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訪れた国は78カ国
旅した期間は1257日
2016年2月14日に帰国!
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ケンゾー   イクエ


2007年10月 結婚
2012年09月 世界旅行に出発

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旅する幸せを実感するとき

2013.12.31 05:37|イタリア☞EDIT
いよいよ大晦日ですね。
なにかと忙しい日にブログを読んでいただいてありがとうございます。
餅は砂糖醤油で食べるのがいちばん好きなケンゾーです。

やって来ましたシチリア島!
ここに来たくてイタリアを旅することに決めたケンゾー。
シチリアと言えばマフィア、マフィアと言えば『ゴッドファーザー』
そう、ケンゾーが大好きなあの名作映画ですよ。
ああ、頭の中で「愛のテーマ」がリフレインする。
あ、カメラマン時代のO先輩、『ゴッドファーザー』のDVD返してください!

ということで、昨夜イクエにブチ切れされながらなんとかたどり着いたタオルミーナ。
『ゴッドファーザー』が撮影されたロケ地はタオルミーナ周辺に点在している。
公共の交通機関がないような小さな町ばかりなのでツアーに参加するのが一般的。

ただね、こんなこと言うとイクエにまた怒られると思うけど、このタオルミーナに来れたことでけっこう満足しちゃったんだよね。
紺碧の空、どこまでも青く穏やかなイオニア海、そしてリゾート地なんだけどのんびりとしたタオルミーナの町を見てると、せわしなくロケ地巡りなんかをしなくてもいいかなあって思えてきた。

大好きな映画の舞台となった土を踏みしめ、同じ空気を吸うことができただけでよしとしよう。
予定変更!イタリア随一のリゾート地、タオルミーナでゆっくりしよう!

ロケ地巡りはしないと決めたものの、やっぱりちょっとは気になる。
でもタオルミーナの町にも撮影で使われた場所があるんだな。
それは「駅」。
海岸沿いにあるタオルミーナ駅でも撮影が行われている。

きのう夜中にイクエと降り立ち、崖にはばまれ何もなくて呆然とした駅だ。
きのうは暗くて楽しめる余裕もなかったけど、日中に見ると雰囲気がある!

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駅舎の内部はたしかに歴史を感じさせる造りになっている。

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このホームが映画の中に出てきたんだよね。

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タオルミーナは山の斜面にある町。
町を見下ろすタウロ山の山頂には中世に築かれた城塞がある。
中には入れないけれどその周囲からの眺めがすばらしいそうだ。
町から細い階段が続いているので登っていく。

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登っていく途中の景色もすばらしい。
青い海と青い空。
段々畑のように山肌にへばりつくように建っている家々。
丘の上には紀元前3世紀に建てられた古代劇場が。

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ローマ帝国時代の2世紀に円形闘技場として改築されたそう。
現在でも演劇やコンサートの舞台として活躍中。

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景色を楽しみながらのんびり歩くこと30分、城塞に到着。
そこではタオルミーナの美しいパノラマがお出迎え。

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これこそが「太陽とオリーブの島、アーモンドの白い花が咲き誇り、オレンジの実る島」と形容されるシチリアの風景だ。
きっと春や夏はもっと色鮮やかに彩られるんだろうね。

今でも活発な活動を続けているエトナ山が見える。
ヨーロッパ最大の活火山で頂上からは常に煙が吹き出ている。

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この景色を見ることができただけでシチリアに、イタリアに来てよかった。
ケンゾー大満足で記念撮影。

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城塞のすぐ下には岩をくり抜いて建てられた教会が。
お邪魔してちょっと休憩。

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この城塞の背後には切り立った断崖がそびえ立っている。
標高530mのその頂上にカステルモーラという小さな村が。

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ここは中世に築かれた断崖の上に建つ村。
昔ながらのかわいらしい街並みが変わらず残っている。

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ドキッとするくらいセクシーなドレスを着た花嫁の姿を発見。
さすがイタリアだね、日本人にはなかなかハードル高いよ。

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この村からの景色がまたひと味違っててよかった。
シチリアの原風景って感じかな。

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山もいいけど、もちろん海も美しい。
太陽の動きに合わせ刻一刻とその色を変えていくイオニア海。

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何度見ても恐竜の頭にしか見えないこの半島。
イクエに「ほら!あれめっちゃ恐竜やん!」って言ったら「どこが?!」って一蹴された。
でも、見えるよね? 恐竜やんね?

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そして、映画の舞台になったのは『ゴッドファーザー』だけじゃない。
『グラン・ブルー』が撮影された場所もここにあるんだな。
それがその名も「美しき島」イソラ・ベッラ。
島といっても、砂の小道があり歩いて渡ることができる。

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上から見下ろしていたこの島に、歩いて行ってみることに。

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恐竜島(ケンゾー命名)とイソラ・ベッラの間にはきれいなビーチがつづいている。
澄みきったエメラルドグリーンの海がきれいだね。
夏のオンシーズンはここに観光客が押し寄せて、芋洗い状態になるみたい。

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裸足になってじゃぶじゃぶと歩いて島へと渡る。
ひんやりとした水が心地いい。

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島全体が美術館の敷地になっていて閉鎖中て残念ながら中に入ることができなかった。
でも、オフシーズンなのでケンゾーとイクエ以外には誰もいない。
押し寄せる波音を聞きながらぼーっと海を眺めるのもまた贅沢な時間だ。

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ゆっくりと流れる時間。
ふたり占めの美しい景色。
旅をしていて幸せだなと思える瞬間だ。

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砂浜に座ってイクエが何かを探している。

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ほらって見せてくれたのは、ガラスの破片。
「ケンゾーはどれにする?」
どれ?って言われてもねえ。
ただの割れたガラスやし。
「知らんと?
シーグラスって言うとよ。
割れた瓶の破片が何十年も海にもまれ、こうなったとよ。
磨りガラスみたいになっとるし、角が取れて丸くなっとるのが独特の風味があるけん、マニアには人気とよ。」

「ふ〜ん、それどうすると?」
「お守り第2弾にしよ」

ああ、なるほどね。
旅立つ前にイクエの姉からもらった手作りのお守り。
「旅の途中で見つけたステキなものを入れていってね」と託されていた。

今までにインドの南端、カニャクマリの砂浜で見つけた小さな貝がらを入れた。
これで2個目のラッキーアイテムだね。

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楽しみにしていたロケ地巡りをするわけでも、きれいな海で泳いだわけでもなく、ただのんびり歩いて景色を眺めただけ。
でもとても満ち足りた、幸せな一日だった。
これだから、旅はやめられない。

そうそう、ちなみに夫が大ファンの「ゴッドファーザー」と「グラン・ブルー」。
「北の国から」にひきつづき、妻は一度も観たことがない。
「いや、予告で観たことがある気がする」というイクエ。
・・・予告って。


この1年、わたしたちのブログにお付き合いいただきありがとうございました。
来年もふたりのふらり旅をどうぞよろしくお願いします。
みなさん、よいお年を!!
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夫にムカついたり・・・

2013.12.30 05:34|イタリア☞EDIT
リアルタイムではアフリカ大陸の北、チュニジアにいます。
売春宿に泊まってるんだけど、女性陣のケンカの声に起こされたイクエです。
ここを利用するのは地元の男しかいないんだけど、なんやかんやで居心地は悪くなくてクリスマスイヴもクリスマスもここで過ごしたからね。
現在5泊目(笑)。
その話はまたチュニジア編で!

イクエとケンゾーの「ふらり」で「ゆるり」な旅。
わたしたちが行き先を決めるときに重視していることがある。

・今、体力があるうちにしか行けない場所
・想像できないマイナーな国
・長期じゃないと行くのが難しい国
・物価が高くなくてお金のことをあまり気にせずに楽しめる場所

その要素にあまり当てはまらないのがヨーロッパ。

「発展してるし、年とってからも行けそうだしね。」
「短期のツアーでも行けるしね。」
「なんとなく想像できる国だしね。」


当初はヨーロッパをパスしようかとも考えていた。

だけどやっぱり厳選した国に立ち寄ることにした。

「お互い、どの国に行きたいか紙に書きあおう。」

そう言って、タジキスタンのパミール高原の宿でヒマつぶしに、地図を広げて国名を書きあったことがある。

イクエが書いたのはマイナーな東欧の国。

そしてケンゾーが書いたのを見ると、そこにあった文字は
イタリア

「えっ! イタリア!? 
 年とってからも行けるし、めっちゃメジャーな観光の国やん!」

「イタリアっていうか、シチリア島に行きたい!!
映画の舞台で有名やけん。
『ニューシネマパラダイス』も『ゴッドファーザー』も『グランブルー』もシチリア島で撮影されとるっちゃん!」


イタリアねえ・・・
と思ってたけど、かわいい夫の夢を叶えてあげることにしたのだ。

イタリアの旅も終盤、さあ、目指すはシチリア島へ!

シチリア

ローマから船でも行けるんだけど、サッカーを観るためにナポリまで下ってきたし、何より列車で行くほうが安上がりなので鈍行で1日かけて行くことにした。

結論から言うと・・・。
シチリアまでの移動は困難に見舞われた。

出だしからダメだったのよねえ~。

アジアや途上国では公共交通機関が遅れることはよくある。
ヨーロッパはそんなことないだろうと思ってたんだけど、イタリアの列車ってしょっちゅう遅れるんだよ!
日本だとちょっとでも遅れたら「ご迷惑をおかけしております」なんてアナウンスされるし、数時間の遅れになるとニュースになることだってある。
だけどイタリアは「いいじゃん遅れたって~。そりゃあ、そんなこともあるよ~。」って感じで、特に駅のスタッフは慌てることもなく、そしてそれに文句を言う人もほとんどいない。

イクエたちが乗る予定の列車もなかなか来ない。
列車のホームを知らせる電光掲示板には「5分遅れ」と書かれている。
5分ならいいんだけどさあ〜。

「5分遅れ」が「10分遅れ」「20分遅れ」となり、ついには・・・・
「運休」!!

ちょっとぉ~。
運休するってそんな直前にしかわからないものなん?
っていうか、直前でもなくもう発車予定時刻から30分経ってる。
いまさら!?
インドよりひどいじゃん!!

文句を言ってもしょうがない。
次の電車を探すしかない。

イタリアの列車の運賃というのはシビアで、日本でいう「鈍行」「急行」「快速」「特急」と速さによって値段がかなり違う。
2倍、3倍はあたり前。
一番安い鈍行は一日に数本しかない。
次の鈍行まであと2時間半もある。

さあ、どうする!?
いま速いのに乗ったらお金はかかるけど遅れをとり戻せる。
2時間半後の鈍行だとさらに到着時間が遅くなる。

選んだのは・・・・。
もちろん、鈍行!

ヨーロッパを旅してるとつい「10ユーロ、20ユーロくらいなら出しちゃおう」ってなっちゃう。
インドだとあんな10円20円でリキシャーの運転手とケンカしてたのに。
こわいねえ~、ヨーロッパは。
いつのまにかお金使ってるから。
1ユーロでも抑えようと肝に銘じておかないと、いつのまにか大金を使ってしまうことになる。

時間はかかるけど、その時間を使ってブログの記事を書けばいいから「時間のロス」ってことにはならないしね。

鈍行を乗り継いで、南へ南へ。
明るいうちに宿に着きたかったけど、無理だねえ~。

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ちなみに、このイクエが右手に持っている物。
イランで自転車旅をするときに買った寝袋。
巨大過ぎる・・・。
イラン人からもサンドバッグって笑われてたほど。
おしゃれなヨーロッパでは捨てる予定だったんだけど、このあとチュニジアに渡る船でも使うからこうやって持ち歩いている。
もちろん、ケンゾーも持ってるよ。

ここでも乗り換えるはずの列車に遅れ。
1時間半くらい遅れている。
ランクの高い快速がまもなく来るけど、そっちに乗るべきか・・・。
ほかの乗客たちも同じように悩んでいるみたいで駅員と揉めている。
駅員は「切符を買わないとダメ」って言ってるんだけど、20人くらいの乗客が取り囲んで「乗せろ!遅れるほうが悪いんだ~」と抗議。

そして列車が来ると、誰かが「乗り込んでやれ~!」と叫んだ。
「そうだ~!」「おう~!!」とあとに続く人たち。
「よ~し、こうなったら~」とあとに続くイクエとケンゾー。
数十人がホームから一斉に列車に飛び乗った。

結局乗客が勝ったようで、車内で切符の点検をする車掌さんもここで乗った客はパスしてくれた。

シチリア島にはイタリア本島から橋がかかってないので、列車ごとフェリーに乗せられると聞いていた。
ケンゾーはそれを楽しみにしてたんだけど、この列車の終点はフェリーターミナルの横の駅で、列車を降りて船の切符を買って、自分たちで乗ることになった。

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本島からシチリア島がすぐそこに見える。
船に乗ってあっという間にシチリア島上陸!

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きょう泊まるのは『ゴットファーザー』の舞台になったタオルミーナというところ。
ここまでまた列車に乗らないといけない。
さらに最寄り駅まで歩いて次の列車を待つこと1時間。
もう夜の9時を過ぎてお腹が減ってクタクタだ。

最後の列車に乗って、ようやく、ほんとうにようやく、タオルミーナに到着!

だけど・・・。

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悪い予感、的中!!
駅前になーんにもない。
タクシーすら待機していない。

きのう宿をネットで探して予約するとき、そんな気はしていた。
駅とタオルミーナの繁華街が離れている。
地図で見ると、駅から繁華街までくねくねとした回り道が続いていた。
だからきのうケンゾーに聞いた。

「ねえ? なにこれ。
 駅って離れたところにあるの、ケンゾー知っとると?」

「え?」

シチリア島についてのリサーチは、ケンゾーに任せていた。
だってケンゾーが行きたがっているのだから。
なのにケンゾーはあまりリサーチをしていない。
「情報がない。なんとかなるやろ。」と言うばかりだった。

でも、地図で見ると海岸沿いの駅から繁華街までそれほど距離はないけれど一直線の道路がなくて、迂回路みたいなものしかない。

「ねえ? これって駅と繁華街の間に山か崖があるんじゃないと?」
「うーん、わからん。
 昼だとバスはあるみたいやけど。」

「え〜!
 ケンゾー調べとらんと?」


そんなふうにきのう言っていた。

やっぱり・・・。
暗くてよく見えないけれど、駅を出ると崖みたいなのがそびえている。
街の明かりははるか上。

地図で見ると直線距離は1キロくらいだけど、この崖を越える迂回路だと3キロ以上はありそうだ。
しかも上り坂。
バックパックがずっしりと肩に食い込む。

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本当に宿にたどり着けるのだろうか。
もう30分以上歩いている。
息が切れる。
気温は低いのに、汗が出てくる。

「なんで調べんかったん?」
「・・・。」
「これまでのイタリア旅行は短期間でまわれるように全部イクエが調べとったやろ。
シチリア島はケンゾーが行きたがっとったやん。
だけん全部ケンゾーが調べとると思っとった。
なんで?
完全なリサーチ不足やね!!」

「いや調べたのは調べたけど・・・。」
「あとどのくらい歩かなんと!?」
「・・・うん。」

移動で疲れてるのに、さらにこんな荷物でゴールがどこかもわからない暗い山道を登るなんて。
時間は夜の11時をまわっている。
昼に電車の中でパンをかじったきり、何も食べていない。

街の明かりはいっこうに近くならない。
あの山の上の明かりのところに行くのに、あといったいどのくらい歩かないといけないのだろうか。
こんなんなら、この辺に野宿したほうがマシ。
ホテル予約しなきゃよかった。

いら立ちが募る。

「ケンゾー、何しよったん?
イクエはいつもほかの街のリサーチやカウチサーフィンのホスト探しで忙しいのに、ケンゾーはFacebookしたりほかの人のブログばっかり見よるやろ!
ネットでホテル探して予約するために、ケンゾーが寝とっても夜遅くまでイクエは起きとるとよ!」


ケンゾーは黙ったまま。

宿で暇なとき、ケンゾーはイクエが見ない日本の漫画やお笑いをパソコンで見ていることがある。
そんな夫の日々の行動にもムカついてくる。

「こんなんなら、イクエがもっと調べとけばよかった。」

もう山の半分まで登ってきた。
まだまだ街は見えない。
やっと半分、まだ半分。

そのとき。

「はあーーー!!!
 何これ?」

「ちょっと・・・。
 通れんやん!!」


あろう事か工事で道が封鎖されている。
フェンスとついたてで道路がふさがれ、立ち入り禁止になっている。

「どうすると!?」
「どうしよっか・・・。」

いま来た道を戻るなんて、そんなの嫌だ。
せっかくここまで来たのに。
しかも、地図に載っているもうひとつの道もかなり曲がりくねっている。
その道に行くには、また駅に戻って逆方向に進まないといけない。
引き返して街まで行くにはあと7キロくらいは歩くことになりそう。

「もう、行くしかないよ。」

真夜中の今、工事はやってないし誰もいない。
フェンスの脇をくぐり抜け、突き進むことにした。
この先、道がどうなっているかわからない。
途切れているかもしれない。
結局、数キロ歩いてまた引き返す結果になるかもしれない。

それでもとにかく先に進みたかった。

ケンゾーへのイライラは募るけど、何も言い返さず黙々と歩くケンゾーを見ると、なんだかかわいそうにもなってくる。

ケンゾーの荷物はイクエのものよりも7キロくらいは思い。
背負っているバックパックがいつもより重く見える。
こめかみに汗がにぶくひかっている。
「相当きついだろうな。ダウンジャケット着たままだけど脱げばいいのにな。でも荷物になるしね。」
そんなことを心の中で思う。

イクエの文句に対して何も言わないけど「休憩する?」とか「もうちょっとがんばろう。」とつぶやくケンゾー。
ケンゾーがここで反論したら、きっとケンカになる。
こんな夜中にこんなところでケンカしたらどうなるんだろう。
ケンゾーは、そういうことを知っているのかもしれない。

道路は工事中だったけど、なんとか上へ通じる道に這い上がることができた。
夜11時半、ようやく街へとたどり着いた。
深夜の街には人っ子一人おらずひっそりとしている。
予約していた宿がどこにあるのかわからない。

「おれ、探してくる。
 イクエ待っとって。」


ケンゾーが1人で探しにいった。

そしてやっと見つけた。

部屋に荷物を置いてふたりでホッとした。

「とりあえず、たどり着けてよかったね。」
「野宿せずにすんだね。」

ケンゾーがレセプションにチェックインの手続きに行ってくれた。

ベッドにはケンゾーが脱ぎ捨てたダウンジャケット。

汗でびしょぬれになっている。
せっかくこの前、洗ってたのにね・・・。

さっきまでムカついていた夫が、きゅうに愛おしくなってきた。
すまないことを言ってしまったな・・・。

普段なら絶対にしないけど、そのダウンジャケットをハンガーにかけてあげた。
あ〜あ、こんなにぬれて。

もう夜の12時。
さすがに外にごはんを食べにいくこともできないので、ローマで会ったIさんからいただていたインスタント焼きそばを食べることにした。

「こんなときビールがあればよかったね。」
ふっと笑いあった。

ケンゾーが焼きそばの用意をしてくれる。

その間、ベッドに体を倒した。
あ〜!ほんとうに疲れた!

疲労と安心感とでウトウトしてしまった。

ケンゾーが優しい声で起こした。

「イクちゃん、できたよ。
 食べる?」


ケンゾーは気づいていないけど、「イクエ」ではなく「イクちゃん」というとき。
そこには優しい気持ちが込められている。
もう6年も夫婦として連れ添っている。
手をつなぐこともベタベタすることもない。
だけど、そんな小さな振る舞いやちょっとした言葉で相手の感情はじゅうぶんわかる。

ごめんね、ケンゾー。
もう、あのイライラもチャラ。
あしたもふたりで楽しめる。

次の日はもちろん、ふたりともきのうの疲れなんて忘れている。

「よ〜し。いい天気!」

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泊まっているのは「タオルミーナ オデッセイ ゲストハウス」。
ペンションのような家族経営のこじんまりした宿で、朝食つきでふたりで37.5ユーロ。

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タオルミーナは高級リゾート地とあって宿代も高いけど、ケンゾーが来たかった場所だから宿代にそのくらい出すのはお互い不満じゃない。

ホテルの外観は、こんな感じ。

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タオルミーナの街は、小さな古い建物が石畳の上に並んでいてかわいい。
やっぱり、この街に来てよかった!

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見下ろすイオニア海も、まっさお。
波がなくて、なんてピースフルな場所!

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街から見ると、この場所が海と山の街だってことがよくわかる。

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「昨日、よくここまで登ってきたよね。」
「ほんとだー。
 がんばったねえ。」


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きのう歩いてきた駅がはるか下に見える。
断崖絶壁やん!
むしろ、きのう真っ暗でよく分からなかったのがよかったのかも。
これが見えてたら、街まで来る気力も失せてたはず。

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雪を抱き、雄大にそびえる3323メートルのエトナ山
真っ青な海。
真っ白な雪の山。
なんてすばらしいロケーション。

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このエトナ山はヨーロッパ最大の活火山。
今でも黒い煙を吹き上げている。

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小豆くらいの大きさの真っ黒い火山灰が道路脇や屋根に積もっている。

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この火山灰、ビニールに入れてゴミ収集のようにして回収される。

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ここで暮らすっていうのは、実際は大変なんだろうな。
すぐ近くに活火山があるし、街は崖の上にあるから行き来するのも一苦労。

それでも風光明媚なこの土地は、人びとから愛されている。

見下ろす海は吸い込まれるほどきれいだし、見上げる山は崇高に感じるし、街にはシチリアのオレンジが輝いている。

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街の教会に入ってみて、その郷土愛を実感することになった。

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教会の中にあったもの。
それはキリストの像でも、聖母マリアの絵でもなく、十字架でもなかった。
足を踏み入れたとたん、かわいい模型がお出迎え。

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数十年も前に地元の人が造った模型が飾られている。
理想郷のような街並み。

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でも、岩山にたたずむ城壁も、石造りの家々もタオルミーナの街そのもの。

まさにこの場所が、人びとが思い浮かべる理想郷なのかも。

そんなステキな街だから、もちろん延泊することにした。

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クリスマスを控えたタオルミーナの街。
赤いカーペットと小さなクリスマスツリー、控えめなブルーのイルミネーション。
古くて美しくてこじんまりしたこの街にぴったり。

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教会で無料コンサートが開かれているから行ってみよう。
ケンゾーと暗くなって出かけた。

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女性が熱唱するのはオペラの楽曲。
木造の天井と白壁の教会に響き渡る。

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普段聞かないオペラミュージックにうっとりし、クリスマスで彩られた石畳の道をふたりで歩く。

結婚して6年。
手をつないで歩いたりはしない。
だけど、ふたりで旅してる幸せをじーんと感じる。

「スーパーでワインでも買って部屋で飲もうか。」
「いいね。」

ケンゾーとこうやって旅を楽しめて、幸せだな。
ケンゾーも、口うるさい妻だけどイクエと結婚してよかったよね!?
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とうとうやられた!!財布が・・・

2013.12.29 06:16|イタリア☞EDIT
今年も残すところあと3日。
突然ですが、正月の雑煮には餅を2つ入れるケンゾーです。
博多の雑煮は焼いた「あご」というトビウオで出汁をとります。
汁は透明、具はにんじんや椎茸、餅は焼き餅、そして欠かせないのがブリとかつお菜。
シンプルだけどあごでとったスープは抜群においしいです。

サッカー観戦を満喫した翌日。
きょうは昼過ぎにはシチリアに向けて移動しないといけない。
ばたばたと半日でナポリを観光することに。

港町ナポリ。
ここはもう南イタリアだ。
いちだんと空が青くなったように感じるのは気のせいじゃないだろうね。

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イタリアでは信号待ちしている車を相手にする物売りがたくさんいる。
アジアみたいで「イタリアでもやってるんだあ」とちょっと意外だったんだけど、そこはおしゃれなイタリア。
売ってるものがバラだったりするからおもしろい。
それがちょいちょい売れてるんだから、どんだけイタリア男はキザなんだろうね。

そしてとくに都会でよく見かけるのがこういう人たち。
手にはペットボトルとモップ?
清掃係かな?

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これね、「押しかけ窓ふき」なんだな。
信号待ちしてる車のフロントガラスを勝手に水洗いしてお金を要求。
まあ「汚れてたからよかった」ってドライバーもいるだろうけど、そんなに汚れてない車も手当り次第に洗って半強制的に払わせる。

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ちなみに、「勝手に洗うな」「金なんか払わんぞ」というときはどうするのか?
この攻撃を防御するにはワイパーを動かして先に自分で窓をきれいにするんだな。
「お、来やがった」と思ったら先手を取られる前にウォッシャー液を出してワイパー作動!
「押しかけ窓ふき」隊は「クソッ!」って顔してドライバーに文句を言いながら後ろの獲物へ。
いやあ、刺激的だねえイタリアは。

でも「刺激的だねえイタリアは」なんてノンキなことを言ってられない事態に陥ることをこのときはまだ知らなかった・・・。

昔は漁村だった海岸沿いのサンタ・ルチア地区に行くために駅前からトラムに乗る。
朝の通勤時間で車内はすし詰め状態。
ケンゾーとイクエは1mも離れていないんだけど、お互いの姿が見えないほどのぎゅうぎゅう詰め。

ケンゾーの目の前には身長180cmくらいの大柄なおじさん。
「マンマミーア!」って苦笑しながら話しかけてくる。
「スィー、スィー」って受け流すケンゾー。

大混雑のピークは10分くらい、サンタ・ルチアの最寄り駅で降りた。
朝ごはんを食べてなかったのですぐ近くにあったピザ屋さんへ。
持ち帰りにしてもらってお金を払おうとかばんの中に手を入れる。

あ、あれ?

・・・財布がない!

や・・・ヤバい!!
胸が高鳴る。
胸がキュウっと締め付けられる。

「あれ〜どこだ?」なんて探さなくても無くなっているのは一目瞭然。
だって財布にはチェーンをつけてかばんに繋いでたんだけど、そのチェーンが無くなってるから。

「やられた!!」

イクエが「あーー! えええ〜!? なんで?」と言う。

イクエにあわす顔がない。
バスに乗る前「スリに気をつけて!」とイクエに言われていたのだ。

さっきのトラムの車内、マンマミーアのおっさんだ!
ケンゾーはかばんと一眼レフカメラをそれぞれたすき掛けにして体の前で抱えて持っていた。
右手でカメラ、左手でカバンを抱き寄せていた。

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つねに持ち歩いているケンゾーのサブバッグはフタを被せるタイプ。

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落下や置き忘れ防止、そしてスリ防止のために財布に付けていたチェーンをカバンのチャックに繋いでいたんだけど、これが裏目に出てしまった。
チェーンをたぐり寄せたら財布をカバンから引っ張り出すことができる。
カバンのチャックを完全に閉めてなかったのも痛恨のミスだ。

(青いひもでチェーンを再現)
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イクエは以前から防犯にうるさい。
ちょっと脇にカメラを置くだけで文句を言う。
薄暗い通りを歩くときは「カメラをバッグの中にいれて」とか、人込みを歩く時は「カメラを肩にかけずにちゃんと頭を通して」とかいちいち言う。
カバンのチャックにしてもたまに閉めるように言っていたし、「このチェーンたぐりよせらたすぐお財布盗られるやん」とも言っていた。

実はイタリアでイクエは2回スリ未遂にあっている。
一度目はミラノで電車に座り発車するのを待っているとき。
自由席に座っていたのに、子どもを抱いたおばさんと女の人がイタリア語で「ここは指定席。わたしたちの席。」と言いながら割り込んできた。
イクエが切符を見せると親切そうなふりをして「ああ、この自由席の車両は向こうだよ。」なんて言うから、網棚に乗せているバックパックを全部取って移動。
イクエとケンゾーが席をあけてあげたのに、その人たちはなぜかその席に座らずバタバタと移動していく。
そしてすぐにイクエがショルダーバッグが全開になっているのに気づいた。
何も盗られてなかったけど、絶対に彼女たちのスリの手口なんだと思う。

そして2回目はローマのコロッセオ近くを歩いているとき。
ショルダーバッグに重みを感じたイクエが、バッグを見るとまた全開!
「開けられたっぽい!」そう言いながらバッグの中を調べるイクエ。
そのとたん、これまでイクエのすぐ後ろを歩いていた10代くらいの3人組の女の子がきびすを返して早歩きで逆方向に歩いて行った。

だからイタリアでは注意しないと!とは思っていた。

イクエは言った。

「はあ〜!?
 なんでチャックしてなかったん?
 自分が悪いやん。
 勉強代と思うしかない。」

はいそうです、ケンゾーが悪いんです・・・。

トラムに乗る前に自販機で切符を買ったんだけど、きっとその時から目をつけられてたんだろう。
混み合う車内でケンゾーの正面のポジションをキープ、「マンマミーア!」って喋りかけながら財布をたぐり寄せ、チェーンのフックを外して財布をゲット。
あとから思い返すと、カバンが不自然に押されたりしたようにも思えるけど、それにしても凄腕過ぎる。
カバンには手を置いてたのに!!

財布には現金以外は入れてないので被害は最小限で済んだことがせめてもの救い。
現金も10ユーロくらい。
財布がなくなったことのほうが痛い。

お金や財布を盗られたのはもちろん悔しいんだけど、何が一番悔しいかって「やっぱりアジア人はちょろいねえ~」って思わせてしまうことが悔しい。
彼らはプロフェッショナルだ、実際ちょろいんだろう。

帰りにトラムを待っていると、隣のベンチに座っていた地元のおじいちゃんが話しかけてきた。
もちろんさっきケンゾーがスラれたばかりだとは知らない。

「車内で物が盗られるから気をつけなさい」というようなことを身振り手振りで教えてくれる。
自分はこうしてるんだって感じで、2枚重ねにしたスーパーの袋に入れた財布を見せてくれた。
地元の人でもしょっちゅう盗られてるんだろうね。

旅人のみなさん、パリが危ないっていう話はよく聞くけれど、イタリアも要注意ですよ!!
ナポリではスリに注意っていう噂は本当ですよ!!
ヴェネチアで会った韓国人の男の子2人組も「ナポリはスラれるから行かない」って言ってた。

なかでも混み合っている電車、メトロ、トラムは細心の注意を払いましょう。
もしもの時のためにお金とクレジットカード類は分散させて持ち歩きましょう。
日常的に使う財布には小額の現金のみ、カードや高額紙幣は腹巻きに!


旅を始めて1年と3か月、物を壊すことはあっても盗られたことはなかったのに、とうとうやられてしまった。
終わったことはしょうがない。
気持ちを切り替えて観光を楽しもう!とは思うけど、やっぱりテンションはだだ下がり。
まあ、ちょっとは落ち込んでないとイクエから「すこしは反省しなさいよ!」って怒られるしね。

ということで、テンション低めでやってきたサンタ・ルチア地区。
サンタ・ルチアといえば ♫ サンタ~ル~チ~アア~ ♫のイタリア民謡を思い浮かべるケンゾー。
高校の時の地獄の音楽授業を思い出しながら歌おうかなあと思っていたんだけど、もうそんな気分じゃなくなった。

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ナポリを見下ろす丘の上に宮殿のような建物が。
右側の白い建物は国立サン・マルティーノ美術館
昔は修道院だったみたい。
左側はサンテルモ城、星形の造りになってるそう。

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これはヌオーヴォ城
ナポリを治めていたアンジュー家の城だそう。

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財布盗られて落ち込んでるので雑な説明でも許してね。

そしてこちらが12世紀に海岸から海に張り出して建てられた卵城
「卵」なんてヘンな名前だよねえ。
これは「城の基礎に埋め込まれた卵が壊れると同時に、町も城も滅びる」という伝説に由来してるんだって。
意味分かんないよねえ。
卵を基礎に埋め込むってどういうこと?

