするんだけど、チュニジア人にとっては「お〜!新鮮でうまそうな肉がありそうだ」って思うのかな。

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牛、ヤギ、羊・・・。
いろんな動物のお肉を買える。
もちろんラクダも!
でも、ラクダをつるすわけにはいかないからラクダはぬいぐるみで代用。

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チュニジアのウインナーメルゲズ
細くてプリッとしている。

やっぱりオリーブとの相性もバッチリ。

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チュニジア人はコーヒーや紅茶が大好き。
アラビアコーヒーは、エスプレッソみたいに濃くて量が少ない。
ひとくちで飲めそうな量でしょ。

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でも、ものすごーく濃いからチビチビ飲む。
イクエはけっこう好きだけど、ケンゾーに言わせると「香りを楽しむ分にはいいけど、薬みたいで好かん!ただ苦いだけ。」

そんなケンゾーでも、いろんな種類のコーヒーがあるから楽しめる。

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チュニジア人も砂糖が大好きなんだね。
ブラックで飲む人って少ない。

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スウィーツもおいしいチュニジア。
ナツメヤシの実「デーツ」を混ぜたクッキーや、ハーブを混ぜたクッキー。

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こちらは、タタウィン名物ミフシタタウィン

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ちょっと柔らかいカリントウのなかに、ナッツのヌガーのようなものがたっぷり入っている。
日本人の口にあう、一品。

チュニジアではサンドイッチは、食パンじゃなくてフランスパンを使う。

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チュニジア人の大好きな、フライドポテト、オリーブ、ツナ、そして唐辛子。

チュニジアのファストフードはドワドゥファトマ

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パン生地のようなものを薄く伸ばして焼く。
クレープと言ったらいいかな。

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これに卵や野菜を巻いて食べる。
チュニジア人は、辛いの大好きだから「控えめにしてね」って言わないと香辛料たっぷりの真っ赤なソースをたっぷりぬられる。

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チュニジア人ってフレンドリー。
かといってがつがつしてなくて、ちょっと控えめ。
出来上がるのを待っていたら、お客さんたちが「写真撮って〜」と恥ずかしそうに声を掛けてきた。

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ちなみに、アフリカっていうと黒人の人が多いように思うかもしれないけど、チュニジアはアラブ人の国なのでちょっと日に焼けたような肌の色の人がほとんど。

アフリカっていっても、たくさんの国があってたくさんの人種が住んでいる。
これからアフリカのいろんな国に行く予定だけど、そこではどんなグルメに出会えるかな ♪
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自然とマッチした1000年前の家

2014.01.12 06:15|チュニジア☞EDIT
年末から飲んで食べてばっかりでふっくらしてきたケンゾーです。
まあ冬だし、これからもっと寒いところに行くから防寒着代わりってことでいいかな。

きのう紹介したベルベル人の倉庫群クサール
古くからベルベル人の生活にとって欠かすことのできないものだったクサールは、時代とともに形や役割が変化していったんだそう。
きょうはいちばん古いタイプのクサールを見に行くことに。

まずはドゥイレットというクサールへ。
きのうと同じ乗り場からドゥイレット行きのルアージュに乗る。
片道1.30ディナール(約82円)。

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出発してすぐに給油タイム
ちゃんとしたガソリンスタンドもあることはあるけれど、町には個人営業の店がたくさんある。
店先にプラスチックのタンクが無造作に積み上げられていて、先っぽにホースが付いている手作り感満載のでっかい漏斗で給油。
やっぱり砂がいっぱい混じるんだろうね、布でろ過しながらガソリンを注いでいく。

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きょうも窓の外には異星感たっぷりの景色が広がっている。
頂上が平らになってる山が多いね。

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出発して約30分、ドライバーに「ドゥイレットの旧村に行きたい」と伝えておくと、新しい村の手前で降ろしてくれる。
ここからクサールまでは歩いて20分くらい。

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しばらくすると茶色一色の山肌にくっきりと映える真っ白いモスクが見えてきた。
かつてのドゥイレット村だ。

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パッと見ただけではよく分からないけれど、目を凝らしてみると黒い穴のようなものがボコボコ空いてるのが見える。
これが家の出入り口や窓。
山肌と同化しちゃってて区別できないよね。

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昔はここに3500人ほど人が住んでいたそうだけど、今では打ち捨てられ廃墟となっている。
オフシーズンで観光客は数人。
静寂がよけいにわびしさを募らせる。

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小さな入口から中に入ると、迷路のように部屋が枝分かれしている。
行き止まりになっている部屋もあれば、さらに奥の別の部屋へと続いているものもある。

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山の裏側へ回ってみると、斜面に住居がずらっと連なっている。
まるで城壁みたいだ。

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先住民族のベルベル人にとって、あとからやって来たアラブ人などは侵略者。
侵略者たちから物と身を守るためにこんな砦のようなクサールを造ったんだそうだ。
防御のためにわざわざこんな険しい断崖に建てたんだね。

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個々のクサールは2階建て。
1階が住居で2階が倉庫として使われていたそう。
今でもそのままの形で残っている木の扉はナツメヤシの幹で作られている。
これなんと1000年前のものなんだって!
ナツメヤシって丈夫なんだね。

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いま自分たちが見ている景色と1000年前のベルベル人が見ていた景色にきっと変化はないだろう。
道路が1本通ったくらいかな。
いまから1000年後はどうなってるかな?
美しい地球はちゃんと残ってるかな?
残していかないといけないよね。

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ちなみに、ここ旧ドゥイレット村には、クサールをそのまま利用したホテルがある。
この時期はオフシーズンで営業はしていなかったんだけど、1000年の時の流れに思いを馳せてみるのもいいかも。

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もうひとつ最も古いタイプのクサール、シェニニに行ってみよう。
タタウィンからシェニニまでルアージュで約20分、1.20ディナール(約76円)。

シェニニには今でも260人ほどのベルベル人が住んでいる。
村の入口にはお土産屋さんもあり、ドゥイレットと比べるとちょっとツーリスティックなクサール。

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村にはねずみ男、じゃなくてジェダイの騎士もうろちょろしている。

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険しい山の斜面にへばりつくようにクサールが作られ村を形成。
こちらも見事に山と一体化してるね。

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上から見ると段々畑のように6段くらいの階層状になっているのが分かる。
左手前が現在は使われていないクサール群で、右奥が今でも実際に人が住んでいるクサール群。

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斜面に掘られた横穴部分が住居で、外にある中庭のようなスペースは物置や家畜のためのスペースのようだ。
日本でもこんな感じの斜面を利用したマンションってあるよね。
穴の中の部屋はどうなってるんだろうね。

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山の上に建っている家までは車が通れないので、荷物を運ぶのは馬とロバ頼み。
がんばれドンキー!