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ここからは美しい港町ナポリの街並みと、約1900年前ポンペイの街を一瞬にして滅ぼしたヴェスヴィオ火山を眺めることができる。
いまは活動休止中のこの火山。
火口まで登ることができるそうだ。

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美しい海と綺麗な街並み。
でも、いくら美しい景色を眺めても心が晴れないケンゾーだった。

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2013.12.28 05:47|イタリア☞EDIT
クリスマスも終わって2013年もいよいよ大詰め。
といっても、まったく実感がないケンゾーです。

見どころたっぷりだったローマを離れ、鈍行に揺られることおよそ3時間。
つぎなる街、ナポリに到着したケンゾーとイクエ。

ナポリ

まずはネットで予約をしていたホテルへ。
今回泊まったのは駅から歩いて5分のところにある「Hotel Ginevra」。

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部屋は清潔でWi-Fiあり、ダブルで30ユーロ。
シャワーは室内にあるけど、なぜかトイレは室内にはなくて外の共同トイレ。
予約する時はシャワーも共同のはずだったけど、客が少ないからグレードの高い部屋に変えてくれた。
この時期はイタリアは寒いけど、オフシーズンなので宿泊費は大幅に値引きされてるし、部屋も格上げしてくれるホテルが多い。

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ところで、みなさんは「ナポリ」と聞いて何を頭に思い浮かべる?
スパゲッティのナポリタン?
でもこれ日本のオリジナルメニューで、本場イタリアにはナポリタンなるものは無いらしい。

ピッツァ(イタリアで「ピザ」って言っても通じない)発祥の地らしいのでピッツァがもちろん有名なんだけど、それ以上に旅人の間ではナポリは治安が悪く、なかでもスリの被害が多いことで有名。
とくに観光地がたくさんある訳でもないから、ナポリをパスする人も多い。
ケンゾーたちもナポリは1泊だけ。

部屋に荷物を置いてすぐに外に出かけるふたり。
まずはトラムに乗って終点で降りる。

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そして、「こんなところ観光客はぜったい通らないよな」っていう感じの、ローカル色たっぷりで人通りの少ない下町をナビを頼りに歩いていく。
一応住所をGoogleナビで検索して出てきた場所を目指しているんだけど、これが本当にあってるのかどうかは確証がない。

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ナポリの「セントラルにある」って聞いてたんだけど、どんどん街中から離れるていくので「ひょっとして騙されたのかな?!」って30%くらい不安になってたんだけど、あった!
目指していたCAFFE Jorioがちゃんとあったよ!

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CAFFEといってもわざわざここまでエスプレッソを飲みにきたわけじゃあない。
店内に入ってキョロキョロしていると、おばちゃんの店員から「チケット!?」と声をかけられた。
「スィー!」よかったあ、ここでちゃんとあってる ♪

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パスポートを見せて受け取ったものは・・・

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サッカーのチケット!
ここナポリでサッカーを観戦することにしていたのだ。
やっぱ「キャプテン翼」世代やけんね。
小さいころは小次郎の真似して服の袖まくり上げとったし、スカイラブハリケーンとか三角飛びとか真面目にチャレンジしよったしね。
そりゃ、サッカーの本場に来とるんやけん、1回くらいは生で観らんとね。

ということで、サッカーにはまったく興味のないイクエを説得して観戦することに決めたのだった。
それもチャンピオンズリーグの試合を。
地元ナポリとイングランド・プレミアリーグのアーセナルだ。

チケットを受け取るときに隣にいた地元の子どもに「ナポリの試合行くの?」みたいに聞かれた。
「そうだよ。今夜のアーセナルとの試合」って言ったら、「えええー!!」って超ビックリされて、お父さんや店にいたほかの客に「ねえねえ!! この人たち今夜の試合見に行くってよ!!」と叫ばれた。
羨ましそうに見られたのでちょっと得意げだったケンゾー。

でも受け取ったチケットを見てかなりショックを受けた。
だって値段のところに30ユーロって書いてあるんだもん、70ユーロで買ったのに!
ふつうのセリエAの試合は当日でも買えるそうなんだけど、チャンピオンズリーグの試合だとどうなのかぜんぜん分かんなかったから事前にネットで買ったんだよねえ。
それでもいくつか英語のサイトで調べて一番安いのにしたんだよ。
もちろん定価よりも高いとは思ってたけど、まさか倍以上とは。

何はともあれ無事にチケットをゲットできたので試合会場へ。
スタジアムまではメトロで行くことにしたんだけど、なぜか電車がぜんぜん来ない。
ホームにはどんどん人が押し寄せてくる。
けれど20分たっても、30分たっても一向に列車が入ってこないんだよ。
どうなってんの?ナポリのメトロ。

若者の集団が応援ソングなんだろうね、ずっと大声で歌いながらはしゃいでいる。
1時間待ってやっと列車がノロノロとやってきた。
車内へと殺到する乗客。

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すし詰め状態の車内。
ますますテンションが上がってきた若者集団。
ぎゅうぎゅう詰めの中飛び跳ねだした。

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「おおー、さすがカルチョ(サッカー)の国イタリアだね」なんてスタジアムに着く前からワクワクしていたら、途中の駅で半分以上の乗客が降りてしまった。
あれ?どういうこと?
ほとんどサッカー無関係の人たちだったの?

メトロを降りたら腹ごしらえ。
ナポリと言ったらもちろんピッツァ!
1枚4ユーロだったので、小さいかもしれないなあと思って2枚注文。
そしたら日本のLサイズくらいのビッグサイズがどーんとやってきた。

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シンプルなマルガリータなんだけど、ちゃんと石釜で焼いてるから生地が香ばしくておいしい。
やっぱりチーズたっぷりのピザ、じゃなくてピッツァとビールのコンビは最強だね。

さあやって参りました、スタディオ・サン・パオロ。
照明に照らされてピッチが眩しく輝いてる。

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今回の座席は熱狂的なサポーターが詰めかけるゴール裏。
チケットに書いてある席の番号を頼りに探すけど見つからない。
そのへんの人に聞くと笑われて「どこでもいいんだよ!」と言われた。
みんな適当に座ってるらしい。

スタジアム内は試合前からテンション高くて熱気ムンムン。

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選手がピッチに入ってきた。
知ってる選手はいないんだけど、とにかくナポリがんばれー!!

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サッカー本場の応援は太鼓などの鳴り物は一切なし。
地声と手拍子のみでいたってシンプル。
かけ声には何種類もパターンがあって声を合わせて応援をする。
シンプルなんだけど何万人というサポーターの声がひとつになり、スタジアムを振るわせながら選手にエールを送る。

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サッカーには興味がなくてルールもぜんぜん知らないイクエが、見よう見まねで応援に加わっている。
「いけー、いけー!」
「あ~惜しい!」
よかった、イクエも楽しめてるようだ。

そしてボールが敵に渡ると口笛のブーイングが容赦なく降り注ぐ。
この口笛、耳がキンキンするくらい強力。

スタンドの一画には敵チームのサポーター用のスペースが。
人数は200人くらいなんだけど、その周囲をビブスとヘルメットを被った係員がぐるりと取り囲んでいる。

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これはいわゆるガードマン。
試合内容によっては、アウェイの彼らを守る必要があるってこと。
多勢に無勢とはこのことを言うんだろうね。
まさに命がけの応援。

前半は両チームともに無得点。
そして迎えた後半20分、ナポリが待望の先取点を入れた!
スタジアムが一瞬で湧く。
全員が飛び上がって喜びを爆発、スタジアムが揺れている!

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ケンゾーとイクエも周りの知らないおっちゃんたちと抱き合って雄叫びを上げる。
あ~楽しい!!

このあと終了間際にも1点追加し2ー0でナポリの勝利!
割れんばかりの拍手で選手をねぎらうサポーター。



いやあ、それにしてもホームのナポリが勝ってよかった。
もし負けてたらどんな感じになるんだろう。

もしもサッカーがなかったら、この観客たちのエネルギーはどうやって発散されるんだろうね。
もしかしたら逆にサッカーがなかったらもっと仕事やほかのことに力を注げるかもしれないのかな。

なんにしても、大興奮で幕を閉じた本場のサッカー観戦だった。
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「どんだけ〜」な世界最小の国

2013.12.27 06:20|ヴァチカン☞EDIT
クリスマスイヴにとくに夫からクリスマスプレゼントをもらうでも豪華なディナーをごちそうになるでもなく、いたって普通の日を過ごしたイクエです。
みなさんはいかがでした?

ローマの西側にある小独立国家ヴァチカン市国
1929年に成立した0.44平方kmの世界最小の国。
広さは中国の天安門広場と同じくらいらしい。
でも世界中のカトリックの総本山とういう意味で、世界最強の国でもある。

ムッソリーニ政府が法王を君主とする独立国家ヴァチカンを承認し、法王庁もイタリア王国を認めるという取り決めのもと、誕生したのだそう。

ヴァチカン市国の顔とも言えるのがカトリックの総本山サン・ピエトロ大聖堂
ネロ帝のキリスト教の迫害に遭い、殉教したサン・ピエトロの墓の上に建てられた。

この大きなドーム屋根は、ローマの高台に行けばたいていどこからでも見える。
写真右奥がその大聖堂。

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「あー!
 あそこがヴァチカン市国なんだあ。」

ローマにいながらにして、イタリアとは別の国の全貌がほぼ見えるので不思議な気分になる。

イタリアの中にあるこの小国には、ローマ駅の前からバスで向かう。

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ここで注意!!

イタリアの大都市には、メトロやバス、トラムの共通1日乗車券がある。
だいたい3~4回乗れば元がとれるので、お得。

ミラノでも1日乗車券のお世話になったから、ローマでも購入したはいいけど、朝使おうとしたら使えない!

そんなはずはない。
きのうの夜9時ごろ最初に使った。
24時間使えるはずだから、きょうの夜9時まで使えるはず。

ここに落とし穴が・・・。

じつはこの1日乗車券、ミラノでは「最初に使ったときから24時間有効」なんだけどローマでは「その日の24時まで有効」。

どちらも切符や販売機に「24h 有効」みたいな文字が書いてあるので同じ内容に見えるんだけど、違うんだよね。
「24時間」と「24時まで」という違い。
イクエとケンゾーは前日の夜に買ってしまったので、元をとることなく有効期限を迎えてしまっていた。
あちゃああーーーー。

先にミラノを経験してる旅人は、このトラップにひっかかっちゃうよ。
どっちかに統一してくれればいいのに・・・。

バスを降りるとどーんと、あのシンボルがお出迎え。
ついに、ヴァチカン市国にやってきました!

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堂々とそびえる白亜の聖堂は、まるでお城みたい。
この両脇には半円形の回廊が囲んでいる。
この回廊は284本の円柱に支えられていて、上には140人の聖人の像が。

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ヴァチカン市国へはこの向かって右側の回廊から入国する。
といっても、出国・入国手続きなんて必要ないしパスポートを見せる必要もない。

まあ、「国」と言ったって普通の「国」とは違うからね。

でも、手荷物検査とボディーチェックがある。
テロリストからの攻撃を防ぐためなんだろうけど、かなりいいかげん。
ナイフの持込みはダメみたいだけど、バッグに入れていた十徳ナイフは荷物のスキャンでも気づかれず特に何も言われなかった。

ヴァチカン市国ってカトリックの総本山だからもっと警備が物々しいと思ってたけど、そんな感じはしない。
こんなかわいらしい人が門番。
ヴァチカン市国を守っているのはスイスの傭兵なんだって。

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さあ、カトリックのもっとも重要な聖堂のなかをごらんいただきましょう。

大きくてはなやかでかっこいい~!!

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通路の真ん中には、通れないように幕が立てかけてある。
ローマ法王や特別なVIPしか通れないんだろうね。
ますます、教会っていうよりもカトリックのお城みたい。
法王も聖者というより、まるで「王様」だね!
まあ、法「王」って言うくらいだからね。

入ってすぐの右側に人が集まっているところがある。
大きなガラス張りの向こうに白く輝く何かがあるよ。

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ミケランジェロが制作した彫刻「ピエタ」
(ピエタ=キリストの遺体を膝に抱いて嘆き悲しむマリア。嘆きの聖母像)

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高校の美術の教科書でみたやつだー!!
美術じゃなくて、世界史だったかなあ・・・。

とにかく、有名なやつよ!!

この大聖堂は4世紀にサン・ピエトロ(聖ペトロ)の墓の上に聖堂が建てられたことがはじまり。
1452年にニコラウス5世が再建するように命じて1626年に完成したもの。
もちろん、この大聖堂の設計にもミケランジェロが加わっている。

どこに目をやっても美しくてため息が出る。
華やかだけど重厚感たっぷり。

「すっげ~」「すっげ~」と言いながらシャッターを切るケンゾー。

「すっげ~」という言葉しか思いつかない、表現力の乏しさ。
と思ったらケンゾーが似合わない言葉を大真面目に発した。

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「絵画の中に入り込んだみたいやー」

確かにそう!! 
いいねえ~♡ 彦摩呂っぽいよ♡ 

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この大聖堂の壁際にはいくつもの礼拝堂がある。
それぞれでミサが行われている。

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大聖堂の気品あふれる優美さを堪能し、出口まで行って思い出した。
「あ、そういえば歴代の法王のお墓が地下にあるんだった!」
「そうやった。見るの忘れた! もどろっか。」

中に引き返した。

「あー、たぶんここだ!」
「そうやね、でも誰も入ろうとせんね。
 穴場かもしれん。」


階段を地下へと下りていくと、係の人がイクエたちにあいさつし、中に進むように目配せした。

「あー、あそこ。この前亡くなられた法王のお墓は。」
「なんか人がいっぱい集まっとるね。」

でも、何か変!
誰かが来るのをみんなで待ち構えている感じなのだ。
しかもみんな「関係者」のタグのようなものを首からぶら下げている。
しかも記者やカメラマンっぽい人も多い。

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そしてみんな黒い服を来ている。
かたやケンゾーはユニクロの黄緑のダウンジャケット、イクエも薄いグリーンのセーター。

入っては行けないところに、紛れ込んでしまった!

いそいでマフラー代りにしていた黒いストールを広げて、上半身を覆った。

司祭さんが入ってくると、いっせいにマスコミ関係者がカメラをまわし、フラッシュをたいた。

隣の男性が、小声で話しかけてきた。

「ぼくたちはメキシコから来て、ここに献花しにきたんだ。」

メキシコの有名なカトリック団体がやってきてお墓に献花をし、ローマ法王に近しい司祭さんが「どうもありがとう」みたいなことを言っているようす。

完全に部外者のイクエとケンゾーだけど、誰も咎めない。

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さっき、小声で話しかけてくれた男性が言った。

「君たち、日本人なの?
 おれ、日本大好きなんだ。
 漢字でタトゥーも入れてるんだ。」


ここに来るような敬虔なカトリックの信者も、漢字のタトゥーなんかいれるんだあ。
どんな文字を入れてるのかなあ。

厳かな儀式の中、そんなことを考えた。

儀式が終わって、男性に別れを告げて階段を上がると、儀式が終わるまで立ち入り規制されていたようで一般の人が入口で待っていた。

なぜわたしたちがこの中に紛れ込めたのか謎。
警備員がケンゾーの濃い顔をメキシコ人と勘違いしたのか、南米の日系人と思われたのか・・・。
よくわからないけど、なんか得した気分。

ヴァチカン市国は、敷地内を自由に動き回れるかというとそうではない。
一般人が入れるところは限られている。
この、サン・ピエトロ大聖堂とヴァチカン博物館、それと一部分の庭園。

ヴァチカン市国は、もっと広いと思っていた。
石畳の上を歩いて、建物から建物に移動し、写真を撮りながら散策し・・・。
そんなことを思い描いていた。

だけど、大聖堂から博物館に移動するのもいったん敷地外に出て城壁沿いを歩かないといけない。

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そして通りに面した博物館の入口から中に入る。
博物館に入るには16ユーロの入場券を買わないといけない。
これだけでヴァチカン市国、1日でかなり稼いでると思う!

ヴァチカン市国に来ても「国」という雰囲気は味わえない。
「小国の散策」ではなく「大聖堂と博物館をそれぞれ観覧する」といったほうがぴったり。

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この博物館は「ヴァチカン宮殿」とも呼ばれるところで14世紀以降、法王の住居となったところ。
といっても、法王の部屋があるのはわずかで、20もの博物館、美術館、絵画館で占められている。
言ってみれば、歴代法王のコレクション置き場。

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もうね、この言葉を連発したよ。

「どんだけ~!!」

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どんだけ収集すれば気がすむと!?
そんなもんまで集めんでいいやろ。
どんだけ物欲が強いと!?

「カトリック」に関係のないものもけっこうある。

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「コレクション」っていうか、エジプトとかから勝手に奪ってきたやつだよね・・・。

ガイドブック『地球の歩き方』には「全部を丹念に見て回るには1週間は必要」と書いてある。
紀元前の彫刻なんかもあって、ひとつひとつがすごいんだろうけどこれだけあるとありがたみがない。
法王も何のためにこんだけ集めたかね?

みんな飽きてくる。

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有名人の作品もあるけど、足を止める人はほとんどいない。
こちらはミケランジェロの作品。

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これはマティスがデザインした斬新なマント。
大御所がわざわざ作ったけど、法王は一度くらいは着たのかな。

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素通りされている部屋があった。
一応覗いとくか、と見てみたらほかの画家の絵に混じってゴッホの作品があった。
係員も誰もいないし、盗めそうなくらいだった。

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ケンゾーがここに来る前「ヴァチカンは世界で一番お宝が集まっとるところ。やけん世界で一番警備が厳しい。どんな泥棒もヴァチカンにはお手上げ。」なんてことを言っていた。

だけど、ガードが固い雰囲気はさらさらない。
要所要所で椅子に座っている監視員はたいてい携帯電話をいじっている。

これだけお宝があると、一日にひとつやふたつなくなっても気づかないかもよ。

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こちらは、巨大絵画の展示スペースに見えるけど実は絵画じゃない。

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カーペット。
これだけ丁寧につくるのに、どのくらいかかるんだろうね。

で、こちらは壁中に地図が飾ってあった。

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地図には教会の絵が描かれていたから「この地域にはこのくらいカトリックが浸透している」というようなことをあらわしているのだと思う。

征服の地図みたいだな。

みなさんお気づきになったかもしれませんが、すごいのは展示品だけじゃなくて部屋の内装も。
天井にも彫刻や絵画がびっしり。

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どの部屋もこんな感じ。
「贅を尽くした」という表現がぴったり。

もう「どんだけ~!!」

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どこも派手で心休まる場所がない。
何もないシンプルな部屋でくつろぎたいとか思わないのかな。

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有名な画家ラファエッロが25歳の時から37歳で死ぬまで壁や天井に絵を書き続けたというラファエッロの間。

部屋は4つあり、壁も天井もすべて緻密な絵で埋め尽くされている。
有名な『アテネの学堂』の絵。
高校の哲学の授業で出てきたこの絵は、こんなところに描かれてたんだね。

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天を差すプラトン、そして地を示すアリストテレス。

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ラッファエッロの間のほかに、ボッティチェリやミケランジェロが絵を描いたシスティーナ礼拝堂も壁を見ても天井を見ても有名な絵だらけで、目のやり場に困った。
残念ながら、ここは撮影禁止だった。
ミケランジェロの『最後の審判』や『アダムの創造』の絵は迫力たっぷりだったよ。

法王に絵を描くことを命じられたミケランジェロ。
無理な姿勢で天井に絵を描き続けたので、ひざに水が溜まって背中が猫のように曲がってしまったらしい。
かわいそうに・・・。

しかも「最後の審判」で、ミケランジェロは何もまとわないキリストや裸体像を描いてたんだけど、法王がほかの画家に腰布を描き足すように命じたんだって。

たしかに大事なところだけ布で隠されている絵が多い。
このせいでミケランジェロは「フンドシ画家」って呼ばれたらしい。
かわいそうに・・・。

いやあ~、ヴァチカン市国にはいろんな意味で度肝を抜かれた。
「神聖」という言葉なんかわいてこず「物欲」という言葉をなんど思い浮かべたことか。

「法王は関係者による選挙で選ばれるけど、いろんな確執があるんだろうね~。」
「いろんな駆け引きがあったり、金が動くんだろうね~。」

なんて、いろんな憶測をしたイクエとケンゾーだった。

【旅 info.】
  ヴァチカン市国a_DSC_0449_201312270438550b0.jpg
大聖堂に行く場合はバス、博物館に行く場合は地下鉄の駅が近い。
大聖堂は無料(クーポラの展望台は有料)。
博物館は入場料16ユーロ。
混雑して入場規制がある場合もあるようだが、今回は並ばずに好きなペースで観覧できた。
博物館内には売店やカフェ(それほど高くない)、休憩スペースあり。
日曜やカトリックの祝日は休館。


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イタリア 「ローマ歴史地区」☆☆☆ 永遠の都はやっぱりスゴい

2013.12.26 05:30|世界遺産 星いくつ?☞EDIT
鼻炎で鼻水ダラダラのケンゾーです。
寝るとき鼻にティッシュを詰め込んで寝たら、口の中がかぴかぴになっちゃった。

2500年の歴史を誇る「永遠の都」ローマ。
見どころにあふれたこの地はもちろん『ローマの歴史地区』として世界遺産に登録されている。
言ってみればローマ全体が世界遺産ってことだ。

ローマの街はそんなに大きくはないけれど、歴史的な建造物、遺跡、教会、美術館などなど、見どころがあり過ぎて、じっくり見て回ろうとするといくら時間があっても回りきれない。
でもケンゾーとイクエの観光スタイルはずばり「お金をかけない」
それはローマであっても変わらない。
今回はお金のあまりかからない「世界遺産 ー ローマ編」をどうぞ。

こちらはかつてのローマの玄関口と呼ばれていたポポロ広場
鉄道がなかった時代はこのポポロ門をくぐってローマに入るのが決まりだったそうだ。

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広場には高さ24mのオベリスク。
これはもともとエジプトにあった紀元前13世紀のものを、ローマ帝国の初代皇帝アウグストゥスが奪ってきたものだそうだ。

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広場にはその名も双子教会というそっくりな教会が向かい合って建っている。

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歴史上初めて聖母マリアに捧げられたというサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂

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建てられたのは4世紀。
ときの法王リベリウスの夢に聖母マリアが現れ「今夜雪が降ったところに教会を建てよ」と命じたそう。
季節は8月だったにもかかわらずここに雪が降ったそうだ。

内部のこの堂々たる柱は、古代ローマの神殿から運んできたもの。
教会のために神殿を壊すっていう発想が大胆。

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壁や天井を埋め尽くしているモザイクと彫刻、そして絵画。
はあー、と溜め息しか出てこない。

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ガイドブックには「何度も改築されたので、各時代の芸術的手法を見ることができる。」って書いてあるけど、素人のケンゾーとイクエには何が違うんだかさっぱり分からない。
でもスゴいってことだけはよく分かる。

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カンピドーリオ広場へとつづく階段の両脇には立派な(いろんな意味で?)像が。
なんで丸出しで馬を引いてるか?なんて素人丸出しの疑問はひとまず横に置いとこう。

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この階段を上るとカンピドーリオ広場。
正面にある建物はローマ市庁舎。

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そして幾何学模様を描く広場の敷石がとてもスタイリッシュ。
これらすべてあの大御所ミケランジェロがデザインしたんだって。

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ミケランジェロって彫刻や絵画だけかと思ってたんだけど、設計や空間デザインまでやってたんだね。
ダ・ヴィンチもそうだけどこの時期のアーティストは多才だね。


カンピドーリオ広場の横にあるサンタ・マリア・イン・アラチェリ教会
この内部も美しい。

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ここはシャンデリアがスゴかったな。
まさに鈴なり状態。
この時は明かりは灯ってなかったけど、夜になると灯るのかな。
すべてのシャンデリアが点いたらすばらしく美しいだろうねえ。

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ここには奇跡を起こす「聖幼な子」が祀られているらしい。
どんなかわいらしいお顔をしてるのかなあと行ってみると・・・

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・・・幼な子?
かなりしっかりしたお顔で。

もちろん内部もすばらしいんだけど、この教会の屋上からの眺めがなかなかいい。
ローマの美しい街並みを無料で楽しむことができる。

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堂々とした威容を誇るヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂のクーポラ(丸天井)も見える。
世界遺産にもなっているヴァチカンはあしたお伝えしま~す。

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つづきましては、ローマ観光のハイライトのひとつ、コロッセオ
ケチケチ旅のケンゾーとイクエもこれにはお金を出した。
コロッセオ、フォロ・ロマーノ、パラティーノの丘の共通券で12ユーロ。

コロッセオとは古代ローマの円形闘技場のこと。
造られてからおよそ2000年という月日が流れているけれど、いまだにその堂々とした姿は見る者を圧倒させている。

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薄暗い通路を通り観客席へ。

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古代ローマ人の娯楽の殿堂、コロッセオの舞台が目の前に広がる。
想像していたよりアリーナ部分は狭く感じるなあ。

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当時は剣闘士同士だけでなく、剣闘士と猛獣の闘いも行なわれていた。
現在丸見えになっているアリーナ部分に猛獣の檻などが設置されていたそうだ。

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コロッセオの内部に展示スペースがあって、当時の様子を再現した絵や模型で知ることができた。

当時は何もない原っぱのようなところで闘っていた訳じゃなく、その都度舞台設定があり、いろいろなセットを組んで闘いの舞台を作っていたんだって。
木や砂をわざわざ飾ってジャングルのようにしたり。
このステージの床下には猛獣の檻以外にも、大道具やセットを作るスペースや保管スペースが設けられていた。
歌舞伎の舞台のようにせり上がる人力のエレベーターまであったというから驚きだ。

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15世紀にヴァチカン宮殿やサン・ピエトロ大聖堂の改築のための資材として、このコロッセオから大量の大理石が持ち去られたために現在のようなスカスカ、ボロボロな姿になってしまったコロッセオ。
当時は4階建てで収容人員5万人以上、開閉式の屋根まで備えていたそうだ。
2000年前にすでに福岡ドームがあったってことだよ。
どんだけスゴいんだよ、古代ローマ人。

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そして古代ローマの政治の中心地だったフォロ・ロマーノ
神殿や教会、凱旋門などの遺跡がまさしくゴロゴロ転がっている。

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ひとつひとつがそれこそ国宝級のお宝なんだろうけど、ほんとにゴロゴロしてるから麻痺しちゃってありがたみが薄れる。

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このフォロ・ロマーノはかなり広い。
奥にある、古代ローマの高級住宅地だったパラティーノの丘まで見て回ると相当の労力と時間が必要。


フォロ・ロマーノやコロッセオのそばにあるサン・ピエトロ・イン・ヴァンコリ教会
ここでもミケランジェロの作品を無料で見ることができる。

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海を真っ二つに分けたことで有名な「モーゼ像」。
右手に抱えてるのは神から与えられた十戒かな?
それにしても、かなりマッチョでイケメンのモーゼだね。

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「永遠の都」ローマは日が落ちても美しい。
街のそこここにある歴史的建物がライトアップされ、昼間とはまた違った表情を見せている。
こちらは現在のローマの玄関口、テルミニ駅近くの共和国広場

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ミケランジェロが「天使の設計」と褒め称えたパンテオン

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3つの噴水が華やかさを演出しているナヴォーナ広場

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そして夜の主役もコロッセオ
ライトアップされ闇夜に浮かび上がる姿は、日中よりもはるかに迫力がある。

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さて、古代ローマの夢の跡「ローマの歴史地区」。
「星いくつ?」

「星、3つ!

いやあ、スゴいねローマ。
街中のどこを歩いてもすばらしい景観。

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2000年という壮大な時の流れを刻んできた歴史的遺跡の宝庫。

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時間がいくらあっても足りない。
見どころの多さは文句なしの星3つ。

見どころは多いけれど、ローマの街自体は歩いて回れるほどコンパクトだし、リーズナブルな食べ物屋さんもたくさんある。
貧乏バックパッカーでも恐れることなく十分楽しむことができる。
もちろん入場料が必要な美術館などもたくさんあるので予算に合わせて「永遠の都」ローマを楽しんでください ♪
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世界一周旅人 ツワモノあらわる!!

2013.12.25 05:41|イタリア☞EDIT
メリークリスマス ♪
「気づいたら今年も残すところあと1週間!」って事実に驚いているイクエです。
日本にいてもそうだったけど海外にいるから今が平成何年かますますわからない。
平成25?

さあ~。
おしゃれな旅行スタイルではない「ふたりでふらり」な旅。
ヨーロッパが似合わないイクエとケンゾーがいよいよこの街にやってまいりました~。

ローマ

ヨーロッパいちの観光都市、ローマ!!

ヨーロッパに行っていいものかどうか悩んでいたイクエとケンゾー。

でも、旅先で出会ったヨーロッパ人に「ローマはぜひいかなきゃ!古い建物や遺跡が街中にバーン!!ってあってすごいんだから!」と勧められていた。

「ローマなんて年寄りになってからパックツアーで行けばいいかな」なんて思ってたけど、先行きが見えない人生を歩んでいるふたりにとっては、老後にそんな金銭的余裕があるかどうか疑わしくなってきた。
「じゃあー、この際行っとこう」ってことで来たはいいけど、やっぱり似合わない?

すばらしい街とわたしたちの格好がちぐはぐで、合成写真のような・・・。

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イタリアはドミトリーでもだいたい12ユーロくらいはする。
他人に気を遣うことが上手な日本人だけならいいんだけど、国際色豊かなドミトリーってけっこうわたしたちにとってはキツい。

深夜でもうるさい人はいるし、イビキがひどいおじさんもけっこう多いし、物が盗られる可能性も高いし、そして何よりたまに臭い人がいる!!
海外にいると本当に日本人ってキレイ好きでお風呂好きな国民なんだなって思う。
ドミトリーってけっこう高い確率で、部屋が足臭い。
しかも、日本人の足臭さと比べ物にならないくらい臭い。

トルコ人は数日間同じ靴下を履き続ける人が多いって聞いたし、おしゃれなイタリア人も3~4日に一度しかシャワーを浴びないらしい。

数百円の差だったら奮発してダブルにしようってことで、ネットの予約サイトで安いダブルルームを探した。

駅から歩いて5分くらいの「HOTEL ELIDE」。

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イタリアの安いホテルは、大きな古い建物(雑居ビルやアパート)の一部分を使っているところが多い。
このホテルもレセプションは2階。
わたしたちの泊まる部屋は6階。

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6階にはちゃんと広いバスルームもキッチンもある。
6階には、わたしたちの部屋以外にもう1部屋しかないので、ほとんど他人に気兼ねすることなくバスルームやキッチンを使い放題。

部屋はすごくきれいだし、毎日ベッドメーキングに来てくれるし、朝食はついてるし、ロビーではWi-Fi使えるし、立地はいいけどとても静か。

6階からの眺め。

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サービスチャージや税もふくめて1人14ユーロ。
イタリアで一番コストパフォーマンスが良かったな。

「ローマの観光」って言えば、やっぱり思い浮かべるのは、映画『ローマの休日』の名シーン。
まずはスペイン広場を目指そう ♪

そう、ヘップバーンが階段に座ってジェラートを食べていたところ。

ホテルから歩いて行くと、ローマは坂の街なんだなって実感。

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下っては上る道。
その脇には、古いけど気品ある建物が隙間なく建っている。
そして路上駐車。

こんな光景があちこちにある。

そして、あの名シーンの舞台がこちら!

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「スペイン階段」という名前だけど1752年にフランス大使の援助で造られたものらしい。
「スペイン階段」って言われるゆえんはスペイン大使館があったからなんだって。
「フランス階段」でもいいのにね。

後ろにそびえる教会は1502年にフランスのルイ12世によって建てられたもの。

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左右に2つの塔があって、むかって左の塔には時計がついている。
じゃあ、右の塔の円盤はなんだと思う?

答えは・・・。

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日時計!
なかなかオシャレですねえ。
見方がよくわからんけど。

このスペイン階段に腰かけて『ローマの休日』っぽい写真を撮ろう!

でも、無理だったあ~!!

下に行けば行くほど、人がうじょうじょ。

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騒々しいし、雰囲気なんてまったくない。

この日はローマ法王がここにいらっしゃるみたいで、通行規制されて警察官や市民でスペイン広場いったいが大混雑。

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せっかくだからもうちょっとここで待って、わたしたちも法王のお顔を拝見しようか。
と思ったけど・・・

「今のローマ法王ってどんな顔やったっけ?」
「・・・わからん。前の人は亡くなったよね?」
「え?亡くなったっけ?」

この会話で自分たちがただの野次馬でしかないことを悟りすぐに退散。

クリスマス間近のローマでは、いろんな場所で飾り付けが行なわれている。

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サンタクロースみたいな恰幅のいいおじさんが、はしごに上って一生懸命飾り付けしている姿はなんだかほほえましい。

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クリスマスシーズンのヨーロッパってさぞかしイルミネーションが華やかなんだろうなって期待していた。
だけど、実際はそうでもない。

日本のほうが華やかで、あちこち飾り付けられ、街を歩けばクリスマスソングが聞こえてきて、浮き足立っている。

今の日本ではそれぞれのデパートや自治体が競うように派手なイルミネーションをやっている。
しかも毎年同じイルミネーションじゃダメなようで「今年のテーマは〇〇です」みたいに、趣向を凝らして毎年デザインを変えている。
そして、イルミネーションの開始時期は毎年早まっていっている気がする。
ほかよりも先に開始したいとどこかが早めれば、ほかの店も乗り遅れまいとクリスマス商戦を始める。

今の時代、クリスマスのイルミネーションが世界で一番華やかなのは実は日本で、一番先にクリスマスシーズンが到来するのも日本なのかもなって思った。

そんな日本に慣れていたから、ヨーロッパのクリスマスイルミネーションがむしろ地味に感じる。
そして「もう12月半ばなのに今ごろ飾り付け?」なんて思ってしまう。

でも、日本が騒ぎすぎなんだよね。
しかも忘年会シーズンと重なっていて、余計みんな浮ついた気分だし。

たしかに、日本人からしたらクリスマスはお祭り騒ぎだけど、こっちの人にとっては宗教行事だもんね。

ローマの街を歩いていると、ヘアスタイルからバッグから靴からすべてお揃いの男性2人組を発見!

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たぶん双子じゃないですね。
たぶんゲイですね。

すべて同じ格好にそろえて、互いの愛を確認しあってるのかな。

そして、歩いてたどり着いたのはこちらの教会。
サンタ・マリア・イン・コスメディアン教会。
イタリアにしては外観も内部も簡素で素朴。

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じゃあ、なぜこの教会が有名かというと・・・。
建物の造りでもなく、内部のデザインでもなく、入口にあるこちら。

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真実の口!!
嘘つきがこの口に手を入れたら抜けなくなるという伝説があって、『ローマの休日』でもおなじみ。
もちろん写真撮影の列ができていて、必然的に自分の後ろに並んでいる人に写真を撮ってもらうというルールができている。
なので、あまりふざけた格好だと恥ずかしいので、みんな控えめにポーズをしている。

だけどねえ、なぜかイクエとケンゾーのときは教会の係のおっちゃんから演技指導が入ったのよ。

ケンゾーの手を取って、イクエの腕をつかませる。

しかも後ろに並んでいた人に撮影をお願いしてカメラを渡したんだけど、係のおっちゃんみずからがそれを奪って撮ってくれた。

「そうじゃダメ! 腕をちゃんと引っ張るんだ!!」

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この石の円盤、川の神様をかたどったものらしいけど、実際は排水溝の蓋だったらしい。

ちなみに係のおっちゃんは、しきりに「ニホンジン!カバン注意して!」と言っていた。
ここで並んでいるときに、よく日本人がスリの被害に遭うようなのでみなさん注意してくださいね!

わたしたちのホテルからはメトロの駅も近くだったので、メトロにも乗った。
イタリアの列車ってものすごく汚いの!!
中じゃなくて外が。

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落書きだらけ。
きっと消してもすぐにまた描かれて、いたちごっこなんだろうね。

この落書きのせいで、ホームまで薄暗くて危険そうで、車内も治安悪そうなイメージになるんだよね。

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「イタリアってたいしたことないね」
何度かケンゾーとそう言いあった。

もっとヨーロッパって「ちゃんとした」イメージがあったからさあ。
でも、道に平気でゴミ捨てる人多いし、駅のホームでも道端でもタバコはすぱすぱ吸って喫煙マナーは最悪だし、列車はしょっちゅう遅れたり運休したりする。
そういう点では、イランのほうがよっぽど先進国だと思う。
列車とか普通に「3時間4時間遅れ」とか、発車時間過ぎて突然「運休」とか駅の電光掲示板に出てくる。
インドよりひどいよ。

でも、それがバックパッカーにとっては心地よいのかもしれないね。
ヨーロッパなのに、どんな格好でいても、なにやっても許されるあたりが。

イタリアでわたしたちにとって都合がいいことといえば、路上でゴハンを食べられること!
地元の人で賑わうピザ屋でピザを買って、みんながたむろしている噴水や階段のところに腰かけて食べることができる。
わざわざレストランやカフェに入らなくていいから、安くすむ。

この日はパン、ハム、バジルのクリームソース、ビール、パックワインをスーパーでゲットして、昼から路上で飲んで食べる。
このバジルのクリームが、想像以上においしかった!!

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スーパーの総菜コーナーは、イタリアングルメを安く手に入れられるからお勧めだよ。

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ちょうどとなりにバックパッカーのカップルがいて、その人たちもランチ中だった。
このときばかりは「勝った」って少し優越感を覚えたよ。
だって、そのカップルのランチはにんじんだけだったから!
スーパーの野菜コーナーで調達したにんじんをそのままボリボリかじって飢えをしのいでいたからね。
飲み物もこっちはビールとワインだけど、にんじんカップルはペットボトルの水だったからね。
たぶん、ペットボトルの中の水はミネラルウォーターじゃないね。
イタリアでは街角に水飲み場があって、みんな水を飲んだり汲んだりしてるから、飲み物にも困らないよ!

でも「にんじん」って発想はなかなかいいかもしれないね。
・生のまま食べられる
・栄養がある
・お腹にたまる 
という三拍子揃った野菜だから。

「せっかくヨーロッパまで来て、路上で質素なランチなんて・・・」って思う人もいるかもしれないけど、わたしたちにとってはこれが楽しいからいいんです。
いまのうちにこんなちょっと苦労するくらいの旅を楽しんで(今だからこそこんなスタイルの旅が楽しめるし)、お金で満足を買う旅は老後に取っておきます。

たとえば、こんな旅ー。

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大型バス2台でやってきた高齢者のツアー客。
トランクには車いすがぎっしり入ってる!!
一組に一台くらいあるんじゃないかな。

おばあちゃんかおじいちゃんのどっちかが車いすを取り出して、パートナーを乗せて押していく。
どっちも介助が必要な人は、スタッフにお願いする。

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スタッフの数も多かった。
大変だとは思うけど、ここまでしてでも旅行したい!旅行させたい!っていう根性はすばらしいと思う。

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『ローマの休日』の舞台で忘れてはならない場所がここ。

おお~。
スペイン広場なみにやっぱりみなさん集まってますねえ。

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そう、トレヴィの泉!
肩越しにコインを投げると再びローマを訪れることができるという伝説がある。
ヘップバーンを真似して、もちろんイクエとケンゾーもやったよ。

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トレヴィの泉は、期待してたより規模も大きくて、「泉」みたいに水の色が青くてきれいに見えるし、なかなか良かった。

何より音がいい!
ゴォォォォ~って滝のような音が、古い建物に囲まれた街の中に響く。

この泉は、噴水コンクールで優勝したニコラ・サルヴィの設計で完成は1762年。
後ろの宮殿と一体化したデザインが決め手だったみたい。

海神ネプチューンとトリトンの彫刻が、ダイナミックな滝の音に負けないくらい躍動的でステキ!

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実はこの場所で、ある日本人の人と待ち合わせをしていた。
その人はこのブログ『ふたりでふらり』の読者で、イクエとケンゾーがイタリア旅行をすると知って、安く旅する方法をメールで教えてくれたIさんという人。

メールでいただいたアドバイスは、たとえば「安宿は予約したほうが安い傾向にある」とか「観光地の郊外には必ずキャンプ場があってそこも狙いめ」とか「鈍行列車は時間かかるけどかなり節約になる」など。

メールには、Iさん自身も自転車旅行者だと書いてあって、きっとイタリアを旅したことがある人なんだろうなと思っていた。

そのIさんも実はいま偶然ローマにいるらしく、「会いませんか」ときょうメールがきたのだ。

メールの文章でその人のおおよその人柄がわかる。
Iさんのメールはとても丁寧で相手を思いやる言葉遣いだった。
社会性のあるそれなりの年齢の人なんだろうなと想像できたし、せっかくだからぜひお会いしたかった。

サイクリストのIさんは、自転車でトレヴィの泉まで来てくれて、想像通り物腰が柔らかく気配り上手の41歳だった。

マックでコーヒーをご馳走になり、なんとお土産までいただいた。
近くの中華系スーパーで手に入れたというカップ焼きそばの「UFO」2つと「キリンビール」!
さすが、バックパッカーがほしいものを心得ていらっしゃる!

このIさん、これまでで出会った旅人の中で一番ツワモノだった。

「Iさんはイタリア長いんですか?」
「そうですね、出たり入ったりしてます。」

「世界一周されてるんですか?」
「ええ。
 中国、インドあたりを通ってきました。
 いまヨーロッパをうろうろしてるところです。」


「もうご旅行されてどのくらい経つんですか?」
「でも、これ言うと驚かれるんです。
 驚かないでくださいね。」


「はい。
 5年とか?」

「もうちょっと長い。
 驚かないでください。」


そんな念押しされたらこっちも心構えができる。
びっくりしませんよー。

「で、何年ですか?」

11年になります」

じゅ、じゅーいち??????

いや、そりゃみんな驚くよ!!

その間、日本には帰っていないというIさん。
11年前というと、日本ではモー娘。が流行っていたころだろうか。
もちろんIさんはAKBの人気なんて知らず、秋葉原がただの電気街だった時代に日本を離れている。

「でも、お笑いとか芸能ニュースとか今の時代インターネットで見られるから知ってるんですよ。」

Iさんはそう言って、ちょっと得意げな笑顔で手を上下に振りながらこうつぶやきはじめた。
「こんなの関係ない ♪ こんなの関係ない ♪」

Iさん、残念ながらもう小島よしおの時代は終わってるよ・・・。
しかも、セリフ間違ってるよ・・・。

Iさんには、まだこれからアフリカ大陸やアメリカ大陸が待っている。
まだイタリアで11年。
このままのスピードだと世界一周はあと20年はかかるんじゃないの。

「11年も、お金はどうしてるんですか。」
「はい。
 旅の資金はどうしてるのか、というご質問ですね。
 お答えしましょう。」


Iさんはこれまで何百回とこのセリフを繰り返してきたかのように答えた。
何百人から同じ質問をされたんだろうね。

「芸で資金集めをしています。
 いわゆる、路上パフォーマンスです。」


自転車で旅しながら、路上で手品を披露して投げ銭で旅の資金を稼いでいるのだった。
日本では路上パフォーマンスの文化がないので、路上で芸を披露したって稼げるお金はたかがしれている。
だけどヨーロッパでは、路上で演奏をしている人、パントマイムをやっている人が多く、それを見て「楽しい」と感じた人びとは気軽にお金を入れる。

特にイタリアは路上パフォーマンスが受け入れられやすいお国柄で、Iさんは週末だと100ユーロ(約1万4000円)くらい稼ぐらしい。
日本で1日バイトするよりも稼げる。

「すごいですね!
 手品ってどんな手品なんですか?」

「それが、けっこうツマラナイものなんです。
 恥ずかしいくらいですよ。
 くだらないから、披露するのも恥ずかしいんですが・・・。」


そういって見せてくれた。

のはいいけど、
イクエとケンゾー、リアクションに困る。

とりあえず「へえー」ってごまかす。

なぜならー。

本当に・・・
しょうもなかったから!!

マギー司郎、マギー審司なみ。
たとえば、割り箸の半分くらいの長さの棒を耳に入れ(るふりをして)、口から出す。
というお決まりのものから、
紙を小さく折り畳んで、広げると紙幣になるという王道のもの。

これ、たぶんイクエとケンゾーもちょっと特訓すればできるやつだよ。
Iさんには悪いけど、こんなんで1日100ユーロってどんだけイタリアいい国なの!

この手品も国によっては反応もさまざまらしい。
たとえばトルコ人は「だまされることで誇りが傷つけられる」ようで、「お前、俺をだましやがって!」と不穏な空気が流れるんだって。
そして手のひらから金貨や宝石を出すサイババがいたインドでは、超能力のようなものをみんな信じる傾向にある。
だから紙を紙幣に変える手品を披露すると「俺のこの紙もお金に変えてくれ!」と人が殺到したらしい。
Iさんはこれからアフリカに行く予定だけど、アフリカでは手品が黒魔術のようにとらえられて反応が悪いかもしれないと不安がっている。

ツワモノ世界一周旅行者、Iさんとは話がつきないので場所を変えて飲み直そう!ということになった。

いいレストランでもあるのかな、まあちょっと高くつくかもしれないけどたまにはいいか。
できれば安めのお店がいいなって内心思っていたらIさんが言った。

「自転車で郊外の安いスーパーでワインやつまみを調達してきます。
 その辺の路上に座って、やりましょう!」


さすが、旅人のカガミ!!
わかっていらっしゃる。

ローマの夕焼けを見ながら一杯、なんて悪くない。

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とはいっても、12月のローマの夜は寒い。
結局、イクエとケンゾーのホテルはフロントを通らずにエレベーターで直接部屋に行けるので、お部屋にIさんを招くことにした。

Iさんは2ユーロ以下のボトルワインや、生ハム、1ユーロもしないチーズなどを買ってきてくれた。

Iさんにはなんとパートナーがいる。
ヨーロッパで知り合った日本人の旅行者の女性。
出会ったときは彼女はコロコロのバッグでお上品な短期の旅をしていたそうなんだけど、Iさんが自転車をプレゼントして彼女は仕事を辞め、今はいっしょにIさんと旅をしている。
でも出会ったのは5年も前の話。
だから結婚してるようなものだ。
もうここまできたら、子どもをつくって家族で世界一周をしてほしい。

「奥さん、いや、彼女はIさんが路上で稼いでいるときは何をされてるんですか?」
「彼女は料理を作ったりしてくれてます。
 まあ、専業主婦と変わらない生活ですよ。」


Iさんの話を聞いていると、Iさんがまるで定住者であるかのように感じるけど、れっきとした「旅人」なのだ。
彼女といっしょに自転車を漕ぎながら各地を転々としている。

わたしたちと同じように安いホテルを探して泊まったり、1か月くらい一か所にいるときはアパートを借りている。

日本にいる人にとっては、長期の旅人というのは「世捨て人」のような「アウトサイダー」のような「常識も、社会性もない人」というイメージを抱かれるかもしれない。

でも実際はそんな一昔前のヒッピーのような人は少なく、穏やかで知的でどの世界でもやっていけそうな人のほうが多い。
(たまに長髪でダボダボの服来て、楽器もって「いわゆる!」って人はとくにインドあたりでよく見かけるけど。)

Iさんは散髪しているし、清潔な格好をしている。
そして言葉遣いも丁寧で、ものすごくマナーのいい人だ。
今すぐにでも営業マンとして日本の会社で活躍できるくらい。
旅に出る前は空調設備関係の仕事をしていたのだそう。

そんなIさんの最近の悩みは「老後について」。
今の生活に満足しているけど、もし大きな病気をしてしまったらどうしよう。
60過ぎたらどうやって生活しよう。

そんな悩みはあるけど、それでも自分の手品で世界中の人が笑ってくれる。
子どもたちが笑顔で喜んでくれる。
こんないい仕事はない。

Iさんを見ていると、パワーがわいてくる。

どうやっても生きられる。
自分の人生は自分で決められる。

Iさんがあと10年や20年で世界一周を終えることができるのか、どこかに定住するのか、それとも死ぬまでずーっと旅を続けるのか。
それはIさんでさえもわからない。

だけど、だからこそ、Iさんの人生はおもしろいのだ。

イクエとケンゾーもかなりゆっくりなスピードで旅をしているけど、もっとツワモノがいた。
いい年の夫婦が仕事を辞めて世界一周していることに不安もあったけれど、Iさんと会って、元気と勇気が出てきた。

楽しく旅して生きていこうよ!

Iさんに背中を押されたイクエとケンゾーだった。
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イタリア「ピサのドゥオーモ広場」☆☆ あの斜塔はほんとに傾いてる?

2013.12.24 05:50|世界遺産 星いくつ?☞EDIT
インスタントの味噌汁を飲んで、「このおいしさが理解できる日本人に生まれてよかったなあ」としみじみ思っているケンゾーです。

「花の都」フィレンツェの次にめざすは首都ローマ。
だけど途中に、これまたイタリア観光で外せないスポットがある。
それはピサの斜塔
そうあの有名な傾いている塔だ。
ピサへはフィレンツェから列車でおよそ1時間半。

ピサ

斜塔のあるドゥオーモ広場は駅から2kmほど離れたところにある。
バスで行くこともできるけれど、ピサの街を眺めながら歩いていくことに。

フィレンツェの街にも流れていたアルノ川。
河畔の街並みが川面に映って美しい。

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なんとなくドゥオーモをめざして歩いていたら「サンタ・カテリーナ」という教会にたどり着いた。
とくに有名でも何でもない教会。

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内部の造りは柱がなくいたってシンプル。
ガラーンとしていささか殺風景な印象。

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でもここのステンドグラスがとても綺麗だった。

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イタリアにはこんな綺麗な教会がごろごろあふれてる。
やっぱりヨーロッパは歴史がちがうね。

ぼちぼち歩いていると・・・見えてきた!

「うっわあ~、えらい傾いとるやん!!」
「こんなに傾いとったっけ?!
 これ大丈夫?」


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しかも思ってた以上に真っ白できれいだ。

だんだん全体像が見えてきた。
横にある建物もなにげにスゴいね。

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こちらがかの有名なピサの斜塔。
間近で見ると、いつ倒れてきてもおかしくないほど。

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塔自体がちょっと内側に反り返っている。
生で見るよりも写真で見ると傾いてないようにも見えるけど、下の基礎の部分を見ると一目瞭然。
これ、かなり傾いてるよ。

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反対側から見るともっと分かりやすい。
そうそう、これこれ。
これぞピサの斜塔。

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この斜塔、1173年に建てられはじめたんだけど、なんと建設当時からすでに傾きだしてたんだって。
地盤沈下が原因だそう。
この傾きも年代物ってわけだ。

塔の基礎部分を見ると地面よりもかなり下がってるのがよく分かる。
この分だけ沈下したってことなんだね。

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このピサの斜塔には登ることができる。
お値段なんと18ユーロ!
高い!!
「あんまりたくさんの人が登っちゃうと倒れちゃうからわざと高くしてるんじゃない?」なんてイクエと話してた。
あまりの高さにケンゾーたちを含めほとんどの観光客は登ってなかった。

ピサの斜塔といえば、あれを撮らないとね。
斜塔を支える例のやつ。
みんなもやってるよ、ほら。

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ということで、ケンゾーとイクエもお約束の写真を撮ってみた。

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じつはこのピサの斜塔、同じ敷地に建っているドゥオーモ(大聖堂)の鐘楼。
傾いちゃったので塔のほうが有名になっちゃったんだけど、塔はほんとはおまけ。
このドゥオーモがまたすばらしい。

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白大理石が光り輝いてまぶしい。

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正面には柱がたくさん並んでいるんだけど、よく見ると柱のデザインがひとつひとつ違っているのが分かるかな。
これ、建築当時にイタリア中にあった古代の建築物から資材を寄せ集めたからばらばらなんだって。

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そしてこちらは「美しい宝石箱」と比喩される洗礼堂。
ケンゾーたちは中に入ってないんだけど、中の音響効果がすばらしいらしい。

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さて、斜塔で有名な「ピサのドゥオーモ広場」。
「星いくつ?」

「星、2つ!

ここもベタな観光地だけど、やっぱり見応えあるね。
斜塔は思ってた以上に傾いてたし、塔自体も美しい。

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塔は見る角度によって見え方がぜんぜん違うんだよね。
角度によっては真っすぐ立ってるようにも見える。
カメラで撮影してると、平衡感覚がおかしくなっちゃってわけ分かんなくなる。
この洗礼堂も傾いてるように見えない?

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ピサにまつわるエピソードといえば、ガリレオ・ガリレイ。
斜塔の上からりんごを落として「落体の法則」の実験をし、ドゥオーモに吊り下げられているランプが揺れ動いているのを見て「振り子の等時性」を発見したというもの。
でもこれ、実際にここで実験したり、この場所で発見したかどうかは定かではないらしい。

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そうそう、お約束といえば・・・ピサピザを食べる!
ちゃんと食べたよ。

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日本のピザと比べると具が少なくいたってシンプル。
でもそれが生地やチーズなど素材のおいしさを引き立てている。
本場のピザはやっぱりおいしかった!


【旅 info.】
  ピサの斜塔a_DSC_1041_20131222015442b05.jpg
フィレンツェから列車で1時間~1時間半。
ピサ中央駅からおよそ2km。
バスか歩いて約30分。
ドゥオーモや斜塔など外から見るのは無料。
斜塔に登るのは18ユーロ。



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イタリアにあったオモシロ標識

2013.12.23 05:42|イタリア☞EDIT
お金を気にすることなくイタリアを旅することができたらどんなに楽しいだろうなあと、貧乏旅行がちょっと恨めしいケンゾーです。

ヴェネチアに引き続きちょっとたかをくくっていたフィレンツェ。
古い建物と美術館巡りを楽しむ街で、なんとなくフィレンツェ=「年配の方が好きな街」というイメージを持っていた。

だけど、やっぱりスゴいね。
その古い建物のクオリティが高くて、イクエとふたりで「すげー、すげー」の連発。
予算と時間の都合で美術館はノータッチなんだけど、これで美術館巡りまでしてたらどれだけ日数が必要になるんだろう。
恐るべしイタリア。

そんなルネッサンス発祥の地、「花の都」フィレンツェ。
荘厳で重厚な歴史的建造物が建ち並ぶ街中に、ちょっと似つかわしくないものを発見。

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魚?
それも骨だけ?

こっちはなんだろ?
みの虫? イカ? ミイラ?
ビックリ箱か!

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そう、これ道路標識なんだよね。
全部が全部ってわけじゃあないんだけど、こんなオモシロ標識がところどころにある。

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これは正式なものなのか、誰かが手を加えているのかは謎。
普通の標識の上に、一部分だけシールが貼ってある。
イタズラにしては手が込んでるしクオリティが高い。
進入禁止の標識がいちばんバリエーションに富んでたな。

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そしてインパクトNO.1がこちら。

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磔にされたキリスト・・かな?
なんか罰当たりな気もするけど、許容範囲?
下にガイコツあるし。

フィレンツェは街のそぞろ歩きが楽しい。
迷路のように走っている細い石畳の道を、キョロキョロしながら歩いていく。
こんな中世からそのまま残ってるような建物に、今もふつうに人が暮らしているのが不思議な感じ。

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石畳の小道をあてどなく歩いていると、教会の鐘楼やドゥオーモが建物の谷間から見え隠れ。
このチラリズムがけっこう好きなんだな。

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改修中の建物の壁一面になにか貼り付けてある。

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ひらひらと風に吹かれる紙の正体は・・・?

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アメリカドルだった。
もちろん偽物だと思うけど、なんでだろ?
これもアートなのかな、それともなにか風刺してるのかな?

そしてルネッサンス洋式のドアのノッカーはこんなにでっかい!
どんな音がするのか聞いてみたかったけど、イクエには重た過ぎる。

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まさかのヴェネチアで出会うことができたWORLD RUNNERくんと、ここフィレンツェでも一緒になった。
それにしても、ヴェネチアといいフィレンツェといい、お互い似合わないオシャレな街で出くわすっていうのがおもしろいねえ。

今日こそは3人でおいしいイタリアンを!!
といきたいところだけど、幸か不幸かホテルの前に安い食堂があった。
何料理でしょ?

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そう、もちろん中華!
だってダントツで安いもん!
この鶏肉の炒め物と白ご飯で4.5ユーロ!!
そりゃ食べないとね。
イタリアに来て1週間経つのに、まだちゃんとしたイタリア料理を食べてないけど・・・まいっか。
ローマだ!ローマでイタリアンを食べよう!

ランナーくんとはまたチュニジアで会えるかもね。
お互いまだまだ先が長い身(ランナー君はあと5年くらい?!)。
マンネリ化に負けず、体に気をつけて旅を楽しんでいこう!

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フィレンツェは1泊だけの弾丸観光。
ふだんはのんびり旅のケンゾーとイクエもここではアクティブに攻める!
まだ夜も明けきらないうちに早起きし、静まり返った街中を歩く。

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石畳の路地に足音がこだまする。
ライトアップされた海神ネプチューンが妖しく光る。

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めざすはミケランジェロ広場。
ここからはフィレンツェの街並みを一望することができるのだ。
歩くこと30分。
さあ、朝日に照らされて美しく光り輝く「花の都」フィレンツェの街並みが眼下に!!

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な~んにも見えない!
真っ白け!!
霧が立ちこめて街の明かりさえ見えない。
「朝靄に煙る花の都フィレンツェ」なんて言ったら優雅に聞こえるけど、これじゃ雰囲気もなにもあったもんじゃない。
なんてこった早起きしたのに。

諦めきれないのでちょっと時間を潰すことに。
近くにあるサン・ミニアート・アル・モンテ教会へ。
内部にある祭壇の装飾が美しく、見どころだそうだ。

高台にぽつんと佇む教会。
霧に覆われた姿はちょっと不気味さを漂わせている。

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恐る恐る教会の中へ・・・入れなかった。
開館時間は過ぎてるのに、ついてない。

だいぶ明るくなってきたし、そろそろ霧も晴れてるんじゃない?
広場の展望台へ行ってみる。

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うわー、まだ白いよ。
でもうっすらとフィレンツェの街が姿を現しはじめてる。
ドゥオーモも目を凝らしたらなんとなく見えてきた。

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さらに粘ること30分。
見えてきたよ、フィレンツェの街並みが。

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アルノ川にかかるフィレンツェ最古の橋ヴェッキオ橋も見える。

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フィレンツェのシンボル、ドゥオーモも姿を現した。
こうして見るとその大きさにあらためて驚かされる。
700年も昔によくこんなの造ったよね。

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快晴って訳にはいかなかったけど、これだけ見られたら充分。
フィレンツェの美しい街並みを堪能することができた。

あしたはあの有名な傾いてる塔をお伝えします。
はたして本当に傾いてるのか?
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イタリア「フィレンツェ」☆☆ 花の都の美はスゴい

2013.12.22 06:11|世界遺産 星いくつ?☞EDIT
滞在費が高いからとのんびり過ごさず移動や観光続きだったため、体調を崩しきょうはホテルでゆっくりすることにしたイクエです。
人間の体ってやっぱり週に一回は休みが必要ですね。

時間とお金が許すなら、ずっといたかったヴェネチア。

朝から「はぁー」と溜め息がでる。
後ろ髪引かれる思いで、大好きなヴェネチアを離れることになった。

この思い、前にも経験したような・・・。

そう、トルコのカッパドキアだ。
結局カッパドキアでも「きょうもやっぱり泊まろう」と延泊し、結局5泊もした。

ケンゾーから「イクエって結局ベタな観光地が好きなんやね!」とからかわれるけど、やっぱりベタはベタなりにそれだけ人を魅了している場所ってことなんだよね。

みんなから愛される有名な観光地をバカにしててすみませんでした!!

ヴェネチアの次に向かうのは、フィレンツェ

フィレンツェ

フィレンツェは、英語ではフローレンス
まさに、ルネッサンスの文化が花開いた華やかな「花の都」

そんな花の都には、いつもの通り一番安い鈍行を乗り継いで行く。

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一番安い列車でも、イタリアの列車はとてもきれい。
最初乗ったときは、「間違えて指定席に来ちゃった?」って思ったくらい。

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「水の都」ヴェネチアから「花の都」フィレンツェまで4時間半で18.25ユーロ。

水の都では汚いバックパッカー姿はういていたけど、花の都ではいかに!?

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今回も完全にういている。
駅を出た途端待ち受けていたのは1246年に造られはじめたというサンタ・マリア・ノヴェッラ教会

でも、仲間を見つけて少し安心した。
たぶんロマ(ジプシー)の人たちね。

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イタリアではいろんな人種の人たちが街を歩いている。
よそ者バックパッカーとしては、かえってそれが心地よかったりする。

イタリア人ばっかりだと完全にアウェー感を感じちゃうもんね。
だって警察ごときでこんな制服なんだよ。

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といってもイタリア男らしく、仕事そっちのけで若い女の子とのおしゃべりに夢中だったけど。

ルネッサンス期の芸術家たちを育んできたフィレンツェの華やかな街並みは1982年に世界遺産に登録されている。

そんなフィレンツェの顔とも言える建物が花の聖母教会ドゥオーモ

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今まで写真で何度も見たことがあったはずなのに、目の前にするとケンゾーと感激してしまった。

写真ではこの迫力が伝わらないのが残念。
見上げるほど高い大理石の教会は、その存在感に圧倒される。
教会の前にいる人間が豆粒みたいに見えるでしょ。

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1296年に着工され、完成までに172年もかかったっていうんだからすごい。

この巨大なドゥオーモ、何人の人が入れると思う?

3万人だってー!
当時のドゥオーモが単なる祈りの場ではなく、市民の集いの場、社会の中心だったことが分かる。

そしてこのクーポラ(ドームの屋根)には登ることもできる。

見上げてみるとー。
赤い屋根の上の柵のなかに、いるいる! 

この教会の大きさと人間の小ささが一目瞭然。

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「丘のようだ」と形容されるクーポラ。
「丘」というよりも、人間が山に登ってるみたい。
このクーポラを設計したのはブルネッレスキという人。
あのミケランジェロが「ブルネッレスキには遠く及ばない」とさえ言ったように、当時から彼の才能はたたえられていた。

でもこの大きさよりも何よりも、この教会が人を魅了するのはそのデザイン性!

白、ピンク、グリーン。
この大理石の色の組み合わせに感嘆する。
調和のとれたデザインと色彩。
そのセンスの高さは、700年経った今も色あせることはない。

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「できる限り荘厳に、かつ豪勢に」というお達しのもとに造られたのだそう。
レース編みのような、飴細工のような、陶器の花瓶のような、ウエディングケーキのような。

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高さ85メートルの鐘楼はジョットの設計。

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このあまりにも調和のとれた美しい塔は、当時「過去の芸術よりも完全なもの」と言われたらしい。
その言葉に納得。

教会の外を見て溜め息。
そして中に入っても溜め息。

床一面、大理石の幾何学模様。

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そして「丘のようだ」と例えられるあの赤い屋根のクーポラ。
内側から見るとどうなっているかというとー。

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「うっわあ~。」
「な~んだこれは!!」

イタリアに来て何回、ケンゾーと賞賛の溜め息をついてるだろう。

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上へ上へと吸い込まれるような絵。
クーポラの高さは91メートル。

「最後の審判」が立体的に描かれている。

平面的な一枚の絵を見ているようでもあり、今にも人が飛び出しそうでもあり。

自分が普段とらえることのできる、立体感や遠近感が壊される。

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ずーっと見ていたいけど、首が痛くなる。
下に鏡を置いてほしいなって思ったほど。

このドゥオーモ、夜になるとまた違う表情を見せる。
暗闇に浮かび上がる白大理石の壁と、丸いクーポラ、そして赤い十字架で飾られたモミの木。
考え抜かれて描かれた絵のよう。

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次にフィレンツェを代表する建物がこちら。
ヴェッキオ宮
こちらも1299年に着工されたとは思えないほどの巨大さとデザイン性。

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塔の高さはおよそ100メートル。
目を凝らして塔の上を見ると、ライオンがいた!

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もちろん、この建物の内部も華やか。
絵画や彫刻で埋め尽くすっていうのが、イタリアの美的感覚なのかな。
どこに目をやったらいいのかわからなくなる。

こんなのに比べたら日本の昔のお城ってものすごくシンプルに思えるよね。

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ここはフィレンツェ共和国の政庁でもあったところ。
内部には「五百人広間」なるものもあって、市民会議も開かれていたんだって。

いろんなところに彫刻がある。

「肉体」=「美しいもの」。
「人間はすばらしいのだ!」と褒め称えているよう。

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『地球の歩き方』が「フィレンツェNO.1の絶対おすすめ観光ポイント」として紹介している場所がある。

それは、街を貫くアルノ川にかかるフィレンツェ最古のヴェッキオ橋から見る夕焼け。

こんなにすばらしい建築物であふれ、ミケランジェロやダ・ヴィンチ、ボッティチェリの芸術作品を楽しめる美術館があるフィレンツェで、あの『地球の歩き方』が「NO.1」「絶対」「おすすめ」と最上級の3つの言葉を重ねて褒めちぎっている場所。

どんなにすばらしいところなんだろう。

期待で胸をふくらませ、夕方ヴェッキオ橋に行く。

さあ、みなさん、待ちに待った絶景はこちら!

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・・・これ?

たいしたことないんだけど。
がっかりだよー。

たしかにきょうは美しい夕焼け空じゃない。
でも、夕陽がきれいに見えたってもっとほかにいい場所はこのフィレンツェにいっぱいあると思う。

むしろヴェッキオ橋からの風景よりも、川岸からヴェッキオ橋を見るほうが雰囲気があっていい。

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ごちゃごちゃと小屋がついたこのヴェッキオ橋には、彫刻細工や宝石の店が並ぶ。
昔は、なめし革や肉屋さんが軒を連ねていたんだって。

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「異臭を放つ革や肉を売る店は宮殿近くにあるのはふさわしくない!」

臭い市場を嫌ったフェルディナンド1世が、1593年にこの市場を撤去し「宮殿近くにふさわしい」ように宝石店が並ぶようになったらしい。

楽しみだけでなく、生活も、生きることも。
すべてにおいて「美」が重視され、芸術で統制された街。
だからこそ今もその華やかさを失わず、世界遺産の街として訪れる人たちの心をとらえて離さない。

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さて、そんな花の都「フィレンツェの街」。
「星いくつ?」

「星、2つ!