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主がいなくなった廃墟エリアへ。
このクサールは11世紀後半に造られたそう。
1000年もの時を感じさせないほど保存状態はいい。
ここでかくれんぼをしたら面白いだろうなあ。

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古くから厳しい自然環境とほかの部族間との争いを生き抜いてきたベルベル人。
彼らが築き上げたクサールは自然と見事に調和している。

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1000年間自然とともに時を重ねてきたクサールは、静かにそこにたたずんでいた。
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ロマンを求めてほかの星までやってきた

2014.01.11 05:48|チュニジア☞EDIT
日本から会いに来てくれた家族と年末年始を楽しく過ごしたケンゾーです。
今年の目標は「移動のときにイクエとけんかをしない」にしようかな。
重いバックパックを背負ってるとついイライラしちゃうんだよねえ。

ロマンを探し求めて首都チュニスを旅立つことにしたケンゾーとイクエ。
目指すは南部の町、タタウィン

タタウィン

早くも賑わいはじめているマーケットを抜けバスターミナルへ。

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チュニスからタタウィンまでは1人26.90ディナール(約1700円)。
およそ9時間のドライブなんだけど、チュニジアのバスはそんなに安くはない。
安くて豪華だったイランと比べるとオンボロでかなり見劣りする。
おなじイスラムの国でも石油が採れるか採れないかでぜんぜん違うね。

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けっきょく予定よりも2時間遅れ、真っ暗になった夜の9時過ぎにタタウィンに到着。
とくに渋滞があったわけでもトラブルがあったわけでもないから、だいたい11時間くらいかかると思ってたほうがいいかも。

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ターミナルに待機してたタクシーに乗ってホテルへ。
バスターミナルから町の中心部まではタクシーで5分ほど、2人で1.60ディナール(約100円)だった。

ホテルは『歩き方』にも載っている「Hotel Hamza」。
ダブル、トイレ・シャワー共同で25ディナール(約1575円)。
お湯もアツアツが出るし、部屋にはなんとエアコンがついている。

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ホテルのすぐ横にはネットカフェもあるし、シンプルだけど朝食も付いている。
なかなか居心地がいいホテルだった。

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ホテルの屋上からタタウィンの町を眺めることができる。
朝日に染まる砂漠の町。
きょうはどんなワクワクに出会えるかな?

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目指すはタタウィンから22kmほど離れたクサール・ウレド・スルタン
ルアージュと呼ばれている乗合いワゴンで移動。

チュニジアではこのルアージュが大活躍。
数百キロの長距離をつなぐルアージュもある。
バスより少し割高だけど、速い。
小さな村から村へもルアージュが走っている。

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チュニジアのいいところはボラれることがほとんどないってこと。
ルアージュも値段交渉は不要。
いつでもどこでも料金は地元の人たちと同じ。
お釣りもちゃんと返してくれる。
これだけで相当旅につきもののストレスは軽減されるんだよね。

ルアージュは乗客がいっぱいにならないと発車しない。
車内に乗り込んでほかの乗客を待っていたら・・・。
あれ? なんだかヘンな格好をしたおじさんが。

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ねずみ男?
たしかにねずみ男にも似てるけど、ほかにもこんな格好してるの思いつかない?
まあ、これだけでピンときた人はかなりのマニアだろうけどね。

正解はスター・ウォーズのジェダイの騎士!
そう、ここチュニジアは『スター・ウォーズ』シリーズの撮影地のひとつ。
ジェダイの騎士がまとっているフードつきのマントは、北アフリカの先住民族ベルベル人の民族衣装バルヌースをそのまま使ってるんだよね。
ベルベル人が多く住むこの地域ではかなりの割合の男性がこのジェダイの格好をして街中を歩き回っている。
茶色だけじゃなくて、けっこう色のバリエーションも豊富。

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ということで、チュニジア旅のテーマのひとつはイタリアに引き続き「映画のロケ地巡り」
遠く離れた日本人にとってはいまいちピンとこない国チュニジア。
でも実は映画の撮影地としてはとても有名。

今から向かうクサール ウレド スルタンはアナキン・スカイウォーカー(のちのダースベイダー)が母親と住んでいたタトゥイーン星の奴隷居住区が撮影された場所。

ん? タタウィンタトゥイーン

そうアナキンとルーク親子の故郷タトゥイーン星の名前はタタウィンから取ってるんだよ!

満席になり走りだしたルアージュ。
タタウィンの町を出るとすぐにロマンをかき立てる景色が目に飛び込んできた。
家は点在してるんだけど、地球じゃなくて異星に来てしまったかのような地形だ。

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ルアージュに揺られること50分、小さな集落に到着。
車を降りるとここでもジェダイの騎士がうろちょろ。
いいねえ、盛り上げる演出ばっちりだねえ。

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集落の一画に土壁むき出しでヘンな造形の建物が見える。
奥へ歩いていくと・・・。

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なんだか蜂の巣のような建物、これがクサール・ウレド・スルタンだ。
クサールとは先住民族ベルベル人が古くから使ってきた倉庫群のこと。
このクサールが「スター・ウォーズ」では奴隷居住区として登場する。

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実はイクエは『北の国から』『ゴッドファーザー』に引き続き、『スター・ウォーズ』も見たことがないことが判明!
「ダースベイダー」を「ダーブズベクター」って言ってるし。

イクエに「スター・ウォーズっぽいポーズをして!」っていったら・・・

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ぜんぜん観たことはないけど、剣のようなもので戦うシーンがあることは知ってるみたいだ。

扉をくぐりさらに奥へと進む。
そこには予想以上に広い空間が。

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なんだか集合住宅みたいだね。
もう今となっては使われてはいないけれど、ほんの40年くらい前までは現役で使われていたんだって。
ここに麦やオリーブ、イチジク、デイツというナツメヤシの実などを保存していたそうだ。

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4階の最上階へ上がるには細くて急な階段を恐る恐る上らないといけない。
手すりもなにもないのでけっこう危ない。
これはほかの部族が侵入してきても簡単に物資が奪われないよう、わざとアクセスしにくくしているんだって。

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地面にカメラを据えてセルフタイマーで撮影を試みる。
でもね、この細くて危なっかしい階段を10秒では駆け上がれない!
何度かやってみたんだけどこれが限界だった。
おしい!あともうちょっとだったよ。

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この特徴的な形をしているクサールも、外側から見るとただの壁のようにしか見えない。

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それもそのはず、クサールはほかの部族、おもにアラブ人からの襲撃を防ぐ城壁としての役割もあったんだって。
だからクサールは山の頂上や谷の奥、険しい断崖など攻め入れられにくい場所に造られることが多かったそう。

クサールの屋根の上から景色を眺める。
砂漠とはいっても今まで見てきた砂漠とはぜんぜん違う景色。
ワクワクするね、またあたらしい旅がはじまった。
「スター・ウォーズ」のロケ地も巡りもスタートしたし、ロマンあふれるチュニジア旅になりそうだ。

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【旅 info.】
  クサール・ウレド・スルタンa_DSC_0275_20140110170202a45.jpg
タタウィンからルアージュ(乗合いワゴン)で1.40ディナール、約50分。
帰りのルアージュは1時間に1本くらい、降りたロータリーで待っているとやって来る。
午後遅い時間になるとルアージュがつかまらない可能性があるので午前中に行くほうがベター。



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ステキだけど、ゴミで汚い国暫定1位!

2014.01.10 05:57|チュニジア☞EDIT
1月に新年の目標を決めても、2月にはすっかり忘れているイクエです。
ことしの目標は「いつも姿勢良く、眉間のシワをこれ以上深くしない」ということにします。

きょうはチュニジアの首都、チュニスから日帰りで行ける観光地へ出発。

チュニジアで「もっとも美しい街」とされるシディブサイド、そして世界遺産のカルタゴ遺跡

電車に乗って向かうとき、こんな親子を目にした。

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目の部分以外、すべてをブルカですっぽりと覆ったイスラムの女性。
そして、横には女の子。

熱心なイスラム教徒の女性は、10歳くらいになると頭をスカーフで覆う。
それぞれ価値観があるから他人がどうこう言うことではないけれど、黒ずくめのお母さんとまだ頭を覆っていない子どもを見ると「ああ、この無邪気な子ももう少しで黒ずくめの格好にさせられるんだろうなあ。」と同情してしまう。

「髪をかわいいゴムで結べるのも今のうち。思いっきり満喫してね。」
ケンゾーとともにそうつぶやく。

女の子が遊んでいるバービー人形の髪をお母さんが愛おしそうに撫でていたのが印象的だった。

さて、そんなことを思いながら着いたシディブサイド。

「チュニジアでもっとも美しい」と言われる街は、白と青の世界だった。

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モスクまで真っ白。
窓枠はチュニジアンブルー。

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白い壁、白い雲、青い窓、青い空。

そして、背景には地中海。

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でも、白と青だけじゃない。
太陽の日差しを受けてたわわに実ったオレンジ。
白壁に生える鮮やかな花々。

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そんなシディブサイドには、お金持ちの別荘や大使館が集まっている。
すぐそばの海岸には何艘ものクルーザーが停泊していた。

フランスの植民地だったチュニジア。
英語よりもフランス語のほうが通じる。

ここに別荘をもっているのはフランス人が多いのかもしれない。

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そんな場所だけど、正直に言うとゆっくりくつろげる場所ではない。
だって、「もっとも美しい街」なんて言われると、世界中から観光客が集まるよね。

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カフェやお土産屋さんが軒を連ねる。

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日本人の団体旅行客もいる。
そして、あやしい日本語を話す店の人。

「コンニチハー。
 ノー、タカイ。」

「ミルダケ〜。」
「バザールでゴザール!」

別荘地でもあり、観光地でもあるシディブサイド。
それでもちょっと路地裏に入ると、地元の人たちが普通に生活している。

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このドアノブ、ちょっと変わってるでしょ。

これはファーティマの手と言われるもので、お守りのようなもの。
ファーティマはイスラム教の開祖モハメッドの四女。
貧しい人たちに手を差し伸べた彼女は、慈悲深く、理想の女性として崇められている。
「ファーティマの手」には、「救いの手を差し伸べてくれる」とか「悪者を家に侵入するのを防いでくれる」といった願いが込められているんだって。

そんなシディブサイドの近くにカルタゴがある。

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ここも大統領官邸などがある高級住宅地。
そしてここにはローマ時代の遺跡が点在し、世界遺産になっている。

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2世紀に造られた公共浴場。
湯船や、水風呂、サウナやプールなど100を越える部屋があったらしい。
ローマ人のお風呂好きはスゴいね!
でも、なんで今のイタリア人はお風呂好きじゃないんだろうね。
(シャワーを浴びるのは3日に1回らしい。)

カルタゴにはほかにも3万6000人を収容できた円形闘技場や劇場、住居跡なんかがあちこちにある。

でも残念なのは保存状態がよくないこと。

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チュニスのモスクのホールに使われている184本の柱のほとんどはカルタゴの遺跡から拝借してきたものらしいから、立派な建物もどんどん無惨な姿になっていったんだろうね。

でも、カルタゴよりもなによりもチュニジアで残念なこと。
それは、どこもゴミだらけであること。
「ポイ捨て」なんてかわいい言葉ではあらわせないほど、何のためらいもなくみんなゴミをまき散らす。

道路や大地はゴミだらけ。
普通の場所も「ここ、ゴミ焼却場?」と思ってしまうくらい。

あのインドを上回る。

ゴミで汚い国暫定1位。

人も優しいし、シディブサイドみたいな別荘地もあるし、海沿いのリゾートもあるし、たくさん魅力的な観光地もあるのに、もったいないよ!チュニジア!!

どうにかならんもんかねえ。

【旅 info.】
  シディブサイド・カルタゴa_DSC_0106_20140109220108b91.jpg
チュニスマリン駅から郊外列車のTGVに乗車。
シディブサイドへはおよそ30分、「シディブサイド駅」下車。
カルタゴへは「カルタージュハンニバル駅」などで下車。
カルタゴ遺跡は共通入場券があるが、外からでも観覧できるところが多い。




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「ロマン」があるかで旅先を決める

2014.01.09 06:00|チュニジア☞EDIT
おせち料理のなかで一番好きなのは数の子だけど、やっぱり「なます」も捨てがたいなと思っているイクエです。
それにしても、なんでおせちってあんなに高いんでしょうか。
3万円くらいしますよね。

年末年始をフランスで家族と過ごすことに決めていたイクエとケンゾー。
イタリアからそのままフランスに行く予定だったけど、急きょ予定を変更。
だって気づいたんだもん。

「イタリアの南、シチリア島まで来ているならアフリカすぐそこやん!
船でチュニジアいけるやん!」


チュニジア

物価の高いヨーロッパに長居すると、その分出費がかかる。
いったん、ヨーロッパを出よう!
それにチュニジアってこの機会を逃したら行きそうにないし。
しかも、イタリアから船でアフリカ大陸のチュニジアに行くなんてロマンがある。

ということで、クリスマスをヨーロッパで迎えるというロマンチックな絶好の機会をあっさりと捨て、クリスマスをアフリカで過ごすというロマンのあるほうを選ぶことになった。

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深夜1時にパレルモからチュニス行きのフェリーが出航。
夜中に船着場に行くこと事態に、ロマンを感じるよ。

車ごとフェリーに乗り込む人も多い。
どの車もルーフがすごいことになっている!

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まるで粗大ゴミのように夢いっぱい、荷物いっぱい詰め込んで。

ロマンを感じるね〜。

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「車ってあんなに物を載せられるものなんだねー。」
「重さで車高がめっちゃ低くなってるねー。」

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プレハブ小屋で簡単に出国手続きをすませたら、いざフェリーへ。
フェリーの運賃は、ソファー席や個室などに応じて違う。
一番安いのは「デッキ」で1人50ユーロ。
12時間以上の船旅。
外のデッキで一夜明かすのは辛いなあと思っていたけど、どうやら「デッキ」というのは指定席がないというだけで、室内の空いてるスペースを陣取ることができるらしい。

ということで、ちょっと不安になりながらも「デッキ」をチョイス。

席取り合戦にやや出遅れた感じ。
ちゃんと室内のスペースを確保できるかな?