限りなく3つに近い2つ。
「イタリアには全世界の文化財の4割がある」って言われてるけど、やっぱりすごい!!
大迫力の美に溜め息しか出てこないフィレンツェのドゥオーモなんかを目の当たりにすると、今まで他の国で見てきた世界遺産がたいしたことないように思えてくる。

星3つをあげたいところだけど、ここで星3つをあげたらイタリアのほかの世界遺産にも3つあげないといけなくなるので、星2つ。

いやあ~、イタリアすごいよ。
見くびっていました。

この街ではボッティチェリの絵画「春」やミケランジェロの彫刻「ダヴィデ像」など有名な作品も美術館で見ることができる。
美術好きの人なら1週間滞在しても足りないくらいだと思う。

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「人間ってすごいなあ~」「やっぱりほかの生き物とは違うなあ~」。
やまない人間の美への追求心。

美意識なんてないのに、この街の美しさに魅せられたイクエとケンゾーでした。
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ひと味違うカラフルなヴェネチア

2013.12.21 05:52|イタリア☞EDIT
スタイリッシュでおしゃれな国っていうイメージを抱いていたイタリア。
でも路上にぽんぽんゴミは捨てるし、喫煙マナーもかなり悪いし、「ヨーロッパッてこんなもん?!」とちょっとびっくりしているケンゾーです。

ヴェネチアに来たからには運河巡りをしないともったいない。
かといって名物のゴンドラは風情はあるけれどお高い。
そんな節約旅に便利な乗り物が「ヴァボレット」という水上バス。

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12時間から72時間までの時間券があって12時間券で18ユーロ。
まあ、それでもいい値段だけど、時間内は乗り放題なのでちょっとした移動にも便利。
これで本島から離れた小島にも足を伸ばすことができる。

さあ、船上からのヴェネチア巡りに出発!

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朝日に照らされたドゥカーレ宮殿と国立マルチャーナ図書館。
幾筋もの飛行機雲が青空を切り裂いている。

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こうして見ると、「海に浮かぶ」って表現がほんとにぴったり。
不思議な街だなあ。

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とても趣のある木製のアカデミア橋。
大理石の堂々としたリアルト橋とは対照的な素朴な味わい。

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車が入ることができないヴェネチアは運河が大動脈。
観光用のゴンドラから荷物の運搬までたくさんの船が運河を行き交う。

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でもやっぱりヴェネチアにはゴンドラがよく似合う。
1艘1時間で100ユーロくらい。
6人まで乗れるので言うほど高くはない、かな?

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117の島でできているヴェネチア。
島々の合間を縫うように177の運河が縦横無尽に流れている。

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そしてそれぞれの島を400の橋が繋いでいる。
まさしく「水の都」。

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これから運河巡りに繰り出す団体さんに遭遇。
いいねえ、ゴンドラから見る景色はひと味違うだろうねえ。
アコーディオンの演奏つきとは奮発したねえ。

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昔のゴンドラは金や銀などさまざまな色で装飾されていてカラフルだったそうだけれど、17世紀に華美贅沢が規制され黒一色に統一されたそうだ。
でも、これはこれでシックでいいよね。

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ヴェネチア本島からちょっと足を伸ばして、ブラーノ島という島に行ってみることに。
船上から遠くに雪を頂いた山並みが見える。
イタリア北部のドロミテの山々かな。

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船に揺られることおよそ50分、ブラーノ島が見えてきた。
なんだかカラフルな家がちらほら見え隠れしている。
ヴェネチアとはぜんぜん雰囲気が違うぞ。

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街中に足を踏み入れてビックリ!
家が赤、青、ピンク、緑と鮮やかに塗り分けられてる!

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ここブラーノは漁師の島。
漁師たちが霧が出ても遠くから自分の家を見分けられるようにとこんなカラフルな家にしたんだって。
ごつい漁師たちには似つかわしくないセンスだね。

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自分がここに住むなら、何色にするか。
そんなことをイクエと話しながら歩く。
この家の人は、オレンジ色が好きなんだね!

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とくに何もない小さな島なんだけど、絵本のようなメルヘンチックな街並みでとてもかわいい。
ヴェネチアはすぐそばなのにまったく雰囲気が違う。
のどかな漁師町。

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ヴェネチアに沈みゆく夕陽を眺めながら1日の船旅は終わりを迎えたのでした。

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観光地ではない 生きる街

2013.12.20 06:25|イタリア☞EDIT
イタリアでは口紅を持ち歩き、トイレに行くたびにつけ直すことにしたイクエです。
これまでの国では派手じゃないほうが現地に溶け込めてよかったけど、ヨーロッパでは逆にういちゃうからね。

物価が高いから来るつもりじゃなかったヴェネチア。
せっかくイタリアに来たから日帰りすることにし、そしてやっぱり1泊することにして島内にホテルを予約した。

ヴェネチアから少しはずれた場所に泊まるほうが安くすむけど、やっぱりヴェネチアの日常を感じたかったから、宿はヴェネチアのど真ん中。

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今はシーズンオフ。
そのおかげでヴェネチアの物価も安くなっている。
ホテルも朝食つきでダブルで30ユーロ。
ほかの観光都市のドミトリー2人分の宿泊費とほとんど変わらない。

島内のレストランはコース料理しかないって思い込んでたんだけど、けっこうリーズナブルな食事もできる。
レストランでピザやスパゲティーは7ユーロくらい。
サンドイッチやハンバーガーと飲み物のセットで6ユーロくらい。

シーズンオフならほかのイタリアの都市と物価は変わらないので、バックパッカーもヴェネチアを避ける必要はないんじゃないかな。

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ヴェネチアに庶民的なスーパーマーケットなんてないと思っていたけど、ちゃんとあるんだよね!

わたしたちのホテルの真ん前も「BILLA」っていうチェーン店のスーパーがある。
ほかにも「coop」というスーパーを見つけたよ。
こっちのほうがもっと安いからオススメ。

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イクエとケンゾーの楽しみは、スーパーで手に入れたつまみで部屋でお酒を飲むこと!
ボトルワインなんて1本2ユーロくらい(300円以下)から買える。
瓶ビールは1ユーロ以下。
あとはスーパーの総菜コーナーでオリーブやチーズ、生ハムをゲットする。

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おいしそうな生ハムを指差して「これを〇〇グラム!」と注文する。
生ハムは100グラムで1.2ユーロくらい。
生ハム、ビール、食パン、モッツァレラチーズで6ユーロ。

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お肉屋さんにこんなかわいいものもあったよ。
形にご注目。

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ブタを解体して、またブタを成型するという発想が・・・。

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道を歩く人たちは、観光客よりも住人のほうが圧倒的に多い。
団体のツアー客なんてほとんどみないし、ゴンドラに乗る人なんて珍しいくらい。

路地裏の、川に面した場所にあるゴンドラ造船場。

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シーズンオフの今、ゴンドラを造ったり修繕したり。

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観光用のゴンドラは高いけれど、対岸へ渡る船旅およそ1分のゴンドラは安く、現地の人たちが日常的に使っている。

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世界でも有名な観光地、ヴェネチア。
世界遺産の街、ヴェネチア。

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そして、当たり前のように昔から人びとが暮らしているヴェネチア。

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冬のヨーロッパって寒いし、日が落ちるのは早いけど、ヴェネチアにはこの時期に来てよかった。
観光客ばかりの街だと、なにか「造られたような街」って感じがする。

だけど、観光客の少ない今、ヴェネチアは生き生きしている。
そんなヴェネチアに予想外にハマってしまって、1泊のつもりが2泊、そして3泊することになった。

3泊ここで暮らしていると、迷子になりそうな路地も体で道順を覚えてしまうし、ヴェネチアで生きる人たちの生活リズムがわかってくる。

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早朝。
カナル・グランデ(大運河)のリアルト橋近くの船着場には、魚市場がたつ。

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アドリア海で獲れたつやつやした魚たち。
バタバタと動き、生きのいいカニ。
黒光りする小さな卵をおなかにぎっしりつめたエビ。
墨がついているイカも、パスタにいれたらすごくおいしそう!

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魚だけじゃない。
本土直送の野菜や果物が、船でこの島へと運ばれてくる。

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石畳の上に鮮やかな市が並ぶ。
「さあさあ、新鮮なフルーツはどう?」

「きょうの献立は何にしよう。」

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こんな絵に描いたような街にも、ラッシュアワーはやってくる。
大小100以上の島があるヴェネチア。
中心の本島を貫く運河を、人びとは船で移動する。
朝8時を過ぎるころ、出勤する人で船は満員。

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船着場に着いたとたん一目散に降りる人たち。
橋の上からその様子を見ていると、日本の通勤電車の様子を思い出す。

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ゆっくりと散策するのが似合う街。
だけど、地元の人はそうは言ってられない。
早歩きで職場へ向かう。
日本の都会の朝と変わらない。

狭い路地を観光客のスピードでゆっくり歩いていると、後ろが大渋滞。
みんなにあわせて早足で歩かなきゃ。

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路地に連なるお店も開店準備。
花屋さんも、商品を外に並べる。
きょうは何鉢売れるかな。

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朝のラッシュアワーが終わると、島はしばし平穏さを取り戻す。
ひなたに座って新聞を読んだり、橋の上で一服したり。

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これほどヴェネチアが似合う紳士がいるだろうか。

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美しい街ヴェネチアにだって「ゴミの日」はある。
下まで持っていくのが面倒くさいのか、上の階の人は紐でつり下げている。

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最終的にはゴミは船に乗せられて島の外へと運ばれていく。
この街にとっては、船は観光客の乗り物なんかじゃなく、ここに住む人たちの大切な足なのだ。

宅配業者ももちろん船。

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ちなみにヴェネチアの本島から船で5分のサン・ミケーレ島。
緑で囲まれたこの島全体が墓地として使われている。

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島で暮らすっていうのはけっこう大変。
温暖化の海面上昇で、街が水浸しになることも多い。

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それでも、ふるさとが好き。
ここが生まれたときからの生活の場所。

午後、通りから賑やかな子どもたちの声が聞こえてきた。
ホテルの窓から下をのぞく。

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そっかあ。
下校の時間だね。

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こんなにヴェネチアを好きになるなんて思ってもいなかった。

ツアー客であふれかえり、お土産屋さんばっかりの観光地だと思っていた。

だけどここには人の暮らしがある。

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息づかいがある。

この街は生きている。

中世の都市と今の人たちの暮らしが共存している。

だからこそ、この街にすっかり魅せられてしまった。

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きょうも、一日のドラマが繰り広げられたこの美しいヴェネチアという舞台に、夜の帳が下りる。

みなさん、おつかれさま。

そしておやすみなさい。

あしたもこの美しい街に、すばらしい朝が待っている。

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イタリア「ヴェネチア」☆☆☆ アドリア海の女王

2013.12.19 06:01|世界遺産 星いくつ?☞EDIT
濃い~やつをぐいっと気付け薬のように飲むエスプレッソよりも、邪道だと言われようがアメリカーノのほうが好きなケンゾーです。
エスプレッソは香りだけで十分かな。

街全体、というか島全体が世界遺産になっているヴェネチア。
日帰りのつもりが3泊してしまうほどこの街が気に入ったケンゾーとイクエ。
美しいこの街の魅力を写真メインでお伝えします。

まずは朝日を見るためにサン・マルコ広場方面へ。
そこには金色に輝く世界が広がっていた。

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白い大理石が淡いピンク色に染まっていく。
優雅な一日のはじまりだ。

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そしてここが「世界で一番美しい広場」と呼ばれているサン・マルコ広場
広場をぐるりと囲んでいる旧政庁と新政庁の建物はもちろんすべて大理石。
別名「大理石造りのサロン」とも呼ばれているゆえんだ。

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白い大理石とは対照的な赤いレンガで建てられた鐘楼。
シンプルな造りが逆に存在感を高めている。

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そしてこちらがヴェネチアのシンボルサン・マルコ寺院
エジプトから運ばれてきた十二使徒の1人、聖人マルコの遺体を祀るため9世紀に建てられた寺院だ。
金色の装飾とモザイクがとても美しいそうなんだけど・・・!
なんてこった!改修中でほとんど覆われてるよ!

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世界遺産って修復中がけっこう多いんだよね。
まあ、もともと古いものだから仕方ないけどね。
完璧な状態を見られることのほうが少ないと思ってたほうがいいね。

ちょっと残念だけど見どころのひとつ、5つのアーチに描かれたモザイク画は見ることができた。
これは聖マルコの遺体を運び出す伝説を描いたもの。

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火災のために何度か大幅に改修されてきたサン・マルコ寺院。
5つあるモザイク画の中でこれだけが13世紀のもので一番古いそうだ。
言われてみるとぜんぜん違うね。

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そしてこちらが寺院内部。
天井を埋め尽くす金色のモザイクに圧倒される。

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トルコのイスタンブールで見たアヤソフィアも昔はきっとこんな感じだったのかな。

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ただただ溜め息しかでない。
心を奪われるように上を眺めていたら首がおかしくなっちゃった。
首が痛くなること必至。

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これはドゥカーレ宮殿の裏側にある嘆息の橋
左側の宮殿で有罪判決を受けた者が、右側の牢獄へと移されるときに通った橋。
受刑者はこの橋から外を見渡し、この世に別れを告げ溜息をついたことからこの名前がついたそうだ。

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どこにカメラのレンズを向けても絵になるヴェネチア。
どこを歩いていても溜め息が出るほど美しい。

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作られた偽物には決して出せない本物の雰囲気。
ここを訪れると中世にタイムスリップすることができる。

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車やバイクが走ってないっていうのがいい。
のんびりとあてどなく歩くだけで満たされた気分に。
すばらしい街だ。

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ヴェネチアといえばゴンドラ。
最盛期には1万ものゴンドラがあったそう。
庶民の生活の足として使われていたゴンドラも、今は観光専用で500ほどを残すのみ。

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かつては厳しい世襲制だったゴンドラの船頭ゴンドリエーリ。
でも今は後継者不足なんだそうだ。

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サン・マルコ広場の対岸の島にあるサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会
「水辺の白亜の貴婦人」と呼ばれる美しい建物が見どころなんだけど、肝心の外観を撮るのを忘れてしまった!
内部も白を基調として気品あふれるつくり。

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ここでミラノで見逃した『最後の晩餐』を見ることができた。
もちろんレオナルド・ダ・ヴィンチじゃないけどね。
ティントレット作だって。知らんなあ。

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この教会の鐘楼に登ることができる。
サン・マルコ広場にある鐘楼は8ユーロとちょっとお高めだったので、ケンゾーとイクエはパスしていた。
ここも6ユーロと安くはないんだけど、どうしてもヴェネチアの街並みを上から眺めたくて登ることに。
はたして上からの眺めは・・・

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おおー、やっぱり上から見ても美しい!
サン・マルコ広場のドゥカーレ宮殿が白く輝いてる。

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いくら見ても見飽きない。
さすが「アドリア海の女王」。
時が経つのを忘れてヴェネチアの街並みを眺めていたケンゾーとイクエだった。

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さて、イタリア随一の観光地、夢の浮き島「ヴェネチア」。
「星いくつ?」

「星、3つ!

世界に名だたる観光地、ヴェネチアはやっぱりすごかった。
「物価が高いだろうし日帰りでもいいかな」なんて思っていたけど、けっきょく3泊もすることに。
時間とお金が許すならもうちょっといてもよかった。

シーズンオフで観光客は少なかったし、ホテルも安く泊まれたのはいいんだけど、せっかく見るならやっぱり夏場のほうがいいかも。
この時期は真昼でも太陽の位置が低いから建物が入り組んでいる街中はほとんど日が射さない。
全体的にちょっと薄暗い感じになってしまう。
陽が沈むのが早いので観光する時間も短くなるしね。

それでも運河と美しい街並みに酔いしれたケンゾーとイクエだった。
ただひとつ残念だったのはサン・マルコ広場の広告。
せっかくの美しい空間がこれでぶち壊し。

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これ、修繕のために組んである足場にでかでかと貼ってあるんだよね。
なんでこんなことするかねえ。
今回イタリアですごく気になったんだけど、ヴェネチアだけじゃなくてほかの修繕中の歴史的建造物にはだいたい広告がどーんと貼り出してあるんだよね。
お金がかかるのは分かるけど、雰囲気台無しだよ。
広告を出してる企業にとってもマイナスイメージだよね。
観光大国のイタリアだからこそ、お金と時間を割いて一生に一度訪れる観光客のことを考えてほしいな。
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尊敬すべき旅ブロガーと遭遇

2013.12.17 06:35|イタリア☞EDIT
酒飲みの夫につきあって毎日お酒を飲んでいるイクエです。
ワインがボトルで300円くらいだから、そりゃあ飲んじゃうよね。

今回のイタリアの旅。
ふたりの泥臭い旅におしゃれなイタリアなんて似合わないし、それに物価が高い。
だから短期間で旅をすることにしている。

そうなると行きたいところを絞らないといけない。
シチリア島は絶対だし、ローマはおさえとかないといけないし・・・。

そんななか悩んだのがヴェネチア
イタリア旅行では外せない場所だとは思うんだけど、わざわざ東のアドリア海まで行かないといけないから観光ルートからははずれてしまう。

それに物価も激高らしいし。

「ヴェネチアはもういっかあ」ってふたりの間では決めてたんだけど「やっぱりせっかくだから日帰りでもいいから行こう!」。

ヴェネチア

ミラノから一番安い直通のローカル線で18.35ユーロ。
イタリアでは交通費もばかにならない。
日帰りするのはかえってもったいない。
物価が高いのは心配だけど1泊することにした。

列車に乗って3時間半あまり。
ヴェネチアの島は、本土と橋でつながっている。

ヴェネチア1

橋の真ん中あたりまで列車が進むと、ヴェネチアの街が見えてきた!

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ヴェネチアに到着!
雰囲気のある歴史ある駅舎を期待してたんだけど、近代的な普通の駅で「なんだあ〜」とちょっと興ざめのイクエとケンゾー。

でも、駅を出た途端、やっぱりそこに広がっているのは期待通りのヴェネチアだった。

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やっぱりバックパックを担いでくるようなところじゃないね。
絵のような美しいヨーロッパの街並みに、ふさわしくないふたり。

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ヴェネチアは一大観光地なのに、土地が狭いのでホテル代が高いことで有名。
バックパッカーの泊まるような安宿は、ヴェネチアの島内にはほとんどない。
あってもドミトリーで1泊20ユーロくらいする。

多くのバックパッカーたちはヴェネチアの手前の街や、離れた島に宿を取る。

でも、せっかくだからやっぱりヴェネチアに泊まりたい!

ってことでインターネットの予約サイトでダブルで30ユーロとヴェネチアにしては格安のホテルを予約済み。

右の黄色い建物が1つ星ホテルALBERGO ALEX。

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ヴェネチアのど真ん中にあって、目の前には庶民的なスーパーマーケット。
立地はいうことなし!

建物は古いけど清潔で、オンシーズンのときはぐっと宿泊費は上がるんだと思う。

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バスルームは部屋にないけど、洗面台と便器っぽいのがある。
イタリアでは、この便器っぽいのがだいたいどこのホテルや家にもある。
便器と洗面台を足して2で割ったようなもの。

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ここでお尻を洗ったり、足を洗ったりするんだって。
日本人みたいに毎日シャワーを浴びる人は少ないようなので必需品なのかな。
でも、使い方がイマイチわからない。
ただ蛇口がついているだけなので、ここに座ってうまくお尻を洗うには技術がいるね。

ホテルはうれしい朝食つき♡
イランでは朝食つきのホテルなんて泊まってないし、朝食つきってだけで立派なホテルに泊まっているような優越感を覚える。
シーズンオフだから、客はわたしたちだけでゆっくり。

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「インスタントじゃないコーヒーだね!」
「こんなにいっぱいジャムがあるよ!」

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これにスクランブルエッグとサラダがつくのかな。

だけど待ってても、おかずがなかなか出てこない。
結局朝食のメニューはこれだけだった。
パン、コーヒー、ジャム、以上!

シンプルな朝食だけど、ここでゆっくりと朝を迎えるというのは贅沢だ。
結局ヴェネチアで延泊することに。
3泊決定 ♪
予想以上に素敵だよ、ヴェネチア。

日中も焦ることなくのんびり街歩きを楽しんだり、ホテルで休憩したり。

そして昼とは違う表情を見せるヴェネチアが、きょうもこれから始まる。

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時間を気にすることなく、夜のヴェネチアに浸れる。

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闇に浮かぶ夜の教会は、怖さと美をあわせもっている。

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サンマルコ広場にある旧政庁の建物。
何百と続く柱が奇妙な世界をつくっている。

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夕闇に溶け込むヴェネチアを見るのにふさわしい、リアルト橋
1557年にヴェネチア共和国がデザインを一般公募し、ミケランジェロも応募したけど採用されたのは別の建築家のアイデアだった。
大理石でつくられたこの太鼓橋は「白い巨像」とも呼ばれている。

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初日にここに来たときは、ちょうど夕暮れの時間だった。
中世を舞台にした映画の中にまぎれこんだような不思議な気分。
「うっとりする」っていうのはこういう感情なのかって実感。

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そんなおしゃれなリアルト橋の上で、日本人に話しかけられた。
けっしておしゃれとはいえない格好。
同じ匂いがする!!

「『ふたりでふらり』のブログやっているおふたりですよね!」

「はい、そうです。」

「わたしはWORLD RUNNERです。」

おお!!
 あのランナーさん!!」


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WORLD RUNNNERという旅ブログをやっている彼のことは前から知っていた。
もう3年半くらい世界をまわっているけど、まだ半周しかしていない。
だけど彼は人が行かないような場所にも行き、しっかりと旅をしている。
イラクのクルド人地区や聞いたこともないアフリカの国。

彼は「みんながあんまり行かないようなところに俺は行ってるんだぜ!」なんて大げさにアピールするでもなく、淡々と着実に世界をせめている。

日本人の旅人が集まっていたグルジアのゲストハウスで彼の話題になったことがある。
「彼はすごいよね!」
「アフリカもめちゃくちゃまわっている。
 ブログの情報も細かいし、旅人はあのブログに助けられている。」

「彼こそ、『世界一周ブログランキング』で上位になるべき人だ。」

旅人のなかで彼は尊敬されている。
そんなランナー君がわたしたちのブログにコメントをしてくれたときは、ケンゾーと「うおお〜。あのランナー君が!!光栄だねえ!!」って小躍りした。
コメントで何度かやり取りし、いつかどこかで会いたいなあとは思ってたけど、まさかヴェネチアで会うなんて。

秘境の国を旅する彼だけど、最近の彼のブログはヨーロッパ編だったから「ランナー君にはヨーロッパは似合わないな」ってなんだかおかしく思ってもいた。
そして同じくヨーロッパが似合わないイクエとケンゾー。

その3人がイタリアの、それももっともロマンチックなヴェネチアのリアルト橋に。
その状況に笑えてくる。

ランナー君とは、次の日いっしょにご飯を食べる約束をした。
もちろん、待ち合わせ場所はこのリアルト橋。

ロマンチックな場所で、再び出会った3人。
問題は何を食べるか。

「ディナーは運河を眺められるオープンテラスで優雅に」なんて到底似合わない。

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ランナー君も「ふだん、パンとチーズ買ってきて部屋で食べてますからね。」なんて言っている。
同じく!

かといって、3人でパンとチーズは寂しすぎる。
チョイスしたのはこのお店!

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そう!
まさかのヴェネチアで中華だよ。
ミラノでも和食だったから、ちゃんとしたイタリア料理を食べてない。
でも長旅をしているとやっぱり恋しくなるのは和食や中華。

この店はスープや麻婆豆腐、チャーハンなど一品料理で3〜5ユーロくらいだから、惹かれたんだよね。

といってもさすがのヴェネチア。
量がお上品すぎた。
3人でシェアしようとひとつだけ頼んだスープは、マグカップくらいの大きさだった。
それでも丁寧にスプーンですくって3人でわけたけどね!

食事の量はがまんしたけど、お酒はがまんできない。
10ユーロのボトルワインも注文。

すでにアフリカの旅を終えたランナー君。
今後の参考にするために、アフリカの話を聞くイクエとケンゾー。

「ねえねえ、アフリカ大陸ってどのくらいの期間があれば旅できるかな?
 アフリカを旅した人に聞くと、3〜4か月で大丈夫って聞いたんだけど。」


「いやあ〜」ともらし、首を縦にふらないランナー君。

ん? どういうこと?

わたしたちは、冬が終わるころにはアフリカに渡り、来年夏のスペインのトマト祭に間に合うようにアフリカの旅を終わらせようと計画している。

「半年みてれば、アフリカの旅はじゅうぶんじゃないの?」

「半年ですかあ・・・。
 おふたりのペースだと・・・無理でしょう。」


「半年じゃダメなの!?
 っていうか、ランナー君アフリカにどのくらいいたんだっけ?」


ランナー君の答えに、爆笑してしまった。

1年半です。」

1年半!?
いくらなんでも長すぎでしょ!

「何してんの、1年半も!
 アフリカにいすぎだよ!」


「うーん、何してたんでしょうね。
 一か所での沈没はしてなかったんですけどね。
 まあ、40か国くらい行ったんでそのくらいかかりましたよ。」


アフリカまわりすぎだよー!!

ランナー君からは半年でアフリカを半分まわって、来年の夏のスペインのトマト祭に参加して、そのあとまたアフリカに戻ってじっくりまわることを勧められた。

そんなことしてたら、世界一周に何年かかるんだろ。

ランナー君はこれからオーストラリアでワーキングホリデーをしてそのあとアメリカ大陸を旅することを予定している。
結局ランナー君、世界一周に10年くらいかかることになるんじゃないの?

イクエとケンゾーは人より遅いスピードで旅していて「もう少しピッチをあげないと」って思ってたんだけど、まさか「もっと時間をかけて」なんて言われるとは。

いやあー、なんか妙に安心して、変な自信がついたよ(笑)

お互いこれからまだまだ旅は続きそうだし、またどこかで再会しそうだね。

貯金をくずして旅しているので、長期旅行をするためには日々の出費を節約していかないといけない。
だから短期旅行者と1年間くらいの中期旅行者と、3年以上の長期旅行者では旅の金銭感覚が全然違ってくる。

物価の高いヨーロッパは、長期旅行者にはまったく優しくない。
だけど、お金なんてそんなに使わなくても、ほら、じゅうぶん楽しめる。

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このタイムスリップしたような美しい中世の街並みをただ歩くだけで。
夜空に冴える三日月を仰ぎ見るだけで。

こぎたないバックパッカーでも、ああ、ここに来て良かったって思えるよね。
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イタリア最初の食はまさかの!?

2013.12.16 05:47|イタリア☞EDIT
70日ぶりに酒が解禁になってほぼ毎日飲んでいるケンゾーです。
やっぱり酒がない生活はありえないなあ。

とうとうやって来ちゃったよ、イタリア!
貧乏旅行が身に染み付いちゃってるケンゾーとイクエが、はたしてイタリアを楽しむことができるのか?
しょっぱなは世界の流行の発信地、「ミラノ・ファッション」でおなじみのミラノ。
「これが最先端のファッションだ!」とおしゃれなファッションを紹介したいところだけど、あいにくケンゾーもイクエもファッションには疎いので(イクエは読者から服のセンスをダメだしされたしね)、ふつうに教会を中心に紹介していきま~す。

まずはミラノのシンボルドゥオーモ
ドゥオーモとは大聖堂のこと。
イタリアにはどの街にもドゥオーモがある。
九州の人にとってドゥオーモっていったら大聖堂じゃなくてKBCのドォーモ(限りなく100%の人が知っている深夜のローカル番組)だけどね。

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着工は14世紀後半、完成したのは19世紀初頭、じつに400年以上の時間が費やされたゴシック建築の傑作だ。
400年以上もかかってこれだけのものが完成したんだから、スペインのサグラダ・ファミリアなんてあと200年くらいはかけてもいいんじゃないかと思えてくるよね。

特徴的なのはニョキニョキと屋根から突き出ている尖塔。
青空を突き刺すかのように延びている尖塔の数は135本。
よく見るとすべての尖塔の先っぽに人の像がついている。

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いちど意識しちゃうと像ばっかりが目に入っちゃう。
偶像崇拝禁止だったイランとのギャップがものすごい。
同じ神様に祈りを捧げる場所なのに、こうも変わるんだね。

細かな装飾で埋め尽くされた外観と比べると内部はとてもシンプル。
でも迫力に圧倒される空間。
天井は見上げるほど高く、びっくりするほど太い柱がそそり立っている。

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色鮮やかに照らし出された大きなステンドグラスが美しい。
薄暗く重々しい雰囲気の空間にアクセントを添えている。

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ミラノ観光といえば、最後の晩餐は見逃せない。
言わずと知れた巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチの傑作だ。
世界遺産にも登録されているイタリアの宝。

『最後の晩餐』は美術館ではなく、「サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ」という教会にある。
見学には予約が必要らしいけれど、オフシーズンは予約なしでもいけるらしい。

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『最後の晩餐』は教会の左側にある修道院の食堂の壁に描かれている。
世紀の傑作が食堂にあるっていうのがスゴいね。
さあ、不世出の天才画家の作品が目の前に!

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・・・?
あれ?
イクエどうした?立ち尽くしちゃって。

なんとまさかの休館日!!
チーン。

月曜は休みなんだって。
なんてこった。
けっこうショックだけど「世紀の傑作だっていっても、実際に見たらふ~んって感じだよ」とか「意外と小ちゃくて、え~!こんななんだ?!って感じになるよ」とお互いに慰めあうケンゾーとイクエ。

あとでヴェネチアで会った人に聞いたら、けっこう大きくて迫力があって見せ方も凝っていてかなり良かったらしい。
しょうがないね、老後の楽しみにとっとこ。

ちなみに教会の内部はこんな感じ。
白を基調としていて明るく開放的な雰囲気。

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教会内にも最後の晩餐に負けないくらい古い絵がたくさん描かれているんだけど、ちょっと変わったものを発見。
壁に下書きがそのまま残ってた。
なんだか漫画の下絵みたいでおもしろいね。

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さあて、お待たせしました!
2か月イランを旅してからのイタリア上陸。
パスタ、ピザ、生ハム、チーズとグルメが満載のイタリアでケンゾーとイクエは何を食べたのか?!

数あるレストランの中からチョイスしたのはこちら、「レストラン189」。

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何屋さんかと言いますと・・・日本食だー!笑
いやね、そりゃもちろんパスタとかピザも見て回ったんだけどね、日本食の誘惑には勝てなかったんだよね。

「イタリアのレストランは高いだろうなあ」って思ってたんだけど、ミラノはほとんどのレストランが『HAPPY HOUR(ハッピーアワー)』システムを設けてて思ったよりもリーズナブルな店が多い(もちろん今まで旅した国と比べるとバカ高いけどね)。

ミラノのハッピーアワーは特徴的で、アルコールが1杯とおつまみ系の軽いビュッフェがついている。
おつまみ系といってもパスタやピザ、サラダなんかもあってお腹を満たせる。

そのなかでもこの店はアルコールと盛りだくさんのビュッフェのほか、なんと寿司がついてくる。
しかも値段はユーロ!
イタリアで7ユーロって破格だよ!!

普通ミラノで7ユーロっていったらサンドイッチとコーラのセットくらいしか食べられないから。

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しかも寿司はなんちゃってじゃないよ、ちゃんと握りだよ。
これ見てよ、これが1人ずつ出てくるんだよ。

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ね、ちゃんと寿司になってるよね。
醤油もキッコーマンだし、ワサビにガリまでついてくる。
久しぶりの寿司はうまかったなあ。

店のオーナーは日本人じゃなくて中国人。
だからビュッフェのメニューは和食っていうよりも中華って感じ。
でも料理は20種類くらいあるし味もいい。
酢豚やチンジャオロースみたいな炒め系から麺類やチャーハン、唐揚げに餃子やしゅうまい、お団子やフルーツまで。

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嬉しかったのが、みそ汁と枝豆があったこと。
至福の時間だったなあ。

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この店はほんとにオススメ。
1ドリンクのワインもグラスじゃなくてミニデカンタでくるから3杯分くらいある。
これで7ユーロだったら大満足。
(ティチネーゼ門から北上し、サンロレンツォマッジョーレ教会の近くにある)

ホールを任されていたスタッフの男性がとても気さくで愛想が良かった。
この店はオーナーも従業員もほとんど中国人なんだけど、彼はフィリピン人。

想像以上にイタリアには、外国から働きに来ている人がたくさんいる。

フィリピン人の彼はきっと働き者でお客さんからも好かれるから、中国人のお店だけど出世してマネージャーのような立場になったんだろうね。

彼の人柄に惹かれたし「また今夜もあの寿司を食べに行こう」って話しながら次の日観光していたら、ドゥオーモの前の人込みでばったり彼と出くわした!

お互いうれしくてびっくりして、彼も「ちょうどふたりが店に来たことを妻に話してたところだったんだよ!」って。

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結局、この日も彼の店に食べに行った。

さて、このドゥオーモ。
夜にはライトアップされて昼間とはまた違う表情を見せてくれる。
いやあ、これが世界遺産じゃないってんだから、どんだけイタリアレベル高いんだよ。

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昼間以上に人の像が目につく。
いったい何体あるんだろう?
3000体くらいはあるんじゃないかな。
「人間万歳!!」って感じだね。
首だけのは不気味だけどね。

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あしたは一大決心して行くことに決めたヴェネチアをお届けします。
世界に誇る観光都市ヴェネチア、実際はどうなの?
そして、あのブロガーとまさかの遭遇!
お楽しみに!!
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スカーフ取って、路チュウ♡

2013.12.15 06:18|イタリア☞EDIT
交通費もばかにならないので歩ける距離は歩くようにしているイクエです。
節約のために歩いて都内を移動していた学生時代並みだわ〜。

2か月満喫したイランの旅もこれで終わり。
次の目的地はイタリア!

ヨーロッパって物価が高いし、年寄りになってからでも旅行できるし、どんな国だか想像できるからあえて今回行かなくてもいいかなあとも思ったんだけど行ってみることにした。
まあ、イタリア行きを決めたのは航空券が安かったってのが大きいんだけどね。
イランのテヘランからイタリアのミラノまで、トルコ経由のペガサス航空で全部あわせて1人1万5000円もしないの。
安いでしょ!!

それにイタリアにはケンゾーが行きたがっている。
正確に言うとイタリアのシチリア島に。
映画『ニューシネマ パラダイス』や『ゴッド・ファーザー』の舞台になったところらしい。
(「『ゴッド・ファーザー』見たことない」ってケンゾーに言ったら、『北の国から』のときみたいに驚かれてあきれられた。)

イランを出るのは名残惜しいけど、イクエにとっては待ち遠しくもある。
なぜなら・・・。

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2か月間のスカーフ生活が終わるから!!

スカーフをずっと被るっていうのは予想以上に煩わしいよ。
暑いときは首にアセモができそうだし、汁物食べるときは汚れそうだし、夜行バスのなかでさえもずっとかぶっとかなきゃいけなくてくつろげないし、ホテルで部屋の外のトイレ行くときもわざわざつけないといけないし、共用のバスルーム使ったあともびしょびしょの髪のうえにスカーフをつけないといけない。

空港でパスポートに出国のスタンプ押された時点でスカーフ取りたい!って思ってたんだけどみんな被ったまま。
でも、飛行機に乗った途端ほぼ全員の女性が「待ってました」とばかりにスカーフを取った。
そもそもトルコの航空会社だから客室乗務員の人たちがスカーフ被ってないしね!

今度イランに来るときはぜひこのスカーフの強制が撤廃になっていてほしいな。

乗り換えのためにトルコのイスタンブール空港に降り立った。
イクエとケンゾー、「うお〜」って感動しちゃったよ。

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「そっかー!もうクリスマスか」って飾り付けを見て実感。
イスラム教のイランではクリスマスなんて感じる機会なかったから。

そして「おー!スタバだ! バーガーキングがある!」って。
経済制裁を受けているイランには外国のファストフード店がなかったから。

女性はセクシーで好き勝手なファッションをしているし、なんてったって男女が公然といちゃついている。

「ちょっと!あそこあんなにいちゃついてるよ!!」と大興奮のイクエとケンゾー。

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トルコの空港ごときで、こんなに興奮してたらイタリアどうなるの。
そう思ってたけど、やっぱりイタリア自由すぎるよお〜。

もちろん路チュウだってアリなわけです。
こんなおじさん?、いやおじいさんでも堂々と。

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ちなみに女の子は若かった。
ZARAの袋持ってたから、何か買ってあげたんだろうね。
人生謳歌してるね(笑)。

そしてびっくりしたのが、犬が自由すぎるってこと。
ペットNGの場所なんてないんじゃないかな。

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まるで散歩させるかのように地下鉄のホームや車内を普通に歩かせている。
小型犬だけかと思ったら、大型犬もいっぱい見かけた。
洋服屋さんやカフェやレストランでも店の中を走り回っている。

日本だと「こんなところに犬なんか連れて来て」って不快に思う人が多いと思うけど、イタリアでは誰もそんなこと気にしないみたいなんだよね。

ミラノでは路面電車が街中を網羅している。

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もちろんこの車内も自由で、女の子たちがワイングラスを持ち込んでお酒を飲んでた。
だーれも注意しようなんて思わない。

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大道芸人もよく見かける。
ただこうやって空気椅子をやってるだけの人。
写真撮られてお金を入れてもらってる。

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「ミー ミー」って甲高い声が響いてたから猫でもいるのかと思ったら、男が赤ちゃんの格好をして赤ちゃんの泣きまねをしていた。
ずーっと。
ただ泣くだけ。

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日本だと「あんなの見てはいけません」ってなりそうだけど、イタリア人は笑ってお金をいれてあげるんだよね。

そんなイタリアだけど、たまに「セコい」ところがある。
たとえば、スーパーで買い物したとき1ユーロごまかされておつりを渡されたり、おつりの小銭にユーロじゃなくてイギリスのポンドを混ぜられていたり。
インドでの処世術を思い出すくらいセコいのよ。
おおらかなイタリア人だから「多少だまされてもいいか」って許すから、このセコさが蔓延してるのかも。

泊まった宿もひどかった。
イタリアではインターネットの予約サイトを使ったほうが安く泊まれるって聞いてたから、「HOSTELS.COM」でミラノの「Euro Inn」ってホステルのドミトリーを予約。
1人5ユーロでイタリアにしては破格の値段だったし、税金もサービス料もこの値段に含まれていて朝食つきって書いてあったから。

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いざホテルに着くと、宿泊費5ユーロのほかに税金1日1.5ユーロ、シーツとタオル代1日2ユーロを請求された!
そして朝食も無しって言われる。

「予約サイトには朝食込みで税金も含まれてるって書いてあるのに!」って抗議すると「それはホテル側の問題ではなくてHOSTELS.COMが勝手に書いているからそっちに文句言って。」って言うんだよ。
「あなたたちがここに泊まりたくないなら泊まらなくてけっこう。ほかの宿を探して。」って堂々と淡々と言うんだよね。
まるで毎日お客さんにそう繰り返してセリフを覚えてるみたいに。
(実際、同じ部屋のオーストラリア人も抗議して同じこと言われたって言ってた。)

「ほかの宿へどうぞ」って言われてもこっちとしては重い荷物もって地下鉄乗り継いでホテルまでたどり着いてるし、前金もカードで払ってるしどうしようもない。
それを相手は見透かして堂々と言っている。
確信犯。

2人分のドミトリー2泊で予定ではあわせて20ユーロ。
だけど結局34ユーロになった。
およそ2000円も余分に払うことになった。

シーツ代とタオル代は日数分請求されるのに、タオルもくれないし、シーツも取り替えてくれないの。

このホテルはこれまでの旅行でワーストのホテルにランクイン。
宿のスタッフの対応が悪いと、外出先からホテルに戻る足取りが重くなるよね。
「ああ〜、あの笑顔なんてまったくない嫌な喋り方で監視するようなスタッフがいるレセプションの前を通りたくない」ってなる。

ミラノの宿選びは大失敗に終わったけど、街歩きは楽しい ♪
石畳の道も多くて、狭い道が歴史ある建物の間を縫うように通っているミラノ。
小回りのきく車が便利なようで、1人や2人乗りの小さな車を使っている人も多い。
路上には電気自動車や電気バイクの充電スポットも。

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巨大ツリーの飾り付けも始まっている。
日本ではほとんど偽物だけど、イタリアでは本物のモミの木にこだわる。

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子どものころ、うちの母親も本物のモミの木にこだわっていて背の高さくらいのモミの木が玄関にあった。
毎年クリスマスシーズンになると飾り付けするのがワクワクして楽しかった。
だから「あの飾り付けやってるおじさんたち楽しそうだね♡」ってケンゾーに言ったら「楽しくないやろ。寒いし、おっさんたちはただの仕事ってしか思ってないやろ」って。
まあ、そうだよね・・・。

こんな店もあった。
このブランド知ってる?

「Superdry 極度乾燥(しなさい)」

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海外でたまに「Superdry極度乾燥(しなさい)」って大きくデザインされた服やバッグを持ってる外国人をみかけるたびに、「変なの〜」って思ってた。

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ちゃんと専門店もあるし、アイテムもたくさんあって人気のブランドみたいだね。
日本のブランドって信じてる外国人多いだろうね。

で、こっちはかわいい靴屋さん。

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気づいた?
ショーケースに並んでいるのは靴じゃないんだよね。
実はチョコレート。

サイズも靴と同じくらいで、買ったら靴の箱みたいなボックスに入れられる。
でも、本当の靴よりも高くつくかも!!

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ミラノコレクションも有名だし、イタリアでもオシャレが多いミラノ。
そんなミラノでケンゾーまさかのお買い物。

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冬のヨーロッパでは必需品のマフラーをお買い上げ。
毎日着ているユニクロの黄緑のダウンにも合うし、なかなかいいんじゃないですか?

おいくらでしょう?

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気になるお値段は1ユーロ
安い!!
いい買い物したね!

つづきましてはミラノの観光地をパパッとご紹介していきましょう。

まずは平和の門。
1807年、ナポレオンの凱旋のときに建てられた門。
ナポレオンかあ・・・。
イタリアでは街を歩いていると、歴史で習った人にちなんだ建物にばんばん出くわす。

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正面から見ても、横から見ても、下から見ても。
華やかで美しい。

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おつぎは1466年に完成したスフォルツァ城。
四方が塀で囲まれていて、四角や丸い珍しい形の塔がそびえている。

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500年以上前につくられたものなのに、斬新でオシャレ。
それもそのはず、設計にはあのレオナルド・ダ・ヴィンチが加わっている!
ここでも、歴史上の人物が登場かあ。

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この城にはおそらくミラノ公国の紋章だったと思われるマークがいろんな場所に掲げられてるんだけど、なんか笑えるんだよね。
どういう意味が込められてるんだろう。

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街の中には広くて静かな公園が広がる。
都会にいることを忘れてしまう空間。
ただ歩くだけで癒やされる。

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イランにはこんな場所はなかったなあ。
街の中ではいつもクラクションが聞こえていたし、排気ガスもひどかったし、常に人の視線を浴びていたし。

ミラノではかなりの距離を毎日歩いてるけど疲れないのは、こんな穏やかな場所があるからかもしれない。

ゆったりした心で、美しいものに浸りながらマイペースで歩けるっていうのは、とっても大切なことだなあってしみじみと感じた。

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イタリアって、歴史ある立派な建物が普通に街の中にあって、ただ歩くだけで楽しいんだよね。
足を止めて見上げて「うわあ すごいなあ〜」「なんて美しいんだろう」「よくこんなのつくったな」ってため息をもらす。

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このアーケード街は1877年に造られたヴィットリオ・エマヌエーレ2世のガッレリア。
床はモザイクのタイルでデザインされ、横には華やかな建物がそびえ、上には曲線と直線のフォルムが美しい天窓。

街全体が芸術品。
それがイタリア。

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ここの床のモザイク画の上で、かかとをつけたまま一回転すると願いが叶うらしい。
イクエとケンゾーもトライ。
きっといいことあるよ!

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でもここの床のモザイク画、ちょっと滑稽なんだよね。

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建物の壁に施されている彫刻のポーズも気になるし。

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この男の人が胸を恥ずかしそうに隠しているポーズ、ほかの場所でも見つけた。
こっちのは、アソコも押さえてるけど。
なんか意味があるのかな。
というか、果たしてこの彫刻があったほうがいいのだろうか。
こんな家には住みたくないな。

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ミラノの街は夜もライトアップされてきれい。
あのアーケード街は昼よりもますます壮麗に見える。

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イランとの振り幅が大き過ぎるミラノの街。
おしゃれで物価も高いここで、薄汚い貧乏バックパッカーのイクエとケンゾーはやっていけるのかな。
美しいものも見たいし、美味しいものも食べたいし。

ミラノでのディナーは、パスタ? ピザ?
いやいや、まさかのアレだった!
すっごくいい場所見つけてさあ〜。

何を食べたかは、あしたお伝えしま〜す ♪
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旅したイラン こんな国 

2013.12.14 06:25|中東☞EDIT
イランには10/3~11/30まで58泊59日滞在しました。
あまりにも楽しくてビザを延長。
まるまる2か月旅したイラン旅を振り返ります。

◇旅の費用はいくら?

イランでいくら使ったのか発表します。
 
交通費           7,702,000リアル
外食費           6,835,000リアル
その他のフード・ドリンク  2,383,000リアル
宿泊費           7,770,000リアル
観光費           1,690,000リアル
雑費           14,779,000リアル

合計  41,159,000リアル(1リアル=0.0032円)
約2,232円/1日2人で

安い!!
さすがにバングラデシュには及ばないけどインドと同じくらいかな。
カウチサーフィンに初挑戦してホテル泊が半分の日数で済んだのが大きいね。
あと交通費が安いのが助かった。

カウチサーフィンをしないでふたりで旅するとしたら宿代は高くても1泊1000円、ご飯は3食で1000円、観光や移動費で1000円。
1人旅の人は1日2000円見積もれば、じゅうぶんじゃないかな。


◇移動手段はこうでした

イランはバスだろうが列車だろうが移動費がとにかく安い!
これは石油産出国だからこその恩恵。
なんたってガソリン1ℓが7,000リアル、21円だからね。

なかでも長距離バスはかなり快適 ♪
ノーマルバスとVIPバスがあるんだけど、ノーマルでもけっこうクオリティは高い。
VIPは飛行機のビジネスクラス並みの快適さ。
座席は広くて後ろを気にすることなく倒せるので長時間でも苦にならない。
VIPといってもノーマルと100円くらいしか違わないのでお得。
ジュースやお菓子のサービスもけっこう楽しみなんだよね。
いちばん高かった長距離バスがシーラーズ ~ エスファハーン間で210,000リアル(670円)。

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街中の路線バスが2,000~5,000リアル(約6円~16円)くらい。
テヘランのメトロは1回券が4,000リアル(約13円)、2回券だと6,500リアル(約20円)。
マシュハド ~ ヤズド間の寝台列車が427,000リアル(約1366円)。


◇こんなお宿に泊まりました

イランではカウチサーフィンを利用することが多かった。
カウチを利用するときは、いつも手土産として箱入りのお菓子を持っていった。
(バックパッカーだと「ただで泊めてもらいたい」ってケチりたくなるけど、手土産くらいはもっていったほうがいい。
小さな商店やバスターミナルでも箱入りのお菓子は買えるし、そんなに高くない。
宿代や食事代、車代が浮くと思えば全然高い買い物じゃないので、ぜひマナーとして手土産を!)

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ホームステイのほか寝台列車やバスにも乗ったので、ホテルに泊まったのは25泊。
宿代の平均は1泊ふたりで995円。
インターネットの規制があるイランでは、Wi-Fiつきのホテルでも遅すぎて使いものにならないことが多いので、宿を探すときはWi-Fiつきにこだわらず安い宿を探した。
インターネットはネットカフェで1時間15,000〜20,000リアル(約50円)でできる。
現地人が利用するような安宿に泊まることが多かったけど、英語は通じなくても宿のスタッフがみんな優しくてフレンドリーで嫌な思いをすることはほとんどなかった。
現地人が利用する安宿はなぜかチャイ屋か食堂を兼業しているところが多くて、食堂の奥にホテルの部屋がある。
「HOTEL」って言う英語の看板はないけど、その辺の人に聞けば連れて行ってくれるし、代わりに値段交渉までやってくれることも。

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◇これが一番うまかった!

ケンゾー 「ケバブ」
イランではレストランよりも家庭料理のほうが種類も豊富でおいしい。
あえて外のレストランで食べられる料理のなかから選ぶとすると、ありきたりだけどケバブかなあ。
一口にケバブと言ってもたくさんの種類がある。
そのなかでも、ラームサールで食べた「キャバーベ・トルシュ」がピカイチだった。
肉はたぶんヤギか羊でザクロやクルミで作ったタレに漬け込んである。
ちょっと甘酸っぱい味が肉にしみ込んでて、噛むたびにジュワーっと口の中に広がるんだよね。

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あと意外とはまったのが、ケバブに付いてくるバターライス。
アツアツのご飯とバターの相性はバッチリ。
ご飯の真ん中に穴を開けてバターを閉じ込めて、溶けたバターを米に絡ませる作業が好きなんだなあ。

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イクエ 「肉のリンゴ煮」
ゴルガーンでホームステイしたメヒディが「イラン料理で食べたことないのをふたりに食べさせたい」ってことで、わざわざ離れて暮らすお母さんに頼んで作ってもらった。
リンゴと煮たお肉は柔らかくて甘酸っぱくて、イラン風「角煮」といった感じ。
ご飯との相性もバッチリ。
このほかにもイラン料理は果物を隠し味に使うものがあって、それは全部おいしかったなあ。
和食は砂糖やみりんを多用するけど、イランでは果物の甘みや酸味を活かすんだよね。

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◇おすすめ!!一番良かった場所

ケンゾー 「ゴルガーン」
世界遺産や観光スポットがたくさんあるイランなんだけど、印象に残ってる場所って言ったら見どころがないゴルガーン。
メヒディ・ソミと過ごした日々がいちばんイランで楽しかったなあ。
出会ってすぐに昔からの友人みたいに気の置けない仲になった2人。
いっしょに過ごした時間は、まったく飾ることなく素の状態で過ごすことができた。
2人に会いにまたイランに行きたいな。

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イクエ 「ヤズド」
ケンゾーと同じく、今回の旅では観光よりも人との触れ合いのほうがおもしろかった。
だから「どこがいい?」って聞かれて、ほかの人が気に入る場所とは限らないので答えに困ってしまう。
各地で素敵な出会いを経験した身としては、どこかひとつを選ぶのは難しい。
なので、あえて「観光するとしたら」という観点からお勧めする場所はヤズド。
土壁の家が連なり、美しいモザイクのモスクがあって、まわりは砂漠で・・・。
イメージ通りのペルシアのオアシス都市。
観光都市のシーラーズやエスファハーンやマシュハドは都会だけどヤズドは街の規模は小さくて街歩きも楽しい。
ローカルな人たちも利用する安宿じゃなくて、ツーリスト用のゲストハウスも多いし、イランで沈没するならこの街かも!

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◇ふらり ゆるり イランの感想は?

ケンゾー
いやあ楽しかった!!
出会う旅人から「いいよ、イランは」っていう話はよく聞いていたけど、予想以上によかったなあ。
なにがいいって、イラン人のホスピタリティはすごいよ。
路上で会っただけの高校生が「あなたたちはゲストだから!」って言ってチャイをご馳走してくれたり、タクシー代を払ってくれたりするからね。
もちろんお金なんかは関係なくて気持ちの問題。
「イランに来てくれてありがとう!」「イランを好きになってね!」「とにかくもてなしたいんだ!」っていう気持ちがバンバン伝わってくる。

たしかに「チ◯、チョ◯、チャ◯」と中国人に対する罵声を投げかけられることは多い。
それがイヤでイランを嫌いになる旅人が多いのも事実。
ケンゾーとイクエも何度も言われたし、正直いい気分ではない。
でも圧倒的に大多数の人はフレンドリーで紳士的。
がんばって無視しよう!

イラン人は「自分たちの国が特殊である」っていうことを自覚しているし、「世界から自分たちの国がどう思われているか」をけっこう気にしている。
日本ではどうしてもネガティブな情報ばかりが報道されるので、ぜひイランに行ってイランの実態を見て触れて感じて欲しいな。
きっとイランに対するイメージがガラッと変わると思う。

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イクエ
イランは「観光」よりも「交流」を期待して旅したほうが断然楽しめる!
イスラム建築を見たいならウズベキスタンが立派だし、砂漠を体感したいならほかの国でも味わえる。
食べ物も特においしいってわけではない。
でも「もてなし度」って観点では世界でも類を見ない国。
バングラデシュの再来かって思った。
それに騙されたり値段をふっかけられたりすることもほとんどないし、交通網は発達しているし、道路も整備されていてトイレはどこにいっても清潔だし、ほしいものはだいたい買えるし「先進国」と言ってもいいんじゃないかと思えるほど。
旅行はとてもしやすい。
困ったときは誰かが必ず助けてくれる。

「お茶飲まない?」「いっしょに遊ぼう」って誘いを受けたらお言葉に甘えてみて。
きっといい思い出ができるから。
(たまたまバケーションでシーラーズを短気旅行していた日本大使館の職員と出会ったんだけど、イランでも最近は強盗や盗みも多くて日本人もけっこう被害にあってるって言ってたので、油断は禁物だけど。)

じろじろ見られたり、「やーい!中国人め」ってからかわれたりするのはしょっちゅうだけど、寛大な心でやりすごそう。
街を歩いていたとき、高校生ぐらいの女の子の集団にじろじろ見られて笑いながらはしゃいで、何かからかわれたように感じたから、ちょっと煩わしくて嫌だなって思ったことがあったのね。
そのときいっしょにいたイラン人の友だちが「彼女たちは『うっわ〜!カワイイ〜!!なんてカワイイ人たちなのっ!!』って大騒ぎしてるんだよ。」って教えてくれた。
だから女の子たちに「ハロー!」って笑顔で言ったら、すごく興奮して喜んでくれた。
顔の彫りの深いイラン人からしたら、日本人の顔はまだ完成してない赤ちゃんのような顔だし小柄だし、見慣れない外国人だし、とても新鮮に写るんだろうね。
だから「からかわれた」ように感じても、相手は英語がしゃべれなくて本当はかまってほしいなって思ってるのかもしれない。
イラン人にニコッとしたら、そこから親睦が生まれるよ!

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ホームステイNO1の国

2013.12.13 07:59|世界でホームステイ☞EDIT
やっぱり寿司のネタではサーモンが一番好きなイクエです。

イランの2か月間の旅もこれで終わり。
イラン旅の醍醐味は「イラン人との出会い」だった。

ホームステイをしたり、いっしょにご飯を食べたり、お茶に誘われたり、車で案内してくれたり。

そんなイランの旅はここから始まった。
イラン入国3日目。

お金を両替したいなあと銀行をさまよっていたとき声をかけられたのがフェリーバ。

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「こんな街で外国人、それも日本人に会えた」ということだけで大興奮のフェリーバ。
突然「うちにお茶飲みに来て!」と誘われ「特に予定もないし、楽しそうだから」という理由で彼女についていくことにした。

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家族全員英語を話せないので、インターネットの翻訳サイトを駆使して会話。

結局「お茶飲みに来て」から「昼ごはんもいっしょに」となり、最終的には「きょうはうちに泊って!」となった。

イラン初めての家庭料理はおいしかった♡

「もっと泊って」と言われたけどまた会うことを約束してさようなら。
いつか再会の約束を果たせたらいいな。

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イラン2回目のホームステイはタブリーズのサイード邸。
ふたりにとっては初めてのカウチサーフィンだった。
サイードは歯科医師、奥さんもお医者さんで、奥さんのお母さんは裁判官。
視野が広く自由な考えを持っている家族で、閉鎖的なイランにもこんな人たちはいるんだって思った。

イクエとケンゾーの結婚6周年の日だと知ったサイードはわざわざケーキを買ってくれてお祝いしてくれた。

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サイードのお母さんは料理の先生をやっていておいしいイラン料理をごちそうになり、サイードの弟たちも優しくて「こんなにもてなされていいのかな」という贅沢な滞在だった。

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カウチサーフィンで「ぜひ会いたい」ってメッセージをもらったけど、時間がないからと断っていたのが女子大生のマフブーベ。
そんな彼女は街を歩いていたイクエとケンゾーを見つけ出し、まさかのご対面。

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結局彼女の家にもホームステイ。

イスラム教の戒律が厳しいイランで、若い女の子はどんなことを思い生活しているのか。
等身大の女子大生の話に興味津々だったイクエとケンゾー。

別れた後も彼女はわたしたちとの再会を望み、何度かわたしたちの移動先に駆けつけ合流しようとしてくれたけど、列車のチケットが取れなかったり大学の授業の日程と重なったりして結局実現できなかった。

またどこかで会えたらいいね♡

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イランで無謀にも自転車旅をすることにしたイクエとケンゾー。
ハイウェイの上り坂を息を切らせてノロノロ走っていたら、一台の車がとまった。
車を運転していたのはモハンマッドレザー。
彼は「ふたりをサポートしたい!」と訳のわからないことを言ってきた。

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ノロノロのわたしたちの後ろに車でぴったりついてきたり、前を走って先導したり。

結局その日は彼の家に泊まることに。
家におじゃまし、なぜ彼が自転車をこいでいたわたしたちに興味をもったかが判明。
彼はサイクリストだった!!

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彼の友だちもいっしょに夜のドライブに行ったり、おねえさんの家庭料理をご馳走になったり。
結局イクエとケンゾーの自転車旅は3日で終わったけど、自転車旅に挑戦したからこその出会いだったな。

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自転車でイクエが転んでケガをしたときにヒッチハイクしたのがアリーさん。
車で4時間のタブリーズまで自転車ごと運んでくれた。
イクエを落ちつかせるためか、おいしいレストランに寄ってごちそうしてくれたり、紅茶をいれてくれたり。

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そのときは何も考える余裕はなかったけど、時間が経つほどあの時の優しさが身にしみてじんわりしてくる。
アリーさん、本当に感謝しています。

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ホームステイはしなかったけれど、仲良くなっていっしょに過ごしたのがババックとマリアン夫妻。
ラシュトの小さなネットカフェのオーナー。
インターネットをしていたら「あしたいっしょに出かけよう!」って誘われた。

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やる気満々で、朝6時にホテルまで車で迎えに来てくれた。
いっしょにハイキングをして古い城塞を見たり、友だちカップルも合流してマースレーというイラン人に人気の高原の村に行ったり。

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つぎの日は、ババックおすすめのとっておきの食堂につれていってくれた。
ラシュトの名物の煮込み料理は格別においしかったし、愛車でバスターミナルまで送ってくれた。

ババック!会えてうれしかったよ!!

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イランの首都テヘラン。
1泊目はカウチサーフィンのホスト、ハッサンにお世話になった。

有名な観光地に行ってないのに、たくさんのイラン人と遊んだりホームステイさせてもらったりしていたので、すでにイラン滞在1か月になろうとしていた。

ビザの延長手続きにハッサンは同行して手伝ってくれた。
わたしたちのことを気に掛けてくれて、申し訳ないくらい何から何までやってくれた。
ハッサンには「外国人をお世話する使命感」のようなものを感じた。

ハッサンの家には1泊しかしなかったけど、1週間後にまたテヘランに戻ったときに再会してケバブをごちそうしてくれた。
何から何までほんとうにありがとう。

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テヘラン2回目のホームステイは、若い精神科医のアザールの家。
彼氏のモーゼといっしょに市場を案内してくれた。

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1週間後に実家のシーラーズへの引越しを控えていたアザール。
病院を開業して、モーゼといっしょになることを計画している。

大変だと思うけど、ぜひ夢を叶えてね。

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カヒムシャフルでお世話になったのは、カウチサーフィンで知り合ったザフラ。
親戚みんな歌や踊りが大好きで、イクエとケンゾーもリクエストにお応えし踊りを披露するはめになっちゃった。

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ザフラといっしょにザフラの親友の家にも泊った。
ここの家庭料理はニンニクがきいていて、炒め物がおいしかったなあ。

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ザフラの家でお茶を飲んでいるといつも自然と誰かが歌い、踊りだす。
イラン北部の人たちの慣習らしく、陽気な家族だった。

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ゴルガーンでの1泊目はカウチサーフィンのモハンマッドの家。
親が決めた相手、しかも親戚同士で結婚したのにラブラブなカップルだった。
爽やかな2人を見てると「お堅いイランでもこんな楽しそうな新婚生活ができるんだ」って思った。

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モハンマッドとは、イランを出国する前日のテヘランの街頭でばったり再会した。
この日、たまたま買い出しにテヘランまで来ていたモハンマッド。
偶然の再会はうれしかった。

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その次にゴルガーンで泊ったのは、メヒディの家。
彼女のソミもいつもいっしょ。
この2人とは気があって、イランで出会った人たちのなかでも特別な存在。

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4人で小さな村の山小屋に行ってのんびり過ごしたときは4人だけの特別な時間という感じで、まるで昔からの友人と過ごしているような気分になった。
庭で串焼きしたり、暖炉で蒸した魚も抜群においしかった。

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バス停で別れるときは、お互い涙がにじんだ。

イラン第一の聖地、マシュハド。
カウチサーフィンでホームステイをお願いしていた男性に急用ができたので、かわりに親戚のハミッドを紹介してくれた。
毎日ハミッドの娘や、いとこや姪っ子たちがやってきて賑やかだった日々。

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急にホストを頼まれたハミッドはカウチサーフィンなんて知らなかったみたいだけど、この後カウチサーフィンのメンバーに登録。

また、ほかのツーリストとも楽しい思い出ができるといいね。

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シーラーズでは一人暮らしのモハンメッドの家に。
実家にいったときは家族みんなが集まって賑やかだったけど、普段はインドア派でマイペースな彼。

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イランの伝統楽器を演奏したり、DVDで映画を見たり、インド式の瞑想をしたり。
「家にいるのが大好き。外は嫌い。」と公言する彼が、イクエとケンゾーのためにがんばってハイキングを企画してくれた。

その気持ちが、とってもうれしかったよ!

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ペルセポリスからシーラーズに戻るときにヒッチハイクした家族。
バス停まで送ってもらうはずが、家におじゃましてお茶をごちそうになった。
得体の知れない日本人に優しくしてくれてありがとう!

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ゴルガーンのメヒディから紹介をしてもらったのが、エスファハーンのホーミー。
ホーミーはテレビ局でディレクターやプロデューサーもやっていて、取材で来日したこともある。

ホーミーのお母さんとおばちゃんは、まるでイクエとケンゾーを子どものようにかわいがってくれた。
美味しいものをお腹いっぱい食べさせてくれて、ありがとう!

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ケルマンシャーでは、大学生のゴリが車で街を案内してれた。
ローラースケート教室の先生でもあり、プロバスケの選手でもある彼女。
奨学金をとって、ヨーロッパに住むことを夢見ている。
経済制裁を受けているイランでは買えないナイキの靴を、いつかヨーロッパで買えるといいね!

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ハマダーンで泊らせてもらったのは美人三姉妹の家。
次女セピデーは英語も堪能で、建築の勉強をしていて、デッサンも得意で才色兼備。

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そんな彼女はイランが息苦しく感じるみたいで、近々1人でトルコに電車かバスで行って仕事を探し、そこで一人暮らしすることを計画中。
宗教の束縛を気にせず、自由に、自分の可能性をすべて発揮し、キラキラ輝ける人生をセピデーなら送れる思うよ!

ハマダーンではセピデーが通う英会話の先生アミールの家にもお世話になった。
日本にもマレーシアにも住んだことがあって、あと1年以内に再びマレーシアに移住するつもりだと言っていた。

「住むなら物価も安くて気候も良くて給料もそこそこ稼げるマレーシアがいいよ!」

イクエとケンゾーにしきりに勧めてくれた先生一家。
今度はマレーシアで会えるかな。

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そして大の日本好き、カーシャーンのモハメッド。
いつも衛星でNHKを見ていて日本文化に興味津々なのに、日本人と会ったのは今回が初めて。
いろんな質問をされたなあ。

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そして、モハメッドからのラブコールを受け1か月後にも再びモハメッドの家に舞い戻り、ホームステイ。

モハメッドは電話会社勤務だし、妻のシャムシーは看護師。
夜勤が重なると3人の子どもたちだけになるんだけど、3人とイクエとケンゾーでいっしょにご飯を食べたり夜中1時までトランプしたり。
大人がいない子どもだけの自由で楽しい時間ってそういえばワクワクしてたよね。
数十年振りにそういう気持ちを思い出したよ。

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カウチサーフィンをイランで始めたイクエとケンゾー。
カウチサーフィンをやってるイラン人も意外に多いしみんな積極的に受け入れてくれて、カウチサーフィンを始めるにはもってこいの国。

いっぽうイランではカウチサーフィンなんてしなくても、人と交流できる機会っていっぱいあるなってのも実感した。
英語がほとんど通じない人にも、話しかけられ、お茶や食事に誘われる。
仲良くなると「うちに泊ったら?」ってなる。

カウチサーフィンでひとつの家庭と知り合えば、きっとその人がほかの家族も紹介してくれて泊まるところには困らないから、最初だけカウチサーフィンに頼るっていうのもいいかもしれない。

イラン人とざっくばらんに話すことで、イスラムの戒律が厳しいイランで人前では堂々と言えない本音も聞くことができた。
外食よりも家庭料理が断然おいしいと言われるイランで、みんなと囲む手料理はやっぱりおいしかった。
笑顔でもてなしてくれて、陽気で、礼儀正しく、気配り上手なイランの人たち。

たくさんの素敵な出会い。
そして、ときには涙が出そうになる別れ。

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みんな、大好きです。

みんなに優しくしてもらってイランが特別な国になりました。

みんなの幸せを、ずっと願っています♡

みんな、ほんとうにありがとう!!
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海外で宗教の話題はタブー?!