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フェリーの中へと急ぐ乗客。
一番人気のスペースは、バーとカフェのラウンジ。

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すでに横たわって1人で3人分くらいのスペースを取っている人たち多数。
人口過密なので、ここはあきらめて次の場所を探す。

「あ、ここで良くない?
 寝袋あるし。」

「じゃあ、もうここでいいや。
 隣に似たような人もおるし。」


イクエとケンゾーが見つけたスペースはここ。

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床は堅いけど、体は伸ばせる。
アイマスクをすれば明かりも気にならない。
すでに敷物の上で寝てる人もいるし、そんなに人の目も気にならない。

「いやあ〜、こんなところで寝たら恥ずかしいよ。」
とお思いのあなた。

そんなことございません。

だって、わたしたちがこの場所で寝る体勢に入ったら、ぞくぞくと階段の前に人が集まってきた。

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「ヨーロッパを旅してこのフェリーに乗る人は、雑然としたフェリーの様子と乗客の振る舞いにたじろいでしまう。
もうここからアフリカが始まっている。」

だれかのブログにそんなことが書いてあった。
確かにそう。

インドを思い出す。
インドの駅のホームもこんな感じだった。

そして、こんなツワモノもいる。
廊下で堂々と!

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マイベッド、マイ毛布。
「デッキ」クラスで安眠を得るためにこの一式を持ち込むなんて、ツウだね!
ロマンがあるよ。

そんなロマンあふれた乗客たちを乗せた船は、優雅に地中海を進んでいく。
太陽も昇りはじめた。

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階段を歩く人の足音で何度も目を覚ましたけど、まあまあ寝られた。
「完璧な快適さ」と「ロマン」は両立しないからね。

まもなく、アフリカ大陸が見えてくる。

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イクエとケンゾーにとっては2度目のアフリカ大陸。
ハネムーンでケニアとタンザニア(ザンジバル島)を旅した。
そのときは、ふたりで世界一周するなんて夢にも思ってなかったから「なかなか行けないところ、この機会を逃せば一生行けなさそうなところに行こう!」と行き先をアフリカにしたのだった。

アフリカにロマンチックなイメージはないけど、ロマンはありそうだからね。
そのときから、わたしたちってロマンスよりもロマンを求めてたのかも。

さあ、2度目のアフリカが見えてきたよ ♪

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地中海と青い縁取りのある真っ白な建物。
なんかオシャレじゃない?

フェリーを降りて入管の建物目指して歩く。

途中、立ち止まるように言われた。

そして、こんな犬が登場!
犬好きのケンゾーいわく、「コッカースパニエル」っていう犬らしい。

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なんと、これ麻薬犬!
小さな体でしっぽをフリフリさせながら、乗客の荷物をクンクン嗅いでいる。

「もうこれだけでチュニジアっていい国だって思う!」とケンゾー絶賛。

入国手続きをすませ、駅まで2キロくらい歩く。

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さんさんと照りつける太陽。
光を反射させる白い建物。
まぶしいっ!!

フェリーターミナルから歩いて駅に行き、電車に乗って、電車を降りてまたケンゾーに歩かされる。

アフリカ、地中海、アラブの文化が溶け合うチュニジア。

そして、1956年に独立するまでフランスに支配されていたチュニジア。
首都のチュニスにはヨーロッパ風のオープンカフェが並ぶ。

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2010年から2012年にかけてアラブ諸国で起きた反政府、民主化運動の「アラブの春」。
発端はチュニジアだった。
この運動で大統領はサウジアラビアに亡命し、23年間続いていた政権が崩壊。

今ではもう落ちついているように見えるけど、大通りの真ん中には鉄格子が張り巡らされて人が集まれないようになっていたり、警察や軍が通りを監視していたりする。
だけど緊迫した雰囲気はそこまでない。

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「あとどのくらい?」
「あと500メートルくらい。もうちょっと。」

ケンゾーは、いつも距離を軽く見積もる癖がある。
500メートルと言われたら、その1.5倍はあると思ったほうがいい。

「もう500メートル歩いとるよ!
 いつ着くと!!」

「じゃあもういい!
 イクエが先に行くたい。」


お決まりの言い争い。
結局、重い荷物をもって合計4キロくらい歩いてホテルに到着。

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チュニジアのホテルは意外と高くて、安宿でもダブルで25ディナール(約1575円)。
もちろん安宿にWi-Fiつきなんて望めない。

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部屋にバス・トイレはなくて、シャワーは有料で1回2ディナール。

それでも、イタリアでは味わえなかったこの感じ。

ちょっと埃っぽいような部屋。

なかなか鍵がかからないドア。

建て付けの悪い窓。

外から聞こえる騒音。
クラクションや通りを歩く人たちのおしゃべり、店の呼び込みの声。

窓から顔を出し、ロマンある場所にやってきたなあ〜って実感。

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宿は旧市街のバザール「メディナ」のすぐそば。
実はこのメディナ、1979年に世界遺産に認定されている。
「これが世界遺産?」って思わなくもないけど、迷路のようになっているバザールの散策は探検気分でおもしろい。

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ケンゾーはナポリで財布をすられたので、財布を5ディナール(約315円)でお買い上げ。
言い値は30ディナールだった。
店の人がライターの火を財布に近づけて「ね!焦げないでしょ。」ってお決まりのアピールをやってくれた。
でもこれで「本物の革製品」っていう証明になっているのだろうか。

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7世紀にアラブ帝国によって造られていった旧市街。
チュニジアはイスラム教の国。
女性の多くが頭にスカーフを巻いている。

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それでも1人で街を歩いていたり、女性ばかりでレストランで食事をしていたりと、女性も自由に活動している。
アラブの国のなかでは女性の地位が高い国なんだって。

スカーフをしたくない人は髪を覆ってないけど、それに文句を言う人もいない。

「スカーフは押し付けられなくてもやりたい人はやるんだから、イランも強制せんといいのにね。」
「でもイランだったら、強制せんかったらほとんどの女の人は外すよね。」

698年に造られはじめ、9世紀に完成したメディナのグランドモスク。
モスクの階段に腰かけて、おじちゃんたちがティータイム。

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お茶屋さんは、客の求めに応じてお茶を配達してくれる。
チュニジアでは「ミントティー」が好まれる。
たっぷりミントが入ったグラスにあつあつのお茶を注ぐ。

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メディナでタイル張りのかわいいお茶屋さんを発見。
「ちょっと休憩せん?」

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モスクみたいに天井がドーム型になっている。
バザールの中の狭い間口のお店にこんな素敵な空間があったなんて。

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お茶とコーヒーでそれぞれ2ディナール(約126円)。
まだイタリアの金銭感覚を引きずってたけど、これぜったい、ぼったくられてるね!
お店の人はフレンドリーだったし、雰囲気満点のお店だったから、まあいいか。
ロマンには広い心が必要だから。

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旅にロマンを求める。
ドキドキ、ワクワクを感じたい。

地中海を船で渡る。
クリスマスを美しいヨーロッパじゃなくてあえてアフリカで過ごす。

「なんとなくロマンがありそうだから。」

そんな理由で急きょ来ることに決めたチュニジア。

はたして、この国に本当にロマンはあるのか・・?

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さあ、チュニジア旅のはじまりはじまり〜。
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旅したイタリア こんな国

2014.01.08 08:12|ヨーロッパ☞EDIT
イタリアには12/1~12/16まで15泊16日滞在しました。
とうとうヨーロッパに上陸。
物価の高さにビビりながらも歴史と美に彩られた観光大国を楽しみました。
初ヨーロッパのふたり旅をふりかえります。


◇旅の費用はいくら?

イタリアでいくら使ったのか発表します。
 
交通費            363.00ユーロ
外食費            185.75ユーロ
その他のフード・ドリンク    73.07ユーロ
宿泊費            365.96ユーロ
観光費            104.00ユーロ
雑費             151.06ユーロ

合計  1242.84ユーロ(1ユーロ=142円)
約10,997円/1日2人で

やっぱり高いね。
モンゴル、ドバイにつづいて1万円の大台を越えてしまった。
基本的になんでも高いんだけど、予想以上に交通費が高かったなあ。
サッカーのチャンピオンズリーグを観たことも(ふたりで140ユーロ)費用を上げてしまった。


◇移動手段はこうでした

都市間の移動は列車。
高速列車は値段が高いので、すべて「レッジョナーレ」という普通列車を利用。
たしかに時間はかかる。
だけど最安の車両でも座席は広くて清潔なのでとても快適。


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それと注意しないといけないのは、ヨーロッパなのに列車が遅れたり運休したりすることがしょっちゅう。
余裕をもったプランニングをオススメします。

街中の移動はメトロやトラム、バスなど。
この街中の移動のときにスリに警戒する必要がある。
とくにローマナポリ
ケンゾーもナポリのトラムの車内で財布をスラれてしまった。
混み合う朝夕のラッシュ時には最大限の注意を払いましょう!

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あと、列車のチケットを券売機で買う時にも注意が必要。
(おそらくロマであろう)人が券売機の横に立っていて、頼んでもないのに代わりに無理矢理券売機を操作して「手伝ってやったから」と金を要求することがある。
彼らに操作させず自力で買っても、お釣りが出るときに力ずくでお釣りを奪おうとする輩もいるので要注意。
はっきり「ノー!」と言って釣り銭を奪われないように体でガードしましょう!
ケンゾーたちも釣銭を奪われそうになったので、手を掴んで防いだら小突かれました。

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◇こんなお宿に泊まりました

ドミトリーや普通のホテルのダブルルームを利用。
ドミトリーは安くて1泊10ユーロくらい。
ダブルルームは安くて25ユーロくらい。
ダブルのほうが少し高いけど、ゆっくりできるし朝食がついていたりバスルームが部屋にあったりとメリットは多いので、値段がそれほど変わらないときはダブルルームに宿泊した。
イタリアではホテル予約サイトであらかじめ予約していたほうが、お得に泊まれることが多い。
今回シーズンオフだったので大幅にディスカウントされて、観光地のヴェネチアやローマでも朝食つきのホテルのダブルルームに30ユーロくらいで泊まれた。

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イタリアで注意しないいけないのは、宿泊費のほかに市税として1泊ひとり1ユーロ〜3ユーロくらいを余分に払わないといけないこと。
安宿のドミトリーでも同じ。
ミラノのホテルでは安いドミトリーに泊まったけど、市税やシーツ代などで余分に1泊3ユーロ以上払う結果になった。

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◇これが一番うまかった!

ケンゾー 「パスタ」
やっぱイタリアではパスタでしょ!
ピザもそうなんだけど、本場のパスタはとてもシンプル。
具が盛りだくさんの日本のパスタと比べるとちょっと物足りなく感じるかも。
でもシンプルだからこそ素材本来の味が引き立っている。

パレルモで食べたパスタも超シンプル。
具材はズッキーニとチーズのみ。
だけど海鮮でとったスープを使ってるのかな、とてもコクがあって深い味、物足りなさはぜんぜん感じない。

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そしてなによりもパスタの茹で加減が抜群!
今まで旅した国では茹で過ぎナチョナチョ麺ばかりで美味しいパスタに飢えていた。
どの店で食べてもアルデンテでさすが本場。

イクエ 「生ハム」
節約旅のイクエとケンゾーの強い味方が、スーパーで売っている生ハム!
パンに生ハムとチーズを挟んで毎日食べていたけど飽きなかった。
生ハムはスーパーのお肉コーナーで「これ!」って指を指して「100g」とか「15切れ」とか注文する。

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日本では高い生ハムも、イタリアだとふたりで2ユーロくらいで満足できる量が食べられる。
あとはサラミやお惣菜コーナーで売っているバジルのクリームも美味しかった。
高いレストランに行かなくても、地元の人が日常的に楽しんでいるグルメをスーパーで調達できるよ。

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◇おすすめ!!一番良かった場所

ケンゾー 「タオルミーナ」
歴史ある美しい街並みもいいんだけど、自然たっぷりのシチリア島もよかったなあ。
なかでもタオルミーナがいちばん印象に残ってる。
青い空と青い海、緑に覆われた山々とその斜面にへばりつくように建っている茶色い家々。
ゆるやかに流れる時間に身をゆだね、のんびりと美しい景色を眺めた時間が愛おしかった。

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イクエ 「ヴェネチア」
ベタな観光地だし、観光客も多いし、物価も高そうだからと当初行かない予定だったヴェネチア。
でも「せっかくだから日帰りで行っとくか」と1日のつもりが気に入って3泊もしてしまった。

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オフシーズンだから観光客が少ないのが逆によかったのかも。
思いのほか観光地化されてないし、普通の安いスーパーもあるし、地元の人が日常生活を送っている。

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せっかく行くならブラーノ島にも足をのばしてみて。
本島の華やかさとは違った、素朴な漁村のかわいさが味わえます。

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◇ふらり ゆるり イタリアの感想は?

ケンゾー
初のヨーロッパ、しかも観光大国イタリアということで物価の高さにビビりながらはじめたイタリア旅。
たしかに今まで旅してきた国と比べると何もかもが高い。
でも探せばチープな食べ物もたくさんあるし、アルコールも楽しめる。
お金を払って美術館に行かなくても、無料で見られる見どころはたくさんある。
なにより、街自体が美術館みたいに美しいからそぞろ歩きするだけでもとても楽しい。
イタリアでも貧乏旅だったけれど、充分イタリアを楽しめたのでよかった。

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イクエ
やっぱりイタリアは期待以上にすごかった。
華やかな歴史的建物や荘厳な教会を見ては、毎日ケンゾーと「すごいね〜」と溜め息ばかりをついていた。
「世界の文化財の40パーセントがイタリアにある」って言われているのも納得。
2週間早足でまわってまだまだ行けなかったところはたくさんある。
小汚いバックパッカーとしてはヨーロッパを旅することに抵抗があったけどイタリアは大丈夫だった。
移民の人や出稼ぎの人も多くていろんな人種の人がいるから外国人が珍しがられることもない。
道端に座り込んでごはん食べたりお酒を飲んだりする人も多い。
駅のホームから線路に下りて横断したり、電車の床にしゃがんでいたり、どこでもタバコを吸ったり、ポイ捨てしたり。
「あれ? ここ先進国ヨーロッパ?」って思うこともしょっちゅう。
イタリア、ビビる必要はないよ!
案外居心地がいいかも。

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憧れの地は・・・田舎だった!