2013.12.12 05:46|イラン☞EDIT
絵心なんかこれっぽっちもないくせに、妻と絵画について語り合ったケンゾーです。

イラン旅の最後をカーシャーンで過ごしているケンゾーとイクエ。
ホストのモハメッドが仕事の合間に、山間にある小さな街に連れて行ってくれることに。
車を30分ほど走らせると、うっすらと雪を被った美しい山々が見えてきた。

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沙漠に囲まれた街カーシャーン。
夏はとても暑くなる。
夏はカーシャーンの街は40度を越えるけれど、車で30分ほどの山間のこのあたりは標高が高く25度くらいまでしか上がらない。
夏でも涼しくて過ごしやすいそうだ。
モハメッドはここに別荘を持っていて、週末になるとよく家族と遊びに来るんだって。
日本では別荘を持つなんて夢のまた夢の話しだけれど、イランではそこまで特別なことではないそう。
うらやましいねえ。

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写真大好きなイラン人。
もちろんモハメッドも大好きだ。
「よしここで記念撮影をしよう!」と言って、走ってたバイクをわざわざ止めて運転してたお兄ちゃんに撮影をお願い。
さらに「いけね、大事なもの忘れてた!」って感じで慌てて車に何かを取りに戻る。
何かな?って思ってたらサングラスだった。
いや、べつにわざわざ取りにいかんでもいいんじゃない?

インド人とイラン人にとって写真撮影のときにサングラスは必需品。
サングラスさえしていれば「イケテル」と考えてるふしがある。
TPOによると思うんだけどね。

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質問好きなモハメッド。
日本のことや外国人から見たイランについていろいろ聞かれる。
けっこう難しい質問が多いんだけど、ここに来る車の中でも宗教について聞かれた。

モハメッドはガチガチのムスリムではない。
「自分はキリスト教もユダヤ教も、もちろん仏教もリスペクトしているよ。」っていうのが口癖。
でももちろんイスラム教がベストだと思っている。

日本人の宗教観についていろいろと聞かれ、最終的に「信仰している宗教は違えど、世界中のほとんどの人たちは神を信じている。だから神を信じた方がお互いを分かりあえるはずだ。神を信じるとよりいい人間になって、よりいい人生を送ることができるんだよ。」と言われた。

ケンゾーたちは信仰心を持っている人たちを尊重しているし、宗教を否定するつもりはまったくない。
だけど宗教は人生に彩りを添えるプラスαのものだと思ってるし、人やまして政府から強制されるものではないと思ってる。

子どものころから何の疑いもなく宗教を信じている人と宗教の話をしてもぜったいに意見がわかれると分かってるからふだん反論することはないんだけど、今回ぽろっと「でも大昔から今に至るまでほとんどの戦争は宗教が絡んでる。神の名の下に殺しあい、血を流してきたから宗教は嫌いだ。」って言い返した。

すると今度は「神がいないなら、じゃあ誰が人間をつくったの?」と聞かれ「進化論では、人間の前は猿でその前は小動物で、単細胞生物で・・・」って答える。
イランでは進化論は習わないそうだ。
モハメッドは「じゃあ、誰がその小さな生物をつくった? 地球をつくった?」と問いつめてくる。

モハメッドとしてはケンゾーたちに神を信じさせたいから、説得するような口調になってしまう。
だけどいくら話を聞いたところでこちらとしてはまったく心が動かない。
とうとうモハメッドのテンションが下がって黙り込んでしまった。

とんがり帽子のちょっと変わったモスクがあったので見学。

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モハメッドは「あとで迎えに来るから。」と言って車でどこかに行ってしまった。
モスクは5分で見終わったけれど、モハメッドは戻ってこない。

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待てども待てども来ない。
「さっき『宗教は嫌いだ』なんて言っちゃったから怒っちゃったかな?これ懲らしめのために放置プレーされてるのかな?」
なんてことを言ってたら30分くらいして戻ってきてくれた。
お祈りの時間だったから、お祈りしてたのかもしれない。

近くに動物園があるというので行ってみることに。

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この動物園は鳥がメインなのかな。
インコや鷲、熱帯地方のカラフルな鳥なんかがいる。

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変なヤツがいる!
毛皮のファーを巻き付けてるみたい。
なんだこいつ?鳩だよね?

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なぜだか鳥に混じって犬が1匹。
しかもごく普通のワンコ。
なんで?

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ここでも記念撮影。
サングラスするのを忘れちゃって撮影したら「もう1回、もう1回!」だって。
ちょっとガラが悪くなるから、サングラスしてないほうがいいと思うけどなあ。

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カーシャーンの隣にゴムという街がある。
ゴムはマシュハドに次ぐイスラム教シーア派の聖地。
せっかくなので、つぎの日イクエとふたりで行ってみることにした。

ちなみに、この前までいたハマダーンからカーシャーンまでの移動は直行便がないのでゴムで乗り換えないといけない。
ハマダーンのチケットオフィスでゴム行きのチケットを買ったときに、窓口のおばちゃんに「ゴムウウ?ゴムなんかにいくの?」と苦虫を噛み潰したように顔をしかめて言われたんだよね。
ゴムは信仰心が厚い土地で、熱心なイスラム教徒以外には閉鎖的な感じだからイラン人でも避ける人が多いんだって。
信仰心が薄い人たちにとって、ゴムは堅苦しくておもしろくない街なんだろうね。
(逆に、ゴムやカーシャーンにはアフガニスタン人が多く移住している。
同じ信者ということで、ゴムやカーシャーンの人たちはアフガニスタン人の受け入れに寛大で、彼らにとっては首都のテヘランなんかよりもずっと暮らしやすいんだって。)

ミニバスとタクシーを乗り継いでやって来た聖地ゴム。
通称ハラムと呼ばれている「ハズラテ・マアスーメの聖域」には第8代エマーム・レザーの妹の霊廟が祀られている。
ガイドブックには「ムスリム以外は入場できない」と書いてあるけど、問題なく中に入ることができた。

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この金ピカピンのドームが本廟。
ここにレザーの妹、ファーテメが眠っている。

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広場にはすでに熱心な信者たちの熱気が満ちているけれど、イクエのテンションはだだ下がり。
着用が義務づけられているチャドルがとにかく煩わしいみたいだ。
「なんでもっと着やすいようにせんのかね?ちょっと工夫するだけでいいのに!すぐずん垂れて歩きにくいっちゃもん!」とご機嫌ななめ。
押し合いへし合い、罵声を飛ばして舌打ちをしあう、マナー激悪のおばちゃんたちが密集している廟の中に入るのもテンション低下に拍車をかけている。

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廟の中は相変わらず四方八方ギッラギラ。

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棺の周りには聖人にあやかろうとする信者たちで溢れかえっている。
神聖な場所なんだろうけど、やっぱりなんか俗っぽく見えてしまう。

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廟は男女別に区切られていて、出口で待ち合わせをしていたらやっぱりイクエはげんなりしていた。
感想を聞いたら「廟の柵におばちゃんたちがキスしまくるから、よだれ臭かった。」だって。

ミニバス乗り場への帰り道、道路を占拠し大音量で何かを叫びながら行進している集団がいた。

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エマーム・ホセインの死を嘆く行事、アーシュラーだ。
本番はとっくの昔に終わってしまったけど、さすがは聖地、あと1週間くらい残っているこのモハッラの月内はなにかしら行事が行われているみたいだ。

みんなでかけ声を掛けながら手に持った石を打ち鳴らす。
なんか盆踊りみたい。

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ハマダーンのチケット売場のおばちゃんは顔をしかめて不快感丸出しだった聖地ゴム。
聖地自体はふ~んって感じだったけど、昼ごはんで食べたピザがおいしかったし、店の人がおごってくれたからケンゾーとイクエにとってはいい街かな。

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避暑地の街とゴムに行った以外はとくになにをするでもなく、のんびりと過ごすこと4日間。
お世話になったモハメッド一家ともお別れだ。
最後はもちろん家族みんなで記念撮影。
あれ?さっきまでそこにいたのにアニータがいない。
と思ったら、かわいいワンピースを着て登場。
着替えてたんだね。女の子やねえ。

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日本が大好きなモハメッド。
紙に書いてくれたのは「God Bless Japan」。
モハメッドらしいメッセージだ。

長男アリ・レザー、医者目指して勉強がんばってね。
次男モハンマッド・レザー、ちょっとダイエットしたほうがいいよ。
アニータ、空手がんばってね。
モハメッド、シャムシー、お世話になりました!
これからも日本人旅行者をよろしくお願いしまーす。

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イラン「ペルシア式庭園」☆ これぞガッカリ?

2013.12.10 06:27|世界遺産 星いくつ?☞EDIT
夫と色違いのユニクロダウンを持っていますが、同じ日にふたりで着ていると「ペアルックの変なカップル」と他人から思われたら嫌だなと思っているイクエです。

きょうはイラン編最後の世界遺産を紹介します ♪

それは何かと言うとペルシア式庭園

ペルシア式庭園はイランの歴史ある都市にいくつかあって、複数の有名な庭園が2011年に世界遺産として認定されたのだそう。

そのうちのひとつ、カーシャーンのフィーン庭園
イラン人に「カーシャーンに行く」と言うと必ず「フィーン庭園に行かないとね!」と言われる。

さて、そんなイラン人絶賛の庭園はどんなものなんでしょう。

1500年代後半に活躍したアッバース1世が造ったという庭園。
糸杉の並木道の向こう側に愛らしい離宮が見え隠れする。

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ペルシア式庭園の特徴は、ズバリ「水」

庭園には水路が張り巡らされ、いくつもの小さな噴水があり、まさに砂漠の中のオアシスを表現している。

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ヨーロッパの庭園は、花が咲き乱れ迷路のように木が植えられて華やかな美を造り出している。
かたや日本庭園は、苔むした岩や小さな滝など自然そのものの姿を表現している。
そしてペルシア式庭園は、庭に水路を張り巡らし水を絶えず流すことで、砂漠の中の贅沢な空間を造り上げている。

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ヨーロッパの庭園や日本庭園には、様々な種類の草木が植えられ、小さな丘もあれば地面を掘って造った池や湖もある。
それに比べるとペルシア式庭園はどこか物足りなく感じる。

平面的でシンプル。
地面には石が敷き詰められ、整備され過ぎているように感じるから。

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けれど、砂漠の過酷な自然環境に翻弄されながら生きてきた人たちにとっては、自然そのものを再現するよりも、人間が自然を制御できることをアピールしたかったのかもしれない。

宮殿の前には、プールのような無機質な池がある。

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なみなみと入った水。
宮殿のほうから階段状の水路を流れ落ちてきた水がこの池に溜まる。
そして今度は庭に張り巡らされた水路へと流れ出ていく。

絶えず聞こえるせせらぎ。
水面を揺らす波紋。

ここにはまるで水が無限に存在するかのようで、砂漠に生きる人たちにとってはこのうえない贅沢な場所だったのかも。

水路をたどっていくと、宮殿の内部に行き着く。
山からひかれた水が、宮殿を通り、そして四方へと流れていくシステム。

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きっと王様たちはここで水の音に耳を傾け、ひんやりとしたこの場所で涼み、優雅なひとときを送っていたのかな。

庭には「あずまや」のような場所もある。

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天井には細かい絵。
足を水に浸して、天井を見上げぼーっとして、砂漠の暑さを忘れていたんだろうね。

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天井画を見ていたら、変な絵を発見!!

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草がたくさん生えた場所に川が流れ、そこで美女が体を洗い・・・。
こんな光景が理想郷だったのかな。

庭園は外だけじゃなく、もちろん宮殿の中からでも楽しめる。

ステンドグラス越しに見える豊かな水をたたえる庭園。
水を囲み、はしゃぎまわる人たち。

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記念撮影するカップル。
ほほえましい♡

イランでは結婚前の男女交際は良しとされず、男女がいっしょにいるのが宗教警察に見つかると逮捕される。
(ホームステイ先の女の子も「街で男の子といただけなのに2回逮捕された。でも若者にとっては逮捕されるのは普通。」と言っていたし。)

けれども、意外に堂々と付き合っている若者は多い。
やっぱり愛は盲目になるし、誰にも止められないし、怖いものなしだもんね♡

そして多くのイラン人はそういう若者の行動を許してあげていて、そっとしている。

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熱狂的なイスラム教徒はごくわずかなんだけど、そういう人が口うるさいんだよね。
そのうち、そういう人たちも減っていくとは思うけど。

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さて、おつぎはエスファハーンのチェヘル・ソトゥーン庭園博物館
1647年にアッバース2世によって建てられた宮殿。
宮殿の前の大きな池には水が張られて美しい。
はずなんだけど・・・。

!?

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池の水を抜いて、掃除中だよー!!
小学校のころのプール掃除を思い出させるこの風景。

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この宮殿は、客人をもてなすために建てられたもの。
すとーんとした高い木の柱に圧倒される。
柱を支えるのはライオン。

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この宮殿の名前「チェヘル・ソトゥーン」とは「40の柱」という意味。
でも、実際には柱は20本しかない。
じゃあ、なんで「40」かというと正面の池に柱が映って合わせて40本に見えるからなんだって。
水が抜かれてるから、20にしか見えんよ!

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かろうじて宮殿の入口に小さな池があって、涼しげに金魚たちが泳いでいた。
金魚を飼う文化って日本や中国だけじゃないんだね。

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窓にも木製の透かし彫りがあって、アジアな雰囲気がする。

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宮殿のなかに入ってため息が出た。
玉座の間には壁一面に絵がびっしり。

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オスマン軍との戦いやインドの戦いなどの歴史画。
生首を持っていて壮絶な戦いのはずなのに、なぜかみんなのんきに見える。

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戦いの絵のほかに、ほかの王朝の王様たちをもてなす宴の絵も。
女性陣は髪を垂らしてセクシーな踊りを披露しているし、男性陣はワインを飲んでるし、今の戒律の厳しいイランと大違い。

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いいねえー。
そりゃ、お腹もでっぷりとなるはずだよ。

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この近くの公園もかつては宮殿の庭だったところで、今では市民の憩いの場。

チュッチュしあっているカップルはここにもいる。
日本よりも堂々といちゃついてる。

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庭園よりもカップルの振る舞いが気になるイクエとケンゾーだった。

さて、水路が張り巡らされた都会のオアシス、世界遺産の「ペルシア式庭園」。
「星いくつ?」

「星、1つ!

わび・さびや自然の美しさやはかなさを凝縮させたような日本庭園に比べるとあまりにも簡素に見えてしまう。
「ただの広場に、側溝やプールを造っただけやん」と思わず口にしてしまった。

山から水をひいて、宮殿の内部を通らせて、庭の四方八方に水を流すという技術は確かにすごいのかもしれないけど。

緑豊かで川も海もあって、水もじゃんじゃん流れている自然豊かな日本に生まれたイクエとケンゾーには、ペルシア式の美意識を理解するのは難しいのかも。

【旅 info.】
  ペルシア式庭園a_DSC_0720_20131210043739541.jpg
有名なペルシア式庭園はカーシャーンのフィーン庭園。
エスファハーンのチェヘル・ソトゥーン庭園博物館。
シーラーズのエラム庭園。
バラの季節はもっと美しいらしい。
外国人は入場料150,000リアル。
どこかひとつ行けば十分かも。

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マフィアのドンと愛人?!

2013.12.09 06:00|イラン☞EDIT
2か月以上酒を飲んでいないケンゾーです。
毎年この季節になると連日飲み会だらけだった。
いったい今までに飲み会でいくら使ってきたんだろう?
考えるとゾッとするけど、やめられないよねえ。

ケンゾーとイクエのイラン旅もラストスパート。
1週間後にはテヘランからイタリア・ミラノへひとっ飛びする予定だ。

楽しかった2か月のイラン旅をどこで締めるのか?
『終わり良ければすべて良し』ってことで終わりをどう過ごすかがけっこう重要。
だけどほとんど悩むこともなく、最後の滞在先はすでに(ほぼ強制的に)決定済み。
それは、ちょうど1か月前に旅したカーシャーン。
ホームステイさせてもらったカウチサーフィンのホストの家に舞い戻るのだ。

じつは1か月前にカーシャーンを離れたあと、ホストのモハメッドから「いまどこにいるんだい?」「カーシャーンにはいつ戻ってくるんだい?」「すばらしい田舎の村に連れて行ってあげるから。何日でもいていいんだよ。」という熱烈ラブコールをしょっちゅうもらっていたのだ。
あまりの熱いアピールにごめんなさいするのも申し訳なく、ふたたびモハメッド家にお邪魔することにしたというわけ。
まあ、テヘランに近いし、ケンゾーとイクエもモハメッドの家族が大好きだからまた会えるのは嬉しいんだけどね。

カーシャーン

ハマダーンからカーシャーンまでは直通のバスはない。
近くのゴムで乗り換えないといけない。
ハマダーンからゴムまでは1人110,000リアル(約350円)。

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ゴムまでは約4時間半。
バスターミナルじゃないところで降ろされて戸惑うケンゾーとイクエ。
駐車場のようなところに停まってた路線バスのドライバーに「カーシャーンに行きたいんだけど。」と尋ねると、「乗りな」と乗客が誰も乗っていない空のバスを走らせてくれた。

5分ほど走ってカーシャーン行きのバスが通りがかるロータリーへ。
お金を払おうとしたけど「いらないよ」と笑顔で走り去っていった。
これだからイランが大好きなんだよねえ。

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ゴムからカーシャーンまで1人30,000リアル(約95円)。
ほんとに戻ってきちゃったよ。

ケンゾーとイクエを出迎えてくれたのは、ふたりの天使アニータ!
アニータに会うためにカーシャーンに戻ってきたと言ってもいいくらいだ。
1か月ぶりだけど、やっぱりかわいい。

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なんだかこの1か月の間にかわいさがレベルアップしてる!
なんだよこの愛くるしい仕草と表情。
おじさんメロメロだよ!

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かわいいことはかわいいんだけど、時々「何歳?お水のお姐さん?」って言いたくなるような表情や仕草をするんだよね。
お母さんはそんなタイプじゃないのに、どういうこと?テレビの影響?
それとも生まれながらに持ってる『女』の部分がそうさせてるのかなあ。
アニータ、スゴい女性になるかもしれないな。

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夜にモハメッドの親戚が遊びに家にやって来た。
おさるさんみたいな赤ちゃんがかわいい。

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目がまんまるでまつ毛がくりんくりん。
生まれたときから日本人とはまるで違うね。

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アニータよりも3歳くらい下の親戚の女の子。

・・・やっぱりアニータは抜群にかわいいね。

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親戚のおばあちゃんと娘がお互いに向き合って毛布をゆらゆら振りだした。
なんだ?なにかの遊び?

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毛布の中を覗いてみると・・・赤ちゃんが。
なるほど、イランではこうやって赤ちゃんをあやすんだ。
ゆらゆらさせる前は大泣きしていたのに、泣きやんだ。
なかなかいいアイデアかもね。
手を滑らせて毛布を手離してしまわないように気をつけて!

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食事のあとはみんなでトランプ。
イランでいちばんポピュラーだというゲームを教えてもらった。
かんたんに言うと、ペア同士で競う「大富豪」みたいなゲームかな。
でも大富豪のほうがおもしろいと思う。

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日本の「7並べ」や「神経衰弱」も教えてあげた。
アニータは頭も良くてルールをすぐに理解する。
いやあ、将来が楽しみだねえ。

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電話会社で機器のメンテナンスをしているモハメッドと看護師の妻シャムシー。
ふたりとも仕事はシフト制で夜勤もある。
両親ふたりが夜勤の日には3人の子どもたちだけでお留守番。
食事の準備は働き者の長男アリ・レザーがする。
次男のモハンマッド・レザーとアニータはきままに待つだけ。

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ダメだよ、モハンマッド・レザー!ちゃんと手伝わないと。
すこしは体を動かしな!

アニータもそんなお兄ちゃんを真似したらダメだよ。
気が利く女の子にならないとモテないよ!

料理の準備ができると、いちばんに座って食べはじめるモハンマッド・レザー。
ごはんを食べ終わっても片付けることはしない。
まあ、予想を裏切らないキャラクターだね。

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アニータはなぜだかしっかり者の長男ではなく、怠け者のぽっちゃり次男の方が好きみたいだ。
なんでだろ?
それにしてもこの2ショットはなんなの?!
マフィアのドンと愛人?
とても小学生の兄妹には見えないよ。

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イランを旅していると、「おしん」とか「一休さん」と声をかけられるってことは何度か書いたことがあるよね。
おなじくらい「ジュオン(?)」っていうのもよく言われるんだよね。
聞いたことないから「たぶんコリアだよ」って返してたんだけど、やっと判明した。
やっぱり韓国ドラマだった。

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韓国の時代劇なのかな。
イランで大人気みたいで、ここの兄妹も大好き。
でもお父さんのモハメッドが家に帰ってくるとすぐにチャンネルを変えるから「お父さんは嫌いなの?」って聞いたら「そう。だからお父さんがいないときにこっそり観ないとダメなんだ。」だって。
どうも戦いのシーンがお父さん的にはNGらしい。
お母さんのシャムシーも大好きみたいなんだけどね。


前回はリビングで寝泊まりさせてもらっていたけど、今回は地下の部屋を使わせてもらうことに。
この家族も寝室のドアを開けたまま寝るから、起こしてしまわないようにコソコソしてたんだけど、これで気兼ねなく過ごすことができる。

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2か月旅したイランもまもなく終了。
あともうちょっとなので最後まで飽きずに読んでください!
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イランあるある!こんなこと

2013.12.08 06:05|イラン☞EDIT
どの家庭でも大人気の折り紙。
そろそろストックが残り少なくなってきたケンゾーとイクエです。

イランを2か月間旅している。
ホームステイをする機会も多く、イランのちょっと変わった文化や風習を発見することも多い。

「へえ〜、なんでだろ?」と疑問に思う些細なことから、「えっ!!そうなの!?」という驚きの事実まで、きょうは「イランあるある!こんなこと」と題してオムニバス形式で紹介していきます ♪

☆お客さまにはお皿、ナイフ、フルーツのセット

人の家におじゃましたときには、大きなお皿に山盛りにされたフルーツがでてくる。
そして、それぞれに小皿とナイフのセットが配られて自分で好きなものをとってカットして紅茶とともにいただく。

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出てくる果物になぜかキュウリが混ざっていることが多い。
べつにイランのキュウリが甘いわけでもなく、日本と味はかわらないのになぜだかキュウリは果物扱い。
なかでも、ザクロをよく勧めてくる。

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みんな柿も大好きだけど、熟れ過ぎて表面がぷにょぷにょしたものしか食べない。
渋柿が多いようで、日本のように固いうちに食べるとおいしくないようだ。

☆紅茶をたしなむときは、角砂糖を歯に挟んで

イラン人は紅茶が大好き。
紅茶には必ず角砂糖がついてくるけど、コップに砂糖を入れない。
角砂糖をそのまま口の中に入れ、紅茶で溶かしながら飲む。
お菓子のようにそのままボリボリかじる人もよくいる。
ちなみに1杯につき、少なくとも2個以上は角砂糖を食べる。

☆紅茶は運転中も必需品

とにかくイラン人は紅茶が大好き。
朝昼晩いつでも紅茶。
家にお邪魔すると紅茶とフルーツ。
「ちょっと飲みにいくか」と酒を飲む感じで紅茶を飲みにいく。

イラン人にとって紅茶はなくてはならないもの。
たとえ車を運転中でも紅茶を我慢することはできないようだ。
だってバスの運転席にはほぼ100%の確率で紅茶用のポットが置いてあるんだよ。

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ふつうに運転しながらカップに紅茶を注いで、飲みながら運転するからね。
水とかジュースじゃダメなんかねえ。

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☆席にあぶれた乗客は外で待機

イランの長距離バスはかなりきれいだし、定員以上に乗客を詰め込むことは基本ない。
でもたまに定員より数人多く客を乗せている。
きっとその分はドライバーの小遣いになるんだろう。

ハイウェイには警察のチェックポイントがあってその都度バスは停車する。
そして座席にあぶれた客たちは外に出るように言われ、バスからちょっと離れたところで待たされる。
定員オーバーが警察にばれないようにってことなんだろうけどバレバレなんだよね。

こそこそする訳でもなく、ぞろぞろとお喋りしながらバスから降りてハイウェイの路肩で煙草を吸いながら待機。
警察のチェックが終わったらバスで拾いにいく。
これって警察署から50mくらいしか離れてないからね。丸見えだよ。
いちおう建前でやってて、警察も見て見ぬ振りしてるんだろう。
イランにはこういう本音と建前が多い。

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☆美容整形率(暫定)ナンバーワンの国

イランでは男女とも、鼻の美容整形が大ブーム!
ただでさえ、日本人なんかとは比べ物にならないほど高い鼻をお持ちなのに、それをさらに高くして鼻の幅を狭くして細くするのがいいんだって。
日本だと美容整形で顔をいじるのはタブー視されることもあるけど、イランではみんな堂々としている。
整形したことを隠さないばかりか、むしろ誇らしげ。
鼻の上の白いテープが整形をした直後の証だけど、その格好で堂々と街を歩いている。
白いテープを貼った男の人も多い。
1日に5人くらいは見かけたな。
整形をしたらその人にみんな「おめでとう!!」って言うらしい。
鼻の美容整形で有名な病院もいくつもあって、整形のお値段は安くても10万円。
医者はかなりもうかってるらしいよ。

☆女性のスカーフは絶対、暑くてもコート。だけど・・・

イスラムの教えにのっとって、女性はつねにスカーフをかぶり、長袖長ズボンで腕も足も隠さないといけない。
これは外国人も絶対守らないといけない。
だけど「仕方ないからとりあえず」といった感じで適当な女性がほとんど。
スカーフを後頭部からちょこんとかけているだけで、髪を見せている女性も多い。

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上着でウエスト、お尻を隠してはいるけど、履いているパンツはピッタピタのスリムなものやレギンスが流行。
なので室内で上着を脱ぐと、体のかたちがもろにわかる姿になる。

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ちなみに結婚式やパーティー会場では、スカーフなんてかぶらないし、ノースリーブや胸の谷間がくっきり見えるドレスで着飾る。
短いスカートにハイヒールをはいて美脚を披露している。
ちなみに、結婚式は男女の出会いと交際のきっかけになることが多く、女性は勝負服を着て美容室で髪を結って挑んでいる。

☆たまに男性も服装を注意されることがある

女性の服装にとても厳しいイラン。
でも厳しいのは女性に対してだけじゃなかった!
ケンゾーがとある安宿で短パン姿で部屋の外のトイレに行っていたら、若い男性宿泊客から「フォービドゥン(禁止だぞ)!!」と言われたことがある。
ホテルの従業員はぜんぜん気にしてなかったんだけどね。
お堅い人もいるのでとくに夏場は要注意。

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☆寒がり!!

とくに女性は幼いころから、夏でも長袖長ズボンを着ているからなのか、暑さに強く寒さに弱い。
イクエが薄着していると「寒くないの?」とよく聞かれる。
日本でいう10月の初めくらいの気候でも、厚手のコートに手袋とまるで1月くらいの格好をしている。
ガスや石油が採れるイランでは燃料費が安く、涼しくて過ごしやすいくらいのときでも24時間ヒーターをつけている。
紅茶を長時間火にかけて煮だしていることも多く、コンロの火もつけっぱなし。
イクエとケンゾーは暑くていつも汗を流していた。

☆日本のアニメ、ドラマが好き!日本製が好き! そして日本人が大好き!

とにかくイラン人は日本人のことが好き。
日本人というだけで「ベリーグッッッド!!」とか「アイ ラブ ジャポーーーン!」と言ってくるイラン人。
理由はいくつかあるようだけど、まずひとつは日本のアニメやドラマが放映されていて日本に親しみを感じているから。
アニメだと『一休さん』『キャプテン翼』が人気で、ドラマは『おしん』『北の国から』『水戸黄門』。
だけど、いまは韓国ドラマのほうが人気が出てきたからそのうち「日本人大好き」が「韓国人大好き」に変わるかもしれない。

そしてふたつめの理由は日本の車や電化製品の性能がいいから。
「日本の電化製品は値段は高いけど、性能が良くて長持ちする。」と褒められる。
そして「日本製は信頼できる」=「日本人は信頼できる」というありがたい誤解をイラン人はしている。

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(日本のメーカーの技術者のみなさん!ほんとうに「いい仕事」してますよ!
すばらしい製品を生み出していることは、日本への印象を良くすることに貢献していて、外務省の仕事よりもある意味、日本の立場を向上させているかもしれません。
そして、大手メーカーではなく中小企業や町工場のみなさんの仕事もすばらしい。
イランの工具屋さんには、日本製の工具がいっぱい売られていた。
さまざまな用途の工具は海外の人にも愛用されている。
さすが「モノづくり」の国、日本!)

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逆にイラン人は中国人のことをよく思っていない。
街にいると中国人と勘違いされて「チン!(中国人)」とか「チ◯ チョ◯ チャ◯(中国人への悪口)」などと冷やかしたりバカにしたような言い方を何度もされる。
これはわたしたちに限らずイランを旅する最近の日本人の悩みで、一日に何度も、多いときは何十回と言われるので、これが嫌でイラン嫌いになる旅人も多い。
中国人と間違われることが嫌なのではなく、人をバカにしたような物言いをするので腹が立つ。
無視することも多いけど、しつこかったりあまりにもひどい言い方のときは足を止めて注意する。
「なんでそんな言い方をするんだ。もし相手がほんとうに中国人だったら、ものすごく嫌な思いをするでしょ。」と言うと、たいてい相手は笑ってごまかす。

仲良くなったイラン人でも「中国は嫌い!」と言い切る人も多かった。
理由を聞くと「中国製品は品質が悪い。」「すぐ壊れる。」「中国製品は優れていないのに、イランで出回ってイランの産業をつぶしている。」
結局イラン人自身が中国製品を選んで買ってるんだけど、「本当は買いたくないけど安いから仕方なく買っている。」「壊れると分かってるけど、やっぱりすぐ壊れると裏切られたようで許せない。」と思っている様子。
品質が悪いのにイランの物よりも支持されていることへの嫉妬心もあると思う。

「メイド イン チャイナは、1時間で壊れる。
 メイド イン ジャパンは、40年間壊れない。」
ハマダーンのホームステイ先のお父さんはいつもそう繰り返していた。
40年前のカセットデッキとアイロンは現役だった。

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☆寝るとき寝室のドアはオープン

たくさんの家でホームステイをしたんだけど、みんな寝るときに部屋のドアを開けたまんま寝るんだよね。
見事に100%、すべての家庭がそう。
ケンゾーとイクエがすぐ隣にいるのに、独身も家族もみ〜んなドアは解放。
なんでだろうね?

☆オフィスの椅子は、購入当時のままにしている

買ったときに椅子にかぶせられているビニール。
イラン入国のときに、入管オフィスに置いてあった椅子にはすべてビニールがかけられたまま。
「はがせばいいのにねえ」って話していたんだけど、ここだけじゃなかった。
役所や事務所、バスのチケット会社、英会話スクール。
すべてビニールはそのまま。
汚れても、すぐにふけるっていう利点があるんだろうけどね・・・。

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☆イラン国内には女性歌手がいない

音楽大好きな国民性だけどなぜか女性の歌手がいない。
男性に比べなにかと制限が多いイランの女性。
じつはイランでは女性の歌手はNG、認められていなのだ。
「女性が人前で歌うのはみっともない」ってことなのかな。
合唱隊のような形で歌うことはいいそうだけど、ソロはもちろんPerfumeやAKB48みたいなグル—プもダメ。

だけど女性シンガーがふつうに出て歌ってるのを毎日のようにテレビで観かける。
しかも水着や下着姿の超セクシーな格好で、歌もヒップホップやダンスナンバー、言葉はもちろんペルシア語。
「えー?!どうなってんの?ダメなんじゃないの?」って聞いたら「この番組は衛星。この人たちはアメリカやイギリスに住んでるんだ。」とまさかの答えが。
イラン国内では自由な歌手活動ができないので、最近の若い歌手はアメリカなどに移住して活動しているんだって。
ちなみにそんな彼らはイランに戻ることはできない。


2か月過ごして身近な存在になったイラン。
日本人の自分たちには不思議なことも多く飽きない国。
あともうちょっとだけイラン編にお付き合いください!
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移住するなら東南アジアのこの国!