2014.01.07 06:23|イタリア☞EDIT
明けましておめでとうございます!
おせち料理では数の子がダントツで大好きなケンゾーです。

イクエの「はあ? イタリア? そんなベタな国?」という悪口に負けずにやってきたイタリア。
最大の目的はパラッツォ・アドリアーノという村に行くこと。

ん? なにそれ?
と頭の中にマークが浮かんだあなた「『ニュー・シネマ・パラダイス』の舞台になった村」と言ったら「ああ」と納得してもらえるかな。
ストーリーについては賛否両論あると思うけど、あのラストシーンは映画史に残る名シーンじゃない?

パラッツォ・アドリアーノは島の内陸、山間にある小さな村。
パレルモからバスでおよそ3時間くらいだ。

パラッツォ

バスは1日に3、4本しかないそうなので、朝早めに駅前へ。
パレルモ駅に向かって左側にあるカフェの前からバスは出ている。
ASTの青い看板が目印。

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ところがここで大誤算が!
たしかにバスは1日4本あるんだけど、日帰りするんだったら朝6時30分発のバスに乗らないといけなかった。
次のバスは11時発。
でもこれで行くと帰りのバスの出発まで5分しかない!
観光する時間が5分って悲しすぎるよ。

ここでもリサーチ不足を露呈してしまったケンゾー。
いちばん行きたかったところなのに、どうしよう。

でもこのカフェのおじさんが親切だった。
ショックを隠しきれないケンゾーたちを見かねてか、村まで行くタクシーを手配してくれた。
2人でパレルモからパラッツォ・アドリアーノまで片道35ユーロ。
バスだと1人8ユーロだからダブルプライスだ。
予想外の出費、だけど行けないよりはマシ。

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タクシーの客はケンゾーとイクエ以外におばさんが1人。
ハイウェイにのるとすぐに車窓から見える景色が一変。
自然たっぷりののどかな風景がどこまでも広がっている。

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青い空と緑に覆われた山、悠然と草を食む牛や羊やヤギ。
古くてきれいな街並みもいいけど、やっぱり自然がいいな。
こんな景色を見られただけで、ここに来てよかったなって思える。

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それにしても、今回のドライバーはおしゃべり好き。
助手席のおばちゃん相手に止めどなくしゃべり続けている。
このお調子者タイプのドライバーってあんまりいいことないんだよなあ、って思っていたら・・・。
やっぱり問題勃発!

「いまどこらへんかなあ」と思ってiPhoneのGPSで現在地を確認すると、パラッツォ・アドリアーノを通り越しちゃってるよ!!
シチリア島を縦断する勢いでハイウェイを南下していってる。

イクエと「なんかおかしいよ」「ぜんぜん違うところ走りよる」って話していたら、案の定Uターンして今走ってきた道を引き返しはじめた。
もちろん猛抗議するけど、笑ってごまかすドライバー。
せっかくのイタリア旅のハイライトなのに最悪だ。

その後もタクシーは迷走し続ける。
「あんた場所知らんのやろ!」「自分たちがNAVIを持ってるから教えるよ!!」って言っても、英語が通じないから歯がゆい。
同じ場所をグルグルグルグル。

さっきから何度も電話をしはじめたドライバー。
きっと誰かに道を聞いているんだろう。
道も知らないくせになんで客を乗せたかね?
よくベラベラベラベラしゃべっていられたよな。

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「あ〜ああ、ハイライト終わったな」とヘコんでいたら、助手席のおばちゃんが「こっちこっち」とナビゲートしだした。
やっとパラッツォ・アドリアーノに向けて車が走りだす。
とりあえずよかった。
でもおばちゃん、もうちょっと早く言ってくれればよかったのに。

かなり時間をロスしたけれど、着いたよパラッツォ・アドリアーノ。
タクシーを降りたら「ニュー・シネマ・パラダイス」の世界がそこにあった。

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およそ30年前に撮られた映画だから、街並みもかなり変わってるんだろうなあと思っていたけど、時が止まってるかのようにそのまんまだ。
石畳の路地、石造りの家、小さな村自体が映画のセットのよう。

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ほんとに小さな小さな村。
レストランも数件しかない。
そのうち営業していたのは1件だけ。
パスタとワインで腹ごしらえ。
好きな映画の舞台で食べられるなんて、ちょっと感慨深いね。

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レストランの店内には当時の撮影シーンの写真が飾られていた。
おおー、ちゃんとここで撮影されたんだよね。
小さなこの村はお祭り騒ぎだったろうね。

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写真と照らし合わせると、映画館があったのがここ。
メインの舞台となった教会兼映画館だけはセット。
この左側の道路の上にセットが組まれたようだ。

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そして、アルフレードが村人のために壁に映画を映し出した建物がこちら。
これ、ほんとにそのまんまだね。

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今回は残念ながら閉まっていたんだけど、広場にあるインフォメーションセンターに行くと、トトやアルフレードの家(玄関まで)を案内してくれるそう、しかも無料で!

帰りのバスの時間まで村をぶらぶらすることに。
名作映画が撮影されたってこと以外はな〜んにもないただの田舎の村。
あと2週間で年越しなんだけど、慌ただしさはこれっぽっちもない。

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ちょっとトトの気分になって思い出に耽ってみる。
・・・。

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ダメだね。
やっぱり純真無垢なトト少年とはほど遠い、腹黒い大人じゃ絵にならないね。
この場所も映画とはなんの関係もない場所だしね。

小高い丘からパラッツォ・アドリアーノを一望。
山と緑に囲まれた素敵な村だ。

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写真に写っている範囲がほぼ、村のすべて。
本当に小さい。

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ケンゾーがイタリアでいちばん来たかった場所。
大好きな映画の撮影地。
でも期待し過ぎたら物足りないと感じる人もいるかもしれない。
だってな〜んにもないからね。

でも、名作映画の撮影地だからって浮かれることなく、なにも変わらずに時を重ねてきたシチリアの昔ながらの村を見られてよかった。

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これでケンゾーは思い残すことはなくなった。
2週間のイタリア旅は終了!
帰りはバスに乗ってパレルモへ。

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お世話になったフィリッポ家に別れを告げ、ケンゾーとイクエはつぎなる国へ。
芸術と美食の国イタリアから向かうのは・・・。

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フェリー!
そして行き先は、チュニジア!