2013.12.07 06:00|イラン☞EDIT
イランの家庭のバスルームにシャンプーはあるのにリンスがないので、みんな女の人は長い髪なのにパサパサにならないのか不思議に思うイクエです。

イランの旅も残すところあと一週間を切った。
イラン旅の最後のハイライトとイクエとケンゾーが位置づけているものがある。

それがアリー・サドゥル洞窟
日本にも鍾乳洞はたくさんあるし、これまで海外でもベトナムのハロン湾やオーストラリアのタスマニアで鍾乳洞を見てきた。
わざわざ鍾乳洞を見に行くのはもういいかなあと思っていたんだけど、この洞窟にはある特徴がある。

それは、ボートに乗って洞窟を探検できること!

「鍾乳洞+暗い+ボート」ってくれば「=ワクワク」するに違いない。

ということで、ミニバスに乗っていざ、アリー・サドゥル洞窟へ ♪

セピデーは2週間後に留学のための英語の試験を控えているので、きょうは勉強の日。
イクエとケンゾーだけで行くことにしたけど、ミニバス乗り場まで案内してくれた。
ありがとう!!

途中、歩道橋から白い山並みに囲まれたハマダーンの街が見える。

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イランに来る前は、イランってどこでも年中暑いって思い込んでいた。
イランにもちゃんと四季はあるし、冬には雪だって積もる。

イランのミニバスはいつもこんなオンボロでかわいい。
運賃は1時間の距離で50円もしない。

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アリー・サドゥル洞窟はイラン人に大人気の観光地。
夏のシーズン中は各地からイラン人観光客が押し寄せ、ハマダーンからの直通バスもあるみたいだけど、今はシーズンオフ。
途中で降りて、タクシーを捕まえないといけない。

っていっても、こんなところで降ろされたらタクシーなんてそうそう捕まえられないような・・・。

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突っ立っていたら、いっしょにバスを降りたイラン人グループに話しかけられた。
言葉は通じないけど、どうやらこのグループも洞窟に行くらしい。
そして促されるまま、目の前を通ったミニバスにみんなと乗り込む。

イランでは困っていると、誰かが助けてくれる。
バスの中や通りで目が合ってニコッとして挨拶しておくと、気にかけてお世話してくれるんだよね。

車内では、お腹をすかせていたイクエとケンゾーにビスケットをお裾分けしてくれた。

みんなで洞窟のエントランスへ。
ガイドブックには「大混雑で並ばないといけない」なんて書いてあったけど、他の客はいなくて寂しいくらい。
贅沢にも貸切り状態!
ボートに乗るので、入口でライフジャケットを来ていざ出陣!!

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地上は標高およそ2100メートルで寒いくらいだけど地下の鍾乳洞の中の気温は年中ほぼ一定している。
夏場はとても涼しく感じられて絶好の避暑地なんだって!
だから夏場はここに長蛇の列ができるらしい。

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階段を降りきると、すぐそこには!

たくさんのボートが浮かんでいる。
まるでディズニーシーのアトラクションみたいね。

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4人乗りのボートが3艘ずつ数珠つなぎになっていて、そこに乗り込む。
先頭のボートだけが、日本の公園にある白鳥のボートみたいにペダル式になっている。

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先頭のボートにはスタッフとお客さんの有志1人が乗り込み必死にペダルを漕いでいく。
後ろのボートに乗っているイクエたちは、先頭のボートに任せて景観を楽しんだり写真を撮ったり。
有志でペダルを漕いでいるおじさんは、靴もズボンの裾もずぶぬれになって、汗だくではあはあ息を切らしていた。

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水は、水深10メートルほどもある。
光が射さないので、水中には生き物はいっさいいないんだそう。
透明度が高い!
照明があるところで水面を見ると、まるでプールみたい。

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川はいくつも枝分かれしている。
コースもたくさんあるみたいで、先頭のガイドさんの気の向くまま?右に曲がったり鍾乳石のアーチをくぐったり。

鍾乳石の壁が両脇に迫ってきて「えー!この先いけるの?大丈夫?」って思っていると、いきなりぱーっと開けた空間に出る。

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上にはキラキラ光を放っている白い結晶がびっしりとさがっていたり、水の上ににょきっと顔を出したライオンやワシの形をした鍾乳石があったり。

この鍾乳洞は1億5000万年前のジュラ紀から少しずつできあがっていった。
鍾乳石の中には遊歩道もあってボートを降りて歩きながら探索もできる。

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再びボートに乗り込む。
違うコースを通ってきたはずなのに、いつのまにか一周してスタート地点に着いた。

いやあ~、イランにしては珍しく良くできたアトラクション。
あ、アトラクションじゃないね。
自然にできた遊び場ね!
でも本当にテーマパークの大掛かりなアトラクションみたいだった。

この鍾乳洞は、今からおよそ50年前にこの村の羊飼いの男の子が逃げた羊を追いかけたときにたまたま発見したのだとか。
いきなり地下にこんな広い神秘的な空間を見つけたときはびっくりしただろうね。

地上の村はとても素朴でのどか。

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いっしょに洞窟探検したイラン人の人たちと帰りもタクシーに相乗りし、ミニバスに乗りかえハマダーンへ戻ってきた。

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雪国のようなハマダーンの街。
そこに灼熱の沙漠のイランのイメージはまったくない。
ハマダーンは、真冬には氷点下30度になるらしいよ!
ひょえ~~っ!

さまざまな制約のあるイスラム教の国、イラン。
もっとのびのびと自由に生きたくて、ホームステイ先のセピデーは海外に移住することを夢見ている。
そんなセピデーは週に3回、英会話スクールに通っていて、イクエとケンゾーもおじゃますることにした。

いつもはテキストを使った授業やディベートをやっているみたいだけど、この日は90分間、イクエとケンゾーへの質問コーナーになってしまった。
といっても、生徒はみんなイクエとケンゾーよりも語学力がある。
いつもよりも低レベルな授業になって申し訳ないね。

語学力が足りないということ以上に、質問が難しすぎてうまく答えられない。

たとえばー。

Q侍についてどう思うか
(今の時代、侍なんていないけど・・・。
 会ったこともないんだけど・・・。)

Q侍はもういないのか!?
 でも、侍のように決闘する競技があるだろ。

(剣道やなぎなた競技のことを言っていた。)

Q日本人はなぜ頭がいいのか?
(頭良くないけど。
 むしろ日本の大学って世界的に見ればかなりランクが下だよ。)

Qでも日本人はすばらしい車や電化製品を作っているじゃないか。
 
Q原爆落とされたのに今のように発展できたのは頭がいいからだろ。

Qなぜ第二次大戦で戦ったアメリカと仲がいいのか?

Qなぜ日本人は英語がしゃべれるのか?
 日本の英語教育はなぜ優れている。

(いやいや、日本人英語しゃべるの苦手だし。
 あなたたちが見ている衛星テレビに出ている日本人は英語が流暢だけど、それは日系の人とかアナウンサーとか特別な人だよ。)

Q日本人はイラン人のことをどう思っているのか?
テロリストの国と思ってるんじゃないか。


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ちなみにこの写真の真ん中の青年。
おじさんが日本に出稼ぎに行って、いまは日本人と結婚して日本で幸せに暮らしているだって。

イランを旅していると「昔日本に住んでたよ!」とか「お父さんが日本で働いていたよ。」なんて言われることが多い。
そして、みんな「日本はすばらしい国だった。みんな優しかった! 日本が大好きだ。」って言ってくれるんだよね。

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ここの英語の先生も、以前日本に留学してたことがあったんだって。
東大の大学院で勉強したらしい。

ツーリズムについて研究していて、今はこのハマダーンで英語教師のかたわらプロのツアーガイドをやっている。

ハマダーンでの3泊目は、急きょこの先生の家にホームステイさせていただくことになった。

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子どもはこのチャーミングな息子さん1人。

この男の子はケンゾーとゲームがしたくてうずうずしていた。
夕食を食べ終わるのを待ち構えて、2人で仲良くソファーに座って対戦。
したのはいいんだけど・・・。

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もうびっくりしたよ。
最近のテレビゲームに!
画像はびっくりするほどきれいだし、演出やストーリーも細かくてまるで映画の主人公になったみたい。

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ファミコンの『ドンキーコング』世代のケンゾー。
2つぐらいのボタンを駆使して楽しめたゲームの時代はとっくに終わっていた・・・。
今のテレビゲームが高度すぎて、ルールややり方がまったくわからずついていけないケンゾー。

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「じゃあ、もっと簡単なの。」ってほかのゲームに再チャレンジするけど、どれもダメ!!
場面展開の早さについていけないし、完全にお手上げ状態。

ご、ごめんね・・・。
少年。
おじさんには単純な『ドンキーコング』しかダメなんだよ。

英語の先生は、日本以外にもマレーシアに留学していたこともある。
そのときは家族もいっしょに暮らしていたんだって。
家賃1万円あまりで、プール付きのマンションに住んでたらしい。
写真も見せてもらったけど、けっこう立派なマンションだった。
気候も良くて住みやすく、物価は安く、給料はそこそこよくて・・・。

先生のイラン人の友だちが、いまマレーシアで不動産やレンタカー会社をやっていてかなりいい生活をしているんだって。
その友だちは車1台から事業を始めたのだそう。

先生は1年以内にマレーシアに移住することを計画中。
先生から「あなたたちもマレーシアに移住しなさい」ってかなり勧められた。

先生家族はいま貯金が20万円くらいあって、そのお金で家族でマレーシアに行って、住む場所を探して、仕事を始めるのに十分だと言ってた。
レストランかレンタカー会社でもやろうかなって話してた。

20万円で家族3人ゼロから生活をスタートさせることがほんとうにできるのだとしたら、マレーシアってすごくいいよね。
先生の話を聞いていると「マレーシアって移住するには夢のような国」って感じるんだけど、実際どうなんだろうね。

先生はマレーシアのように、年中温かい場所に憧れている。
なんせ、ここハマダーンは寒いから!

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先生にバスターミナルまで送ってもらってバスを待っていたら、1人の男性に手招きされて事務所に案内された。

その男性はどうやらプロの写真家のようで、自分が撮ったハマダーンの写真を見せてくれてプレゼントしてくれた。
男性は、美しい自然のあるこのハマダーンが大好きみたい。

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イランにありながら、涼しくて山がきれいで四季ごとに違う表情を見せるハマダーン。
マレーシアもすばらしい国かもしれないけど、ここハマダーンも自然が豊かでとても素敵な場所だよ。

ハマダーンまで足を運んでよかったな。
バイバイ、ハマダーン。

【旅 info.】
  アリー・サドゥル洞窟a_DSC_0257_20131207034241f36.jpg
ハマダーンからオンシーズンは直通バスがある模様。
オフシーズンはミニバス乗り場からゴルタッペまで(15,000リアル約1時間)。
そこからミニバスかタクシーに乗り換え。
入場料はシーズンにより変動するらしく、今回は1人120,000リアル。
外国人特別料金の設定はなく、現地人と同料金。
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イランにユダヤ教?!

2013.12.06 07:54|イラン☞EDIT
イランもめっきり寒くなってきた。
おでんが恋しいケンゾーです。
お気に入りのネタは大根と卵とスジと餅巾着です。
あ〜、猛烈に食べたい!

美人姉妹の次女セピデーに案内してもらってハマダーンの街を観光しているケンゾーとイクエ。
ふたりにとって初体験の場所に来た。
それは「シナゴーグ」、ユダヤ教の礼拝堂だ。
ここイスラム国家のイランにもユダヤ教徒はいるんだって。
しかもその数2万人以上。
イランにユダヤ教徒がいるなんて思ってもなかったな。
ハマダーンには5家族のユダヤ教徒がいるそうだ。

生まれたときからムスリム(イスラム教徒)であることを強制されるイラン。
ただし親がキリスト教徒、ユダヤ教徒の場合は信教の自由が認められている。
でもイスラム教からの離脱は許されていない、死刑もあり得るそうだ。

シナゴーグは旧約聖書に出てくる、ユダヤ人を大虐殺の危機から救った英雄ペルシア王妃エステルと、その伯父モルデハイの墓(だと言われている)に併設されている。

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シナゴーグの中は意外とふつうだった。
ユダヤ教ってなんだかもっと神秘的な感じをイメージしてた。

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いたるところに七つに枝分かれした燭台が描かれている。
これはヘブライ語で「メノーラ」といって、ユダヤ教のシンボル。
イスラエルの国章にもなっている。

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ケンゾーたちが訪れたときはシナゴーグの中には誰もいなくて真っ暗。
ここを管理しているユダヤ教徒のおじさんが案内してくれたんだけど、なぜだか目の前にある照明のスイッチを自分で押さずにセピデーに押させる。
見学が終わって帰るときも同じ。
なぜだか自分でなく、わざわざセピデーに押させる。

なんだろなあ、ちょっと変わった人だなあと思っていたんだけど、そうじゃなかった。
この日は土曜日、ユダヤ教の「安息日」だったのだ。
ユダヤ教徒は安息日には一切の労働が禁止されている。
照明のスイッチを入れることもできないからセピデーにお願いしていたのだ。
話には聞いて知ってはいたけど本当なんだね。

そしてこちらが王妃エステルと伯父モルデハイ(だと言われている)の墓。
ちなみにこの2人、ユダヤ人にとっては英雄だけれど、ユダヤ人の代わりに7万人以上のペルシア人が殺されたのでペルシア人(イラン人)は大っ嫌いなんだって。
この墓も何度か襲撃されたことがあるらしい。

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このあとは「ギャンジナーメ」というピクニックスポットへ。
ただピクニックっていってもそれは夏場の話。
さすがのイラン人もこんなとこじゃピクニックは無理だよね。

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雪景色だよ。
近くにはスキー場もあるんだって。
そりゃ無理だ。

滝をバックに記念撮影だけで終了。
夏場の週末は家族連れで大混雑するそうだ。

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そうそう、ここに前から気になっていた食べ物があったのでトライしてみたんだよね。
それはそら豆。
たまに街中でこの茹でたそら豆だけを売ってる店があってかなり気になってた。
なんでかっていうと、これめっちゃ豚骨の匂いがするんだよ!
匂いだけ嗅ぐとまんま豚骨ラーメンなんだよね。

道を歩いててこの匂いがどこからか漂ってきたときはイクエとふたりで「ええ?!イランに豚骨ラーメンがあると?!どこどこ?」ってキョロキョロ辺りを見回しちゃったよ。
まさかイスラム教のイランで豚骨らーめんなんかある訳ないのにね。

ブタくさい匂いの主がこのそら豆。
イラン人はこれに大量の酢をぶっかけて食べる。

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さてそのお味は?
・・・ふつうに塩茹でで食べたほうが100倍おいしい。
なんでこれに酢をかけるかねえ。
イラン人の酸っぱいもの好きはちょっと度を超してるね。

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家に戻るとセピデーが自分が描いたデッサンを見せてくれた。
大学で建築を学んだセピデー。
好きなのは近代建築だけれど、よくバーザールに行って古い建物をデッサンをしていたんだそう。

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見せてもらったデッサンは・・・。
おおースゴい!
めちゃくちゃウマいやん!
さすがだね。

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大学を卒業してデザインの仕事をしていた時期もあるセピデー。
街を歩いていたらちょっと恥ずかしそうに「これわたしがデザインしたの。」と見せてくれた。
それはペルシア料理レストランのロゴ。

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おおー、こうやって形に残る仕事ってスゴくいいね。
でも給料がぜんぜん良くなかったって言ってたな。

さて、ここまでぜんぜん出番がなかったお父さんのことを書いておかないと!
じつはけっこうキャラの濃いお父さんだったんだけど、書くタイミングを逃してた。

このお父さん、もう仕事はリタイアしてる歳なんだけど、けっこう英語が喋れてビックリしたんだよね。
じつは昔軍隊で働いていたお父さん。
革命前はパフラヴィー朝のシャー(王)の元で働いていて、革命後もそのままイランの軍で働いていたそうだ。

革命前はアメリカと親密だったので仕事で英語が必要だったそう。
「もう30年も前のことだから、ほとんど忘れちゃったよ。」って本人は言うけど、それだけ喋れたら立派、最初ビックリしたもん。

そんなお父さんの趣味は音楽。
「トンバク」というイランの伝統的な太鼓にはまっている。
どれだけはまっているかと言うと、自分でこの太鼓を作っちゃうくらい。
素敵な音色と歌声を披露してくれた。

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いやあ、絵心や音楽の才能があるっていいねえ。
芸術センスまったくないからなあ、ふたりとも。

大事な試験を間近に控えていたり、新しい生活に向けての準備が忙しい時期にケンゾーとイクエを受け入れてくれてありがとう。
それぞれの新生活がすばらしいものになりますように!

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街中には秘密警察がうじゃうじゃ

2013.12.05 06:54|イラン☞EDIT
イランの男性はみな胸毛がスゴいことになっている。
服を着てても胸元からわっさーと飛び出してることが多い。
何歳くらいから生えてくるんだろう?とちょっと気になっているケンゾーです。
もしかして生まれたときから?

王道の観光地めぐりからふたたびマイナー路線に戻ったケンゾーとイクエ。
ケルマンシャーから次に向かうのはハマダーン。

ハマダーン

ケルマンシャーからハマダーンまではミニバスでおよそ3時間。
ただきょうは金曜日で休日。
乗客がぜんぜん集まらない。
けきょく出発するまで3時間くらい待たないといけなかった。
旅を長くやってると待つことは慣れたけどねー。
日本にいるときは5分も無駄にすると、なんか損した気分になっていた。
いまでは待つのがあたり前。

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ハマダーンに着いたのは夜9時前。
もちろんすっかり暗くなってるし、しとしと雨も降っている。

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この街でもカウチのホストを探したけれど、泊めてくれるホストは見つからなかった。
1人だけ女性が見つかったけれど、残念ながらこの数日は家庭の事情で泊めることができないそう。
だけどなぜだかミニバス降り場に車で迎えに行くという連絡をもらった。
どういうことなんだろう?
夕食だけ一緒にしようってことなのかな?
よくわかんないけど、車で迎えに来てくれるのはありがたい。
ご飯を食べたあとホテルまで送ってもらおう。

車で迎えに来てくれたのは27歳のセピデー。
これがまた、びっくりするくらいのイラン美人!
これまた美人のお姉さんのバヒデーとお友達のニモも一緒だ。

「夜景を見に行ったあと家でご飯を食べましょう。」と言われて頭の中が?だらけになるケンゾーとイクエ。
家でご飯を食べてホテルに送ってくれるのかな?
ご飯だけのために家にお邪魔するのも、それはそれでなんだか申し訳ないな。

10分ほど車で走って着いたのは小高い山の上。
すいぶん寒いなあと思ったら地面に雪が積もってる!
そりゃあ寒いはずだよ。

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さて肝心の夜景は・・・。

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かすんでる!
まあこの天気じゃねえ、しかたないね。
雨振ってるしね。

このあとセピデーの家へとお邪魔することに。
こちらがホストのセピデー3姉妹。

お待たせしました!
ね!美人姉妹でしょ。

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そりゃケンゾーの鼻の下も伸びるよ。
鼻の下ってほんとに伸びるもんなんだね。

グレーの服がセピデー。
ピンクの服が2歳上のお姉さんバヒデー。
2人とも大学で建築を専攻してたそうだ。

英語がとても堪能な末っ子のサバは高校生。
この2か月、たくさんホームステイしてきたけど、この家庭がいちばん開放的だ。
この写真だけ見たら誰もここがイランだとは思わないよね?

食事の後に日本の写真を見せていたら、セピデーたちも家族の写真を見せてくれた。

美人三姉妹の母親は、どんな女性か気になる?
左のスカーフを巻いているのがお母さん。
小学校の先生をしている。

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たくさんの写真の中でいちばん印象に残ったのはこれ。
凛々しくてかっこいいよね。
女優さんみたい。
だ〜れでしょ?

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そう、お母さんでした!
これはイラン革命前の写真。
革命前はスカーフなんかいらなかったんだよね。

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お母さんとお父さんのなりそめも聞いたよ。
街を歩いているお母さんを見て、お父さんが一目惚れ。
お母さんを尾行して家を突き止めて、プロポーズしたんだって!
昔のイランでは、男が気に入った女性の実家に通い、その家のお母さんとまずは仲良くなり、お母さんの許しがでたら娘さんとの結婚を前提にした交際が許されたのだそう。
若かりしころのセピデーのお父さん、セピデーのおばあちゃんに気に入られるようにがんばったらしいよ。

おいしい夕食を食べて、チャイを飲みながら写真を見てまったり。
もうかなりいい時間だ。
ここで「じゃあホテルまで送るね。バイバイ。」なんてことは考えにくい。
これはひょっとして、今夜はここに泊ってもいいのかな?

思いきって聞いてみると、「もちろんよ。」だって。
あ〜よかった!
事情があって泊めるのは無理だって聞いてたからホテルに泊るつもりだったと言うと、その事情が明らかに。

お姉さんのバヒデーはオーストラリアに留学する予定で、大事な英語の試験が近々あるそうなのだ。
この試験の成績で通える大学が決まるそう。
そんな大事なときにお邪魔しちゃって申し訳ない。
自分たちはホテルでも問題ないよと言うと「わたしたちが泊めたいの。バヒデーも気分転換になるしね。」だって。
ありがたいね。
お言葉に甘えて2泊もさせてもらうことに。

上の階にあるお父さんの部屋を使わせてもらうことになった。
なるべく物音を立てないように、勉強の邪魔をしないようにしないとね。

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翌日、セピデーとともに観光。
明るくてとても気が利くセピデー。

仕事を辞めて旅をしているケンゾーとイクエが素晴らしい!と言ってくれる。
「わたしも自分の生活をチェンジしたいの。ほんとに疲れきってしまったの。」と言うセピデー。
じつはセビデーも来月からトルコに移り住む計画を立てている。
仕事はまったくの白紙でなにも当てはない。
でもとにかく今の生活、人生をチェンジしたいと切実に願っている。

セピデーは今まで出会った中でいちばん「イラン人らしくない」女性。
語弊がある言い方かもしれないけど、いちばん「ふつうの」女性だ。
きっと彼女にとっては住みにくい国なんだろうね。

イランでは2種類の警察があるそう。
1つは交通警察、もうひとつが犯罪捜査を行なう警察。
ここまでは日本と同じ。

ちなみに、交通警察は青いマークのパトカーや派出所で、犯罪捜査の警察は緑。

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緑の警察、犯罪捜査をする警察が宗教警察でもあるそうなのだ。
イスラム教の教えに反する行動や服装を取り締まるのが彼らの仕事。
たとえば禁止されている飲酒が見つかれば、逮捕されてむち打ちの刑。
この現代にむち打ちの刑だよ!!

じつは街中に私服の宗教警察がうじゃうじゃいるらしい。
街中で見張っている警察は特にユニフォームはなく私服警察なんだけど、全身真っ黒で街角にずーっと立ってるおばさんなので、だいたいわかるんだって。
若い子はそんなおばさんに難癖をつけられるから、私服警察を発見したら方向転換して逃げるらしい。

「えー!こわいね。」って言ったら、セピデーが驚きの発言。

「わたしも捕まったことあるしね!」

セピデーも!?
大学のころ男の子と街の中を歩いていたときに捕まったんだって。
2度目は、仲の良い男女のグループで外でスケッチをしてたら捕まったのだそう。
建築学科の学生同士がただいっしょに絵を描いていただけなのに!
「男と女は、別々の場所で絵を描くべきだ!」
そう𠮟られて逮捕されたんだって。

逮捕されるのは珍しいことではないらしい。
スカーフから髪がちょっと出ているだけでも注意されるそうだ。
場合によっては罰金も払わないといけないんだって。
若い女の子はしょっちゅう捕まえられて警察署に連行されて説教を受けるそう。
日本の補導みたいなものなのかな。
「みんな1度は捕まるよ。儀式みたいなものね。」って笑ってたけどね。

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そんなことを話しながら歩いていると、ハマダーンの中心地、エマームホメイニー広場に到着。
ひと目見てケンゾーもイクエもここが気に入った。
大きなロータリーの周囲を古くて立派な建物がぐるりと取り囲んでいる。
なかなか雰囲気があっていい感じ。

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そしてこの街からも山が見える。
雪を被って真っ白になった山々。
もうすっかり冬だね。

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次に案内してくれたのは、街のバーザール。
イランのバーザールはどこも活気があって賑やかだ。

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おーっと、なんだこれは!?

かなりグロテスクな商品を発見。
これどうやって調理するんだろう?

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たぶん羊だと思うけど、歯がエグいね。
こっちにはもっとリアリティあふれるヤツがいた。

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歯を剥き出してニカッって笑ってるよ。
手前には脳みそもあるし。
おいしいのかなあ。

香ばしい匂いがするなあと思ったら・・・ここではヤツをバーナーで炙ってた!
しかも足元にはいっぱい頭が転がってる。

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ん?なんとなく顔が似てる?
羊めっちゃ笑ってるし。
まあ、悲壮感漂う表情じゃなくてよかったけど。

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有名な観光地ではないけれど、街歩きって楽しいね!

ハマダーン観光まだまだ続きます!
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こんなの食べてるよ!イラン人

2013.12.04 06:34|イラン☞EDIT
洗顔に使おうと「クレンジングジェル」と書いてあるクリームを買って、ホテルで説明をよく読んだら顔じゃなくて女性のデリケートゾーンを洗うためのクリームだったことが判明したイクエです。
これまでホームステイした2家庭のバスルームにあったから、イランの女性に人気の洗顔料と思ったんだけど、まさかアソコ洗うやつだとは・・・。
使い道ないけど、強引に顔洗うのに使おうかな。

イランを2か月も旅してるイクエとケンゾー。
イランは中央アジア同様、食事のメニューが少ないんだけどそれでもいろんなものをこれまで食べてきた。

日本でイラン料理専門店なんてほとんどないので、イラン人がどんなものを食べているか想像しにくいよね。
きょうはイラン料理を一挙に紹介しま〜す ♪

イラン料理といえばケバブ
誰かといっしょに外食するときもパーティーのときも、家族の記念日も客をもてなすときも必ずケバブ。
かといってケバブがスペシャルな料理というわけでもなく、小腹がすいたときにふらっと1人でケバブ屋さんに立ち寄ることも多い。

日本でケバブといえば、肉のかたまりをスライスして薄いパン生地に巻いた食べ物を思い描くけど、イランのケバブは単に肉や魚を焼いたもの。
串に通したものが店頭のケースに並べてあるので、好きなものを注文するとその場で焼いて持ってきてくれる。

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串がはずされてお皿に盛られたケバブをフォークとスプーンで食べる。
(イラン人はスプーンをナイフ代りにして器用に食べる。)
焼いたトマトが添えられることが多い。

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ケバブは薄いナンとセットで出てくることもあれば、ごはんと出てくることもある。

これはギーラーン州のご当地メニュー、キャバーベ・トルシュ
普通ケバブは、塩と唐辛子パウダーをふりかけたシンプルな味付け。
だけどこのケバブはザクロやクルミ、パセリなどのソースに漬け込んで焼いているので、噛むと肉汁とともにじゅわっと口の中に味が広がってうまい!!
お肉もやわらかいし、ケバブの中では断トツにこれがおいしい。

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こちらは鶏肉のケバブ。
レモンをたっぷり絞ってめしあがれ。

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お肉ばかりじゃないよ。
イランの北部はカスピ海に面しているし、南部にはペルシア湾がある。
だから魚もけっこうある。
ケバブ屋さんでも焼き魚を出す店は珍しくない。
市場には干物屋さんもあったよ。

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ケバブ以外での、イランの2大料理がこちら。
ケバブ屋さん以外のレストランでたぶん9割の確率である。

赤いスープがホレシュテ・ゲイメ
なぜか上にポテトフライがのっている場合が多い。
緑のスープが豆とセロリを煮込んだスープ。
どちらもクセがなく、ごはんといっしょに食べる。

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こちらはイラン名物アーブ・グシュート
壷の中には大きめのじゃがいもや肉が入ったスープ。

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ナンをちぎって器に入れて、スープといっしょに専用の棒で潰して食べる。
ナンもじゃがいももぐちゃぐちゃになる。

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ナンは水分を吸って、ふくらむ。
イラン人は大好きなんだけど、イクエとケンゾーはあまり好きではない。
だって、混ぜないでスープはスープ、ナンはナンで食べたほうが絶対おいしいもん!

イランの主食といえば
「日本の主食も米だよ」って言うと、イラン人は「へええ〜。同じなんだね。」って喜んでくれる。

レストランで出てくるご飯には銀紙に包んであるバターが添えられることがある。
ごはんと絡めて食べる。

「え〜!ごはんにバターなんて・・・」って思ってたけど、イランのパサパサのお米とバターの相性はいいんだよね。
日本のモチモチねっとりご飯にはバターはあわないけど、イランだとパサパサご飯がバターと絡めることによって食べやすくなる。

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イラン人はおこげが大好き!
どの家庭でもおこげを別の皿に盛って出される。
そしてお焦げ争奪戦が始まる。
子どもも大人も大好きなんだよね。

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まぜご飯の種類も豊富。
豆ご飯は日本と同様、イランでも人気。

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ゼレシュク・ポロウ
赤いバーベリーの実を混ぜたご飯。
バーベリーって酸っぱいからご飯をあわせるとちょっと梅干しっぽくて、イクエは気に入った。

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これがバーベリーの実。
イラン人はそのまま食べてたけど、すっぱいのでイクエとケンゾーは2、3粒でじゅうぶん。

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イラン人はすっぱいのが好き。
「漬け物屋さん」ではなくイラン風ピクルス屋さん
酸っぱい果物の果汁で野菜を漬けて、酸味を利かせている。

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らっきょうみたいな小ぶりの玉ねぎやナス、唐辛子・・・。
プラムみたいなのは、本当に梅干しみたい。
タブリーズのマフブーベちゃんに日本の梅干しを食べさせたら「おいしい」と言ってたので、イランで梅干しを売れば意外にはやるかも。

これなんか、ニンニクのしょうゆ漬けみたいだけど、しょうゆではなくてすっぱい果汁で漬けてある。
ごはんがすすむ。

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通りに面した店の前に人だかりができていれば、そこはナン屋さん。
ナン屋さんは、ナン1種類だけを朝から晩までずーっと焼き続けている。
1枚がこんなに大きいのにイラン人は2、3枚買って帰る。

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スーパーで売っているのは芳ばしくない餃子の皮みたいなナン。
イクエとケンゾーはあまり好きじゃない。
イラン人はこれに肉とか野菜をのっけて食べたり、朝ごはんではそのままジャムやチーズを塗って食べたり。
丸いブツブツの凹凸で、どうみたって保護シート、エアーキャップみたいだよね。
だから、よけい食欲をそそらない。

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イランのサモサはインドのサモサと全然違う。
ブツブツ模様の薄いナンに、ピーマンや玉ねぎを使った野菜炒めが入っている。
かなり大きい。

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イラン人に「一番好きな食べ物は?」と聞いて、多い答えが「ケバブ」か「「ピザ」
最近、イランではファストフード店が大流行。
といっても、イランにはドミノピザもマクドナルドもケンタッキーもない。
チェーン店でもなく、それぞれ独自で小さな店を出している。

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ピザはイラン人には大人気だけど、日本で食べられるようなピザを想像して頼んだらがっかりしてしまう。
「ピザ」というより「ピザトースト」と言ったほうがしっくりくる。

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この厚さ、カチカチの生地、とろけないチーズ。

「イラン人がちゃんとしたピザを食べたら『うわあ、なんておいしいんだ!これまで食べてきたものは何だったんだ!』ってきっと思うよね。」ってケンゾーと話してた。

でもね。
テヘランでホームステイしたハッサンがイタリアに行ったことがあったから聞いたんだけど「イタリアのピザはまずい!」だって。
イタリア人が泣くよ。

イランで外食といえばケバブ。
「なんでケバブの店しかないとやろ?」
「イラン人はケバブ以外のものを食べたいと思わんとかね。」

そういつも思うんだけど、イラン人に言わせると炭火で焼くケバブは家で作るのが難しく外でしか食べられないんだって。

だからイラン人にとっては「せっかく外食するなら家で食べられないケバブ」「ケバブを食べるためにレストランに行く」って感じなんだろうけど、ほぼ外食の旅行者にとってはケバブばっかりは飽きるよ〜。

でも、探せばケバブ以外のお店もあるんだよね。
そんな店って探すのが大変。
ラシュトで友だちになったババックが市場の裏の食堂に連れて行ってくれた。

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肉の煮込み料理、ホレシュテ・フェセンジャーン
つぶしたクルミとザクロのペーストで煮込んである。

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肉はほろほろと柔らかく、タレはどろっとしていてほのかにザクロの甘みがあり、ごはんにかけて食べるのもいい!