チュニジア? どこ?
早くもヨーロッパ脱出で〜す!
ちょっとアフリカに行ってきま〜す!!


【旅 info.】
  パラッツォ・アドリアーノa_DSC_0517_2014010618560351d.jpg
パレルモ中央駅横のバスストップからバスが発着。
行きは6:30発、帰りは13:45か15:45。
片道1人8.20ユーロ、所要約2時間半。
タクシーだと2人で片道35ユーロ、往復50ユーロ。
村に宿泊施設は確認できず。
レストランも数件、ATMあり。

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イタリアでカウチサーフィンは危ない?

2014.01.05 07:20|イタリア☞EDIT
お正月、リアルタイムでは日本から遊びに来ている家族とちょっと贅沢にパリで過ごしているイクエです。
起きてから寝るまで家族との時間を大切にしたくて、ブログをお休みしていました。
毎日チェックしていただいていたみなさん、お待たせしました。
復活です。

『ゴットファーザー』『グランブルー』のロケ地、シチリア島のタオルミーナで心あらわれたイクエとケンゾー。
次に目指すのは、シチリア島で一番の都会パレルモ

パレルモ

タオルミーナからパレルモ行きの列車に乗るために、ホテルからタオルミーナの駅へ。
タオルミーナの駅は、崖の下。

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来るときはあんなにきつかった上り坂だけど、下り坂だからがんばれる。
澄み渡る青空と眩しい青い海を見ながら歩くのは、ちょっとしたハイキング気分。

『ゴットファーザー』でも出てきたタオルミーナの駅はレトロな雰囲気。
左手は山、そして右手は海。

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海岸沿いを走る列車。
サボテンと海が、シチリアらしい風景。

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シチリア島は、小高い丘が多い。
そして、タオルミーナもそうだったけど集落は丘の上にある。
丘の上は移動が大変で不便そうなのに。

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海に近いと太陽の照り返しで暑いからかもしれない。
それとも丘の上だと攻め入れられるのを防げるからかな。

車窓からは次々と天空の街が見える。

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到着したパレルモの街。
人も車も多いけれど、ほかのイタリアの地方都市とは雰囲気ががらっと変わる。

「シチリア島は日本でいう沖縄みたいなものだよ。
 そしてパレルモは那覇。
 イタリアにあって、イタリアではない。」


出会った日本人がそう言っていた。

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イタリアの南に位置し、地中海に浮かぶシチリア島。
これまでギリシアやアラブなどさまざまな勢力に支配されてきた。
ヨーロッパやイスラムの文化が溶けあうシチリア。

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さらに、南国の風情もただよう。
歴史ある建物のそばで風にそよぐ木々。
エキゾチックな雰囲気をかもしだしている。

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地元の人で賑わうレストラン。
ピザ2枚とパスタ1皿、デキャンタのハウスワインで23ユーロ。

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頼んだパスタはシチリアパスタ

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ズッキーニとチーズのシンプルなパスタ。
シンプルだからこそごまかせない麺の茹で方、味のバランス。

「パーフェクトだね!」
「けっこうなアルデンテ。
 博多ラーメンの『かためん』なみやね。」


昼からほろ酔いでご満悦のケンゾー。

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こんなパレルモで泊まるお宿は・・・。

カウチサーフィンで見つけたイタリア人家族のお宅。
ふたりにとってイタリアでは初めてのカウチサーフィン。
イタリアでようやく見つけたホームステイ先。
フィリッポ一家。

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イランで初めてカウチサーフィンを体験したイクエとケンゾー。
「宿代の高いヨーロッパでも!」と意気込んでいた。

イタリアを旅している日本人の女の子が言っていた。

「イタリアではホストを探すのは簡単。
旅のスケジュールをカウチサーフィンのサイトにかき込めば、イタリア人のほうから「うちに泊まりにおいで」ってお誘いが来るよ!」


そう言われてたから、スケジュールをかき込んだんだけど1件もお誘いがこない・・・。
どの街もダメ。

こうなったら自分たちのほうから決めた相手にお願いのメッセージを送ろう。
イタリア人家族と交流したいから、なるべく夫婦や家族持ちの人がいいんだけど・・・。
でも、なかなかいない。
なぜか登録している人の多くが独身男性。

まあ、いいか。
雰囲気が良さそうな男性に「泊めてください」って申し込み画面をクリック。
すると、画面が切り替わらずかわりに変な文章が出てきた。

「このホストは女性のゲストしか受け付けません」

どういうこと?
たとえば女性のホストが女性客しか受け付けないっていうのはわかるけど、なぜ男性が女性客?

「なんでだろうね。」
「しょうがないね。」

次の男性ホストを見つけて、申し込みしようとするとまた同じ文章が出てくる。

「このホストは女性のゲストしか受け付けません」

ことごとくダメ。

そしてあることに気づいた。

「これって、イタリア人が善意で旅人を泊めるっていうよりも、下心のあるイタリア男が女性を家に泊めたいんじゃない!?」

それを裏付けるかのように、これまで泊めた人のリストを見ると若い女性しかいない!

こんな露骨に・・・。
ある意味すごいよ、イタリア男。

イタリア男のことだから、泊まりにきた女性を強引に襲うことはしないと思う。
「あわよくば」の精神で、上手にカウチサーフィンを利用しているのだろう。

「あわよくば」若い女性を家に招きたい。
そして「あわよくば」いっしょにソファーに座りながらお酒を飲んで話して、楽しい時間を過ごしたい。
さらに「あわよくば」キスぐらいできたら。
最終目標は「あわよくば」一夜限りの男女のつきあい。

若い女性とふたりだけで部屋でお話できるだけでもじゅうぶん楽しいと感じるイタリア男のことだから、きっと無理強いはしないと思う。
それに男も女も20歳過ぎの大人だから、どんなふうに過ごそうとお互いがいいならいいと思う。

だけど問題なのは、そんな男性の下心に気づかずに女性がホームステイするとき。

「このホストは女性のゲストしか受け付けません」っていうメッセージは、今回ケンゾーが男だったから表示されたけど、もし女性だったらスムーズに申し込みができたと思う。
そうなると、そのホストが実は女性ゲストしか受け付けていないってことに気づかないまま泊まってしまうことになる。

だからー。
女性の旅人は、イタリアでは簡単にホストが見つかるけど、そういう男女の関係を求めてない人は利用するときは注意して!
男性の旅人は、イタリアでホストを探し健全なホームステイをすることは難しいってことを肝に銘じていてね。

そんなイタリアでも、男も女も関係なく善意で旅人を迎え入れてくれる人はわずかだけど存在する。
だけど、そういう人は申し込みの競争率が激しくて先客がいる可能性が高い。
だからイタリアでカウチサーフィンをするときは、前もって予定を立ててできるだけ早めに申し込まないと、ホストを探すのはかなり難しい。

そんななか、イタリアで唯一探せたホストファミリーのフィリップ一家。
実はフィリップは旅好きでイランにも行ったことがあり、しかもイクエとケンゾーが2回もお世話になったモハメッド家にホームステイをした経験がある。

カウチサーフィンの画面でも、Facebookみたいに「共通の友だち」が表示される。
そこに「共通の友だち」モハメッドを発見したから、そのことに触れてホームステイを申し込んだら快く受け入れてくれた。

ありがとうフィリッポ。
そしてありがとうモハメッド。

フィリッポたちはイランに家族3人で行ったのだそう。
当時は息子のブルーノくんは2歳。
2歳の赤ちゃんをだっこして、カウチサーフィンでイランを旅するってすごいよね。
そんなブルーノくんは、何度もパパとママと海外旅行をし、家にも外国からのお客さんが泊まりにくるので、外国を身近に感じながら育っている。
現在4歳。

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各国の国旗のカードを見て、どの国かをあてるゲームを1人でしている。
日本もちゃんと覚えててくれてたよ。

このときは12月中旬。
フィリッポ家ではクリスマスの飾り付けをしていた。
オーナメントをつるしたモミの木、その下にはプレゼントをかたどった箱、そしてキリストの誕生を再現したミニチュア。

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馬小屋で生まれたとされるキリスト。
それを再現した模型は、12月にキリスト教が盛んな国に行けば街角や教会、家庭で見ることができる。

フィリッポ家の場合、12月24日まではこの状態で飾っておくのだそう。

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それが25日なるとー。
裏返しにしていた赤ちゃん(キリスト)をひっくり返してこの状態にするんだって。

オギャー、オギャー!

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各国の友人をもつフィリッポ。
この日は、フランスやチュニジア、日本の友だちを招いてのホームパーティー。
「ぜひ、和食を作って」と頼まれたので、いっしょに大きなスーパーで買い出し。

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シチリア島のスーパーでどのくらい和食の材料が揃うのか〜?

まずは調味料。

中国製のしょうゆじゃなくて、ちゃんとキッコーマンが置いてある♡

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しかも「照り焼き」とか「寿司や刺身用」とか種類も豊富。
寿司用のお酢まで!

やるね〜、シチリア島。
さすがだね〜、イタリア。
お米の種類も豊富。

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食材を調達したら、フィリッポ家でさっそく料理。
きょうのパーティーの参加者も集まってきた。
ちなみに手前にいるのは日本人のケイゴくん。
ケイゴくんも世界一周経験者。
いまは、オペラの声楽を勉強するためここパレルモで生活している。

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ケイゴくんは大学のときは生物学を勉強していたのだそう。
オペラは趣味として興味を持ち、世界一周中にイタリアでオベラを学ぶことを決めたんだって。

ちなみにケイゴくん、日本ではコックをやっていたこともあって料理が上手。
食材は、アーティチョーク
アザミのつぼみ。

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メニューは、アーティチョークのフリッター。
なんとビールを小麦粉に混ぜて揚げる。

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フィリッポが作っているのはシチリアサラダ
シチリアのオレンジを使うみたい。

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オレンジやオリーブを野菜と和える。
程よい酸味で白ワインとの相性もバッチリの一品。

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そしてシチリア島の名物、アランチーニも作ってくれた。
見かけはコロッケ。

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中にはお米やチーズが入っている。
ナイフとフォークでお上品に食べていたら「それは手で食べるものだよ!」と言われた。
日本のおにぎり感覚で食べるみたい。

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そして、このシチリア島の名物料理といっしょに飲むお酒がこちら。
なんのお酒だと思う?

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答えはサボテンの実
とっても甘いお酒。
干し柿みたいな味がした。

フランス人の女の子が作ってくれたのは
グラタン

グラタンってフランス料理だったんだね!

そして、イクエとケンゾーが作ったのはこちらー。

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完成度が低すぎる。
これを日本代表にしてしまって、日本人のみなさんゴメンナサイ!!

サーモンは刺身じゃなくてスモークサーモンを使用。
生魚は外国人に受け入れられないかなって思ったけど、シチリア島の人たちはけっこう生魚を食べるらしい。
外国人が敬遠するウニも、シチリア島の人たちはそのおいしさがわかるんだって。

この、できそこないのお寿司。
実は一番人気があったんだよ!
あっという間になくなった。
「ジャパニーズが作るSUSHI」ってだけで格が上がるのかな。

寿司のほかにきゅうりと玉ねぎの酢の物も作ったけど、こちらも好評。
酸っぱくて甘い、というのが独特らしく「どうやって味付けしてるの?」ってレシピを聞かれた。
酢の物ってクセがあるから外国人に受け入れられないかなって思うけど、イランでも好評だったから意外と万人受けするのかも。

女の子以外の旅人にとってはハードルの高いイタリアでのカウチサーフィン。
夫婦ふたりでイタリアでカウチサーフィンは無理かなってあきらめかけてたけど、実現できて良かった♡

さて、イタリア旅も終盤。
次回はケンゾーがイタリアでもっとも楽しみにしていたあの場所です ♪
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2014「輝かしい朝をあなたへ」

2014.01.01 00:00|世界からのメッセージ☞EDIT
新しい年のはじまり。

一日にたとえるなら
それは
光り輝く朝。

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これから
どんな一日が始まるのか。

これから
どんな一年が待ち受けているのか。

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新しい世界を前にして感じる
胸の高鳴り。

待ち遠しい夜明け。

闇の世界が、光の世界へ変わるとき。

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きょうもすばらしい一日になるように。
平和な一年であるように。
あなたが幸せであるように。

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燃えるような朝。

仰ぎ見る大きな太陽は
人びとの希望をのせて
真っ赤に熟し
高く高く上がっていく。

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照り返しを受けて
雪を抱いた真っ白な頂が
やわらかく
ピンクに染まり
あなたの門出を優しく見守る。

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冷えきっていた大地も
じわじわと
熱を帯び
あなたにエネルギーを分け与える。

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この地球が
まるで
高揚しているかのよう。

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太陽がのぼったら
さあ、船出のとき。

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これからどんな一年にするのか。
舵を取るのはあなた。

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でも、朝靄に包まれて
先が見えないときだってあるかもしれない。

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大丈夫。

そんなときは
あせらず待とう。

ほら
おひさまの温もりで
視界が開けてくるから。

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この夜明けを祝福して
ここに生きている奇跡に感謝して
真っ青な空のもと
駆け出そう。

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きょうという日が
あなたがこれまで生きてきたなかで
もっとも光り輝く
特別な一日になるかもしれない。

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きっと
この新しい年が
あなたがこれまで生きてきたなかで
もっとも幸せになる
最高の一年になるかもしれない。

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この朝にも
この新しい年にも
そして
あなたにも
どんな可能性だって秘められている。

太陽に導かれるまま
前へ 前へ。

一歩ずつ
進んでいこう。

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2014年の幕開け。

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この一年が
あなたにとって
輝かしい一年でありますように。

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ことしもよろしくお願いします。

               ケンゾー イクエ

(昨年のふたりからのメッセージはこちらあなたへ 新年のご挨拶
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