カヒムシャフルで泊めてくれたザフラが案内してくれたのは、アーシュ・レシュテ専門店。
レシュテというのは麺のことで、イラン版うどんってとこかな。
トマトベースのものや、カレー味、くるみやシナモンが入った甘いものなど種類が豊富で、アーシュ・レシュテの奥の深さを知った。

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イランには日本でいう「コロッケ」のようなものがある。
じゃがいもを潰して、ひき肉を少しだけ混ぜてたっぷりの油で焼く。
パンで挟んで食べるのが人気で、サンドイッチ屋さんでは定番メニュー。
家庭ではトマトソースに絡めたものがだされる。
こっちのほうが好きだな。

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ちょっと似てるけど、これは卵をたっぷり混ぜたもの。
ふんわりと軽い食感。
ちょっとさつま揚げにも似ている。

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「箸休め」としてイラン人が好むのが、葉っぱの盛り合わせ。
ハーブや、ネギ、ニラなんかが盛られていて、これを手で掴んで食事の途中にムシャムシャ食べる。

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ドレッシングも塩もついてなくてそのまんまだけど、肉料理といっしょだとけっこうムシャムシャたいらげてしまう。

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たくさんの家庭でホームステイさせてもらい、いろんな種類のイラン料理を食べているイクエとケンゾー。
「ふたりが食べたことのないイラン料理をぜひ」ってゴルガーンのメヒディがわざわざ別の家で暮らすお母さんにお願いしてこんなおいしいものを食べさせてくれた。

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肉の煮込み料理なんだけど、リンゴといっしょに煮てあるの!
だから甘酸っぱくて、まるで角煮!!
イスラム教徒は豚肉を食べないので、もちろん豚肉じゃなくてたぶんこれはヤギか羊の肉なんだけど、リンゴの効果なのか肉がとろっとろで本当に豚肉の角煮みたい。

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この豆と鶏肉のカレー煮込みもおいしかったな。
ちょっとスパイスが利いていて、イラン料理のなかでは珍しい味付け。

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ホームステイ先のおばちゃんが作ってくれたこれ。
「ハンバーグ?」って聞いたら笑われた。

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アミアミの焦げ目がついていて、こんがり焼かれたハンバーグみたいだよね。
でも焦げ目じゃなくてシナモンパウダーで模様つけてるの。
これはハンバーグじゃなくて、スイーツ!
デーツ(ナツメヤシの実)をすりつぶして、小麦粉とたっぷりの砂糖をまぜてケーキのように形を整えたもの。
イラン人はデーツが大好き。
ねっとりとしたしつこい甘さで、ケンゾーは苦手だった

イラン人は、こんなものも大好き。
インコのエサにしか見えないけど・・・。

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ヒマワリの種
中国人や中央アジアの人たちもヒマワリの種が大好きだけど、イランでも子どもからお年寄りまで大人気。
需要に対して供給が追いつかないのか、お店で売っていたこのヒマワリの種はカナダからの輸入品なんだって。
外側にたっぷりの塩がまぶしてあって、その塩気を楽しみながら歯で割って上手に中身だけを食べる。
イクエとケンゾーはうまくできないんだけど、イラン人は「カリッ、むしゃ」「カリッ、むしゃ」とものすごい速いスピードで食べ続ける。
本当にインコみたいだ。

チャイ(紅茶)が大好きなイラン人。
三度の食事の後はもちろんのこと、友人と腰かけて話すとき、テレビを見ているとき、そこにはいつもチャイがある。

ミルクやレモンは入れない。
チャイの横には、角砂糖。
だけど、角砂糖をカップの中に入れるのではなく、角砂糖をお茶うけがわりにかじりながら飲むのがイラン流。
チャイに溶かすのは、角砂糖じゃなくてこんな砂糖。

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棒に黄色い氷砂糖がひっついている。
この棒でチャイをかき混ぜて飲む。
でも全部溶けたらとんでもなく甘いチャイになる。

甘ーいチャイが大好きなイラン人。
おじさんたちもチャイを片手に世間話。
イスラム教のイランではアルコール禁止だからね。
でもビールに似せたノンアルコールビールをみんなよく飲んでいる。

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実際にはノンアルコールビールと言うか、麦で作った単なる炭酸ジュース。
ビールの味とはほど遠い。
ザクロ、オレンジ、ピーチ、レモンなどいろんな味がある。

最後に、イラン人の食事の仕方について。
イラン人は、日本と同じように室内では靴を脱ぐ。
そして、床に座って食べる。

机を使わずに食べるってけっこう難しい。
なれないイクエとケンゾーは、ぽろぽろと床にこぼしてしまう。
そんな人のために床にはサランラップを厚くしたようなビニールのシートを広げて、食べ終わったらシートをまるめて捨てる。

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イランの家庭料理はおいしいんだけど、ただね・・・。

イラン人って、ものすごく食べるの早いんだよー!!

お酒を飲まないからなのか、親戚一同集まって食事会するときもみんな15分くらいで食べ終わる。
食べたらさっさと片付けてソファーへ移動。
おしゃべりしながら、ゆっくり味わいながらっていう食べ方じゃないので、気を抜くとあっという間にぽつーんと1人取り残される。
だから必死にかき込むんだよね。

せっかくのイラン料理、お酒片手に味わって食べたいなあ〜。
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衝撃!!イランの女子プロバスケって◯◯厳禁

2013.12.03 05:44|イラン☞EDIT
今年も残すところ1か月弱。
なにかと忙しい師走をいかがお過ごしですか?
あいかわらず禁酒生活真っ最中のケンゾーです。
ビールってどんな味だったっけな?
あ~、酒飲みたい!

イランでできた2人のおばさんに別れを告げ、夜行バスでケルマンシャーという街に向かうケンゾーとイクエ。
イランの夜行バスの旅もこれで最後かな。

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ケルマンシャー

ケルマンシャーに着いたのは朝の6時過ぎ。
この街ではカウチのホストが見つからなかった。
久しぶりのホテル泊になる。
まだ朝早いのでターミナルの待合室で仮眠。

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街の中心アザーディー広場周辺に安宿があるらしい。
広場まで行くタクシーを捕まえようと道路を渡っていたらおじさんに話しかけられた。
どうやらおじさんも行くみたいで、3人でシェア。
おじさんは途中で降りたのに、ケンゾーとイクエの分まで運賃を払ってくれた!
ありがとう!!

ホテルはないかなあ〜。
ガイドブックに載っていたところに行ってみたけど、そんなに安くもないし薄暗いしホテル中がトイレ臭い。

ほかを探して歩き回る。
あ~久しぶりだなあ、この感じ。
面倒くさいし、重いバックパックをからったまま歩くのはしんどいんだけど、「どんな宿に泊まることになるのかなあ」とちょっとワクワクドキドキ。
これも旅の楽しみのひとつかな。

けっこう苦戦したんだけど、なんとか良さげなホテルを見つけた。
今回のホテルはこちら!

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「え?どこがホテル?」と思ったあなた、これが典型的なイランの安宿で~す。
看板などがペルシア語しか書いてないホテルも多いし、レセプションが1階にないことが多いので見つけるのにけっこう苦労する。

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イランではカウチを利用することが多くてホテルに泊ることは少なかったんだけど、2か月旅してるとなんとなく見分けがつくようになるから不思議だ。
ペルシア語はまったく読めないんだけどね。

ちなみにネットカフェもこの2か月で探せるようになった。
看板は読めないけど、通りに面した入口がとても狭くて階段だけが見える。
その階段の上か、地下にネットカフェがあるケースが多い。

このホテルの名前は・・・分かんないや。
トリプルルームで250,000リアル(約800円)。
トイレ・シャワーは共同、Wi-Fiはもちろんなし。

ホテルが入っている4階からの眺めがなかなかいい。
大きく円いロータリーを囲むようにビルが建ち、すぐ奥にはなだらかな山々が見える。
イランはすぐそばに山がある街が多い。
街中から山を望むことができるっていいよね。
なんだかホッとする。

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でもこのほのぼのとする眺め、夜には一転。
帰宅ラッシュの時間になると忙しない喧噪に包まれるロータリー。
鳴り止まないクラクション、そこかしこから聞こえる急ブレーキの音。

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ぐっちゃぐちゃになってる車の隙間を必死の勢いですり抜ける歩行者。
『歩行者に優しく』なんて考えはイランには皆無。

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今まで旅した国で車のマナーの悪さは断トツ。
優しい人が多いのになんで車を運転すると豹変するんだろう。
イランで車の運転は絶対にしたくない。

交通マナーは最悪だけど、人はとってもいいイラン人。
カウチサーフィンでホームステイ先は見つけられなかったけど
「ホストはできないけれど会ってお話ししたいわ!ケルマンシャーを案内してあげる!」という嬉しい誘いをもらった。
車でホテルまで迎えに来てくれたのは大学院生のゴルナズ。

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「名前なんて呼んだらいい?」って聞いたら「友だちからはゴリって呼ばれてるよ」だって。
ゴリか。女の子に向かってそれはなんだかちょっとためらわれるな。

ゴリの運転する車は街を離れ山の方へと向かっていく。
日本ではあまりお目にかかれない、木がなくゴツゴツと荒々しい岩山が見えてきた。
天気が良かったらきれいな景色だろうなあ。
でも、これはこれで霞がかって幻想的だ。

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ゴリが連れてきてくれたのは、「ターゲ・ボスターン」という遺跡公園。
サーサーン朝後期(4世紀後半~7世紀前半)に岩山の壁面に描かれたレリーフが残っている。

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保存状態もとてもよくてすばらしいレリーフらしいんだけど、お金を払ってまでして見なくてもいいかな。
入口からでも十分見えるしね。

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ゴリと記念撮影。
う~ん、ゴリがイクエの彼氏みたいだね。
背が高くてなんだか頼もしい。

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それもそのはず、大学院生のゴリはプロのバスケットボール選手でもあるのだ。
イスラムの国イランで、プロの女子バスケットリーグがあることにビックリ。
「みんなスカーフ巻いてプレーするの?」って質問すると「違うよ。ふつうのユニフォーム姿でプレーするよ。」だって。
「へえー、スポーツの試合は特別なんだあ。」って言ったら「違う違う。男性は試合会場に立ち入り禁止だしカメラの持込みも厳禁。関係者以外は完全にシャットアウトして試合するの。」と衝撃の事実が明らかに。

カメラで撮影できない、ましてやテレビ中継なんてありえない状況で「プロ」として成り立ってるのかな?
ゴリはいくらくらいお金もらってるの?」と聞くと「今はスポンサーがひとつも付いてないからお金はもらってない。でももうすぐスポンサーがつきそうなの。」だって。
いやあ、それはかなり厳しいんじゃない?
露出ゼロのチームに広告効果はないやろう。

なんとも不思議なプロスポーツの話だ。

ランチはこの地方オリジナルのラム肉のケバブ。
ゴリチ押しのメニューで、たしかに今まで食べていたケバブと違ってステーキみたいにでかい。
タレに漬け込んであるのでやわらかくて、肉は臭みもなくジューシーでおいしい。
ペラッペラの紙みたいなパンに包んで食べる。

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イランのパンはいくつも種類があるんだけど、ほとんどがぺっちゃんこで平たい。
その中でもこのタイプは、はたしてパンと言っていいのか怪しいものだ。
朝食に出てくるのはほとんどこのパンなんだけど、いくら食べてもお腹に溜まんないんだよね。
ていうか、飽きちゃってそんなに食べられないし。

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スポーツガールなゴリ
プロ(?)のバスケ選手でもあるけれど、ローラースケートの先生でもあるんだって。
週に3日、こどもや学生相手に教えてるそうだ。
こちらはちゃんとお金をもらってるって。

そんなゴリの悩み事は、イラン国内では正規のナイキの靴を買うことができないということ。
アディダスのショップはテヘランに1店舗あって買おうと思ったら買うことはできるけど、ナイキは店がないので買いたくても買えないらしいのだ。
どの街でも靴屋にはナイキやプーマの靴がたくさん売られているけれど、これ全部偽物なんだって。
これも経済制裁の影響なのかな。

どうすればネットで安く注文できるかを3人で話し合った。
Amazonなんかのネットショッピングは、イランには商品を送ってくれないのかなあ。

ちなみに、ビザやマスターなど海外の大手のクレジットカードも経済制裁でイランでは使えない。
「外国で通用するクレジットカードをもってないから、ネットで買い物はできないかもね。」って言ったらゴリは持ってるんだって。
けっこう多くのイラン人が、イランじゃなくてキルギスや近隣国で作ってイランに郵送してもらってカードを手に入れているらしい。

このあと折り紙をゴリにも折ってあげた。
スポーツガールのゴリだけど、折り紙も喜んでくれたのでよかった。

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ケバブのあとは、場所を変えてお茶を飲みに。

学生、バスケ選手、先生と3つのわらじを履いているゴリ
忙しいなか時間をとってくれてありがとう。
なかなか知ることができないイランの実態を聞くことができてよかったよ。
スポンサー付くといいね。

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優しさに甘えて♡

2013.12.02 05:58|イラン☞EDIT
最近顔がたるんでだらしない顔になってきたので、イラン人並みにきりっとつり上げ気味に眉毛を描こうと心に決めたイクエです。

カウチサーフィンで知り合い、わたしたちふたりが大好きになった友人メヒディ。
そのメヒディが紹介してくれたのが、ここエスファハーンに住むホーミーだ。

メヒディの友人とあって、ホーミーもおだやかで優しいし、ホーミーの両親やおばさんもとても明るくて優しい!

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ホーミーやおばさんにはエスファハーンの観光にもつきあってもらった ♪

世界遺産のエマーム広場。
ここを馬車に乗って回れるようになっているんだけど、ホーミーが乗せてくれた。
ふたりだけならなかなかこんなことはしない。

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ありがとう、ホーミー

イランでは紅茶が主流。

でもイクエとケンゾーはコーヒー派
日本にいるときは毎朝コーヒーをいれてたけど、今はインスタントを持ち歩いている。
やっぱりちゃんとしたフィルターコーヒーが恋しい。

イランでは家でも外でも紅茶。
もちろん、各国から経済制裁を受けているイランにスターバックスは存在しない。

だけど!!

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ホーミーがエマーム広場の回廊の奥にあるコーヒー屋さんに連れて行ってくれた ♪
オーナーがスターバックスの豆を海外の友人から送ってもらってるらしい。

そのほかにも南米やアフリカ、南アジア。
各国の豆を取り揃えていて、好きな銘柄の豆が選べる。

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なんとイラン南部でもコーヒー豆が栽培されているんだって!

イクエはもちろんイラン産を注文。
イラン産のコーヒーは、トルココーヒーのように細かいパウダー状でカップの底に沈殿するタイプだった。
濃くて、香りも強く、少しずつ口に含んで味わう。
ほどよく舌に渋さが残る。

まさか紅茶文化のイランでコーヒーを満喫できるなんて思ってもなかった!

エマーム広場を取り囲むバザールにはちょっと変わったお店も多い。

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天井からランプや鍋が所狭しとつり下げられている、この路地の先にチャイハーネ(イラン式喫茶店)のアーザーデガーデンがある。

店の中の天井や壁まで、ランプや鍋だらけ。
一風変わった大人の隠れ家。
男たちが水タバコをくゆらせ、砂糖をたっぷり口に含みながら紅茶をすすっている。

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中は残念ながら写真撮影禁止。
外の世界と切り離された奇妙な世界は居心地がよく、紅茶を飲みながら長居した。

心躍る場所は、そこだけじゃない。
バザールの中庭から上を見上げると、レース編みのように木を彫った窓枠が見えた。

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「うわぁ。キレーイ!!
 なにあそこ?」


思わず口にした。

ホーミーが言った。
「あそこは、レストランなんだ。」

へえ〜、そうなんだ。
きっと中もおしゃれなんだろうなあ。

その場所を離れ、ホーミーたちとエマーム広場を観光してまわった。

「ランチにしよう。」

そう言うホーミーのあとをついて行くと、さっきのあのレストラン!!

外観以上に室内の装飾はとても優美。
キラキラで、カラフルで☆

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ステンドグラスから差し込む色とりどりの光がいたるところに落ちている。

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乙女心をくすぐられる。
いや、乙女なんて関係ないのかもしれない。
男の人もきっとこの空間に足を踏み入れればきっと、ぽわわわわわあああんとうっとりした気分になるよ。

こんな場所でイラン料理を食べると、まるで昔のペルシアのお姫様にでもなった気分になる。
こんな気分にさせてくれて、ありがとう! ホーミー。

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エマーム広場のバザールは迷路のように路地が入り組んでいる。
軒を並べるお店を物色しながら歩いていると、道に迷ってしまう。
だけどそれが、楽しい。

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店に並んでいる商品もユニークだけど、バザールのアーケードにさりげなく灯されているランプだって負けないくらいかわいい。

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古都、エスファハーンはイランの真珠ともたとえられている。
16世紀にサファヴィー朝の王、アッバーズ大帝がこの場所を首都にし、当時の最先端の技術とペルシア特有の美的感覚で街が造られていった。

街を流れるザーヤンデ川には、歴史を感じさせる橋がいくつもかかっている。

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あいにくこの時期、ザーヤンデ川は枯れているけど、それでも二層構造になっているハージュー橋は完成した1666年の当時の美しさを今でも見せてくれる。

上の段も下の段も人が通れるようになっていて、いまでも市民の散歩コース。
川底に面したところは、川の水量を調整する水門になっているんだって。

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橋の中ほどに、ホールのような空間がある。
夏の夜にはこのテラスに王が座り、涼しげな川を眺めながら宴を開いていたのだとか。
なんとも贅沢。

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歴史のおもむきと、文化の高さを感じられる古都エスファハーン。
ホーミーの実家もとても居心地がいい。
くつろがせてもらい、グータラさせてもらった。

なんせ、ここにはイクエとケンゾーにとっておばあちゃんのような存在の2人がいる。
ホーミーのお母さんとおばさん。

まるで食べ盛りの若者に食べさせるかのようにおいしい食事を山盛り作ってくれる。

こんなに優しさに甘えていいのだろうか。
孫が夏休みにばあちゃんちに遊びにきて、親から怒られることもなく気ままに過ごしているみたいだ。

朝は好きな時間に起きて、ばあちゃんが用意する朝ごはんを食べて、昼ごはんまでは家でごろごろして、お昼を食べたら外に遊びに行き、日が暮れたら家に帰っておいしい夕食をたらふく食べる。

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おばあちゃん2人は、人に食べさせるのが大好きみたい。
昼も夜も肉や魚が出てくるし食べきれなくて余ってるのに、また次の食事のときはあらたに料理をつくるのでどんどん食べ物が増えていく。

アラサーとアラフォーのイクエとケンゾーが食べる量なんてしれてるのに、部活やっている高校生の男子に食べさせるくらいの量をつくり、どんどん勧めてくる。

そのせいかホーミーもホーミーのお父さんも太ってしまっていて、2人とも真剣にダイエットをしている。
ホーミーは、肉や魚を一切食べずサラダだけ。
お父さんは、カロリーゼロの特殊なダイエット用砂糖を買い込んでいて愛用している。

食事の時間以外にも、部屋でくつろいでいるとすぐに果物やお菓子を勧めてくれる。
つねに満腹状態。

死んだばあちゃんがよく「このまんじゅう、おあがんなさい。」とか「冷凍庫にアイスあるけん、食べなさい。」とか食べたあと「おいしかでしょうが。もう一個食べんね!」と言ってたのを思い出す。
優しいけど命令口調で「食べなさい」って言われると、お腹空いてなくてもついつい食べるんだよねえ。

確実にこの家で、着実に太り始めたイクエとケンゾー。

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イランでできたイクエとケンゾーのばあちゃん。

「きょうは自分たちだけで街に行くね。」というと「危ないからタクシーで行きなさい。」と言う。
「いやいや、いいよ。自分たちでバスで行けるから。」
そう断っても「なに言ってるの。バスでなんかダメ。そんなにバスで行きたいならいっしょについて行ってあげようか。」と言ってくる。
結局説得できないで「外で自分たちでタクシー拾うから大丈夫。」と家を出た。

もちろんアラサーとアラフォーのいい年の大人。
自分たちでバスに乗って街まで行けるわけで。

夕方家に帰って「バスで行ってきたよ。」と伝えると、ばあちゃん2人は目を丸くして驚いた。
そして、ぱあーっと笑顔になって手を叩いて「ちょっとちょっと!!この子たち、自分たちだけでバスに乗れたってよ!」「すごいねえ!よくできたねえ!!」と喜んでほめてくれる。

まるで『はじめてのおつかい』。

そんなばあちゃんたちに、日本の折り紙を披露しようとしたんだけど、さすが年の功。
自分たちでなにやらせっせとつくりはじめる。

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えー!!
折り紙折れるの?

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そして、できたのがこちら。

さすが、なかなかの出来映え。

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いやあ〜。
こんなにひとんちで優しさに甘えてくつろいでいいのかな。
日本人宿で沈没する旅人は多いけど、イクエとケンゾーはこの家で沈没しそう。

でも、このままここで食べるのも困らずグータラしていたらダメ人間になってしまう。
その前にデブ人間になってしまう。

イランでできたイクエとケンゾーのばあちゃん2人。
別れ際、スカーフをプレゼントしてくれたのでお土産用に持ち歩いていたガマグチの子銭入れを2人のばあちゃんにあげた。
鈴がついたガマグチの子銭入れは、ばあちゃんにピッタリだ。

ばあちゃんは、バスターミナルまで付き添い、バスが出発するまで見送ってくれた。

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ばあちゃん!
ばあちゃんの孫になれてよかったよ。
いつまでも長生きして、元気でね!!
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戦争、憎しみ、そしてそのあとは

2013.12.01 05:42|イラン☞EDIT
スカーフをかぶる日々が2か月続いていて、首にアセモができそうなイクエです。
イランは好きだけど、この文化はやめてほしいです。
イラン革命前の30年前はスカーフなんてかぶらなくてよかったのに・・・。
今度イランに来るときはスカーフの強制がなくなってたらいいのにと願ってます。

イランでも名高い観光地、エスファハーン。
モスクや宮殿が建ち並ぶ世界遺産の「エマーム広場」が有名だけど、きょうはそんな華やかな観光地ではない特別な場所を紹介します。

イランの正式名称はイラン・イスラム共和国
その名の通り、イスラム教が国教で、国の実質的なリーダーはイスラム教の指導者ハメネイ氏だし、イスラム法のもとで社会はまわり、学校ではイスラム教について教えられ、イスラムに基づいて金曜日が休日、男女が人前でベタベタするのは禁じられ、高校までは男女別、女はいつもスカーフを巻いて長袖を着ていないといけない。
すべてがイスラムに基づいて成り立っている。

そんなイランに例外的な場所がある。

それがここ、ジョルファー地区
ホームステイ先のホーミーが案内してくれた。

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れんが造りの建物、時計塔、石畳の道。
ちょっとだけ、ヨーロッパの香りがする。

実はここ、アルメニア人の居住区。
以前はここにおよそ6万人もの人たちが住んでいたんだって。
この地区の「ジョルファー」という名前は、彼らの故郷であるアルメニアの町の名前でもある。
17世紀にアッバース1世が、エスファハーンの街の発展に貢献してもらうためにアルメニア人の職人や商人を呼び寄せたのがはじまり。

アルメニアはキリスト教が国教の国。
移住してくるアルメニア人には、エスファハーンのためにがんばってもらうかわりにキリスト教の信仰を認めたのだそう。

今ではイスラム教徒もここに多く住んでいるけれど、それでもこの地区には13のアルメニア教会がある。

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そのなかでももっとも有名なヴァーンク教会。
1655〜64年に建てられたもの。

さすが、イランにあるキリスト教会。
これまでの教会のイメージとはかけ離れた建物。
大きな丸いドームの屋根は教会と言うよりもモスク。

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入口の立体的な天井の造りも、これまで見てきたモスクと似ている。
真ん中の青い2段のラインの中に、黄色い文字で書かれたのは、聖書のなかの一節かなにかだろう。

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モスクだとこの部分にコーランの一節が書かれている。
タイルを張った装飾もモスクと同じ。
ただ、ドアの上に描かれた絵が教会であることを物語っている。

でも、なんか違和感がある。
顔が・・・。

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眉毛がつながっている。

イラン人では眉毛がつながっている人はめずらしくない。
そして、それが顔を「りりしく」見せるチャームポイントでもあるかのように、誇らしげに生え放題にしている。
たぶん、これをデザインした人も眉毛がつながっているのをよかれと思ってこんなふうに描いたのだろう。

もっと、違和感のあるものを発見!

これまでアルメニアやグルジア、トルコの教会でも見てきた羽にくるまれた天使。
壁のいろんなところにタイルに描かれた天使が飾ってあるんだけど・・・。
天使、だよね。

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たまたまこのタイルの絵が失敗作なのかなとも思ったんだけど、そうじゃなさそう。
だって、ほら。

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いや、笑っちゃいけないってのは重々承知。
でも、ケンゾーと吹き出してしまった。
失礼。

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教会の敷地内にはアルメニア博物館がある。
さまざまな種類の聖書や印刷機、キリストにちなんだ絵。
達人が髪の毛に聖書の一節を書いたものを顕微鏡で見られるようにもなっていた。
2階建てで展示品の数は多い。

そして、ここでもまた再会。

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なんで出っ歯。
これはもう、確信犯でこんな顔にしてるでしょ。

聖なるキリストの本も、劇画チックでかわいく感じる。

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こういう美的センスは、なかなかほかの文化圏ではお目にかかれない。
もはや、貴重。

そんな教会の中はどうなっているのか。
期待せず、いや、ある意味期待して中へと入る。

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ほら、さっそくあのお方が・・・。

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入口の奥に広がる内部も、こんなニヤッと笑う感じの絵が描かれているのかな。
と思ったら大間違い。

「うぉ〜、すご〜い!」

思わずケンゾーとつぶやいた。

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あの美的感覚とは違った世界が広がっている。
金色を基調にした内装。
びっしりと描かれている絵。
細かい絵で、ずーっと見ていても飽きない。

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天井を見上げると、ここにもイスラムのモスクを思わせる空間。
規則正しい緻密な模様は、モスクのデザインそのもの。

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だけど壁に描かれているのはキリストの十字架の貼り付けや最後の晩餐。

左側の壁一面には、壮大な絵があった。
上部は、天国を描いたもの。
中部には、天国行きか地獄行きかを裁かれるジャッジメントの光景。
そして下部にはおどろおどろしい地獄絵図。

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地獄の様子は、人が火に飲み込まれているものや悪魔のようなものに喰われていたり、腸をもぎ取られたり、鎌で胴体を切られたり。
よくここまでこだわって描いたなあと驚く。

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さっきのあのいいかげんな天使の絵と大違い。
この差はなんなんだろう。

ここはかなり圧倒されるので、エスファハーンに行かれたらぜひ立ち寄ってみて。

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イランはイスラム国家だけど、一応キリスト教は認められている。
ちなみにユダヤ教も認められている。

ただイスラム教徒が他宗教に改宗することは禁じられている。
イスラムの家庭に生まれたら一生イスラム教徒として生きなければならない。
そのことに窮屈さを感じているイラン人は多い。

そしてイクエとケンゾーがイラン入りして初日にたまたま出会ったバハーイ教の家族。
バハーイ教はイランでは認められておらず、宗教活動をすれば逮捕される。

日本にいたら宗教のことなんて考える機会はほとんどないけど、イランにいて何度もこう思う。

「憲法で『信教の自由』をうたっている日本って本当にすばらしいんだな。」

あたり前だけどあたり前じゃない。
イラン人に、憲法の「信教の自由」のことを説明しようとするけどうまく伝わらない。
伝わったとしてもかなりびっくりされる。

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ただの観光地でない場所にも足を運ぶ。
別の日、わたしたちはバスを乗り継いである場所へと向かった。

ここにあるのは無数に並ぶ人びとの写真。

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ゴレスターネ・ショハダー(殉教者の花園)と言われる場所。

1980年から8年間も続いたイラン・イラク戦争で命を亡くした人たちの共同墓地。
ゴレスターネ・ショハダーはここエスファハーンだけではなく、各都市にもある。

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家族や知り合いのお墓なのだろうか。
座り込んで祈る人たちの姿がある。

愛する人の墓地の前で、まるで愛する人と食卓を囲むように食事をする家族の姿も。

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イランではこういう弔いの仕方は普通のようだ。
そしてこの墓地を訪れる見ず知らずの人たちに、スープやお菓子を振る舞っていた。

外国人で、宗教も異なるイクエとケンゾーにも袋に入ったビスケットを分けてくれた。

イラン・イラク戦争で命を落とした人は、両国あわせて100万人とも言われている。

東日本大震災では1万8500人を越える人が命を落とした。
この50倍以上の人が、天災ではなく、人間が起こした戦争で尊い命をなくした。

なんて戦争は愚かなんだろう。

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イラン・イラク戦争では志願して戦った一般民衆も多い。
実際、マシュハドでのホームステイ先のおじさんも少年兵として戦っていたし、ここでお世話になっているホーミーはイラクとの国境地帯のアヴァダンに当時暮らしていたので、幼い彼も銃を持ち戦っていた。

「その時は自分の故郷や家族を守りたい一心だった。」
「みずから、戦いたいと思った。」

彼らは当時のことをそう語る。

「だけど、あんな戦いはもう嫌だ。
 今だったら兵士を志願するなんて考えられない。」


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だから戦争は怖い。

だれだって平和が一番だと思っている。
戦場で誰かに憎しみを抱き、その相手の命を奪うなんて考えられない。

それが人間の正常な心理。
だけどそのあたり前の心理を、戦争は壊す。

戦争の中に身をさらしてしまったら、憎悪はふつふつとわき、相手の命を奪うことが正しいとさえ感じるようになる。

「正義のために戦った人たち」

彼らはそう言われる。

墓地には当時の指導者ホメイニと現在の最高指導者ハメネイの写真が大きく掲げられている。
2人の指導者が、ここに眠る人たちの死を称えているかのように。

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イランで出会った女の子が言っていた。

「今イラン政府は戦争で父や夫を亡くした家族に過剰な優遇措置を与えている。

闘って命を亡くした人たちに敬意を示さないといけないとは思っている。
でも、戦争で命を落とすのも、交通事故で命を落とすのも、病気で亡くなるのも、同じ命でしょう。
どうして、戦争で亡くなった人だけがここまで英雄視されるのか。

父親が戦死した子どもは、入学試験も受けずに好きな大学に無料で通える。
わたしのまわりにもそういう人たちがいる。
わたしはこれは不公平だと思う。」

ずっと、父の「正義の死」の恩恵を受け、まわりから感謝される。
優遇措置を受ける子どもは本当の意味で自立できないのを彼女は疑問視したのかもしれない。

イランに限らず、戦死した人たちへ向けられる言葉にこんな言葉がある。

「国のために犠牲になってくれた。
その人たちが戦い、命を落としたからこそ、今のこの国があり、わたしたちの今の生活がある。」


その言葉を聞くたびに、本当にそうなのだろうかと違和感を憶える。

本当にその人は命を捧げなければならなかったのだろうか。
その人たちがもし命を捧げずに生き続けていたとしたら、今のこの国や今の人びとの生活はなかったのだろうか。

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また別のイラン人にこう言われたことがある。

「アメリカは日本に原爆を落とした。
あれは戦争を終わらせるために正しい方法だったと日本人も思っているんだろう?」

彼の発言に驚いた。

原爆が落とされたことを正しかったなんて思う日本人はほとんどいないはずだ。

彼の発言を否定したら、彼はこう続けた。

「でも日本人はアメリカを憎んでいない。
アメリカ人を大嫌いなわけじゃないんだろう。
だったら『原爆を落とされたのは当然のこと、アメリカの攻撃は正しかった』って思ってるはずでしょ。
矛盾してるよ。
なんで原爆投下は正しくないと思っているのに、アメリカを好きでいられるのか。」

答えに困った。
なんとか説明を試みたけど、彼が納得するような説明はできなかった。

戦後のアメリカ政府の介入や、日本への政策がアメリカの思惑通りにうまくいったからなのかもしれない。
アメリカの戦略で、日本はアメリカを憎まずにすんだのかもしれない。

たとえそんな理由だとしても、それでも、日本人ってすごいなとわたしは思う。

憎んだところで何もならないということ、相手を許すということ、ただ未来の平和を望むということ。
それを知っているというのは、誇りにさえ思っていいことなのかもしれない。

相手を憎まず、戦争を憎む。

けれど、この場所では戦死を称えている。

ゴレスターネ・ショハダー。
殉教者の花園。

ここはイランのナショナリズムを鼓舞させる場所。

しかし、あまりにも悲し過ぎる場所だ。

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